| 【発明の名称】 |
車載端末 |
| 【発明者】 |
【氏名】吉田 一郎
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| 【要約】 |
【課題】ファイル作成位置をファイルに格納するように構成して、使い勝手を向上させる。
【解決手段】本発明の車載端末1は、ファイルを作成するときに、車両の位置を検出するGPSレシーバ3から出力される信号に基づいてファイル作成時の位置を求め、このファイル作成位置をファイルヘッダの中に書き込むように構成したものである。この構成の場合、ファイル作成位置がファイルヘッダの中に書き込まれているので、例えばディスプレイにファイルの一覧表を表示させるときに、一覧表の中にファイル作成位置を表示させることが容易に可能となり、ユーザーはファイル作成位置を頼りにしてファイルを探すことができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ファイルを作成する機能を備えた車載端末において、ファイルを作成するときに、車両の位置を検出する位置検出手段から出力される位置検出信号に基づいてファイル作成時の位置を求め、このファイル作成位置をファイルヘッダの中に書き込む位置書込手段を備えたことを特徴とする車載端末。 【請求項2】 車載端末に搭載されたOS(オペレイティングシステム)の中の一部の機能として、前記位置書込手段の機能を実現するように構成したことを特徴とする請求項1記載の車載端末。 【請求項3】 複数のファイルの名称や作成日時等の情報を一覧表にして表示する表示装置を備え、前記ファイルの一覧表の中に、ファイル作成位置の情報を表示するように構成したことを特徴とする請求項1または2記載の車載端末。 【請求項4】 地図を表示する表示装置を備え、前記地図の中に、ファイルの名称とファイル作成位置を表示するように構成したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の車載端末。 【請求項5】 複数のファイルの名称や作成日時等の情報を一覧表にして表示する表示装置を備え、前記ファイルの一覧表の中に、ファイル作成時の車両の走行距離の情報を表示するように構成したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の車載端末。 【請求項6】 ファイル作成の履歴情報として、作成日時及びファイル作成位置の履歴情報をファイルヘッダに書き込むことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の車載端末。 【請求項7】 地図を表示する表示装置を備え、前記地図の中に、前記ファイル作成の履歴情報を表示するように構成したことを特徴とする請求項6記載の車載端末。 【請求項8】 複数のファイルを記憶する記憶手段の中から、所望のファイルを検索する場合に、検索条件としてファイル作成位置を設定可能なように構成したことを特徴とする請求項1記載の車載端末。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載される情報処理用の端末であって、ファイルを作成する機能を備えた車載端末に関する。 【0002】 【従来の技術】パソコンでファイルを作成する場合、ファイル作成用のアプリケーションを実行することにより、ファイルを作成することができる。この場合、パソコンに搭載されているOS(オペレイティングシステム)には、ファイルリクエスタが組み込まれており、作成したファイルをハードディスク等に保存する場合、上記ファイルリクエスタによって、ファイルの名称、容量、種類(拡張子)、作成日時(更新日時)等がファイルヘッダに書き込まれるように構成されている。 【0003】また、ハードディスク等に保存されている複数のファイルの中から所望の1つのファイルを選択して読み出す場合、ディスプレイにファイルの一覧表を表示させた状態で選択する。この場合、ファイルの一覧表は、上記ファイルリクエスタによって表示されるものであり、一覧表には、ファイルの名称、容量、種類(拡張子)、作成日時(更新日時)等が表示される。そして、ユーザーは、主にファイルの名称や作成日時等を頼りにしてファイルを探して選択している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】さて、例えば物流の業界において、ファイルを作成する機能を有する車載端末としてパソコンを車両に搭載するようなことが考えられている。