| 【発明の名称】 |
音声記録再生装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】高家 浩
【氏名】古渡 修
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| 【要約】 |
【課題】音声ファイルの消去や変更を、該音声ファイルの所有者であるユーザ自身が安全に管理することができる音声記録再生装置を提供する。
【解決手段】フラッシュメモリカード8に記録されている音声ファイルに対する消去操作、上書記録操作、挿入記録操作、またはヘッダ情報変更操作があった場合には、該音声ファイルのヘッダ部に記録されたユーザIDを読み出すと共に、この音声記録再生装置のシステム制御部6が備えるメモリに記録されたユーザIDを読み出してこれらを比較し、一致した場合にのみこれらの操作に係る実行動作を許可し、一致しない場合にはその実行動作を禁止すると共に操作が禁止されている旨を表示部9およびスピーカ14により警告するようにした音声記録再生装置。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ID情報が記録されているメモリを有する音声記録再生装置であって、音声ファイルを記録しておく記録媒体と、上記音声ファイルのヘッダ部に記録されたID情報を読み出す読出手段と、上記メモリに記録されているID情報と、上記音声ファイルのID情報とを比較する比較手段と、上記メモリに記録されているID情報と、上記音声ファイルのID情報とが異なる場合には、上記音声ファイルの変更操作を禁止する禁止手段と、を具備することを特徴とする音声記録再生装置。 【請求項2】 上記ID情報は、ユーザを識別する情報と、音声記録再生装置の個体を識別する情報と、の少なくとも一方を含むものであることを特徴とする請求項1に記載の音声記録再生装置。 【請求項3】 上記禁止手段は、上記メモリに記録されているID情報と上記音声ファイルのID情報とが異なる場合には、上記音声ファイルに対する再生操作を許可する一方で、該音声ファイルに対する消去操作、上書記録操作、挿入記録操作、またはヘッダ情報変更操作の内の少なくとも1つを禁止するものであることを特徴とする請求項1に記載の音声記録再生装置。 【請求項4】 上記音声ファイルに変更操作が行われようとする際に、当該変更操作が上記禁止手段により禁止されている操作である場合には、その旨を警告する警告手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1に記載の音声記録再生装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、音声記録再生装置、より詳しくは、音声を音声ファイルとして記録しあるいは再生する音声記録再生装置に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、音声信号をデジタルデータに変換した後に、書き換え可能な固体メモリ等の記録媒体に記録しあるいは再生する、いわゆるデジタルレコーダなどの音声記録再生装置は、種々のものが提案されて実用化されている。 【0003】こうしたデジタルレコーダにおいては、書き換え可能な固体メモリを着脱自在となるように構成して用いられており、例えばパーソナルコンピュータ等に汎用的に利用されているメモリカードを使うことが考えられる。また、複数の機器間でのデータの授受や複数のユーザ間でのデータの授受を容易に行うことができるようにするために、圧縮された音声データに音声ファイル識別信号とファイル管理番号を有するインデックス情報領域を付加して1文字以上8文字以下のファイル名と3文字の拡張子とを有する音声ファイルを作成して、混同することなく明確にファイル管理を行うことができるようにする技術が提案されており、本出願人も、例えば特開平9−305464号公報に記載されているような技術を提案している。 【0004】また、上述したようなデジタルレコーダ等の音声記録再生装置は、再生時間や再生している音声ファイル名等を表示するための表示装置を備えていることが多く、こうした表示装置上に、インデックス情報を表示させることなく、管理番号の若い順に並べたファイル番号のみを表示するようになっている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述したようなファイル管理を行う場合には、混同することなく明確にファイル管理を行うことができるという利点はあるが、複数のユーザが使用するいわゆるマルチユーザ環境を十分に考慮したものとはなっていなかった。