トップ :: G 物理学 :: G07 チエツク装置




【発明の名称】 ハンディターミナルシステム
【発明者】 【氏名】刈田 良博

【要約】 【課題】商品の販売価格の照会に際しての作業を容易化することができるようにする。

【解決手段】ハンディターミナル7から出力された問い合わせ情報を受信したコントローラ4は、価格情報記憶テーブルを参照して、問い合わせ情報に含まれる商品コードに対応する価格情報に同一性情報を組み合わせて出力し、該当する同一性情報が組み合わされている価格情報を受信したハンディターミナル7は、受信した価格情報を表示部に表示させるようにした。これによって、商品の販売価格の照会に際しての作業を容易化することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 所定の情報を表示する表示部と、商品コードを入力するための商品コード入力手段と、前記商品コード入力手段により入力された前記商品コードと同一性情報とを組み合わせた問い合わせ情報を無線出力する商品コード出力手段と、該当する前記同一性情報が付加された価格情報を無線受信する価格情報受信手段と、前記価格情報受信手段が受信した前記価格情報を前記表示部に表示させる表示手段と、前記表示手段により前記表示部に表示されている前記価格情報を変更するための価格変更手段と、前記価格変更手段により変更された前記価格情報とこの価格情報に対応する前記商品コードとを組み合わせた変更情報を無線出力する変更情報出力手段と、を備えた可搬性を有するハンディターミナルと、前記商品コード毎に前記価格情報を対応づけて記憶する価格情報記憶テーブルを有する記憶部と、前記ハンディターミナルから無線出力された情報を受信する受信手段と、前記受信手段が受信した前記情報が前記問い合わせ情報であるか前記変更情報であるかを判断する受信判断手段と、前記受信判断手段が前記問い合わせ情報を受信したと判断した場合に前記価格情報記憶テーブルを参照して前記問い合わせ情報に含まれる前記商品コードの有無を判断する設定判断手段と、前記設定判断手段が前記商品コードが有ると判断した場合に前記価格情報記憶テーブルを参照してこの商品コードに対応する前記価格情報を取得する価格取得手段と、前記価格取得手段が取得した前記価格情報に前記問い合わせ情報に含まれる前記同一性情報を付加して無線出力する価格応答手段と、前記受信判断手段が前記変更情報を受信したと判断した場合に前記価格情報記憶テーブルにおける前記変更情報に含まれる前記商品コードに対応する前記価格情報を前記変更情報に含まれる前記価格情報に書き換える価格更新手段と、を備えたコントローラと、を有しているハンディターミナルシステム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンディターミナルシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケット等の小売店においては、POS端末等により売上登録処理を行っている店舗がある。個々のPOS端末における取引内容は、ファイルプロセッサで記憶管理される。このファイルプロセッサは、商品コード毎に商品名や価格情報等を対応づけて記憶する商品マスタファイルを備えている。商品マスタファイルに記憶されたデータは、POSサーバでの操作によって変更することが可能である。
【0003】ところで、POS端末には、例えばバーコードスキャナによるバーコードの読み取り等によって、入力された商品コードについての販売価格を、ファイルプロセッサに問い合わせる機能を有しているものがある。ファイルプロセッサ側では、POS端末からの問い合わせを受け付けると、商品マスタファイルを参照して、受け付けた商品コードに対応する価格情報を取得し、取得した価格情報をPOS端末へ送信する。POS端末は、ファイルプロセッサから受信した価格情報を販売価格としてディスプレイに表示させることにより、オペレーターに対して、POS端末の設置場所において商品の販売価格を案内することができる。
【0004】また、特開平10−228588号公報には、情報の入力を受け付けるハンディターミナルと商品マスタファイルを格納するストアコンピュータとを備え、ハンディターミナルから商品コードに対応させた価格情報が送信されると、ストアコンピュータにおいて送信された価格情報に基づいて商品マスタファイルの価格情報を変更するようにした商品価格変更装置が開示されている。同公報に開示された技術によれば、例えば店頭において販売価格を変更した場合に、ハンディターミナルでの操作により商品マスタファイルにおける価格情報を変更することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の技術では、商品の販売価格が知りたい場合、目的とする商品をPOS端末が設置してある場所まで持っていく必要がある。このため、商品の販売価格の照会に際しての作業が煩雑になり、作業性が低下する。
