| 【発明の名称】 |
タッチパネルコンピュータ |
| 【発明者】 |
【氏名】高杉 真由美
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| 【要約】 |
【課題】左利きの人が利用する場合に、テンキーが利き手側になり、手を大きく移動することなく操作を行うことができるタッチパネルコンピュータを提供する。
【解決手段】タッチパネルコンピュータ11は、タッチ入力可能なタッチパネル付き液晶パネル12、数値入力等のデータ入力を行うテンキー13、上下左右にカーソルを移動するための矢印キー14を備え、ROM22には、テンキー13及び本体11aを180度回転させて使用する場合に対応するテンキーの機能の対応関係を示す左手・右手テーブル30が格納され、CPU21は、本体を180度回転させて使用する場合にテンキー13及び矢印キー14を使用するとき、左手・右手テーブル30から各テンキーの機能情報を読み出して、使用されたテンキーの機能の対応付けを行う処理を行うように構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 タッチパネルと、該タッチパネルの側面に隣接して配置されるテンキーとを備えるタッチパネルコンピュータにおいて、本体を天地反転して使用する場合の、各テンキーの機能情報を記憶する記憶手段と、本体を天地反転して前記テンキーを使用するとき、前記記憶手段から各テンキーの機能情報を読み出して、使用されたテンキーの機能の対応付けを行う制御手段とを備えることを特徴とするタッチパネルコンピュータ。 【請求項2】 タッチパネルと、該タッチパネルの側面に隣接して配置されるテンキー及び上下左右のカーソルキーとを備えるタッチパネルコンピュータにおいて、本体を天地反転して使用する場合の、各テンキー及び上下左右のカーソルキーの機能情報を記憶する記憶手段と、本体を天地反転して前記テンキー又は前記カーソルキーを使用するとき、前記記憶手段から各テンキー又はカーソルキーの機能情報を読み出して、使用されたテンキー又はカーソルキーの機能の対応付けを行う制御手段とを備えることを特徴とするタッチパネルコンピュータ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、タッチパネルコンピュータに関し、特に、テンキー付きタッチパネルコンピュータに関する。 【0002】 【従来の技術】近時、パーソナルコンピュータ(パソコン)やPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯情報端末が急速に普及している。これらコンピュータの中には、入力を簡単なオペレーションで行うために透明タブレットとディスプレイ機能を持つタッチパネル装置を備えたものがある。これは、表示画面上を指やペン等で触れることによりデータを入力する。 【0003】さらに、タッチパネル付きディスプレイ装置と10キー(以下、テンキーという)等を併せ持った入力一体型タッチパネルコンピュータも用いられている。テンキーや矢印キー(カーソルキー)が独立しているためデータを素早く入力することが可能である。 【0004】図22は、従来のテンキー付きタッチパネル装置を備えるペンコンピュータの外観を示す図である。図22において、1はペンコンピュータ本体、2はタッチ入力可能なタッチパネル付き液晶パネル、3は数値入力等のデータ入力を行うテンキー、4は矢印キーである。ユーザの手5の操作により、テンキー3により素早い数値入力が可能である。 【0005】図14は、上記ペンコンピュータのアプリケーション画面の表示例を示す図である。また、図23及び図24は、上記ペンコンピュータのアプリケーション画面のプルダウンメニュー表示例を示す図である。図14は、お絵かきソフトウェアの表示画面例であり、ユーザは手書きペン6を使って表示画面に触れ、描画等の操作を行う。また、図23及び図24に示すように、手書きペン6を使ってプルダウンメニューを選択し、より詳細な設定を行うことができる。図中、101はツールボタン群、102はスクロールバー、103はメニューバーである。この場合、メニューバー103は、[ファイル(F)],[ヘンシュウ(E)],[カラー(C)],[ヒョウジ(V)]に分かれており、[ヒョウジ(V)]についてのプルダウンメニューを表示している。 【0006】ところで、従来の構成では、右手での使用を前提としているものが多く、左利きの人が左手で操作する場合には、表示画面を隠してしまうことになる。これを解消するため、例えば、特開平5−66888号公報には、ユーザがタッチパネルを右手で押すか左手で押すかを設定することにより、スクロールバーの表示位置をウィンドウの右側に表示させるか、左側に表示させるかを変更できるようにしたタッチパネル装置が開示されている。