| 【発明の名称】 |
ピア・ツー・ピアネットワークを利用した流通コンテンツの提供ならびに課金方法、およびそのサーバ |
| 【発明者】 |
【氏名】津田 博久
【氏名】山岸 義男
【氏名】與田 正秀
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| 【要約】 |
【課題】ピア・ツー・ピアネットワークを介してコンテンツの安全な流通をはかり、流通を活性化する。
【解決手段】コンテンツを暗号化して利用者端末装置13、14、15に提供し、ネットワーク10(ウェッブ)を介した閲覧、および、利用者端末同士でネットワーク10(ピア・ツー・ピア)によるファイル交換を用いてコンテンツを利用する際、コンテンツ提供ならびに課金サーバ11から復号鍵をダウンロードして利用を制限する。また、ピア・ツー・ピアネットワークを介してコンテンツを交換する際にアップロードする利用者がダウンロードする直前の利用者から手数料を徴収できる仕組みを構築する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ウェッブブラウジングと、ピア・ツー・ピアによるファイル交換可能な利用者端末とはウェッブを介して接続されるコンテンツ提供ならびに課金サーバであって、前記コンテンツに暗号化処理を施し、その暗号化コンテンツを前記ウェッブ上に公開し、前記利用者端末から前記コンテンツの閲覧要求、もしくは前記利用者端末同士によるピア・ツー・ピアによる前記コンテンツのファイル交換要求があったとき、前記暗号化コンテンツを復号するときに用いられる復号鍵を提供して前記コンテンツの利用を制限するコンテンツ保護手段を備えたことを特徴とする流通コンテンツの提供ならびに課金サーバ。 【請求項2】 前記コンテンツ保護手段は、前記コンテンツに暗号化処理を施し、その暗号化コンテンツを前記ウェッブ上に公開するコンテンツ公開手段と、前記利用者端末から前記コンテンツの閲覧要求、もしくは前記利用者端末同士によるピア・ツー・ピアによる前記コンテンツのファイル交換要求があったとき、前記暗号化コンテンツを復号するときに用いられる復号鍵を提供して前記コンテンツの利用を制限するコンテンツ利用制限手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の流通コンテンツの提供ならびに課金サーバ。 【請求項3】 前記コンテンツ公開手段は、前記コンテンツを共通鍵により暗号化し、前記コンテンツ利用制限手段は、あらかじめ登録された利用者毎の公開鍵により前記コンテンツに対応する共通鍵を暗号化し、前記利用者端末において前記共通鍵を復号化するときの復号鍵として、それぞれウェッブを介して要求のあった利用者端末へ送信することを特徴とする請求項1に記載の流通コンテンツの提供ならびに課金サーバ。 【請求項4】 前記ウェッブによるコンテンツ閲覧、前記ビア・ツー・ピアによる前記コンテンツのファイル交換におけるそれぞれの利用形態に基づき相応の課金請求を行う課金管理手段とを備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の流通コンテンツの提供ならびに課金サーバ。 【請求項5】 前記課金管理手段は、ある利用者がピア・ツー・ピアを利用して他の利用者から前記コンテンツの提供を得る際、前記ある利用者から自身のIDを含むコンテンツIDと、前記他の利用者のIDを受信し、前記復号鍵の提供時、前記ある利用者に対して相当の課金請求を行うと共に、前記他の利用者に対して前記ある利用者に課金した一部を還元することを特徴とする請求項4に記載の流通コンテンツの提供ならびに課金サーバ。 【請求項6】 ウェッブブラウジング、およびピア・ツー・ピアによるファイル交換可能な利用者端末と、流通コンテンツの提供ならびに課金サーバとがウェッブを介して接続されたコンテンツ提供システムに用いられ、前記コンテンツを暗号化して前記利用者端末に提供し、前記ウェッブを介した閲覧、および、利用者端末同士でピア・ツー・ピアによるファイル交換を用いて前記コンテンツを利用する際、前記コンテンツ提供ならびに課金サーバから復号鍵をダウンロードすることによって利用を制限し、前記コンテンツが暗号化された状態で前記利用者端末の持つ記録媒体に保存され、再生するときのみ復号化するように制御することを特徴とするピア・ツー・ピアネットワークを利用した流通コンテンツの提供ならびに課金方法。 