| 【発明の名称】 |
業務アプリケーション開発システム及び方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】有井 直子
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| 【要約】 |
【課題】所定の表計算ソフトウェアで作成した機能要件仕様書からUMLモデルを使用して業務アプリケーションソースを生成し、業務アプリケーション開発の生産性を向上させる。
【解決手段】表計算ソフトウェアで作成した機能要件仕様書1から定義情報を用語翻訳手段22を用いて定義情報抽出手段21により抽出し、その定義情報をもとにUMLモデル変換手段23がUMLモデル4を作成する。また、UMLモデル4をUMLモデル変換手段23により定義情報に変換し、アルゴリズム解析手段51により解析し、その解析情報をもとに、ソース生成手段52が業務アプリケーションソース6を出力する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 所定形式の機能要件仕様書から定義情報を抽出する定義情報抽出手段と、機能要件仕様書で使用される用語を業務アプリケーションソースで使用されるキーワードに翻訳して定義情報抽出手段に入力する用語翻訳手段と、定義情報抽出手段によって抽出された定義情報を所定のモデリング言語モデルに変換するモデリング言語モデル変換手段とを備えたことを特徴とする要求仕様モデル変換システム。 【請求項2】 前記機能要件仕様書が所定の記入要領に従って表形式で作成されたものであることを特徴とする請求項1記載の要求仕様モデル変換システム。 【請求項3】 前記用語翻訳手段が、前記機能要件仕様書内の各情報が所定の情報である場合に、業務アプリケーションソースで使用される対応する所定のキーワードに変換するキーワード変換手段と、前記機能要件仕様書内の各情報が複合された情報である場合に分割してキーワード変換手段へ供給する分割手段とを備えることを特徴とする請求項1又は2記載の要求仕様モデル変換システム。 【請求項4】 前記モデリング言語モデル変換手段が、モデリング言語モデルを構成するクラス情報におけるクラス名を抽出するクラス名抽出手段と、属性情報を抽出する属性情報抽出手段と、操作情報を抽出する操作情報抽出手段とを含んで構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の要求仕様モデル変換システム。 【請求項5】 所定のモデリング言語モデルを定義情報に変換する変換手段と、変換手段により抽出された定義情報を解析して業務アプリケーションソースのアルゴリズムを得るアルゴリズム解析手段と、アルゴリズム解析手段から得られた解析情報をもとに、業務アプリケーションソースを生成するソース生成手段とを備えたことを特徴とする業務アプリケーションソース出力システム。 【請求項6】 請求項1〜4のいずれか1項記載の要求仕様モデル変換システムと、その要求仕様モデル変換システムによって変換されたモデリング言語モデルを入力し、業務アプリケーションソースを生成する請求項5記載の業務アプリケーションソース出力システムとを備えることを特徴とする業務アプリケーション開発システム。 【請求項7】 所定形式の機能要件仕様書から定義情報を抽出する定義情報抽出過程と、機能要件仕様書で使用される用語を業務アプリケーションソースで使用されるキーワードに翻訳して、その翻訳結果を定義情報抽出過程での抽出処理に反映させる用語翻訳過程と、定義情報抽出過程で抽出された定義情報を所定のモデリング言語モデルに変換するモデリング言語モデル変換過程とを有することを特徴とする要求仕様モデル変換方法。 【請求項8】 所定のモデリング言語モデルを定義情報に変換する変換過程と、変換過程により抽出された定義情報を解析して業務アプリケーションソースのアルゴリズムを得るアルゴリズム解析過程と、アルゴリズム解析過程で得られた解析情報をもとに、業務アプリケーションソースを生成するソース生成過程とを有することを特徴とする業務アプリケーションソース出力方法。 