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【発明の名称】 電子情報ファイリング装置
【発明者】 【氏名】久永 聡

【要約】 【課題】外部通信手段を利用時に動的に接続処理を行なう外部通信利用自動接続機能と、複数の種別のデータベースにアクセスできるようにする複数データベース接続機能を追加すること。

【解決手段】操作員が操作するコンピュータ以外の他のコンピュータに対して外部通信手段を用いて接続している場合に、他のコンピュータ、または他のコンピュータに接続している補助記憶媒体に実体データを保管する外部通信手段利用データ管理手段と、操作員が操作するコンピュータが利用する実体データを保管している他のコンピュータ等の接続関係を樹立していない場合でも、外部通信手段を介して自動的に接続する外部通信利用自動接続手段と、を備えたものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電子情報(以下、実体データという)と、該実体データの名称、検索用キー情報、保管場所等の付属情報(以下、キーデータという)を管理し、該キーデータをもとに利用したい前記実体データを検索して取り出す電子情報ファイリング装置において、操作員が操作するコンピュータ以外の他のコンピュータに対して外部通信手段を用いて接続している場合に、前記他のコンピュータ、または該他のコンピュータに接続している補助記憶媒体に前記実体データを保管する外部通信手段利用データ管理手段と、前記操作員が操作するコンピュータが利用する前記実体データを保管している前記他のコンピュータ等の接続関係を樹立していない場合でも、前記外部通信手段を介して自動的に接続する外部通信利用自動接続手段と、を備えたことを特徴とする電子情報ファイリング装置。
【請求項2】 実体データと、キーデータを管理し、該キーデータをもとに利用したい前記実体データを検索して取り出す電子情報ファイリング装置において、前記実体データ、キーデータの保管場所がデータベースである場合、前記キーデータの保管場所を特定するための情報、または前記実体データの保管場所を特定するためのキーデータに含まれる情報に保管するデータベース識別子管理手段と、該識別子に従って実際にデータベースを選択的に接続する複数データベース接続手段と、を備えたことを特徴とする電子情報ファイリング装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に企業内において電子化した文書や図面等の電子情報を管理する電子情報ファイリング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は従来の電子情報ファイリング装置の構成を示すブロック図である。図において、1は電子情報である実体データ2の名称、保管場所等の付属情報であるキーデータであり、実体データ2と同様データベース装置32、補助記憶媒体33のいずれかに保管されている。3はコンピュータ30の操作員が検索条件、検索要求をデータ管理手段5に入力するデータ入力手段、4は取り出した実体データ2を出力するデータ出力手段、6はデータ管理手段がキーデータ1にアクセスするアクセス先選択手段、7はデータベース装置32に保管されたデータベース情報、8は補助記憶媒体33内の取り外し可能な外部記憶媒体、9は同じく補助記憶媒体33内の外部記憶媒体、10は外部通信利用手段18及び外部通信接続装置19に接続される他のコンピュータ、11はキーデータ1の保管場所を保管してある利用環境情報、13はキーデータ1または実体データ2を保管場所から取り出す場合に検索条件または実体データ管理番号がアクセス先選択手段6から渡されるデータベースアクセス手段、14はデータベースアクセス手段からの情報を元にデータベース情報7を検索するデータベース管理手段、16は保管場所が取り外し可能な外部記憶媒体8または外部記憶媒体9である場合に情報がアクセス先選択手段6から渡される外部記憶媒体アクセス装置、21はキーデータ1に実体データ2が圧縮されているという情報があった場合に、実体データ2を伸張する圧縮伸張手段81を有するデータ加工手段である。データベース装置32、補助記憶媒体33は操作員の操作するコンピュータ上でも、外部通信接続装置19を介してネットワーク等の外部通信手段と接続してある他のコンピュータ10上にあってもよい。
