| 【発明の名称】 |
図書検索装置、図書検索システム、及び図書検索方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】平尾 大輔
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| 【要約】 |
【課題】自由な発想及び視点からの図書検索が可能であるとともに、あいまいな内容からでも図書検索が可能な図書検索装置、図書検索システム及び図書検索方法を提供することである。
【解決手段】所定数の図書における、少なくとも題名,作者名,出版社名の各情報を有する書誌データと、当該図書を読解することにより得られる読解データと、当該図書の画像情報を有する画像データとを互いに関連付けて記憶するデータ記憶手段と、検索対象となる図書に関する所定のキーワード情報を入力するためのデータ入力手段と、データ入力手段により入力されたキーワード情報に基づいて、所定の条件を満たす図書を前記データ記憶手段から抽出するデータ抽出手段と、データ抽出手段により抽出された図書の書誌データ,読解データ,画像データを表示するデータ表示手段とを備えるように構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 所定数の図書における、少なくとも題名,作者名,出版社名の各情報を有する書誌データと、当該図書を読解することにより得られる読解データと、当該図書の画像情報を有する画像データとを互いに関連付けて記憶するデータ記憶手段と、検索対象となる図書に関する所定のキーワード情報を入力するためのデータ入力手段と、前記データ入力手段により入力されたキーワード情報に基づいて、所定の条件を満たす図書を前記データ記憶手段から抽出するデータ抽出手段と、前記データ抽出手段により抽出された図書の書誌データ,読解データ,画像データを表示するデータ表示手段と、を備えることを特徴とする図書検索装置。 【請求項2】 所定数の図書における、少なくとも題名,作者名,出版社名の各情報を有する書誌データと、当該図書を読解することにより得られる読解データと、当該図書の画像情報を有する画像データとを互いに関連付けて記憶するデータ記憶手段を有し、クライアントからの要求に応じてデータ記憶手段に記憶された、図書の書誌データ,読解データ,画像データ情報の各情報をネットワークを介して送信する図書検索サーバと、検索対象となる図書に関する所定のキーワード情報を入力するためのデータ入力手段と、前記データ入力手段により入力されたキーワード情報に基づき、前記図書検索サーバに対して条件を満たす図書情報の送信をネットワークを介して要求し、要求に応じて送信されてきた図書の書誌データ,読解データ,画像データを表示するデータ表示手段と、を有する図書検索端末と、を備えることを特徴とする図書検索システム。 【請求項3】 前記書誌データは、発行日,国際標準図書番号,図書サイズ,または図書ページ数のいずれかの情報をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の図書検索装置または請求項2に記載の図書検索システム。 【請求項4】 前記読解データは、少なくとも図書のあらすじ情報と、図書内容を表す複数の単語情報とを有することを特徴とする請求項1に記載の図書検索装置または請求項2に記載の図書検索システム。 【請求項5】 前記画像データは、図書の表紙または挿絵の少なくともいずれか一方の画像データを有することを特徴とする請求項1に記載の図書検索装置または請求項2に記載の図書検索システム。 【請求項6】 前記データ記憶手段に記憶された各種データから、形態素解析に基づいて所望のデータを抽出することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の図書検索装置または図書検索システム。 【請求項7】 前記データ記憶手段に記憶された各種データから、画紋解析に基づいて所望のデータを抽出することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の図書検索装置または図書検索システム。 