【請求項9】 請求項7記載の要求仕様モデル変換方法によって得られたモデリング言語モデルを入力として、請求項8記載の業務アプリケーションソース出力方法によって業務アプリケーションソースを生成することを特徴とする業務アプリケーション開発方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、機能要件(あるいは機能要求)仕様書を業務アプリケーション開発に用いられる要求仕様モデルに変換したり、あるいは変換された要求仕様モデルから業務アプリケーションソースを自動生成したりするのに用いて好適な業務アプリケーション開発システム及び方法に関する。 【0002】 【従来の技術】業務アプリケーションの開発において、要求仕様を定義する技術として、UML(Unified Modeling Language;統一モデリング言語)モデルを用いて定義する技術がある。 【0003】また、米国ラショナルソフトウェア社のRational Rose(米国又は他の国における登録商標)等のUMLモデリングツールを用いることで、所定の処理によって定義されたUMLモデルからアプリケーションソースを出力する技術がある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来の技術における第1の問題点は、要求仕様をUMLモデルで定義することの難しさである。その理由は、UMLモデルを定義するには、UMLモデルに対する知識を必要とするからである。 【0005】第2の問題点は、UMLモデリングツールから出力されるアプリケーションソースでは業務アプリケーション作成のための修正箇所が多いため工数がかかることである。その理由は、UMLモデリングツールには各々の業務に特化した部分のアプリケーションソースを出力する機能が含まれていないからである。 【0006】本発明の目的は、例えば表計算ソフトウェア等で作成された要件定義を、UMLモデル等の所定のモデリング言語モデル(以下、簡単化のため代表してUMLモデルとする。)に対する深い知識を必要とせずに、UMLモデルに変換したり、あるいはさらにUMLモデルから業務アプリケーションソースに自動的に変換したりすることができるようにすることで、業務アプリケーション開発の生産性を向上させる業務アプリケーション開発システム及び方法を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため請求項1記載の発明は、所定形式の機能要件仕様書から定義情報を抽出する定義情報抽出手段と、機能要件仕様書で使用される用語を業務アプリケーションソースで使用されるキーワードに翻訳して定義情報抽出手段に入力する用語翻訳手段と、定義情報抽出手段によって抽出された定義情報を所定のモデリング言語モデルに変換するモデリング言語モデル変換手段とを備えたことを特徴とする。 【0008】請求項2の発明は、前記機能要件仕様書が所定の記入要領に従って表形式で作成されたものであることを特徴とする。請求項3の発明は、前記用語翻訳手段が、前記機能要件仕様書内の各情報が所定の情報である場合に、業務アプリケーションソースで使用される対応する所定のキーワードに変換するキーワード変換手段と、前記機能要件仕様書内の各情報が複合された情報である場合に分割してキーワード変換手段へ供給する分割手段とを備えることを特徴とする。請求項4の発明は、前記モデリング言語モデル変換手段が、モデリング言語モデルを構成するクラス情報におけるクラス名を抽出するクラス名抽出手段と、属性情報を抽出する属性情報抽出手段と、操作情報を抽出する操作情報抽出手段とを含んで構成されていることを特徴とする。 【0009】請求項5の発明は、所定のモデリング言語モデルを定義情報に変換する変換手段と、変換手段により抽出された定義情報を解析して業務アプリケーションソースのアルゴリズムを得るアルゴリズム解析手段と、アルゴリズム解析手段から得られた解析情報をもとに、業務アプリケーションソースを生成するソース生成手段とを備えたことを特徴とする。 【0010】請求項6の発明は、請求項1〜4のいずれか1項記載の要求仕様モデル変換システムと、その要求仕様モデル変換システムによって変換されたモデリング言語モデルを入力し、業務アプリケーションソースを生成する請求項5記載の業務アプリケーションソース出力システムとを備えることを特徴とする。 【0011】請求項7の発明は、所定形式の機能要件仕様書から定義情報を抽出する定義情報抽出過程と、機能要件仕様書で使用される用語を業務アプリケーションソースで使用されるキーワードに翻訳して、その翻訳結果を定義情報抽出過程での抽出処理に反映させる用語翻訳過程と、定義情報抽出過程で抽出された定義情報を所定のモデリング言語モデルに変換するモデリング言語モデル変換過程とを有することを特徴とする。