【0003】図12は従来の電子情報ファイリング装置の構成におけるデータ管理手段の構成の詳細を示すブロック図である。図12において、40は操作員がデータ入力手段3を用いて検索条件と検索要求をデータ管理手段5に入力するとそのデータが渡される検索手段、41はアクセス先選択手段6を経由してキーデータ1を検索するキーデータアクセス手段、42はアクセス先選択手段6を経由して実体データ2にアクセスし実体データを取り出す実体データアクセス手段、43は操作員がデータ入力手段3からデータ更新要求と更新するデータのキーデータ1と実体データ2を入力するとそのデータが検索手段40に渡される前に経由する更新手段、47は他のコンピュータから更新するデータのキーデータ1と実体データ2が入力される通信情報利用手段である。
【0004】次に、動作について説明する。コンピュータ30を操作する操作員が、ある電子情報を利用したい場合、データ入力手段3を用いて利用したい電子情報の名称等の付属情報を検索条件とし、検索要求とともにデータ管理手段5に入力する。データ管理手段5では、アクセス先選択手段6を通してキーデータ1にアクセスして、複数のキーデータ1の中から検索条件に合致したキーデータ1を1つまたは、複数取り出す。このとき、キーデータ1の保管場所は利用環境情報11に保管されているので、この情報をデータ管理手段5が読み出してキーデータ1の保管場所を特定する。取り出したキーデータ1には実体データの保管場所が情報として存在するので、これをもとにアクセス先選択手段6を介して実体データ2を取り出す。取り出した実体データ2はデータ出力手段4を介して出力する。実体データ2を取り出すときに、キーデータ1に実体データ2が圧縮されているという情報があった場合は、データ加工手段21の中の圧縮伸張手段81を用いて実体データ2を伸張する。
【0005】次に、データ管理手段5の動作について説明する。操作員がデータ入力手段3を用いて利用したい電子情報の名称等の付属情報を検索条件とし、検索要求とともにデータ管理手段5に入力すると、検索条件と検索要求は検索手段40に渡される。検索手段40では利用環境情報11に記録してあるキーデータ1の保管場所をもとに、キーデータアクセス手段41、アクセス先選択手段6を経由してキーデータ1を検索する。検索結果はアクセス先選択手段6、キーデータアクセス手段41を経由して検索手段40に渡される。検索手段40では、キーデータ1に保管されている実体データ2の保管場所を元に、実体データアクセス手段42、アクセス先選択手段6、を経由して実体データ2にアクセスし、実体データ2を取り出す。取り出した実体データ2はデータ出力手段4に出力される。
【0006】次に、データを更新するときの動作を図12を元に説明する。操作員がデータ入力手段3からデータ更新要求と更新するデータのキーデータ1と実体データ2を入力すると、更新手段43を経由して検索手段40にその要求が渡される。検索手段40ではこれらをもとにキーデータアクセス手段41、アクセス先選択手段6を経由して更新するキーデータ1を検索して更新し、実体データアクセス手段42、アクセス先選択手段6、を経由して更新する実体データ2を更新する。このとき、更新するデータのキーデータ1と実体データ2は操作員が入力しなくても他のコンピュータ10から通信情報利用手段47を用いて入手しても、補助記憶媒体及びそのアクセス装置33から入手してもよい。その指示は操作員が行ない入手は更新手段43が行なう。
【0007】アクセス先選択手段6からキーデータ1、もしくは、実体データ2を保管場所から取り出す方法について説明する。保管場所がデータベース装置32である場合、データベースアクセス手段13にキーデータ1の検索条件または、データ実体データ2を特定するためにあらかじめ実体データ2と関連づけて保管してある実体データ管理番号を渡す。するとその情報がデータベース管理手段14に送られ、データベース管理手段14ではその情報を元にデータベース情報を検索し、検索結果であるキーデータ1または、実体データ2をデータベースアクセス手段13に渡す。データベースアクセス手段13ではそのデータをアクセス先選択手段6に渡す。保管場所が取り外し可能な外部記憶媒体8または外部記憶媒体9である場合、外部記憶媒体アクセス装置16にキーデータ1または実体データ2が保管されている媒体の名称やディレクトリ情報等の保管場所を渡すと、外部記憶媒体アクセス装置16が取り外し可能な外部記憶媒体8または外部記憶媒体9の記憶情報を検索してキーデータ1または実体データ2を取り出してアクセス先選択手段6に返す。保管場所が他のコンピュータ10上に接続されているデータベース装置または、補助記憶媒体及びそのアクセス装置の場合、予め外部通信利用手段18、外部通信接続手段19を経由して他のコンピュータ10上に接続されているそれらの装置から同様の方法でキーデータ1、実体データ2を取り出す。