【0006】また、上述の技術では、POS端末において、表示された価格情報が不適切であった場合には、当該商品をPOSサーバが設置してある場所まで持っていく必要がある。このため、商品の価格情報の変更作業が煩雑になり、例えばタイムセールス等の限られた時間だけ価格情報を変更したい場合にも、価格情報の変更を迅速に行うことができず、リアル性に欠ける。
【0007】さらに、特開平10−228588号公報に開示されている技術では、ハンディターミナルにおいて価格情報の変更を行うことができるが、変更後の販売価格の照会については、上述と同様の不都合が生じる。
【0008】本発明は、商品の販売価格の照会に際しての作業を容易化することができるハンディターミナルシステムを得ることを目的とする。
【0009】本発明は、商品の販売価格の変更に際しての作業を容易化することができるハンディターミナルシステムを得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のハンディターミナルシステムは、所定の情報を表示する表示部と、商品コードを入力するための商品コード入力手段と、前記商品コード入力手段により入力された前記商品コードと同一性情報とを組み合わせた問い合わせ情報を無線出力する商品コード出力手段と、該当する前記同一性情報が付加された価格情報を無線受信する価格情報受信手段と、前記価格情報受信手段が受信した前記価格情報を前記表示部に表示させる表示手段と、前記表示手段により前記表示部に表示されている前記価格情報を変更するための価格変更手段と、前記価格変更手段により変更された前記価格情報とこの価格情報に対応する前記商品コードとを組み合わせた変更情報を無線出力する変更情報出力手段と、を備えた可搬性を有するハンディターミナルと、前記商品コード毎に前記価格情報を対応づけて記憶する価格情報記憶テーブルを有する記憶部と、前記ハンディターミナルから無線出力された情報を受信する受信手段と、前記受信手段が受信した前記情報が前記問い合わせ情報であるか前記変更情報であるかを判断する受信判断手段と、前記受信判断手段が前記問い合わせ情報を受信したと判断した場合に前記価格情報記憶テーブルを参照して前記問い合わせ情報に含まれる前記商品コードの有無を判断する設定判断手段と、前記設定判断手段が前記商品コードが有ると判断した場合に前記価格情報記憶テーブルを参照してこの商品コードに対応する前記価格情報を取得する価格取得手段と、前記価格取得手段が取得した前記価格情報に前記問い合わせ情報に含まれる前記同一性情報を付加して無線出力する価格応答手段と、前記受信判断手段が前記変更情報を受信したと判断した場合に前記価格情報記憶テーブルにおける前記変更情報に含まれる前記商品コードに対応する前記価格情報を前記変更情報に含まれる前記価格情報に書き換える価格更新手段と、を備えたコントローラと、を有している。
【0011】したがって、ハンディターミナルから出力された問い合わせ情報を受信したコントローラは、価格情報記憶テーブルを参照して、問い合わせ情報に含まれる商品コードに対応する価格情報に同一性情報を組み合わせて出力し、該当する同一性情報が組み合わされている価格情報を受信したハンディターミナルは、受信した価格情報を表示部に表示させる。これによって、例えば店舗内においてハンディターミナルを携帯させるだけで、商品の販売価格の照会に際しての作業を容易化することが可能になる。また、例えば照会された販売価格が不適切であった場合等に、ハンディターミナルにおいて表示部に表示されている状態で変更された価格情報を含む変更情報を受信したコントローラは、価格情報記憶テーブル内の該当する価格情報を変更された価格情報に書き換える。これによって、価格情報を変更する商品コードを特定するための入力操作が不要となり、商品の販売価格の変更に際しての作業を容易化することが可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図1ないし図9を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態のハンディターミナルシステムを示す模式図である。ハンディターミナルシステム1は、図1に示すように、商品コード2や販売単価3等の一連の情報を管理するコントローラとしてのストアコントローラ4に接続された複数台のPOS端末5と、ストアコントローラ4が備える受信手段としての送受信機6との間で商品コード2や販売単価3等の無線による送受信を行うハンディターミナル7とによって構成されている。公知の技術であるが、ハンディターミナルは、無線による送受信を行うことにより、例えば店員等のオペレーターが店舗内でハンディターミナル単体を携帯することができる。
