| 【発明の名称】 |
記憶媒体および記憶媒体制御装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤岡 浩
【氏名】村田 達也
【氏名】沼本 竜彦
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| 【要約】 |
【課題】ラベルに文字を書き込めないほど小さなサイズを有する記憶媒体の検索を容易にする。
【解決手段】メモリカード10の表面には、加熱により書き換え可能なラベル12を貼っておく。属性情報抽出部24は、データ記憶部11に記憶された各ファイルの属性情報42を抽出する。2次元バーコード変換部25は、属性情報42を2次元バーコード43に変換し、ラベルプリンタ26は、2次元バーコード43を書き換え可能ラベル12に印字する。印字された2次元バーコードは、カメラ35を用いて入力され、元の属性情報に復元される。メモリカード10の検索は、復元された属性情報を用いて行われる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 表面にラベル領域を有する記憶媒体を装着して使用する記憶媒体制御装置であって、前記記憶媒体に対してデータの読み出しおよび書き込みを行う記憶媒体アクセス部と、前記記憶媒体に書き込んだデータの属性情報を多次元バーコードに変換するバーコード符号化部と、前記バーコード符号化部により求めた多次元バーコードを前記ラベル領域に印字するラベル印字部とを備えた、記憶媒体制御装置。 【請求項2】 前記ラベル印字部は、前記ラベル領域に先に印字された多次元バーコードを消去して、新たな多次元バーコードを印字することを特徴とする、請求項1に記載の記憶媒体制御装置。 【請求項3】 前記ラベル印字部は、加熱することによって、多次元バーコードを印字および消去することを特徴とする、請求項2に記載の記憶媒体制御装置。 【請求項4】 前記記憶媒体アクセス部は、前記記憶媒体に対してファイル単位でデータの読み出しおよび書き込みを行い、前記バーコード符号化部は、前記記憶媒体に書き込んだ各ファイルの属性情報を多次元バーコードに変換することを特徴とする、請求項1に記載の記憶媒体制御装置。 【請求項5】 前記ラベル領域に印字された多次元バーコードを入力するバーコード入力部と、前記バーコード入力部から入力された多次元バーコードを元の属性情報に復元するバーコード復号化部と、前記バーコード復号化部により復元された属性情報に、指定された文字列が含まれるか否かを判断する文字列検索部と、前記文字列検索部による検索結果を出力する検索結果出力部とをさらに備えた、請求項1に記載の記憶媒体制御装置。 【請求項6】 前記記憶媒体に書き込んだデータの属性情報を暗号化する暗号化部をさらに備え、前記バーコード符号化部は、前記暗号化部により暗号化された属性情報を多次元バーコードに変換することを特徴とする、請求項1に記載の記憶媒体制御装置。 【請求項7】 前記ラベル領域に印字された多次元バーコードを入力するバーコード入力部と、前記バーコード入力部から入力された多次元バーコードを、暗号化された状態の元の属性情報に復元するバーコード復号化部と、前記バーコード復号化部により復元された属性情報の暗号を解読する暗号解読部と、前記暗号解読部により暗号解読された属性情報に、指定された文字列が含まれるか否かを判断する文字列検索部と、前記文字列検索部による検索結果を出力する検索結果出力部とをさらに備えた、請求項6に記載の記憶媒体制御装置。 【請求項8】 制御装置に装着して使用する記憶媒体であって、データを記憶するデータ記憶部と、前記データ記憶部を収納するケース部と、前記ケース部の表面に形成されたラベル部とを備え、前記ラベル部には、前記データ記憶部に記憶されたデータの属性情報が多次元バーコードの状態で印字されていることを特徴とする、記憶媒体。 【請求項9】 前記ラベル部に印字された多次元バーコードは、消去可能であることを特徴とする、請求項8に記載の記憶媒体。 【請求項10】 前記ラベル部に印字された多次元バーコードは、加熱することによって印字および消去されることを特徴とする、請求項9に記載の記憶媒体。 【請求項11】 前記データ記憶部は、ファイル単位でデータを記憶し、前記ラベル部には、前記データ記憶部に記憶された各ファイルの属性情報が多次元バーコードの状態で印字されていることを特徴とする、請求項8に記載の記憶媒体。 