また、特開平11−353070号公報には、ユーザの利き手情報に基づいて、利き手情報に対応する手書きペンパッドを表示手段に表示する装置が開示されている。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来のタッチパネル装置又はデータ入力装置にあっては、左利きの人に対応した、表示画面上の表示位置の変更・設定であったため、表示装置の外部に設置されたテンキーや矢印キーを左利きの人が操作する場合については、依然として使い勝手が悪いという問題点があった。 【0008】例えば、図22に示すように、左利きの人がテンキーの付いたペンコンピュータを使用する場合、テンキー3が右部分に配置されるため、手5で画面2を覆うような形でテンキー3をタッチすることになり、画面2が見えず、かつ、手5の移動量が多いという問題点がある。また、左利きの人が指やペンを用いて、図14に示すようなアプリケーションを使用して描画を編集している場合、よく利用するツールボタン群101を手5で覆い隠すようになり利用しづらいという問題点がある。 【0009】また、一般に、図14に示すように、画面内容を確認しながら利用する機会が多いスクロールバー102はアプリケーション画面内の右側と下側にあり、右側のバーを移動するためには、ウィンドウをほぼすべて手で覆うようになり、表示内容を確認しにくいという問題点がある。 【0010】また、図23に示すように、左利き右利きによってプルダウンメニューの表示位置を変更することは特に考慮されておらず、左手・右手どちらで利用しても使用しにくいシステムとなる。特に、図24に示すように、メニューが入れ子になって表示される場合に、左利きの人は現在表示されているプルダウンメニューの左方向に次のメニューが表示されると手の影になって見にくくなる。本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、左利きの人が利用する場合に、テンキーが利き手側になり、手を大きく移動することなく操作を行うことができるタッチパネルコンピュータを提供することを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明のタッチパネルコンピュータは、タッチパネルと、該タッチパネルの側面に隣接して配置されるテンキーとを備えるタッチパネルコンピュータにおいて、本体を天地反転して使用する場合の、各テンキーの機能情報を記憶する記憶手段と、本体を天地反転して前記テンキーを使用するとき、前記記憶手段から各テンキーの機能情報を読み出して、使用されたテンキーの機能の対応付けを行う制御手段とを備えることを特徴している。 【0012】本発明のタッチパネルコンピュータは、タッチパネルと、該タッチパネルの側面に隣接して配置されるテンキー及び上下左右のカーソルキーとを備えるタッチパネルコンピュータにおいて、本体を天地反転して使用する場合の、各テンキー及び上下左右のカーソルキーの機能情報を記憶する記憶手段と、本体を天地反転して前記テンキー又は前記カーソルキーを使用するとき、前記記憶手段から各テンキー又はカーソルキーの機能情報を読み出して、使用されたテンキー又はカーソルキーの機能の対応付けを行う制御手段とを備えることを特徴としている。 【0013】このように構成された本発明のタッチパネルコンピュータは、左利きの人が利き手である左手で利用する場合に、テンキーと上下左右のカーソルキーが利き手側になり、タッチパネルを手で覆ったり手を大きく移動することなく左手でテンキーやカーソルキー操作を行うことが可能となる。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本発明の好適なタッチパネルコンピュータの実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態のタッチパネルコンピュータ11の外観を示す図であり、左利き用に180度回転(天地逆向き)した設定状態を示している。 【0015】図1において、11aはタッチパネルコンピュータ本体であり、タッチパネルコンピュータ本体11aは、タッチ入力可能なタッチパネル付き液晶パネル12、数値入力等のデータ入力を行うテンキー13、上下左右にカーソルを移動するための矢印キー14(上下左右のカーソルキー)を備えて構成される。また、5は左利きユーザの手である。 【0016】タッチパネル付き液晶パネル12は、タッチ入力可能なタッチパネルを積層したドットマトリクス構成のLCDディスプレイであり、タッチパネルの有効部分は表示部の表示部分全面と同等である。タッチパネルコンピュータ11への文字入力は、テンキー13のほか、このタッチパネルにより行われる。また、必要に応じて表示用照明(バックライト)が点灯又は点滅する。 