| 【発明の名称】 |
車載ナビゲーション装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】中屋 聡
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| 【要約】 |
【課題】車内外における騒音環境に応じて最適な音量で音声案内を聞く。
【解決手段】音声認識用マイク36を使用して車内外の雑音を入力し、雑音検出手段37によりその雑音レベルを検出し、CPU33が、検出された雑音レベル量に比例して音声案内の音量を自動可変させる。または、車速センサ25からのパルス数により走行速度を求め、その走行速度からセンサ信号処理手段26内の雑音量予測手段が車内外のノイズ量を予測し、CPU33が、予測されたノイズ量の大小に比例して音声案内の音量を自動可変させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 音声案内をスピーカから出力する音声出力手段と、マイクから入力された使用者の発声語句を認識する音声認識手段と、前記マイクを通じて車両内外の雑音を検出する雑音検出手段と、前記雑音検出手段により検出された雑音量に応じて前記音声案内の音量を変化させる制御手段と、前記雑音量と前記制御された音声案内の音量との関係を蓄積して前記制御手段に戻す音量学習手段とを備えたことを特徴とする車載ナビゲーション装置。 【請求項2】 音声案内をスピーカから出力する音声出力手段と、車両の速度情報を取得する速度情報取得手段と、前記取得した速度情報を基に車両内外の雑音量を予測する雑音量予測手段と、前記雑音量予測手段により予測された雑音量に応じて前記音声案内の音量を変化させる制御手段と、前記雑音量と前記制御された音声案内の音量との関係を蓄積して前記制御手段に戻す音量学習手段とを備えたことを特徴とする車載ナビゲーション装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術的分野】本発明は、音声案内機能を有する車載ナビゲーション装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、車載ナビゲーション装置における音声案内機能は、運転者が安全かつ判りやすく目的地まで到着できるようにするために、地図表示などの視覚による案内と合わせて行なうものであり、使用者の設定した目的地までの推奨ルートに対し、曲がるべき交差点名や交差点までの距離または現在位置や目的地到着時刻などを案内するものである。 【0003】図4は従来の音声案内機能を備えた車載ナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。図4において、装置本体1は、車両のトランクルームや運転席近傍のコンソールなどに設置され、他の周辺装置とは同軸ケーブルCによって接続されている。音声認識手段2は、音声認識用マイク16から入力された使用者の音声を解析し、DVD−ROM8に記録された辞書ワードデータの中から近似しているデータを検索する。地域施設検索手段3は、自車位置からの目的地ルートの探索や自車位置周辺の施設などを検索する。方位センサ4は、自車の走行方向を検出する。車速センサ5は、自車の車輪の回転数を検出して走行速度に比例したパルスを発生する。センサ信号処理手段6は、方位センサ4からの信号に基づいて車両の走行方位を検出するとともに、車速センサ5からの信号に基づいて車両の走行距離を検出する。通信インターフェイス7は、同軸ケーブルCを介して接続されたDVD−ROMドライブ9や液晶ディスプレイ10、GPS受信機12との間で信号やデータの受け渡しを行う。DVD−ROM(またはCD−ROM)8は、地図データや音声データおよび音声認識のための比較対照語彙である辞書ワードデータなどを記憶したディスク状の記憶媒体である。DVD−ROM(またはCD−ROM)ドライブ9は、DVD−ROM8から地図データ、音声データ、または辞書ワードデータなどを読み出す装置である。液晶ディスプレイ10は、DVD−ROM8から読み出された地図データを基に画面上に地図を描画し、その上に現在地や目的地までの推奨ルートなどを表示する装置であり、その前面にタッチパネルや操作スイッチなどの操作部を備えている。GPS受信機12は、GPSアンテナ11を介してGPS衛星からの電波を受信して自車の位置(経度、緯度)を算出する。CPU(中央処理装置)13は、装置全体を制御して、自車位置に該当する地図を目的地ルートや施設名とともに液晶ディスプレイ10の画面に表示させる。ADPCMインターフェイス14は、DVD−ROM8からDVD−ROMドライブ9により読み出された音声案内用のADPCM音声データを音声信号に変換処理し、スピーカ15から音声として出力する音声出力手段である。 【0004】使用者の音声が音声認識用マイク16から入力されると、音声認識手段2は、使用者の発声語句と予めDVD−ROM8に登録されている単語モデルとを比較演算し、最も近似している登録単語を認識結果としてCPU13に送る。CPU13は、音声認識手段2から入力されたデータを基に、DVD−ROM8に記憶されている地図データや音声データさらに位置データなどを読み出し、液晶ディスプレイ10に目的地点を表示し、また使用者が任意に手動設定した音量で、ADPCMインターフェイス14を通じて、音声により使用者に対し確認や間いかけを行い、また指示や案内などを行なう。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の音声案内における音量は、予め数段階に設定された音量レベルから使用者が手動操作で選択し設定するものであり、車内環境により使用者が聞き取りやすい音量に設定するが、車内ではラジオ放送やCDまたはカセットテープなどの音楽を聞きながら運転することが多く、また窓の開閉の状態や、都心と郊外、さらに走行速度などにより騒音または雑音のレベルが異なるため、場合により案内音声が聞き取れないことや、誤認識したりすることがある。