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【発明の名称】 携帯機器
【発明者】 【氏名】山口 将雄

【要約】 【課題】ホールドモードの設定操作を容易にすると共に、部品点数を少なくしてコストを削減する。

【解決手段】L字形状のクリップ1は、摺動部17及び腕部11が夫々筐体の上面及び側面に沿って設けられる。摺動部17は上面を摺動自在に構成され、摺動部17を摺動させることによって、腕部11は筐体の切り欠き部24に収納可能である。クリップ1のクリップ溝53はホールドスイッチ41の設定釦62に係合しており、クリップ1を移動させることによって、ホールドスイッチ41の状態が変化する。即ち、クリップ1をホールドスイッチ41の操作釦と兼用しており、ホールドモードの設定操作が容易となると共に、部品点数が削減される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 所定の動作を指示するための操作釦と、この操作釦の操作を無効とするためのホールドスイッチと、機器本体に設けられたクリップ部材とを有し、上記クリップ部材が、上記ホールドスイッチを動作させるためのホールド釦を兼ねることを特徴とする携帯機器。
【請求項2】 上記クリップ部材は、上記機器本体に収納可能であることを特徴とする請求項1に記載の携帯機器。
【請求項3】 上記クリップ部材を上記機器本体に収納される方向に付勢する付勢手段を有することを特徴とする請求項2に記載の携帯機器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯機器に関し、より詳細には、クリップを備えるデジタル音声レコーダ、携帯型情報端末機器、携帯音楽プレーヤ等の携帯機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報端末装置や音声記録再生装置等においては、携帯可能な機器が普及している。記録媒体として半導体メモリを用いた装置も商品化されており、機器自体の小型・軽量化の進歩はめざましく、機器を衣服のポケット等に収納することができる程度に至っている。そして機器をポケット等に収納する際の便を考え、筆記具等に見られるクリップを備えるものも提案されている。
【0003】このような従来の携帯機器においては、クリップを用いてポケット内に保持収納する場合に、ユーザーが意図しない動作が行われてしまうことを防止するために、機器の操作釦の操作を無効とするモード(ホールドモード)にするためのホールド釦を備えているものがある。
【0004】例えば、特開平11−237932号公報においては、ホールドスイッチをオンにした状態では、録音ボタン・再生ボタン等の操作ボタンの操作を無効とすると共に液晶表示装置を消灯する半導体レコーダに関する技術が記載されている。
【0005】また、特開平10−133273号公報においては、クリップ本体が筐体に対して引き出し自在に設けられると共に、クリップの収納動作及び引き出し動作に連動してオン/オフする電源スイッチを、クリップの収納部に配置したコンパクトカメラに関する技術が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、機器を動作状態でポケット等に収納し、この状態で機器の動作を継続させることがある。このような場合には、ホールド釦の操作によってホールドモードに設定することが多い。しかしながら、機器の動作途中においてスライド式のホールド釦が使用者の意に反して動かされて、ホールドが解除されてしまうことがあるという問題点があった。
【0007】また、ホールド釦をスライド式で構成していることが多く、クリップを用いてポケット等に収納する操作と、ホールドモードを設定するための釦操作との2つの操作をスムーズ行うことは、比較的困難であるという問題点もあった。
【0008】ところで、クリップの機能上、クリップは機器本体から突出して構成される。このため、ホールド解除時に機器を操作する場合において、クリップが邪魔になって操作性が悪いという問題もあった。また、機器の操作時にクリップの突出部分はものに引っ掛かりやすく、クリップが損傷しやすいという問題もあった。
【0009】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、ホールド釦とクリップとを兼用することにより、ホールドモードの設定操作とポケットに収納する操作とを容易にすると共に、部品点数を少なくしてコストを削減することができる携帯機器を提供することを目的とする。