【0017】テンキー13は、数値入力を素早く行うための数値専用キーであり、タッチパネルコンピュータ本体11a上のタッチパネル付き液晶パネル12に隣接して配置される。テンキー13のキートップ部分は、抜き差しが可能であり、左利き用にタッチパネルコンピュータ本体11aを180度回転させて用いる場合には、個々テンキーのキートップ部分を抜き差しして、対応するキー位置に入れ替える。なお、キートップ部分を抜き差しすることに代えて、キートップに該当数字のシールを貼る対応するものでもよい。あるいは、テンキーのキートップ部分に上下互いに逆向きの数字(例えば、「5」と「2(逆向き)」)同士を組合わせて印刷・刻印したものでもよい。さらに、テンキーを有するキーパット全体を入れ替える構成でもよい。これについては図6及び図11により後述する。 【0018】図2は、上記タッチパネルコンピュータ11の構成を示すブロック図である。図2において、タッチパネルコンピュータ11は、CPU21(制御手段)、ROM22(記憶手段)、RAM23、LCDで構成されたマトリクス画面を有する表示部24、上記タッチパネル付き液晶パネル12のタッチパネル部であるタブレット25、テンキー及び矢印キーからなるキー入力部26、及びハードディスクドライブ(HDD)等の外部記憶装置27から構成される。 【0019】CPU21は、入出力等の動作演算処理の実行を含む装置全体の制御を行う制御部であり、ROM22上のプログラムに従い、演算に使用するデータを記憶したメモリを使用してアプリケーション処理等各種処理を実行する。また、CPU21は、ROM22上のプログラムに従い、本体を180度回転させて使用する場合にテンキー13及び矢印キー14を使用するとき、ROM22から各テンキーの機能情報を読み出して、使用されたテンキーの機能の対応付けを行う処理を行う。 【0020】ROM22は、CPU21が動作する際に必要なプログラム、制御データ等の固定データを記憶する読出し専用の半導体メモリである。また、ROM22には、テンキー13及び本体11aを180度回転させて使用する場合に対応するテンキーの機能の対応を示す左手・右手テーブル(図3で後述する)等の各種テーブルが格納されている。RAM23は、文字表示に関するデータや演算に使用するデータ及び演算結果等を一時的に記憶するいわゆるワーキングメモリとして使用され、ビットマップ展開された仮想画面及び表示データ等を格納する。 【0021】また、RAM23の一部は、電気的に書換可能な不揮発性メモリであるEEPROM(electrically erasable programmable ROM)からなり、EEPROMに書き込むプログラムを変えることによって、タッチパネルコンピュータ11における各種の仕様を変更することができる。すなわち、最近ではシステム開発のデバッグごとにマスクROMを変更する時間損失を回避するため、プログラムROMを不揮発性メモリ、例えばEPROM,EEPROMとし、プログラム開発・修正時間の大幅な短縮を図っている。また、プログラムをダウンロードしてEEPROMのプログラム内容を書き換えるようにすれば機能のアップグレードや機能の変更を容易に行うことが可能になる。 【0022】表示部24は、LCDディスプレイからなり、例えば800×600ドットマトリクス表示が可能である。タブレット25は、タッチパネルにより実現されるもので、絶対位置検出が可能である。特に、タブレット25と液晶表示を組合わせて使用するため、直接描画感覚で操作することができ、図形の作成など細かな操作に適している。キー入力部26は、テンキー13、上下左右の矢印キー14などのキー入力部であり、表示部24に隣接して設置される。 【0023】図3は、ROM22に格納される左手・右手テーブル30を示す図である。また、図4は、標準であるテンキー及び矢印キーのキー配列と左手・右手テーブル30の対応関係を示す図、図5は、本体を180度回転(天地逆向き)後のテンキー及び矢印キーのキー配列と左手・右手テーブル30の対応関係を示す図である。 【0024】これらの図において、番号B0〜B15は、テンキー及び矢印キーの絶対位置を示す名前である。右手(標準)の場合は、この番号B0〜B15は、順に、「0」,「.」,…「上」が割当てられ、左手(180度回転)の場合は、この番号B0〜B15は、順に、「9」,「8」,…「下」が割当てられる。例えば、番号B0は、右手(標準)の場合には「0」、左手(180度回転)の場合には「9」が割当てられることになる。 【0025】このように、タッチパネルコンピュータ本体11aが、図22に示す一般的なテンキー配列のときは、図3の左手・右手テーブル30の「Right」欄と図4の関係となり、図1に示す左利き用に設定した180度回転のときは、図3の左手・右手テーブル30の「Left」欄と図5の関係となる。