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【発明の名称】 操作提示サーバ、操作提示端末、操作提示方法およびその方法を実現するプログラムを記録した記録媒体
【発明者】 【氏名】玉柏 和男

【要約】 【課題】ユーザが登録することなく、簡略な操作で複雑な操作に対応する動作を実現する。

【解決手段】操作提示方法は、携帯電話が操作履歴を記憶するステップ(S100)と、携帯電話が操作履歴をサーバに送信するステップ(S104)と、サーバが操作履歴を受信すると、所定の条件を満たす操作履歴に対して最適経路を検索するステップ(S202)と、携帯電話が最適経路の受信要求をサーバに送信するステップ(S112)と、サーバ100が受信要求を受信すると、要求された最適経路データを携帯電話に送信するステップ(S210)と、携帯電話が最適経路データを受信すると、最適経路に対するマクロを生成してマクロボタンを表示するステップ(S118)とを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 操作提示端末に操作を提示させる操作提示サーバであって、前記操作提示端末は、前記操作提示端末に所定の動作を行なわせるために、前記操作提示端末のユーザが操作を行なうための入力手段と、前記入力手段を用いて前記ユーザが操作した履歴を表わす履歴データを記憶するための記憶手段と、前記履歴データを前記操作提示サーバに送信するための送信手段と、前記操作提示サーバから受信したデータに基づいて一連の操作と等価な操作を表示するための表示手段とを含み、前記操作提示サーバは、前記操作提示端末と通信するための通信手段と、前記操作提示端末から受信した前記履歴データを記憶するための第1の記憶手段と、前記操作提示端末における前記入力手段を用いた操作に対応する操作提示端末の遷移状態を表わす遷移情報を記憶するための第2の記憶手段と、前記通信手段と前記第1の記憶手段と前記第2の記憶手段とに接続され、前記操作提示サーバを制御するための制御手段とを含み、前記制御手段は、前記遷移情報に基づいて、前記履歴データに含まれる一連の操作と等価であって、かつ前記一連の操作よりも短い簡略操作を算出するための手段と、前記簡略操作を表わすデータを前記操作提示端末に送信するように、前記通信手段を制御するための手段とを含む、操作提示サーバ。
【請求項2】 前記操作提示サーバは、前記一連の操作の区切りを表わすデータを記憶するための第3の記憶手段をさらに含み、前記簡略操作を算出するための手段は、前記履歴データの中から、前記区切りを表わすデータに基づいて、前記一連の操作を抽出するための手段と、前記一連の操作と等価であって、かつ前記一連の操作よりも短い簡略操作を算出するための手段とを含む、請求項1に記載の操作提示サーバ。
【請求項3】 前記履歴データは、前記操作提示端末のユーザが行なった操作を表わすデータと前記操作が行なわれた時刻を表わすデータとを含み、前記簡略操作を算出するための手段は、前記履歴データの中から、予め定められた時間以上間隔が開いた操作の間を一連の操作の区切りとして、前記一連の操作を抽出するための手段と、前記一連の操作と等価であって、かつ前記一連の操作よりも短い簡略操作を算出するための手段とを含む、請求項1に記載の操作提示サーバ。
【請求項4】 前記一連の操作を抽出するための手段は、前記履歴データの中から抽出された一連の操作の中で、予め定められた長さ以上の一連の操作を抽出するための手段を含む、請求項2または3に記載の操作提示サーバ。
【請求項5】 前記一連の操作を抽出するための手段は、前記履歴データの中から抽出された一連の操作の中で、予め定められた操作頻度以上の一連の操作を抽出するための手段を含む、請求項2または3に記載の操作提示サーバ。
【請求項6】 操作提示サーバから受信したデータに基づいて、操作を提示する操作提示端末であって、前記操作提示サーバは、前記操作提示端末における入力手段を用いた操作に対応する操作提示端末の遷移状態を表わす遷移情報を記憶するための記憶手段と、前記遷移情報に基づいて、前記操作提示端末から受信した履歴データに含まれる一連の操作と等価であって、かつ前記一連の操作よりも短い簡略操作を算出するための算出手段と、前記簡略操作を表わすデータを前記操作提示端末に送信するための送信手段とを含み、前記操作提示端末は、前記操作提示サーバと通信するための通信手段と、前記操作提示端末に所定の動作を行なわせるために、前記操作提示端末のユーザが操作を行なうための入力手段と、前記入力手段を用いて前記ユーザが操作した履歴を表わす履歴データを記憶するための第1の記憶手段と、情報を表示するための表示手段と、前記操作提示端末の通信手段と前記第1の記憶手段と前記表示手段とに接続され、前記操作提示端末を制御するための制御手段とを含み、前記操作提示端末の制御手段は、予め定められた条件に基づいて、前記履歴データを前記操作提示サーバに送信するように、前記通信手段と前記第1の記憶手段とを制御するための手段と、前記操作提示サーバから受信した前記簡略操作を表わすデータに基づいて、前記一連の操作と等価な操作を表示するように、前記表示手段を制御するための手段とを含む、操作提示端末。
【請求項7】 前記操作提示端末は、前記簡略操作を表わすデータに基づいて、前記簡略操作に対応する一の操作を記憶するための第2の記憶手段をさらに含み、前記制御手段は、前記入力手段から、前記第2の記憶手段に記憶された前記一の操作が入力されると、前記一の操作に対応する前記簡略操作が行なわれたものとして前記操作提示端末を制御するための手段をさらに含む、請求項6に記載の操作提示端末。
【請求項8】 前記操作提示端末は、携帯電話である、請求項6または7に記載の操作提示端末。
【請求項9】 操作提示端末に操作を提示する操作提示サーバにおける操作提示方法であって、前記操作提示端末は、前記操作提示端末に所定の動作を行なわせるために、前記操作提示端末のユーザが操作を行ない、前記ユーザが操作した履歴を表わす履歴データを前記操作提示サーバに送信して、操作提示サーバから受信したデータに基づいて一連の操作と等価な操作を表示し、前記操作提示方法は、前記操作提示端末における操作に対応する操作提示端末の遷移状態を表わす遷移情報を予め準備する準備ステップと、前記操作提示端末から受信した前記履歴データを記憶する記憶ステップと、前記遷移情報に基づいて、前記履歴データに含まれる一連の操作と等価であって、かつ前記一連の操作よりも短い簡略操作を算出する算出ステップと、前記算出ステップにて算出された前記簡略操作を表わすデータを前記操作提示端末に送信する送信ステップとを含む、操作提示方法。
【請求項10】 前記操作提示方法は、前記一連の操作の区切りを表わすデータを予め準備する区切り準備ステップをさらに含み、前記簡略操作を算出するステップは、前記履歴データの中から、前記区切りを表わすデータに基づいて、前記一連の操作を抽出するステップと、前記一連の操作と等価であって、かつ前記一連の操作よりも短い簡略操作を算出するステップとを含む、請求項9に記載の操作提示方法。
【請求項11】 前記履歴データは、前記操作提示端末のユーザが行なった操作を表わすデータと前記操作が行なわれた時刻を表わすデータとを含み、前記簡略操作を算出するステップは、前記履歴データの中から、予め定められた時間以上間隔が開いた操作の間を一連の操作の区切りとして、前記一連の操作を抽出するステップと、前記一連の操作と等価であって、かつ前記一連の操作よりも短い簡略操作を算出するステップとを含む、請求項9に記載の操作提示方法。
【請求項12】 前記一連の操作を抽出するステップは、前記履歴データの中から抽出された一連の操作の中で、予め定められた長さ以上の一連の操作を抽出するステップを含む、請求項10または11に記載の操作提示方法。
【請求項13】 前記一連の操作を抽出するステップは、前記履歴データの中から抽出された一連の操作の中で、予め定められた操作頻度以上の一連の操作を抽出するステップを含む、請求項10または11に記載の操作提示方法。
【請求項14】 操作提示サーバから受信したデータに基づいて、操作を提示する操作提示端末における操作提示方法であって、前記操作提示サーバは、前記操作提示端末における操作に対応する操作提示端末の遷移状態を表わす遷移情報を記憶し、前記遷移情報に基づいて、前記操作提示端末から受信した履歴データに含まれる一連の操作と等価であって、かつ一連の操作よりも短い簡略操作を算出して、前記簡略操作を表わすデータを前記操作提示端末に送信し、前記操作提示方法は、前記操作提示端末に所定の動作を行なわせるために、前記操作提示端末のユーザが操作を入力するステップと、前記入力ステップにて前記ユーザが操作した履歴を表わす履歴データを記憶する第1の記憶ステップと、予め定められた条件に基づいて、前記履歴データを前記操作提示サーバに送信する送信ステップと、前記操作提示サーバから受信した前記簡略操作を表わすデータに基づいて、前記一連の操作と等価な操作を表示する表示ステップとを含む、操作提示方法。