この場合、業務の動作が一区切り付いたような場合や、業務の経過報告などを定期的に記録するような場合等に、それぞれファイルを作成して保存する必要がある。ここで、物流の業務では、車両が移動することから、どこで何を行ったかを記録することが可能であると、後々の業務の効率化に結び付き、有効である。 【0005】しかし、ファイル作成時の車両(即ち、パソコン)の位置を、キーボード等を操作して手操作で入力することは、非常に面倒で且つ誤りも起こるので、現実的ではなく、自動的に位置を検出して入力するように構成することが好ましい。そこで、例えば、カーナビで使用されているGPSレシーバを車両に搭載し、このGPSレシーバをパソコンに接続する構成が考えられる。 【0006】この構成の場合、パソコンで専用のアプリケーションを実行することにより、GPSレシーバにより検出された位置情報をファイルの中にデータとして書き込むことが可能である。しかし、この構成では、位置情報を必要とする全てのアプリケーションについて、それぞれ専用のアプリケーションを開発しなければならないので、アプリケーションの開発コストが非常に高くなる。 【0007】また、ファイルの中のデータを読み出してみて、初めてファイル作成位置がわかる構成であるので、ユーザーがファイルを探すときに役に立たないという不具合も考えられる。というのは、ディスプレイにファイルの一覧表を表示したときに、一覧表の中にファイル作成位置が表示されていると、ユーザーはファイル作成位置を頼りにしてファイルを探すことが可能となり、使い勝手が良くなると考えられるためである。 【0008】そこで、本発明の目的は、ファイル作成位置をファイルに格納させることができると共に、ユーザーがファイルを探すときにファイル作成位置を役立たせることが可能となり、使い勝手を向上させることができる車載端末を提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれば、位置書込手段によって、ファイルを作成するときに、車両の位置を検出する位置検出手段から出力される位置検出信号に基づいてファイル作成時の位置を求め、このファイル作成位置をファイルヘッダの中に書き込むように構成したので、ファイル作成位置をファイルに格納させることができる。そして、ファイル作成位置がファイルヘッダの中に書き込まれているので、ディスプレイにファイルの一覧表を表示させるときに、一覧表の中にファイル作成位置を表示させることが容易に可能となる。従って、ユーザーは、一覧表の中に表示されたファイル作成位置を頼りにしてファイルを探すことができる。 【0010】請求項2の発明によれば、車載端末に搭載されたOS(オペレイティングシステム)の中の一部の機能として、前記位置書込手段の機能を実現するように構成したので、ファイル作成位置をファイルヘッダの中に書き込むための構成を容易に実現でき、専用のアプリケーションも不要になる。 【0011】請求項3の発明によれば、複数のファイルの名称や作成日時等の情報を一覧表にして表示する表示装置を備え、前記ファイルの一覧表の中に、ファイル作成位置の情報を表示するように構成したので、ユーザーは、表示されたファイル作成位置を頼りにしてファイルを探すことができる。 【0012】請求項4の発明によれば、地図を表示する表示装置を備え、前記地図の中に、ファイルの名称とファイル作成位置を表示するように構成したので、ファイル作成位置を地図上で明確に確認することができる。 【0013】請求項5の発明によれば、複数のファイルの名称や作成日時等の情報を一覧表にして表示する表示装置を備え、前記ファイルの一覧表の中に、ファイル作成時の車両の走行距離の情報を表示するように構成したので、ユーザーは、ファイル作成時の車両の走行距離の情報に基づいてファイルを探すことができる。 【0014】請求項6の発明によれば、ファイル作成の履歴情報として、作成日時及びファイル作成位置の履歴情報をファイルヘッダに書き込むように構成したので、ファイル作成の履歴をより一層明確に把握することができ、ファイルを探すときに役立つ。 【0015】請求項7の発明によれば、地図を表示する表示装置を備え、前記地図の中に、前記ファイル作成の履歴情報を表示するように構成したので、ファイル作成の履歴を地図上で明確に確認することができる。 