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【発明の名称】 マップ連結方法及びそのシステム
【発明者】 【氏名】西山 彰則

【氏名】高橋 保裕

【要約】 【課題】本発明は、複数のユーザそれぞれが自由に地形を造成し、この複数の地形を連結して、各ユーザが連結された地形を次々に探索することができるマップ連結方法及びそのシステムを提供することを目的とする。

【解決手段】複数のパーソナルマップで世界マップを構成し、各パーソナルマップを隣接する所定数のパーソナルマップそれぞれと互いに連結し、各パーソナルマップそれぞれの地形を各パーソナルマップのユーザそれぞれが作成し、各パーソナルマップのユーザは、互いに連結されたパーソナルマップを次々に辿り探索するため、各ユーザが自己表現を行うことができ、各パーソナルマップのユーザは、互いに連結されたパーソナルマップを次々に辿り探索することで、各パーソナルマップの地形を見て評価することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数のパーソナルマップで世界マップを構成し、各パーソナルマップを隣接する所定数のパーソナルマップそれぞれと互いに連結し、各パーソナルマップそれぞれの地形を各パーソナルマップのユーザそれぞれが作成し、各パーソナルマップのユーザは、互いに連結されたパーソナルマップを順に辿り探索することを特徴とするマップ連結方法。
【請求項2】 世界マップを構成する複数のパーソナルマップが、各パーソナルマップと隣接する所定数のパーソナルマップそれぞれと互いに連結して登録しているサーバと、前記サーバとネットワークを介して接続され、前記世界マップの各パーソナルマップそれぞれの地形を造成する各パーソナルマップのユーザそれぞれが使用するユーザ端末とよりなり、各パーソナルマップのユーザは、互いに連結されたパーソナルマップを前記サーバからダウンロードして順に辿り探索することを特徴とするマップ連結システム。
【請求項3】 請求項2記載のマップ連結システムにおいて、前記ユーザ端末は、パーソナルマップの地形を造成する地形造成手段と、前記地形の上にオブジェクトを設置するオブジェクト設置手段と、前記地形の各部の属性を指定する属性指定手段とを有することを特徴とするマップ連結システム。
【請求項4】 請求項3記載のマップ連結システムにおいて、各パーソナルマップのユーザが互いに連結されたパーソナルマップを探索するとき、ユーザ自身を表すための探索キャラクタを表示する探索キャラクタ表示手段を有することを特徴とするマップ連結システム。
【請求項5】 請求項4記載のマップ連結システムにおいて、前記探索キャラクタと共に、ナビゲーションキャラクタを表示するナビゲーションキャラクタ表示手段を有することを特徴とするマップ連結システム。
【請求項6】 請求項5記載のマップ連結システムにおいて、前記ナビゲーションキャラクタは、探索キャラクタが探索しているパーソナルマップ以外のパーソナルマップを検索する機能を有することを特徴とするマップ連結システム。
【請求項7】 請求項3記載のマップ連結システムにおいて、パーソナルマップ上に、文章または画像を表示する掲示板を設けることを特徴とするマップ連結システム。
【請求項8】 請求項3記載のマップ連結システムにおいて、パーソナルマップ上に、メールを受信するメールボックスを設けることを特徴とするマップ連結システム。
【請求項9】 請求項4記載のマップ連結システムにおいて、前記探索キャラクタは、任意のパーソナルマップ上に複数の探索キャラクタが存在するとき、前記複数の探索キャラクタ間でチャットを行うチャット機能を有することを特徴とするマップ連結システム。
【請求項10】 請求項2記載のマップ連結システムにおいて、前記サーバは、前記世界マップ内にオブジェクトを販売するショップ用パーソナルマップを有することを特徴とするマップ連結システム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マップ連結方法及びそのシステムに関し、複数のユーザが作成した仮想空間におけるマップをネットワークを介して連結するマップ連結方法及びそのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワークを用いて自己表現を行う場としてインターネットのホームページがあるが、これらのホームページはホームページ内に表示されている他のホームページのURL(Uniform Resource Locator)によってリンクしているだけで、視覚的に複数のホームページが連結しているものではない。