【0008】従来の電子情報ファイリング装置におけるデータ更新方式の特徴について説明する。図13は従来の電子情報ファイリング装置のデータ更新機能を示す。ホストコンピュータ50においてマスタデータ51を管理し、データに更新があった場合にデータの転送55によって(電子情報ファイリング装置のある)コンピュータ30に更新情報を配布する。このとき配布するのはその時点で更新のあったデータであり、データの名称をAとしたときの転送内容56に例が示してある。特開平03−282746号公報においてこれと類似した更新方法が示されている。バックアップデータについて説明する。コンピュータ30においてデータ出力手段4を用いてキーデータ1、実体データ2のバックアップをバックアップデータ54として出力し、保存する。障害等が発生して、コンピュータ30に保存してあるキーデータ1、実体データ2が損傷、または消失した場合、バックアップデータ54をデータ入力手段3より入力してデータを元に戻す。またはホストコンピュータ50から全てのデータをコンピュータ30に転送して、データ入力手段3より入力してデータを元に戻す。
【0009】従来の電子情報ファイリング装置におけるデータ管理方式の特徴について説明する。図14は従来の電子情報ファイリング装置のデータ管理機能を示す。管理対象である実体データ2が、複数の外部記憶媒体にアクセスする装置60に組み込まれている外部記憶媒体9に保管している場合において、操作員が電子情報ファイリング装置を操作して実体データ2(図14の例ではAの外部記憶媒体9にある実体データ2)を利用した場合、その実体データ2が他の補助記憶媒体62にコピーされる。次の操作からは、複数の外部記憶媒体にアクセスする装置60内部にある切り替え装置61がA以外の外部記憶媒体9と接続している場合でも、切り替え装置61の接続先をAの外部記憶媒体9に切り替えなくても他の補助記憶媒体62からさきほど利用した実体データ2が利用できる。特開平05−28202号公報においてこれと類似したデータ管理方式が示されている。
【0010】従来の電子情報ファイリング装置におけるセキュリティ機能の特徴について説明する。図15は従来の電子情報ファイリング装置のセキュリティ機能を示す。管理対象であるキーデータ1または、実体データ2が、データベース装置32に保管されている場合、操作員がデータ入力手段を介してデータベース装置32のコネクトのパスワードを入力することにより、キーデータ1または、実体データ2を利用できる。管理対象であるキーデータ1または、実体データ2が、他のコンピュータ10に保管されている場合、操作員がデータ入力手段を介して他のコンピュータ10にログインすることにより、キーデータ1または、実体データ2を利用できる。
【0011】従来の電子情報ファイリング装置における外部通信接続装置の使用方法の特徴について説明する。図16は従来の電子情報ファイリング装置の外部通信接続装置の使用方法を示す。管理対象であるキーデータ1または実体データ2が、他のコンピュータ10上に保管してある場合、操作員が使用するコンピュータ30と他のコンピュータ10の間で予めログイン等の接続関係を樹立しておく。特開平04−314146号公報におけるネットワーク上のデータの利用方法において、これと類似した内容の記述がある。