【0016】請求項8の発明によれば、複数のファイルを記憶する記憶手段の中から、所望のファイルを検索する場合に、検索条件としてファイル作成位置を設定可能なように構成したので、ユーザーが望むファイルを検索し易くなる。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、本発明を物流の業務(運送業のトラック)に適用した第1の実施例について、図1ないし図6を参照しながら説明する。まず、図1は本実施例の車載端末1の電気的構成を概略的に示すブロック図である。この図2に示すように、車載端末1は、パソコンとほぼ同じ機能を有する制御装置部2と、位置検出手段である例えばGPSレシーバ3と、表示装置である例えばLCDからなるディスプレイ4と、キーボード5とを備えて構成されている。 【0018】上記GPSレシーバ3には、GPSアンテナ6が接続されている。このGPSレシーバ3は、人口衛星からの電波信号をGPSアンテナ6を介して受信することに基づいて、車両、即ち、車載端末1の位置を検出し、この検出した位置信号を制御装置部2へ与えるように構成されている。尚、上記位置信号は、車載端末1の現在の位置を例えば緯度及び経度で示す信号である。 【0019】また、制御装置部2は、CPU7とメモリ8とハードディスク9と記憶媒体入出力装置10等から構成されている。この制御装置部2が、本発明の位置書込手段としての機能を有している。尚、記憶媒体入出力装置10は、フロッピー(登録商標)ディスクやCD等の記憶媒体内のデータを読み出したり、該記憶媒体内にデータを書き込んだりするための装置である。 【0020】上記制御装置部2は、ディスプレイ4の表示動作を制御すると共に、キーボード5からの操作信号を受けるように構成されている。ディスプレイ4は、例えばカラー表示が可能な液晶ディスプレイであり、地図(図6参照)を表示する機能も有している。また、ディスプレイ4の表示画面の表面には、タッチパネル(図示しない)が設けられており、このタッチパネルからの操作信号も上記制御装置部2へ与えられるように構成されている。 【0021】尚、車両には、車両の速度を検出する車速センサ11が設けられており、この車速センサ11からの車速信号も上記制御装置部2へ与えられるように構成されている。また、制御装置部2に、バーコードリーダやマウス等を必要に応じて接続するように構成することも好ましい。 【0022】次に、上記した構成の車載端末1において、ファイルを作成する場合の動作について、図2及び図3も参照して説明する。尚、図2は作成するファイルのデータ構造を概略的に示す図であり、図3のフローチャートは車載端末1に搭載されているOSの制御のうちのファイル作成に関連する動作部分の制御内容を示している。 【0023】本実施例では、例えば物流の業務単位(輸送契約書単位)でファイル(フォルダと呼んでも良い)を作成するとしている。具体的には、ユーザー(車両の乗務員)が、例えば荷物の積み合わせ業務を実行するときに、依頼会社毎にデータファイル(積み合わせ業務用のデータファイル)をファイル作成専用のアプリケーションで作成する。 【0024】この場合、ユーザーが、上記アプリケーションを実行し、バーコードリーダやキーボード等を用いて必要なデータを入力してファイルを作成していき、その作成作業を完了し、ファイルをハードディスク9に保存する操作を行うと、図3のステップS1が実行される。このステップS1では、ファイル保存イベント(またはそれに類する処理)が発生したことを、車載端末1のOSが検知する。 【0025】すると、ステップS2へ移行し、GPSレシーバ3からの信号に基づいて、GPS位置座標、即ち、車両(車載端末1)の現在位置の緯度及び経度を読み取る。これと共に、ステップS3へ移行し、車両の現在位置の走行距離を読み取る。尚、上記走行距離は、車両の通算の走行距離(リセットできない走行距離メータの走行距離)でも良く、また、リセット可能なオドメータの走行距離でも良く、これらは走行距離は車速センサ11からの信号に基づいて積算されている。 【0026】続いて、ステップS4へ移行し、図2に示すように、ファイルヘッダ12にファイル作成位置(データ作成位置と呼んでも良く、具体的には、上記GPS位置座標)とファイル作成時距離(データ作成時距離と呼んでも良く、具体的には、上記走行距離)を書き込む。尚、このとき、図2に示すように、ファイルヘッダ12には、データ識別子及びファイル作成日時(データ作成日時と呼んでも良い)等も書き込まれるように構成されている。そして、ステップS5へ進み、ファイルをハードディスク9内の指定場所(ディレクトリ)に保存するように構成されている。 【0027】ここで、ファイルヘッダ12の具体的データ構造の一例を、下記の表1に示す。この一例のファイルは、単一イベント用のファイルである。 【0028】 【表1】