【請求項12】 前記ラベル部には、前記データ記憶部に記憶されたデータの属性情報が暗号化された後に多次元バーコードの状態で印字されていることを特徴とする、請求項8に記載の記憶媒体。 【請求項13】 表面にラベル領域を有する記憶媒体を検索する方法であって、前記記憶媒体に書き込んだデータの属性情報を多次元バーコードに変換するステップと、求めた多次元バーコードを前記ラベル領域に印字するステップと、前記ラベル領域に印字された多次元バーコードを入力するステップと、入力された多次元バーコードを元の属性情報に復元するステップと、復元された属性情報に指定された文字列が含まれるか否かを判断するステップと、文字列の検索結果を出力するステップとを備えた、記憶媒体の検索方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、データを記憶する記憶媒体および記憶媒体の制御装置に関し、より特定的には、表面にラベル領域を有する記憶媒体、および、そのような記憶媒体に対してデータの読み出しおよび書き込みを行う記憶媒体制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、データを記憶する記憶媒体として、フラッシュメモリを内蔵した各種のメモリカードが開発されている。メモリカードは、カセットテープやフロッピー(登録商標)ディスクなどに比べてサイズが小さいという特徴を有する。例えば、メモリカードの一例であるSD(Secure Digital)カードのサイズは、切手大にすぎない。メモリカードは、小型であることに加えて、消費電力などの点でも優れた特性を有するため、今後、情報機器や映像音響機器などに広く採用されることが予想される。 【0003】メモリカードに対するデータの読み出しおよび書き込みは、制御装置に装着した状態で行われる。また、メモリカードは、制御装置に装着されていないときには、自由に取り扱うことができる。このため、メモリカードは、制御装置に装着されていない状態でも、書き込んだデータの内容を容易に検索できることが必要とされる。 【0004】一般に、記憶媒体を検索するためには、書き込んだデータについての属性情報を記憶媒体の表面に貼ったラベルに記入することが、広く行われている。例えば、記憶媒体が音楽データを録音したカセットテープの場合には、利用者は、各曲のタイトルや歌手名などの属性情報をカセットテープの表面に貼ったラベルに手書きで記入し、これを用いて記憶媒体を検索する。 【0005】このように属性情報を用いて記憶媒体を検索する方法に関して、次の2つの従来技術が知られている。特開平6−333326号公報に開示された第1の従来技術は、見出し情報を記録媒体のラベルに印字する記録装置に係るものである。この記録装置は、記録媒体に記録された情報の内容から番組名やファイル名を見出し情報として取り出し、ビデオテープやフロッピーディスクの表面に貼ったラベルに印字する。また、加熱すると印字が消える感熱材を用いた消去可能なラベルを使用することにより、常に最新の見出し情報をラベルに記入することができることが開示されている。 【0006】特開平8−87567号公報に開示された第2の従来技術は、多次元バーコードを用いて記録媒体を検索する方法に係るものである。この方法では、記録された情報の日付、題名などの情報が、多次元バーコードに変換され、記録媒体に添付される。記録媒体の検索は、スキャナによる多次元バーコードの読み取り結果を表示することにより、記録媒体の内容を参照して行われる。また、多次元バーコードを記録媒体に添付する方法として、多次元バーコードを印刷したシールを記録媒体に貼り付けることが開示されている。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述した従来技術をメモリカードのような小型の記憶媒体に適用した場合には、次のような問題が生じる。第1の従来技術をメモリカードに適用した場合には、メモリカードのサイズが小さいため、必要とされる見出し情報を視認できる文字サイズで印字することができないという問題がある。メモリカードの表面に必要な見出し情報を印字しようとしても、文字サイズまたは情報量のいずれかを犠牲にする必要が生じる。このため、見出し情報が読めない場合や、必要な量の見出し情報を印字できない場合が起こりうる。 【0008】第2の従来技術をメモリカードに適用した場合には、メモリカードに書き込んだデータが更新されるたびに、多次元バーコードをシールに印刷し、シールを貼り換える作業を行わなければならない。