【0012】従来の電子情報ファイリング装置における媒体選択機能の特徴について説明する。図17は従来の電子情報ファイリング装置の媒体選択機能を示す。管理対象である実体データ2が、データベース装置32に保存されている場合、その実体データ2のキーデータ1にはデータベース装置32の中のデータベース名称141,142がしるされている。このデータベース装置32を利用するためには、アクセス先選択手段6から利用できるように接続関係が樹立されている必要がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子情報ファイリング装置は以上のような構成であり、また以上のような機能を有しているので、データを更新するときに、マスタデータの保管してあるホストコンピュータと接続する必要があり、ネットワークを接続していないコンピュータでは装置を構築できないという問題があった。また、利用しているキーデータ、または実体データが消失するような事故があった場合、ホストコンピュータから全データを転送する必要があり、転送費用が高いことや、転送中にネットワークがこむという問題があり、更新データは順次最新のデータのみ送るので、保管してあったバックアップデータを元に戻しても最後にバックアップをとってから現在までに更新した情報のみを調べてホストコンピュータからそのデータだけを選択して転送しなくてはならず、煩わしいという問題があった。また、取り外し可能な記録媒体に更新情報を記録しても、常に最新の更新情報のみ送るので、それをバックアップデータにした場合、過去に送られた取り外し可能な記録媒体を全て保管しなくてはならないという問題があった。また、データの更新には、マスタデータを管理する部門での更新情報の出力処理と出力された更新情報を更新する電子情報ファイリング装置に入力して更新する更新処理の2つの処理が必要であり、煩わしいという問題があった。
【0014】また、データ管理方式では、一度使用したデータのみをデータを取り出すときに便利な媒体にコピーするので、使用頻度の少ないデータでもデータを取り出すときに便利な媒体にコピーされてしまい効率が悪いという問題があった。また、光磁気ディスク等の外部記憶媒体を複数利用する場合において、扱う外部記憶媒体が増えるとそれらをアクセスする装置の内部においてアクセスする外部記憶媒体の切り替えに時間がかかるという問題があった。
【0015】また、データのセキュリティ機能については、データの保管してあるデータベースのパスワード、コンピュータのログイン機能等を用いているため、データごとに個別にセキュリティをかけたり、利用者ごとに個別にセキュリティをかけることはできないという問題があった。
【0016】また、外部通信装置の利用方法については、他のコンピュータを利用する場合は、オンラインでデータのやりとりができるようにログイン等の接続関係を結ぶ必要があるという問題があった。
【0017】データベース装置にデータを保管する場合、接続関係を結んだ1つのデータベース装置にデータを保管する必要があった。
【0018】この発明は上記のような問題を解決するためになされたもので、外部通信手段を利用時に動的に接続処理を行なう外部通信利用自動接続機能と、複数の種別のデータベースにアクセスできるようにする複数データベース接続機能を追加することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1の電子情報ファイリング装置は、実体データと、キーデータを管理し、キーデータをもとに利用したい実体データを検索して取り出す電子情報ファイリング装置において、操作員が操作するコンピュータ以外の他のコンピュータに対して外部通信手段を用いて接続している場合に、他のコンピュータ、または他のコンピュータに接続している補助記憶媒体に実体データを保管する外部通信手段利用データ管理手段と、操作員が操作するコンピュータが利用する実体データを保管している他のコンピュータ等の接続関係を樹立していない場合でも、外部通信手段を介して自動的に接続する外部通信利用自動接続手段と、を備えたものである。