【0029】尚、図2に示すように、ファイルヘッダ12(上記表1の最後の部分であるデータ開始区切り文字)に続く部分には、ファイルのデータ13が保存されている。また、本実施例のファイルのデータの種類としては、例えば次の3つ、即ち、荷積み関連データファイル(フォルダ)、移動経路関連データファイル(フォルダ)、荷卸し関連データファイル(フォルダ)が用意されている。 【0030】上記荷積み関連データファイル(フォルダ)には、例えば、荷積み場所、荷積み時刻、荷物名、数量、サイズ、荷積み先担当者、荷積み先電話番号等のデータが格納されている。上記移動経路関連データファイル(フォルダ)には、例えば、荷積み位置、荷積み地荷卸し間輸送経路、走行時間、途中立ち寄り地、休憩地、荷卸し地等のデータが格納されている。また、上記荷卸し関連データファイル(フォルダ)には、例えば、荷卸し場所、荷卸し時刻、荷物名、数量、サイズ、荷卸し先担当者、荷卸し先電話番号等のデータが格納されている。 【0031】次に、上述したようにして作成してハードディスク9に保存してある複数のファイルの中からユーザーが所望のファイルを読み出す場合の動作について、図4、図5及び図6も参照して説明する。尚、図4及び図5のフローチャートは車載端末1に搭載されたOSの制御のうちのファイルオープン(読み出すファイルを選択するためにファイルの一覧表を表示する処理)及びファイル検索に関連する各部分制御の内容を示している。 【0032】ユーザーがファイルオープンの操作を実行すると、図4のステップS21へ進み、ファイルオープンイベントが発生したことを、車載端末1のOSが検知する。すると、ステップS22へ進み、ファイルリクエスタがオープン(起動)される。続いて、ステップS23へ進み、ユーザーが読み出したいディレクトリ(またはハードディスク)を指定する。 【0033】すると、ステップS24へ進み、指定されたディレクトリ内の各ファイルのファイルヘッダの情報が読み出される。続いて、ステップS25へ進み、ファイルリクエスタの画面、即ち、ディスプレイ4の表示画面に、ファイルの一覧表が表示される(図6参照)。このファイルの一覧表の中には、ファイル名、ファイルの種類、作成日時、ファイル作成位置(緯度及び経度)等の情報が表示されるように構成されている。 【0034】この場合、ファイルの一覧表の中にファイル作成位置(緯度及び経度)の情報が表示されているので、ユーザーは、上記ファイル作成位置を頼りにして必要なファイルを探すことができる。従って、使い勝手を良くすることができる。尚、ファイルリクエスタの画面においては、図6に示すように、その右端部に地図が表示されるように構成されている。この地図は、一覧表の中の各ファイルの作成位置に関連する地図(各ファイルの作成位置の少なくとも1つが含まれている地図)である。 【0035】次に、保存してある複数のファイルの中からユーザーがファイルを検索する場合について説明する。この場合、ユーザーがファイルオープンの操作を実行すると、図5のステップS31へ進み、ファイルオープンイベントが発生したことを、車載端末1のOSが検知する。すると、ステップS32へ進み、ファイルリクエスタがオープン(起動)される。続いて、ステップS33へ進み、ユーザーが検索したいディレクトリ(またはディスク)を指定する。 【0036】すると、ステップS34へ進み、検索範囲設定ダイアログの画面でユーザーが検索条件を入力する。この場合、検索条件としては、ファイルの作成日時、ファイル作成位置、走行距離の各範囲を入力することが可能なように構成されている。尚、ファイルの作成日時の範囲として、日時の他に、今日、昨日、1週間前から、2週間前等の条件を指定可能である。また、ファイル作成位置の範囲として、緯度及び経度の他に、現在位置、XX支店、XX中継ターミナル等の条件を指定可能である。