【0013】ストアコントローラ4には、価格情報記憶テーブルとしての商品マスタファイル8、売上集計ファイル(図示せず)等の各種データファイルを格納する不揮発性の記憶部(図示せず)が設けられている。商品マスタファイル8は、図2に示すように、各商品毎に付された商品コード2毎に、商品名9,部門10,実売単価11,価格情報としての販売単価3等の商品情報を対応づけて記憶保持するファイル構造を備える。ここで、実売単価11とは、個々の商品に付されており、通常時に販売する際の販売価格を意味する。また、ここで、販売単価3とは、売上登録処理に際して実際に登録される販売価格を意味し、通常時は実売単価11と同じ値であるが、例えばタイムセールス時等の通常時以外に、一時的に変更されることもある。
【0014】商品マスタファイル8に記憶される実売単価11および販売単価3は、後述する単価変更処理において適宜変更されるが、商品マスタファイル8には最新の実売単価11および販売単価3のみが記憶されている。
【0015】また、特に図示しないが、売上集計ファイルは、各POS端末5毎の売上明細や売上金額等を集計した売上登録情報や商品売上履歴等を記憶保持するファイル構造を備える。
【0016】加えて、記憶部には、各種ワークエリアが確保されている。特に図示しないが、各種ワークエリアとしては、ハンディターミナル7(図3参照)から受信した同一性情報としてのハンディターミナル識別情報12を一時記憶するハンディターミナル識別情報記憶エリアや、後述する単価変更処理に際してハンディターミナル7に向けて出力する商品情報を展開する出力情報展開エリア、後述する販売単価変更処理において販売単価3の変更が行われた履歴を商品コード2毎に記憶する変更履歴記憶エリア等がある。ここで、ハンディターミナル識別情報12とは、ハンディターミナル7を特定するための、個々のハンディターミナル7に固有の番号である。
【0017】次に、ハンディターミナル7について図3を参照して説明する。図3は、ハンディターミナル7を概略的に示す平面図である。ハンディターミナル7の本体ハウジング13は、細長いハンドル部14と、先端を下方(図3中紙面奥側)へ湾曲させた読取部15とにより形成されている。
【0018】本体ハウジング13のハンドル部14の上面(図3中紙面手前側)には、商品コード2,商品名9,数量等を入力するためのテンキー16や、販売単価3の変更,商品情報の追加登録等を宣言する各種ファンクションキー17、入力情報等の確定を宣言するエンターキーE等の複数のキーが配列された商品コード入力手段としてのキーボード18が設けられている。キーボード18での商品名9の入力は、例えば、ファンクションキー17の操作によってテンキー16の機能を、数値入力から文字入力に切り替える等により可能となる。本体ハウジング13の読取部15の上面には、LCD(Liquid Crystal Display)を備えた表示部19が設けられている。
【0019】本体ハウジング13の内部には、光源、ミラー、受光素子(いずれも図示せず)等により構成される商品コード入力手段としてのバーコードスキャナモジュール20が設けられている。バーコードスキャナモジュール20は、光源から出射された光を商品等に付された商品コード2であるバーコード(図示せず)に照射し、このバーコードからの反射光を受光素子で受光することにより、そのバーコードのデータを読み取る。
【0020】特に図示しないが、ハンディターミナル7は、キーボード18、表示部19、バーコードスキャナモジュール20等の各部を各種制御回路を介して駆動制御する制御部を、本体ハウジング13の内部に内蔵している。また、ハンディターミナル7の本体ハウジング13の内部には、通信I/F(図示せず)が内蔵されており、この通信I/Fによって、ストアコントローラ4との間での各種データの送受信を可能にしている。
【0021】次に、上述したハンディターミナル7システム1において実行されるデータ入出力処理について図4を参照して説明する。図4は、ハンディターミナル7が実行する各種処理のうち、データ入出力処理を概略的に示すフローチャートである。データ入出力処理では、まず、バーコードスキャナモジュール20でのバーコードの読み取り、あるいは、キーボード18での入力操作による商品コード2の入力があったと判断するまで待機する(S1)。
【0022】ステップS1で、バーコードスキャナモジュール20におけるバーコードの読み取り、あるいは、キーボード18での入力操作による商品コード2の入力があったと判断した場合には(S1のY)、入力された商品コード2がJANコードであるか否かを判断し(S2)、JANコードであると判断した場合には(S2のY)、JANコード解析処理を行う(S3)。公知の技術であるため詳細な説明を省略するが、JANコード解析処理では、入力された商品コード2の最終桁の数値と入力された商品コード2に基づいて算出したチェックデジットとが等しいか否かを判断する(S4)。