【0020】請求項2の電子情報ファイリング装置は、実体データと、キーデータを管理し、キーデータをもとに利用したい実体データを検索して取り出す電子情報ファイリング装置において、実体データ、キーデータの保管場所がデータベースである場合、キーデータの保管場所を特定するための情報、または実体データの保管場所を特定するためのキーデータに含まれる情報に保管するデータベース識別子管理手段と、識別子に従って実際にデータベースを選択的に接続する複数データベース接続手段と、を備えたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1においてこの発明の実施の形態1に係る電子情報ファイリング装置の構成図を示す。図2において図1の電子情報ファイリング装置の構成図中のデータ管理手段の構成図を示す。図3においてデータ加工手段の構成図を示す。図4において、電子情報ファイリング装置のデータ更新機能を示す。他のコンピュータ10で取り外し可能な記録媒体8にデータの更新情報が記憶されて、その取り外し可能な記録媒体8が物理的に操作員が操作する(電子情報ファイリング装置のある)コンピュータ30に設置される。次に操作員が電子情報ファイリング装置を操作して更新情報を電子情報ファイリング装置上にあるデータに更新させる。更新情報が記憶されている取り外し可能な記録媒体8の記憶内容が最新、例えば今日現在の更新情報だけではなく、1ヶ月前の更新情報、2ヶ月前の更新情報も記憶されているとする。
【0022】図1、図2を用い取り外し可能な記録媒体8からのデータ更新方法について説明する。操作員がデータ入力手段3からデータ更新手段43にデータの更新と更新情報が取り外し可能な記録媒体8にあることを更新手段43に渡す。このとき、同時に取り外し可能な記録媒体8を識別する名称等のデータを渡す。更新手段43は、検索手段40をとおして媒体管理手段45に、取り外し可能な記録媒体8を識別する名称等のデータを渡す。次に媒体管理手段45はアクセス先選択手段6を介して媒体選択手段15に記録媒体8を識別する名称等のデータを送る。媒体選択手段15では、外部記憶媒体アクセス装置16を介して取り外し可能な記録媒体8を識別する名称等のデータを有した取り外し可能な記録媒体8が接続関係にあるかを調べる。もし、接続関係にない場合はその旨を媒体管理手段45に返し、媒体管理手段45はデータ出力手段4にその内容を出力する。もし接続関係にある場合はその旨を媒体管理手段45に返す。媒体管理手段45は更新手段43にその内容を渡す。更新手段43は版管理手段44に更新情報の版についての問い合わせ要求を送る。版管理手段44は、アクセス先選択手段6を経由して更新情報が保管されている補助記憶媒体の更新情報にアクセスし、いつの時点の更新情報かを取り出す。版管理手段44はデータ出力手段4にその情報を出力する。操作員はその出力を確認して、更新したい更新情報の版の情報をデータ入力手段3から更新手段43へ入力する。更新手段43では版管理手段44に版の情報を送る。版管理手段では、その版の情報に一致した版の更新情報のみを取り出して更新手段43に渡す。更新手段では、検索手段40、アクセス先選択手段を介してその更新情報で更新する必要があるキーデータ1を検索する。検索してきたキーデータ1と、その内容で示される保管場所にある実体データ2に対して更新情報をもとに更新する。
【0023】この実施の形態によれば、取り外し可能な補助記憶媒体に、媒体を識別する名称等のデータを記憶させておくことと、媒体管理手段によってこれを識別することにより、補助記憶媒体が利用できる。補助記憶媒体に更新情報を1ヶ月前、2ヶ月前というように複数の版の分を保管しておき、更新時に版管理手段が操作員の指定する版に選択的に更新できる。これにより、データを過去の任意の版に戻すことができる。
【0024】実施の形態2.図10において、電子情報ファイリング装置のデータ更新機能を示す。操作員が操作する(電子情報ファイリング装置のある)コンピュータ30にデータを更新するときに、更新情報が記憶されている取り外し可能な記録媒体8の記憶内容が最新、例えば今日現在の更新情報だけでなく、1ヶ月前の更新情報、2ヶ月前の更新情報も記憶されていたとする。図4において、電子情報ファイリング装置のデータ更新機能を示す。他のコンピュータ10で取り外し可能な記録媒体8にデータの更新情報が記憶されて、その取り外し可能な記録媒体8が物理的に操作員が操作する(電子情報ファイリング装置のある)コンピュータ30に設置される。次に操作員が電子情報ファイリング装置を操作して更新情報を電子情報ファイリング装置上にあるデータに更新させる。