【請求項15】 前記操作提示方法は、前記簡略操作を表わすデータに基づいて、前記簡略操作に対応する一の操作を記憶する第2の記憶ステップと、前記第2の記憶ステップにて記憶された前記一の操作が入力されると、前記一の操作に対応する前記簡略操作が行なわれたものとして前記操作提示端末を制御する制御ステップとをさらに含む、請求項14に記載の操作提示方法。
【請求項16】 操作提示端末に操作を提示する操作提示サーバにおける操作提示方法を実現するプログラムを記録した機械読取可能な記録媒体であって、前記操作提示端末は、前記操作提示端末に所定の動作を行なわせるために、前記操作提示端末のユーザが操作を行ない、前記ユーザが操作した履歴を表わす履歴データを前記操作提示サーバに送信して、操作提示サーバから受信したデータに基づいて一連の操作と等価な操作を表示し、前記操作提示方法は、前記操作提示端末における操作に対応する操作提示端末の遷移状態を表わす遷移情報を予め準備する準備ステップと、前記操作提示端末から受信した前記履歴データを記憶する記憶ステップと、前記遷移情報に基づいて、前記履歴データに含まれる一連の操作と等価であって、かつ前記一連の操作よりも短い簡略操作を算出する算出ステップと、前記算出ステップにて算出された前記簡略操作を表わすデータを前記操作提示端末に送信する送信ステップとを含む、記録媒体。
【請求項17】 前記操作提示方法は、前記一連の操作の区切りを表わすデータを予め準備する区切り準備ステップをさらに含み、前記簡略操作を算出するステップは、前記履歴データの中から、前記区切りを表わすデータに基づいて、前記一連の操作を抽出するステップと、前記一連の操作と等価であって、かつ前記一連の操作よりも短い簡略操作を算出するステップとを含む、請求項16に記載の記録媒体。
【請求項18】 前記履歴データは、前記操作提示端末のユーザが行なった操作を表わすデータと前記操作が行なわれた時刻を表わすデータとを含み、前記簡略操作を算出するステップは、前記履歴データの中から、予め定められた時間以上間隔が開いた操作の間を一連の操作の区切りとして、前記一連の操作を抽出するステップと、前記一連の操作と等価であって、かつ前記一連の操作よりも短い簡略操作を算出するステップとを含む、請求項16に記載の記録媒体。
【請求項19】 前記一連の操作を抽出するステップは、前記履歴データの中から抽出された一連の操作の中で、予め定められた長さ以上の一連の操作を抽出するステップを含む、請求項17または18に記載の記録媒体。
【請求項20】 前記一連の操作を抽出するステップは、前記履歴データの中から抽出された一連の操作の中で、予め定められた操作頻度以上の一連の操作を抽出するステップを含む、請求項17または18に記載の記録媒体。
【請求項21】 操作提示サーバから受信したデータに基づいて、操作を提示する操作提示端末における操作提示方法を実現するプログラムを記録した機械読取可能な記録媒体であって、前記操作提示サーバは、前記操作提示端末における操作に対応する操作提示端末の遷移状態を表わす遷移情報を記憶し、前記遷移情報に基づいて、前記操作提示端末から受信した履歴データに含まれる一連の操作と等価であって、かつ一連の操作よりも短い簡略操作を算出して、前記簡略操作を表わすデータを前記操作提示端末に送信し、前記操作提示方法は、前記操作提示端末に所定の動作を行なわせるために、前記操作提示端末のユーザが操作を入力するステップと、前記入力ステップにて前記ユーザが操作した履歴を表わす履歴データを記憶する第1の記憶ステップと、予め定められた条件に基づいて、前記履歴データを前記操作提示サーバに送信する送信ステップと、前記操作提示サーバから受信した前記簡略操作を表わすデータに基づいて、前記一連の操作と等価な操作を表示する表示ステップとを含む、記録媒体。
【請求項22】 前記操作提示方法は、前記簡略操作を表わすデータに基づいて、前記簡略操作に対応する一の操作を記憶する第2の記憶ステップと、前記第2の記憶ステップにて記憶された前記一の操作が入力されると、前記一の操作に対応する前記簡略操作が行なわれたものとして前記操作提示端末を制御する制御ステップとをさらに含む、請求項21に記載の記録媒体。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の操作を行なうことにより実現される所定の動作を、簡略な操作を行なうことにより実現する技術に関し、特に、サーバ・クライアントシステムにおけるクライアントにおいてサーバから受信したデータに基づく簡略な操作を行なうことにより所定の動作を実現する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の携帯電話等においては、電子メールの送受信機能、ブラウザ機能等の機能の増加に伴い、携帯電話の操作キーを用いて入力を行なう機会が多い。たとえば、電子メールの宛先を入力するために、待受け状態から所定の操作キーを複数回入力して宛先表示画面を表示させる場合がある。携帯電話においては、小型化のため、多くの操作キーを配置することができず、携帯電話の番号キーを繰返し入力する。そのため、機能の多さと操作キーの少なさとに基づいて、携帯電話の操作メニューの体系は複雑になることが多い。
【0003】一方、コンピュータにおいては、繰返し入力される一連の操作に名称を付して登録しておき、登録された名称を呼出すことにより、登録された一連の操作が入力されたものとして、所定の動作を実現する、いわゆるマクロといわれるものがある。また、複雑な操作体系を有するアプリケーションにおいては、複雑な操作体系を記憶しておき、ユーザが繰返し行なう操作の始点と終点とに対応する最適経路を検索し、検索された最適経路を提示することができる。
【0004】このようなマクロといわれる技術を携帯電話に適用して、携帯電話の内部処理で、繰返し入力された一連の操作を名称とともにメモリに記憶しておき、名称を呼出すだけで一連の操作が行なわれるようにすることも考えられる。また、携帯電話において、複雑な操作経路から最適経路を検索することも考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マクロは、ユーザにより少なくとも1回、一連の操作をその一連の操作に対応付けた名称とともに登録する必要がある。また、携帯電話はコンピュータと異なり、大容量のメモリを実装することができないため、長いマクロや多くのマクロを記憶させることができない。また、複雑な操作経路を記憶させることができない。さらに、低消費電力のために高い計算能力を有する演算処理プロセッサを実装することができないため、最適な操作経路を検索することもできない。
【0006】本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、ユーザが一連の操作を登録する必要がなく、簡易なハードウェア資源を用いて、簡略な操作で一連の操作を行なうことができる端末を実現できる、操作提示サーバ、操作提示端末、操作提示方法およびその方法を実現するプログラムを記録した記録媒体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る操作提示サーバは、操作提示端末に操作を提示させる操作提示サーバであって、操作提示端末は、操作提示端末に所定の動作を行なわせるために、操作提示端末のユーザが操作を行なうための入力手段と、入力手段を用いてユーザが操作した履歴を表わす履歴データを記憶するための記憶手段と、履歴データを操作提示サーバに送信するための送信手段と、操作提示サーバから受信したデータに基づいて一連の操作と等価な操作を表示するための表示手段とを含み、操作提示サーバは、操作提示端末と通信するための通信手段と、操作提示端末から受信した履歴データを記憶するための第1の記憶手段と、操作提示端末における入力手段を用いた操作に対応する操作提示端末の遷移状態を表わす遷移情報を記憶するための第2の記憶手段と、通信手段と第1の記憶手段と第2の記憶手段とに接続され、操作提示サーバを制御するための制御手段とを含み、制御手段は、遷移情報に基づいて、履歴データに含まれる一連の操作と等価であって、かつ一連の操作よりも短い簡略操作を算出するための手段と、簡略操作を表わすデータを操作提示端末に送信するように、通信手段を制御するための手段とを含む。