【0010】また、本発明は、機器の使用時に操作性を向上させ、破壊する可能性を低減し、使用者の意に反してホールド解除されることを防止することができる携帯機器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る携帯機器は、所定の動作を指示するための操作釦と、この操作釦の操作を無効とするためのホールドスイッチと、機器本体に設けられたクリップ部材とを有し、上記クリップ部材が、上記ホールドスイッチを動作させるためのホールド釦を兼ねることを特徴とする。
【0012】本発明において、ホールドスイッチは、操作釦の操作を無効とすることができる。クリップ部材は、ホールドスイッチを動作させるためのホールド釦を兼ねており、クリップ部材を利用するための操作によってホールドスイッチを動作させるための操作を同時に行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1乃至図3は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態に係る携帯機器の特にクリップ及びスライドスイッチを説明するための説明図、図2は図1の携帯機器の全体の構成を示す斜視図、図3は図1の携帯機器の要部を分解して示す要部分解斜視図である。本実施の形態は、小型軽量精密機器の代表である、いわゆる小型デジタルレコーダ等の携帯音声処理装置に適用した例を示している。
【0014】図2に示すように、当該デジタルレコーダは、その外形が縦長の略直方体の筐体(機器本体)10を有する。筐体10は図示しない内部構造物を正面側から覆う正面カバー2と、背面側から覆う背面カバー3とを備える。また、正面カバー2にはPLAY釦5、REC釦6、STOP釦7及び消去釦8が露出しており、正面カバー2の上方にはLCD4の表示部も配設されている。
【0015】更に、デジタルレコーダは、正面カバー2及び背面カバー3によって、スライド自在に挟持されたクリップ1を備える。本実施の形態においては、クリップ1は、デジタルレコーダの各種操作釦の操作の有効/無効を切換えるためのホールドスイッチの操作部(ホールド釦)としての機能も有する。従って、本実施の形態においては、ホールドモードを設定するためのホールド釦は筐体10の外部には設けられていない。
【0016】即ち、クリップ1は、図2の矢印A−B方向に摺動自在であり、例えば、クリップ1をB方向に移動させることにより機器をホールドモードにし、A方向に移動させることにより機器のホールドモードを解除することができるようになっている。
【0017】図1(a)及び図3は図2のデジタルレコーダの正面を下にして示したもので、図1(b)は図1(a)のC方向から見たものである。図3はクリップ1の取り付け部が配設される機器の一角部分について正面カバー2と背面カバー3とを分離して示したものである。上述したように、クリップ1は、正面カバー2及び背面カバー3によって挟持されている。
【0018】クリップ1は略L字形状を呈し、正面カバー2の切り欠き凹部27に取り付けられる摺動部17と、この摺動部17から機器の下方向に向けて延設した略短冊形状を呈する腕部11とが一体的に形成されてなる。なお、摺動部17の表面には滑り止め部9が形成されている。また、背面カバー2の上端には、摺動部17を略収納する切り欠き部28が形成されている。
【0019】腕部11は弾性部材で形成され、腕部11の先端部においては、外壁21,22側に弾性押圧される当接片13が形成される。腕部11及び当接片13に対向する位置の外壁21,22には、クリップ1を筐体10に収納する方向(図1乃至図3のA方向)に位置する状態で、腕部11を略収納する切り欠き部24及び当接片13を収納する切り欠き部25が形成されている。
【0020】カバー2,3は、当該デジタルレコーダに内蔵された基板26、基板26上に設けられた各素子40、後述するホールドスイッチ41及び半導体メモリ42等を正面側及び背面側(筐体10の前後方向)から覆う外装カバーである。クリップ1は、カバー2,3の上方の一方側に形成された切り欠き凹部27において、筐体10に摺動自在に取り付けられる。なお、図1のデジタルレコーダは、音声データ(音の情報一般を言い、音楽データも含む。)の記録、再生等の処理が可能であり、音声データを半導体メモリ42に記憶させることができるようになっている。
【0021】切り欠き凹部27に対向する位置、即ち、クリップ1の摺動部17の筐体10下方側の面には係合部51が形成されている。係合部51には、筐体10の前後方向に貫通し、A−B方向に長軸を有するクリップ長穴52が形成されている。また、係合部51の筐体10下方側の面には筐体10前後方向にクリップ溝53が形成されている。
