【発明の名称】 |
カラオケユニット |
【発明者】 |
【氏名】新村 紘宇二
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【要約】 |
【課題】パーソナルコンピュータ等に実装されたカラオケユニットをパーソナルコンピュータからは独立して動作可能にする。
【解決手段】カラオケユニット18の映像出力端子18aおよび音声出力端子18bからは、カラオケに係る映像信号および音声信号が出力される。カラオケユニット18が動作中である場合は映像出力端子18aおよび音声出力端子18bが各スイッチ20,22において選択される。これにより、マザーボード10が動作していない状態であっても、カラオケユニット18を動作させることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 コンピュータに実装され、映像信号または音声信号を生成するカラオケユニットにおいて、前記カラオケユニットにおいて生成された映像信号または音声信号を出力する第2の出力端子を、前記コンピュータから映像信号または音声信号を出力するための第1の出力端子とは独立して設けたことを特徴とするカラオケユニット。 【請求項2】 前記カラオケユニットにおいて映像信号または音声信号が生成される際に前記第2の出力端子を選択し、それ以外の場合に前記第1の出力端子し、選択した出力端子からの信号を出力する切替手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のカラオケユニット。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピュータにおけるカラオケに用いて好適なカラオケユニットに関する。 【0002】 【従来の技術】一般にパーソナルコンピュータには、例えばDVD−RAMドライバ、CD−ROMドライバ等、多種多様なユニットを実装することが可能である。これらのユニットは、パーソナルコンピュータ本体が動作している時のみに動作が求められ、それ以外の場合には動作が求められない場合が多い。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、パーソナルコンピュータに実装されているユニットにおいても、単独で動作させることが望まれる場合もある。このような場合、パーソナルコンピュータ本体が動作していなければ個々のユニットを動作させることができないのであれば、きわめて不便である。例えば、パーソナルコンピュータに実装されるカラオケユニットは、パーソナルコンピュータと共同して様々な処理を行えると好適であるが、ユーザが単にカラオケを楽しみたい時には、パーソナルコンピュータからは独立して動作可能にしておくことが好適であると思われる。この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、パーソナルコンピュータからは独立して動作可能なカラオケユニットを提供することを目的としている。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため本発明にあっては、下記構成を具備することを特徴とする。なお、括弧内は例示である。請求項1記載の構成にあっては、コンピュータ(1)に実装され、映像信号または音声信号を生成するカラオケユニット(18)において、前記カラオケユニットにおいて生成された映像信号または音声信号を出力する第2の出力端子(映像出力端子18a, 音声出力端子18b)を、前記コンピュータから映像信号または音声信号を出力するための第1の出力端子(映像出力端子14a, 音声出力端子16a)とは独立して設けたことを特徴とする。さらに、請求項2記載の構成にあっては、請求項1記載のカラオケユニットにおいて、前記カラオケユニットにおいて映像信号または音声信号が生成される際に前記第2の出力端子を選択し、それ以外の場合に前記第1の出力端子し、選択した出力端子からの信号を出力する切替手段(スイッチ20,22)を設けたことを特徴とする。 【0005】 【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態のパーソナルコンピュータの外観構成を図1を参照し説明する。図において1はパーソナルコンピュータの匡体であり、ここにカラオケユニット18が実装されている。カラオケユニット18には、リモコン装置19からの操作信号を受信する赤外線センサ182が設けられている。184はメモリカードであり、カラオケ楽曲のMIDIファイルやアニメーションファイルを格納し、カラオケユニット18に対して着脱自在になっている。24はビデオカメラであり、ユーザ等を撮影する。 【0006】次に、パーソナルコンピュータのハードウエア構成を図2を参照し説明する。図において10はマザーボードであり、CPU、RAM、ROM等が搭載されており、アプリケーションプログラムに基づいて他の各部を制御する。12はビデオボードであり、ディスプレイ等に表示する情報をRGB信号として出力する。14はビデオコンバータであり、RGB信号をビデオ信号(CCIR-M/NTSC方式)に変換し映像出力端子14aを介して出力する。 【0007】16はサウンドボードであり、マザーボード10の指令に基づいて音声信号を合成し、音声出力端子16aを介して出力する。また、カラオケユニット18は、映像出力端子18aおよび音声出力端子18bを有し、ここからカラオケに係る映像信号および音声信号を出力する。20はスイッチであり、カラオケユニット18が動作中である場合は映像出力端子18aを選択し、それ以外の場合は映像出力端子14aを選択し、選択した端子からの映像信号を出力する。同様に、スイッチ22は、カラオケユニット18が動作中である場合は音声出力端子18bを選択し、それ以外の場合は音声出力端子16aを選択し、選択した端子からの音声信号を出力する。 【0008】本実施形態によれば、マザーボード10が動作していない状態であっても、カラオケユニット18が動作している時は映像出力端子18aおよび音声出力端子18bから出力された映像信号および音声信号がスイッチ20,22を介して出力されるから、マザーボード10の動作状態とは独立してカラオケユニット18を動作させることができる。なお、ビデオカメラ24から出力された映像信号およびカラオケユニット18からスイッチ20を介して出力された映像信号は、例えば2画面を同時表示できるテレビ受像機等において同時に表示すると好適である。 【0009】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、カラオケユニットにおいて生成された映像信号または音声信号を出力する第2の出力端子を、コンピュータから映像信号または音声信号を出力するための第1の出力端子とは独立して設けたから、パーソナルコンピュータからは独立してカラオケユニットを動作させることができる。
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【出願人】 |
【識別番号】500246201 【氏名又は名称】株式会社エイトク
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【出願日】 |
平成12年9月14日(2000.9.14) |
【代理人】 |
【識別番号】100104798 【弁理士】 【氏名又は名称】山下 智典
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【公開番号】 |
特開2002−91459(P2002−91459A) |
【公開日】 |
平成14年3月27日(2002.3.27) |
【出願番号】 |
特願2000−280227(P2000−280227) |
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