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【発明の名称】 画像表示装置
【発明者】 【氏名】宮崎 紳夫

【氏名】坪田 圭司

【要約】 【課題】複数のメモリーカード内に記憶された画像の整理をしやすくする。

【解決手段】電子アルバムは、スロットに装着された第1のメモリーカードから読み込んだ画像を、アルバムを構成する各ページに貼り付けた形態で表示する。図9(A)に示すように、読み込まれた各画像pic9〜pic16は、貼り付けられるページ番号やページ内での位置情報からなるアルバム管理情報に基づいて、3ページと4ページに貼り付けられている。図9(B)に示すように、この3ページと4ページの間に、第2のメモリーカードから読み込んだ画像picB1〜B7を挿入する際には、第1のメモリーカードをスロットから抜いて、第2のメモリーカードをセットする。この際に、内部メモリにすでに読み込んだデータは保持される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 装置本体のスロットに装着された外部メモリから画像を読み出し、この画像を、電子アルバムを構成する各ページに貼り付けてページ単位で表示部に表示する画像表示装置において、前記外部メモリから読み出した画像を内部メモリに記憶する情報保持モードを設け、第1の外部メモリから読み出した画像を貼り付けた複数のページから構成される第1のアルバムに、前記第1の外部メモリとは別の第2の外部メモリから読み出した画像を挿入するようにしたことを特徴とする画像表示装置。
【請求項2】 前記画像表示装置は、画像を各ページに所定の配列で割り当てるアルバム管理情報に基づいて各画像を表示することを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
【請求項3】 前記第2の外部メモリから画像を読み出す際に、その外部メモリに、前記アルバム管理情報が無い場合には、新たにアルバム管理情報を作成することを特徴とする請求項2記載の画像表示装置。
【請求項4】 前記第2の外部メモリから画像を読み出す際に、その外部メモリに、第2のアルバム管理情報が有る場合には、その第2のアルバム管理情報に基づいて、前記第1の外部メモリから読み出した画像に関する第1のアルバム管理情報を更新することを特徴とする請求項2記載の画像表示装置。
【請求項5】 前記第1の外部メモリから読み出した画像とアルバム管理情報を、交換された新たな外部メモリにコピーすることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の画像表示装置。
【請求項6】 前記装置本体は、開閉自在な左側本体と右側本体とからなり、また前記表示部は右側本体と左側本体とに形成された左側表示器と右側表示器とからなることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の画像表示装置。
【請求項7】 前記左側表示器にNページが、右側表示器にN+1ページが表示された情報保持モード中に、新たな外部メモリがスロットに装着されたときに、この外部メモリ内の各ページが、NページとN+1ページとの間に挿入されることを特徴とする請求項6記載の画像表示装置。
【請求項8】 前記内部メモリ内の更新されたアルバム管理情報を、スロットに装着された外部メモリに書き込む際に、前記外部メモリに更新前のアルバム管理情報がある場合には、その更新前のアルバム管理情報が上書きされる旨警告することを特徴とする請求項1〜7いずれか記載の画像表示装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像をページ単位で表示する電子アルバム式の画像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開2000−148976号公報に示すように、画像をページ単位で表示する電子アルバム式の画像表示装置が知られている。この画像表示装置では、アルバムを構成する複数のページに画像を貼り付けて表示するので、画像をプリントすることなく、また、アルバムをめくるように各ページを観賞することができる。
【0003】最近では、撮影した画像をメモリーカードに記憶する電子スチルカメラが普及しており、前記画像表示装置は、このメモリーカード内の画像を見るのに便利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の画像表示装置では、あるメモリーカード内の画像を基に作成したアルバムに、別のメモリーカードに記憶された画像を挿入することができなかった。したがって、複数のメモリーカードに記憶された画像を1つのメモリーカード内のアルバムのデータに挿入して、1つのアルバムとして表示させたり、また、複数のメモリーカード間のデータのコピーができないので、画像の整理がしにくいという問題があった。