また、走行距離の範囲は、数字で入力可能である。 【0037】続いて、ステップS35へ進み、上記入力された検索条件でファイルの検索を実行する。そして、ステップS36において、検索完了であるか否かを判断し、検索完了していない場合は、「NO」へ進み、指定されたディレクトリ内のファイルのファイルヘッダの情報を順に読み取る(ステップS37)。 【0038】そして、ステップS38へ進み、読み出したファイルヘッダのファイルが検索範囲内(検索条件に適合)であるか否かを判断する。ここで、読み出したファイルが検索範囲内であれば、ステップS38にて「YES」へ進み、上記適合したファイル(ヒットしたファイル)のヘッダの情報(項目)を記憶する(ステップS39)。一方、ステップS38にて、読み出したファイルが検索範囲内でなければ、「NO」へ進み、ステップS36へ戻り、ファイルの検索を続ける。 【0039】さて、ステップS36において、ディレクトリ内の全てのファイルに対する検索が完了すると、「YES」へ進み、検索結果、即ち、検索条件に適合したファイルの一覧表を、ディスプレイ4の表示画面に表示する(ステップS40)。このヒットしたファイルの一覧表の中には、ファイル名、ファイルの種類、作成日時(または更新日時)、ファイル作成位置(緯度及び経度)等の情報が表示されるように構成されている(図6参照)。 【0040】このような構成の本実施例によれば、ファイルを作成するときに、車両の位置を検出するGPSレシーバ3から出力される位置検出信号に基づいてファイル作成時の位置を求め、このファイル作成位置をファイルヘッダ12の中に書き込むように構成したので、ファイル作成位置をファイルに格納させることができる。そして、上記実施例では、ファイル作成位置をファイルヘッダの中に書き込んだので、ディスプレイ4にファイルの一覧表を表示させるときに、一覧表の中にファイル作成位置を表示させることがOSレベル(例えばファイルリクエスタ)で容易に可能となるから、ユーザーは表示されたファイル作成位置を頼りにしてファイルを探すことができる。 【0041】また、上記実施例においては、車載端末1に搭載されたOSの中の一部の機能(例えばファイルリクエスタ)によって、ファイル作成位置をファイルヘッダ12の中に書き込むように構成したので、ファイル作成位置を書き込むための構成を容易に実現でき、また、専用のアプリケーションも不要になる。 【0042】更に、上記実施例では、複数のファイルを記憶するハードディスク9(ディレクトリ)の中から、必要なファイルを検索する場合に、検索条件としてファイル作成位置を設定可能なように構成したので、ユーザーが必要なファイルを検索(ヒット)し易くなる。 【0043】尚、上記実施例では、図6に示すように、ディスプレイ4にファイルの一覧表を表示させるときに、一覧表の中にファイル作成位置(緯度、経度)を表示させるように構成したが、これに限られるものではなく、ファイル作成位置の代わりにファイル作成時の走行距離を表示させるように構成しても良い。また、ファイル作成位置と、ファイル作成時の走行距離とを一緒に表示させるように構成しても良い。このように構成した第2の実施例を、図7に示す。 【0044】この第2の実施例の場合、ファイルの一覧表の中にファイル作成位置とファイル作成時の走行距離とが一緒に表示されるので、ユーザーは所望のファイルをより一層探し易くなる。尚、上記した以外の第2の実施例の構成は、第1の実施例と同じ構成となっている。 【0045】図8は、本発明の第3の実施例を示す図である。尚、第1の実施例と同一部分には、同一符号を付している。この第3の実施例では、図8に示すように、ディスプレイ4に表示した地図の中に、ファイルの名称(フォルダ1、フォルダ2、……)とファイル作成位置(プロット)を表示するように構成した。そして、これ以外の第3の実施例の構成は、第1の実施例と同じ構成となっている。 【0046】従って、第3の実施例においても、第1の実施例とほぼ同じ作用効果を得ることができる。特に、第3の実施例では、ディスプレイ4にファイルの一覧表を表示するときに、地図を表示すると共に、その地図の中に、ファイルの名称とファイル作成位置を表示するように構成したので、ユーザーはファイル作成位置を地図上で明確に確認することができる。 【0047】図9ないし図11は、本発明の第4の実施例を示す図である。尚、第1の実施例と同一部分には、同一符号を付している。