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【発明の名称】 車載音声認識用騒音低減装置のデータ配信システム、車載音声認識用騒音低減装置、及びサーバ
【発明者】 【氏名】浅野 利明

【要約】 【課題】製品の種類を増やすことなく、車種毎に適した騒音除去性能を実現することができる音声認識用騒音低減装置のデータ配信システムを提供すること。

【解決手段】予め係数データ計測システム9を用いて車載音声認識用騒音低減装置1が搭載可能な車両3の係数データを求めておいて、これをホストコンピュータ5に入力することによりフィルタ係数データベース4に蓄積しておく。そして、車両3に搭載された音声認識用騒音低減装置1からのデータ送信要求がホストコンピュータ5に送られてきたときに、ホストコンピュータ5は、フィルタ係数データベース4に格納されている対応する係数データを読み出し、データ送信要求を行った車両3の音声認識用騒音低減装置1に向けてこの読み出した係数データを配信する。音声認識用騒音低減装置1は、自車の騒音特性に適した係数データを受信して制御用フィルタのタップ係数を設定する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 車両に搭載される音声認識用騒音低減装置に含まれる制御用フィルタの車種毎の係数データを所定のネットワークを介して配信することを特徴とする車載音声認識用騒音低減装置のデータ配信システム。
【請求項2】 車両に搭載され、所定の係数データを入力することにより、この車両に適した特性に設定される制御用フィルタが含まれる音声認識用騒音低減装置と、前記制御用フィルタの係数データを複数の車両に対応させて保持する係数データベースと、車両からの要求信号に応じて、前記係数データベースに保持されている複数の車種に対応した係数データの中から送信要求のあった車両に対応するものを選択し、前記車両に向けて配信するサーバとを備えることを特徴とする車載音声認識装置用騒音低減装置のデータ配信システム。
【請求項3】 フィルタの係数データを設定する係数データ設定手段と、車両の車種情報を取得する車種情報取得手段と、サーバへ車両の車種情報を送信し、サーバからその車両に最適なフィルタの係数データを受信する通信手段と、該通信手段により取得したその車両の最適フィルタ係数データを前記係数データ設定手段により設定させる制御手段とを備えたことを特徴とする車載音声認識装置用騒音低減装置。
【請求項4】 複数の車両に対応して最適なフィルタの係数データを保持する係数データベースと、車両との通信を行う通信手段と、車両からの送信要求に応じて、前記係数データベースに保持されている複数の車種に対応した係数データの中からその車両に対応する係数データを読み出して、前記通信手段により車両へ送信させる制御手段とを備えたことを特徴とするサーバ。
【請求項5】 車両に搭載され、所定の係数データを入力することにより、この車両に適した特性に設定される制御用フィルタが含まれる音声認識用騒音低減装置と、前記制御用フィルタの係数データを複数の車両に対応させて保持する係数データベースと、該係数データベースから所望の車両に対応するフィルタの係数データを選択して記憶媒体に記憶するパーソナルコンピュータと、前記記憶媒体に記憶したフィルタの係数データを読み出し、前記音声認識用騒音低減装置の制御フィルタに係数データを設定する係数データ設定手段とを備えることを特徴とする車載音声認識用騒音低減装置のデータ配信システム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載音声認識装置用ノイズ低減装置のフィルタ係数配信システムに係り、特に、車載音声認識装置用ノイズ低減装置に含まれるフィルタの係数を車種に応じて配信する車載音声認識装置の配信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種機器の作動を音声により指示し、音声認識装置によりこれを認識して機器の作動制御を行うことが、パソコンを初めとして一般家庭用機器等の各種の分野で広く行われており、その研究開発が急速に進められている。このような音声により機器の作動を制御する分野の一つとして、各種の車両機器を音声により操作することが注目されている。即ち、車載機器の多くは運転者が操作する場合が多く、一方、運転者は安全運転のために、車載機器の操作に注意をそらせることは好ましくない。