すなわち、例えば他のユーザにメモリカードを貸した場合には、音声ファイル作成者以外のユーザが、該メモリカード内の音声ファイルを消去したり、ヘッダ情報を変更したりする可能性が生じてしまうことになる。 【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、音声ファイルの消去や変更を、該音声ファイルの所有者であるユーザ自身が安全に管理することができる音声記録再生装置を提供することを目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、第1の発明による音声記録再生装置は、ID情報が記録されているメモリを有する音声記録再生装置であって、音声ファイルを記録しておく記録媒体と、上記音声ファイルのヘッダ部に記録されたID情報を読み出す読出手段と、上記メモリに記録されているID情報と上記音声ファイルのID情報とを比較する比較手段と、上記メモリに記録されているID情報と上記音声ファイルのID情報とが異なる場合には上記音声ファイルの変更操作を禁止する禁止手段と、を備えたものである。 【0008】また、第2の発明による音声記録再生装置は、上記第1の発明による音声記録再生装置において、上記ID情報が、ユーザを識別する情報と、音声記録再生装置の個体を識別する情報と、の少なくとも一方を含むものである。 【0009】さらに、第3の発明による音声記録再生装置は、上記第1の発明による音声記録再生装置において、上記禁止手段が、上記メモリに記録されているID情報と上記音声ファイルのID情報とが異なる場合には、上記音声ファイルに対する再生操作を許可する一方で、該音声ファイルに対する消去操作、上書記録操作、挿入記録操作、またはヘッダ情報変更操作の内の少なくとも1つを禁止するものである。 【0010】第4の発明による音声記録再生装置は、上記第1の発明による音声記録再生装置において、上記音声ファイルに変更操作が行われようとする際に、当該変更操作が上記禁止手段により禁止されている操作である場合には、その旨を警告する警告手段をさらに備えたものである。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1から図14は本発明の一実施形態を示したものであり、図2は音声記録再生装置の外観を示す斜視図、図3から図6は音声記録再生装置上に配置された各種操作ボタン並びにスイッチ類のレイアウトを表す正面図、右側面図、左側面図、平面図である。 【0012】この音声記録再生装置21は、音声記録装置と音声再生装置を兼ねたものとなっていて、図示のように、手でホールドし易い外形に形成されており、正面ほぼ中央部には各種の情報を視認可能に表示するLCD9aが、このLCD9aのやや下側には後述するスピーカ14を内蔵するスピーカ部14aが、上記LCD9aの上側近傍には後述する消去指示ボタンERASEに対応する消去指示ボタン22が、上記LCD9aの右側近傍には上から下に向かって順に後述するアップボタンUP、ダウンボタンDOWN、メニューボタンMENUにそれぞれ対応するアップ/セットボタン23、ダウン/セレクトボタン24、メニューボタン25がそれぞれ設けられている。 【0013】また、この音声記録再生装置21の右側面には、図4に示すように、上から下に向かって順に、後述する録音ボタンREC、停止ボタンSTOP、再生ボタンPLAY、早戻しボタンREW、早送りボタンFFに対応する録音ボタン26、停止ボタン27、再生ボタン28、早戻しボタン29、早送りボタン30がそれぞれ設けられている。 【0014】さらに、この音声記録再生装置21の左側面には、図5に示すように、上から下に向かって順に、後述する音声起動録音モード設定スイッチVCVA、符号化モード切換スイッチRATE、ホールドモード設定スイッチHOLDに対応する音声起動録音モード設定ボタン32、符号化モード切換ボタン33、ホールドモード設定ボタン34と、後述する記録媒体たるフラッシュメモリカード8を抜脱するためのイジェクトボタン35と、外部の直流電源からの入力を行うDC−IN36とが設けられており、さらに、上記イジェクトボタン35により開閉してフラッシュメモリカード8を挿脱するための蓋部材31の一部が見えている。 