請求項8の発明は、所定のモデリング言語モデルを定義情報に変換する変換過程と、変換過程により抽出された定義情報を解析して業務アプリケーションソースのアルゴリズムを得るアルゴリズム解析過程と、アルゴリズム解析過程で得られた解析情報をもとに、業務アプリケーションソースを生成するソース生成過程とを有することを特徴とする。請求項9の発明は、請求項7記載の要求仕様モデル変換方法によって得られたモデリング言語モデルを入力として、請求項8記載の業務アプリケーションソース出力方法によって業務アプリケーションソースを生成することを特徴とする。 【0012】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1を参照すると、本発明による業務アプリケーション開発システムの一実施の形態は、機能要件仕様書1と、要求仕様モデル変換システム2と、用語管理ファイル3と、要求仕様モデルを所定の形式で表すUMLモデル4と、業務アプリケーションソース出力システム5と、ソースファイル6とを含んでいる。ここで、機能要件仕様書1、用語管理ファイル3、およびソースファイル6は、図示していないコンピュータによって処理可能な所定の入力情報である。本実施形態では、機能要件仕様書1は、マイクロソフト社のMS Excel(マイクロソフト社の商標)等の表計算ソフトウェアの形式で作成されたデータであるとする。また、各システム2および5は、コンピュータおよびその周辺装置と、それらによって実行されるプログラムとから構成されている。 【0013】要求仕様モデル変換システム2は、定義情報抽出手段21と、用語翻訳手段22と、UMLモデル変換手段23とを備えている。定義情報抽出手段21は、所定の記入要領に従って作成された機能要件仕様書1を、要求仕様モデル変換システム2に取り込み、定義情報を抽出し、所定の記憶手段に記憶する。その際、機能要件仕様書1で使用されている各用語は、用語翻訳手段22によって用語管理ファイル3を参照することで業務アプリケーションソースで使用されるキーワードに翻訳される。UMLモデル変換手段23は、定義情報抽出手段21が抽出した定義情報を、UMLモデル4に変換し保存する。 【0014】業務アプリケーションソース出力システム5は、UMLモデル変換手段23と、アルゴリズム解析手段51と、ソース生成手段52とを備えている。UMLモデル変換手段23は、要求仕様モデル変換システム2で作成されたUMLモデル4を、業務アプリケーションソース出力システム5に取り込み、定義情報に変換する。アルゴリズム解析手段51は、UMLモデル変換手段23で変換された定義情報から、業務アプリケーションのアルゴリズムを解析する。ソース生成手段52は、アルゴリズム解析手段51が解析したアルゴリズムから、業務アプリケーションソースを生成し、ソースファイル6に保存する。 【0015】次に図2と図3を参照して本実施形態の用語翻訳手段22の動作について詳細に説明する。図2に示すように機能要件仕様書1は表形式で定義されている。例えばその表形式の各セルには、「MSGID(メッセージID(メッセージ識別符号))」と、「業務名」、「名称」および「ID」と、複数に項目分けされた各情報とを定義するためのデータが含まれている。ここで、複数に項目分けされた各情報を定義するためのデータはそれぞれ、例えば、「NO(番号)」、「項目名」、「データ型」、「整数」部および「小数」部の「桁数」、「繰返」および「初期入力チェック」に関する情報、「備考」情報等を含んでいる。また、「初期入力チェック」に関する情報は、「必須」かどうかを示す情報、「ID」、「コード名称」あるいは「比較」対象の情報、入力チェック後に返す「エラーコード」等の情報を含んでいる。 【0016】用語翻訳手段22は、各セルから取得した値が、用語管理ファイル3に登録されているかどうかをチェックする(図3のステップ221)。用語管理ファイル3に登録されている場合、業務アプリケーションソースで使用される対応するキーワードに変換する(ステップ222)。用語管理ファイル3に登録されていない場合、セルから取得した値が複合語かどうかをチェックする(ステップ223)。複合語の場合、各単語を分割して最後尾から単語を除き(ステップ224)、用語管理ファイル3に登録されているかどうかを再度チェックする(ステップ221)。