【請求項8】 所定数の図書における、少なくとも題名,作者名,出版社名の各情報を有する書誌データと、当該図書を読解することにより得られる読解データと、当該図書の画像情報を有する画像データとを互いに関連付けて記憶したデータベース情報をあらかじめ用意し、検索対象となる図書に関する所定のキーワード情報を入力するデータ入力手順と、入力されたキーワード情報に基づいて、当該キーワード情報あるいは当該キーワード情報に類似する類似キーワード情報を有する図書を、前記データベース情報から抽出するデータ抽出手順と、抽出された図書の書誌データ,読解データ,画像データを表示するデータ表示手順と、を含むことを特徴とする図書検索方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、図書の検索に係り、特に、児童用図書の図書検索装置、図書検索システム、及び図書検索方法に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、情報化社会における映像文化の発展に伴なって児童の図書離れが目立ってきている。これは、幼い頃からテレビジョン(以下、TV)放送などの映像メディアに慣れ親しんできたことから、活字メディアに対して不慣れであることも大きな要因となっている。しかし、児童の図書離れの要因はそれだけではなく、例えば、児童書と呼ばれる図書の数は年々増加しており、読みたいと思う本をうまく探し出すことができないことも一つの要因となっている。 【0003】従来、図書館などで本を探す場合、一般に、以下に述べるような2つ手法が採られていた。すなわち、(1)あらかじめ読みたいと思う本の、“題名(図書名)”、“作者名(著者名)”、“出版社名(発行社名)”などがわかっている場合には、これらの情報をキーワードとして本の検索を行う。 (2)本の内容(あらすじ)などがわかっている場合には、この情報を司書に伝え、司書に探してもらう。 【0004】(1)の手法では、まず、図書館などに用意されている図書検索目録を調べることにより、該当項目に一致する目的の本の図書管理コードを探し、その図書管理コードに基づいて目的の本を探し出す。また、図書検索端末がある場合には、該当項目をキーワードとして入力することにより、目的の本の図書管理コードを得ることができるため、これに基づいて目的の本を探し出す。 【0005】(2)の手法では、司書に対して本のあらすじを説明することによって、司書の記憶の中からその内容に該当しそうな本をいくつか導き出す。ここで、司書は、探したい本の具体的な内容を知るために、本の探し手に対していくつかの質問を行う。そして、探しているであろうと思われる本の絞り込みを行い、絞り込み条件に合致するいくつかの本を抽出する。探し手は、抽出された本の中から、その中に目的の本があるか否かを確認することで目的の本を探し出す。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述した2つの手法には、それぞれ、以下に述べるような問題点があった。すなわち、(1)の手法にあっては、“題名”、“作者名”、“出版社名”などのキーワードとなる情報が正確にわかっていなければ、目的の本を探し出すことができなかった。これは、図書検索目録及び図書検索端末は、“題名”、“作者名”、“出版社名”などのキーワードとなる情報を正確に記憶または入力することを前提として作成されているためである。 【0007】一方、(2)の手法にあっては、司書の能力に頼るところが大きく、探し手が欲している本を的確に絞り込むためには、司書は膨大な数の本のあらすじを記憶するとともに、適切な質問を行うことのできる能力を身につけなくては、探し手の問い合わせに十分対応することができない。また、このような能力を有する司書を、数多く存在する図書館すべてに配置することは現実的ではない。 【0008】さらに、(1)及び(2)の手法は、共に、本の探し手が“題名”、“作者名”、“出版社名”などのキーワードとなる情報やその内容に対する記憶があやふやな場合、あるいは、思い違いなどがある場合には、探したい本がなかなか見つからないといった問題点があった。特に、この傾向は低学年の児童に多く見られるものであり、このような児童の場合、頭ではわかっていても、それを表現するとなるとうまくいかないことが多く、このことが本の検索をより困難なものとしていた。また、特に児童等にあっては本の表紙絵や挿絵等によって本を記憶していることがある。しかし、現状では絵や写真などの図象要素から検索することはできなかった。 