| 【発明の名称】 |
再生装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】堀井 博之
【氏名】平野 弘文
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| 【要約】 |
【課題】音情報を正確にかつ確実に読み取ること。
【解決手段】搬送ローラユニット18により搬送されるプリント媒体10における音データをあらわすコードデータが、読取部24により、読み取られるもの。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 プリント媒体に符号化されて記録された音情報を読み取り送出する読取部と、前記プリント媒体を読み取り方向に沿って所定の速度で該読取部に対して相対的に移送する移送部と、前記読取部に対する前記プリント媒体の有無を検出し検出出力を出力するプリント媒体検出部と、前記プリント媒体検出部からの検出出力に基づいて移送部に移送する動作を行わせるとともに、前記読取部に読み取り動作を行わせる制御部と、を具備して構成される再生装置。 【請求項2】 前記読取部により読み取られた音情報を復号化し再生信号を形成する再生信号形成部と、該再生信号形成部により形成された再生信号を出力する出力部とをさらに備えることを特徴とする請求項1記載の再生装置。 【請求項3】 前記読取部は、前記移送部に対し前記プリント媒体の移送方向側に所定距離、離隔して配置されることを特徴とする請求項1記載の再生装置。 【請求項4】 前記読取部は、前記プリント媒体に2次元的に符号化されて記録された音情報を光学的に読み取ることを特徴とする請求項1記載の再生装置。 【請求項5】 前記プリント媒体があることを了知させるための音声データを記憶するメモリ部と、前記プリント媒体検出部からの検出出力に基づいて該音声データを該メモリ部に読み出させ送出させる制御を行うメモリ制御部とをさらに備えることを特徴とする請求項1記載の再生装置。 【請求項6】 前記再生信号形成部は、復号化された音情報を格納するメモリ部を備え、該メモリ部に格納された音情報は、リピート再生指令信号に基づいて直前に読み込まれた音情報が読み出されることを特徴とする請求項1記載の再生装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、プリント媒体に記録された音情報を読み取り再生する再生装置に関する。 【0002】 【従来の技術】プリント媒体に記録された音情報を再生する装置としては、例えば、特許第2833975号公報にも示されるように、用紙に印刷された音情報をあらわすドットコードを音声信号に再生する再生装置が提案されている。 【0003】そのような再生装置は、ペン型の一つの筐体内に内蔵されており、プリント媒体に印刷されているドットコードに対し光ビームを照射することによる反射光に基づいてドットコードの画像データを得る検出部と、検出部からの画像データが一旦格納されるフレームメモリと、フレームメモリから読み出された画像データに基づいてニ値化処理を行うニ値化回路と、ニ値化回路からのニ値化データに基づいて復調する復調回路と、復調回路からの復調データに基づいて復号化処理を行う復号回路と、復号回路からの音データに基づいて音声信号を形成する音声信号形成部とを主な要素として構成されている。 【0004】そのようなドットコードに基づいて音声信号を形成するにあたっては、先ず、操作者により手動でペンが複数回所定の方向にそのドットコードに対し移動されることにより、その検出部がドットコードに対し走査される。これにより、検出部からのドットコードをあらわすデータがフレームメモリに格納された後、所定のタイミングでフレームメモリから読み出されてニ値化回路に供給される。次に、ニ値化回路からのニ値化データが復調回路に供給されることにより、復調データが得られる。その復調データは、復号回路により復号化され音データとなる。そして、その音データは、音声信号形成部により、音声信号として形成されることとなる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上述のように操作者の手動により検出部がドットコードに対し走査される場合、所定の速度で走査方向を安定させて走査することは、容易でない。また、手動なので検出部における手振れに起因した誤った読取りが起こる場合がある。 【0006】従って、操作者の手動により検出部が走査される場合、検出部の読み取りが正確にかつ確実に実行されない虞がある。 【0007】以上の問題点を考慮し、本発明は、プリント媒体に記録された音情報を読み取り再生する再生装置であって、音情報を正確にかつ確実に読み取ることができる再生装置を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するために、本発明に係る再生装置は、プリント媒体に符号化されて記録された音情報を読み取り送出する読取部と、プリント媒体を読み取り方向に沿って所定の速度で読取部に対して相対的に移送する移送部と、読取部に対する前記プリント媒体の有無を検出し検出出力を出力するプリント媒体検出部と、プリント媒体検出部からの検出出力に基づいて移送部に移送する動作を行わせるとともに、読取部に読み取り動作を行わせる制御部と、を備えて構成される。 