【0022】一方、カバー2の一端の切り欠き凹部27近傍には筐体10の前後方向に立設されたボス61が形成されている。また、基板26端部にはホールドスイッチ41が配設されており、ホールドスイッチ41の設定釦62は、切り欠き凹部27に臨む位置に設けられている。設定釦62は、A−B方向に摺動自在であり、ホールドスイッチ41は、設定釦62のA−B方向の移動に応じて、例えばホールド解除モード又はホールドモードを設定するようになっている。
【0023】なお、設定釦62は、A−B方向の所定の2カ所で停止するようになっており、図1では符号62によってA方向の停止位置を示し、符号62′によってB方向の停止位置を示している。
【0024】クリップ1をカバー2に取り付ける場合には、係合部51のクリップ溝53を設定釦62に係合させ、ボス61をクリップ長穴52に挿入させるようになっている。更に、クリップ1を挟むようにカバー3を取り付ける。これにより、クリップ1は、カバー2,3に対してクリップ長穴52の長軸方向、即ち、A−B方向に摺動自在であり、クリップ1の摺動に応じて、設定釦62がA−B方向に移動して、モードを変化させるようになっている。
【0025】次に、このように構成された実施の形態の作用について説明する。
【0026】クリップ1は、正面カバー2に植設されているボス61が係合部51のクリップ長穴52に挿入され、ホールドスイッチ41の設定釦62がクリップ溝53に係合した状態で、正面カバー及び背面カバー2,3に摺動自在に挟持される。
【0027】これにより、クリップ1は、図2の矢印A−B方向に摺動自在である。なお、ホールドスイッチ41の設定釦62がA−B方向の2カ所において停止するようになっているので、クリップ溝53に係合した設定釦62の停止位置に応じて、クリップ1もA−B方向の2カ所で停止する。例えば、クリップ1は、腕部11を切り欠き部24に略収納した状態(図1の2点鎖線の状態)とボス61が所定の遊びを残してクリップ長穴52のA方向端部近傍に位置する状態(図1の実線の状態)との、2つの状態をとる位置で停止可能である。
【0028】いま、図2のデジタルレコーダを卓上で又は掌の上に載せた状態で、録音等についての操作を行うものとする。例えば、録音を開始するためにREC釦6を押すものとする。この場合には、この釦操作に先立って、釦操作を有効にするためにホールド解除モードにする。即ち、クリップ1をA方向に押し込む。
【0029】例えば、使用者は、クリップ1の腕部11を筐体10側に押圧する。クリップ1は、正面カバー2のボス61に移動方向が規定されて、腕部11を筐体10の切り欠き部24に略収納する方向に移動する。この移動に伴って、係合部51のクリップ溝53もA方向に移動し、設定釦62を図1の2点鎖線に示す釦62′の位置まで移動させる。クリップ1のA方向への移動は、摺動部17端部が切り欠き部28端部に当接するか、腕部11が切り欠き部24に当接するか、ボス61がクリップ長穴52のB方向端部に当接するか又は設定釦62′がA方向の停止位置に停止することによって停止する。
【0030】設定釦62′の停止位置は、ホールドスイッチ41にホールド解除モードを設定させるものである。これにより、使用者による各種釦操作が有効となる。この状態で使用者がREC釦6等を押すことによって、録音が開始される。ホールド解除モード時には、クリップ1は略筐体10と面一に収納され、殆ど突出していないので、操作の邪魔になることはなく、また、突出部分がものに引っ掛かってしまうこともない。
【0031】次に、録音状態において使用者がデジタルレコーダを服のポケットに収納し、この状態で録音を継続するものとする。この場合には、使用者は意に反してSTOP釦7等が押されてしまうことを防止するために、ホールドモードに設定する。
【0032】即ち、使用者は、滑り止め部9を利用してクリップ1をB方向に引き出す。そうすると、係合部51がB方向に移動し、設定釦62′をB方向側の釦62の位置まで移動させる。これにより、ホールドスイッチ41はホールドモードを設定する。
【0033】クリップ1のB方向への移動は、ボス61がクリップ長穴52のA方向端部に当接するか又は設定釦62がB方向の停止位置に停止することによって停止する。これにより、クリップ1の腕部11と筐体10との間に隙間が生じる。使用者は腕部11と筐体10との間に生じた隙間にポケットの布地を挟んだ状態で収納する。
【0034】この場合には、ホールドモードに設定されているので、意に反して釦操作が行われることはなく、録音を確実に行うことができる。また、腕部11と筐体10との隙間には衣服が挟まっていることから、クリップ1のA方向への移動は阻止されており、ホールドモードが意に反して解除されてしまうことはない。