【0023】ステップS4で、ステップS3におけるJANコード解析処理で入力された商品コード2の最終桁の数値と入力された商品コード2に基づいて算出したチェックデジットとが等しいと判断した場合には(S4のY)、正規の商品コード2が入力されたとして、入力された商品コード2に自身を特定するハンディターミナル識別情報12を付加した問い合わせ情報としての照会コマンド(図5参照)21を、ストアコントローラ4に向けて出力する(S5)。ここに、ステップS5において、商品コード出力手段としての機能が実行される。
【0024】ここで、図5は、照会コマンド21を模式的に示す説明図である。照会コマンド21は、ハンディターミナル7において、バーコードスキャナモジュール20でのバーコードの読み取り、あるいは、キーボード18での入力操作により新規に入力された商品コード2と、ハンディターミナル7に固有のハンディターミナル識別情報12とが組み合わされて構成されている。ステップS5で出力された照会コマンド21の出力元は、ハンディターミナル識別情報12により特定することが可能である。
【0025】次いで、図6は、ハンディターミナル7におけるデータ入出力処理でハンディターミナル7から出力されたデータに応じてストアコントローラ4が実行する処理のうち、販売単価照会処理を概略的に示すフローチャートである。ステップS21において、ストアコントローラ4では、ステップS5でハンディターミナル7から出力された照会コマンド21を送受信機6で受信したと判断するまで待機する。ここに、ステップS21において、受信判断手段の一部の機能が実行される。
【0026】ステップS21で、図4のステップS5でハンディターミナル7から出力された照会コマンド21を送受信機6で受信したと判断した場合には(S21のY)、受信した照会コマンド21に基づいて、ハンディターミナル識別情報12を図示しないハンディターミナル識別情報記憶エリアに記憶するとともに、商品マスタファイル8を参照して商品コード2に対応する商品情報を検索して(S22)、受信した照会コマンド21に含まれる商品コード2に対応する商品情報が商品マスタファイル8にあるか否かを判断する(S23)。ここに、ステップS23において、設定判断手段としての機能が実行される。
【0027】ステップS23で、受信した照会コマンド21に含まれる商品コード2に対応する商品情報が商品マスタファイル8にあると判断した場合には(S23のY)、商品マスタファイル8を参照して、受信した照会コマンド21に含まれる商品コード2に対応する商品名9、販売単価3等の商品情報を取得し(S24)、取得した商品情報にハンディターミナル識別情報記憶エリアに記憶されているハンディターミナル識別情報12を付加した照会応答コマンド(図7参照)22として、送受信機6を介してハンディターミナル7に向けて無線出力する(S25)。ここに、ステップS24において価格取得手段としての機能が実行され、ステップS25において価格応答手段としての機能が実行される。
【0028】ここで、図7は、照会応答コマンド22を模式的に示す説明図である。照会応答コマンド22は、ハンディターミナル識別情報記憶エリアに記憶されているハンディターミナル識別情報12と、受信した照会コマンド21に含まれる商品コード2と、この商品コード2に対応する販売単価3,商品名9とが組み合わされて構成されている。照会応答コマンド22は、ハンディターミナル識別情報12を有しているため、送受信機6から無線出力された場合にも当該商品コード2の照会を要求したハンディターミナル7を特定することが可能である。
【0029】一方、ステップS23で、受信した照会コマンド21に含まれる商品コード2に対応する商品情報が商品マスタファイル8にないと判断した場合には(S23のN)、受信した照会コマンド21に含まれる商品コード2に対応する商品情報がない旨を応答するNAK情報にステップS21で受信したハンディターミナル識別情報12を付加した非適合応答コマンド(図示せず)を、送受信機6を介してハンディターミナル7に向けて無線出力する(S26)。
【0030】ここで、図4に戻り、ステップS6で該当するハンディターミナル識別情報12が付加された照会応答コマンド22を受信したと判断する、あるいは、ステップS7で該当するハンディターミナル識別情報12が付加された非適合応答コマンドを受信したと判断するまで待機している(S6のN、S7のN)。ここに、ステップS6において、価格情報受信手段としての機能が実行される。
【0031】ステップS6で、該当するハンディターミナル識別情報12が付加された照会応答コマンド22を受信したと判断した場合には(S6のY)、受信した照会応答コマンド22に含まれる商品情報を表示部19に表示する(S8)。ここに、ステップS8において、表示手段としての機能が実行される。