【0005】前述した課題を解決するために、本発明は、複数のメモリーカード内に記憶された画像の整理がしやすい画像表示装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するために、本発明の画像表示装置は、装置本体のスロットに装着された外部メモリから画像を読み出し、この画像を、電子アルバムを構成する各ページに貼り付けてページ単位で表示部に表示する画像表示装置において、前記外部メモリから読み出した画像を内部メモリに記憶する情報保持モードを設け、第1の外部メモリから読み出した画像を貼り付けた複数のページから構成される第1のアルバムに、前記第1の外部メモリとは別の第2の外部メモリから読み出した画像を挿入するようにしたものである。
【0007】なお、前記画像表示装置は、画像を各ページに所定の配列で割り当てるアルバム管理情報に基づいて各画像を表示することが好ましい。
【0008】なお、前記第2の外部メモリから画像を読み出す際に、その外部メモリに、前記アルバム管理情報が無い場合には、新たにアルバム管理情報を作成することが好ましい。
【0009】なお、前記第2の外部メモリから画像を読み出す際に、その外部メモリに、第2のアルバム管理情報が有る場合には、その第2のアルバム管理情報に基づいて、前記第1の外部メモリから読み出した画像に関する第1のアルバム管理情報を更新することが好ましい。
【0010】なお、前記第1の外部メモリから読み出した画像とアルバム管理情報を、交換された新たな外部メモリにコピーできるようにすることが好ましい。
【0011】なお、前記装置本体は、開閉自在な左側本体と右側本体とからなり、また前記表示部は右側本体と左側本体とに形成された左側表示器と右側表示器と構成してもよい。この場合には、前記左側表示器にNページが、右側表示器にN+1ページが表示された情報保持モード中に、新たな外部メモリがスロットに装着されたときに、この外部メモリ内の各ページが、NページとN+1ページとの間に挿入されるようにすることが好ましい。
【0012】なお、前記内部メモリ内の更新されたアルバム管理情報を、スロットに装着された外部メモリに書き込む際に、前記外部メモリに更新前のアルバム管理情報がある場合には、その更新前のアルバム管理情報が上書きされる旨警告することが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に示すように、本発明の画像表示装置である電子アルバム10は、左側本体部10a,右側本体部10bからなり、これら本体部10a,10bの内側には、2つの独立した表示パネル12,13が1つずつ設けられている。表示パネル12,13としては、例えば液晶パネルが使用される。なお、電子アルバム10は、着脱自在にセットされたバッテリー(図示せず)で駆動される他、ACアダプターを介して電源供給を受けることが可能となっている。
【0014】各本体部10a,10bは、図1(A)に示すように、各表示パネル12,13を並べて配置して外部に露呈する開き位置と、図1(B)に示すように、各表示パネル12,13を対面させて外部から覆う閉じ位置との間で、見開き自在となるようにヒンジ16で結合されている。不使用時には、各本体部10a,10bを閉じることで外形サイズをコンパクトにして、持ち運びをしやすくしている。
【0015】右側本体部10bにはスイッチ21が設けられている。スイッチ21は、各本体部10a,10bが開き位置にあるときにオフして、閉じ位置にあるときにオフする。これにより、使用者は電源スイッチの操作を意識する必要がなくなる。また、こうすることで、不使用時には電源が確実にオフされ使用時にのみ電源が入ることになるので、バッテリーの無駄な消耗を防止することができる。
【0016】右側本体部10bには、側面に、外部メモリとして、例えば、スマートメディア(商品名)などのメモリーカード31をセットするためのスロット32が設けられている。このスロット32の奥には、入力部として、メモリーカード31に記憶された画像ファイルを読み取るためのカードリーダ92(図13参照)が設けられている。メモリーカード31には、例えば、電子スチルカメラなどで撮影された画像のデータが画像ファイルとして記憶される。符号33は、セットされたメモリーカード31を取り出すための取り出しボタンである。
【0017】図2に示すように、各画像ファイル1〜nは、例えば、メモリーカード31内に作成された画像フォルダAに、格納される。アルバム管理ファイルAは、前記画像ファイル1〜nを1つのアルバムとして表示するための管理情報を記録したものである。このアルバム管理ファイルAには、ページ内での画像の貼り付け位置,画像のサイズ,角度,各画像が属するページ番号などの各画像の画像配置情報の他、アルバムの総ページ数,後述する各ページの形式などのページ管理情報が含まれている。以下、このアルバム管理ファイルAと、その管理下にある前記画像ファイル1〜nとを合わせて、アルバムデータAと呼ぶ。スロット32にメモリーカード31がセットされると、アルバムデータAが読み出される。