【0015】そして、この音声記録再生装置21の上面には、図6に示すように、後述するIマークボタンIに対応するIマークボタン37と、該音声記録再生装置21が録音状態にあることを発光して示すLED38と、イヤホンジャック39と、外部マイク等を接続するためのマイク/リモートジャック40と、後述するマイク1が内蔵されたマイク部1aとが設けられている。 【0016】こうして図示のように構成された音声記録再生装置21は、小型で携帯性に優れているのに加えて手になじみやすく操作性の優れたものとなっている。 【0017】次に図1は上記音声記録再生装置21の構成を示すブロック図である。 【0018】この音声記録再生装置21は、音声を電気信号に変換するマイクロホン1と、このマイクロホン1から得られるアナログ信号を増幅する増幅器(AMP)2と、この増幅器2の出力の内の低周波側の所定帯域の信号のみを通過させる低域通過フィルタ(LPF)3と、この低域通過フィルタ3の出力をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル(A/D)変換器4と、録音動作時に音声を圧縮するとともに再生動作時に音声を伸長するデジタル信号処理部(DSP)5と、後述する複数の操作ボタンおよびスイッチの操作に応じて上記デジタル信号処理部5および後述するメモリカード制御部7とフラッシュメモリカード8の動作の制御を含むシステム全体の制御を行う比較手段であり禁止手段たるシステム制御部6と、このシステム制御部6から適当なアドレス信号が与えられることにより後述するフラッシュメモリカード8を制御するものであり、上記デジタル信号処理部5からシステム制御部6を介して供給された音声データを所定のフォーマットに基づいて記録し、あるいは記録されているデータを読み出して上記システム制御部6を介してデジタル信号処理部5に供給する読出手段たるメモリカード制御部7と、このメモリカード制御部7に接続されていて該音声記録再生装置21に着脱自在な例えば半導体メモリでなる記録媒体たるフラッシュメモリカード8と、上記デジタル信号処理部5で伸長された読み出しデータをアナログ信号に変換するデジタル/アナログ(D/A)変換器11と、このデジタル/アナログ変換器11の出力の内の不要な周波数帯域をカットするバンドパスフィルタ(BPF)12と、このバンドパスフィルタ12の出力を増幅する増幅器(AMP)13と、この増幅器13から出力された電気信号を音声信号として出力するとともにアラーム等も出力する警告手段たるスピーカ14と、上記システム制御部6の制御により動作モードやファイル番号などの各種情報を表示するとともに警告表示も行う警告手段たる表示部9と、上記システム制御部6の制御によりこの音声記録再生装置21に電源を供給する電源部10と、上記システム制御部6に接続されているボタンやスイッチ等でなる操作部15とを備えてなる。 【0019】また、上記操作部15は、録音開始を指示するための録音ボタンREC、録音,再生等を停止させるための停止ボタンSTOP、再生開始を指示するための再生ボタンPLAY、録音位置や再生位置を戻すための早戻しボタンREW、録音位置や再生位置を早送りするための早送りボタンFF、各種オプションメニューを選択する際に使用されるメニューボタンMENU、アップボタンUP、ダウンボタンDOWN、記録された音声情報を消去する際に用いる消去指示ボタンERASE、頭出し信号として指示用インデックスマークであるインストラクションマークを記録するためのIマークボタンIの各ボタンと、録音時に無音部分をカットして有音部分のみを記録媒体に記録する音声起動録音モード設定スイッチVCVA、音声データの圧縮方式とビットレートを切り換えるための符号化モード切換スイッチRATE、未使用時に不用意にボタンが操作されないようにするホールドモード設定スイッチHOLDの各切換スイッチとを有して構成されている。 【0020】さらに、上記システム制御部6は、この音声記録再生装置21に係るID情報であるユーザIDを記録するためのメモリを有しており、ユーザが上記操作部15のボタンを操作することにより、設定可能となっている。 【0021】次に、このような構成の音声記録再生装置21の動作を説明する。図7はシステム制御部6の動作を示すフローチャートである。 【0022】電源部10から電源がシステム制御部6に供給されると、該システム制御部6はこの図7に示すような動作を開始する。 