【0009】本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、自由な発想及び広範囲な視点からの図書検索が可能であるとともに、あいまいな内容および幼児語若しくは図象などからでも図書検索が可能な図書検索装置、図書検索システム及び図書検索方法を提供することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明の第一の観点にかかる図書検索装置は、所定数の図書における、少なくとも題名,作者名,出版社名の各情報を有する書誌データと、当該図書を読解することにより得られる読解データと、当該図書の画像情報を有する画像データとを互いに関連付けて記憶するデータ記憶手段と、検索対象となる図書に関する所定のキーワード情報を入力するためのデータ入力手段と、データ入力手段により入力されたキーワード情報に基づいて、所定の条件を満たす図書を前記データ記憶手段から抽出するデータ抽出手段と、データ抽出手段により抽出された図書の書誌データ,読解データ,画像データを表示するデータ表示手段とを備えるように構成している。 【0011】また、上記目的を達成するため、本発明の第二の観点にかかる図書検索システムは、所定数の図書における、少なくとも題名,作者名,出版社名の各情報を有する書誌データと、当該図書を読解することにより得られる読解データと、当該図書の画像情報を有する画像データとを互いに関連付けて記憶するデータ記憶手段を有し、クライアントからの要求に応じてデータ記憶手段に記憶された、図書の書誌データ,読解データ,画像データ情報の各情報をネットワークを介して送信する図書検索サーバと、検索対象となる図書に関する所定のキーワード情報を入力するためのデータ入力手段と、データ入力手段により入力されたキーワード情報に基づき、図書検索サーバに対して条件を満たす図書情報の送信をネットワークを介して要求し、要求に応じて送信されてきた図書の書誌データ,読解データ,画像データを表示するデータ表示手段と、を有する図書検索端末とを備えるように構成している。 【0012】この場合、書誌データは、題名,作者名,出版社名の各情報に加えて、発行日,国際標準図書番号,図書サイズ,または図書ページ数のいずれかの情報をさらに含むことが好ましい。また、読解データは、少なくとも図書のあらすじ情報と、図書内容を表す複数の単語情報とを有することが有効であり、画像データとしては、図書の表紙または挿絵の少なくともいずれか一方の画像データを有することが有効である。さらに、データ表示手段は、外部からの操作に基づいて、画像データの拡大表示を行ってもよい。 【0013】また、読解データの構築にあっては、キーワード情報があいまいな内容であったり、抽象的な内容であっても的確にデータ抽出ができるように、登場人物名,物語の5W1H,感情表現,隠喩・暗喩形容詞となる擬音語、あるいは、色彩や技法,対象物など、数多くの単語情報を備えておくことが有効である。さらには、疑問や質問形式のキーワード情報にも対応できるように単語情報を構築することが好ましい。なお、上記読解データのみでも十分で有り、特に限定解釈されるものでもないが、このような検索を可能とするためには、例えば、「CHASEN」、「KAKASHI」、「JUMAN」(奈良先端科学技術大学開発ソフトウェア)などによる形態素解析を用いたり、「画紋」(早稲田大学理工学部開発ソフトウェア)などによる画紋解析を用いることが有効である。これによれば、上記読解データと相俟ってさらなる検索精度の向上が図れる。 【0014】上記目的を達成するため、本発明の第三の観点にかかる図書検索方法は、所定数の図書における、少なくとも題名,作者名,出版社名の各情報を有する書誌データと、当該図書を読解することにより得られる読解データと、当該図書の画像情報を有する画像データとを互いに関連付けて記憶したデータベース情報をあらかじめ用意し、検索対象となる図書に関する所定のキーワード情報を入力するデータ入力手順と、入力されたキーワード情報に基づいて、当該キーワード情報あるいは当該キーワード情報に類似する類似キーワード情報を有する図書を、前記データベース情報から抽出するデータ抽出手順と、抽出された図書の書誌データ,読解データ,画像データを表示するデータ表示手順とを含んでいる。 【0015】すなわち、上記方法による手順を、コンピュータ装置などに実行させることによって、コンピュータ装置などのハードウェア資源を用いて、本発明における図書検索技術を容易に実施することができる。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態を詳細に説明する。なお、以下に説明する装置は、本例に限るものではなく、その目的に応じて種々変更が可能であることはいうまでもない。 【0017】図1は、本実施形態における図書検索装置の概略構成を示すブロック図である。