【0035】このように、本実施の形態においては、クリップにホールドスイッチの操作部としての機能を与えており、クリップをスライドさせるという簡単な操作によって、クリップの引き出し及び収納を可能にすると共にホールドモードの設定/解除を可能にしており、操作性を著しく向上させることができる。
【0036】また、クリップとホールドスイッチの操作部とを兼用したので、部品点数を少なくしてコストを削減することもできる。また、クリップを略収納可能にしたので、クリップが破損してしまうことを防止することができ、また、使用者の意に反してホールド解除されることも防止することができる。
【0037】図4は本発明の第2の実施の形態を示す説明図である。図4において図1と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。本実施の形態はホールドスイッチ及びクリップの一部の構成が第1の実施の形態と異なる。図4(a),(b)は図4(a)の線C−Cでの断面図である。
【0038】本実施の形態はホールドスイッチとして設定釦が回転式のものを採用した例であり、また、クリップを一方向に付勢する付勢部材を付加することで、ホールドモードの設定を自動化することを可能にした例である。
【0039】図4において、図示しない内部構造物を正面側から覆う正面カバー70と背面側から覆う背面カバー71とは、図1の正面カバー2及び背面カバー3と略同様の構成である。正面カバー70には、後述するコイルバネ80を止める掛止部85が設けられている。
【0040】クリップ72は、図1のクリップ1と略同様の構成であり、係合部51に代えて係合部73を有する。クリップ72は、正面カバー70及び背面カバー71によって、スライド自在に挟持される。本実施の形態においては、クリップ72は、ホールドスイッチ81の操作部(ホールド釦)としての機能を有する。従って、本実施の形態においても、ホールドモードを設定するためのホールド釦は筐体の外部には設けられていない。
【0041】係合部73は、正面カバー70に対向する面にコイルバネ80を止める掛止部86が形成されている。コイルバネ80は掛止部85,86間に設けられて、クリップ72を図4のA方向に付勢することができるようになっている。
【0042】基板26の端部にはホールドスイッチ81が配設されている。ホールドスイッチ81は、軸83を中心に揺動する設定釦82の状態に応じて、ホールド解除モード又はホールドモードを設定するようになっている。設定釦82は、図示しない付勢部材によって図4の紙面の時計方向に付勢されており、図4の符号82で示す停止位置から符号82′で示す付勢力に抗した停止位置との間を揺動する。これにより、ホールドスイッチ81は、例えば、符号82に示す設定釦の状態(実線)でホールドモードに設定し、符号82′で示す設定釦の状態(2点鎖線)でホールド解除モードに設定するようになっている。
【0043】クリップ72は、A方向への移動によって所定の係合部74が設定釦82を反時計方向に押圧して設定釦82′の位置まで揺動させるようになっている。クリップ72がB方向に移動することで、設定釦82′は、時計方向に付勢されて、設定釦82の位置に復帰するようになっている。
【0044】次に、このように構成された実施の形態の作用について説明する。
【0045】いま、図4のデジタルレコーダを卓上で又は掌の上に載せた状態で、録音等についての操作を行うものとする。この場合には、使用者は特に操作を行う必要はない。クリップ72は、コイルバネ80によってA方向に付勢されており、クリップ72は、腕部11を切り欠き部24に略収納する位置に位置する。
【0046】この状態は、係合部73の所定部分が設定釦82を付勢力に抗して回転させて図4の2点鎖線に示す釦82′の位置まで移動させた状態である。なお、コイルバネ80によるクリップ72のA方向への移動は、摺動部17端部が切り欠き部28端部に当接するか、腕部11が切り欠き部24に当接するか、ボス61がクリップ長穴52のB方向端部に当接するか又は設定釦82′が回転停止位置に停止することによって停止する。
【0047】設定釦82′の停止位置は、ホールドスイッチ81にホールド解除モードを設定させるものである。即ち、使用者が特に操作を行わない場合には、コイルバネ80によって、自動的にホールド解除モードが設定されると共に、クリップ72が筐体と略面一に収納される。
【0048】次に、録音状態において使用者がデジタルレコーダを服のポケットに収納し、この状態で録音を継続するものとする。この場合には、使用者はコイルバネ80の付勢力に抗して、クリップ72をB方向に引き出す。そうすると、係合部73がB方向に移動し、設定釦82′は時計方向に回転して釦82の位置まで移動する。これにより、ホールドスイッチ81はホールドモードを設定する。