【0025】図1、図2を用い取り外し可能な記録媒体8からのデータ取り出し方法について説明する。操作員がデータ入力手段3から検索手段40にデータを利用したいという内容と、キーデータの検索条件を伝える。検索手段40は媒体管理手段45に現在利用できる媒体の確認依頼を送る。媒体管理手段45は現在接続している取り外し可能な記録媒体8の媒体の名称をアクセス先選択手段6を通して確認する。もし媒体が接続されている場合はその媒体の名称を検索手段40に返す。検索手段40では、もし取り外し可能な記録媒体8が接続されている場合は、キーデータアクセス手段41、アクセス先選択手段6を通してその媒体にあるキーデータ1を検索する。もしキーデータ1が見つかれば、そのキーデータ1に含まれる名称の実体データ2を同じ取り外し可能な記録媒体8から実体データアクセス手段42、アクセス先選択手段6を経由して取り出す。もしキーデータ1が見つからない場合は、利用環境11に記憶されているキーデータの保管場所へ、キーデータアクセス手段41、アクセス先選択手段6を通してアクセスし、キーデータを検索する。もしキーデータ1が見つかれば、そのキーデータ1に含まれる保管場所から実体データ2を実体データアクセス手段42、アクセス先選択手段6を経由して取り出す。検索手段40は取り出した実体データ2をデータ出力手段4から出力する。
【0026】この実施の形態によれば、取り外し可能な記録媒体にデータを保管して利用する電子情報ファイリング装置Aがあるときに、この媒体を他の電子情報ファイリング装置Bに接続して操作員がキーデータ検索条件を変更するだけで、電子情報ファイリング装置Aにおいて行っていた検索が電子情報ファイリング装置Bで行える。
【0027】実施の形態3.図1、図2において、アクセス頻度情報26について説明する。操作員が電子情報ファイリング装置を操作して、キーデータ1または実体データ2にアクセスする場合、キーデータアクセス手段41が実体データアクセス手段42を経由してアクセスする。このときアクセスしたキーデータ1、実体データ2を識別する情報とアクセス内容を頻度管理手段48に送る。頻度管理手段48では、アクセス先選択手段を通してこの情報をアクセス頻度情報26に蓄積する。
【0028】図1、図2、図3、図5において、データ管理の機能について説明する。図5の取り外し可能な外部記憶媒体8、外部記憶媒体9にアクセス頻度の高いデータがあったとする。図2の実体データアクセス手段42またはキーデータアクセス手段41からそれらのデータにアクセスをした場合、頻度管理手段48にアクセスしたことを伝える。頻度管理手段48はアクセス頻度情報26から今までのそのデータへのアクセス頻度を取得し、それが予め利用環境情報11に設定してある高利用基準頻度より高い場合、そのデータをアクセス速度の速い外部記憶媒体70に移動する。逆にそれが予め利用環境情報11に設定してある低利用基準頻度より低い場合、そのデータを空き領域の多い外部記憶媒体70、または、アクセス頻度情報から判断したアクセス頻度の低い外部記憶媒体70に移動する。このとき、データ加工手段21の圧縮伸張手段95においてデータを圧縮する。
【0029】この実施の形態によれば、利用頻度の高い情報を高速に取り出せるようになり、データの検索、取り出し時間が短くなる。また使用頻度の低いデータだけを圧縮したり大容量の記憶媒体に保管することにより利用頻度の高いデータの取り出し時間を遅くせずに保管できるデータ量を多くできる。
【0030】実施の形態4.図1、図2、図6を用いて、データ管理の機能について説明する。図6において、外部記憶媒体8を3個(名称A、名称B、名称C)内包した複数の外部記憶媒体にアクセスする装置60がある。それぞれの外部記憶媒体にはデータが記憶されているとする。データ管理手段から外部記憶媒体8にデータをアクセスしたとする。このとき、図2の媒体確認手段45がA,B,Cの各外部記憶媒体8に記憶スペースの空き領域と、使用中の記憶スペースの領域を確認する。媒体確認手段では、もしこれらの空き領域、使用中の領域を合わせて計算し、例えばAの外部記憶媒体8に記憶してあるデータをBまたはCの外部記憶媒体8に移動すれば、Aの外部記憶媒体8に記憶してあるデータが全て削除できる場合は、アクセス先選択手段を用いて移動を行なう。
【0031】この実施の形態によれば、同じ量のデータを保管する場合でも、利用する外部記憶媒体の数を減らすこともできるので安価にシステムを利用できる。