【0009】 【発明の実施の形態】図3は、本発明にかかる再生装置の一例の外観を示す。 【0010】図3に示される再生装置は、例えば、プリント媒体10の一部に符号化されて記録された音声データを音声として再生するものとされる。 【0011】なお、「プリント媒体」とは、一般的なプリント装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板等、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能な物も言うものとする。 【0012】プリント媒体10は、例えば、図4に示されるように、テレホンカードの大きさと同程度の大きさおよび所定の厚さを有するシート状の媒体とされる。 【0013】プリント媒体10の一方の表面には、印刷された画像が配される画像領域10G、および、図示が省略される音声データ書き込み装置によりコード化されて書き込まれたコードデータ領域10CDが形成されている。画像領域10Gの画像は、例えば、インクジェットプリンタが用いられて印刷されている。 【0014】コードデータ領域10CDに形成されるコードデータは、例えば、2次元化されたコードデータとされ、ヘッダー部DHと、音声データ部DAとから構成されている。ヘッダー部DHには、音声データ部DAに記録されるデータ形式、データ容量、所要再生時間、スタートマーカをあらわすコードデータなどが記録されている。音声データ部DAは、所定のビット構成とされる音声データが所定の圧縮率、例えば、約1/20程度の圧縮率で圧縮されて記録されている。音声データ部DAは、例えば、約2mm幅で長手方向に所定長さ延びる領域に約7秒間の音声が記録されている。 【0015】コードデータ領域10CDに形成されるコードデータは、例えば、図4の矢印Sの示す方向に移送されながら後述する読取部により順次読み取られる。 【0016】図3において、再生装置は、外郭を形成する筐体2の内側に、読取り/搬送ユニット収容部4と、制御ブロック収容部6とを含んで構成されている。読取り/搬送ユニット収容部4には、プリント媒体10を搬送する搬送部と、プリント媒体10のコードデータ領域10CDに形成されるコードデータを読み取る読取部とからなる読取り/搬送ユニット12が配置されている。また、制御ブロック収容部6は、読取り/搬送部12の動作制御を行う制御ユニットおよびスピーカ等が配置される制御ブロック14を収容している。 【0017】筐体2には、読取り/搬送ユニット収容部4および制御ブロック収容部6を横切るようにプリント媒体10が挿入され移送される隙間2aが形成されている。 【0018】また、筐体2における制御ブロック収容部6に対応する部分には、後述するスピーカに対向して複数の透孔2bが縦横に形成されるとともに、後述する入力操作部8が設けられている。 【0019】読取り/搬送ユニット12は、図1に示されるように、載置されるプリント媒体10の長辺の端部を摺動可能に案内するガイドレール16Aおよび16Bと、ガイドレール16Aおよび16Bにより案内されるプリント媒体10を矢印Sの示す方向に搬送する搬送ローラユニット18と、搬送ローラユニット18を減速機構部20を介して駆動するモータ22と、プリント媒体10のコードデータ領域10CDに形成されるコードデータを読み取る読取部24とを主な要素として構成されている。 【0020】ガイドレール16Aおよび16Bは、筐体2の隙間2aの下方となる位置に一直線上に配されている。ガイドレール16Aとガイドレール16Bとの間には、搬送ローラユニット18および読取部24が配されている。 【0021】搬送ローラユニット18は、例えば、筐体2に回動可能に支持される搬送ローラ18Aとピンチローラ18Bとから構成されている。搬送ローラ18Aおよびピンチローラ18Bは、プリント媒体10を協働して挟持し搬送するように、その外周面が互いに接触している。搬送ローラ18Aおよびピンチローラ18Bは、それぞれ、その中心軸線がプリント媒体10の搬送方向に対し交差するように設けられている。搬送ローラ18Aの一方の端部には、減速機構部20の出力軸が連結されている。 【0022】減速機構部20は、例えば、所定の減速比を有する複数のギアからなるギア列により構成されている。減速機構部20の入力軸には、モータ22の出力軸が連結されている。モータ22は、後述する制御ユニットからの制御信号に基づいて制御される。これにより、プリント媒体10がガイドレール16Aおよび16Bにより案内されて搬送ローラ18Aの外周面とピンチローラ18Bの外周面との間に配置され、モータ22が作動状態とされるとき、プリント媒体10は、矢印Sの示す方向に所定の速度で搬送ローラ18Aの外周面とピンチローラ18Bの外周面との間に挟持されて搬送されることとなる。 