図書検索装置1は、大別して、データ記憶手段としての機能を有するデータ記憶部2と、データ入力手段としての機能を有するデータ入力部3と、種々のデータ処理を行うデータ処理部4と、表示装置5と、音声出力装置6とを備えている。ここで、データ処理部4は、データ抽出手段としての機能を有し、かつ、表示装置5と協働してデータ表示手段としての機能を有するデータ抽出・表示部7と、音声出力装置6と協働して音声出力手段としての機能を有する音声出力部8と、通信処理部9とを有している。 【0018】データ記憶部2は、大容量のハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive )などによって構成され、所定数の図書における、“題名”,“作者名”,“出版社名”,“発行日”,“国際標準図書番号(ISBN:International Standard Book Number)”,“図書サイズ”,“図書ページ数”などの各情報を有する書誌データと、詳細を後述する読解データと、図書の表紙や挿絵などをスキャニングした画像データとをそれぞれ互いに関連付けて記憶しておくためのものである。 【0019】データ入力部3は、表示装置5面に設けられたタッチパネルやキーボードなどによって構成され、操作者からのキーワード入力や指示入力を受け付けるためのものである。データ処理部4は、データ入力部3から入力されたキーワード入力や指示入力に対応した情報をデータ記憶部2から抽出し、表示装置5や音声出力装置6を駆動するためのものである。表示装置5は、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置(以下、LCD:Liquid Crystal Display)などによって構成され、データ処理部4によって抽出された文字や画像を表示するためのものである。 【0020】音声出力装置6は、表示装置5と一体に設けられたスピーカなどによって構成され、データ処理部4によって入力処理及び表示処理が行われる際に、適時BGM(BackGround Music)などを再生出力するためのものである。データ抽出・表示部7は、データ入力部3から入力されたキーワード入力や指示入力に基づいて、キーワードに対応した条件を満たす情報をデータ記憶部2から抽出したり、指示内容に対応した表示処理を行うためのものである。また、データ抽出・表示部7は、本装置における検索エンジンとして、「CHASEN」、「KAKASHI」、「JUMAN」(共に奈良先端科学技術大学開発ソフトウェア)および「画紋」(早稲田大学理工学部開発ソフトウェア)を用いている。これによって形態素解析処理及び画紋解析処理によるデータ抽出処理が可能であり、本装置におけるあいまい検索をより確実に行うことが可能となっている。尚、上述の検索エンジンは一実施形態であって何等限定解釈されるものではなく、本発明の範囲内で他の検索エンジンを任意に選択可能である。 【0021】音声出力部8は、あらかじめ用意された複数のBGMの中から任意の曲を選択し、音声出力装置6を介して再生するためのものである。 【0022】通信処理部9は、外部のネットワーク10に対して相互にデータのやり取りを行うためのものであり、これによって、データ記憶部2内に必要な情報がない場合などは、ネットワーク10によって接続された他の機器にアクセスすることによってネットワーク検索も可能となっている。また、必要な図書が発生した場合などには、書店や出版社に対して図書の発注を行ったりすることも可能となっている。さらに、ネットワーク10を介して、図書検索装置1の動作に必要なプログラムやデータなどのダウンロードやアップグレードも可能となっている。 【0023】図2は、データ記憶部に記憶されるデータ構造の一例を示す図である。データ記憶部2に記憶されるデータには、前述したように、各図書ごとにユニークに割り当てられた書誌データと、この書誌データにリンクして設定された読解データ及び画像データとから構成されている。 【0024】書誌データは、“題名”,“作者名”,“出版社名”,“発行日”,“国際標準図書番号”,“図書サイズ”,“図書ページ数”などから構成される固定フィールド長のデータであり、各図書を特定するための基本情報となっている。読解データは、例えば、200文字程度にまとめられた図書の“あらすじ”と、図書内容を表す複数の“単語情報”とから構成される任意フィールド長のデータである。 【0025】“単語情報”としては、登場人物名,物語の5W1H,感情表現,隠喩・暗喩形容詞となる擬音語、あるいは、挿絵に用いられる画像に対する色彩や技法,対象物などの各レコードに対するフィールドが設けられており、さらには、疑問や質問形式のキーワードにも対応できるように特定の疑問や質問がなされたときに選択される‘Qレコード’に対するフィールドも設けられている。