これは、CPU21が左手・右手テーブル30を参照することによって切り替える。上記の例では、B0キーが押下されると、右利き用の場合、図4に示されるように「0」が入力されたことになり、左利き用の場合、「9」が入力されたことになる。 【0026】また、本タッチパネルコンピュータ11は、180度回転して使用するため、テンキー13及び矢印キー14は、180度回転する前に右手で使用しても、180度回転後に左手で使用しても違和感無く使用できる設計にする必要がある。本実施の形態では、テンキー13のキートップ部の抜き差し、若しくは、各テンキー13のキートップにシールなどを貼ることによりテンキー配列を変更しているが、これに代えて以下のような構成をとるものでもよい。 【0027】図6は、テンキー配列変換可能なタッチパネルコンピュータの外観を示す斜視図である。図1と同一構成部分には同一符号を付している。図6において、タッチパネルコンピュータ本体31aは、タッチ入力可能なタッチパネル付き液晶パネル12、数値入力等のデータ入力を行うテンキー32を有するテンキーパット33、上下左右にカーソルを移動するための矢印キー14を備えて構成される。また、40はテンキーパット33を電気的に接続するための端子、34はテンキーパット33を着脱するための爪部である。テンキーパット33は、本体31aに対して着脱自在に構成されており、着脱後、テンキーパット33全体を180度回転させて本体31aに装着することができる。 【0028】図7は、上記テンキーパット33のハードウェア構成を示す図である。テンキー32の各キーB0「0」〜B11「9」は、マトリックス配線の行配線35a〜35d及び列配線35e〜35gに、図7に示すように結線されている。例えば、キーB0「0」が押された場合、行配線35dと列配線35eが導通する。 【0029】図8は、上記テンキーパット33の裏面を示す図である。図8において、マトリックス配線35a〜35gは、テンキーパット33裏面に設けられた端子35に接続されている。端子35は、テンキーパット33の中央部、すなわちL1=L2及びL3=L4の位置に配置され、マトリックス配線35a〜35gが図8に示す順序で接続されている。また、36及び37は、テンキーパット33の背面の凹部である。 【0030】図9は、タッチパネルコンピュータ本体31aのテンキーパット着脱部の拡大図である。図9において、端子40は、着脱部の中央部、すなわちL1=L2及びL3=L4の位置に配置され、上記マトリックス配線35a〜35gと電気的に接続するための配線40a〜40gが図9に示す順序で接続されている。また、38及び39は、押しボタンスイッチであり、テンキーパット33が着脱部に装着されると、押しボタンスイッチ38,39のいずれか1つがテンキーパット33背面の凹部36,37に嵌り、嵌らなかった押しボタンスイッチがテンキーパット33底面によって押されスイッチがONになるように配置されている。なお、図8におけるL1〜L4と図9におけるL1〜L4とは互いにほぼ同一の長さである。 【0031】上記構成をとることにより、右利き用としてテンキーパット33を図6で示した方向(爪部34を矢印キー14側にした方向)で装着すると、テンキーパット33のマトリックス配線35aと、本体31aの配線40aとが電気的に接続され、同じく配線35bと配線40b、配線35cと配線40c、配線35dと配線40d、配線35eと配線40e、配線35fと配線40f、配線35gと配線40gとが電気的に接続される。また、押しボタンスイッチ39は、テンキーパット33の底面によりONになる。押しボタンスイッチ38は、テンキーパット33の凹部36に嵌り込むためONにはならない。 【0032】また、左利き用としてテンキーパット33を、爪部34を矢印キー14の反対側にした方向で装着すると、テンキーパット33のマトリックス配線35aと、本体31aの配線40gとが電気的に接続され、同じく配線35bと配線40f、配線35cと配線40e、配線35dと配線40d、配線35eと配線40c、配線35fと配線40b、配線35gと配線40aとが電気的に接続される。また、押しボタンスイッチ38は、テンキーパット33の底面によりONになる。押しボタンスイッチ39は、テンキーパット33の凹部37に嵌り込むためONにはならない。 【0033】図10は、テンキーパット33を装着した場合のキー検出方法を示す図であり、図10(1)は右利き用、図10(2)は左利き用としてテンキーパット33を装着した場合の例である。図10の「0」は、他のどの配線とも導通していないことを表し、「1」は他の「1」で示される配線と導通していることを表している。 【0034】押しボタンスイッチ38がOFF及び押しボタンスイッチ39がONの場合に、図10(1)が適用される。例えば、配線40d及び配線40eが導通している時には、キーB0「0」が押されていると判別される。