メモリカードに貼るシールはサイズが小さく、取り扱いが困難であるので、シールを貼り替える作業はカセットテープなどの場合に比べてはるかに面倒になるという問題がある。 【0009】また、一般に記憶媒体については、書き込んだデータの内容を第三者に秘密にしたい場合があるが、上述した従来技術を適用した場合には、データの内容は第三者に容易に認識されてしまうという問題がある。 【0010】それ故に、本発明は、ラベルに文字を書き込めないほど小さなサイズを有する場合であっても、書き込んだデータの内容を容易に検索できる記憶媒体を提供することを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の発明は、表面にラベル領域を有する記憶媒体を装着して使用する記憶媒体制御装置であって、記憶媒体に対してデータの読み出しおよび書き込みを行う記憶媒体アクセス部と、記憶媒体に書き込んだデータの属性情報を多次元バーコードに変換するバーコード符号化部と、バーコード符号化部により求めた多次元バーコードをラベル領域に印字するラベル印字部とを備える。 【0012】このような第1の発明によれば、記憶媒体のラベル領域には、書き込んだデータの属性情報が、多次元バーコードの状態で印字される。印字した多次元バーコードを読み取って元の属性情報を復元できるので、復元した属性情報を用いて記憶媒体を容易に検索することができる。また、多次元バーコードを用いることにより、必要とされる属性情報を記憶媒体の表面の小さな面積に印字することができる。 【0013】第2の発明は、第1の発明において、ラベル印字部は、ラベル領域に先に印字された多次元バーコードを消去して、新たな多次元バーコードを印字することを特徴とする。 【0014】このような第2の発明によれば、ラベル印字部は多次元バーコードを書き換えるので、属性情報が更新されたときに多次元バーコードを更新することができる。これにより、記憶媒体に書き込んだデータと記憶媒体のラベル領域に印字された多次元バーコードとの間の一貫性を保つことができる。 【0015】第3の発明は、第2の発明において、ラベル印字部は、加熱することによって、多次元バーコードを印字および消去することを特徴とする。 【0016】このような第3の発明によれば、加熱することによって、印字された多次元バーコードを後に書き込み可能な程度に消去し、新しい多次元バーコードを後に読み取り可能な精度で印字することができる。 【0017】第4の発明は、第1の発明において、記憶媒体アクセス部は、記憶媒体に対してファイル単位でデータの読み出しおよび書き込みを行い、バーコード符号化部は、記憶媒体に書き込んだ各ファイルの属性情報を多次元バーコードに変換することを特徴とする。 【0018】このような第4の発明によれば、記憶媒体のラベル領域には、書き込んだ各ファイルの属性情報が、多次元バーコードの状態で印字される。印字した多次元バーコードを読み取って各ファイルの元の属性情報を復元できるので、復元した各ファイルの属性情報を用いて記憶媒体を容易に検索することができる。 【0019】第5の発明は、第1の発明において、ラベル領域に印字された多次元バーコードを入力するバーコード入力部と、バーコード入力部から入力された多次元バーコードを元の属性情報に復元するバーコード復号化部と、バーコード復号化部により復元された属性情報に、指定された文字列が含まれるか否かを判断する文字列検索部と、文字列検索部による検索結果を出力する検索結果出力部とをさらに備える。 【0020】このような第5の発明によれば、記憶媒体のラベル領域に印字された多次元バーコードは、バーコード入力部を用いて入力される。その後、入力された多次元バーコードから元の属性情報が復元され、復元された属性情報を用いて記憶媒体が検索される。これにより、記憶媒体制御装置に装着することなく、記憶媒体を検索することができる。 【0021】第6の発明は、第1の発明において、記憶媒体に書き込んだデータの属性情報を暗号化する暗号化部をさらに備え、バーコード符号化部は、暗号化部により暗号化された属性情報を多次元バーコードに変換することを特徴とする。 【0022】このような第6の発明によれば、記憶媒体のラベル領域には、書き込んだデータの暗号化された属性情報が、多次元バーコードの状態で印字される。