ましてや、複数のユーザそれぞれが自由にホームページを地形で表現し、この複数の地形を連結して視覚的に表現するというシステムは存在しなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のように、ホームページを作成するには、情報処理端末向けのコンテンツ記述言語、例えばHTML(HyperText Markup Language)等の専門知識が必要であり、初心者が自己表現のためにホームページを作成することは困難であるという問題があった。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、複数のユーザそれぞれが自由に地形を造成し、この複数の地形を連結して、各ユーザが連結された地形を次々に探索することができるマップ連結方法及びそのシステムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は、複数のパーソナルマップで世界マップを構成し、各パーソナルマップを隣接する所定数のパーソナルマップそれぞれと互いに連結し、各パーソナルマップそれぞれの地形を各パーソナルマップのユーザそれぞれが作成し、各パーソナルマップのユーザは、互いに連結されたパーソナルマップを次々に辿り探索する。
【0006】このように、各パーソナルマップそれぞれの地形を各パーソナルマップのユーザそれぞれが作成することにより、各ユーザが自己表現を行うことができ、各パーソナルマップのユーザは、互いに連結されたパーソナルマップを次々に辿り探索することで、各パーソナルマップの地形を見て評価することができる。
【0007】請求項2に記載の発明は、世界マップを構成する複数のパーソナルマップが、各パーソナルマップと隣接する所定数のパーソナルマップそれぞれと互いに連結して登録しているサーバと、前記サーバとネットワークを介して接続され、前記世界マップの各パーソナルマップそれぞれの地形を造成する各パーソナルマップのユーザそれぞれが使用するユーザ端末とよりなり、各パーソナルマップのユーザは、互いに連結されたパーソナルマップを前記サーバからダウンロードして次々に辿り探索する。
【0008】このように、世界マップを構成する複数のパーソナルマップをサーバに登録することで各パーソナルマップと隣接する所定数のパーソナルマップそれぞれとを互いに連結することができ、各ユーザ端末で自分のパーソナルマップを自由に造成することが可能となる。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2記載のマップ連結システムにおいて、前記ユーザ端末は、パーソナルマップの地形を造成する地形造成手段と、前記地形の上にオブジェクトを設置するオブジェクト設置手段と、前記地形の各部の属性を指定する属性指定手段とを有する。
【0010】このように、地形造成手段と、オブジェクト設置手段と、属性指定手段とを持つことにより、ユーザはパーソナルマップを自由に造成することができる。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項3記載のマップ連結システムにおいて、各パーソナルマップのユーザが互いに連結されたパーソナルマップを探索するとき、ユーザ自身を表すための探索キャラクタを表示する探索キャラクタ表示手段を有する。
【0012】このように、ユーザ自身を表すための探索キャラクタを表示することにより、他のユーザのパーソナルマップを仮想的に探索しているという感じをユーザに与えることができる。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項4記載のマップ連結システムにおいて、前記探索キャラクタと共に、ナビゲーションキャラクタを表示するナビゲーションキャラクタ表示手段を有する。
【0014】このように、探索キャラクタと共に、ナビゲーションキャラクタを表示することにより、他のユーザのパーソナルマップを探索するときのゲーム性を向上させることができる。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項5記載のマップ連結システムにおいて、前記ナビゲーションキャラクタは、探索キャラクタが探索しているパーソナルマップ以外のパーソナルマップを検索する機能を有する。