また、この“単語情報”は、すべて形態素から構成されており、前述したCHASENによる形態素解析による検索が容易となるようになっている。 【0026】さらには、“単語情報”を構成する各文字に対して、前述した「画紋」による画紋解析も行われており、例えば、‘山’という文字に対しては‘△(三角)’といった形状や名称でも検索ができ、一方、‘三角’という文字入力があった場合には、‘△’という形状を検索するだけではなく、‘山’という文字もその検索対照として選択する。このようにして本装置では、より広範囲な検索対象を得ることができる。 【0027】画像データは、少なくとも図書の表紙画像をスキャニングして得られるフルカラーのJPEG(Joint Photographic coding Experts Group )画像データと、挿絵がある場合には挿絵画像をスキャニングして得られるJPEG画像データとからなる、任意フィールド長のデータである。 【0028】なお、本実施形態では、読解データと画像データとは、対象となる図書ごとに異なる任意フィールド長のデータとしたが、これらのデータを別領域に格納し、格納された領域の先頭番地を示すアドレス情報だけを書誌データにリンクさせることにより、個々の図書に対するデータサイズを固定長とすることも可能である。 【0029】次に、本実施例の動作(作用)を説明する。 【0030】図3〜図14は、表示装置上に表示される表示画面例を示す図であり、図3〜図8は、「こわい絵」というキーワードが入力された場合の画面表示例を示す。 【0031】本実施形態での図書検索装置1を起動すると、まず、図3に示すような入力画面100が表示される。ここで、入力画面100は、その右上隅に、“作者”入力アイコン領域101、“画家”入力アイコン領域102、“キーワード”入力アイコン領域103を有しており、“作者”入力アイコン領域101、“画家”入力アイコン領域102、または“キーワード”入力アイコン領域103の各領域に触れると、入力文字表示領域105のタイトル領域104に選択された項目が表示される。図3に示す例では、“キーワード”入力アイコン領域103に触れたことによって、タイトル領域104に“キーワード”の文字が表示されている状態を示す。 【0032】また、入力文字表示領域105の直ぐ右下位置には、検索を実行する際に選択するための“さがす”入力アイコン領域106が設けられている。そして、入力文字表示領域105の下方には、文字入力アイコン領域107が表示されており、さらに、文字入力アイコン領域107の右下位置には、入力文字種を選択するための“ひらがな”入力アイコン領域108、“カタカナ”入力アイコン領域109、“アルファベット”入力アイコン領域110、“数字”入力アイコン領域111が表示されている。図3に示す例では、“ひらがな”入力アイコン領域108に触れたことによって、文字入力アイコン領域107がひらがな50音入力状態が表示されている状態を示す。 【0033】以上のような状態で、入力文字表示領域105に対して「こわい絵」という文字を入力し、続いて、“さがす”入力アイコン領域106に触れて検索を実行する。すると、データ入力部3に入力された「こわい絵」というキーワードがデータ抽出・表示部7に出力される。データ抽出・表示部7は、「こわい絵」というキーワードに基づいてデータ記憶部2の読解データに対しアクセスを行う。ここでは、単に「こわい絵」という単語により検索を行うのではなく、シソーラス辞書や類義語辞書などを参照しながら類似したキーワードについても検索を行う。すなわち、本例では、検索に、前述したCHASEN,KAKASHI,JUMAN(共に奈良先端科学技術大学開発ソフトウェア)による形態素解析や「画紋」(早稲田大学理工学部開発ソフトウェア)による画紋解析を盛り込むことによって、より確実なあいまい検索を可能としている。 【0034】ここで、「こわい絵」というキーワードにヒットしたデータが存在する場合、図3に示す入力画面100は、図4に示すような表示画面200に切り替えられる。表示画面200では、その右上隅に、“あたらしくさがす”入力アイコン領域121、“まえの本”入力アイコン領域122、“つぎの本”入力アイコン領域123、“大きく表示”入力アイコン領域124を有している。そして、“あたらしくさがす”入力アイコン領域121の領域に触れると、前述した入力画面100に戻る。 