この第4の実施例では、ファイル作成の履歴情報として、作成日時及びファイル作成位置の履歴情報をファイルヘッダに書き込むように構成した。図11は、第4の実施例のファイルのデータ構造を概略的に示す図である。 【0048】この図11に示すように、ファイルヘッダ14の中には、ファイル作成が実行される順に、即ち、最初に1番目に作成されたファイルの作成日時1とファイル作成位置(GPS位置座標)1とファイル作成時距離(走行距離)1が書き込まれ、その後に、2番目に作成されたファイルの作成日時2とファイル作成位置(GPS位置座標)2とファイル作成時距離(走行距離)2が書き込まれ、更にその後に、3番目に作成されたファイルの作成日時3とファイル作成位置(GPS位置座標)3とファイル作成時距離(走行距離)3が書き込まれている。そして、上記ファイルヘッダ14に続く部分には、作成された3つのファイルの各データ1、2、3が順に保存されているデータ領域15が設けられている。 【0049】ここで、上記ファイルヘッダ14の具体的データ構造の一例を、下記の表2に示す。この一例のファイルは、複数イベント用のファイル(即ち、イベント履歴付きのファイル)である。 【0050】 【表2】
【0051】尚、上記表2(及び図11)には、3個のイベント履歴を有するファイル構造を示したが、4個以上のイベント履歴を有する場合には、上記3個のイベント履歴の後に4番目以降のイベント履歴を順に書き込んでいくように構成すれば良い。そして、最後のイベント履歴の後に、データ開始区切り文字を置き、更に、各イベントのデータを順に格納するように構成すれば良い(図11参照)。この構成の場合、各イベントのデータと各イベントIDとはリンクされるように、即ち、各イベントIDに基づいて各イベントのデータを読み出すことが可能なように構成されている。 【0052】ここで、複数のイベント履歴の一例をディスプレイ4に表示した状態を、図9に示す。この図9の画面は、ファイルリクエスタの画面(ファイルの一覧表の画面)において複数のイベント履歴を有するファイルが選択されたときに、そのファイルのヘッダ14に書き込まれている複数のイベント履歴(ファイル作成の履歴情報)を読み取って表示することにより形成される画面である。上記図9の画面は、複数のイベント履歴を有するファイルとして、ファイル名が「ABC産業」というファイルを選択したときの画面である。 【0053】また、上記複数のイベント履歴の中には、前記表2に示すように、イベント発生の位置(緯度、経度)が書き込まれていることから、第4の実施例では、図10に示すように、ディスプレイ4に地図を表示すると共に、この地図の中にイベント発生の位置を表示(プロット)し且つ移動経路を表示するように構成されている。これにより、地図の中に、ファイル作成の履歴情報が表示される構成となっている。 【0054】さて、上記した構成の車載端末1を物流業務に使用した場合の具体的な作業例について、以下、説明する。事務所から車両へ輸送の依頼があり、例えばABC産業からFF産業へ資材を輸送して欲しいという依頼を車両乗務員が受ける。 【0055】乗務員は、当日の受注業務を確認する。積み地毎にフォルダ(ファイル)が分けられ、それらには、輸送条件、輸送計画が含まれている(図7参照)。また、業務を遂行するに従い、その結果がフォルダに記録される(図9参照)。この場合、業務には、区別するための記号が付けられている。例えば、Tracは車両追跡データ、Loadは荷積み、UnLoadは荷卸しというように6バイト程度の記号で区別されている。乗務員は、それらを見て、依頼に対応できるか否かを判断する。 【0056】そして、乗務員が1日の業務を行う上で計画を立てるが、それが、顧客の都合により、顧客の場所での待ち時間が多くなりそうだと、乗務員が判断すると、乗務員は他の業務を先に済ませることを考える。その際、当日の他の業務が、現在位置からどの程度離れているかを、距離を設定して判断することができる。 【0057】具体的には、待ち時間が1時間であれば、半径30km程度の業務をこなせるため、自車位置から30km内の業務があるかを、ファイルリクエスタにより検索する。即ち、ファイルリクエスタに、自車位置とそれから半径30km以内を設定して、その範囲内の業務場所を検索する。そして、その範囲内に業務場所があれば、そちらを先に実行することができる。