また、押しボタンスイッチ38がON及び押しボタンスイッチ39がOFFの場合に、図10(2)が適用される。例えば、配線40c及び配線40dが導通している時には、キーB0「0」が押されていると判別される。 【0035】図11は、テンキー配列変換可能な他のタッチパネルコンピュータの外観を示す斜視図である。図1と同一構成部分には同一符号を付している。図11において、タッチパネルコンピュータ本体41aは、タッチ入力可能なタッチパネル付き液晶パネル12、数値入力等のデータ入力を行うテンキー42を有するテンキーパット43、上下左右にカーソルを移動するための矢印キー14を備えて構成される。また、41bはテンキーパット43を電気的に接続するための端子、41cはテンキーパット43を抜き差しするためのガイド部、44はテンキーパット43を着脱するための爪部、45は本体のガイド部41cと組み合わされてテンキーパット43を抜き差しするためのガイド部である。 【0036】また、46及び47は、凹部を示しており、図8におけるテンキーパット33の凹部36,37にそれぞれ対応する。また、48及び49は、押しボタンスイッチを示しており、図9における押しボタンスイッチ38,39にそれぞれ対応する。テンキーパット43は、本体41aに対して外方向にスライドして着脱自在となっており、着脱後、テンキーパット43全体を180度回転させて本体41aに装着することができる。 【0037】図11のタッチパネルコンピュータにおいても、図6乃至図10で述べた例と同様の方法でキー検出が可能であるため、その詳細な説明は省略する。上述した図6乃至図11の構成では、テンキーのキートップ部の抜き差しやシールなどの貼付作業がなくなるため、右利き・左利きを容易に変更することができる。 【0038】なお、上記は、テンキー32,42を有するテンキーパット33,43部分を、本体31a,41aから着脱可能にする構成例について述べたが、テンキーパットは矢印キーを含むものでもよく、矢印キーを含むテンキーパット全体を差し替える構成としてもよい。以下、上述のように構成されたタッチパネルコンピュータの動作を説明する。まず、画面表示とタブレット入力について述べる。 【0039】図12は、画面表示とタブレット25の入力の関係を説明するための図であり、図12(a)は、一般的な表示(従来の表示)とタブレット25からの入力が可能な画面装置の座標(x,y)を示し、図12(b)は、180度回転して図12(a)と同じように表示され、入力できるタブレット画面を示している。図中、Wは画面の横幅、Hは画面の縦の長さを示す。 【0040】図12(a)で(x,y)の座標位置に表示されていたものは、180度回転して表示されている図12(b)では(X,Y)の座標位置に表示される。それぞれの座標は、次式(1)で求められる。 X=W−x,Y=H−y …(1) また、(X,Y)がペンなどにより押下された場合には、式(1)により求められる座標(x,y)が押下されたと計算し、通常の処理に渡す。 【0041】図13は、利き手変更処理がなされた場合の180度回転後のテンキーと画面表示のアルゴリズムを示すフローチャートであり、CPU21により実行される。図中、Sはフローの各ステップを示す。まず、ステップS1で利き手の選択を行う。この選択は、表示画面上に表示された右利き・左利きのアイコンをユーザが選択することにより行う。なお、あらかじめユーザ毎のキー入力情報を登録しておき、ユーザID(音声認識,画像認識,指紋認識等でもよい)入力により右利き・左利きの情報を呼び出す態様でもよい。 【0042】左利きの場合、ステップS2でテンキー13及び矢印キー14の役割を、図3の左手・右手テーブル30の「Left」欄を参照して割り当てる。図5に示すテンキー13及び矢印キー14の役割となる。次いで、ステップS3で画面表示を180度回転(すなわち、(X,Y)座標に表示する)し、ステップS4でタブレット25入力の取り込みを180度回転して本フローを終了する一方、右利きの場合には、ステップS5でテンキー13及び矢印キー14の役割を、図3の左手・右手テーブル30の「Right」欄を参照して割り当てる。図4に示すテンキー13及び矢印キー14の役割となる。次いで、ステップS6で画面表示を180度回転(すなわち、(x,y)座標に表示する)して元に戻し、ステップS7でタブレット25入力の取り込みを180度回転して元に戻し本フローを終了する。次に、画面の左右反転処理について述べる。 【0043】図14は、ペンコンピュータのアプリケーション画面の表示例を示す図であり、従来のアプリケーションの画面例である。この画面をウィンドウの最小単位毎に左右対称にすると図15の画面になる。図15は、図14の表示画面を左右反転したアプリケーション画面の表示例を示す図である。 