【0032】加えて、該当するハンディターミナル識別情報12が付加された商品情報を受信したと判断から所定時間が経過するまでに(S10のY)、販売単価3の変更を宣言するファンクションキー17の操作による販売単価3の変更の宣言があったか否かを判断する(S9)。
【0033】ここで、ステップS9で、販売単価3の変更を宣言するファンクションキー17の操作による販売単価3の変更の宣言は、例えばステップS8で表示部19に表示された販売単価3が間違っているとオペレーターが判断した場合等に宣言される。
【0034】ステップS9で、該当するハンディターミナル識別情報12が付加された商品情報を受信したと判断から所定時間が経過するまでに、販売単価3の変更を宣言するファンクションキー17の操作による販売単価3の変更の宣言があったと判断した場合には(S9のY)、キーボード18での入力操作による販売単価3の変更を受け付け(S11)、エンターキーEの押し下げにより入力された販売単価3が確定されたと判断するまで待機する(S12)。
【0035】ステップS12で、ステップS11でキーボード18での入力操作により変更された販売単価3が確定されたと判断した場合には(S12のY)、ステップS6で受信した照会応答コマンド22に含まれる商品コード2に確定された変更後の販売単価3を付加した変更情報としての単価変更コマンド(図8参照)23を、ストアコントローラ4に向けて出力する(S13)。ここに、ステップS9からステップS12において価格変更手段としての機能が実行され、ステップS13において変更情報出力手段としての機能が実行される。
【0036】ここで、図8は、単価変更コマンド23を概略的に示す説明図である。単価変更コマンド23は、ステップS6で販売単価3が照会された商品コード2と、ステップS11で確定された変更後の販売単価3とが組み合わされて構成されている。これにより、単価変更コマンド23の出力に際しては、販売単価3を変更する商品コード2を特定するために格別な入力操作を要せずに、販売単価3を変更したい商品コード2を特定することができる。
【0037】ここで、図9は、ハンディターミナル7におけるデータ入出力処理でハンディターミナル7から出力されたデータに応じてストアコントローラ4が実行する処理のうち、販売単価変更処理を概略的に示すフローチャートである。ステップS31において、ストアコントローラ4では、ステップS13でハンディターミナル7から出力された単価変更コマンド23を送受信機6で受信したと判断するまで待機する。ここに、ステップS31において、受信手段の一部の機能が実行される。
【0038】ステップS31で、図4のステップS13でハンディターミナル7から出力された単価変更コマンド23を送受信機6で受信したと判断した場合には(S31のY)、商品マスタファイル8を検索して受信した単価変更コマンド23に含まれる商品コード2に対応する商品情報を取得する(S32)。
【0039】加えて、ステップS31で受信した単価変更コマンド23に含まれる変更後の販売単価3とステップS32で取得した商品情報のうちの実売単価11情報とを比較して、変更後の販売単価3の情報が実売単価11の情報より大きいか否かを判断する(S33)。
【0040】ステップS33で、変更後の販売単価3が実売単価11より大きいと判断した場合には(S33のY)、ステップS32で取得した商品情報のうちの実売単価11と販売単価3とを、ステップS31で受信した単価変更コマンド23に含まれる変更後の販売単価3に更新する(S34)。ここに、ステップS34において、価格更新手段としての機能が実行される。
【0041】一方、ステップS33で、変更後の販売単価3が実売単価11より大きくないと判断した場合には(S33のN)、ステップS32で取得した商品情報のうち販売単価3のみを、ステップS31で受信した単価変更コマンド23に含まれる変更後の販売単価3に更新する(S35)。ここに、ステップS35において、価格更新手段としての機能が実行される。
【0042】次いで、ステップS34で実売単価11と販売単価3とを変更、または、ステップS35で販売単価3を変更すると、商品マスタファイル8に記憶されているデータを変更した日付や時間等の履歴情報を変更履歴記憶エリアに記憶する(S36)。
【0043】ところで、図4のステップS7で、非適合応答コマンドを受信したと判断した場合には(S7のN)、受信した非適合応答コマンドに含まれる商品コード2に対応する商品情報がない旨を示すメッセージ等のエラー情報を表示部19に表示する(S14)。
【0044】加えて、非適合応答コマンドを受信したと判断してから所定時間が経過するまでに(S16のY)、商品情報の追加登録を宣言するファンクションキー17の操作による商品情報の追加登録の宣言があったか否かを判断する(S15)。