【請求項7】 ある利用者がピア・ツー・ピアを利用して他の利用者から前記コンテンツの提供を得る際、前記ある利用者から自身のIDを含むコンテンツIDと、前記他の利用者のIDを受信し、前記復号鍵の提供時、前記ある利用者に対して相当の課金請求を行うと共に、前記他の利用者に対して前記ある利用者に課金した一部を還元することを特徴とするピア・ツー・ピアネットワークを利用した流通コンテンツの提供ならびに課金方法。 【請求項8】 ウェッブブラウジングと、ピア・ツー・ピアによるファイル交換可能な利用者端末とはウェッブを介して接続される流通コンテンツの提供ならびに課金サーバに用いられるサーバプログラムであって、前記コンテンツに暗号化処理を施し、その暗号化コンテンツを前記ウェッブ上に公開する第1のステップと、前記利用者端末から前記コンテンツの閲覧要求、もしくは前記利用者端末同士によるピア・ツー・ピアによる前記コンテンツのファイル交換要求があったとき、前記暗号化コンテンツを復号するときに用いられる復号鍵を提供して前記コンテンツの利用を制限する第2のステップとをコンピュータに実行させるためのサーバプログラム。 【請求項9】 前記ウェッブによるコンテンツ閲覧、前記ビア・ツー・ピアによる前記コンテンツのファイル交換におけるそれぞれの利用形態に基づき相応の課金請求を行う第3のステップとをコンピュータに実行させるための請求項8に記載のサーバプログラム。 【請求項10】 前記第1のステップは、前記コンテンツを共通鍵により暗号化するステップと、前記ウェッブを介して要求のあった利用者端末へ送信するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする請求項8に記載のサーバプログラム。 【請求項11】 前記第2のステップは、あらかじめ登録された利用者毎の公開鍵により前記コンテンツに対応する共通鍵を暗号化するステップと、前記利用者端末において前記共通鍵を復号化するときの復号鍵として、前記ウェッブを介して要求のあった利用者端末へ送信するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする請求項8に記載のサーバプログラム。 【請求項12】 前記第3のステップは、ある利用者がピア・ツー・ピアを利用して他の利用者から前記コンテンツの提供を得る際、前記ある利用者から自身のIDを含むコンテンツIDと、前記他の利用者のIDを受信するステップと、前記復号鍵の提供時、前記ある利用者に対して相当の課金請求を行うと共に、前記他の利用者に対して前記ある利用者に課金した一部を還元するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする請求項8に記載のサーバプログラム。 【請求項13】 ウェッブブラウジングと、ピア・ツー・ピアによるファイル交換可能な利用者端末とはウェッブを介して接続される流通コンテンツの提供ならびに課金サーバのためのサーバプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記コンテンツに暗号化処理を施し、その暗号化コンテンツを前記ウェッブ上に公開する第1のステップと、前記利用者端末から前記コンテンツの閲覧要求、もしくは前記利用者端末同士によるピア・ツー・ピアによる前記コンテンツのファイル交換要求があったとき、前記暗号化コンテンツを復号するときに用いられる復号鍵を提供して前記コンテンツの利用を制限する第2のステップと、をコンピュータに実行させるためのサーバプログラムを記録した記録媒体。 【請求項14】 前記ウェッブによるコンテンツ閲覧、前記ビア・ツー・ピアによる前記コンテンツのファイル交換におけるそれぞれの利用形態に基づき相応の課金請求を行う第3のステップとをコンピュータに実行させるためのサーバプログラムを記録した請求項13に記載の記録媒体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ピア・ツー・ピアネットワークを利用した流通コンテンツの提供ならびに課金方法、およびそのサーバに関する。 【0002】 【従来の技術】一般的なネットワーク体系は、ホストコンピュータ−通信制御装置−端末装置といったツリーを核としたマスタスレーブ関係のネットワークである。