これにより、記憶媒体に書き込んだデータの内容を第三者に秘密にすることができる。 【0023】第7の発明は、第6の発明において、ラベル領域に印字された多次元バーコードを入力するバーコード入力部と、バーコード入力部から入力された多次元バーコードを、暗号化された状態の元の属性情報に復元するバーコード復号化部と、バーコード復号化部により復元された属性情報の暗号を解読する暗号解読部と、暗号解読部により暗号解読された属性情報に、指定された文字列が含まれるか否かを判断する文字列検索部と、文字列検索部による検索結果を出力する検索結果出力部とをさらに備える。 【0024】このような第7の発明によれば、記憶媒体のラベル領域に印字された多次元バーコードは、バーコード入力部を用いて入力される。その後、入力された多次元バーコードから暗号化された状態の元の属性情報が復元され、これを用いて記憶媒体が検索される。これにより、記憶媒体に書き込んだデータの内容を第三者に秘密にするとともに、記憶媒体制御装置に装着することなく、記憶媒体を検索することができる。 【0025】第8の発明は、制御装置に装着して使用する記憶媒体であって、データを記憶するデータ記憶部と、データ記憶部を収納するケース部と、ケース部の表面に形成されたラベル部とを備え、ラベル部には、データ記憶部に記憶されたデータの属性情報が多次元バーコードの状態で印字されていることを特徴とする。 【0026】このような第8の発明によれば、ラベル部には、データ記憶部に記憶されたデータの属性情報が、多次元バーコードの状態で印字される。印字された多次元バーコードを読み取って元の属性情報を復元できるので、復元した属性情報を用いて記憶媒体を容易に検索することができる。また、多次元バーコードを用いることにより、必要とされる属性情報を記憶媒体の表面の小さな面積に印字することができる。 【0027】第9の発明は、第8の発明において、ラベル部に印字された多次元バーコードは、消去可能であることを特徴とする。 【0028】このような第9の発明によれば、ラベル部に印字された多次元バーコードは消去可能であるので、属性情報が更新されたときに多次元バーコードを更新することができる。これにより、データ記憶部に記憶されたデータとラベル部に印字された多次元バーコードとの間の一貫性を保つことができる。 【0029】第10の発明は、第9の発明において、ラベル部に印字された多次元バーコードは、加熱することによって印字および消去されることを特徴とする。 【0030】このような第10の発明によれば、加熱することによって、印字された多次元バーコードを後に書き込み可能な程度に消去し、新しい多次元バーコードを後に読み取り可能な精度で印字することができる。 【0031】第11の発明は、第8の発明において、データ記憶部は、ファイル単位でデータを記憶し、ラベル部には、データ記憶部に記憶された各ファイルの属性情報が多次元バーコードの状態で印字されていることを特徴とする。 【0032】このような第11の発明によれば、ラベル部には、データ記憶部に記憶された各ファイルの属性情報が、多次元バーコードの状態で印字される。印字した多次元バーコードを読み取って各ファイルの元の属性情報を復元し、これを用いて記憶媒体を検索することにより、記憶媒体を容易に検索することができる。 【0033】第12の発明は、第8の発明において、ラベル部には、データ記憶部に記憶されたデータの属性情報が暗号化された後に多次元バーコードの状態で印字されていることを特徴とする。 【0034】このような第12の発明によれば、ラベル部には、データ記憶部に記憶されたデータの暗号化された属性情報が、多次元バーコードの状態で印字される。これにより、データ記憶部に記憶されたデータの内容を第三者に秘密にすることができる。 【0035】第13の発明は、表面にラベル領域を有する記憶媒体を検索する方法であって、記憶媒体に書き込んだデータの属性情報を多次元バーコードに変換するステップと、求めた多次元バーコードをラベル領域に印字するステップと、ラベル領域に印字された多次元バーコードを入力するステップと、入力された多次元バーコードを元の属性情報に復元するステップと、復元された属性情報に指定された文字列が含まれるか否かを判断するステップと、文字列の検索結果を出力するステップとを備える。 【0036】このような第13の発明によれば、記憶媒体のラベル領域には、書き込んだデータの属性情報が、多次元バーコードの状態で印字される。