【0045】ここで、ステップS15で、商品情報の追加登録を宣言するファンクションキー17の操作による商品情報の追加登録の宣言は、例えばステップS14で表示部19にエラー情報が表示されることによりステップS1で入力した商品コード2に対応する商品情報がない場合等に、オペレーターによって宣言される。
【0046】ステップS15で、非適合応答コマンドを受信したと判断してから所定時間が経過するまでに、商品情報の追加登録を宣言するファンクションキー17の操作による商品情報の追加登録の宣言があったと判断した場合には(S15のY)、キーボード18での入力操作による商品名9,部門10,実売単価11,および変更後の販売単価3等の商品情報の入力を受け付け(S17)、エンターキーEの押し下げにより入力された販売単価3が確定されたと判断するまで待機する(S18のN)。
【0047】ステップS18で、ステップS17でキーボード18での入力操作により入力された商品上方が、エンターキーEの押し下げにより確定されたと判断した場合には(S18のY)、ステップS7で受信した非適合応答コマンドに含まれる商品コード2にステップS17で入力された商品情報を付加した商品情報追加コマンド(図示せず)を、ストアコントローラ4に向けて出力する(S19)。
【0048】特に図示しないが、ストアコントローラ4では、ステップS19でハンディターミナル7から出力された商品情報追加コマンドを受信すると、受信した商品情報追加コマンドに基づいて、商品名9や販売単価3等の商品情報を商品コード2に対応づけて商品マスタファイル8に記憶する。
【0049】ここに、ハンディターミナル7から出力された問い合わせ情報を受信したストアコントローラ4は、商品情報ファイルを参照して、照会コマンド21に含まれる商品コード2に対応する販売単価3にハンディターミナル識別情報12を組み合わせて出力し、該当するハンディターミナル識別情報12が組み合わされている販売単価3を受信したハンディターミナル7は、受信した販売単価3を表示部19に表示させる。これによって、店員等のオペレーターに対して、ハンディターミナル7を携帯させることにより、商品が陳列してある場所から移動させることなく、商品の販売単価3の照会を容易に行わせることができる。
【0050】また、例えば照会された販売単価3が不適切であった場合等に、ハンディターミナル7において表示部19に表示されている状態で変更された販売単価3を含む単価変更コマンド23を受信したストアコントローラ4は、商品情報ファイル内の該当する販売単価3を変更された販売単価3に書き換える。
【0051】これによって、販売単価3の変更に際して、販売単価3を変更する商品コード2を特定するための入力操作が不要となり、商品の販売単価3の変更に際しての作業を容易化することができる。また、販売単価3の変更に際しても、販売単価3の変更を必要とする商品が陳列してある場所から移動させることなく、販売単価3の変更を迅速に行わせることができる。
【0052】なお、本実施の形態では、ストアコントローラ4が備える送受信機6によりハンディターミナル7との間での情報の送受信を行ったが、これに限るものではなく、送受信機6とハンディターミナル7との間の距離が長い場合には、ストアコントローラ4と無線受信機との間に一ないし複数個の中継器を配置するようにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】請求項1記載の発明のハンディターミナルシステムによれば、ハンディターミナルから出力された問い合わせ情報を受信したコントローラは、価格情報記憶テーブルを参照して、問い合わせ情報に含まれる商品コードに対応する価格情報に同一性情報を組み合わせて出力し、該当する同一性情報が組み合わされている価格情報を受信したハンディターミナルは、受信した価格情報を表示部に表示させることにより、例えば店舗内においてハンディターミナルを携帯させるだけで、商品の販売価格の照会に際しての作業を容易化することができる。また、例えば照会された販売価格が不適切であった場合等に、ハンディターミナルにおいて表示部に表示されている状態で変更された価格情報を含む変更情報を受信したコントローラは、価格情報記憶テーブル内の該当する価格情報を変更された価格情報に書き換えることにより、価格情報を変更する商品コードを特定するための入力操作が不要となり、商品の販売価格の変更に際しての作業を容易化することができる。
【出願人】 【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
【出願日】 平成12年7月27日(2000.7.27)
【代理人】 【識別番号】100101177
【弁理士】
【氏名又は名称】柏木 慎史 (外2名)
【公開番号】 特開2002−42238(P2002−42238A)
【公開日】 平成14年2月8日(2002.2.8)
【出願番号】 特願2000−227363(P2000−227363)