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【発明の名称】 優先通信システム、及び、優先通信方法
【発明者】 【氏名】若杉 和徳

【要約】 【課題】優先度が高い端末の不適正使用を確実に回避して、優先度が高いユーザーの優先性を確実に保証すること。

【解決手段】通話する2ユーザー6,7のうちの呼出し側のユーザー6の音声に対応する優先度に基づいて2ユーザー6,7の間の通信接続を行う。ユーザー依存の優先度による通信接続は、ユーザー6の任意の端末の使用を可能にし、且つ、他者の付勢・不適正使用を有効に回避することができる。このような通威信接続のために、交換機1に接続し交換機1から音声パケットを受け取ってその音声パケットに対応するユーザー6を識別する音声認識装置4と、ユーザー6に対応する優先度を規定するデータベース5とが設備されている。音声認識装置4とデータベース5は、加入者の全てに共同利用され、交換機1はデータベース5から優先度を通知されるるので、音声認識機能と優先度規定データベースを端末ごとに持つ必要がなく、優先度サービスの向上が可能である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】通話する2ユーザーのうちの呼出し側のユーザーの音声に対応する優先度に基づいて前記2ユーザーの間の通信接続を行う優先通信システム。
【請求項2】前記通信接続を行う交換機と、前記交換機に接続し前記交換機から前記音声パケットを受け取って前記音声パケットに対応するユーザーを識別する音声認識装置と、前記ユーザーに対応する優先度を規定するデータベースとを含み、前記交換機は前記データベースから前記優先度を通知される優先通信システム。
【請求項3】前記優先度は、前記2ユーザー間の通信が終了するまで一定に維持される請求項1の優先通信システム。
【請求項4】前記優先度は前記2ユーザーのうちの呼出され側の端末との関係で規定されているを含む請求項2の優先通信システム。
【請求項5】通話する2ユーザーのうちの呼出し側のユーザーの音声に対応して優先度を規定すること、前記優先度に基づいて前記2ユーザーの間の通信接続を行うこととを含む優先通信方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優先通信システム、及び、優先通信方法に関し、特に、優先度が発呼の度に設定される優先通信システム、及び、優先通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パケット交換で、パケットの優先処理を行うことはQoSの点で有効である。パケット優先処理は、端末に依存して行われている。このため、優先度が高い端末とそれを使用するユーザーの優先度とが無関係になることがあり、高い優先度を有するユーザーの優先性が犠牲になる。本来、優先度は端末を使用するユーザーに依存すべきである。
【0003】優先度が高い端末の不適正使用を確実に回避して、優先度が高いユーザーの優先性を確実に保証することが求められる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、優先度が高い端末の不適正使用を確実に回避して、優先度が高いユーザーの優先性を確実に保証することができる優先通信システム、及び、優先通信方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するための手段が、下記のように表現される。その表現中に現れる技術的事項には、括弧()つきで、番号、記号等が添記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複数・形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの実施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現されている技術的事項に付せられている参照番号、参照記号等に一致している。このような参照番号、参照記号は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このような対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈されることを意味しない。
【0006】本発明による優先通信システムは、通話する2ユーザー(6,7)のうちの呼出し側のユーザー(6)の音声に対応する優先度に基づいて2ユーザー(6,7)の間の通信接続を行う。ユーザー依存の優先度による通信接続は、ユーザー(6)の任意の端末の使用を可能にし、且つ、他者の付勢・不適正使用を有効に回避することができる。