【0018】図3に示すように、各表示パネル12,13には、各ページの画面34が表示される。画面34には、読み出されたアルバム管理ファイルAに従って、読み出された画像ファイル1〜nに対応する画像pic1〜画像picnがページに配列され、1つのアルバムAとして表示される。
【0019】画像が貼り付けられるページの形式としては、図3に示す定型ページと、図4に示す非定型ページとがある。定型ページは、画像が貼り付けられる定型セルが設けられたページであり、定型セルの位置やサイズ,1ページ内での定型セルの個数などが予め決められている。図3の例では、1ページに表示される画像の個数を最大4個としている。
【0020】他方、非定型ページは、定型セルを持たないページであり、画像の個数,位置,サイズなどを任意に決めることができる。読み込まれた画像は、各ページに画像が貼り付けられて表示される。図4に示すように、非定型ページでは、画像の位置,サイズなどを任意に変更できる他、画像pic7のように角度を変更して表示することもできる。
【0021】なお、はじめて電子アルバム10にセットするメモリーカード31には、アルバム管理ファイルは無いので、その場合には、画像フォルダ内の画像ファイルをすべて読み込み、それらの画像ファイルを管理するアルバム管理ファイルが新規に作成される。
【0022】この新規で作成されるアルバム管理ファイルには、読み出された各画像を定型ページに貼り付けて表示するように、画像配置情報やページ管理情報が記録される。定型ページのセルの数は設定により予め決められているので、読み込んだ画像ファイルの数に応じてページ数が決められる。なお、定型ページの代わりに非定型ページを作成し、このページの適当な位置に各画像を貼り付けて表示するようにしてもよい。
【0023】なお、1つのメモリーカード内に複数のアルバムデータがある場合には、まず、各アルバムデータのアルバム管理ファイルが読み出され、表示パネル12,13には、アルバム名の一覧が表示される。この一覧表示されたアルバム名の中から、1つのアルバム名を選択すると、そのアルバムデータが読み出されて画像が表示される。
【0024】電子アルバム10は、図3及び図4に示したように、ページに貼り付けられた画像の表示のみをする再生モードと、図5(A)に示すように、これら表示された画像のページ間でのコピー,移動,画像サイズの変更などアルバム編集をする編集モードとを備えている。この再生モードと編集モードとの切り替えは、本体部10bに設けられたモード設定スイッチ36,37によって行われる。モード設定スイッチ36は、再生モードに切り替えるスイッチであり、モード設定スイッチ37は、編集モードに切り替えるスイッチである。
【0025】画面34上には、”再生”あるいは”編集”というように、設定されているモードの表示がなされるので、これにより、現在いずれのモードが選択されているかが確認される。
【0026】表示パネル12の端には、ページを1ページずつ戻す戻しボタン41と、1回の操作で複数ページずつ前に戻す早戻しボタン42が設けられており、他方、表示パネル13の端には、ページを1ページずつ送る送りボタン43と、1回の操作で複数ページずつ先に進める早送りボタン44とが表示される。これらのボタン41〜44も触れることにより操作される。
【0027】また、各ページの上方には、現在表示されているページの頁番号が数字で表示されるが、これに加えて、各表示パネル12,13の端には、ページの量を示すインジケータ46,47が設けられている。各インジケータ46,47は、それぞれ複数の細長い線形の液晶表示ピクセルからなり、ページの量に応じて、アクティブになる液晶表示ピクセルの個数が変化する。
【0028】インジケータ46には、現在表示されているページよりも前にあるページ量が表示され、インジケータ47には、現在表示されているページよりも後にあるページの量が表示される。このインジケータ46,47を設けることで、あたかも、プリント写真を貼り付けた紙製の台紙を複数枚綴った従来の写真アルバムと同様に、現在アルバムのどの辺りを見ているかを直感的に確認することができるという効果が得られる。
【0029】左側本体部10aの表示パネル12の下には、編集操作パネル39が設けられている。図5(B)に示すように、編集操作パネル39には、編集作業をするための各種操作ボタンが設けられている。矢印ボタン51は、各種の操作で汎用的に使用されるもので、例えば、画像を選択する際に表示されるカーソルを移動する場合や、メニューリストの中から項目を選択する際に使用される。編集モードに切り替えられると、表示されるページ中最も若い番号の画像、すなわち、図5を例にすると、画像pic1にカーソルが合うようになっている。カーソルが合った画像は、グレーがかって表示される。このようにすることで、指定した画像がどれであるかを認識しやすくしている。