【0016】このように、ナビゲーションキャラクタが探索キャラクタが探索しているパーソナルマップ以外のパーソナルマップを検索する機能を有するため、ナビゲーションキャラクタが探索の手助けをすることができる。
【0017】請求項7に記載の発明は、請求項3記載のマップ連結システムにおいて、パーソナルマップ上に、文章または画像を表示する掲示板を設ける。
【0018】このように、パーソナルマップ上に、文章または画像を表示する掲示板を設けることにより、探索を行う他のユーザに対して文章または画像の情報を与えることができる。
【0019】請求項8に記載の発明は、請求項3記載のマップ連結システムにおいて、パーソナルマップ上に、メールを受信するメールボックスを設ける。
【0020】このように、パーソナルマップ上に、メールを受信するメールボックスを設けることにより、探索を行う他のユーザからメールを受信することができる。
【0021】請求項9に記載の発明は、請求項4記載のマップ連結システムにおいて、前記探索キャラクタは、任意のパーソナルマップ上に複数の探索キャラクタが存在するとき、前記複数の探索キャラクタ間でチャットを行うチャット機能を有する。
【0022】このように、探索キャラクタはチャット機能を有するため、任意のパーソナルマップ上に複数の探索キャラクタが存在するとき、これらの探索キャラクタ間でチャットを行うことができる。
【0023】請求項10に記載の発明は、請求項2記載のマップ連結システムにおいて、前記サーバは、前記世界マップ内にオブジェクトを販売するショップ用パーソナルマップを有する。
【0024】このように、世界マップ内にオブジェクトを販売するショップ用パーソナルマップを有するため、各ユーザはショップ用パーソナルマップでオブジェクトを購入して自分のパーソナルマップに追加でき、パーソナルマップを変化させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は本発明のマップ連結システムの一実施例のシステム構成図を示す。同図中、ネットワーク2上には、サーバ4が接続されている。サーバ4内のデータベースには、複数のパーソナルマップが登録保持されている。ユーザ端末6a〜6xは必要に応じてネットワーク2に接続することによりサーバ4に接続して、サーバ4にユーザ単位で保持されているパーソナルマップを各ユーザが更新したり、サーバ4に保持されている他ユーザのパーソナルマップを探索することができる。
【0026】図2は本発明システムでユーザ端末6a〜6xとして使用されるゲーム装置の一実施例のブロック図を示す。
【0027】同図中、CD−ROM等の記録媒体10内には、マップ作成のための地形エディタ、オブジェクトセットエディタ、アトリビュートエディタ等のマップエディタのプログラム及びネットワーク接続やマップ探索のための各種プログラム12と、画像処理を行う描画プログラムやセグメントオブジェクトデータ及びテクスチャーデータ等の描画ライブラリゲームプログラムデータ14等が記録されている。この記録媒体10は、ゲーム装置のハードウエア20を構成する再生装置21に装着されて、必要に応じて読み出されることによりゲームプログラム及び描画プログラムが実行される。ここで、仮想空間に表示する物体をセグメントオブジェクトと呼び、セグメントオブジェクトは表示要素であるポリゴンまたはポリゴンを構成する複数の頂点から構成される。
【0028】ゲーム装置のハードウエア20では、座標変換のためのマトリクス演算や視野変換演算等を含む各種の演算処理を行うCPU22と、記録媒体10からのデータをバッファリングしたり演算処理の作業領域として利用されるシステムメモリ(RAM)24と、ハードディスク装置25がバスにより接続されている。また、CPU22にはバスアービタ26を介して、描画コマンドに従って描画を行う描画プロセッサ28と、この描画プロセッサ28により描画された画像データが書き込まれるフレームメモリ30と、音声データを生成するオーディオプロセッサ32と、オーディオプロセッサ32で生成された音声データが書き込まれるオーディオメモリ34と電話回線等を通じてネットワークと接続してプログラムデータをやりとりするモデム37が接続されている。