また、一度設定した音声案内の音量を、状況により変更することは運転者にとって大変面倒であり、音量変更操作により安全な運転操作を妨げる可能性もある。 【0006】本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、車内外における騒音環境に応じて最適な音量で音声案内を聞くことのできる車載ナビゲーション装置を提供するものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を達成するために、本発明の車載ナビゲーション装置は、音声案内をスピーカから出力する音声出力手段と、マイクから入力された使用者の発声語句を認識する音声認識手段と、前記マイクを通じて車両内外の雑音を検出する雑音検出手段と、前記雑音検出手段により検出された雑音量に応じて前記音声案内の音量を変化させる制御手段と、前記雑音量と前記制御された音声案内の音量との関係を蓄積して前記制御手段に戻す音量学習手段とを備えたものであり、雑音検出手段により検出されたノイズ量に比例して音声案内の音量を制御、学習することで、車内の会話や音楽または車外の騒音などの異なる車内環境下においても最適な音量を設定できるため、音声案内を誤認識または聞き逃すなどの問題を解決できることとなる。 【0008】また、本発明の車載ナビゲーション装置は、音声案内をスピーカから出力する音声出力手段と、車両の速度情報を取得する速度情報取得手段と、前記取得した速度情報を基に車両内外の雑音量を予測する雑音量予測手段と、前記雑音量予測手段により予測された雑音量に応じて前記音声案内の音量を変化させる制御手段と、前記雑音量と前記制御された音声案内の音量との関係を蓄積して前記制御手段に戻す音量学習手段とを備えたものであり、車両の走行速度に基づいて予測された雑音レベルに比例して音声案内の音量を制御、学習することで、走行速度に比例して大きくなる雑音に影響されることなく、音声案内を聞き取ることができることとなる。 【0009】 【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態1における車載ナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。図1において、装置本体21は、車両のトランクルームや運転席近傍のコンソールなどに設置され、他の周辺装置とは同軸ケーブルCによって接続されている。音声認識手段22は、音声認識用マイク36から入力された使用者の音声を解析し、DVD−ROM28に記録された辞書ワードデータの中から近似しているデータを検索する。地域施設検索手段23は、自車位置からの目的地ルートの探索や自車位置周辺の施設などを検索する。方位センサ24は、自車の走行方向を検出する。車速センサ25は、自車の車輪の回転数を検出して走行速度に比例したパルスを発生する。センサ信号処理手段26は、方位センサ24からの信号に基づいて車両の走行方位を検出するとともに、車速センサ25からの信号に基づいて車両の走行距離を検出する。通信インターフェイス27は、同軸ケーブルCを介して接続されたDVD−ROMドライブ29や液晶ディスプレイ30、GPS受信機32との間で信号やデータの受け渡しを行う。DVD−ROM(またはCD−ROM)28は、地図データや音声データおよび音声認識のための比較対照語彙である辞書ワードデータなどを記憶したディスク状の記憶媒体である。DVD−ROM(またはCD−ROM)ドライブ29は、DVD−ROM28から地図データ、音声データ、または辞書ワードデータなどを読み出す装置である。液晶ディスプレイ30は、DVD−ROM28から読み出された地図データを基に画面上に地図を描画し、その上に現在地や目的地までの推奨ルートなどを表示する装置であり、その前面にタッチパネルや操作スイッチなどの操作部を備えている。GPS受信機32は、GPSアンテナ31を介してGPS衛星からの電波を受信して自車の位置(経度、緯度)を算出する。CPU(中央処理装置)33は、装置全体を制御して、自車位置に該当する地図や目的地ルート、施設名などを液晶ディスプレイ30の画面に表示させるとともに、音声案内における音量を制御する。ADPCMインターフェイス34は、DVD−ROM28からDVD−ROMドライブ29により読み出された音声案内用のADPCM音声データを音声信号に変換処理し、スピーカ35から音声として出力する。雑音検出手段37は、音声認識手段22を使用していないときに、音声認識用マイク36から入力した車内外の雑音を定量化してCPU33に渡す。音量学習手段38は、雑音検出手段37が検出した雑音量とCPU33により制御された音声案内の音量との関係を蓄積してCPU33に戻す。 【0010】次に、本実施の形態におけるナビゲーション装置の動作について説明する。図1において、所定の操作により装置を立ち上げると、CPU33が、GPS受信機32からの位置情報と、方位センサ24および車速センサ25からの信号をセンサ信号処理手段26により処理したデータを基に、自車の正確な現在位置を算出する。この自車位置情報に基づき、CPU33が、通信インターフェイス27を通じてDVD−ROMドライブ29を介してDVD−ROM28から該当する地図データを読み出し、液晶ディスプレイ30の画面上に自車位置とともに表示する。