| 【発明の名称】 |
光磁気ディスク記録再生装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】武井 忠之
【氏名】長田 直道
【氏名】山中 正剛
【氏名】加藤 賢
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| 【要約】 |
【課題】光ヘッドより照射されるレーザーによってディスクに信号を記録することが出来る光磁気ディスク記録再生装置に関する。
【解決手段】信号の記録領域である各バンドに設けられている試し書き領域に信号を記録再生することによって各バンドに適したレーザー出力値を求めるとともに各バンド毎に設定されたレーザー出力値をデータ記憶用メモリー14に記憶させ、ホスト機器から所定時間記録命令信号が出力されなかったとき、光ヘッド2が位置している使用バンドの試し書き領域にてレーザー出力値の再設定動作を行う。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 信号の記録領域が複数のバンドとして設けられている光磁気ディスクの一方の面側に配置された光ヘッドより照射されるレーザーと他方の面側に配置された磁気ヘッドより印加される磁界とによって該光磁気ディスクに信号を記録するように構成された光磁気ディスク記録再生装置において、各バンドに設けられている試し書き領域に信号を記録再生することによって各バンドに適したレーザー出力値を求めるとともに各バンド毎に設定されたレーザー出力値をデータ記憶用メモリーに記憶させ、ホスト機器から所定時間記録命令信号が出力されなかったとき、光ヘッドが位置する使用バンドの試し書き領域にてレーザー出力値の再設定動作を行うようにしたことを特徴とする光磁気ディスク記録再生装置。 【請求項2】 信号の記録領域が複数のバンドとして設けられている光磁気ディスクの一方の面側に配置された光ヘッドより照射されるレーザーと他方の面側に配置された磁気ヘッドより印加される磁界とによって該光磁気ディスクに信号を記録するように構成された光磁気ディスク記録再生装置において、各バンドに設けられている試し書き領域に信号を記録再生することによって各バンドに適したレーザー出力値を求めるとともに各バンド毎に設定されたレーザー出力値をデータ記憶用メモリーに記憶させ、ホスト機器から光磁気ディスクの回転停止命令信号が出力されたとき、光ヘッドが位置する使用バンドの試し書き領域にてレーザー出力値の再設定動作を行うようにしたことを特徴とする光磁気ディスク記録再生装置。 【請求項3】 再設定されたレーザー出力値をデータ記憶用メモリーに記憶されている使用バンドのレーザー出力値として記憶させるようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光磁気ディスク記録再生装置。 【請求項4】 再設定されたレーザー出力値とデータ記憶用メモリーに記憶されている使用バンドのレーザー出力値とを比較し、出力値が相違していたとき、再設定されたレーザー出力値をデータ記憶用メモリーに記憶させるようにしたことを特徴とする請求項3に記載の光磁気ディスク記録再生装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、光ヘッドより照射されるレーザーと磁気ヘッドより印加される磁界とによって光磁気ディスクに信号を記録するように構成された光磁気ディスク記録再生装置に関する。 【0002】 【従来の技術】レーザービーム等の放射エネルギーを光磁気ディスクに照射することにより局部的に温度を上昇させると磁気の保持力が減少し、この領域に作用する磁界の方向に対応して磁区が配列することを利用して信号の記録再生動作を行うように構成された光磁気ディスク記録再生装置が製品化されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】光磁気ディスク記録再生装置の中には、光磁気ディスクの記録領域を複数のバンドに分け、各バンド毎にディスクの回転速度制御を行うとともに信号の記録再生動作を行うようにしたものがある。斯かる装置は、信号の記録動作を行う前に各バンドに設けられている試し書き領域に信号を記録再生することによって各バンドの特性に適したレーザー出力値を設定し、その出力値をデータ記憶用メモリーに記憶させるように構成されている。そして、斯かる装置では、前記データ記憶用メモリーに記憶されているレーザー出力値に基づいてレーザー出力を設定し、そのレーザー出力によって信号の記録再生動作を行うように構成されている。 