全ての単語が処理されるまで後続する単語または複合語に対して上記の各処理を繰り返し続ける(ステップ225)。 【0017】次に、図4を参照して本実施のUMLモデル変換手段23の構成について詳細に説明する。UMLモデル変換手段23は、UMLモデル4におけるクラス情報のクラス名称を作成するクラス名抽出23aと、属性情報を作成する属性情報抽出23bと、操作情報を作成する操作情報抽出23cの各モジュールを含む。ここで、UMLモデル4におけるクラス情報とは、オブジェクト指向プログラミングにおいて各オブジェクトの属性(データ構造)とその操作を各クラス名に対応させてまとめて定義したものであるクラスに関する情報を意味し、複数の属性情報にはそれぞれ属性名、タイプ、デフォルト値等が含まれ、複数の操作情報にはそれぞれメソッド名、パラメータリスト、戻り値等が含まれている。 【0018】上述したように、本実施の形態によれば、用語翻訳手段22によって、機能要件仕様書1の各要素の値が用語管理ファイル3に登録されているものに対応する場合に予め決められた業務アプリケーションソースで使用されるキーワードに変換される。次に、定義情報抽出手段21によって、その変換結果を反映させて機能要件仕様書1内の情報から定義情報が抽出される。そして、UMLモデル変換手段23によって、抽出された定義情報からUMLモデルの各要素情報が作成される。したがって、作成者に対してUMLモデルに対する深い知識を必要とせずに、種々の業務アプリケーションに対する要求仕様を定義するUMLモデルを作成することが可能となる。 【0019】また、UMLモデルからアプリケーションソースを生成する際には、UMLモデル変換手段23によってUMLモデルを定義情報に変換する。次に、アルゴリズム解析手段51によって、変換された定義情報に基づいて業務アプリケーションのアルゴリズムが解析される。そして、ソース生成手段52によって、解析されたアルゴリズムに基づいて業務アプリケーションソースが生成され、ソースファイル6として出力される。したがって、出力されるアプリケーションソースは、各業務アプリケーションのアルゴリズムに基づくものとなるため、従来に比べ業務アプリケーション作成のための修正箇所を減らすことが可能となる。 【0020】なお、本発明の実施の形態は上記のものに限定されることなく、例えば各構成要素を統合したり、分割したり、ネットワークを介して分散配置したりする等の変更を適宜行うことが可能である。また、本実施形態は、1または複数のコンピュータと、その周辺装置と、コンピュータによって実行されるプログラムを用いて構成することができ、そこで用いられるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体または通信回線を介して配布することが可能である。 【0021】 【発明の効果】第1の効果は、UMLモデルに対する深い知識を必要とせずに、要求仕様をUMLモデルで定義することが可能となることである。これによって、簡単に要求仕様をUMLモデルで定義することができるようになるので、アプリケーション開発の際に、業務アプリケーション全体の構成やオブジェクト間の関連が理解しやすくなるという効果を得ることができる。 【0022】第2の効果は、業務アプリケーションの製造および、業務アプリケーションの保守の工数を削減できることである。その理由は、本発明により、業務に特化した部分のアプリケーションソースが出力できるからである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390001395 【氏名又は名称】エヌイーシーシステムテクノロジー株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年3月28日(2001.3.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100108578 【弁理士】 【氏名又は名称】高橋 詔男 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−287961(P2002−287961A) |
| 【公開日】 |
平成14年10月4日(2002.10.4) |
| 【出願番号】 |
特願2001−92441(P2001−92441) |
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