【0029】CPU22は起動時に、ブートRAM38から読み出したプログラムによりハードウエア20全体の初期化を行った後、再生装置21を介して記録媒体10から読み出しシステムメモリ24に格納したプログラムデータに基づいてゲーム処理を行う。ゲーム処理は遊技者が入力用操作パッド36を介して入力したスイッチデータによりシステムメモリ24内のプログラムにより同メモリ内のポリゴンデータの演算を行う。演算処理されたポリゴンデータは描画コマンド及び画像データとして描画プロセッサ28に送られる。
【0030】描画プロセッサ28は、CPU22から供給された描画コマンド及び画像データ(ポリゴンデータやテクスチャセグメント画像データ)に基づいてどのオブジェクトが視点から見て手前にあるかを特定しながら必要に応じてセグメントオブジェクトの画像データを生成し、また、どのセグメントが視点から見て手前にあるかを特定し、テクスチャデータを読み取って表示するポリゴンに適用し、かつ、そのテクスチャデータに対しレンダリング処理を行う。
【0031】フレームメモリ30から読み出された画像データと、オーディオメモリ34から読み出された音声データとはテレビモニタ等の表示装置35に供給され、ゲーム画面の表示及びゲーム音声の出力が行われる。
【0032】また、バスアービタ26はインタフェースとしての機能及び各ブロックとのデータのやりとりを行う機能を有しており、前記の再生装置21及びゲームの入力用操作パッド36が接続されると共に、モデム37を介して外部の通信回線と接続され、ネットワーク2に接続することができる。また、バスアービタ26はブートROM38とも接続され、電源投入時のブート動作がブートROM40内のプログラムを実行することにより行われる。
【0033】図3は、入力用操作パッド36の一実施例の平面図を示す。同図中、入力用操作パッド36には、アナログ十字キー40、Aボタン42、Bボタン43、Xボタン44、Yボタン45、その他にLボタン46、Rボタン47、Sボタン48、十字キー49等が設けられており、パーソナルマップ作成/更新やマップ探索のためのキャラクタの移動を指示するために使用される。なお、入力用操作パッド36の代わりにには図示しないキーボードをハードウエア20に接続することも可能である。
【0034】図4は、本発明のゲーム装置が実行するマップ処理ルーチンの一実施例のフローチャートを示す。
【0035】同図中、ステップS10でゲーム装置は、ネットワーク2を介してサーバ4と接続する。ステップS12でユーザ登録済みか否かを判別し、ユーザ登録がされてない場合には、ステップS14でサーバ4に対してユーザ登録を行う。このユーザ登録に対しサーバ4から1区画のパーソナルマップが分譲され、ユーザ登録番号と共に、分譲された1区画のパーソナルマップ(更地)の地形データ及び家屋や樹木や掲示板等の基本オブジェクトデータが送信される。ゲーム装置はステップS16でサーバ4からの更地の地形データ及び基本オブジェクトデータを受信して例えばハードディスク装置25に格納してステップS22に進む。
【0036】なお、基本オブジェクトデータは記録媒体10のゲームプログラムデータ14に予め格納されていても良く、後から新しいデータ、追加データをサーバ4に登録しておくようにしても良い。
【0037】ところで、サーバ4のデータベースには、図5に示すように、世界マップ60を碁盤の目状に区画した複数のパーソナルマップ64が設定されている。各パーソナルマップ64は位置データによって世界マップ60上における位置を特定される。
【0038】各パーソナルマップ64は登録済みか否かを示す登録フラグを有しており、登録フラグが未登録のパーソナルマップは更地であり、登録フラグが登録済みのパーソナルマップには各ユーザが作成したオブジェクトやアトリビュートを含む地形データが登録されている。なお、各パーソナルマップ64は例えば正方形のイメージであり、4つの辺それぞれに隣接するパーソナルマップに対する出入り口65a,65b,65c,65dを有している。
【0039】図4に戻って説明するに、ステップS12でユーザ登録済みの場合には、ステップS18でユーザ登録番号をサーバ4に送信する。これに対してサーバ4からユーザ登録番号に対応する位置のパーソナルマップのオブジェクトやアトリビュートを含む地形データがダウンロードされ、ゲーム装置はステップS20でサーバ4からのパーソナルマップのオブジェクトやアトリビュートを含む地形データを受信してハードディスク装置25に格納しステップS22に進む。