【0004】しかしながら、記録動作を中断させている状態にあるときにも光磁気ディスクを回転駆動させるスピンドルモーター等より発生する熱によって光磁気ディスクの温度が上昇し、その記録特性が変化するので、データ記憶用メモリーに記憶されているレーザー出力値が最適なレーザー出力ではなく、信号の記録特性が悪化するという問題が多く発生している。 【0005】本発明は、斯かる問題を解決した光磁気ディスク記録再生装置を提供しようとするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、信号の記録領域である各バンドに設けられている試し書き領域に信号を記録再生することによって各バンドに適したレーザー出力値を求めるとともに各バンド毎に設定されたレーザー出力値をデータ記憶用メモリーに記憶させ、ホスト機器から所定時間記録命令信号が出力されなかったとき、光ヘッドが位置する使用バンドの試し書き領域にてレーザー出力値の再設定動作を行うように構成されている。 【0007】 【実施例】図1は本発明の光磁気ディスク記録再生装置の一実施例を示す図である。同図において、1は信号の記録領域が複数のバンドとして設けられている光磁気ディスクであり、光磁気ディスク記録再生装置に設けられている装着位置に装着されると図示しないターンテーブル上に載置され、該ターンテーブルによって回転駆動されるように構成されている。2は前記光磁気ディスク1の下方に配置されている光ヘッドであり、レーザー素子(図示せず)より照射されるレーザーを前記光磁気ディスク1に設けられている信号記録面に合焦させるとともに該信号記録面に設けられている信号トラックに追従させるべく作用する対物レンズAが組み込まれている。斯かる対物レンズAは、フォーカスコイル(図示せず)による変位力によって光磁気ディスク1の面方向に変位可能に設けられているとともにトラッキングコイル(図示せず)による変位力によって光磁気ディスク1の径方向に変位可能に設けられている。 【0008】3は前記光ヘッド2を支持するピックアップ支持部材であり、ピックアップ送り用モーター4によって前記光磁気ディスク1の径方向へ移動されるように構成されている。5は前記ピックアップ支持部材3上に載置されているとともに光ヘッド2に対して前記光磁気ディスク1の径方向への変位を可能に設けられている磁気ヘッドであり、磁気ヘッド用モーター6によって変位せしめられるように構成されている。 【0009】7は前記光ヘッド2に組み込まれている光検出器から得られるRF信号を増幅するとともに波形成形するRF信号増幅回路、8は前記RF信号増幅回路7を介して得られる信号に基づいて前記光ヘッド2より照射されるレーザーを光磁気ディスク1に設けられている信号面に合焦させるフォーカシング制御動作及び該レーザーを前記信号面の信号トラックに追従させるトラッキング制御動作を行う光ヘッド制御回路であり、フォーカスコイルを駆動制御するフォーカスサーボ回路及びトラッキングコイルを駆動制御するトラッキングサーボ回路が組み込まれている。 【0010】9は前記RF信号増幅回路7より出力される信号のデジタル信号処理を行うとともに各種信号の復調動作を行うデジタル信号処理回路、10は前記デジタル信号処理回路により復調された信号が入力されるとともに光磁気ディスク記録再生装置の動作を制御するシステム制御回路である。11は前記システム制御回路10によって動作が制御されるピックアップ送り用モーター駆動回路であり、前記ピックアップ送り用モーター4の回転動作を制御するように構成されている。12は前記システム制御回路10によって動作が制御される磁気ヘッド用モーター駆動回路であり、前記磁気ヘッド用モーター6の回転動作を制御するように構成されている。13はシステム制御回路10によって動作が制御されるとともに記録動作時記録信号を前記磁気ヘッド5に組み込まれているコイルに印加せしめる磁気ヘッド駆動回路である。 【0011】14は光磁気ディスク1に信号記録領域として設けられているバンド毎に設定されるレーザー出力値が各バンドに対応して記憶されるデータ記憶用メモリーであり、光磁気ディスク1が装置内に装着されたときに行われる各バンドにおけるレーザー出力値の設定動作に基づいて設定される値が各バンドに対応して記憶されるように構成されている。また、光磁気ディスク記録再生装置は、ホスト機器として接続されるコンピューター装置によって動作が制御されるように構成されている。 【0012】以上に説明したように本発明に係る光磁気ディスク記録再生装置は構成されているが、次に動作について説明する。