【0049】クリップ1のB方向への移動は、ボス61がクリップ長穴52のA方向端部に当接することによって停止する。この状態で使用者は、腕部11と筐体との間に生じた隙間にポケットの布地を挟んだ状態で収納する。クリップ72はコイルバネ80によってA方向に付勢されており、この付勢力によって、腕部11は筐体との隙間に衣服を挟んだ状態で筐体側に押圧される。これにより、クリップ72が衣服から抜け落ちることが防止される。また、衣服が挟まっていることから、コイルバネ80の付勢力によるクリップ72のA方向への移動は阻止され、ホールドモードが意に反して解除されてしまうことはない。
【0050】このように、本実施の形態においては、第1の実施の形態と同様の効果が得られると共に、ホールドモードの設定及びクリップ72の収納を自動化することができ、更に、クリップ力を増大させて、デジタルレコーダの抜け落ちを防止することができるという効果を有する。
【0051】[付記]
1.記憶媒体に対して音声データの記憶、再生等の処理が可能な携帯機器において、装置本体と、所定の動作を指示するための操作釦と、この操作釦の操作を無効とするためのホールドスイッチと、上記装置本体に対して出し入れ自在に設けられたクリップ部材とを有し、上記クリップ部材の上記装置本体への出し入れ動作に連動して、上記ホールドスイッチが作動することを特徴とする携帯機器。
【0052】2.上記クリップが上記装置本体に収納された収納状態と、上記装置本体から引き出された突出状態の切換えが行われたときに、上記ホールドスイッチのオン状態とオフ状態が切換わる付記項1に記載の携帯機器。
【0053】3.上記クリップが上記収納状態から上記突出状態への切換えが行われたときに、上記ホールドスイッチがオン状態になる付記項2に記載の携帯機器。
【0054】4.上記記憶媒体は、半導体メモリである付記項1に記載の携帯機器。
【0055】5.上記クリップ部材を上記装置本体に収納される方向に付勢する付勢手段を有する付記項1に記載の携帯機器。
【0056】6. 所定の動作を指示するための操作ボタンと、この操作ボタンの操作を無効とするためのホールドスイッチと、装置本体に対して出し入れ自在に設けられたクリップ部材と、上記クリップ部材を上記装置本体に収納される方向に付勢する付勢手段とを有し、上記クリップ部材が上記付勢手段の付勢力に抗して上記装置本体から引き出された際に、上記ホールドスイッチをオン状態させることを特徴とする携帯機器。
【0057】7. 装置本体の表面を形成する第1ケースと、上記装置本体の裏面を形成する第2ケースと、上記第1ケースと第2ケースに狭持されるクリップ部材と、上記第1ケースまたは第2ケースに保持された電気基板と、この電気基板に取り付けられたホールドスイッチとを有し、上記クリップ部材は、上記ホールドスイッチを動作させるホールドボタンを兼ねることを特徴とする携帯機器。
【0058】8. 上記クリップ部材は、上記装置本体に収納可能である付記項7に記載の携帯機器。
【0059】9. 上記クリップ部材にある溝が、上記ホールドスイッチを動かすことを特徴とする付記項7又は8のいずれか一方に記載の携帯機器。
【0060】10. 上記第1ケースまたは第2ケースと、上記クリック部材との間に取り付けられたコイルバネを有することを特徴とする付記項7乃至10のいずれか1つに記載の携帯機器。
【0061】11. 上記クリップ部材が、上記コイルバネにより上記装置本体の内側方向に付勢されていることを特徴とする付記項10に記載の携帯機器。
【0062】12. 上記クリップ部材の一端が当接することにより、上記ホールドスイッチを動かすことを特徴とする付記項7,8,10,11のいずれか1つに記載の携帯機器。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ホールド釦とクリップとを兼用することにより、ホールドモードの設定操作とポケットに収納する操作とを容易にすると共に、部品点数を少なくしてコストを削減することができ、また、機器の使用時に操作性を向上させ、破壊する可能性を低減し、使用者の意に反してホールド解除されることを防止することができるという効果を有する。
【出願人】 【識別番号】000000376
【氏名又は名称】オリンパス光学工業株式会社
【出願日】 平成12年12月11日(2000.12.11)
【代理人】 【識別番号】100076233
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 進
【公開番号】 特開2002−182692(P2002−182692A)
【公開日】 平成14年6月26日(2002.6.26)
【出願番号】 特願2000−376313(P2000−376313)