【0030】矢印ボタン51のうち、ボタン51a又は51bを押すと、より小さい番号の画像にカーソルが移動し、ボタン51c又は51dを押すと、より大きい番号の画像にカーソルが移動する。選択の順序は、降順又は昇順に行われるが、カーソルが最も小さい番号に合っている状態で、さらにボタン51a又は51bを操作すると、画像の背景となるページ自体が選択され、さらにボタン51a又は51bを操作すると、最も大きい番号の画像にカーソルが移動する。この反対に、カーソルが最も大きい番号に合っている状態で、さらにボタン51c又は51dを操作すると、ページ,最も小さい番号の画像の順にカーソルが移動する。選択したい画像あるいはページにカーソルを移動させてから、確定ボタン52を押すと、選択が確定する。
【0031】エスケープボタン(ESC)53は、操作を途中でキャンセルする場合に使用される。プロパティボタン(PROP)54は、画像の背景となるページの色の変更や、画像の移動,コピーの他、画像の表示の優先順位の変更などをする。ページを選択してから、プロパティボタン54を押すと、図6(A)に示すように、「色変更」という項目が表示され、指定可能な色の色メニューリスト56が表示される。この中から任意の色を選択すると、ページがその色に変わる。
【0032】他方、画像を選択した状態で、プロバティボタン54を押すと、図6(B)に示すように、選択可能なメインメニューリスト57が表示される。このメインメニューリスト57の中の「手前に表示」と「後に表示」の各項目は、画像の表示優先順位の変更をする場合に指定される。例えば、2つの画像が重なり合って表示されている場合に、一方の画像を選択して、「手前に表示」を指定すると、選択した画像が他方の画像の上に表示され、「後に表示」を指定すると、他方の画像の下に表示される。
【0033】「削除」を指定すると、選択した画像がそのページ内から削除される。「コピー」は、画像を同一ページあるいは他のページにコピーする場合に指定される。「非表示にする」を指定すると、選択した画像が一時的に非表示になる。「再表示する」は、非表示にした画像を再度表示させたい場合に指定する。非表示にした画像は、画面34上に表示されないが、削除されているわけではないので、カーソルによって選択することができる。
【0034】「移動」は、画像を他のページに移動する場合に指定される。「コピー」又は「移動」を指定すると、画像のコピー先あるいは移動先のページ番号、すなわち画像を挿入する挿入先ページのページ番号を入力するための入力ボックスが表示される。この入力ボックスにページ番号を入力して挿入先ページを指定すると、指定したページに画像のコピーや移動が行われる。なお、同一ページ内で画像を移動する場合には、画像を選択した状態で、矢印ボタンを操作することで、そのページ内の任意の位置に画像を移動することができる。
【0035】また、「移動」を指定した際には、サブメニューリスト58が表示される。その中には、挿入先ページとして指定される頻度が高いと考えられるページがリスト表示される。挿入先ページを、移動する画像が現在表示されているページの前のページあるいは次のページに指定する場合には、「前ページへ移動」,「次ページへ移動」を指定する。また、新しいページを追加して、そのページを画像を移動する場合には、移動する画像が現在表示されているページの前に新しいページを追加する場合には、「1ページ挿入して 前のページへ移動」を、次のページに新しいページを追加する場合には、「1ページ挿入して、次のページへ移動」を指定する。なお、このサブメニューリスト58は、「コピー」を指定した場合にも同様に表示される。
【0036】このように、画像をサブメニューリスト58に予め用意されているページに移動する場合には、入力ボックスで移動先ページを入力せずに済むので操作が簡便になる。さらに、これら前ページや次ページへ画像を移動するという操作は、アルバム編集作業においては特に頻繁に行われると考えられるので、編集操作パネル39には、専用の画像移動ボタン60が設けられている。画像移動ボタン60は、「前ページへ移動」に対応する第1画像移動ボタン60a,「次ページへ移動」に対応する第2画像移動ボタン60b,「1ページ挿入して 前のページへ移動」に対応する第3画像移動ボタン60c,「1ページ挿入して、次のページへ移動」に対応する第4画像移動ボタン60dからなる。これら各ボタン60a〜60dを設けたことにより、画像移動の操作をより簡便にすることができる。