これに対して、ネットワークの分散化や高速化に伴い、例えば、パーソナルコンピュータ同士がホストコンピュータを介さずに対等の関係で通信を行う、ピア・ツー・ピアネットワークがある。このピア・ツー・ピアネットワーク利用することにより、あるパーソナルコンピュータは、クライアントとサーバの両方になることが可能であり、ファイル交換により互いのリソースを利用可能になる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のピア・ツー・ピアを利用したファイル交換の世界では、公序良俗に反する違法なコンテンツの流通が多い。しかしながら、従来のピア・ツー・ピア技術によれば、コンテンツの著作権を無視した違法なコピーを防止できず、利用者を特定できないために、著作権が不当に侵害され、著作権者の不利益につながっていた。従って、ファイルを交換するためのプラットフォームを運営する企業は、明確な収益源を確保することはできなかった。また、ストリーミングサービスは、コンテンツ提供者が大規模なシステム構築を行う必要があり、また、コンテンツを利用する毎にダウンロードする必要があって好ましくない。 【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、コンテンツを暗号化して利用者端末に提供し、ウェッブを介した閲覧、および、利用者端末同士でピア・ツー・ピアによるファイル交換を用いてコンテンツを利用する際、コンテンツ提供ならびに課金サーバから復号鍵をダウンロードして利用を制限することによりコンテンツの安全な流通をはかった、ピア・ツー・ピアネットワークを利用した流通コンテンツの提供ならびに課金方法、およびそのサーバを提供することを目的とする。また、ピア・ツー・ピアネットワークを介してコンテンツを交換する際にアップロードする利用者がダウンロードする利用者から手数料を徴収できる仕組みを構築することにより、コンテンツの流通を活性化したピア・ツー・ピアネットワークを利用した流通コンテンツの提供ならびに課金方法、およびそのサーバを提供することも目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記した課題を解決するために本発明は、ウェッブブラウジングと、ピア・ツー・ピアによるファイル交換可能な利用者端末とはウェッブを介して接続される流通コンテンツの提供ならびに課金サーバであって、前記コンテンツに暗号化処理を施し、その暗号化コンテンツを前記ウェッブ上に公開し、前記利用者端末から前記コンテンツの閲覧要求、もしくは前記利用者端末同士によるピア・ツー・ピアによる前記コンテンツのファイル交換要求があったとき、前記暗号化コンテンツを復号するときに用いられる復号鍵を提供して前記コンテンツの利用を制限するコンテンツ保護手段を備えたことを特徴とする。 【0006】また、本発明の流通コンテンツの提供ならびに課金サーバにおいて、前記コンテンツ保護手段は、前記コンテンツに暗号化処理を施し、その暗号化コンテンツを前記ウェッブ上に公開するコンテンツ公開手段と、前記利用者端末から前記コンテンツの閲覧要求、もしくは前記利用者端末同士によるピア・ツー・ピアによる前記コンテンツのファイル交換要求があったとき、前記暗号化コンテンツを復号するときに用いられる復号鍵を提供して前記コンテンツの利用を制限するコンテンツ利用制限手段とを備えたことを特徴とする。 【0007】また、本発明の流通コンテンツの提供ならびに課金サーバにおいて、前記コンテンツ公開手段は、前記コンテンツを共通鍵により暗号化し、前記コンテンツ利用制限手段は、あらかじめ登録された利用者毎の公開鍵により前記コンテンツに対応する共通鍵を暗号化し、前記利用者端末において前記共通鍵を復号化するときの復号鍵として、それぞれウェッブを介して要求のあった利用者端末へ送信することを特徴とする。 【0008】また、本発明の流通コンテンツの提供ならびに課金サーバにおいて、前記ウェッブによるコンテンツ閲覧、前記ビア・ツー・ピアによる前記コンテンツのファイル交換におけるそれぞれの利用形態に基づき相応の課金請求を行う課金管理手段とを備えたことを特徴とする。 【0009】また、本発明の流通コンテンツの提供ならびに課金サーバにおいて、前記課金管理手段は、ある利用者がピア・ツー・ピアを利用して他の利用者から前記コンテンツの提供を得る際、前記ある利用者から自身のIDを含むコンテンツIDと、前記他の利用者のIDを受信し、前記復号鍵の提供時、前記ある利用者に対して相当の課金請求を行うと共に、前記他の利用者に対して前記ある利用者に課金した一部を還元することを特徴とする。 