【0003】近年の車載機器はオーディオ装置の高度化、ナビゲーション装置の機能の多様化等のため、これらの機器に対して各種の作動指示を行うことが多くなっている。この対策として、上記音声認識装置を用い、運転者は前方を注視したままで、例えばナビゲーション装置の近隣施設検索を音声で指示し、ナビゲーション装置では音声でこれに応える、というシステムが考えられており、一部実用化されている。
【0004】しかしながら、音声認識装置を上記のような車載機器の制御を行うために、車両に搭載すると、車内にはエンジン音、タイヤの走行音、車の風切り音、更にはオーディオ音や周囲の人の話し声等が混在し、このような騒音の中でマイクに向かって話した言葉に基づいて、操作指示の内容を認識することはきわめて困難である。したがって、広く研究開発が行われている音声認識の技術分野において、車載機器の操作指示のための音声認識は、最も困難な分野の一つということができる。このように騒音の多い環境下で音声認識を行うためには、マイクから入力される音声に混じって入ってくる騒音成分を取り除いて、できる限り使用者の音声のみを入力することが必要となる。
【0005】従来、車室内で音声認識装置を用いる場合、図6に示すように音声入力用のマイク31から入力される音声と騒音の信号をフィルタ33に入力し騒音成分を低減して音声認識装置32に音声信号のみを出力するようにしている。車種によって車室内の騒音の大きさ、騒音の周波数成分のスペクトラム、車室内の形状の違いによる音響特性等の違いがあり、車種毎にフィルタの係数Wを決定する必要がある。
【0006】図7は、従来のフィルタ係数算出装置の構成を示す図である。同図に示すフィルタ係数算出装置では、騒音のない車内環境で測定した模擬音声信号と所定速度で走行した時の騒音信号とを用いて、騒音低減装置のフィルタ係数を算出するものである。
【0007】同図において、40は模擬音声信号と騒音信号とを加算する加算器、41は入力される模擬音声信号を遅延させる遅延回路、42は加算器40から入力される模擬音声と騒音との合成信号から騒音を除去するキャンセル信号を形成するためのFIR(Finite Impulse response)からなる適応フィルタ、43はキャンセル後の音声信号を用いた最小二乗法や学習同定法により該適応フィルタ42を構成するフィルタ係数を更新する適応アルゴリズム、44は遅延回路41からの模擬音声信号と適応フィルタ42からのキャンセル信号とを加算する加算器である。適応フィルタ42は、遅延回路41からの信号d(n)と適応フィルタ42からの出力信号y(n)との誤差信号e(n)が零に近づくようにしてある。車両等の走行では騒音が車室内に発生するが、騒音は一定走行の場合には周期的で定常的である。前記適応アルゴリズム43には騒音に対して学習を行い適応フィルタ42のフィルタ係数Wを形成するようにしている。このようなフィルタ係数算出装置を用いて、予め各種車両で測定した走行時のサンプル音を入力し、車種毎に最適な適応フィルタ42のフィルタ係数を算出する。こうして算出されたフィルタ係数Wを、図6に示す音声認識用騒音低減装置のフィルタ33の係数として設定することにより、車種毎に最適な騒音低減を行うようにしている。つまり、予め音声認識装置を搭載する車種毎に最適な騒音低減フィルタ係数を算出しておき、その車種の騒音特性にあった騒音低減フィルタの係数を設定している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ある車種を用いて算出したフィルタ係数で固定化したフィルタを用いた騒音低減装置では、フィルタの特性が固定化されるため柔軟性がなく、このような騒音低減装置を用いた音声認識装置を騒音特性の異なる複数の車種に搭載すると、車種によっては騒音低減レベルが所望のレベルにならず、音声認識率が悪くなるという問題がある。また、全ての車種について、ある程度望ましいと思われるフィルタ係数を設定すると、それぞれの車種については最適な騒音低減を実現しているとはいえなくなる。
【0009】このため、搭載する車種毎に異なるフィルタ係数を設定するようにすることも考えられるが、現在販売されている車両の車種構成は多種多様であるため、それぞれに対応するフィルタ係数を設定して騒音低減を実現しようとすると製品(音声認識装置)の種類が増えて、製品管理上好ましくない。