【0037】また、移動やコピーによって、画像を非定型ページに挿入する場合には、挿入先ページに既にある画像と、挿入先ページに新たに挿入する画像とができるだけ重なり合うことがないように画像の位置調整が自動的になされる。こうすることで、重なり合った画像のうち、下の画像が上の画像の陰に隠れて操作者が画像を見失うことがないようにしている。なお、画像の面積に対して重なり合う部分の比率が予め設定した所定値よりも大きい場合には、新たなページを作成し、そこに挿入する画像が貼り付けられる。
【0038】文字入力ボタン63は、画像のタイトルやメモ書きなどのキャプションを書き込む場合に使用される。この文字入力ボタン63を押下すると、図7(A)に示すように、入力された文字を表示する表示位置の位置リスト64が表示される。この位置リスト64から、画像の「上」「下」などの位置を指定する。位置指定をすると、文字入力部65が表示される。例えば、これらのうち、「上」を指定した場合には、図7(C)に示すように、画像pic2内の上方位置に、入力した文字を表示する文字表示部66が配置される。
【0039】文字表示部65の表示位置を指定すると、図7(B)に示すように、画面34の下方に文字入力部65が表示される。文字入力部65は、手書き文字を認識するもので、文字入力部65上にペンや指などで文字が書かれると、その手書き文字を認識し文字コードに変換して入力する。この入力した文字が文字表示部66に表示される。
【0040】また、この入力した文字のデータは、メモリーカード31に保存する際には、文字データファイルとして、キャプションフォルダA(図2参照)に格納される。アルバム管理ファイルには、各画像毎に、文字データの有無が書き込まれ、文字データが有りの画像を表示する際には、画像とともに対応する文字データファイルを読み込んでキャプションを表示をする。
【0041】なお、文字データの他に、音声データを入力できるようにしてもよい。この場合には、電子アルバムAに音声データ録音用のマイクと再生用のスピーカーを設けることが必要になる。入力された音声データは、例えば、画像を指定したときに再生される。この音声データも上記文字データと同様にアルバム管理ファイルで管理される。
【0042】トリミングボタン(trim)66は、選択した画像の表示範囲を変更する際に使用される。拡大・縮小ボタン71は、画像サイズを変更する際に使用される。このボタン71により、画像がアスペクト比を保った状態で拡大又は縮小される。また、画像を拡大表示していくと、各表示パネル12,13の一方では表示しきれない部分が発生する。そのような場合には、他方に表示しきれない部分を表示できるようにしてもよい。こうすれば、画像の視認性を高めることができる。
【0043】回転ボタン73は、画像を回転させるボタンであり、画像を選択した状態で、この回転ボタン73を押すと、画像が一定角度ずつ回転する。この例では、回転ボタン73を1回押す毎に画像が30°ずつ回転するように設定している。
【0044】ブックマーク設定ボタン(BM)76は、ページにブックマーク(しおり)を設定するためのもので、このボタン76でブックマークが設定されたページは、ブックマークジャンプボタン(BMjump)77を押下することにより呼び出される。このブックマーク設定情報は、アルバム管理ファイルに登録される。編集作業をする際には、頻繁に使用するページにブックマーク設定をしておけば、ブックマークジャンプボタン77ですぐにそのページを呼び出すことができるので、作業がしやすくなる。また、ブックマーク移動ボタン(BMmove)78は、ブックマーク設定をしたページに画像を移動するためのボタンである。
【0045】これらの1つのアルバム内でのアルバム編集操作の他に、電子アルバム10は、現在読み込んでいるアルバムに、そのアルバムに含まれる画像以外の外部の画像を挿入(外部取り込み)をすることができる。外部取り込みとは、例えば、図7に示すメモリーカード31から、アルバムデータAに、メモリーカード31とは別のメモリーカード86に記憶されたアルバムデータBを取り込んだり、また、アルバム管理ファイルが記憶されていないメモリーカード87から、画像フォルダCに格納されている画像ファイルを取り込むことをいう。
【0046】外部取り込みをする場合には、編集モード下で、外部取り込みボタン88を押下する。外部取り込みボタン88を押下すると、例えば、「取り込む画像が記憶されたメモリーカードをセットしてください」というメッセージが表示される。この表示に従って、メモリーカード31を抜いて、メモリーカード86をセットすると、アルバムデータBの取り込みが行われる。外部取り込みボタン88を押下すると、RAM96(図10参照)内の情報が保持される情報保持モードに移行する。このため、このメモリーカード31を抜いても、すでに読み込んだアルバムデータAはRAM96(図10参照)に保持される。
【0047】メモリーカード87のように、アルバム管理ファイルが無い場合には、初期設定に従って新規にアルバム管理ファイルが作成され、作成された前記ファイルとともに画像ファイルが取り込まれる。