【0008】第1の発明によると、操作提示端末は、ユーザが操作した履歴を表わす履歴データを操作提示サーバに送信する。操作提示サーバは、操作表示端末から受信した履歴データと第2の記憶手段に記憶された遷移情報とに基づいて、履歴データに含まれる一連の操作と等価であって、かつ一連の操作よりも短い簡略操作を算出して、簡略操作を表わすデータを操作提示端末に送信する。これにより、操作表示端末から送信された一連の操作と等価であって一連の操作よりも短い簡略操作を、操作提示端末に表示させることができる。その結果、操作提示端末のユーザが一連の操作を登録する必要がなく、簡易なハードウェア資源を用いて、簡略な操作で一連の操作が可能な操作提示端末を実現できる操作提示サーバを提供することができる。
【0009】第2の発明に係る操作提示サーバは、第1の発明の構成に加えて、一連の操作の区切りを表わすデータを記憶するための第3の記憶手段をさらに含み、簡略操作を算出するための手段は、履歴データの中から、区切りを表わすデータに基づいて、一連の操作を抽出するための手段と、一連の操作と等価であって、かつ一連の操作よりも短い簡略操作を算出するための手段とを含む。
【0010】第2の発明によると、操作提示端末から複数の操作を含む履歴データを受信しても、操作提示サーバは、第3の記憶手段に記憶された一連の操作の区切りを表わすデータを用いて、複数の操作の中から一連の操作を抽出することができる。
【0011】第3の発明に係る操作提示サーバは、第1の発明の構成に加えて、履歴データは、操作提示端末のユーザが行なった操作を表わすデータと操作が行なわれた時刻を表わすデータとを含み、簡略操作を算出するための手段は、履歴データの中から、予め定められた時間以上間隔が開いた操作の間を一連の操作の区切りとして、一連の操作を抽出するための手段と、一連の操作と等価であって、かつ一連の操作よりも短い簡略操作を算出するための手段とを含む。
【0012】第3の発明によると、操作提示端末から複数の操作を含む履歴データを受信しても、操作提示サーバは、履歴データに含まれる操作が行なわれた時刻の間隔が予め定められた時間以上開いた操作の間を一連の操作の区切りとして、複数の操作の中から一連の操作を抽出することができる。
【0013】第4の発明に係る操作提示サーバは、第2または第3の発明の構成に加えて、一連の操作を抽出するための手段は、履歴データの中から抽出された一連の操作の中で、予め定められた長さ以上の一連の操作を抽出するための手段を含む。
【0014】第4の発明によると、操作提示方法は、予め定められた長さ以上の一連の操作について簡略操作を算出する。これにより、ユーザが操作提示端末の入力手段を用いて長い操作を行なうと、操作提示サーバは、その操作についての簡略操作を算出して、その簡略操作を操作提示端末に表示させることができる。
【0015】第5の発明に係る操作提示サーバは、第2または第3の発明の構成に加えて、一連の操作を抽出するための手段は、履歴データの中から抽出された一連の操作の中で、予め定められた操作頻度以上の一連の操作を抽出するための手段を含む。
【0016】第5の発明によると、操作提示サーバは、予め定められた操作頻度以上の一連の操作について簡略操作を算出する。これにより、ユーザが操作提示端末の入力手段を用いて繰返し同じ操作を行なうと、操作提示サーバは、その操作についての簡略操作を算出して、その簡略操作を操作提示端末に表示させることができる。
【0017】第6の発明に係る操作提示端末は、操作提示サーバから受信したデータに基づいて、操作を提示する操作提示端末であって、操作提示サーバは、操作提示端末における入力手段を用いた操作に対応する操作提示端末の遷移状態を表わす遷移情報を記憶するための記憶手段と、遷移情報に基づいて、操作提示端末から受信した履歴データに含まれる一連の操作と等価であって、かつ一連の操作よりも短い簡略操作を算出するための算出手段と、簡略操作を表わすデータを操作提示端末に送信するための送信手段とを含み、操作提示端末は、操作提示サーバと通信するための通信手段と、操作提示端末に所定の動作を行なわせるために、操作提示端末のユーザが操作を行なうための入力手段と、入力手段を用いてユーザが操作した履歴を表わす履歴データを記憶するための第1の記憶手段と、情報を表示するための表示手段と、操作提示端末の通信手段と第1の記憶手段と表示手段とに接続され、操作提示端末を制御するための制御手段とを含み、操作提示端末の制御手段は、予め定められた条件に基づいて、履歴データを操作提示サーバに送信するように、通信手段と第1の記憶手段とを制御するための手段と、操作提示サーバから受信した簡略操作を表わすデータに基づいて、一連の操作と等価な操作を表示するように、表示手段を制御するための手段とを含む。
【0018】第6の発明によると、操作提示端末は、ユーザが入力手段を用いて操作した一連の操作を含む履歴データを、予め定められた条件に基づいて、操作提示サーバに送信し、操作提示サーバから受信した、一連の操作と等価であって一連の操作よりも短い簡略操作を表わすデータに基づいて、一連の操作と等価な操作を表示する。これにより、操作表示端末から操作提示サーバに送信された一連の操作と等価であって一連の操作よりも短い簡略操作を、操作提示端末に表示することができる。その結果、操作提示端末のユーザが一連の操作を登録する必要がなく、簡易なハードウェア資源を用いて、簡略な操作で一連の操作が可能な操作提示端末を実現できる。
【0019】第7の発明に係る操作提示端末は、第6の発明の構成に加えて、簡略操作を表わすデータに基づいて、簡略操作に対応する一の操作を記憶するための第2の記憶手段をさらに含み、制御手段は、入力手段から、第2の記憶手段に記憶された一の操作が入力されると、一の操作に対応する簡略操作が行なわれたものとして操作提示端末を制御するための手段をさらに含む。
【0020】第7の発明によると、第2の記憶手段は、簡略操作を表わすデータに基づいて、簡略操作に対応する一の操作を記憶する。制御手段は、入力手段から第2の記憶手段に記憶された一の操作が入力されると、一の操作に対応する簡略操作が行なわれたものとして操作提示端末を制御する。これにより、簡略操作を一の操作により実現できる。第2の記憶手段は、一連の操作を記憶するのではなく、簡略操作とその簡略操作に対応する一の操作とを記憶するのみでよい。その結果、操作提示端末のユーザが一連の操作を登録する必要がなく、簡易なハードウェア資源を用いて、一の操作で一連の操作が可能な操作提示端末を実現できる。
【0021】第8の発明に係る操作提示端末は、第6または第7の発明の構成に加えて、携帯電話により実現される操作提示端末である。
【0022】第8の発明によると、ユーザが携帯電話の入力手段に入力した一連の操作と等価であって一連の操作よりも短い簡略操作を携帯電話の表示手段に表示できる。
【0023】第9の発明に係る操作提示方法は、操作提示端末に操作を提示する操作提示サーバにおける操作提示方法であって、操作提示端末は、操作提示端末に所定の動作を行なわせるために、操作提示端末のユーザが操作を行ない、ユーザが操作した履歴を表わす履歴データを操作提示サーバに送信して、操作提示サーバから受信したデータに基づいて一連の操作と等価な操作を表示し、操作提示方法は、操作提示端末における操作に対応する操作提示端末の遷移状態を表わす遷移情報を予め準備する準備ステップと、操作提示端末から受信した履歴データを記憶する記憶ステップと、遷移情報に基づいて、履歴データに含まれる一連の操作と等価であって、かつ一連の操作よりも短い簡略操作を算出する算出ステップと、算出ステップにて算出された簡略操作を表わすデータを操作提示端末に送信する送信ステップとを含む。
【0024】第9の発明によると、操作提示端末はユーザが操作した履歴を表わす履歴データ操作提示サーバに送信する。操作提示方法は、操作表示端末から受信した履歴データと第2の記憶手段に記憶された遷移情報とに基づいて、履歴データに含まれる一連の操作と等価であって、かつ一連の操作よりも短い簡略操作を算出して、簡略操作を表わすデータを操作提示端末に送信する。これにより、操作表示端末から送信された一連の操作と等価であって一連の操作よりも短い簡略操作を、操作提示端末に表示させることができる。その結果、操作提示端末のユーザが一連の操作を登録する必要がなく、簡易なハードウェア資源を用いて、簡略な操作で一連の操作が可能な操作提示端末を実現できる操作提示方法を提供することができる。