【0010】また、音声認識装置に車種毎の最適フィルタ係数を記憶したメモリを設けておき、製品を車両に取り付けた後に、ユーザが車種を選択し、メモリからその車種に適したフィルタ係数を読み出して設定するようにすれば製品の種類が増えることは押さえられるが、この場合、予め、メモリにあらゆる車種のフィルタ係数を記憶しておかなければならない。しかし、将来発売される新しい車種については、予めフィルタ係数を算出して装置内のメモリに記憶しておくことができず、後に発売される車種にこの音声認識装置を搭載しても、その車種に適する騒音低減フィルタ係数を設定することができないという問題がある。
【0011】以上から本発明の目的は、製品の種類を増やすことなく、車種毎に適した音声認識のための騒音低減を実現することができる車載音声認識装置用騒音低減装置のデータ配信システムを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によれば、車両に搭載される音声認識用騒音低減装置に含まれる制御用フィルタの車種毎の係数データを所定のネットワークを介して配信する車載音声認識用騒音低減装置のデータ配信システムにより達成される。すなわち、以上のように構成すれば、音声認識用騒音低減装置の種類を増やすことなく、車種毎に最適な係数データを設定して最適な音声認識用騒音低減を実現することができる。
【0013】また、上記課題は本発明によれば、車両に搭載され、所定の係数データを入力することにより、この車両に適した特性に設定される制御用フィルタが含まれる音声認識用騒音低減装置と、前記制御用フィルタの係数データを複数の車両に対応させて保持する係数データベースと、車両からの要求信号に応じて、前記係数データベースに保持されている複数の車種に対応した係数データの中から送信要求のあった車両に対応するものを選択し、前記車両に向けて配信するサーバとを備える車載音声認識装置用騒音低減装置のデータ配信システムにより達成される。
【0014】また、上記課題は本発明によれば、フィルタの係数データを設定する係数データ設定手段と、車両の車種情報を取得する車種情報取得手段と、サーバへ車両の車種情報を送信し、サーバからその車両に最適なフィルタの係数データを受信する通信手段と、該通信手段より取得したその車両の最適フィルタ係数を前記係数データ設定手段により設定させる制御手段とを備えた車載音声認識装置用騒音低減装置により達成される。
【0015】また、上記課題は本発明によれば、複数の車両に対応して最適フィルタの係数データを保持する係数データベースと、車両との通信を行う通信手段と、車両からの送信要求に応じて、前記係数データベースに保持されている複数の車種に対応した係数データの中からその車両に対応するフィルタ係数データを読み出して、前記通信手段により車両へ送信させる制御手段とを備えたサーバ装置により達成される。すなわち、以上のように構成すれば、音声認識装置を車両に取り付けた後に制御用フィルタの係数データを設定することができるため、音声認識装置の製造時や販売時には係数データが設定されていない共通仕様のもの、または、全ての車種に対してある程度望ましいと思われる共通のフィルタ係数を設定した仕様のものを用意すればよい。
【0016】また、上記課題は本発明によれば、車両に搭載され、所定の係数データを入力することにより、この車両に適した特性に設定される制御用フィルタが含まれる音声認識用騒音低減装置と、前記制御用フィルタの係数データを複数の車両に対応させて保持する係数データベースと、該係数データベースから所望の車両に対応するフィルタの係数データを選択して記憶媒体に記憶するパーソナルコンピュータと、前記記憶媒体に記憶したフィルタの係数データを読み出し、前記音声認識用騒音低減装置の制御フィルタに係数データを設定する係数データ設定手段とを備える車載音声認識用騒音低減装置のデータ配信システムにより達成される。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の車載音声認識装置用騒音低減装置の係数データ配信システムの概略的な構成を示す図である。