【0040】ゲーム装置はステップS22でパーソナルマップ作成/更新が有るか否かを判別し、パーソナルマップ作成/更新が有る場合にはステップS24に進んで、パーソナルマップ作成/更新を実行する。ここで、ユーザはアナログ十字キー40、Aボタン42、Bボタン43、Xボタン44、Yボタン45を操作することにより、パーソナルマップ上の一部を隆起させて山を造成したり、掘り下げて川や池を造成し、また、道路等を造成する。更に、家屋や樹木や掲示板等の基本オブジェクトをパーソナルマップ上の所望位置に設置し、川や岩等の属性を指定して、図6に示すようなユーザ独自の空間を作成する。作成されたパーソナルマップの空間は、表示装置35に図6のように表示される。
【0041】上記の土地の造成には記録媒体10から読み出された地形エディタが用いられ、基本オブジェクトの設置にはオブジェクトセットエディタが用いられ、芝生や池や川や岩等の属性の指定にはアトリビュートエディタが用いられる。図6においては、山70及び池71及び川72が造成され、山70の上に家屋73及び樹木74が設置され、川72には橋75がかけられ、各場所に掲示板76a〜76fが設置されている。また、このパーソナルマップにも、隣接するパーソナルマップに対する出入り口65a〜65dが設けられている。掲示板76a〜76fには文章や画像を記載することができる。
【0042】パーソナルマップ作成/更新が終了した後、ステップS26に進んで作成または更新されたパーソナルマップのオブジェクトやアトリビュートを含む地形データをサーバ4に送信してアップロードして、ステップS28に進む。
【0043】また、ステップS22でパーソナルマップ作成/更新がない場合もステップS28に進み、探索を行うか否かを判別する。探索を行わない場合は、この処理を終了する。探索を行う場合は、ステップS30に進んで、ユーザ自身のパーソナルマップまたは前回の探索で最後に探索したパーソナルマップを表示すると共に、探索を行うユーザ自身を表すための探索キャラクタを表示する。なお、ユーザ自身のパーソナルマップと、前回の探索で最後に探索したパーソナルマップ前回の探索で最後に探索したパーソナルマップの何れを表示するかは、例えばAボタン42またはBボタン43をユーザが選択することで決定するが、上記選択がなければユーザ自身のパーソナルマップを表示するものとする。
【0044】そして、ステップS32でユーザのアナログ十字キー40等の操作に応じてパーソナルマップ上で探索キャラクタを移動させる。図7には、探索時に表示装置35に表示される画面の一実施例を示す。ここでは、探索キャラクタ78が図6に示す空間を探索する例を示し、同一部分には同一符号を付している。
【0045】次に、ステップS34で探索を終了するか否かを判別し、探索を続ける場合はステップS36で探索キャラクタ78が出入り口65a〜65dのいずれかを通って隣接するパーソナルマップに進んだか否かを判別する。隣接するパーソナルマップに進んだ場合にはステップS38で探索キャラクタ78が進んだ先のパーソナルマップの地形データのダウンロードをサーバ4に対して要求し、ステップS40でサーバ4から供給される当該パーソナルマップのオブジェクトやアトリビュートを含む地形データを受信してステップ32に進む。なお、ステップS38ではダウンロード要求によって、サーバ4は当該ユーザの探索キャラクタ78がどのパーソナルマップに進んだかを認識できる。
【0046】一方、ステップS36で隣接するパーソナルマップに進んでない場合はそのままステップS32に進む。また、ステップS34で探索を終了する場合はステップS42で最後に探索したパーソナルマップの位置データをハードディスク装置25に保持して、この処理を終了する。
【0047】このように、ユーザは自分のパーソナルマップの地形を独自かつ自由に造成し、また更新することでユーザは自己表現を行うことができ、この地形をサーバ4にアップロードすることで他ユーザに見てもらい、評価してもらうことができる。また、サーバ4では全てのパーソナルマップを地続きであるかのように仮想的に連結しているため、ユーザは連結されているパーソナルマップを次々に辿って探索することで広大な世界マップ60をイメージすることができる。
【0048】また、ユーザ自身を表すための探索キャラクタを表示することにより、他のユーザのパーソナルマップを仮想的に探索しているという感じをユーザに与えることができる。