【0010】上記構成において、コンテンツを暗号化して利用者端末に提供し、ウェッブを介した閲覧、および、利用者端末同士でピア・ツー・ピアによるファイル交換を用いてコンテンツを利用する際、コンテンツ提供ならびに課金サーバから復号鍵をダウンロードすることによって利用を制限し、このことにより、コンテンツの安全な流通をはかることができる。また、ピア・ツー・ピアネットワークを介してコンテンツを交換する際に、アップロードする利用者がダウンロードする利用者から手数料を徴収できる仕組みを構築することにより、コンテンツの流通を活性化できる。なお、ここでいうコンテンツ提供サーバとは、実施形態に示された情報仲介サーバ11のことをいうが、大容量コンテンツ提供者2が情報仲介者1の役割も同時に実現できるため、あえてコンテンツ提供サーバと表現したものである。 【0011】上記した課題を解決するために本発明は、ウェッブブラウジング、およびピア・ツー・ピアによるファイル交換可能な利用者端末と、コンテンツ提供サーバとがウェッブを介して接続されたコンテンツ提供システムに用いられ、前記コンテンツを暗号化して前記利用者端末に提供し、前記ウェッブを介した閲覧、および、利用者端末同士でピア・ツー・ピアによるファイル交換を用いて前記コンテンツを利用する際、前記コンテンツ提供ならびに課金サーバから復号鍵をダウンロードすることによって利用を制限し、前記コンテンツが暗号化された状態で前記利用者端末の持つ記録媒体に保存され、再生するときのみ復号化するように制御することを特徴とする。 【0012】また、本発明のピア・ツー・ピアネットワークを利用した流通コンテンツの提供ならびに課金方法において、ある利用者がピア・ツー・ピアを利用して他の利用者から前記コンテンツの提供を得る際、前記ある利用者から自身のIDを含むコンテンツIDと、前記他の利用者のIDを受信し、前記復号鍵の提供時、前記ある利用者に対して相当の課金請求を行うと共に、前記他の利用者に対して前記ある利用者に課金した一部を還元することを特徴とする。 【0013】上記した課題を解決するために本発明は、ウェッブブラウジングと、ピア・ツー・ピアによるファイル交換可能な利用者端末とはウェッブを介して接続される流通コンテンツの提供ならびに課金サーバに用いられるサーバプログラムであって、前記コンテンツに暗号化処理を施し、その暗号化コンテンツを前記ウェッブ上に公開する第1のステップと、前記利用者端末から前記コンテンツの閲覧要求、もしくは前記利用者端末同士によるピア・ツー・ピアによる前記コンテンツのファイル交換要求があったとき、前記暗号化コンテンツを復号するときに用いられる復号鍵を提供して前記コンテンツの利用を制限する第2のステップとをコンピュータに実行させるためのサーバプログラムである。 【0014】また、本発明のサーバプログラムにおいて、前記ウェッブによるコンテンツ閲覧、前記ビア・ツー・ピアによる前記コンテンツのファイル交換におけるそれぞれの利用形態に基づき相応の課金請求を行う第3のステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。 【0015】また、本発明のサーバプログラムにおいて、前記第1のステップは、前記コンテンツを共通鍵により暗号化するステップと、前記ウェッブを介して要求のあった利用者端末へ送信するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。 【0016】また、本発明のサーバプログラムにおいて、前記第2のステップは、あらかじめ登録された利用者毎の公開鍵により前記コンテンツに対応する共通鍵を暗号化するステップと、前記利用者端末において前記共通鍵を復号化するときの復号鍵として、前記ウェッブを介して要求のあった利用者端末へ送信するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。 