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【発明の名称】 ポインタ指定キーを用いた表示画面上ポインタ移動装置
【発明者】 【氏名】小野塚 邦子

【要約】 【課題】ポインタの表示画面上の位置と、キーボード上のキーの配列を関連させて、ポインタ位置の移動・停止を所定の場所に容易に可能とすること。

【解決手段】表示画面は細分化された画面11として構成し、細分化された画面と1対1に対応するポインタ指定キー18を具備し、先ず、ポインタ指定キー18でカーソル15を目標位置の近くまで素早く移動し、次にポインタ移動キー17により微調整する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 表示画面上で情報の入力される位置を表示するポインタと、そのポインタを上下左右に微調整移動させるためのポインタ移動キーとで構成する表示画面上ポインタ移動装置において、前記表示画面は、細分化された画面であり、該細分化された画面と1対1に対応するポインタ指定キーを具備することを特徴とするポインタ指定キーを用いた表示画面上ポインタ移動装置。
【請求項2】 前記ポインタ指定キーは、前記細分化された表示画面の配列と同等の配列に配列されたことを特徴とする請求項1記載のポインタ指定キーを用いた表示画面上ポインタ移動装置。
【請求項3】 前記微調整移動用ポインタ移動キーを、前記通常のポインタ指定キーと共用させることを特徴とする請求項1記載のポインタ指定キーを用いた表示画面上ポインタ移動装置。
【請求項4】 前記微調整移動用ポインタ移動キーを連続してより長時間の押下操作したとき、ポインタ指定キーに切換えられる設定をしていることを特徴とする請求項1記載のポインタ指定キーを用いた表示画面上ポインタ移動装置。
【請求項5】 前記表示画面上ポインタ移動装置には、前記ポインタ指定キーとポインタ移動キー以外に、ポインタ固定位置キーを少なくとも1個具備することを特徴とする請求項1記載のポインタ指定キーを用いた表示画面上ポインタ移動装置。
【請求項6】 前記固定位置キーを前記ポインタ指定キー或いはポインタ移動キーと共用させることを特徴とする請求項5記載の表示画面上ポインタ移動装置。
【請求項7】 前記固定位置キー・ポインタ指定キー・ポインタ移動キーについて、それらを押下操作する時間の差によりキー種別を切換する設定をしていることを特徴とする請求項6記載の表示画面上ポインタ移動装置。
【請求項8】 前記ポインタ指定キーとして通信用携帯端末のテンキーを割り当てたことを特徴とする請求項1記載のポインタ指定キーを用いた表示画面上ポインタ移動装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置の表示画面上で特定位置を指定するとき、簡易に早急に指定可能なポインタ移動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯端末などの表示画面上の特定位置を指定するためのポインティング装置として、移動用のボタンを使用していた。例えば図10に示すように、携帯電話機10の表示画面11として、電話帳を表示させたとする。左欄12は名前で、中央欄13は電話番号を、右欄14はEメールアドレスを示している。
【0003】ポインタ15は移動可能であり、ダイアルボタン16は数字などを表示していて、呼び出しダイヤル用に使用する。ポインタ移動キー17は、ポインタ15の移動の為使用する。今、最も上欄の「あさん」にポインタ15が位置していたとする。そして、ポインタ15を右欄の最も下方の「i9@99」へ移動させる場合には、ポインタ移動キー17の下方移動用を8回操作してポインタ15を左欄の下方「けさん」へ移動させる。次にポインタ移動キー17の右方移動用を2回操作して目的の位置「i9@99」に到達させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記のポインタ移動は、画面を見ながら操作者がポインタ移動キー17を押しているから、所定位置へポインタを移動させるときは、常時観察している必要があり、また移動に要する時間も長く必要であった。即ち、所定位置でストップする必要があるため画面を見ている必要がある。
【0005】もし、画面を見ないで操作していると、目的の位置で停止することができない。目的の位置で必ず停止させるために、ポインタ位置の移動をゆっくりさせると、目的の位置での停止は容易であるが、時間が大変長くかかることとなる。