【0023】すなわち、まず、システム制御部6の外部条件や内部の記憶部の初期設定を行い、表示部9への表示を行う(ステップS1)。 【0024】初期設定を完了した後に、この音声記録再生装置21を停止状態にして(ステップS2)、着脱自在のフラッシュメモリカード8が装着されているかどうかを検出する(ステップS3)。 【0025】もしフラッシュメモリカード8が装着されていない場合には上記ステップS2に戻り、一方、装着されている場合には、その中に記録されているファイルの情報を読んで(ステップS4)、有効な音声ファイルのみをカウントして表示部9にその数を表示する(ステップS5)。 【0026】このとき、ファイルが有効ファイルであると判断されるためには、次の3つの条件を全て満たさなければならない。 1.ファイル名の拡張子がdssであること。 2.ファイルのインデックス情報が記録されているインデックス情報記録部の所定の位置にdssというファイル識別信号が書き込まれていること。 3.上記インデックス情報記録部の所定の位置にファイル管理番号として0001から9999までの数値が書き込まれていること。 【0027】なお、ここではファイル名の拡張子やファイル識別信号をdssとしているが、ddsであっても構わない。さらに、これらdssやddsは、アスキーコードで記述されていれば、汎用性があってよい。 【0028】ここで、上記3つの条件を判断する動作について図8を参照して説明する。図8はフラッシュメモリカード8のファイル情報を取得するときの動作を示すフローチャートである。 【0029】この動作が開始されると、まず、有効ファイル数に0をセットし(ステップS21)、有効ファイル情報テーブルを初期化する(ステップS22)。 【0030】次に、フラッシュメモリカード8内のファイルの検索を行い(ステップS23)、ファイルが存在するか否かを判断して(ステップS24)、ファイルが存在しない場合にはそのまま終了する。 【0031】また、ファイルが存在する場合には、そのファイルの拡張子がdssであるか否かを判断し(ステップS25)、dssである場合にはさらにファイル識別信号の検出を行う(ステップS26)。 【0032】そして、検出した識別信号がdssであるか否かを判断し(ステップS27)、dssである場合にはファイル管理番号の検出を行う(ステップS28)。 【0033】続いて、検出したファイル管理番号が0001〜9999の範囲内の数値であるかを判断して(ステップS29)、その範囲内である場合には有効ファイル情報テーブルにファイル番号をセットして(ステップS30)上記ステップS23に戻る。 【0034】また、上記ステップS25において拡張子がdssでない場合、上記ステップS27において識別信号がdssでない場合、または上記ステップS29においてファイル管理番号が0001〜9999の範囲内の数値でない場合には、何れも上記ステップS23に戻る。 【0035】このようにして、ファイルが有効ファイルであるか否かを判断するようになっている。 【0036】次に、インデックス情報領域にはどのような情報が記録されているかを、図9を参照して説明する。図9はフラッシュメモリカード8内に記録される情報の内訳を概念的に示す図である。 【0037】図示のように、フラッシュメモリカード8内の記録領域は、例えば512バイトの記憶容量が確保されているインデックス情報領域と、音声データが記録される音声データ領域とに大別される。 【0038】これらの内のインデックス情報領域は、さらに、システムバージョン番号、ファイル識別信号、ファイル管理番号、ユーザIDコード、録音開始日時、録音終了日時、録音時間、優先度レベル、転送済みフラグ、誤消去防止フラグ、IマークアドレスNo.1〜No.16、予備領域などに分別される。 【0039】さて、図7のシステム制御部6の動作に戻ると、上記ステップS5において有効ファイルの情報を表示部9に表示した後に、操作部15内の操作ボタンの何れかが押されたか否かを検出する(ステップS6)。 【0040】ここで何れの操作ボタンも押されていない場合には上記ステップS2に戻り、何れかの操作ボタンが押されたことを検出した場合には、次にホールドモード設定スイッチHOLDがオンであるかどうかを検出する(ステップS7)。 【0041】ここでホールドモード設定スイッチHOLDがオンである場合には上記ステップS2に戻り、一方、オフである場合には、まず、操作されたのが録音ボタンRECであるか否かを検出して(ステップS8)、録音ボタンRECが押されていた場合には、デジタル信号処理部5を制御してA/D変換器4から入力される音声情報を圧縮し、メモリカード制御部7へデータを送出してフラッシュメモリカード8に記録する録音処理に入る(ステップS9)。 