また、音声認識用マイク36を通じて目的地などの住所名を入力すると、音声認識手段22がその住所名を認識し、CPU33が、DVD−ROM28に記憶された辞書ワードデータから目標となる語句の候補を検索し、音声認識手段22が、それらの語句の中から最も近似している語句を認識結果として特定し、CPU33に出力する。CPU33は、地域施設探索手段23に対し、自車の現在位置からその特定された目的地までの最適な案内経路を算出させ、その案内ルートを液晶ディスプレイ30の画面上の地図に重ねて表示する。運転者がディスプレイ30に表示された案内ルートに沿って車両を進めると、CPU33は、現在位置情報と地図データ上の道路ネットワークデータを基に、ディスプレイ30上の自車位置マークを順次更新してゆく。車両が案内経路中の分岐点に差し掛かると、ADPCMインターフェイス34は、DVD−ROMドライブ29によりDVD−ROM28から読み出された音声案内用のADPCM音声データを音声信号に変換処理し、スピーカ35から音声として出力する。 【0011】次に、本実施の形態における音量制御動作について図2を参照して説明する。図2において、音声認識用マイク36から入力された車内外の騒音または雑音は、雑音検出手段37により定量化され、そのデータがCPU33に送られる。CPU33は、定量化されたノイズ量から現在の車内状況に最適な音声案内の音量を音声案内音量テーブル39から選択し(例えばレベル4を選択し)、DVD−ROM28から読み出した音声案内データ40をADPCMインターフェイス34に送る。ADPCMインターフェイス34は、CPU33で処理された音量レベルで音声データを音声信号に変換処理し、スピーカ35から音声を再生する。CPU33で処理された音量レベルは、音量学習手段38にも送られ、ノイズ量に対応した形で蓄積される。したがって、音量学習手段38にある程度のデータが蓄積されると、CPU33は、雑音検出手段37から送られてきたノイズ量に対応する音量レベルを、音量学習手段38から直ちに取り出してADPCMインターフェイス34に送ることができる。 【0012】このように、本実施の形態1によれば、使用者の音声を入力する音声認識用マイク36を使用して、雑音検出手段37により車内外における雑音レベルを検出し、CPU33が、検出された雑音レベル量に比例して音声案内の音量を自動可変させるようにしたので、車両の走行状態または車内環境において最適な音声案内の音量を設定することができ、運転者が聞き取りやすい音声案内を実現することができる。 【0013】(実施の形態2)本発明の実施の形態2における車載ナビゲーション装置は、図1に示す構成において、雑音検出手段37の代わりに、センサ信号処理手段26に雑音量予測手段を設けたものであり、他の構成は同じなので、構成についての重複した説明は省略し、図3を用いて音量調整動作についてのみ説明する。 【0014】図3において、車速センサ25により発生した車速に比例したパルスを基に、センサ信号処理手段26が車両の走行速度を算出する。次いでセンサ信号処理手段26内の雑音量予測手段41がその走行速度からノイズ量を予測し、そのデータをCPU33に送る。CPU33は、予測されたノイズ量から現在の車内状況に最適な音声案内の音量を音声案内音量テーブル39から選択し(例えばレベル4を選択し)、DVD−ROM28から読み出した音声案内データ40をADPCMインターフェイス34に送る。ADPCMインターフェイス34は、CPU33で処理された音量レベルで音声データを音声信号に変換処理し、スピーカ35から音声を再生する。CPU33で処理された音量レベルは、音量学習手段38にも送られ、ノイズ量に対応した形で蓄積される。したがって、音量学習手段38にある程度のデータが蓄積されると、CPU33は、雑音検出手段37から送られてきたノイズ量に対応する音量レベルを、音量学習手段38から直ちに取り出してADPCMインターフェイス34に送ることができる。 【0015】このように、本実施の形態2によれば、車速センサ25からのパルス数により走行速度を求め、その走行速度から雑音量予測手段41が車内外のノイズ量を予測し、CPU33が、予測されたノイズ量の大小に比例して音声案内の音量を自動可変させるようにしたので、車両の走行状態または車内環境において最適な音声案内の音量を設定することができ、運転者が聞き取りやすい音声案内を実現することができる。 【0016】なお、本実施の形態2において、センサ信号処理手段26内に雑音量予測手段41を設けることなく、その演算処理をCPU33が行うようにしてもよい。また、車速センサ25の代わりに、車両のエンジン回転数を検出するセンサからの信号に基づいて走行速度を判定し、走行中の車内外の雑音レベルを予測するようにしてもよい。 【0017】 【発明の効果】本発明は、上記実施の形態から明らかなように、車内環境や車両の走行速度などにより変化する雑音量に比例して音声案内の音量を可変させるため、周辺雑音の大きさなどにより音声案内が聞き取りにくい場合などにおいて、周囲の雑音に影響されることがない音声案内を実現できるという効果を有する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年1月31日(2000.1.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082692 【弁理士】 【氏名又は名称】蔵合 正博
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| 【公開番号】 |
特開2002−91488(P2002−91488A) |
| 【公開日】 |
平成14年3月27日(2002.3.27) |
| 【出願番号】 |
特願2000−22413(P2000−22413) |
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