【0032】実施の形態5.図1、図2、図3、図7を用いて、セキュリティ機能について説明する。図7において実体データ2は暗号化されたデータ102であるとする。操作員がデータを取り出す要求を電子情報ファイリング装置に対して行うとき、データ入力手段3から検索手段40へデータの検索条件、検索要求、複号化鍵を入力する。この複号化鍵はデータ加工手段21の中の複号化手段91に渡される。検索手段40からキーデータアクセス手段41、アクセス先選択手段6を通してキーデータにアクセスし、検索条件にあったキーデータ1を検索する。検索手段40では、検索結果であるキーデータ1に記憶されている実体データ2の保管位置から、アクセス先選択手段6、実体データ加工手段21、実体データアクセス手段42、を通して実体データ2を取り出す。前述のように実体データ2は実施の形態5においては暗号化されたデータ102であるので、データ加工手段21の中の複号化手段92を通るときに、予め到着していた複号化鍵を用いて複号化をして元の実体データ2に変換する。検索手段から実体データ2はデータ出力手段に出力される。そして、操作員がデータを投入する要求を電子情報ファイリング装置に対して行うとき、データ入力手段3から検索手段40へ投入するデータ、キーデータ、投入するデータを保管する予定の場所の情報、暗号化鍵を入力する。キーデータは投入するデータを保管する予定の場所の情報とともにキーデータアクセス手段41から、アクセス先選択手段6を通してキーデータ1の保管場所に保管する。この保管場所は利用環境情報11に記述されている。投入するデータは投入するデータを保管する予定の場所へ、実体データアクセス手段42、実体データ加工手段21、アクセス先選択手段6を通して保管する。データ加工手段21の中の暗号化手段91を通るときに、暗号化鍵を用いてデータを暗号化する。
【0033】この実施の形態によれば、データを暗号化することに、複号化鍵を知らない操作員がデータを検索しても正しく表示されないので、データの秘密性を守ることができる。
【0034】実施の形態6.図1、図2、図3、図7を用いて、セキュリティ機能について説明する。図7においてキーデータ1には実体データ2の認証情報103が保管されているとする。操作員がデータを取り出す要求を電子情報ファイリング装置に対して行うとき、データ入力手段3から検索手段40へデータの検索条件、検索要求、公開鍵特定情報を入力する。この公開鍵特定情報はデータ加工手段21の中の認証確認手段94に渡される。検索手段40からキーデータアクセス手段41、アクセス先選択手段6を通してキーデータにアクセスし、検索条件にあったキーデータ1を検索する。検索手段40では、検索結果であるキーデータ1に記憶されている実体データ2の保管位置から、アクセス先選択手段6、実体データ加工手段21、実体データアクセス手段42、を通して実体データ2を取り出す。データ加工手段21の中の認証確認手段94を通るときに、予め到着していた公開鍵特定情報を用いて公開鍵情報から認証確認を行なう公開鍵を特定して取り出し認証の確認をして確認結果をデータ出力手段4から出力する。検索手段から実体データ2はデータ出力手段に出力される。そして、操作員がデータを投入する要求を電子情報ファイリング装置に対して行うとき、データ入力手段3から検索手段40へ投入するデータ、キーデータ、投入するデータを保管する予定の場所の情報、認証情報作成鍵を入力する。キーデータは投入するデータを保管する予定の場所の情報とともにキーデータアクセス手段41から、アクセス先選択手段6を通してキーデータ1の保管場所に保管する。この保管場所は利用環境情報11に記述されている。投入するデータは投入するデータを保管する予定の場所へ、実体データアクセス手段42、実体データ加工手段21、アクセス先選択手段6を通して保管する。データ加工手段21の中の認証情報作成手段93を通るときに、データに対して認証情報作成鍵でディジタル署名を行い認証情報が作成される。作成された認証情報は、データ管理手段5の中の検索手段40に戻される。検索手段40では、この認証情報を先ほど保管したキーデータに同じ経路でアクセスして追加する。
【0035】この実施の形態によれば、認証情報データを利用することにより、検索対象のデータが不正に改ざんされているかどうかを確認でき、管理データの管理が安全に行える。