【0017】また、本発明のサーバプログラムにおいて、前記第3のステップは、ある利用者がピア・ツー・ピアを利用して他の利用者から前記コンテンツの提供を得る際、前記ある利用者から自身のIDを含むコンテンツIDと、前記他の利用者のIDを受信するステップと、前記復号鍵の提供時、前記ある利用者に対して相当の課金請求を行うと共に、前記他の利用者に対して前記ある利用者に課金した一部を還元するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。 【0018】上記した課題を解決するために本発明は、ウェッブブラウジングと、ピア・ツー・ピアによるファイル交換可能な利用者端末とはウェッブを介して接続される流通コンテンツの提供ならびに課金サーバのためのサーバプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記コンテンツに暗号化処理を施し、その暗号化コンテンツを前記ウェッブ上に公開する第1のステップと、前記利用者端末から前記コンテンツの閲覧要求、もしくは前記利用者端末同士によるピア・ツー・ピアによる前記コンテンツのファイル交換要求があったとき、前記暗号化コンテンツを復号するときに用いられる復号鍵を提供して前記コンテンツの利用を制限する第2のステップと、をコンピュータに実行させるためのサーバプログラムを記録した記録媒体である。 【0019】また、本発明の記録媒体において、前記ウェッブによるコンテンツ閲覧、前記ビア・ツー・ピアによる前記コンテンツのファイル交換におけるそれぞれの利用形態に基づき相応の課金請求を行なう第3のステップとをコンピュータに実行させるためのサーバプログラムを記録したことを特徴とする。 【0020】 【発明の実施の形態】図1は、本発明におけるピア・ツー・ピアネットワークを利用した流通コンテンツの提供ならびに課金方法を実現するためのビジネスモデルならびにその利用主体の関係を説明するために引用した図である。図1において、符号1は情報仲介者であり、検索情報の提供、コンテンツの暗号化、セキュリティ環境の提供、ユーザ分析情報の収集、提供等を行う。符号2は大容量コンテンツ提供者であり、コンテンツの作成、ビア・ツー・ピアネットワークへのコンテンツの販売を行う。符号3、4、5は利用者であり、ウェッブを介してダウンロードしたコンテンツを、ピア・ツー・ピアネットワークを介して利用者間で交換する。このとき、アップロード側の利用者はアップロード手数料を受け取ることができる。 【0021】以下、簡単にビジネスの流れについて説明する。まず、大容量コンテンツ提供者2は、作成コンテンツを情報仲介者1に送ってコンテンツの暗号化等を依頼し(■)、コンテンツ暗号化等に関する作成手数料を情報仲介者1に支払う(■)。情報仲介者1は、コンテンツに対して、暗号化、電子署名、コンテンツIDの埋め込み等の処理を行ない、大容量コンテンツ提供者2に送る(■)。一方、利用者3は、情報仲介者1が提供する検索機能を用いて欲しいコンテンツを探し、大容量コンテンツ提供者2からダウンロードする(■:ここでは、この利用者を「利用者A」とする)。利用者Aがコンテンツを利用する際には、情報仲介者1から復号鍵をダウンロードする(■)。その際に情報仲介者1は、利用者Aのコンテンツ閲覧情報を取得る。利用者Aは、複号鍵をダウンロードする際に情報仲介者1に対して利用料を支払う(■)。 【0022】一方、利用者B(4)は、大容量コンテンツ提供者2からコンテンツをダウンロードすることもできるが、既にコンテンツをダウンロードしている他の利用者、例えば利用者A(3)からダウンロードして得ることもできる(■)。この際には、大容量コンテンツ提供者2からダウンロードする価格から一定額が割り引かれた価格でダウンロードできるようにする。なお、他の利用者からコンテンツをダウンロードした利用者4も、複合鍵を使用しないとコンテンツを利用することはできない(■)(この利用者を「利用者B」とする)。利用者Bは、利用者Aに比べて割り引かれた額の利用料を情報仲介者1に支払う(■)。 【0023】利用者Bから利用料が支払われると、情報提供者1から利用者Aに対してアップロード手数料が支払われる(a)。また、別の利用者5(利用者Cとする)も利用者Bからコンテンツをダウンロードすることができる(b)。この場合も情報仲介者1から復号鍵をダウンロードする必要があり(c)、その対価として情報仲介者1に対して利用料の支払いが生じる(d)。また、このとき、利用者C(5)への提供手数料として利用者B(4)に提供手数料が支払われる(e)。