【0023】搬送ローラユニット18が設けられる位置よりもさらにプリント媒体10の進行方向側に所定距離La、離隔した位置に読取部24が移動するプリント媒体10のコードデータ領域10CDに対向するように配置されている。所定距離Laは、プリント媒体10の搬送が開始された後、その搬送速度が安定した所定の速度となるまでの助走期間を考慮して設定されている。従って、プリント媒体10の搬送が安定した状態においてコードデータが読み取られるので誤った読み取りが起こる虞がない。 【0024】読取部24は、例えば、対向配置されるプリント媒体10のコードデータをあらわす像を結像させるレンズを含んでなる光学部と、レンズにより結像された光学像を電気信号に変換し送出する固体撮像素子(CCD)を含んでなる撮像部とから構成されている。読取部24には、その読み取りの際、プリント媒体10のコードデータ領域10CDに対して同期して照明する光源LS、例えば、発光ダイオード(LED)が付設されている。 【0025】また、搬送ローラユニット18近傍には、所定位置に配されたプリント媒体10の有無を検出するメディア検知センサ26が隣接して設けられている。メディア検知センサ26は、光学式のセンサ、例えば、フォトインタラプタとされる。 【0026】制御ブロック14は、図2に示されるように、制御ユニット40を含んで構成されている。制御ユニット40には、メモリ部52、リードオンリーメモリ(ROM)42、および、ランダムアクセスメモリ(RAM)44が接続されている。ROM42には、制御ユニット40が行う動作制御に関する動作プログラムデータ、ルックアップテーブルのデータ等が記憶されている。RAM44には、処理されるプリント媒体10の枚数をあらわすデータ等が記憶されている。 【0027】メモリ部52には、読取部24からの各プリント媒体10ごとのコードデータをあらわす撮像信号SGをディジタル化するA/D変換部50が接続されている。これにより、各プリント媒体10ごとのコードデータをあらわす撮像データDGが順次、所定のタイミングで制御ユニット40からの書き込み制御信号Cwに基づいてメモリ部52に供給され所定の領域に書き込まれる。また、後述するように、復号化されたデコードデータWDDが所定のタイミングで制御ユニット40からの書き込み制御信号Cwに基づいてメモリ部52に供給され書き込まれる。なお、各デコードデータWDDのメモリアドレスは、それぞれ対応する撮像データが格納されるメモリアドレスと同一の領域に設定されても、別の他の領域に設定されてもよい。 【0028】また、メモリ部52には、プリント媒体10が所定の読み取り開始位置に配置されたことをあらわす音声データが記憶されている。なお、その音声データは、制御ユニット40からの読み出し制御信号に基づいて読み出されてD/A変換部54に供給される。なお、この音声データは、他の独立したデータメモリ部からD/A変換部54に供給される構成であってもよい。 【0029】さらに、メモリ部52から所定のタイミングで制御ユニット40からの読み出し制御信号Crに基づいて読み出された撮像データMRDは、制御ユニット40に供給され、また、読み出されたデコードデータMDDは、D/A変換部54に供給される。D/A変換部54においては、デコードデータMDDに基づいてアナログ変換処理を行い音声信号を形成しそれを増幅部56を介して音声出力部としてのスピーカ58に供給する。 【0030】また、制御ユニット40には、上述のメディア検知センサ26からの検出出力信号、入力操作部8からのリピート再生指令信号、および、メモリ部52からの各プリント媒体10ごとのコードデータをあらわす撮像データMRDが供給される。 【0031】制御ユニット40は、撮像データMRDに基づいて復号化処理を行い音声をあらわすデコードデータWDDを形成しそれをメモリ部52に供給するデコーダ部40Dと、メモリ部52の書き込み制御または読み出し制御を行うメモリ制御部40Mとを備えている。 【0032】このような構成において、制御ユニット40は、プリント媒体10のコードデータ領域10CDに記録されるデータを音声に再生するにあたり、先ず、メディア検知センサ26からの検出出力信号に基づいてプリント媒体10が実線で示される位置からガイドレール16Aに案内され図1の一点鎖線で示されるように、所定位置に装着されたか否かを判断し、プリント媒体10が所定位置に装着された場合、モータ22を作動状態とし、搬送ローラユニット18を回動させるべく、制御信号Cdを形成しそれをモータ駆動回路部46に供給する。モータ駆動回路部46は、制御信号Cdに基づいて駆動信号を形成しそれをモータ22に供給する。その際、制御ユニット40のメモリ制御部40Mは、プリント媒体10が所定位置に装着されたことを知らせるための音声データをメモリ部52から読み出すために読み出し制御信号Crをメモリ部52に供給する。 