再生動作を行うための命令信号がホスト機器よりシステム制御回路10に入力されると、該システム制御回路10による制御動作が開始され、光磁気ディスク1に記録されている信号の再生動作が開始される。 【0013】再生動作時には磁界を発生する磁気ヘッド5は動作することはなく、光ヘッド2のみが動作することになるが、斯かる再生動作を行うためのレーザーの出力値は前もって設定されている。光磁気ディスク1に記録されている信号の再生動作は、光ヘッド2より照射されるレーザーを信号面に合焦させるフォーカシング制御動作及び信号トラックに追従させるトラッキング制御動作を光ヘッド制御回路8が行い、また、スピンドルモーター(図示せず)によるターンテーブルの回転駆動動作によって光磁気ディスク1を回転させることによって行われる。前記光ヘッド2によって読み出された信号は、RF信号増幅回路7に入力されて増幅されるとともに波形成形された後デジタル信号処理回路9に入力される。前記デジタル信号処理回路9に入力された信号は、各種のデジタル信号処理が行われるとともに各種の信号の復調動作が行われる。このようにして処理された信号は、出力回路(図示せず)を通して外部に設けられているコンピューター装置等に出力される。 【0014】このようにして再生動作は行われるが、光ヘッド2の光磁気ディスク1の径方向への変位動作は、ピックアップ送り用モーター駆動回路11によるピックアップ送り用モーター4の回転制御動作によって行われる。前記ピックアップ送り用モーター4の回転駆動制御動作は、光ヘッド2に組み込まれている対物レンズAの偏倚量を検出することによって行われるが、斯かる動作は周知であるので説明は省略する。前記ピックアップ送り用モーター4が回転すると、ピックアップ支持部材3が光磁気ディスク1の径方向へ移動せしめられるので、光ヘッド2及び磁気ヘッド5を移動させることが出来る。斯かる光ヘッド2及び磁気ヘッド5の移動動作は、記録動作時にも同様に行われる。 【0015】以上に説明したように本実施例における再生動作は行われるが、次に記録動作について説明する。光磁気ディスク1を装置内に装着すると、まず装着された光磁気ディスク1が記録可能なディスクであるか否かの判定動作が行われ、記録可能なディスクであると判定された場合には、各バンドの試し書き領域にて信号の記録再生動作を行って各バンドにおいて記録動作を行うために最適なレーザー出力の設定動作を行い、その設定されたレーザー出力値を各バンドに対応させてデータ記憶用メモリー14に記憶させる動作が行われる。 【0016】前述したレーザー出力の設定動作が行われた後に記録動作を行うための命令信号がコンピューター装置よりシステム制御回路10に対して出力されると、該システム制御回路10による記録動作を行うための制御動作が開始される。斯かる記録動作は、信号トラックに対して光ヘッド2より照射されるレーザーを合焦させる動作及び追従させる動作を行いながら磁気ヘッド5に記録信号を印加させることによって行われる。記録信号入力回路(図示せず)を通して記録信号が磁気ヘッド駆動回路13に入力され、該磁気ヘッド駆動回路13より出力される信号が前記磁気ヘッド5に印加されることによってデータ信号等の記録信号を光磁気ディスク1に記録することが出来る。斯かる記録動作によって信号を光磁気ディスク1に設けられている各バンドに記録することが出来るが、斯かる記録動作を行うためのレーザー出力の値は、データ記憶用メモリー14に記憶されているデータに基づいて設定される。 【0017】以上に説明したように本実施例における再生動作及び記録動作は行われるが、次に本発明の要旨について説明する。記録動作は各バンド毎に設定されているレーザー出力値に基づいて行われるが、コンピューター装置が他の処理業務を記録の途中において行う場合には、光磁気ディスク記録再生装置は記録動作を中断した状態になる。そして、斯かる状態において、光磁気ディスク1の回転駆動動作が行われたままになると、装置内の温度がスピンドルモーターの回転によって発生する熱等によって上昇し、光磁気ディスク1の温度も上昇することになる。その結果、光磁気ディスク1の記録特性が変化することになる。 【0018】斯かる状態、即ちコンピューター装置より記録のための命令信号が所定時間出力されなかった場合には、光ヘッド2が現在位置しているバンド、即ち記録のために使用している使用バンドに設けられている試し書き領域に信号を記録再生することによって現時点において最も適したレーザー出力値の設定動作を行う。斯かる設定動作によって得られたレーザー出力値をデータ記憶用メモリー14に記憶されている使用バンドに対応させて記憶させる。