このようにして、ピア・ツー・ピアネットワーク上で利用者同士がファイルを交換することができる。なお、情報提供者1は、利用者全体によって支払われた利用料からプラットフォーム利用料を差し引いた金額を大容量コンテンツ提供者2に対して支払う。すなわち、情報提供者1は、大容量コンテンツ提供者2のために利用料回収代行を行なっている(f)。 【0024】図2は、図1に示すビジネスモデルを実現するシステム構成を説明するために引用した図である。図2において、符号11は情報仲介者1が設置管理する情報仲介サーバ、符号12は大容量コンテンツ提供者3が設置管理する大容量コンテンツ提供サーバであり、いずれもネットワーク10を介して利用者端末装置13、14、15に接続されている。利用者端末装置13、14、15は、情報仲介サーバ11とデータ交換を行うときはネットワーク(ウェッブ)10を介し、利用者端末装置13、14、15間でデータ交換を行うときはネットワーク(PtoP:ピア・ツー・ピア)10を介して行う。すなわち、ここに示すネットワーク10は、ウェッブにもピア・ツー・ピアにも対応する。 【0025】情報仲介サーバ11は、コンテンツデータベース(DB)20と、利用者データベース(DB)30を備えている。コンテンツDB20は、図3(a)に示されるように、コンテンツを特定するコンテンツID毎、コンテンツ情報、共通鍵、暗号化コンテンツ、課金情報の各データフィールドから成る。ここに示す課金情報は、ネットワーク10経由でダウンロードされたコンテンツの総ボリュームを示すものとする。また、利用者DB30は、図3(b)に示されるように、利用者を特定する利用者ID毎、その個人情報、公開鍵情報、課金情報の各データフィールドから成る。ここに示す課金情報は、ネットワーク10を介しピア・ツー・ピアによってダウンロードされた先の利用者ID、および、あらかじめ定義された金額が設定され、例えば、大容量コンテンツ提供者2から直接ダウンロードしたときに課金される金額から一定額が割り引かれた金額となるように設定される。 【0026】図4は、図2に示す情報仲介サーバ11の内部構成を機能展開して示したブロック図である。以下に示す各ブロックは、具体的には、CPUならびにメモリを含む周辺LSIで構成され、CPUがメモリに記録されたプログラムを読み出し、逐次実行することによりその機能を実現する。 【0027】情報仲介サーバ11は、コンテンツ保護部110と、課金管理部120で構成される。コンテンツ保護部110は、コンテンツM1に暗号化処理を施し、その暗号化コンテンツをネットワーク10(ウェッブ)上に公開し、利用者端末装置13、14、15からコンテンツの閲覧要求、もしくは利用者端末同士によるピア・ツー・ピアに従うコンテンツのファイル交換要求があったとき、暗号化コンテンツを復号するときに用いられる復号鍵を提供してコンテンツの利用を制限する機能を持つ。また、課金管理部12は、ネットワーク10(ウェッブ)によるコンテンツ閲覧、ネットワーク10(ピア・ツー・ピア)によるコンテンツのファイル交換におけるそれぞれの利用形態に基づき相応の課金請求を行う機能を持つ。 【0028】なお、コンテンツ保護部110は、コンテンツ公開部111と、コンテンツ利用制限部112で構成される。コンテンツ公開部111は、コンテンツに暗号化処理を施し、その暗号化コンテンツをネットワーク10(ウェッブ)上に公開する機能を持つ。コンテンツ利用制限部112は、利用者端末装置13、14、15からコンテンツの閲覧要求、もしくは利用者同士によるピア・ツー・ピアに従うコンテンツのファイル交換要求があったとき、暗号化コンテンツを復号するときに用いられる復号鍵を提供してコンテンツの利用を制限する機能を持つ。 【0029】更に、コンテンツ公開部111は、コンテンツを共通鍵k1により暗号化し、コンテンツ利用制限部112は、あらかじめ登録された利用者毎の公開鍵D1によりコンテンツM1に対応する共通鍵k1を暗号化し、利用者端末装置13、14、15において共通鍵k1を復号化するときの復号鍵として、それぞれネットワーク10(ウェッブ)を介して要求のあった利用者端末へ13(14、15)送信する。なお、課金管理部120は、ある利用者がピア・ツー・ピアを利用して他の利用者からコンテンツの提供を得る際、ある利用者から自身のIDを含むコンテンツIDと、他の利用者のIDを受信し、復号鍵の提供時、ある利用者に対して相当の課金請求を行うと共に、他の利用者に対してある利用者に課金した一部を還元する機能も合わせ持つ。 