同図に示すデータ配信システムは、FIR(Finite Impulse Response)型のディジタルフィルタを有する音声認識用騒音低減装置(CNR装置)1と移動電話2とが搭載された車両3と、音声認識用騒音低減装置1が搭載可能な複数の車種のそれぞれに対応させて上記音声認識用騒音低減装置1のフィルタの係数を格納するフィルタ係数データベース4と、このフィルタ係数データベース4に格納された係数データを管理するとともに車両3からのデータ送信要求に応じて必要な係数データを読み出す係数データ配信装置としてのホストコンピュータ5と、車両3とホストコンピュータ5とを電話回線を介して必要に応じて接続する電話網6とを含んで構成されている。例えば、上述したホストコンピュータ5にはモデム7が接続されており、ホストコンピュータ5と電話網6との接続はこのモデム7につながった専用回線を介して行われる。また、車両3内の音声認識用騒音低減装置1と電話網6との接続は、車両3に備わった移動電話2と電話網6につながった送受信アンテナ8との間の無線回線を介して行われる。
【0018】また、上述したホストコンピュータ5には、蓄積したい係数データを実測結果に基づいて計算により求めるために必要な係数データ計測システム9が接続されている。この係数データ計測システム9は、実際に車両3を用いて、走行状態での騒音を測定したり、騒音の無い車内で模擬音声を測定したりするサンプル音計測装置10と、このサンプル音計測装置10の計測結果に基づいて、その車両に適した音声認識用騒音低減フィルタのタップ係数を計算により求める係数データ計算機11とにより構成されている。係数データ計算機11は、サンプル音計測装置10で計測した騒音サンプルと、騒音の無い車内環境で計測した模擬音声サンプルとを用いて、音声入力マイクで取得される音から騒音信号をできるだけ除去すると共に音声信号をできるだけ通過するフィルタの係数データを算出する。
【0019】本実施形態のデータ配信システムでは、予め係数データ計測システム9を用いて、音声認識用騒音低減装置1が搭載可能な車両3の係数データを求めておいて、これをホストコンピュータ5に入力することによりフィルタ係数データベース4に蓄積しておく。そして、車両3に搭載された音声認識用騒音低減装置1からのデータ送信要求がホストコンピュータ5に送られてきたときに、ホストコンピュータ5は、フィルタ係数データベース4に格納されている対応する係数データを読み出し、データ送信要求を行った車両3の音声認識用騒音低減装置1に向けてこの読み出した係数データを配信する。したがって、データ送信要求を行った音声認識用騒音低減装置1は、自車の騒音特性に適合したフィルタ係数を受信して、音声認識用騒音低減装置1に含まれるフィルタの係数を設定することができる。
【0020】図2は、各車両3に搭載される音声認識用騒音低減装置1の構成を示す図である。同図において、31は車内に取り付けられた音声入力用のマイク、21はマイク31から入力される信号に対して所定の等化処理を行うFIR型の制御用フィルタ、22は係数データを記憶するメモリ、23はユーザの各種キー入力を行ったり、各種操作画面を表示する操作/表示部、24は装置全体を制御する制御部であり、制御用フィルタ21に対するタップ係数の設定を行ったり、移動電話2を制御して外部のホストコンピュータ5との通信を行ったりするものである。32は音声認識装置であり、制御用フィルタ21で補正(騒音信号が低減)された音声信号が入力され、音声認識処理を行い各種装置に認識結果を出力するものである。
【0021】図3は、各車両3においてフィルタ21のタップ係数を設定する場合の動作手順を示す流れ図である。例えば、ユーザが騒音低減装置のフィルタのタップ係数の設定動作の開始を指示するための「設定」キーが操作/表示部23に備わっており、この設定キーがユーザによって押されると(ステップS101)、次に制御部24は車両3の車種情報を取得する(ステップS102)。車種情報を取得するには、例えば、制御部24が操作/表示部23に車種入力画面を表示させ、ユーザに車両の名称、年式、排気量等を入力させることにより取得したり、ユーザが車種一覧表等を見ながら該当するコードを入力することにより特定したりする。
【0022】次に制御部24は移動電話2から発呼を行って図1に示すホストコンピュータ5との間で回線接続を行った後に、自車に適したフィルタとしての動作に必要な係数データの送信要求をステップS102で取得した車種情報と共に現在保持している係数データ情報をホストコンピュータ5に向けて送信する(ステップS103)。