【0025】第10の発明に係る操作提示方法は、第9の発明の構成に加えて、一連の操作の区切りを表わすデータを予め準備する区切り準備ステップをさらに含み、簡略操作を算出するステップは、履歴データの中から、区切りを表わすデータに基づいて、一連の操作を抽出するステップと、一連の操作と等価であって、かつ一連の操作よりも短い簡略操作を算出するステップとを含む。
【0026】第10の発明によると、操作提示端末から複数の操作を含む履歴データを受信しても、操作提示方法は、区切り準備ステップにて準備した一連の操作の区切りを表わすデータを用いて、複数の操作の中から一連の操作を抽出することができる。
【0027】第11の発明に係る操作提示方法は、第9の発明の構成に加えて、履歴データは、操作提示端末のユーザが行なった操作を表わすデータと操作が行なわれた時刻を表わすデータとを含み、簡略操作を算出するステップは、履歴データの中から、予め定められた時間以上間隔が開いた操作の間を一連の操作の区切りとして、一連の操作を抽出するステップと、一連の操作と等価であって、かつ一連の操作よりも短い簡略操作を算出するステップとを含む。
【0028】第11の発明によると、操作提示端末から複数の操作を含む履歴データを受信しても、操作提示方法は、履歴データに含まれる操作が行なわれた時刻の間隔が予め定められた時間以上開いた操作の間を一連の操作の区切りとして、複数の操作の中から一連の操作を抽出することができる。
【0029】第12の発明に係る操作提示方法は、第10または11の発明の構成に加えて、一連の操作を抽出するステップは、履歴データの中から抽出された一連の操作の中で、予め定められた長さ以上の一連の操作を抽出するステップを含む。
【0030】第12の発明によると、操作提示方法は、予め定められた長さ以上の一連の操作について簡略操作を算出する。これにより、ユーザが操作提示端末において長い操作を行なうと、その操作についての簡略操作を算出して、その簡略操作を操作提示端末に表示させることができる。
【0031】第13の発明に係る操作提示方法は、第10または11の発明の構成に加えて、一連の操作を抽出するステップは、履歴データの中から抽出された一連の操作の中で、予め定められた操作頻度以上の一連の操作を抽出するステップを含む。
【0032】第13の発明によると、操作提示方法は、予め定められた操作頻度以上の一連の操作について簡略操作を算出する。これにより、ユーザが操作提示端末においいて繰返し同じ操作を行なうと、操作提示方法は、その操作についての簡略操作を算出して、その簡略操作を操作提示端末に表示させることができる。
【0033】第14の発明に係る操作提示方法は、操作提示サーバから受信したデータに基づいて、操作を提示する操作提示端末における操作提示方法であって、操作提示サーバは、操作提示端末における操作に対応する操作提示端末の遷移状態を表わす遷移情報を記憶し、遷移情報に基づいて、操作提示端末から受信した履歴データに含まれる一連の操作と等価であって、かつ一連の操作よりも短い簡略操作を算出して、簡略操作を表わすデータを操作提示端末に送信し、操作提示方法は、操作提示端末に所定の動作を行なわせるために、操作提示端末のユーザが操作を入力するステップと、入力ステップにてユーザが操作した履歴を表わす履歴データを記憶する第1の記憶ステップと、予め定められた条件に基づいて、履歴データを操作提示サーバに送信する送信ステップと、操作提示サーバから受信した簡略操作を表わすデータに基づいて、一連の操作と等価な操作を表示する表示ステップとを含む。
【0034】第14の発明によると、送信ステップにて、ユーザが入力ステップにて操作した一連の操作を含む履歴データを、予め定められた条件に基づいて、操作提示サーバに送信する。表示ステップにて、操作提示サーバから受信した、一連の操作と等価であって一連の操作よりも短い簡略操作を表わすデータに基づいて、一連の操作と等価な操作を表示する。これにより、操作表示端末から操作提示サーバに送信された一連の操作と等価であって一連の操作よりも短い簡略操作を、操作提示端末に表示させることができる。その結果、操作提示端末のユーザが一連の操作を登録する必要がなく、簡易なハードウェア資源を用いて、簡略な操作で一連の操作が可能な操作提示端末を実現できる操作提示方法を提供することができる。
【0035】第15の発明に係る操作提示方法は、第14の発明の構成に加えて、簡略操作を表わすデータに基づいて、簡略操作に対応する一の操作を記憶する第2の記憶ステップと、第2の記憶ステップにて記憶された一の操作が入力されると、一の操作に対応する簡略操作が行なわれたものとして操作提示端末を制御する制御ステップとをさらに含む。
【0036】第15の発明によると、第2の記憶ステップにて、簡略操作を表わすデータに基づいて、簡略操作に対応する一の操作を記憶する。制御ステップにて、入力ステップにて第2の記憶ステップにて記憶された一の操作が入力されると、一の操作に対応する簡略操作が行なわれたものとして操作提示端末を制御する。これにより、簡略操作を一の操作により実現できる。第2の記憶ステップにおいては、一連の操作を記憶するのではなく、簡略操作とその簡略操作に対応する一の操作とを記憶するのみでよい。その結果、操作提示端末のユーザが一連の操作を登録する必要がなく、簡易なハードウェア資源を用いて、一の操作で一連の操作が可能な操作提示端末を実現できる操作提示方法を提供することができる。
【0037】第16の発明に係る記録媒体は、操作提示端末に操作を提示する操作提示サーバにおける操作提示方法を実現するプログラムを記録した機械読取可能な記録媒体であって、操作提示端末は、操作提示端末に所定の動作を行なわせるために、操作提示端末のユーザが操作を行ない、ユーザが操作した履歴を表わす履歴データを操作提示サーバに送信して、操作提示サーバから受信したデータに基づいて一連の操作と等価な操作を表示し、操作提示方法は、操作提示端末における操作に対応する操作提示端末の遷移状態を表わす遷移情報を予め準備する準備ステップと、操作提示端末から受信した履歴データを記憶する記憶ステップと、遷移情報に基づいて、履歴データに含まれる一連の操作と等価であって、かつ一連の操作よりも短い簡略操作を算出する算出ステップと、算出ステップにて算出された簡略操作を表わすデータを操作提示端末に送信する送信ステップとを含む。
【0038】第16の発明によると、操作提示端末はユーザが操作した履歴を表わす履歴データ操作提示サーバに送信する。操作提示方法は、操作表示端末から受信した履歴データと第2の記憶手段に記憶された遷移情報とに基づいて、履歴データに含まれる一連の操作と等価であって、かつ一連の操作よりも短い簡略操作を算出して、簡略操作を表わすデータを操作提示端末に送信する。これにより、操作表示端末から送信された一連の操作と等価であって一連の操作よりも短い簡略操作を、操作提示端末に表示させることができる。その結果、操作提示端末のユーザが一連の操作を登録する必要がなく、簡易なハードウェア資源を用いて、簡略な操作で一連の操作が可能な操作提示端末を実現できる操作提示方法を実現するプログラムを記録した機械読取可能な記録媒体を提供することができる。
【0039】第17の発明に係る記録媒体は、第16の発明の構成に加えて、操作提示方法は、一連の操作の区切りを表わすデータを予め準備する区切り準備ステップをさらに含み、簡略操作を算出するステップは、履歴データの中から、区切りを表わすデータに基づいて、一連の操作を抽出するステップと、一連の操作と等価であって、かつ一連の操作よりも短い簡略操作を算出するステップとを含む。
【0040】第17の発明によると、操作提示端末から複数の操作を含む履歴データを受信しても、操作提示方法は、区切り準備ステップにて準備した一連の操作の区切りを表わすデータを用いて、複数の操作の中から一連の操作を抽出することができる。
【0041】第18の発明に係る記録媒体は、第16の発明の構成に加えて、履歴データは、操作提示端末のユーザが行なった操作を表わすデータと操作が行なわれた時刻を表わすデータとを含み、簡略操作を算出するステップは、履歴データの中から、予め定められた時間以上間隔が開いた操作の間を一連の操作の区切りとして、一連の操作を抽出するステップと、一連の操作と等価であって、かつ一連の操作よりも短い簡略操作を算出するステップとを含む。
【0042】第18の発明によると、操作提示端末から複数の操作を含む履歴データを受信しても、操作提示方法は、履歴データに含まれる操作が行なわれた時刻の間隔が予め定められた時間以上開いた操作の間を一連の操作の区切りとして、複数の操作の中から一連の操作を抽出することができる。
【0043】第19の発明に係る記録媒体は、第17または第18の発明の構成に加えて、一連の操作を抽出するステップは、履歴データの中から抽出された一連の操作の中で、予め定められた長さ以上の一連の操作を抽出するステップを含む。