【0030】図5〜図7は、本発明実施形態の動作を説明するために引用した図であり、コンテンツ保護と課金処理の流れ、利用者間の検索処理の流れ、コンテンツ保護の仕組みについてそれぞれ説明するために引用した図である。まず、図5を参照しながらコンテンツ保護と課金処理の流れについて説明する。図5には、利用者端末装置B(14)と情報仲介サーバ11間の動作シーケンスが示されている。ここでは、利用者B(4)は、自身の利用者端末装置B(14)を操作することによってコンテンツ検索条件を入力し、情報仲介サーバ11に対して、そのコンテンツID、利用者ID、そして、コンテンツ提供ソースとなる利用者のID(ここでは、利用者AのID)を入力する(ステップS51)。このことにより、情報仲介サーバ11では、コンテンツDB20を検索し、利用者Bの欲するコンテンツを検索すると同時に、当該コンテンツを暗号化し、更に復号鍵に関し、利用者B(14)の公開鍵でコンテンツAの共通鍵を暗号化して(ステップS53)、先の暗号化コンテンツと共にネットワーク10(ウェッブ)を介して要求のあった利用者端末装置B(14)送信する(ステップS54)。 【0031】次に、情報仲介サーバ11は、利用者Bの欲するコンテンツが大容量コンテンツ提供者2からウェッブを介した提供によるものか、あるいは利用者間のピア・ツー・ピアによる提供によるものかを判断する(ステップS55)。ここで、大容量コンテンツ提供者2からのコンテンツ提供による場合(α)は、利用者B(4)に対して課金するものとし(ステップS56)、一方、利用者間のピア・ツー・ピアによる提供の場合は、利用者B(4)に対する課金と直前のコンテンツ提供先である利用者A(3)に対する課金の還元を行なう(ステップS57)。なお、還元額についてはアップロード手数料として予め情報仲介者1との間で定義しておくものとする。一方、暗号化コンテンツおよび暗号化された共通鍵を受信した利用者端末装置B(14)では、その共通鍵を自身の秘密鍵で復号化し、その共通鍵に基づきHDD(図示せず)に格納された暗号化コンテンツを読み出し復号化する(ステップS58、S59)。なお、HDDには、暗号化された状態でコンテンツが保存され、再生時にのみ復号されピア・ツー・ピアネットワークを介した閲覧に供される。情報仲介者1が配布する復号鍵は複製できないものとする。 【0032】図6に利用者間におけるコンテンツ検索の流れが示されている。ここでは、利用者端末装置B(14)、利用者端末装置A(13)、情報仲介サーバ11間の動作シーケンスが示されている。ここでは、利用者Bは、利用者端末装置B(14)を操作することによりコンテンツ検索条件を入力して情報仲介サーバ11のコンテンツDB(20)を検索する(ステップS61)。このことにより、情報仲介サーバ11は、コンテンツDB(20)を検索して利用者B(4)が欲するコンテンツを保有している利用者IDと、課金請求額および登録日(アップロード)から成るインデックス情報を返す(ステップS62)。 【0033】次に、利用者B(4)は、情報仲介サーバ11から提供されるインデックス情報の中から、例えば、利用者A(3)が保存しているコンテンツを得たい場合に、利用者A(3)に対してそのコンテンツIDを入力する(ステップS63)。これを受けた利用者A(3)は、自身の利用者端末装置A(13)を介し、HDDに保存された暗号化コンテンツを検索して利用者B(4)に提供する(ステップS64)。以降は、図5に示す動作シーケンスに従い、情報仲介サーバ11との間で課金処理がなされる。 【0034】図7に、本発明において使用されるコンテンツ保護の仕組みが模式図にて示されている。ここでは、利用者端末装置A(14)から利用者端末装置B(15)にピア・ツー・ピア(PtoP)を用いてファイル転送する際のコンテンツ保護において、公開鍵を用いて暗号化し、各利用者端末装置(13、14)に送信して復号化する例が示されている。図7中、白枠は生データ、ハッチング枠は暗号化データ、白枠に鍵マークが付されたものは、利用者の公開鍵、あるいは秘密鍵とする。なお、記号M1はコンテンツ本体である。 【0035】まず、情報仲介サーバ11は、コンテンツM1をコンテンツM1に対応する共通鍵で暗号化すると共に、利用者Bの公開鍵によってその共通鍵を暗号化してネットワーク10(ウェッブ)経由で利用者端末装置B(14)に送信する。