【0042】この録音処理については、図10および図11のフローチャートを参照して、詳細に説明する。図10は録音処理の動作の一部を示すフローチャート、図11は録音処理の動作の他の一部を示すフローチャートである。 【0043】この録音処理が開始されると、まず、新規録音であるか否かが判定されて(ステップS31)、新規録音でない場合には指定ファイルをオープンする(ステップS32)。 【0044】また、上記ステップS31において新規録音であると判断された場合には、フラッシュメモリカード8内のファイル情報から新しいファイル管理番号を取得し(ステップS33)、ユーザIDコードとファイル管理番号の組み合わせで新規ファイル名を作成し(ステップS34)、識別信号(dss)をインデックス情報領域に記録する(ステップS35)。 【0045】この新規に録音が開始されて新しい音声ファイルが作られる場合の特徴は、まず、既にメモリ内に存在するファイルの管理番号と重複しない番号が選ばれて(通常0001から9999まで順番に選択され、9999の次は再び0001に戻る)、その番号がファイルのインデックス情報領域の所定の場所に記録されることである。 【0046】さらに本実施形態では、上記メニューボタンMENUによるオプションメニューの選択によって、4桁のユーザIDコード(通常、アルファベット4文字の名前)を設定することができるようになっているために、このユーザIDコードも、上記インデックス情報領域の所定の場所に記録されるようになっている。 【0047】そして、上記4文字のユーザIDコードと4桁のファイル管理番号から8文字のファイル名を作成し、そのファイル名にdssという3文字の拡張子が付加されることになる。 【0048】上記ステップS32またはステップS35が終了したら、記録位置の読み込みを行い(ステップS36)、音声データの圧縮方式とビットレートが異なる2つの符号化方式A,Bを切り換えるための符号化モード切換スイッチRATEがオンであるか否かを判断する(ステップS37)。 【0049】オンである場合には符号化方式Aを選択し(ステップS38)、オフである場合には符号化方式Bを選択する(ステップS39)。 【0050】そして、音声起動録音モード設定スイッチVCVAがオンであるか否かを判断し(ステップS40)、オンである場合にはデジタル信号処理部5へエネルギー計算命令を出力する(ステップS41)。 【0051】続いて、このデジタル信号処理部5からエネルギー値を入力し(ステップS42)、そのエネルギーを閾値と比較して(ステップS43)、エネルギーが閾値以下である場合には上記ステップS37へ戻り、エネルギーが閾値よりも大きい場合、または上記ステップS40において音声起動録音モード設定スイッチVCVAがオフである場合には、デジタル信号処理部5へ符号化開始命令を出力する(ステップS44)。 【0052】その後、デジタル信号処理部5から音声データブロックを入力し(ステップS45)、メモリカード制御部7へ音声データブロックを出力し(ステップS46)、記録位置を更新して(ステップS47)、停止ボタンSTOPが操作されたか否かを判断する(ステップS48)。 【0053】停止ボタンSTOPが操作されていない場合には上記ステップS37へ戻って、この録音動作を継続して行い、一方、停止ボタンSTOPが操作された場合には、デジタル信号処理部5へ符号化停止命令を送出する(ステップS49)。 【0054】そして、インデックス情報を更新して(ステップS50)、ファイルをクローズして(ステップS51)、終了する。 【0055】再び上記図7のシステム制御部の動作の説明に戻って、上記ステップS8において操作されたのが録音ボタンRECでないと判断された場合には、次に再生ボタンPLAYが押されたか否かを検出する(ステップS10)。ここで再生ボタンPLAYが押されている場合には、フラッシュメモリカード8の記録データをメモリカード制御部7を介して読み出して、デジタル信号処理部5に送って伸長処理を行い、D/A変換器11に音声情報を送る再生処理に入る(ステップS11)。 【0056】また、上記ステップS10において操作されたのが再生ボタンPLAYでないと判断されたときは、早送りボタンFFが操作されたか否かを検出する(ステップS12)。