【0007】このような通威信接続のために、その通信接続を行う交換機(1)と、交換機(1)に接続し交換機(1)から音声パケットを受け取ってその音声パケットに対応するユーザー(6)を識別する音声認識装置(4)と、ユーザー(6)に対応する優先度を規定するデータベース(5)とが設備されている。音声認識装置(4)とデータベース(5)は、加入者の全てに共同利用され、交換機(1)はデータベース(5)から優先度を通知されるるので、音声認識機能と優先度規定データベースを端末ごとに持つ必要がなく、優先度サービスの向上が可能である。優先度は、2ユーザー間の通信が終了するまで一定に維持されることが合理的であり、通話中の音声識別と優先度に関する交換機側の動作が必要ではない。優先度は、2ユーザー(6,7)のうちの呼出され側の端末との関係で規定されていることは重要である。
【0008】本発明による優先通信方法は、通話する2ユーザーのうちの呼出し側のユーザーの音声に対応して優先度を規定すること、優先度に基づいて2ユーザー(6,7)の間の通信接続を行うこととから構成されている。
【0009】
【発明の実施の形態】図に対応して、本発明による優先通信システムの実施の形態は、パケット交換機が、複数端末とともに設けられている。そのパケット交換機1は、図1に示されるように、LANのようなネットワーク2を介して、複数の音声通信端末3A〜3Fに接続している。音声通信端末3A〜3Fは、パケット交換機1とネットワーク2を介して互いに接続している。パケット交換機1は、音声認識装置4とデータベース5とに接続している。音声通信端末3A〜3Fは、ネットワーク2を介して音声パケット通信を行うことができる。
【0010】音声認識装置4は、パケット交換機1を介してネットワーク2から受け取る音声パケットを分析し、音声の主であるユーザーを特定することができ、その分析結果をパケット交換機1に伝達することができる。データベース5は、各ユーザー毎の優先度を求め、その優先度に関してパケット交換機1とデータのやり取りをすることができる。パケット交換機1は、データベース5から受け取る優先度情報に基づいて、音声パケットの優先づけを実行する。
【0011】図2は、本発明による優先通信方法の実施の形態を示している。あるユーザー6が音声通信端末3Aと音声通信端末3Dとを用いて他のユーザー7と通話するために、音声パケットが音声通信端末3Aからパケット交換機1に送信される(ステップS1)。その音声パケットを受信したパケット交換機1は、音声認識装置4に対してユーザー識別要求8を行う。
【0012】音声認識装置4は、その音声パケットを分析して、その音声パケットに固有であるユーザー6を特定して、そのユーザー識別結果9をパケット交換機1に通知する(ステップS2)。ユーザー識別結果9を受け取ったパケット交換機1は、データベース5にユーザー6の優先度についてユーザー優先度問い合わせ11を実行する。データベース5は、図3に示されるユーザー−優先度対応テーブル12を備えている。ユーザー−優先度対応テーブル12は、その優先度に関して、2ユーザーのうちの呼出され側の端末との関係で規定されている。
【0013】データベース5は、ユーザー−優先度対応テーブル12に基づいて、ユーザー6の優先度を求め、そのユーザー優先度13をパケット交換機1に通知する(ステップS3)。ユーザー優先度13を通知されたパケット交換機1は、音声通信端末3Aから受け取った音声パケットをユーザー優先度13に基づいて音声通信端末3Dに転送する(ステップS4)。パケット交換機1は、音声通信端末3Aと音声通信端末3Dとの間の音声パケット通信が終了するまで、ユーザー優先度13の優先度でそのパケット通信の交換を行う。
【0014】優先度が高く設定されているかどうかとは無縁に、高優先度を必要とする発呼側ユーザーは、任意の端末を使用して高優先度で相手側に通信接続することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明による優先通信システム、及び、優先通信方法は、端末に依存せずユーザーに依存して優先処理を行うので、ユーザーは端末によらずに確実にその優先性を保証され得る。他者による端末の不適正使用を確実に回避することができる。
【出願人】 【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
【出願日】 平成13年1月15日(2001.1.15)
【代理人】 【識別番号】100102864
【弁理士】
【氏名又は名称】工藤 実 (外1名)
【公開番号】 特開2002−215189(P2002−215189A)
【公開日】 平成14年7月31日(2002.7.31)
【出願番号】 特願2001−6572(P2001−6572)