【0049】ところで、探索時には図8に示すように、探索キャラクタ78の他にナビゲーションキャラクタ80を表示する。ナビゲーションキャラクタ80は、卵から生まれ成長してやがて死ぬ。当初は簡単な球状であるが、成長に合わせて形状が変化し、ユーザが自分のパーソナルマップを造成するとき、その地形に応じて形状を変化させ、また、地形が起伏に富んでいると力が強く、池や川が多いと泳ぐことができ、高い山があると高く飛ぶことができる。
【0050】ナビゲーションキャラクタ80は探索キャラクタ78と共に移動して探索を行うが、成長すると探索キャラクタ78が探索しているパーソナルマップ位置とは独立に世界マップ60のどこのでも飛び回ることができ、どのパーソナルマップにどのようなものがある等の情報を、例えば音声で探索キャラクタ78、つまりユーザに提供する。更に、任意のキーワードを指定して検索を指示すると、ナビゲーションキャラクタ80は世界マップ60を検索してキーワードを掲示板等に記載しているパーソナルマップを探しだし、そのパーソナルマップ位置を音声で教える。
【0051】このように、探索キャラクタと共に、ナビゲーションキャラクタを表示することにより、他のユーザのパーソナルマップを探索するときのゲーム性を向上させることができる。また、ナビゲーションキャラクタが探索キャラクタが探索しているパーソナルマップ以外のパーソナルマップを検索する機能を有するため、ナビゲーションキャラクタが探索の手助けをすることができる。
【0052】ここで、掲示板76a〜76fについて、詳しく説明する。掲示板76a〜76fそれぞれには、他のユーザに対する文章や画像を記載する。図6に示すパーソナルマップを他のユーザの探索キャラクタが探索しているとき、探索キャラクタによって掲示板76e,76fを選択させると、図9に示すように掲示板76e,76fそれぞれに記載されている文章及び画像をポップアップ表示されるウインドゥ82e,82fに表示する。つまり、自分のパーソナルマップの掲示板に記載した内容を他のユーザが自由に見ることができ、インターネットのホームページと同様の機能を持つことができる。なお、掲示板に動画を表示するようにしても良い。
【0053】また、1つのパーソナルマップを複数のユーザが探索しているときは、図10に示すように、探索しているユーザそれぞれの探索キャラクタ83,84が、そのパーソナルマップ上に表示される。このような状態で、例えば探索キャラクタ83を探索キャラクタ84に重ねるように移動させるて選択することにより、探索キャラクタ83,84それぞれのユーザ間でチャットを行うことができる。そして、チャットの中で画像85を表示することも可能である。
【0054】更に、世界マップ60内には、チャット用パーソナルマップが設定されている。このチャット用パーソナルマップを探索キャラクタで探索すると、図11に示す表示が行われ、チャット用パーソナルマップ90内を探索している全ユーザの探索キャラクタ91〜94が表示され、これらのユーザ間でチャットを行うことができる。
【0055】また、図6には図示されていないが、各パーソナルマップに設置された家屋73等にはメールボックスが併設されており、他ユーザのパーソナルマップを探索している探索キャラクタのユーザは、図12に示すようなメール(ビジュアルメール)を作成して上記メールボックスに投函(メールを選択してメールボックスをクリックすることで投函)することにより、当該パーソナルマップのユーザにメールを伝えることができる。
【0056】サーバ4では、ユーザの毎にマップ利用度数を管理する。マップ利用度数は、パーソナルマップの造成、他ユーザのパーソナルマップの探索数、チャット回数、ゲームの実行回数等によって増加する値である。マップ利用度数が所定の閾値(例えば10,20,30)を越えると、そのユーザの利用レベルがアップする。
【0057】世界マップ60内には、所定範囲毎にショップ用パーソナルマップが設定されている。ショップ用パーソナルマップには、入店できるユーザの利用レベルが設定されている。例えばマップ利用度数が「40」で利用レベルが「A」のユーザは、レベルA,B,C,Dのどのショップ用パーソナルマップに入店できるが、マップ利用度数が「25」で利用レベルが「C」のユーザは、レベルC,Dのショップ用パーソナルマップにしか入店できない。
【0058】世界マップ60では、通貨単位「リング」が決められており、各ユーザは自分のパーソナルマップを他ユーザが探索したとき1リングを得ることができ、更に自分のパーソナルマップの掲示板を他ユーザが読むときの対価を設定できる。このようにして、各ユーザはリングを蓄積する。