印字された多次元バーコードは入力された後に元の属性情報に復元され、復元された属性情報を用いて記憶媒体が検索される。これにより、制御装置に装着することなく、記憶媒体を検索することができる。 【0037】 【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に係るパーソナルコンピュータの構成を示すブロック図である。図2は、図1に示すパーソナルコンピュータの外観図である。このパーソナルコンピュータは、図1および図2に示すように、メモリカードドライブ20、CPU31、ハードディスクドライブ32、キーボード33、マウス34、カメラ35、および、ディスプレイ36を備える。これらの構成要素は、いずれも内部バス30に接続され、内部バス30を介してデータを送受信する。CPU31、ハードディスクドライブ32、キーボード33、マウス34、および、ディスプレイ36の機能は、一般的なパーソナルコンピュータと同様であるので、ここでは説明を省略する。 【0038】本実施形態に係るパーソナルコンピュータでは、外部記憶媒体としてメモリカード10が使用される。メモリカード10は、データ記憶部11を内蔵したカード状の記憶媒体である。データ記憶部11は、書き換え可能なメモリ、例えば、フラッシュメモリを用いて構成され、データをファイル単位で記憶する。 【0039】メモリカード10の表面には、書き換え可能ラベル12が貼られる。書き換え可能ラベル12は、加熱することによって表面に文字や記号を印字し、加熱することによって印字した文字や記号を消去することができる材質を用いて構成される。なお、本実施形態では、書き換え可能ラベル12は、メモリカード10の表面に貼るラベルであるとしたが、メモリカード10の外形を規定するケースと一体に構成されたものであってもよい。 【0040】メモリカードドライブ20は、メモリカード10に対してデータの読み出しおよび書き込みを行う。メモリカードドライブ20は、図1に示すように、スロット21、取り出しボタン22、メモリインターフェイス部23、属性情報抽出部24、2次元バーコード変換部25、および、ラベルプリンタ26を備える。メモリカードドライブ20は、以下に示すように、データ記憶部11に記憶されたデータの属性情報を2次元バーコード化して、書き換え可能ラベル12に印字することを特徴とする。 【0041】スロット21は、メモリカード10をメモリカードドライブ20に装着するために設けられた挿入口である。取り出しボタン22は、メモリカード10をメモリカードドライブ20から取り出すためのボタンである。メモリインターフェイス部23は、メモリカード10に対してデータの読み出しおよび書き込みを行うインターフェイス回路である。メモリカード10に対してデータを書き込む場合には、メモリインターフェイス部23は、内部バス30から受け取ったデータをデータ記憶部11に書き込む。逆に、メモリカード10からデータを読み出す場合には、メモリインターフェイス部23は、データ記憶部11から読み出したデータを内部バス30に対して出力する。このように、スロット21、取り出しボタン22、および、メモリインターフェイス部23の機能は、一般的なメモリカードドライブと同様である。 【0042】次に、メモリカードドライブ20の特徴的な構成要素である属性情報抽出部24、2次元バーコード変換部25、および、ラベルプリンタ26について説明する。これら3つの構成要素は、メモリカード10をメモリカードドライブ20から取り出すとき、すなわち、取り出しボタン22が押されたときに動作する。 【0043】属性情報抽出部24は、取り出しボタン22が押されたことを示す制御信号40を受け取ると、メモリインターフェイス部23を経由して、データ記憶部11に記憶された各ファイルのヘッダ情報41を読み出す。次に、属性情報抽出部24は、読み出したヘッダ情報41から属性情報42を抽出する。より詳細には、属性情報抽出部24は、読み出したヘッダ情報41に含まれるデータの重要性を考慮して、ラベルプリンタ26によって印字される2次元バーコードに含めることができる文字数の属性情報42を抽出する。 【0044】属性情報抽出部24によって抽出される属性情報42には、例えば、ファイル名、ファイル拡張子、ファイル属性データ、ファイル更新時刻、ファイル更新日付、ファイルサイズ、ディレクトリパス、ロングファイル名などの一般的なファイル情報が含まれる。また、属性情報42には、ファイル情報に加えて、データの内容に応じた情報が含まれていてもよい。