【0035】“まえの本”入力アイコン領域122、または、“つぎの本”入力アイコン領域123の領域に触れると、「こわい絵」というキーワードにヒットしたデータ中、現在表示されているデータの前のデータ、または、次のデータが表示される。ここで、図4に示すように、現在表示されているデータが先頭データである場合には、“まえの本”入力アイコン領域122は文字表示部分が薄くなって選択できないようになっている。同様にして、現在表示されているデータが最終データである場合には、“つぎの本”入力アイコン領域123は文字表示部分が薄くなって選択できないようになる。 【0036】また、入力文字表示領域105の下方位置には、キーワードにヒットした図書の表紙あるいは挿絵を表示する画像表示領域125が設けられており、さらに、図書の“題名”を表示する題名表示領域126が設けられており、さらに下方には、図書の“作者名”を表示する作者名表示領域127、図書の“あらすじ”を表示するあらすじ表示領域128が順に並んで表示されている。そして、あらすじ表示領域128の直ぐ右下位置には、図書の“出版社名”を表示する出版社名表示領域129、図書の“発行日”を表示する発行日表示領域130、図書の“図書サイズ”を表示するサイズ表示領域131、“国際標準図書番号”を表示するISBN表示領域132が表示されている。 【0037】図4に示す例では、「こわい絵」というキーワードにヒットした最初の図書である「かいじゅうたちのいるところ」という本の情報が表示されている状態を示す。ここで、“大きく表示”入力アイコン領域124に触れると、図4に示す表示画面200は、図5に示すような表示画面300に切り替えられ、画像表示領域125は、拡大された画像表示領域125aとなる。また、表示画面300では、その右上隅に、“あたらしくさがす”入力アイコン領域121と“まえの本”入力アイコン領域122との間に、“くわしくみる”入力アイコン領域141、“とめる”入力アイコン領域142が新しく追加表示され、さらに、“つぎの本”入力アイコン領域123の下に、“おそく”入力アイコン領域143と“はやく”入力アイコン領域144とが新しく追加表示されている。 【0038】ここで、“くわしくみる”入力アイコン領域141に触れると、“とめる”入力アイコン領域142に触れるまでの間、画像表示領域125aに拡大表示されていた表紙の画像から挿絵の画像に切り替えられ、画像データとしてあらかじめ用意された挿絵の画像が順次切り替えられながら表示される。この状態で、“おそく”入力アイコン領域143に触れると切り替え表示速度が遅くなり、“はやく”入力アイコン領域144に触れると切り替え表示速度が速くなる。このようにして、所望の本(あるいは興味のある本)であるか否かを容易に確認することができる。 【0039】一方、図5に示すように表示画面300が表示されている状態において、“つぎの本”入力アイコン領域123に触れると、図6に示すように、「こわい絵」というキーワードにヒットしたデータ中、現在表示されているデータの次のデータが表示される。すなわち、図6に示す例では、「こわい絵」というキーワードにヒットした2番目の図書である「バスにのらないひとたち」という本の情報が表示されている状態を示す。 【0040】ここで、“大きく表示”入力アイコン領域124に触れると、前述したように、図6に示す表示画面200は、図7に示すような表示画面300に切り替えられ、画像表示領域125は、拡大された画像表示領域125aとなる。このように表示画面300が表示されている状態において、“つぎの本”入力アイコン領域123に触れると、図8に示すように、「こわい絵」というキーワードにヒットしたデータ中、現在表示されているデータの次のデータが表示される。 【0041】図8に示す例では、「こわい絵」というキーワードにヒットした3番目の図書である「ながぐつをはいたねこ」という本の情報が表示されている状態を示す。但し、この場合は、図7に示すように、表示画面300が表示されている状態で“つぎの本”入力アイコン領域123に触れて次の本を選択したため、その表示画面は拡大された表示画面300のままとなる。 【0042】児童などは、表紙や文中の挿絵などの画像を記憶していることがある。本例では、こわい絵、かいじゅうの絵、わにの絵、でんしゃの絵、あるいは、赤がたくさんの絵、てんてんの絵などの比較的あいまいなキーワードからでも検索が可能である。また、こわい絵が出ている本を新たに見たいと欲している場合、対象となる絵が順次画面に表示されるので、児童は楽しく本の検索をすることができる。 