【0006】本発明の目的は、前述の欠点を解決するため、表示画面上のポインタの位置と、キーボード上のキーの配列とを関連させて、ポインタ位置の移動・停止を所定の場所に容易に可能とすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、表示画面上で情報の入力される位置を表示するポインタと、そのポインタを上下左右に微調整移動させるためのポインタ移動キーとで構成する表示画面上ポインタ移動装置において、前記表示画面は、細分化された画面であり、該細分化された画面と1対1に対応するポインタ指定キーを具備することを特徴とする。
【0008】この構成により、本発明では表示画面上の所定位置をポインタ指定キーで指定するから、目的の位置に最も近いキーを操作することで、簡易に早くポインタを移動することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、図面により説明する。
【0010】(第1の実施の形態)図1は、キーボード付き情報処理装置を示している。図1において、画面11にはポインタ15が表示され、キーボード12には、ポインタ指定キー18が複数個並んでいる。画面11は図1において、領域A乃至領域Fまでの6区画に分割されている。キーボード12におけるポインタ指定キー18は、その区画された領域と対応する位置に配置され、キーA1乃至キーF1のように領域と対応する符号が付いている。
【0011】当初において領域Aに位置するポインタ15は、前回の処理において位置決めされていたとする。今回領域Aに位置するポインタ15を、図2に示す領域Eに移動させることを意図したとき、操作者は、領域Eに対応するポインタ指定キーE1を操作する。図2は領域の一部とポインタ15のみを画面11上に示している。そのとき、ポインタ15は領域Eまでジャンプして移動できる。若し移動した位置が目的位置よりずれていたときは、ポインタ移動キー17を操作して、右とか上に微調整すれば、直ちに目的の位置に到達できる。
【0012】(第2の実施の形態)図3は、図1と同様なキーボード付き情報処理装置を示している。図3は、図1の場合より多数のポインタ指定キー18と、多数の画面分割領域を有している。即ち、領域は領域Aから、領域Xまで24の領域を表示している。ポインタ指定キー18も当然24個を使用し、その配列は、画面上の領域分割位置と対応した位置とする。キーの位置が画面と対応しているため、操作者が間隔的に移動する位置が判り易く、操作性が良くなるという効果がある。
【0013】(第3の実施の形態)図4は、図1と同様な装置を示し、キーボード部分のボタン数を減少させた例である。画面は4分割し、領域はA乃至領域Dまでとする。ポインタ移動キー18はA1乃至D1である。当初は第2の実施の形態と同様に、分割された領域と対応する位置にあるポインタ指定キー18を操作すれば良い。そして、必要に応じてポインタ移動キー17を操作して微調整をすれば、容易にポインタの変更位置に到達することができる。ポインタ移動キー18の中央部に決定キー19を設けてあるから、4個の方向キーにより指定した方向にポインタ位置を移動させて、目的の位置を決定すれば良い。
【0014】(第4の実施の形態)図5は、使用キー数を減少させるため、「共用」の考えを適用している。図5におけるポインタ指定共用キーは20と符号を付けている。このキーは従前のポインタ移動キー18と、位置指定キー17の方向キーとを共用している。例えば領域Aに対応するポインタ指定キーと、移動キーの上方向移動キーとを共用している。なお、切換キー21は、同一キーを切換え使用するため、その指定用に操作する。即ち、ポインタ移動キーとして使用可能であるか、ポインタ指定キーとして使用可能であるか、を操作者が切換え、必要に応じて画面上に表示する。
【0015】(第5の実施の形態)図6は、上記の実施の形態より更にボタン数を減少させることを意図している。そのため、切換キー21を使用してない。この場合は、キーボード内部にキー操作時間計測器(図示せず)を具備していて、キーの操作が開始された時からの経過時間を計測する。
【0016】そして例えば、操作時間が1秒間以内で離鍵されたときは、その操作はポインタ指定キーとしての処理であり、操作時間が3秒程度続いたときは、その操作はポインタ移動キーとしての処理であると判断する。そしてキー操作時間計測器からの計測信号を受けた中央処理装置(図示せず)は、以上のように判断をして、前記ポインタ移動の位置指定などを処理する。
【0017】この例では、キーが長時間押し続けられて切換操作がなされたとき、ポインタが移動した後は、そのキーは当初の状態キー、即ちポインタ指定キーに自動的にリセットされる。また、キーが何の状態であるかを、表示画面の例えば中央部において着色符号(印)を表示させることが便利である。