利用者端末装置B(14)では、先に情報仲介サーバ11から入手した暗号化された共通の内容を利用者Bの秘密鍵で復号化してコンテンツM1の共通鍵に変換する。そしてこの共通鍵を用いて利用者端末装置A(13)からネットワーク10(PtoP)を介して得た暗号化されたコンテンツを復号化してコンテンツM1を得る。 【0036】以上説明のように本発明は、コンテンツを暗号化して利用者端末に提供し、ウェッブを介した閲覧、および、利用者端末同士でピア・ツー・ピアによるファイル交換を用いてコンテンツを利用する際、コンテンツ提供ならびに課金サーバから復号鍵をダウンロードして利用を制限することによりコンテンツの安全な流通をはかれる。また、ピア・ツー・ピアネットワークを介してコンテンツを交換する際にアップロードする利用者がダウンロードする利用者から手数料を徴収できる仕組みを構築することにより、コンテンツの流通を活性化することができる。 【0037】なお、上記した情報仲介サーバ11を構成するコンテンツ保護部11、課金管理部12、コンテンツ公開部111、コンテンツ利用制限部112で実行される手順をコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述の各部における機能を実行してもよい。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺機器等のハードウアを含むものとする。 【0038】また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。 【0039】また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。 【0040】以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。 【0041】 【発明の効果】以上説明のように本発明によれば、コンテンツを暗号化して利用者端末に提供し、ウェッブを介した閲覧、および、利用者端末同士でピア・ツー・ピアによるファイル交換を用いてコンテンツを利用する際、コンテンツ提供ならびに課金サーバから復号鍵をダウンロードして利用を制限することによりコンテンツの安全な流通がはかれる。また、ピア・ツー・ピアネットワークを介してコンテンツを交換する際にアップロードする利用者がダウンロードする利用者から手数料を徴収できる仕組みを構築することにより、コンテンツの流通を活性化することができる他、以下に列挙する効果も得られる。 【0042】(1)コンテンツの違法コピーを防止できる。著作権を保護しながらファイル交換を行うことができるため、コンテンツ提供者は、コピーによるリスクを回避しながらコンテンツの販売が可能になる。 (2)ストリーミングサービスを行わずに済むため、コンテンツ提供者が大規模なシステム構築を行う必要がなくなる。また、コンテンツを利用する毎にダウンロードする必要がなく、回線トラフィクが減少する。 (3)利用者の利用状況等の把握が可能になり、広告主やコンテンツ提供者にとって重要なマーケティング情報として提供できるといった派生的効果も得られる。 (4)利用者への無料ファイル交換のプラットフォームを提供しながら、広告主やコンテンツ提供者からサービス料を徴収できるため、明確な収入源を確保できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】399040405 【氏名又は名称】東日本電信電話株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年4月10日(2001.4.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100064908 【弁理士】 【氏名又は名称】志賀 正武 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−312327(P2002−312327A) |
| 【公開日】 |
平成14年10月25日(2002.10.25) |
| 【出願番号】 |
特願2001−111896(P2001−111896) |
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