【0023】データ要求信号を送信した後、制御部24は、ホストコンピュータ5から送られてくる係数データを受信したか否かを監視する(ステップS104)。
【0024】ホストコンピュータ5は、上述したステップS103において送信されたデータ要求信号を受け取ると、このデータ送信要求と共に送られてくる車種情報と係数データ情報とに基づいてフィルタ係数データベース4を検索して該当する係数データを抽出し、係数データを更新する必要があるか判断し、更新尾必要がある場合は、データ送信要求を送ってきた車両3に向けて抽出した係数データを送信する。フィルタ係数データベース4は、図4に示すように車種と制御用フィルタの係数データとを対応づけて保持しており、車種情報に基づいて、適するフィルタの係数データが検索可能になっている。
【0025】制御部24は、ホストコンピュータ5から送られてくる係数データを受信すると、この受信した係数データをメモリ22に格納し、制御用フィルタ21を動作させる場合のタップ係数の設定を行う(ステップS105)。
【0026】このようにして設定されるタップ係数は車両3の車種に対応したものであり、以後、フィルタ21は、マイク31から入力される音声信号に対して所定の等化処理を行い、この処理結果が音声認識装置32に出力される。こうして、マイク31から入力される騒音と音声との合成信号から、騒音をできる限り除去した音声信号を音声認識装置に出力することができる。つまり、音声認識装置32には、騒音除去された音声信号のみが入力されることになり、認識率が向上する。
【0027】また、将来、新しい車種が発売されたとしても、係数データ計測システム9でその車種に適するフィルタの係数データを算出し、ホストコンピュータ5がフィルタ係数データベース4に新たな車種に適する係数データを追加して登録することにより、騒音低減装置自体の変更を行うことなく、その車種に適したフィルタ係数を設定することができる。
【0028】なお、上記実施例の説明では、車両に搭載した移動電話を介してフィルタ係数データデースから車両に適したフィルタ係数データを取得し、騒音低減装置のフィルタ係数を設定するようにしたが、図5に示すように、モデム12を介して電話網6に接続したパーソナルコンピュータ13を用いて所望の車両に適したフィルタ係数をフィルタ係数データベース4より読み出してメモリカード等の記憶媒体14に記憶し、車両3に搭載された読取装置15によりメモリーカード14に記憶したフィルタ係数を読み出して、騒音低減装置(CNR装置)1のフィルタ係数を設定するようにしてもよい。
【0029】以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従い種々の変形が可能であり、本発明はこれらを排除するものではない。
【0030】
【発明の効果】以上、本発明によれば、車載音声認識用騒音低減装置に含まれるフィルタの各車両毎の係数データをデータベースに保持しておき、車両から送られてくるデータ要求に応じてその車両に適するフィルタの係数データを配信するようにしたから、騒音低減装置の種類を増やすことなく、車種毎に最適な係数データを設定して騒音信号を除去した音声入力信号を音声認識装置に出力することができ、音声認識装置の認識率を向上することができる。
【0031】また、音声認識用騒音低減装置を車両に取り付けた後にフィルタの係数データを設定するようにしたから、騒音低減装置の製造時や販売時には車種毎の係数データが設定されていない共通仕様のものを用意すればよい。
【0032】また、新たに発売になった車種に対しても、データベースにその車種に適するフィルタの係数データを算出して登録することで、既に発売している音声認識用騒音低減装置に変更を加えることなく新たな車種に容易に対応することができる。
【出願人】 【識別番号】000101732
【氏名又は名称】アルパイン株式会社
【出願日】 平成12年12月15日(2000.12.15)
【代理人】
【公開番号】 特開2002−182687(P2002−182687A)
【公開日】 平成14年6月26日(2002.6.26)
【出願番号】 特願2000−381200(P2000−381200)