【0044】第19の発明によると、操作提示方法は、予め定められた長さ以上の一連の操作について簡略操作を算出する。これにより、ユーザが操作提示端末において長い操作を行なうと、その操作についての簡略操作を算出して、その簡略操作を操作提示端末に表示させることができる。
【0045】第20の発明に係る記録媒体は、第17または第18の発明の構成に加えて、一連の操作を抽出するステップは、履歴データの中から抽出された一連の操作の中で、予め定められた操作頻度以上の一連の操作を抽出するステップを含む。
【0046】第20の発明によると、操作提示方法は、予め定められた操作頻度以上の一連の操作について簡略操作を算出する。これにより、ユーザが操作提示端末において繰返し同じ操作を行なうと、操作提示方法は、その操作についての簡略操作を算出して、その簡略操作を操作提示端末に表示させることができる。
【0047】第21の発明に係る記録媒体は、操作提示サーバから受信したデータに基づいて、操作を提示する操作提示端末における操作提示方法を実現するプログラムを記録した機械読取可能な記録媒体であって、操作提示サーバは、操作提示端末における操作に対応する操作提示端末の遷移状態を表わす遷移情報を記憶し、遷移情報に基づいて、操作提示端末から受信した履歴データに含まれる一連の操作と等価であって、かつ一連の操作よりも短い簡略操作を算出して、簡略操作を表わすデータを操作提示端末に送信し、操作提示方法は、操作提示端末に所定の動作を行なわせるために、操作提示端末のユーザが操作を入力するステップと、入力ステップにてユーザが操作した履歴を表わす履歴データを記憶する第1の記憶ステップと、予め定められた条件に基づいて、履歴データを操作提示サーバに送信する送信ステップと、操作提示サーバから受信した簡略操作を表わすデータに基づいて、一連の操作と等価な操作を表示する表示ステップとを含む。
【0048】第21の発明によると、送信ステップにて、ユーザが入力ステップにて操作した一連の操作を含む履歴データを、予め定められた条件に基づいて、操作提示サーバに送信する。表示ステップにて、操作提示サーバから受信した、一連の操作と等価であって一連の操作よりも短い簡略操作を表わすデータに基づいて、一連の操作と等価な操作を表示する。これにより、操作表示端末から操作提示サーバに送信された一連の操作と等価であって一連の操作よりも短い簡略操作を、操作提示端末に表示させることができる。その結果、操作提示端末のユーザが一連の操作を登録する必要がなく、簡易なハードウェア資源を用いて、簡略な操作で一連の操作が可能な操作提示端末を実現できる操作提示方法を実現するプログラムを記録した機械読取可能な記録媒体を提供することができる。
【0049】第22の発明に係る記録媒体は、操作提示方法は、簡略操作を表わすデータに基づいて、簡略操作に対応する一の操作を記憶する第2の記憶ステップと、第2の記憶ステップにて記憶された一の操作が入力されると、一の操作に対応する簡略操作が行なわれたものとして操作提示端末を制御する制御ステップとをさらに含む。
【0050】第22の発明によると、第2の記憶ステップにて、簡略操作を表わすデータに基づいて、簡略操作に対応する一の操作を記憶する。制御ステップにて、入力ステップにて第2の記憶ステップにて記憶された一の操作が入力されると、一の操作に対応する簡略操作が行なわれたものとして操作提示端末を制御する。これにより、簡略操作を一の操作により実現できる。第2の記憶ステップにおいては、一連の操作を記憶するのではなく、簡略操作とその簡略操作に対応する一の操作とを記憶するのみでよい。その結果、操作提示端末のユーザが一連の操作を登録する必要がなく、簡易なハードウェア資源を用いて、一の操作で一連の操作が可能な操作提示端末を実現するプログラムを記録した機械読取可能な記録媒体を提供することができる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
【0052】本実施の形態に係る操作提示システムは、サーバと携帯電話とを含み、サーバと携帯電話とはネットワークを介して接続されていている。この場合、ネットワークを介した接続には、無線通信回線および無線通信基地局を介した接続を含む。
【0053】本実施の形態に係る操作提示システムのサーバにおける処理は、パーソナルコンピュータまたはワークステーションなど、コンピュータ上で実行されるソフトウェアにより実現される。
【0054】図1に、サーバの一例であるコンピュータの外観を示す。図1を参照してこのコンピュータ100は、FD(Flexible Disk)駆動装置106およびCD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)駆動装置108を備えたコンピュータ本体102と、モニタ104と、キーボード110と、マウス112とを含む。
【0055】図2に、このコンピュータ100の構成をブロック図形式で示す。図2に示すように、コンピュータ本体102は、上記したFD駆動装置106およびCD−ROM駆動装置108に加えて、相互にバスで接続されたCPU(Central Processing Unit)120と、メモリ122と、固定ディスク124とを含む。FD駆動装置106にはFD116が装着される。CD−ROM駆動装置108にはCD−ROM118が装着される。
【0056】携帯電話に簡略操作を提示させるサーバは、コンピュータハードウェアとCPU120により実行されるソフトウェアとにより実現される。一般的にこうしたソフトウェアは、FD116、CD−ROM118などの記録媒体に格納されて流通し、FD駆動装置106またはCD−ROM駆動装置108などにより記録媒体から読取られて固定ディスク124に一旦格納される。さらに固定ディスク124からメモリ122に読出されて、CPU120により実行される。図1および図2に示したコンピュータのハードウェア自体は一般的なものである。したがって、本発明の最も本質的な部分は、FD116、CD−ROM118、固定ディスク124などの記録媒体に記録されたソフトウェアである。なお、図1および図2に示したコンピュータ自体の動作は周知であるので、ここではその詳細な説明は繰返さない。
【0057】図3を参照して、本実施の形態に係る操作提示システムにおける携帯電話200について説明する。携帯電話200は、携帯電話200の各部を制御するCPU202と、操作部206から入力された宛先電話番号を表示したり、操作部206から入力された操作キーを表示したりする表示部204と、相手先電話番号を入力したり、この携帯電話に設けられた機能を実現するための所定の操作キーを入力したりするための操作部206と、他の携帯電話200およびサーバ100と通信する通信部208と、通話相手の音声を出力したり、自己の音声を入力したりする音声通話部210と、CPU202で実行されるプログラム、CPU202で実行されるプログラムの中間データおよび操作部205に入力された操作履歴を記憶するメモリ212とを含む。これら携帯電話200を構成する要素については、互いにバスで接続されている。
【0058】メモリ212には、表示部204に表示されたメニューに従ってユーザが操作部206から入力した手順が、操作時刻とともに記憶される。通常、携帯電話200においては、表示部204に表示されたメニューに従ってユーザが操作部206から機能を選択する。そのユーザが行なった操作の手順がメモリ212に記憶される。
【0059】携帯電話200においては、設定された機能に基づいて、CPU202が、表示部204および操作部206を制御する。たとえば、CPU202は、選択された機能に従って表示部に電子メールの宛先を入力する画面を表示したり、電子メールの内容を入力する画面を表示したりする。
【0060】CPU202は、通信部208を介してメモリ212に記憶した手順をサーバ100に送信する。CPU202は、通信部208を解してサーバ100から最適経路データを受信する。CPU202は、受信した最適経路データを1の操作ボタンを押すことで、その最適経路の終了状態に移行できるマクロを生成して記憶する。
【0061】操作部206の一部の操作キーは、表示部204に設けられたタッチパネルにより実現される。
【0062】本実施の形態に係る操作提示システムの携帯電話200における処理は、上述したハードウェアとCPU202により実行されるソフトウェアとにより実現される。一般的にこうしたソフトウェアは、メモリ212に読出されて、CPU202により実行される。図3に示した携帯電話のハードウェア自体は一般的なものである。したがって、本発明の最も本質的な部分は、携帯電話のメモリ212などの記録媒体に記録されたソフトウェアである。