【0044】この左右対称処理は1つのアプリケーション単位で行う。図14の表示例によると「お絵かきソフトウェア」の中で左右反転処理がなされ、結果として図15になっている。最小単位毎に左右対称にするため、文字や図形が左右対称になることはない。図14のアプリケーション画面を単純化したものが、図16のアプリケーション画面表示例である。また、この図16の番号1016(実際には表示されない)を軸として左右反転したものが、図17の画面表示例である。図16の番号1011〜1015は、図17の番号1111〜1115にそれぞれ対応しており、これらはアプリケーション画面上の各表示領域を表している。例えば、図16の番号1011の表示部分は、図17の番号1111に表示される。この場合に、最小単位の枠組としては左右反転しているが中身は左右対称にならないので、表示は番号1011と同様に番号1111でも左詰になる。番号1012も番号1016を軸として左右対称になり、図17の番号1112に表示される。また、図16の番号1013、番号1014についても「ペン」のツールボックス、「消しゴム」のツールボックスが最小単位となり、左右対称処理が行われ、それぞれ図17の番号1113、番号1114の位置に表示される。図16の番号1015も番号1016を軸として、図17の番号1115に表示される。このように表示されている図形内容については左右対称にならない。 【0045】なお、図14の中のメニューバー103は表示の上では最小単位の区切りが明らかになっていないが、実際にはそれぞれボタンになっているので最小単位としては、メニューバー103部分は[ファイル(F)],[ヘンシュウ(E)],[カラー(C)],[ヒョウジ(V)]に分かれている。次に、左右反転の計算方法について述べる。 【0046】図15の画面のY座標はすべて、図14のy座標と等しい(Yn=yn)。X座標に変換する場合には次式(2)を用いる。但し、(x1,y1)はこのアプリケーションの右上の座標を表す。Wはこのアプリケーションの幅を表す。また、図14の各最小単位のウィンドウの左上座標を(xn,yn)、各最小単位のウィンドウ幅をwn、とし、図15の各最小単位のウィンドウの左上座標を(Xn,Yn)とする。 【0047】 Xn =x1+(W−(xn−x1)−wn) ,Yn=yn =2x1−xn+W−wn …(2) n=1のときX1=2x1−x1+W−w1,Y1=y1n=2のときX2=2x1−x1+W−w2,Y2=y2また、反対にタブレット25入力を元のアプリケーションに渡すときには次式(3)を用いる。 xn=2x1+W−wn ,yn=Yn …(3) 【0048】図18は、アプリケーションの左右反転処理のアルゴリズムを示すフローチャートである。まず、ステップS11でアプリケーションを最小ウィンドウ単位で左右反転し、ステップS12で左右反転ボタン(図15参照)を表示する。次いで、ステップS13でタブレット25入力の取り込みを最小ウィンドウ単位で左右反転して本フローを終了する。次に、プルダウンメニューの表示方法について述べる。 【0049】図19は、右利きの人が利用することを考慮したプルダウンメニューの表示例を示す図である。図20は、プルダウンメニューの表示のアルゴリズムを示すフローチャートであり、図19の座標を例としてプルダウンメニューを表示する例を示す。 【0050】まず、ステップS31でプルダウンメニューの左上のx座標がウィンドウをはみ出さないかを調べる。すなわち、図19に示すように、画面左上の座標を(x1,y1)、メニューバー103の[ヒョウジ(V)]の開始位置の座標を(x5,y5)、その領域をw5であるとすると、x5+w5−w6<0か否かを判別し、x5+w5−w6<0のときはプルダウンメニューの左上のx座標がウィンドウ内に収まると判断してステップS32でプルダウンメニューの左上の座標を(x5+w5−w6,y1+h5)にする。 【0051】ステップS33では、入れ子のプルダウンメニューがあるか否かを判別し、入れ子のプルダウンメニューがあるときはステップS34でx5+w5−w6−w7<Wか否かを判別し、x5+w5−w6−w7<WのときはステップS35でプルダウンメニューの左上の座標を(x5+w5−w6−w7,y1+h5+h7)にして本フローを終了する。この場合は、図19に示す入れ子のプルダウンメニュー表示例となる。 【0052】上記ステップS34でx5+w5−w6−w7≧Wのときは、既に表示されているプルダウンメニューの左側に表示しきれない場合であり、右側に表示するためにステップS36でプルダウンメニューの左上の座標を(x5+w5,y5+h5+h7)にして本フローを終了する。この場合は、図21に示す入れ子のプルダウンメニュー表示例となる。