ここで早送りボタンFFが押されている場合には、動作位置を適当な速度(例えば、再生時の100倍の速度)で順次早送りする早送り処理に入る(ステップS13)。 【0057】上記ステップS12において操作されたのが早送りボタンFFでないと判断されたときは、早戻しボタンREWが操作されたか否かを検出する(ステップS14)。ここで早戻しボタンREWが押されている場合には、上記早送りの場合とは逆の方向に同様の速度で動作位置を順次移動させる早戻し処理に入る(ステップS15)。 【0058】上記ステップS14において操作されたのが早戻しボタンREWでないと判断されたときは、消去指示ボタンERASEが操作されたか否かを検出する(ステップS16)。ここで消去指示ボタンERASEが押されている場合には、表示部9に現在表示されているファイル番号に該当するファイルを消去する消去処理に入る(ステップS17)。 【0059】この消去処理については、図12のフローチャートを参照して、詳細に説明する。図12は消去処理の動作を示すフローチャートである。 【0060】この消去処理が開始されると、消去対象となっている音声ファイルのインデックス情報領域からID情報たるユーザIDコードを取得するとともに(ステップS61)、この音声記録再生装置21に設定されているID情報たるユーザIDを取得して(ステップS62)、これら2つのユーザIDが一致するか否かを判断する(ステップS63)。 【0061】ここで、ユーザIDが一致する場合には、上記フラッシュメモリカード8に記録されている音声ファイルを消去してから(ステップS64)、一方、ユーザIDが一致しない場合には、音声記録再生装置21の表示部9に消去不可能である旨を表示すると共に、上記スピーカ14等からアラームを出力することにより警告を行ってから(ステップS65)、この消去処理を終了する。 【0062】再び上記図7のシステム制御部の動作の説明に戻って、上記ステップS16において操作されたのが消去指示ボタンERASEでないと判断されたときは、オプションメニュー選択ボタンMENUが操作されたか否かを検出する(ステップS18)。ここでオプションメニュー選択ボタンMENUが押されている場合には、アップボタンUPとダウンボタンDOWNの指示に基づいて、各種のオプションを設定するメニュー切替処理に入る(ステップS19)。 【0063】具体的にはこのオプションメニューにより、誤消去防止フラグの設定、転送済みフラグの設定、優先度レベルの設定や、その他にも、マイク感度の設定、ユーザIDコードの設定、時計の設定などが可能になっている。なお、オプションメニュー選択ボタンMENUを押さない状態で、上記UP/DOWNボタンが直接操作された場合には、再生音量を調節するためのボリュームとして動作するようになっている。 【0064】このメニュー切替処理については、図13のフローチャートを参照して、詳細に説明する。図13はメニュー切替処理の動作の一例を示すフローチャートである。 【0065】このメニュー切替処理が開始されると、ユーザが上記アップボタンUPとダウンボタンDOUWNを操作してメニューの変更を行うことにより、インデックス情報を変更する「優先度レベル」、「転送済みフラグ」、「誤消去防止フラグ」等の項目が選択される(ステップS71)。 【0066】そして、これらのメニューについて、実際に項目を変更するための入力操作が行われたか否かを判断し(ステップS72)、入力操作が行われた場合には、変更対象となっている音声ファイルのインデックス情報領域からユーザIDコードを取得するとともに(ステップS73)、この音声記録再生装置21に設定されているユーザIDを取得して(ステップS74)、これら2つのユーザIDが一致するか否かを判断する(ステップS75)。 【0067】ここでユーザIDが一致する場合には、上記フラッシュメモリカード8に記録されている音声ファイルのインデックス情報をその操作に応じて変更する(ステップS76)。 【0068】また、上記ステップS75において、比較したユーザIDが一致しない場合には、音声記録再生装置21の表示部9に当該音声ファイルを変更することが不可能である旨を表示すると共に、上記スピーカ14等からアラームを出力することにより警告を行う(ステップS77)。 【0069】こうして、上記ステップS76またはステップS77が終了するか、あるいは上記ステップS72において、ユーザからの変更の入力がない場合には、このメニュー切替処理を終了する。 