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【発明の名称】 メモリアクセス制御回路
【発明者】 【氏名】佐々木 正幸

【氏名】大西 信二

【要約】 【課題】大容量で安価なフラッシュメモリ(AND型メモリ2)をアクセスする場合に、MPU1がコマンド,アドレスをAND型メモリ2に書込んでからRDY/BSY信号を受け取るまでの待ち時間を有効利用してアクセス効率をあげる。

【解決手段】MPU1とAND型メモリ2の間にバスバッファ4を設け、MPU1がコマンドとアドレスを出力した後、MPUのチップセレクト(CS)信号を“L”から“H”にしてバスバッファ4によってAND型メモリ2をバスラインから切離し、RDY/BSY信号を受取るまでの間、他のデバイスをアクセスできるように構成した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 MPUがデータバスを介して接続されたフラッシュメモリに対してデータの書込み読出しを行うメモリアクセス制御回路において、前記MPUと前記フラッシュメモリとの間の前記データバスにバスバッファを挿入接続し、前記MPUから前記フラッシュメモリに対してコマンドに続けてアドレスを出力した後、MPUクロックタイミングで該MPUのチップセレクト信号を“L”から“H”にして前記バスバッファによって前記バスラインを開放し前記フラッシュメモリからRDY/BSY信号を受けるまでの待ち時間に他のデバイスのアクセスを可能とするとともに、前記MPUが前記他のデバイスを選択してアクセス中は当該フラッシュメモリを選択する前記チップセレクト信号を出力し続けることを特徴とするメモリアクセス制御回路。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体メモリのメモリアクセス制御回路に関し、MPU(Micro Processing Unit )が大容量のフラッシュメモリ(電気的に書換え可能な不揮発性メモリ)、例えば、AND型フラッシュメモリ(以下、AND型メモリという)の読み書きをアクセスする場合のメモリアクセス制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のメモリアクセス制御回路の接続図であり、1はMPU、2はAND型メモリ、3はデータバスである。図4は図3の従来回路のメモリクセス動作(読出し動作の場合の動作)を説明するタイムチャートである。図3と図2によってMPU1とAND型メモリ2の両デバイスのアクセス動作を説明する。
【0003】MPU1は、まずI/O〔0〕:I/O〔7〕端子からコマンド(読出し/書込み/消去を指定)とアドレスを出力し、AND型メモリ2にコマンドを書込み、続いてアドレスを書込む。コマンドとアドレスを受取ったAND型メモリ2は、データを吐出する準備ができたら、RDY/BSY信号を“Low”→“High”にして準備ができたことをMPU1へ知らせる。MPU1はAND型メモリ2が読出し準備ができたことを検出するとポート端子(I/O3)を“Low”→“High”にしてAND型メモリ2にクロックCLKを供給すると同時に出力イネーブル(OE)信号を“High”→“Low”にして読出し動作を開始する。MPU1はコマンドの書込みから最終データを読出すまでチップセレクト(CS)信号を“Low”にして読出し動作可能の状態にしておく必要がある。書込みの動作も基本的には上記の読出し動作と同じである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のAND型メモリのメモリアクセス制御回路では、CS信号(又はCE信号ともいう)がコマンドの書込みからデータの読出しが終了まで“Low”にし続けて読出し動作又は書込み動作を可能な状態に保持しているため、アドレスの書込みが終わってから読出し動作の準備ができてRDY/BSY信号を受け取るまでの間、MPU1は待たなければならない。この待ち時間が1msあると、MPU1のパス速度が40MHzの場合は4万サイクルの時間をMPUは何もアクセスできないことになる。実際のMPU1には様々なデバイスが接続されているので、この待ち時間の間MPU1が周辺デバイスのアクセスができないのでMPU1のアクセス効率が低下してしまう、という問題がある。
【0005】AND型メモリ2はそのメモリ容量に対して非常に安価であるが、アクセス中に待ち時間が発生するために、MPU1のAND型メモリに対するアクセス効率が悪いので、MPU1がバスに接続されている他の各デバイスに対して頻繁にアクセスしなければならない回路では採用しにくい、という問題も存在した。
【0006】本発明の目的は、AND型メモリをアクセス制御しながら、MPU1のアクセス効率を向上させるメモリアクセス制御回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のメモリアクセス制御回路は、MPUがデータバスを介して接続されたフラッシュメモリに対してデータの書込み読出しを行うメモリアクセス制御回路において、前記MPUと前記フラッシュメモリとの間の前記データバスにバスバッファを挿入接続し、前記MPUから前記フラッシュメモリに対してコマンドに続けてアドレスを出力した後、MPUクロックタイミングで該MPUのチップセレクト信号を“L”から“H”にして前記バスバッファによって前記バスラインを開放し前記フラッシュメモリからRDY/BSY信号を受けるまでの待ち時間に他のデバイスのアクセスを可能とするとともに、前記MPUが前記他のデバイスを選択してアクセス中は当該フラッシュメモリを選択する前記チップセレクト信号を出力し続けることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施例を示す接続図であり、図2は本発明の動作を示すタイムチャートである。図1において、1はMPU、2はAND型メモリ、3はデータバス、4はバスバッファ(BUS Buffa)である。本発明では、MPU1とAND型メモリ2の間のデータバス3にバスバッファ(Lowイネーブル)4を挿入して、従来のMPU1の待ち時間において、AND型メモリ2へのバス信号の切り離しを行い、MPU1のポート端子(I/O4)を用いて、アドレス書込みの後、AND型メモリ2からRDY/BSY信号を受けて再びMPU1がAND型メモリ2をアクセスするまでの間、AND型メモリ2へのアサートを保持しながら、従来の待ち時間に他のデバイスへのアクセスを行うことができるように構成されている。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、MPUは、AND型メモリへのアクセス中の待ち時間に他のデバイスをアクセスすることができるので、MPUのアクセス効率が向上する。よって、本発明を実施すれば、従来、高価な大容量メモリを使用していた回路を安価なAND型フラッシュメモリを使用した回路に置き換えることができるので、安価な装置の提供が可能となり、実用上の効果は極めて大きい。
【出願人】 【識別番号】000001122
【氏名又は名称】株式会社日立国際電気
【出願日】 平成13年4月12日(2001.4.12)
【代理人】 【識別番号】100069257
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 学
【公開番号】 特開2002−312307(P2002−312307A)
【公開日】 平成14年10月25日(2002.10.25)
【出願番号】 特願2001−114104(P2001−114104)