【0043】図9は、「きょうだいげんか」というキーワードが入力された場合の画面表示例を示す。例えば、「きょうだいげんか」について書いてあった本を探したいという児童がいた場合を想定する。この場合、図9に示すようにキーワードとして「きょうだいげんか」を入力し、続いて、“さがす”入力アイコン領域106に触れて検索を実行する。すると、従来は「きょうだいげんか」という題名の本しか検索することができなかったが、本例では、たとえ題名が「きょうだいげんか」とはまったく異なる名称のものであっても、図10に示すように、本の内容や、文中の記載において「きょうだいげんか」について触れられていれば、検索できるようになっている。 【0044】図11は、「なぜ、火ができたの?」というキーワードが入力された場合の画面表示例を示す。例えば、「なぜ、火ができたの?」、「どうして海の水はしょっぱいの?」などの疑問について答えとなる本を探したいという児童がいた場合を想定する。この場合、図11に示すようにキーワードとして「なぜ、火ができたの?」を入力し、続いて、“さがす”入力アイコン領域106に触れて検索を実行する。 【0045】すると、従来は「なぜ、火ができたの?」という題名の本しか検索することができなかったが、本例では、データ記憶部2に疑問や質問形式のキーワードにも対応できるように特定の疑問や質問がなされたときに選択されるQレコードが設けられているため、たとえ題名が「なぜ、火ができたの?」とはまったく異なる名称のものであっても、図12に示すように、本の内容や、文中の記載において「なぜ、火ができたの?」という疑問についての答えとなる文章があれば、検索できるようになっている。 【0046】図13は、「だんだん」というキーワードが入力された場合の画面表示例を示す。例えば、探したい本に対して「だんだん」といった漠然としたイメージしかない児童がいた場合を想定する。この場合、図13に示すようにキーワードとして「だんだん」を入力し、続いて、“さがす”入力アイコン領域106に触れて検索を実行する。すると、従来はまったく検索することができなかったが、本例では、データ記憶部2に、登場人物名,物語の5W1H,感情表現,隠喩・暗喩形容詞となる擬音語、あるいは、挿絵に用いられる画像に対する色彩や技法,対象物などのレコードが設けられているため、図14に示すように、本の内容や、文中の記載、あるいは、画像データなどから「だんだん」というイメージを有する本があれば、検索できるようになっている。 【0047】同様にして、主人公がねずみの本であれば、「ねずみ」というキーワードを入力して検索すれば、ねずみに関する物語、ねずみが登場する物語、ねずみが載っている辞典などを検索できる。また、本例での図書検索装置1は、検索を実行している間は、所定のBGMが流れるようになっているため、児童が楽しみながら検索を行うことができる。 【0048】以下、図面を参照しつつ、本発明の他の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に説明するシステム構成は、本例に限るものではなく、その目的に応じて種々変更が可能であることはいうまでもない。 【0049】図15は、他の実施形態における図書検索システムの概略構成を示す模式図である。本例での図書検索システム11は、図書検索サーバ12と、複数の図書検索端末13とから構成されており、インターネットなどのネットワーク10を介して図書検索サーバ12及び各図書検索端末13は相互に接続している。 【0050】図16は、図15に示す図書検索システムの概略構成を示すブロック図である。図書検索サーバ12は、入出力インターフェース部14と、データ処理部15と、データ記憶手段としての機能を有するデータ記憶部16とを備えている。一方、図書検索端末13は、入出力インターフェース部17と、データ処理部18と、データ入力手段としての機能を有するデータ入力部19と、データ処理部18と協働してデータ表示手段としての機能を有する表示装置20と、同じくデータ処理部18と協働して音声出力手段としての機能を有する音声出力装置21とを備えている。 【0051】入出力インターフェース部14は、外部通信機能を有し、ネットワーク10を介して図書検索端末13からの要求を受け入れ、必要な情報を送信するためのものである。データ処理部15は、入出力インターフェース部14を介して図書検索端末13から受け入れた要求に対し、データ記憶部16から必要な情報を抽出して再度入出力インターフェース部14を介して情報を送信するものである。