【0036】実施の形態7.図1、図2、図3、図8を用いて、外部通信利用機能について説明する。図8において、操作員が利用するコンピュータ30から他のコンピュータ10を利用する場合、以下のようにアクセスする。図2の検索手段40から外部のコンピュータにアクセスする場合、通信情報利用手段47に利用したい他のコンピュータ10のマシン名等のような特定情報を送る。通信情報利用手段47から、アクセス先選択手段6を経由して、図1の外部通信利用手段18、外部通信接続手段19にアクセスし特定情報によって特定される他のコンピュータ10と接続関係にあるかどうかを判断する。もし、接続関係がない場合、アクセス先選択手段6を経由して、図1の接続手段17に接続命令を送る。接続手段17からは外部通信利用手段18、外部通信接続手段19を経由して他のコンピュータにログイン等の(接続命令によって指定された)接続方法によって接続する。通信情報利用手段47から利用可能であることを検索手段40に伝える。検索手段40から外部のコンピュータにアクセスする。
【0037】この実施の形態によれば、複数のマシンを利用した電子情報ファイリング装置を利用するときに、マシンへのログイン等の接続処理を操作員が意識しなくてもよい。
【0038】実施の形態8.図1、図2、図3、図9を用いて、データベースアクセス機能について説明する。図9において、操作員が操作を行ない、データベースに保管されているデータを取り出す流れを示す。操作員がデータ入力手段3から検索手段40へ検索条件、検索要求を入力する。検索手段40からキーデータアクセス手段41、アクセス先選択手段6を経由してキーデータ1にアクセスする。検索条件に一致したキーデータ1を取り出す。キーデータ1に含まれる実体データの保管場所の中にデータベースの種別があった場合、その情報をアクセス先選択手段を通してデータベース選択手段12に渡す。データベース選択手段では渡されたデータベース種別のデータベースにコネクトする。コネクトに必要な情報は利用環境情報11から得るか、操作員が入力する。データベース選択手段12からは、コネクト後に検索手段40へデータベースが利用可能であることを伝える。検索手段40は実体データアクセス手段42とアクセス先選択手段6を経由してデータベース装置32にアクセスする。検索手段40は実体データ2を取り出し、データ出力手段4へ出力する。
【0039】この実施の形態によれば、複数種類のデータベースにばらばら既に保管済みのデータを検索できるようになる。
【0040】
【発明の効果】請求項1の電子情報ファイリング装置は、実体データと、キーデータを管理し、キーデータをもとに利用したい実体データを検索して取り出す電子情報ファイリング装置において、操作員が操作するコンピュータ以外の他のコンピュータに対して外部通信手段を用いて接続している場合に、他のコンピュータ、または他のコンピュータに接続している補助記憶媒体に実体データを保管する外部通信手段利用データ管理手段と、操作員が操作するコンピュータが利用する実体データを保管している他のコンピュータ等の接続関係を樹立していない場合でも、外部通信手段を介して自動的に接続する外部通信利用自動接続手段と、を備えた構成にしたので、複数のコンピュータを利用した電子情報ファイリング装置を利用するときに、コンピュータへのログイン等の接続処理を操作員が意識しなくてよい。
【0041】請求項2の電子情報ファイリング装置は、実体データと、キーデータを管理し、キーデータをもとに利用したい実体データを検索して取り出す電子情報ファイリング装置において、実体データ、キーデータの保管場所がデータベースである場合、キーデータの保管場所を特定するための情報、または実体データの保管場所を特定するためのキーデータに含まれる情報に保管するデータベース識別子管理手段と、識別子に従って実際にデータベースを選択的に接続する複数データベース接続手段と、を備えた構成にしたので、既存のデータベースデータを新たに構築する電子情報ファイリング装置で管理できるようになる。
【出願人】 【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
【出願日】 平成6年6月3日(1994.6.3)
【代理人】 【識別番号】100099461
【弁理士】
【氏名又は名称】溝井 章司 (外2名)
【公開番号】 特開2002−132797(P2002−132797A)
【公開日】 平成14年5月10日(2002.5.10)
【出願番号】 特願2001−252693(P2001−252693)