例えば、データ記憶部11に記憶されたデータが音楽データである場合には、属性情報42には、曲タイトル、アルバム名、アーチスト名、ISRC(International Standard Recoding Code)番号、圧縮形式などの音楽データ情報が含まれていてもよい。 【0045】2次元バーコード変換部25は、属性情報抽出部24から出力された属性情報42を、予め定めた方法で2次元バーコード43に変換する。2次元バーコード変換部25は、例えば、JIS X 0510として規格化されたQR(Quick Response)コードを使用する。図3は、QRコードの一例を示す図である。QRコードによれば、JAN(Japan Article Number)コードのような1次元バーコードと比べてより多くの情報を小さな面積に印字することができる。 【0046】ラベルプリンタ26は、2次元バーコード変換部25から出力された2次元バーコード43を書き換え可能ラベル12に印字する。ラベルプリンタ26は、所定の温度で書き換え可能ラベル12を加熱することにより、書き換え可能ラベル12に先に印字された2次元バーコードを消去し、新たな2次元バーコードを印字する。所定の温度は、書き換え可能ラベル12を構成する材質に応じて決定される。 【0047】このように属性情報抽出部24、2次元バーコード変換部25、および、ラベルプリンタ26の機能により、データ記憶部11に記憶されたデータの属性情報が、2次元バーコードの状態で書き換え可能ラベル12に印字される。書き換え可能ラベル12は加熱により書き換え可能な特性を有するので、メモリカード10をメモリカードドライブ20から取り出すときに書き換え可能ラベル12を更新することができる。これにより、メモリカード10に書き込んだデータと書き換え可能ラベル12に印字された2次元バーコードとの間の一貫性を保つことができる。 【0048】次に、書き換え可能ラベル12に印字された2次元バーコードを用いてメモリカード10を検索する方法について説明する。カメラ35は、図2に示すように、パーソナルコンピュータの使用状態において書き換え可能ラベル12を読み取れるように配置される。利用者は、メモリカード10を検索するときには、書き換え可能ラベル12をカメラ35にかざす。カメラ35は、書き換え可能ラベル12に印字された2次元バーコードを画像データの形式で取り込み、CPU31に対して供給する。CPU31は、次に示すメモリカード検索処理を行う。 【0049】図4は、CPU31が行うメモリカード検索処理を示すフローチャートである。図5は、メモリカード検索処理が行われているときに、ディスプレイ36に表示される画面の一例を示す図である。図5に示す表示画面50には、検索文字列入力ウィンドウ60とファイル一覧出力ウィンドウ61とが表示されている。検索文字列入力ウィンドウ60は、検索すべき文字列(以下、検索文字列という)を入力するために表示され、ファイル一覧出力ウィンドウ61は、検索結果を出力するために表示される。 【0050】書き換え可能ラベル12に印字された2次元バーコードを用いてメモリカード10を検索する手順は、以下のとおりである。利用者は、まず、図5に示す検索文字列入力ウィンドウ60を確認しながら、キーボード33を用いて検索文字列を入力する。CPU31は、図4に示すように、入力された検索文字列を受け取る(ステップS101)。 【0051】次に、利用者は、メモリカード10の書き換え可能ラベル12をカメラ35にかざす。カメラ35は、書き換え可能ラベル12に印字された2次元バーコードを画像データの形式で取り込み、CPU31に対して供給する。CPU31は、入力された2次元バーコードを受け取る(ステップS102)。 【0052】次に、CPU31は、入力された2次元バーコードを復号化して、元の属性情報を求める(ステップS103)。2次元バーコードを復号化する方法は、2次元バーコードの種類ごとに予め定められているので、ここでは説明を省略する。求めた属性情報には、データ記憶部11に記憶された各ファイルの属性情報が含まれている。 【0053】次に、CPU31は、ステップS104からS112までの処理を行うことにより、各ファイルの属性情報に検索文字列が含まれているか否かを判断する。CPU31は、まず最初のファイルを選択する(ステップS104)。次に、CPU31は、検索文字列が選択したファイルのファイル名と一致するかを判断する(ステップS105)。