【0033】これにより、スピーカ58を通じて所定の装着が完了したことをあらわす音が発生し、また、そのコードデータ領域10CDが読取部24に対向するように筐体2の隙間2aを通じてガイドレール16A上に装着されたプリント媒体10の搬送が、搬送ローラユニット18により所定の速度で開始される。 【0034】次に、制御ユニット40のメモリ制御部40Mは、A/D変換部50からの撮像データDGをメモリ部52に記憶させるべく、書き込み制御信号Cwを形成しそれをメモリ部52に供給する。 【0035】続いて、メモリ制御部40Mは、メモリ部52に記憶されたコードデータを読み出し復号化を行うために読み出し制御信号Crを形成しそれをメモリ部52に供給する。これにより、制御ユニット40のデコード部40Dは、データMRDに基づいて復号化処理を行う。また、制御ユニット40は、そのヘッダー部DHのデータ容量に基づいてプリント媒体10の設定された所定期間の移送を終了させるべく、制御信号Cdの供給を停止する。 【0036】その際、制御ユニット40は、復号化されて得られたデコードデータWDDをメモリ部52に供給するとともに、書き込み制御信号Cwを形成しそれを供給する。 【0037】そして、メモリ制御部40Mは、メモリ部52に記憶されたデコードデータWDDを順次読み出し、それをD/A変換部54および増幅部56を通じてスピーカ58に供給すべく、読み出し制御信号Crを形成しそれをメモリ部52に供給する。これにより、デコードデータMDDが順次読み出され、それがD/A変換部54に供給される。 【0038】その際、制御ユニット40は、入力操作部8からリピート再生指令信号が供給される場合、その直前に読み込まれたプリント媒体10についてのデコードデータWDDを再度D/A変換部54および増幅部56を通じてスピーカ58に供給すべく、読み出し制御信号Crを形成しそれをメモリ部52に供給する。これにより、所望されるプリント媒体10についてのデコードデータが選択的に再生されることとなる。 【0039】なお、上述の例においては、プリント媒体10が読取部24に対し移送される構成とされるが、かかる例に限られることなく、例えば、読取部24がプリント媒体10のコードデータ領域10CDに対して所定の速度で走査されることにより、コードデータが確実に読み取られる構成とされてもよい。 【0040】また、コードデータ領域10CDは、一箇所に限られることなく、例えば、画像領域10Gの支障とならない周縁部に相対向して平行に複数箇所に設けられてもよい。このような場合、図1に示されるように、読取部24に相対向して読取部24’が設けられても良い。 【0041】さらに、上述の例においては、コードデータ領域10CDが画像領域10Gと同一平面上に形成されているが、かかる例に限られることなく、コードデータ領域10CDが裏面側に単独で形成されてもよい。 【0042】さらにまた、上述の例においては、音声データの出力部としてスピーカ58が設けられているが、必ずしもこのような構成とされる必要はなく、例えば、ライン出力として別の媒体、例えば、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード(CFカード)へ音声データが出力されるものであってもよく、さらに、インターフェース、例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)を介してパーソナルコンピュータ等に音声データが出力するものであってもよいことは勿論である。 【0043】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明に係る再生装置によれば、プリント媒体に符号化されて記録された音情報を読み取り送出する読取部と、プリント媒体を読み取り方向に沿って所定の速度で読取部に対して相対的に移送する移送部と、読取部に対するプリント媒体の有無を検出し検出出力を出力するプリント媒体検出部とを備え、制御部がプリント媒体検出部からの検出出力に基づいて移送部に移送する動作を行わせるとともに、読取部に読み取り動作を行わせるので音情報を正確にかつ確実に読み取ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001007 【氏名又は名称】キヤノン株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年9月12日(2000.9.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100077481 【弁理士】 【氏名又は名称】谷 義一 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−91471(P2002−91471A) |
| 【公開日】 |
平成14年3月27日(2002.3.27) |
| 【出願番号】 |
特願2000−276581(P2000−276581) |
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