データ記憶部16は、前述したデータ記憶部2と同様に、大容量のハードディスクドライブなどによって構成され、書誌データと、読解データと、画像データとをそれぞれ互いに関連付けて記憶しておくためのものである。 【0052】入出力インターフェース部17は、外部通信機能を有し、ネットワーク10を介して図書検索サーバ12に対して条件を満たす図書情報の送信を要求するためのものである。データ処理部18は、データ入力部19からの入力に対し、図書検索サーバ12に対して入出力インターフェース部17を介して必要な情報の送信を要求するためのものである。データ入力部19は、タッチパネルやキーボードなどによって構成され、操作者からのキーワード入力や指示入力を受け付けるためのものである。 【0053】表示装置20は、CRTやLCDなどによって構成され、データ処理部18によって抽出された文字や画像を表示するためのものである。音声出力装置21は表示装置20と一体に設けられたスピーカなどによって構成され、データ処理部18によって入力処理及び表示処理が行われる際に、適時BGMなどを再生出力するためのものである。 【0054】すなわち、前述した図書検索装置1は、比較的小規模な図書室などに設置される用途に適したものであったが、本例での図書検索システム11は、大規模な図書館、あるいは、離れた地点に設置された図書検索サーバ12を集中利用することで、図書検索端末13を低コストに増設することができるように構成されたものである。 【0055】また、キーワード履歴を蓄積可能とし、キーワード入力類似、同様パターン著作をリコメンドできるものとすれば、さらに本発明の操作性が向上する。 【0056】なお、本発明を実現するためのデータは、コンピュータ装置に対して、ハードディスクドライブに格納する形態に限定されるものではなく、着脱自在の記録媒体(例えばDVD:Digital Versatile Disc)により提供される形態であっても構わない。さらに、本発明を実現するためのデータは、通信処理部を設けておくことにより、通信回線などを介して接続されたネットワーク上の他の機器からダウンロードする形態を採っても構わない。 【0057】さらに、各出版社、著者、画家サイト等へリンク可能とするものとしてもよく、また各出版社若しくは書店等に対して直接書籍注文を可能とすることも本発明の範囲内である。また、ID番号等の所定情報を入力することで、レコメンデーション、新刊書籍(キーワード分類化)情報等を知らせるなどのサービスを行なうこともできる。さらに、読者による読後感データを蓄積し、該当本に対しての読後感データを読者が知りたい場合に見ることができるものとしても良い。これは、各書店、出版社等若しくは著者等も見ることができ、営業指針、出版データ等として活用することができる(従来の読書はがきによるデータと同様の効果が効率よくかつ簡単に得られる。)。なお、読者評価を蓄積可能とし、キーワード入力等により他者の評価基準を見ることができるものとしてもよい。 【0058】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、自由な発想及び広範囲な視点からの図書検索が可能であるとともに、あいまいな内容および幼児語若しくは図象等からでも図書検索が可能な図書検索装置、図書検索システム及び図書検索方法を提供することができる。特に本発明によれば児童自らの操作が、簡単かつ楽しく行ない得る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】500492093 【氏名又は名称】平尾 大輔
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| 【出願日】 |
平成12年10月23日(2000.10.23) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100089381 【弁理士】 【氏名又は名称】岩木 謙二
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| 【公開番号】 |
特開2002−132786(P2002−132786A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月10日(2002.5.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−323066(P2000−323066) |
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