以下同様に、CPU31は、検索文字列が選択したファイルのロングファイル名(ステップS106)、曲タイトル(ステップS107)、アルバム名(ステップS108)、および、アーチスト名(ステップS109)と一致するかを順次判断する。CPU31は、ステップS105ないしS109のいずれかのステップにおいて一致すると判断した場合には、ステップS110へ進み、選択したファイルにその旨を示すフラグを設定する。 【0054】次に、CPU31は、すべてのファイルを調べたか否かを判断する(ステップS111)。未検索のファイルがある場合には、CPU31は、次のファイルを選択して(ステップS112)、ステップS105へ戻る。すべてのファイルを検索ずみの場合には、CPU31は、ステップS113へ進む。 【0055】次に、CPU31は、ディスプレイ36に、図5に示すファイル一覧出力ウィンドウ61を表示させる(ステップS113)。ファイル一覧出力ウィンドウ61には、データ記憶部11に記憶されたすべてのファイルのファイル名、曲タイトル、アルバム名などが表示される。この際、ステップS110でフラグが設定されたファイルの属性情報は、太字かつ斜体のフォントを用いて強調して表示される。 【0056】このように利用者は、メモリカード10の書き換え可能ラベル12をカメラ35にかざした後、ファイル一覧出力ウィンドウ61を確認することにより、検索文字列を属性情報に含んだファイルがメモリカード10に含まれているか否かを容易に認識することができる。また、そのようなファイルがメモリカード10に含まれている旨をサウンド機能を用いて通知すれば、利用者の利便性は、さらに向上する。 【0057】以上に示すように本実施形態に係るパーソナルコンピュータは、加熱することによって書き換え可能なラベルを表面に貼ったメモリカードを外部記憶媒体として使用する。メモリカードドライブは、メモリカードに書き込んだファイルの属性情報を2次元バーコードの状態で書き換え可能ラベルに印字する。印字された2次元バーコードは、カメラを用いて入力され、CPUによって元の属性情報に復元される。メモリカードの検索は、復元された属性情報を用いて行われる。 【0058】このように、ファイルの属性情報が2次元バーコードの状態で書き換え可能ラベルに自動的に印字されるので、書き込んだデータと印字された多次元バーコードとの間の一貫性を保つことができる。また、カメラにラベルをかざすことにより2次元バーコードを入力できるので、メモリカードドライブに装着することなく、メモリカードを容易に検索することができる。また、多次元バーコードを用いることにより、必要とされる属性情報を記憶媒体の表面の小さな面積に印字することができる。 【0059】(第2の実施形態)図6は、本発明の第2の実施形態に係るパーソナルコンピュータの構成を示すブロック図である。本実施形態に係るパーソナルコンピュータは、暗号機能を有するメモリカードドライブ27を備えている点で、第1の実施形態に係るパーソナルコンピュータと相違する。本実施形態の構成要素のうち、第1の実施形態と同一の構成要素については、同一の参照符号を付して、説明を省略する。 【0060】メモリカードドライブ27は、第1の実施形態に係るメモリカードドライブ20の構成要素に加えて、属性情報抽出部24から2次元バーコード変換部25へ至る経路上に暗号化部28を備える。利用者は、メモリカード10をスロット21に装着した後に、キーボード33を用いて暗号鍵を入力する。入力された暗号鍵は、CPU31の機能により、暗号化部28の内部に暗号鍵29として蓄積される。 【0061】暗号化部28は、属性情報抽出部24などと同じく、メモリカード10がスロット21から取り出されるときに動作する。暗号化部28は、属性情報抽出部24から出力された属性情報42を、暗号鍵29を用いて所定の方法で暗号化する。暗号化部28における暗号化処理は、暗号鍵29を用いる方法であれば、任意の方法であってよい。暗号化部28は、暗号化された属性情報44を出力する。 【0062】2次元バーコード変換部25とラベルプリンタ26とは、第1の実施形態と同様に動作する。すなわち、2次元バーコード変換部25は、暗号化部28から出力された暗号化された属性情報44を2次元バーコード45に変換し、ラベルプリンタ26は、2次元バーコード45を書き換え可能ラベル12に印字する。 