【0063】図4を参照して本実施の形態に係る操作提示システムにおける携帯電話200の外観について説明する。携帯電話200は、表示部204と操作部206とを含み、操作部206は、テンキー228と、ウェブを表わすWキー220と、メールを表わすMキー222と、ファンクションを表わすFキー224と、特殊キーを表わすSPキー226とを含む。SPキー226は、この携帯電話200の電源がON状態である、どのような動作状態であってもこのSPキー226が押されると、図4に示す待受け状態に戻る。待受け状態とは、電波の状態と現在の年月日および時刻が表示部204に表示され、他の携帯電話200または固定電話からの受信を待つ状態である。
【0064】図5に、携帯電話200のメモリ212に記憶される状態遷移データについて説明する。図5に示すように状態遷移データは、携帯電話200の機種毎に、機種を一意に特定するための機種ID(identifier)と初期状態を表わすデータとを含み、さらに、操作前の状態と各操作ボタンとに対応して操作後の状態を表わすデータを含む。たとえば、操作前の状態が「待受け」であって操作ボタンがFキー224の場合には、操作後の状態が「F0」となることを記憶している。
【0065】図6に、図5に示す状態遷移データに基づいて作成された、携帯電話200の操作遷移図を示す。図6は、携帯電話200における操作遷移図の一部分を示すものである。たとえば、初期状態である待受け状態から操作部206のFキー224を押すことにより、状態「F0」に遷移する。図6に示すように、この携帯電話200においては、すべての状態からSPキー226を押すことにより初期状態である待受け状態に移行することができる。
【0066】図6に示すように、待受け状態から宛先選択状態に移行する経路としては、初期状態から「F0」、「F1」、「F2」、「F3」、「F4」、「F5」、「F6」、「F7」、「F8」、「F80」、「F83:Sメール」の状態を順次経由する経路と、初期状態から「F0」、「F80」、「F83:Sメール」の状態を順次経由する経路と、「メール」、「F83:Sメール」の状態を順次経由する経路の、3つの経路がある。これらの経路の中で、最も経路が短い「メール」、「F83:Sメール」の経路を、待受け状態から宛先選択への移行に対する最適経路という。なお、図6において、四角で囲まれた内容が、操作部206において操作される操作キーである。
【0067】図7に、図5に対応する別の機種の状態遷移データを、図8に、図6に対応する別の機種の操作遷移図を示す。
【0068】図9を参照して、携帯電話200のメモリ212に記憶される操作履歴データについて説明する。図9に示すように、操作履歴データは、操作キーを表わすボタン名と、そのボタンが押された時刻を示すタイムスタンプデータとを含む。タイムスタンプデータは年月日および時刻を含む。
【0069】図10を参照して、携帯電話200からサーバ100へ送信される操作履歴データについて説明する。操作履歴データは、機種ID、端末ID、ユーザIDおよび操作列とを含む。操作列は、図9に示すボタン名とタイムスタンプとを含む。この操作履歴データは、予め定められた条件が満たされると、携帯電話200からサーバ100へ送信される。
【0070】図11を参照して、サーバ100の固定ディスク124に記憶される操作履歴データについて説明する。この操作履歴データは、前述の図10に示す操作履歴データを受信したサーバ100が記憶するデータである。図11に示すように、サーバ100において記憶される操作履歴データは、ユーザID、機種ID、端末IDおよびキー操作データを含む。図12を参照して、図11に示すキー操作データは、ボタン名とタイムスタンプデータとを含む。図12に示すキー操作データは、図9に示す携帯電話200のメモリ212に記憶されたデータに基づき、サーバ100が生成したものである。
【0071】図13を参照して、サーバ100の固定ディスク124に記憶される特殊キーリストについて説明する。特殊キーリストは、前述の図5を用いて説明したように、予め定められた特定のキーが押されることにより、初期状態に戻ることができるキーをいう。この特殊キーは、機種ごとに定められる。図13に示すように、特殊キーリストは、機種ID、特殊キー名およびその特殊キーを操作した後の状態を含む。たとえば機種IDが「SH0X」である場合には、特殊キーであるSPキーを押すと待受け状態に移行することを示す。
【0072】図14を参照して、サーバ100の固定ディスク124に記憶される抽出操作列について説明する。図14に示すように抽出操作列は、操作ID、操作数、発生頻度および操作列を含む。操作IDは、携帯電話200から受信した操作履歴データの中で一連の操作データを一意に特定するためのデータである。操作数は、操作列における操作キーの数を示す。発生頻度は、その操作列が単位時間(1分、1時間等)当たりに入力された回数を示す。携帯電話200においては、すべての状態から一旦初期状態に戻ることにより新たな操作が開始されるため、操作列の先頭は「SP」キーとなっている。なお、この特殊キーによらずに、タイムスタンプに記憶された時刻が一定時間以上空いた操作の間を「SP」キーが押されたものと想定して操作列を抽出するようにしてもよい。
【0073】図15を参照して、サーバ100の固定ディスク124に記憶される最適経路データについて説明する。図15に示すように、最適経路データは、機種IDと端末IDとユーザIDと、それぞれの最適経路IDに対応する、最適化された操作列、初期状態、終了状態および最終配送日時を含む。たとえば、図15に示す最適経路データは、ユーザIDが「user1」のユーザのデータであって、機種IDが「SH0X」、端末IDが「SerNo930221」のデータである。このユーザが携帯電話の操作部206において操作した操作履歴に基づいて、最適経路IDを「1」として、初期状態を「待受け」状態とし、終了状態を「宛先選択」状態とした、最適化された操作列が(SP,mail,3,F)と記憶される。また、この最適経路ID「1」については、携帯電話200に2000年9月28日12時31分に配送されていることを記憶する。このように配送日時を記憶することにより、既に携帯電話200に配送された最適経路データと未配送の最適経路データとを区別して管理することができる。
【0074】図16を参照して、サーバ100から携帯電話200に送信される最適経路リストデータについて説明する。図16に示すように、最適経路リストデータは、機種ID、端末ID、ユーザID、最適経路IDごとの初期状態および終了状態を含む。
【0075】図17を参照して、サーバ100から携帯電話200に送信される最適経路データについて説明する。図17に示すように、最適経路データは、機種IDと端末ID、ユーザIDと操作IDごとの、初期状態と終了状態と最適化された操作列とを含む。
【0076】図18を参照して、携帯電話200のメモリ212に記憶されるマクロデータについて説明する。図18に示すように、マクロデータは、マクロ操作ボタン、初期状態、終了状態および最適化された操作列を含む。たとえば、最適化された操作列が(SP,mail,3,F)の場合には、初期状態が「待受け」状態であって、終了状態が「宛先選択」状態であって、マクロ操作ボタンの「1」が設定されていることを示す。待受け状態で操作部206を用いてマクロ操作ボタン「1」を入力すると、宛先選択状態に移行する。
【0077】図19を参照して、本実施の形態に係る操作提示システムにおける全体の操作手順について説明する。
【0078】ステップ(以下、ステップを、Sと略す。)100にて、携帯電話200は操作部206から入力された操作キーを操作された時刻とともに記憶する。S102にて、携帯電話200は、操作履歴の送信タイミングに到達したか否かを判断する。送信タイミングに到達すると(S102にてYES)、処理はS104へ移される。一方、操作タイミングに到達しないと(S102にてNO)、処理はS100へ戻され、操作部206からユーザが入力する操作履歴を記憶する。
【0079】S104にて、携帯電話200は、メモリ212に記憶した図10に示す操作履歴データをサーバ100に送信する。
【0080】S200にて、サーバ100は、S104における操作履歴データの送信に応答して、操作履歴データを受信したか否かを判断する。操作履歴データを受信すると(S200にてYES)、処理はS202へ移される。一方、操作履歴データを受信しないと(S200にてNO)、サーバ100の操作は終了する。