一方、上記ステップS31でx5+w5−w6≧0のときはプルダウンメニューの左上のx座標がウィンドウ内に収まらないと判断してステップS37でプルダウンメニューの右上の座標を(0,y1+h5)にしてステップS38に進む。 【0053】ステップS38では、入れ子のプルダウンメニューがあるか否かを判別し、入れ子のプルダウンメニューがあるときはステップS39でプルダウンメニューの左上の座標を(x6,y1+h5)にして本フローを終了する。入れ子のプルダウンメニューがないときはそのまま本フローを終了する。 【0054】このように、ウィンドウ内に収まらない場合にはx座標を0にし、右端にプルダウンメニューを表示するとともに、次に入れ子のプルダウンメニューを表示する場合、既に表示されているプルダウンメニューの左側に表示できる場合にはステップS35を実行し、既に表示されているプルダウンメニューの左側に表示しきれない場合には、右側に表示する(ステップS36)。本フローのアルゴリズムを利用してプルダウンメニューを表示した上に左右反転を行ったプルダウンメニューの例は図21に示される。 【0055】以上説明したように、本実施の形態のタッチパネルコンピュータ11は、タッチ入力可能なタッチパネル付き液晶パネル12、数値入力等のデータ入力を行うテンキー13、上下左右にカーソルを移動するための矢印キー14を備え、ROM22には、テンキー13及び本体11aを180度回転させて使用する場合に対応するテンキーの機能の対応関係を示す左手・右手テーブル30が格納され、CPU21は、本体を180度回転させて使用する場合にテンキー13及び矢印キー14を使用するとき、左手・右手テーブル30から各テンキーの機能情報を読み出して、使用されたテンキーの機能の対応付けを行う処理を行うように構成したので、左利き指定をし、本体を180度回転し、テンキー13にシールなどを貼り付ける(あるいは、テンキー13を取り外して入れ替える、又は図6及び図11の着脱自在のキーパット32,42を用いる)ことにより、左利きの人が利用する場合に、テンキー13と矢印キー14が利き手側になり、特に意識することなく、手を大きく移動することなく左手でテンキー13や矢印キー14、タブレット25操作を行うことができる。 【0056】特に、本実施の形態では、アプリケーション内でウィンドウを左右対称に表示することにより、左利きの人が今まで手の影になり見にくかった左側に表示されていた部分が常に右側に表示されているようになり、またスクロールバーの位置も左側になり使用しやすくなる効果を得ることができる。 【0057】また、右利き用としてプルダウンメニューを左寄りに表示することにより、右利きの人にとってもプルダウンメニューが手やペンの影にならずに利用することができる。さらに、左利きの人にとっても左右反転することにより、プルダウンメニューを右寄りに表示することができ、左利きの人にとっても使用しやすくなる効果を得ることができる。 【0058】なお、上記実施の形態では、アプリケーションソフトウェアの表示画面に適用した例であるが、タッチパネルの側面に隣接して配置されるテンキーを備える装置であればどのような装置にも適用可能である。また、本実施の形態に係るコンピュータが、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯情報端末やパーソナルコンピュータの拡張機能として組み込まれたものでもよい。また、上記タッチパネルコンピュータを構成する各回路部、例えばROM、RAM、キーパット等の種類、数及び接続方法などは前述した実施の形態に限られない。 【0059】 【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれば、左利きの人が利き手である左手で利用する場合に、テンキーが利き手側になり、タッチパネルを手で覆ったり手を大きく移動することなく左手でテンキー操作を行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005049 【氏名又は名称】シャープ株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年1月17日(2001.1.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100091096 【弁理士】 【氏名又は名称】平木 祐輔
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| 【公開番号】 |
特開2002−215304(P2002−215304A) |
| 【公開日】 |
平成14年8月2日(2002.8.2) |
| 【出願番号】 |
特願2001−9137(P2001−9137) |
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