【0063】このようにメモリカードドライブ27は、暗号化された属性情報44を2次元バーコードの状態で書き換え可能ラベル12に印字する。 【0064】図7は、CPU31が行うメモリカード検索処理を示すフローチャートである。図8は、メモリカード検索処理が行われているときに、ディスプレイ36に表示される画面の一例を示す図である。図8に示す表示画面51および52には、検索文字列入力ウィンドウ60、並びに、ファイル一覧出力ウィンドウ61および62に加えて、ラベル検索用キー入力ウィンドウ63が表示されている。ラベル検索用キー入力ウィンドウ63は、属性情報の暗号を解読するための復号鍵を入力するために表示される。 【0065】図7に示すフローチャートは、図4に示したフローチャートにステップS1011およびS1031の処理を追加したものである。利用者は、検索文字列を入力した後に、図8に示すラベル検索用キー入力ウィンドウ63を確認しながら、キーボード33を用いて暗号鍵29に対応した復号鍵を入力する。CPU31は、図8に示すように、入力された復号鍵を受け取る(ステップS1011)。 【0066】また、CPU31は、ステップS103において2次元バーコードを復号した後に、入力された復号鍵を用いて属性情報の暗号を解読する(ステップS1031)。 【0067】CPU31は、ステップS1011およびS1031以外では、第1の実施形態と同じ処理を行う。この結果、ディスプレイ36には、入力された復号鍵が正しいか否かによって、異なる画面が表示される。 【0068】入力された復号鍵が正しいとき、すなわち、入力された復号鍵を用いて属性情報の暗号を解読できたときには、メモリカード10は正しく検索される。このため、図8(a)に示すように、ファイル一覧出力ウィンドウ61には、メモリカード10の正しい検索結果が表示される。 【0069】これに対して、入力された復号鍵が誤っていたときには、属性情報の暗号は正しく解読されないため、メモリカード10は正しく検索されない。このため、図8(b)に示すように、ファイル一覧出力ウィンドウ62には、メモリカード10の誤った検索結果が表示される。 【0070】以上に示すように本実施形態に係るパーソナルコンピュータでは、メモリカードドライブは、ファイルの属性情報を暗号化した後に2次元バーコードの状態で書き換え可能ラベルに印字する。メモリカードの検索は、入力された復号鍵を用いて暗号解読された属性情報を用いて行われる。これにより、メモリカードに書き込んだデータの内容を第三者に秘密にするとともに、復号鍵を知っている利用者は、メモリカードドライブに装着することなく、メモリカードを検索することができる。 【0071】なお、第1および第2の実施形態に係るメモリカードドライブは、取り出しボタンが押されたときに2次元バーコードを印字することとしたが、取り出しボタンがない場合には、メモリカードが装着されたときに属性情報を読み出し、属性情報が更新されるたびに2次元バーコードを印字すればよい。 【0072】また、属性情報抽出部と2次元バーコード変換部の機能の一部または全部を、CPUのプログラムによって実現することとしてもよい。この場合には、属性情報抽出部と2次元バーコード変換部の機能の一部または全部が、メモリカードドライブ用のデバイスドライバに含まれることになる。 【0073】また、印字するバーコードは、白黒に限らずカラーであってもよい。カラーのバーコードを使用することにより、印字できる属性情報の量を増やすことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年10月23日(2000.10.23) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100098291 【弁理士】 【氏名又は名称】小笠原 史朗
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| 【公開番号】 |
特開2002−132793(P2002−132793A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月10日(2002.5.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−322828(P2000−322828) |
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