【0070】また、上記ステップS19におけるメニュー切替処理の詳細の他の例について、図14を参照して説明する。図14は上記ステップS19におけるメニュー切替処理の動作の他の例を示すフローチャートである。 【0071】このメニュー切替処理の動作が開始されると、現在選択されている音声ファイルのインデックス情報領域からユーザIDコードを取得するとともに(ステップS81)、この音声記録再生装置21に設定されているユーザIDを取得して(ステップS82)、これら2つのユーザIDが一致するか否かを判断する(ステップS83)。 【0072】ここでユーザIDが一致する場合には、メニュー切替処理において、「優先度レベル」、「転送済みフラグ」、「誤消去防止フラグ」等の音声ファイルのインデックス情報を変更するメニューを表示する。(ステップS84)。 【0073】一方、ユーザIDが一致しない場合には、メニュー切替処理において、上記「優先度レベル」、「転送済みフラグ」、「誤消去防止フラグ」等の音声ファイルのインデックス情報を変更するメニューを表示させることなくスキップさせる(ステップS85)。 【0074】その後に、操作に応じた処理を行うなどしてから、このメニュー切替処理を終了する。 【0075】再び上記図7のシステム制御部の動作の説明に戻って、上記ステップS9の録音処理、ステップS11の再生処理、ステップS13の早送り処理、ステップS15の早戻し処理において、停止ボタンSTOPが押されたり、フラッシュメモリカード8が抜脱されたり、現在位置がメモリの終端位置や先端位置に達した場合には、各処理から抜けて上記ステップS2の停止処理に戻るようになっている。 【0076】また、上記ステップS17の消去処理あるいはステップS19のメニュー切替処理が終了した場合、または上記ステップS18においてオプションメニュー選択ボタンMENUがオフである場合にも、上記ステップS2に戻るようになっている。 【0077】なお、上記図12の例では、音声ファイルの消去操作を必要に応じて禁止し、上記図13や図14の例では、インデックス情報の変更操作(ヘッダ情報変更操作)を必要に応じて禁止しているが、これらに限らず、音声ファイルの上書記録操作や挿入記録操作等も同様に禁止することが可能である。 【0078】さらに、上記ID情報としては、ユーザを識別する情報であっても良いし、あるいは音声記録再生装置の個体を識別する情報であっても構わない。これらの内の少なくとも一方を含めば良い。 【0079】このような実施形態によれば、ファイルに記録されているユーザIDと音声記録再生装置に設定されているユーザIDを照合して、一致するユーザ以外には、消去や変更の操作を許可しないようにしたために、他のユーザに不用意に消去や変更を行われることがなくなり、音声ファイルの所有者であるユーザ自身が安全に管理することが可能となる。 【0080】また、禁止されている操作については、メニュー表示を行わないようにすることで、ユーザが操作可能であると勘違いをして操作してしまう無駄がなくなり、操作性が向上する。 【0081】なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることは勿論である。 【0082】 【発明の効果】以上説明したように本発明の音声記録再生装置によれば、音声ファイルの消去や変更を、該音声ファイルの所有者であるユーザ自身が安全に管理することが可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000376 【氏名又は名称】オリンパス光学工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年1月16日(2001.1.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076233 【弁理士】 【氏名又は名称】伊藤 進
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| 【公開番号】 |
特開2002−215191(P2002−215191A) |
| 【公開日】 |
平成14年7月31日(2002.7.31) |
| 【出願番号】 |
特願2001−8152(P2001−8152) |
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