即ち、それまでデータ記憶用メモリー14に記憶されていたレーザー出力値を新しいレーザー出力値に変更する書き換え動作が行われる。 【0019】斯かるデータの書き換え動作が記録のための命令信号が所定時間コンピューター装置より出力されない場合に行われるので、次に記録のための命令信号に基づいて開始される信号の記録動作は、新しく設定されたレーザー出力値によって行われるので、光磁気ディスク1への記録動作を最適な状態にて行うことが出来ることになる。 【0020】本実施例では、コンピューター装置より記録のための命令信号が所定時間出力されない場合にレーザー出力の新たな設定動作を行うようにしたが、光磁気ディスク1の回転を停止させる命令信号がコンピューター装置より出力された場合に行うようにすることも出来る。即ち、コンピューター装置より信号の記録動作を使用者の意志によって中断させるための停止命令信号が出力されたとき、光ヘッド2が現在位置しているバンド、即ち記録のために使用している使用バンドに設けられている試し書き領域に信号を記録再生することによって現時点において最も適したレーザー出力値の設定動作を行う。斯かる設定動作によって得られたレーザー出力値をデータ記憶用メモリー14に記憶されている使用バンドに対応させて記憶させた後、スピンドルモーターの回転停止動作を行う。斯かる動作を行うことによって、次に記録動作を行うための命令信号が出力された場合に最適なレーザー出力値によって記録動作を開始させることが出来る。 【0021】以上に説明したように光ヘッド1が位置するバンドの試し書き領域においてレーザー出力の設定動作を行ってその出力値をデータ記憶用メモリー14に記憶させるようにしたが、該データ記憶用メモリー14に記憶されている出力値と新たに設定された出力値との比較動作を行い、その出力値が相違したときのみ書き換え動作を行うように構成すれば、無駄な書き換え動作が行われないという利点がある。 【0022】 【発明の効果】本発明は、信号の記録領域である各バンドに設けられている試し書き領域に信号を記録再生することによって各バンドに適したレーザー出力値を求めるとともに各バンド毎に設定されたレーザー出力値をデータ記憶用メモリーに記憶させ、ホスト機器から所定時間記録命令信号が出力されなかったとき、光ヘッドが位置する使用バンドの試し書き領域にてレーザー出力値の再設定動作を行うようにしたので、温度上昇等によって光磁気ディスクの記録特性が変化しても記録動作を正確に行うことが出来る。 【0023】また、本発明は、信号の記録領域である各バンドに設けられている試し書き領域に信号を記録再生することによって各バンドに適したレーザー出力値を求めるとともに各バンド毎に設定されたレーザー出力値をデータ記憶用メモリーに記憶させ、ホスト機器から光磁気ディスクの回転停止命令信号が出力されたとき、光ヘッドが位置する使用バンドの試し書き領域にてレーザー出力値の再設定動作を行うようにしたので、記録動作を再開させる場合の記録動作を正確に行うことが出来る。 【0024】そして、本発明は、再設定されたレーザー出力値をデータ記憶用メモリーに記憶されている使用バンドのレーザー出力値として記憶させるようにしたので、該データ記憶用メモリーには、常に最新のデータが記憶されることになる。 【0025】また、本発明は、再設定されたレーザー出力値とデータ記憶用メモリーに記憶されている使用バンドのレーザー出力値とを比較し、出力値が相違していたとき、再設定されたレーザー出力値をデータ記憶用メモリーに記憶させるようにしたので、無駄な書き換え動作を防止することが出来る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001889 【氏名又は名称】三洋電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年8月11日(2000.8.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100111383 【弁理士】 【氏名又は名称】芝野 正雅
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| 【公開番号】 |
特開2002−56535(P2002−56535A) |
| 【公開日】 |
平成14年2月22日(2002.2.22) |
| 【出願番号】 |
特願2000−244528(P2000−244528) |
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