【0081】S202にて、サーバ100は、所定の条件(操作数の長さ、頻度)を満たす操作履歴に対して、最適経路を検索する。検索された最適経路は、サーバ100の固定ディスク124に記憶される。
【0082】S204にて、サーバ100は、操作履歴リストの送信タイミングに到達したか否かを判断する。最適経路リストの送信タイミングに到達すると(S204にてYES)、処理はS206へ移される。一方、最適経路リストの送信タイミングに到達しないと(S204にてNO)、処理はS204へ戻され、送信タイミングの到達を待つ。
【0083】S206にて、サーバ100は、図16に示す最適経路リストを携帯電話200に送信する。
【0084】S106にて、携帯電話200は、S106におけるサーバの最適経路リストの送信に応答して、最適経路リストを受信したか否かを判断する。最適経路リストを受信すると(S106にてYES)、処理はS108へ移される。一方、最適経路リストを受信しないと(S106にてNO)、処理はS106へ戻され、最適経路リストを受信するまで待つ。
【0085】S108にて、携帯電話200はサーバ100から受信した最適経路リストを図22に示すように、表示部204に表示する。S110にて、携帯電話は、最適経路リスト内から受信を要求する最適経路の選択が入力されたか否かを判断する。最適経路リスト内の最適経路が選択されると(S110にてYES)、処理はS112へ移される。一方、最適経路リスト内の最適経路が選択されないと(S110にてNO)、携帯電話200の操作は終了する。
【0086】S112にて、携帯電話200は、最適経路データの受信要求をサーバ100に送信する。
【0087】S208にて、サーバ100は、S112における受信要求の送信に応答して、受信要求を受信したか否かを判断する。最適経路データの受信要求を受信すると(S208にてYES)、処理はS210へ移される。一方、最適経路データの受信要求を受信しないと(S208にてNO)、サーバ100の操作は終了する。
【0088】S210にて、サーバ100は、携帯電話200から要求された最適経路データを携帯電話200に送信する。このとき携帯電話200に送信されるデータは、図17に示すデータである。
【0089】S114にて、携帯電話200はS210における最適経路データの送信に応答して、最適経路データを受信したか否かを判断する。最適経路データを受信すると(S114にてYES)、処理はS116へ移される。一方、最適経路データを受信しないと(S114にてNO)、処理はS114へ戻され、最適経路データの受信を待つ。
【0090】S116にて、携帯電話200は、マクロを生成するか否かを判断する。この判断は、予め携帯電話200に設定されている情報に基づいて行なわれる。マクロを生成する場合には(S116にてYES)、処理はS118へ移される。一方、マクロを生成しない場合には(S116にてNO)、処理はS120へ移される。
【0091】S118にて、携帯電話200は、マクロを生成する場合には、最適経路に対するマクロ情報を、図18に示すように生成して、図24に示すように表示部204にマクロボタンを表示する。
【0092】S120にて、携帯電話200は、マクロを生成しない場合には、図23に示すように表示部204に最適経路を表示する。
【0093】図20を参照して、本実施の形態に係る操作提示システムにおける携帯電話200は、以下のような制御構造を有する。
【0094】S150にて、CPU202は、サーバ100から最適経路データを受信したか否かを判断する。このとき受信する最適経路データは図17に示すデータである。サーバ100から最適経路データを受信すると(S150にてYES)、処理はS190に移される。一方、サーバ100から最適経路データを受信しないと(S150にてNO)、処理はS160へ移される。
【0095】S160にて、CPU202は、サーバ100から最適経路リストデータを受信したか否かを判断する。このとき受信する最適経路リストデータは、図16に示すデータである。サーバ100から最適経路リストデータを受信すると(S160にてYES)、処理はS180へ移される。一方、サーバ100から最適経路リストデータを受信しないと(S160にてNO)、処理はS162へ移される。
【0096】S162にて、CPU202は、操作部206から操作キーが入力されたか否かを判断する。操作キーが入力されると(S162にてYES)、処理はS164へ移される。一方、操作キーが入力されないと(S162にてNO)、処理はS168へ移される。
【0097】S164にて、CPU202は、S162にて検知した入力された操作キーを順次メモリ212に記憶する。このとき、図9に示すように入力された操作キーと、入力された時刻とが記憶される。
【0098】S166にて、CPU202は、入力された操作キーに対応する処理を実行する。このとき、携帯電話200においては、図5に示すように状態が移行する。
【0099】S168にて、CPU202は、最後のキー入力がされてから一定時間が経過したか否かを判断する。一定時間が経過すると(S168にてYES)、処理はS170へ移される。一方、最後のキー入力から一定時間が経過するまでは(S168にてNO)、処理はS162へ移される。すなわち、最後のキー入力からたとえば、10分間以上時間が経過すると、S170の処理に移行する。
【0100】S170にて、CPU202は、メモリ212に記憶した入力キー(操作履歴)をサーバ100へ送信する。このとき送信されるデータは、図10に示すデータである。
【0101】S172にて、CPU202は、メモリ212から、送信した操作履歴を消去する。S174にて、CPU202は、電源OFFキーが入力されたか否かを判断する。電源OFFキーが入力されると(S174にてYES)、携帯電話の処理を終了する。一方、携帯電話の電源OFFキーが入力されないと(S174にてNO)、処理はS150へ戻され、再度この処理を実行する。なお、電源OFFキーは,たとえば操作部206の「*」キーと「#」キーとを同時に入力することにより実現される。
【0102】操作履歴データのサーバへの送信タイミングは、操作部206から一定時間キー入力が発生していないときとして説明したが、これに限定されるものではなく、たとえばメモリ212の記憶容量の一定の割合を超えたときに、操作履歴データをサーバ100へ送信するようにしてもよい。
【0103】S180にて、CPU202は、サーバ100から最適経路リストを受信すると、最適経路リストを表示部204に表示する。このとき、表示部204には、図22に示すように表示される。S182にて、CPU202は、操作部206から最適経路の受信要求が入力されたか否かを判断する。この判断は、図22に示す表示部204に表示された最適経路リストに付された番号に対応するキーが、操作部206から入力されたことにより行なわれる。最適経路の受信要求が入力されると(S182にてYES)、処理はS184へ移される。一方、最適経路の受信要求が入力されないと(S182にてNO)。処理はS150へ戻される。
【0104】S184にて、CPU202は、受信要求する最適経路IDを表わすデータをサーバ100へ送信する。
【0105】S190にて、CPU202は、サーバ100から最適経路データを受信すると、マクロを生成するか否かを判断する。この判断は、前述の説明のとおり、予め携帯電話200に設定された情報に基づいて行なわれる。マクロを生成する場合には(S190にてYES)、処理はS192へ移される。一方、マクロを生成しない場合には(S190にてNO)、処理はS194へ移される。
【0106】S192にて、CPU202は、図18に示すように、受信した最適経路データの経路をマクロに登録する。S196にて、CPU202は、図24に示すように、表示部204にマクロボタンを表示する。
【0107】S194にて、CPU202は、図23に示すように、最適経路を表示部204に表示する。
【0108】図21を参照して、本実施の形態に係る操作提示システムのサーバ100は、以下のような制御構造を有する。
【0109】S220にて、CPU120は、携帯電話200から図10に示す操作履歴データを受信したか否かを判断する。操作履歴データを受信すると(S220にてYES)、処理はS222へ移される。
【0110】一方、操作履歴データを受信しないと(S220にてNO)、処理はS250へ移される。