【0059】ショップ用パーソナルマップには、図13に示す、針葉樹100,旗102,ボール104,案内板106,柵108,椰子の木110等のオブジェクトが売られている。各オブジェクトの値段(リング)は予め決められており、ショップ用パーソナルマップを訪れた各ユーザは自身が保有するリングで上記の各オブジェクトを購入し、自分のパーソナルマップに設置することができる。
【0060】また、ショップ用パーソナルマップで図14(A)に示すボール104と穴112を購入して自分のパーソナルマップに設置することにより、自分のパーソナルマップにおいてゴルフゲームを行うことができる。同様に、ショップ用パーソナルマップで図14(B)に示すボール104とゴール114を購入して自分のパーソナルマップに設置することにより、自分のパーソナルマップにおいてサッカーゲームを行うことができる。同様に、ショップ用パーソナルマップで図14(C)に示す車116とポール117,118を購入して自分のパーソナルマップに設置することにより、自分のパーソナルマップにおいてレースゲームを行うことができる。勿論、他のユーザを上記ゲームに参加させるとき、対価(リング)を要求することができる。
【0061】なお、地形エディタが請求項記載の地形造成手段に対応し、オブジェクトセットエディタがオブジェクト設置手段に対応し、アトリビュートエディタが属性指定手段に対応し、ステップS30が探索キャラクタ表示手段に対応する。
【0062】
【発明の効果】上述の如く、請求項1に記載の発明は、各パーソナルマップそれぞれの地形を各パーソナルマップのユーザそれぞれが作成することにより、各ユーザが自己表現を行うことができ、各パーソナルマップのユーザは、互いに連結されたパーソナルマップを次々に辿り探索することで、各パーソナルマップの地形を見て評価することができる。
【0063】請求項2に記載の発明は、世界マップを構成する複数のパーソナルマップをサーバに登録することで各パーソナルマップと隣接する所定数のパーソナルマップそれぞれとを互いに連結することができ、各ユーザ端末で自分のパーソナルマップを自由に造成することが可能となる。
【0064】請求項3に記載の発明は、地形造成手段と、オブジェクト設置手段と、属性指定手段とを持つことにより、ユーザはパーソナルマップを自由に造成することができる。
【0065】請求項4に記載の発明は、ユーザ自身を表すための探索キャラクタを表示することにより、他のユーザのパーソナルマップを仮想的に探索しているという感じをユーザに与えることができる。
【0066】請求項5に記載の発明は、探索キャラクタと共に、ナビゲーションキャラクタを表示することにより、他のユーザのパーソナルマップを探索するときのゲーム性を向上させることができる。
【0067】請求項6に記載の発明は、ナビゲーションキャラクタが探索キャラクタが探索しているパーソナルマップ以外のパーソナルマップを検索する機能を有するため、ナビゲーションキャラクタが探索の手助けをすることができる。
【0068】請求項7に記載の発明は、パーソナルマップ上に、文章または画像を表示する掲示板を設けることにより、探索を行う他のユーザに対して文章または画像の情報を与えることができる。
【0069】請求項8に記載の発明は、パーソナルマップ上に、メールを受信するメールボックスを設けることにより、探索を行う他のユーザからメールを受信することができる。
【0070】請求項9に記載の発明は、探索キャラクタはチャット機能を有するため、任意のパーソナルマップ上に複数の探索キャラクタが存在するとき、これらの探索キャラクタ間でチャットを行うことができる。
【0071】請求項10に記載の発明は、世界マップ内にオブジェクトを販売するショップ用パーソナルマップを有するため、各ユーザはショップ用パーソナルマップでオブジェクトを購入して自分のパーソナルマップに追加でき、パーソナルマップを変化させることができる。
【出願人】 【識別番号】000132471
【氏名又は名称】株式会社セガ
【出願日】 平成12年8月11日(2000.8.11)
【代理人】 【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
【公開番号】 特開2002−56409(P2002−56409A)
【公開日】 平成14年2月22日(2002.2.22)
【出願番号】 特願2000−245259(P2000−245259)