【0018】(第6の実施の形態)図7は、通信用携帯端末、例えば携帯電話機の場合に、ポインタ指定キー18として、ダイヤルボタン16を使用することを示している。図7において、表示画面11は、領域A乃至領域Iの9個の領域に分割されている。ダイヤルボタン16の内数字として使用するボタン1乃至9までを、表示画面上の領域A乃至領域Iと対応させる。ここでダイヤルボタン16は、請求項8記載の「テンキー」の語句に対応する。
【0019】そのため、ポインタが図示してないが、例えば領域Cに存在しているポインタを、領域Hに移動させるときは、ダイヤルボタン8を操作すれば良い。そしてポインタの位置の微調整が必要であれば、ポインタ移動キー17を操作することで対処できる。なお、領域の分割数はダイヤルボタンの数以内であれば、任意の数で良い。
【0020】(第7の実施の形態)図8は、図7と同様に携帯電話機10の場合で、表示画面11として電話帳を表示している。左欄12は名前で、中央欄13は電話番号を、右欄14はEメールを示している。図8においては、図10の場合と同様に、左欄12の「あさん」にあったポインタ15を、右欄14の下方の「i9@99」へ移動させるときは、ダイヤルボタン9を、押下げる操作を1回行うのみで、領域Iの例えば先頭「g7@77」へ直ぐ到達する。そのため、ポインタ移動キー17の下方キーを操作すれば所望の「i9@99」に着く。
【0021】(第8の実施の形態)図9は、携帯電話機10において、表示画面11上にインターネットのホームページが表示されている場合を示している。表示画面11は破線による等分割で9つの領域に分かれている。領域A乃至領域Iとする。今、領域Bにポインタ15が在り、領域H・領域Iの「前に戻る」をクリックする場合、この実施の形態によれば、ダイヤルボタン8または9を押下げるのみで、ポインタ15は「前に戻る」に到達できる。
【0022】このとき、位置の微調整が必要であれば、領域Hまたは領域Iに到達した後に、ポインタ移動キー17を操作する。その領域に目的のアンカが一つのみであれば、通常はポインタ指定キーを1度操作するのみで良く、微調整を要するときには、調整をする。
【0023】もし、領域Fのようにアンカが3つある場合には、ポインタ指定キーの操作では、何れのアンカに到達するかの指定ができないから、微調整をすることが必要となる。例えば「ゲームにトライ《こちら》」をクリックするときは、以前のポインタから同じ領域F内の何処へポインタが移動できるかについて、明確ではないからである。
【0024】(他の実施の形態)以上で説明した実施の形態おいては、ポインタ指定キーを操作すると、ポインタは指定キー対応の領域へ直ちに移動する動作を行っていた。次の実施の形態では、ポインタ固定キーとして、移動する位置について、予め固定位置としておく。例えば表示画面の「左上キー」と「右下キー」とを定めておく。その場合には固定キーを操作すると、それまでのポインタが何処に在っても、キー操作の後はその予定位置に必ず移動する。
【0025】また、ポインタ固定キーについて、前述したと同様に、他のポインタ指定キー或いはポインタ移動キーと、またはそれら全てと、「共用」とすることができる。その共用は、前述の記載から類推して多種類が考えられる。
【0026】以上は、ポインタ移動キーとポインタ指定キーとを使用して、表示画面上でポインタを移動することのみを、単にソフトウェア処理のように説明している。本発明の実施の形態におけるポインタ移動装置は、情報処理装置として比較的大型な中央処理装置・マイクロプロセッサ・情報伝送バス・インタフェースなどが必要であるが、それらは特開平7−5959号公報に一例を示すハードウェア構成が公知であって、上記のポインタ移動キー・ポインタ指定キーを使用してその構成に適用することは、当業者が容易に実施できることである。
【0027】
【発明の効果】以上の説明によれば、本発明は、表示画面を分割して得た領域と、キーボード上のポインタ指定キーとを関連付けているから、ポインタ指定キーの単独操作のみで、画面を注視することなく、ポインタを指定位置へ容易に、早急に移動することができる。そのとき、ポインタ指定キーとして、独立的に準備すること以外に、キーボード上に従来から存在するキーと共用することができるので、前記の効果を達成するため、特別なキーを準備することを必要としない。
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【出願日】 平成12年11月13日(2000.11.13)
【代理人】 【識別番号】100099254
【弁理士】
【氏名又は名称】役 昌明 (外3名)
【公開番号】 特開2002−149311(P2002−149311A)
【公開日】 平成14年5月24日(2002.5.24)
【出願番号】 特願2000−345836(P2000−345836)