【0111】S222にて、CPU120は、受信した操作履歴データの中で特殊キーを先頭とする操作列を抽出する。S224にて、CPU120は、受信した操作履歴データの中で特殊キーを先頭とした操作列から、次の特殊キーを抽出する。このS222およびS224における処理により、特殊キーから始まり特殊キーで終わる一連の操作列が抽出される。なおこのような特殊キーにより一連の操作を抽出するのではなく、受信した操作履歴データに含まれるタイムスタンプに基づいて操作時刻の間が一定時間空いたところを一連の操作の区切りとして、操作履歴データから一連の操作を抽出するようにしてもよい。
【0112】S226にて、CPU120は、抽出した操作列の中で、一定長以上かつ一定頻度以上の操作列を抽出する。このとき抽出された操作列の数をMとする。
【0113】S228にて、CPU120は、変数Nを初期化(N=1)する。S230にて、CPU120は、操作列(N)の開始状態をS(N)、終了状態をE(N)とする。S232にて、CPU120は、「S(N)→E(N)」の最適経路は設定済であるか否かを判断する。この判断は、図15に示すサーバ100の固定ディスク124に記憶された最適経路データに基づいて行なわれる。すなわち図15に示す最適経路データに既に最適化された操作列が登録されている初期状態および終了状態については設定済であると判断される。最適経路が設定済である場合には(S232にてYES)、処理はS242へ移される。一方、最適経路は設定済でないと(S232にてNO)、処理はS234へ移される。
【0114】S234にて、CPU120は、開始状態をS(N)、終了状態をE(N)とするパスの中で最短のパス長であるパスP(N)を算出する。このS234における処理においては、出発点が1つの最適経路問題の解法であるダイクストラのアルゴリズムを用いるようにしてもよい。
【0115】S236にて、CPU120は、操作列(N)のパス長がP(N)のパス長よりも長いか否かを判断する。操作列Nのパス長がパスP(N)のパス長よりも長い場合には(S236にてYES)、処理はS240へ移される。一方、操作列(N)のパス長がパスP(N)のパス長以下である場合には(S236にてNO)、処理はS238へ移される。
【0116】S238にて、CPU120は、開始状態をS(N)、終了状態をE(N)とするパスの最適経路を操作列(N)に設定する。S240にて、CPU120は、開始状態をS(N)、終了状態をE(N)とするパスの最適経路をパスP(N)に設定する。
【0117】S242にて、CPU120は、変数NについてN=N+1の演算を行なう。S244にて、CPU120は、変数Nが、操作列Mよりも大きいか否かを判断する。変数Nが操作列Mよりも大きい場合には(S244にてYES)、処理はS220へ戻される。一方、変数Nが操作列M以下である場合にはS224にてNO)、処理はS230へ移され、次の操作列について最短のパスの算出を行なう。
【0118】S250にて、CPU120は、携帯電話200から最適経路データの受信要求を受信した可否かを判断する。最適経路データの受信要求を受信すると(S250にてYES)、処理はS252へ移される。一方、最適経路データの受信要求を受信しないと(S250にてNO)、処理はS254へ移される。
【0119】S252にて、CPU120は、最適経路データの受信要求を送信した携帯電話200に、要求された最適経路データを送信する。
【0120】S254にて、CPU120は、携帯電話200へ最適経路リストデータを送信するタイミングであるか否かを判断する。この判断は、予め定められた時刻に到達したか否か等により行なわれる。最適経路リストデータの送信タイミングであると(S254にてYES)、処理はS256へ移される。一方、最適経路リストデータの送信タイミングでないと(S254にてNO)、処理はS258へ移される。
【0121】S256にて、CPU120は、携帯電話200に、最適経路リストデータを送信する。その後、処理はS258に移される。
【0122】S258にて、CPU202は、操作提示処理を終了するか否かを判断する。終了する場合には(S258にてYES)、サーバの処理を終了する。一方、終了しない場合には(S258にてNO)、処理はS220へ戻され、再度この処理を実行する。
【0123】以上のような構造およびフローチャートに基づく、操作提示システムの動作について説明する。
【0124】携帯電話200を用いてユーザが操作部206から操作を実行すると操作履歴がメモリ212に図9に示すように記憶される(S100)。このとき、操作された操作キーを表わすデータと、操作された時刻を表わすデータとが記憶される。一定時間操作キーの入力がない場合には(S168にてYES)、図10に示す操作履歴データが携帯電話200からサーバ100へ送信される(S170)。
【0125】サーバ100は操作履歴データを携帯電話200から受信すると(S220にてYES)、操作履歴データの中から特殊キーを先頭とする操作列を抽出する(S222、S224)。抽出された操作列の中から一定長以上かつ一定頻度以上の操作列が抽出される(S226)。このとき、サーバ100の固定ディスク124には、図14に示す操作列データが記憶される。一定長以上かつ一定頻度以上の操作列の中の1番目の操作列の開始状態と終了状態が設定され(S230)、第1番目の操作列の開始状態から終了状態の最適経路が設定済であるか否かが判断される。最適経路が設定済でない場合には(S232にてNO)、開始状態と終了状態からなるパスの中で、最短のパス長であるパスPが算出される(S234)。第1番目の操作列のパス長と最短のパスであるとして算出されたパスの長さとが比較される。第1番目の操作列のパス長が算出されたパスのパス長よりも長い場合には(S236にてYES)、算出されたパスが最適経路として設定される(S240)。
【0126】このような処理が、一定長以上かつ一定頻度以上の操作列として抽出されたすべての操作列に対して行なわれる。
【0127】サーバ100が、最適経路リストの送信タイミングを検知すると(S254にてYES)、サーバ100は携帯電話200に図16に示す最適経路リストを送信する(S256)。携帯電話200は、最適経路リストを受信すると(S160にてYES)、最適経路のリストを表示部204に図22に示すように表示する(S180)。この図22に示すように最適経路リストの表示を見た携帯電話200のユーザが最適経路IDを操作部206から入力すると(S182にてYES)、携帯電話200は、受信要求する最適経路IDを表わすデータをサーバ100に送信する(S184)。
【0128】サーバ100は、最適経路データの受信要求を携帯電話200から受信すると(S250にてYES)、携帯電話200から要求された最適経路データを送信する(S252)。
【0129】携帯電話200は、サーバ100から最適経路データを図17に示すようなデータとして受信すると(S150にてYES)、予め定められた情報に基づいて、マクロを生成するか否かが判断される(S190)。マクロを生成すると設定されている場合には(S190にてYES)、図18に示すように最適経路データの経路をマクロに登録する(S192)。携帯電話200は、最適経路データの初期状態と終了状態とがユーザに識別可能なようにマクロボタンを表示部204に表示する。このとき、図24に示すように、タッチパネルにより実現されるマクロボタン240が表示部204に表示される。
【0130】以上のようにして、本実施の形態に係る操作提示システムは、携帯電話にてユーザが操作部に操作した操作履歴データをサーバへ送信する。サーバは、受信した操作履歴データの中から、一連の操作に対応する操作列を抽出し、一定の長さかつ一定の頻度以上の操作列に対して最適経路を算出する。算出された最適経路は、携帯電話へ送信され、携帯電話は、最適経路データを表示部に表示したり、最適経路データに対応するマクロボタンを生成し表示部に表示したりする。その結果、ユーザによる一連の操作を登録する必要がなく、簡易なハードウェア資源を用いて、簡略な操作で一連の操作を行なうことができる、操作提示システムを提供することができる。
【0131】今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【出願人】 【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
【出願日】 平成12年11月15日(2000.11.15)
【代理人】 【識別番号】100064746
【弁理士】
【氏名又は名称】深見 久郎
【公開番号】 特開2002−149310(P2002−149310A)
【公開日】 平成14年5月24日(2002.5.24)
【出願番号】 特願2000−348062(P2000−348062)