また、半径30km以内にある業務のファイルだけがファイルリクエスタに表示されるため、その業務内容も容易に見ることができる。 【0058】尚、上述した以外の第4の実施例の構成は、第1の実施例と同じ構成となっている。従って、第4の実施例においても、第1の実施例とほぼ同じ作用効果を得ることができる。特に、第4の実施例では、ファイル作成の履歴情報として、作成日時及びファイル作成位置の履歴情報をファイルヘッダに書き込むように構成したので、ファイル作成の履歴、即ち、作成日時及びファイル作成位置の履歴を明確且つ容易に認識することができる。また、第4の実施例では、ディスプレイ4に表示した地図の中に、ファイル作成の履歴情報(ファイル作成位置の履歴情報)を表示するように構成したので、ファイル作成の履歴を地図上で明確に確認することができる。 【0059】図12は、本発明の第5の実施例を示す図である。尚、第1の実施例と同一部分には、同一符号を付している。この第5の実施例では、車載端末1の中に1チップマイコン(または1モジュールマイコン)16を配設した。この1チップマイコン16は、CPU17と、メモリ18と、GPS制御回路19と、周辺回路20とから構成されており、第1の実施例の制御装置部2の機能(ハードディスク9と記憶媒体入出力装置10の機能を除く)とGPSレシーバ3の機能とを備えている。 【0060】尚、上述した以外の第5の実施例の構成は、第1の実施例と同じ構成となっている。従って、第5の実施例においても、第1の実施例とほぼ同じ作用効果を得ることができる。特に、第5の実施例では、1チップマイコン15を備えるように構成したので、車載端末1の構成をより一層小形化できる。 【0061】また、上記各実施例では、車載端末1の内部にGPSレシーバ3(またはGPS制御回路18)を設けるように構成したが、これに限られるものではなく、GPSレシーバを設けることを止めて、例えば車両に搭載されたカーナビの内部に設けられているGPSレシーバからの位置検出信号を車載端末1に取り込むように構成しても良い。 【0062】更に、上記各実施例では、ファイル作成位置として、緯度及び経度をファイルヘッダに書き込むように構成したが、これに限られるものではなく、ファイル作成位置として他のデータ(例えばロケーションID等)を書き込むように構成しても良い。 【0063】更にまた、上記各実施例においては、業務用のファイルの作成、読み出し、検索等の処理を実行する場合に適用したが、これに限られるものではなく、例えば、携帯電話の通信エリアを自動測定する場合に適用しても良い。この場合、携帯電話の基地局からの電波の受信レベル(電界強度)を検出する装置を車載端末に接続し、所定の時間間隔で受信レベルを検出すると共にその検出時の位置を検出し、これら検出結果を書き込んだファイルを作成するように構成すれば良い。 【0064】また、車両の状態(即ち、いわゆる走行ログ)を時々刻々記録したり、場所に応じてエンジンの回転数がどのように変動したかをサンプリングして解析するような場合に適用するように構成しても良い。この場合には、車両の状態を検出する各種のセンサ及びエンジンの回転数を検出するセンサを車載端末に接続するように構成すれば良い。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004260 【氏名又は名称】株式会社デンソー
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| 【出願日】 |
平成12年10月26日(2000.10.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100071135 【弁理士】 【氏名又は名称】佐藤 強
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| 【公開番号】 |
特開2002−132778(P2002−132778A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月10日(2002.5.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−326847(P2000−326847) |
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