【0048】アルバムデータBの取り込みを行なった後に、そのデータBをアルバムA内のどこに挿入するかを指定する。この挿入位置の指定は、各表示パネル12,13に挿入したいページを表示させることにより行われる。
【0049】すなわち、左側の表示パネル12に表示されたページと、右側の表示パネル13に表示されたページの間に、新たなページが挿入されるように設定しておく。例えば、3ページと4ページの間に挿入したい場合には、左側の表示パネル12に3ページを、右側の表示パネル13に4ページをそれぞれ表示させる。これにより、挿入位置の指定がなされる。この状態で、例えば、確定ボタン52を押下すると、挿入処理が開始される。これによれば、挿入位置の前後のページを目視で確認することができるので、挿入位置の指定ミスが軽減される。
【0050】なお、挿入位置の指定方法としては、例えば、挿入位置を指定するボックスを表示させ、このボックスで挿入したい位置のページ番号を入力することにより、挿入位置の指定をするようにしてもよい。
【0051】図9(A)は、アルバムAの3ページと4ページとを示す図である。図9(B)は、このアルバムAの3ページの後に、アルバムBの全ページ(2ページ)を挿入した図である。アルバムBには、7つの画像picB1〜B7があり、このうち、画像picB1〜B3は定型ページに、画像picB4〜B7は非定型ページに貼り付けられている。これらの画像picB1〜B7が、既に設定されている画像配置情報とともにページ毎挿入される。また、挿入前の4ページにあった画像pic13〜画像16についても、ページ番号が6ページに変わるだけで、再配置は行われない。
【0052】アルバムAにアルバムBを挿入する際には、アルバム管理ファイルBの情報が、アルバム管理ファイルAに引き継がれる。アルバム管理ファイルBの管理下にあった画像ファイルは、更新されたアルバム管理ファイルAによって管理される。これにより、アルバムAとアルバムBとを1つのアルバムとして管理される。なお、この取り込みの際に、アルバムBの管理下にあった画像ファイルの名前は、アルバム管理ファイルAが管理しやすいように適宜変更される。
【0053】この外部取り込みをすれば、複数のメモリーカードに分散して保存されている画像ファイルをまとめて1つのアルバムとして管理することができるので、画像の管理がしやすくなる。
【0054】これらの編集操作により更新されたアルバムデータAの保存をする場合には、保存ボタン81を押下する。すると、更新されたアルバムデータAの保存先を指定するメッセージボックスが表示される。このメッセージは、例えば、「セットされたメモリーカードにアルバムを保存しますか(別のメモリーカードに保存する場合には、メモリーカードを入れ替えてください)」などと表示される。
【0055】表示に従って、現在セットされているメモリーカードに保存する場合には、確定ボタン52を押し、別のメモリーカードに保存する場合には、メモリーカードを入れ替えた後、確定ボタン52を押す。これにより、編集されたアルバムがメモリーカードに保存される。
【0056】また、アルバム編集をしない場合でも、保存ボタン81を押下すると、上述の保存先を指定するメッセージボックスが表示される。この表示がなされた際に、現在読み込んだアルバムデータが記憶されているメモリーカードとは別のメモリーカードをセットすれば、アルバムデータのコピーができる。
【0057】なお、この保存に際して、保存先のメモリーカードに同名のファイル名をもつアルバム管理ファイルや、画像ファイルが既に存在している場合には、それらのファイルが上書きされる旨の警告メッセージが表示される。これにより、保存すべきデータが誤って消去されてしまうことを防止している。なお、上記警告は、メッセージ表示ではなく、音声で警告するようにしてもよい。
【0058】図10は電子アルバム10の電気構成を示すブロック図である。CPU91には、カードリーダ92,ROM94,RAM96,表示パネル12,13,編集操作パネル39が接続されている。CPU91は、編集パネル39などからのコマンド入力によりこれら各部を制御する。また、CPU91は、アルバム内の画像移動/削除などアルバム編集が行われた際には、RAM96に読み込まれたアルバムデータの更新をしたり、画像の外部取り込みをする際には、挿入する画像をページ毎挿入する手段である。表示パネル12,13は、画像出力手段として機能する他、タッチパネルとしてコマンドをCPU91に入力する手段としても機能する。
【0059】ROM94には、画像をアルバム形式で表示するためのプログラムが書き込まれている。RAM96は、カードリーダ92で読み込んだアルバム管理ファイルや、画像ファイルを一時的に記憶したり、プログラムを実行するための作業用の内部メモリとして用いられる。このRAM96の容量は、メモリーカード間でアルバムのコピーができるように、約メモリーカード2枚分の容量としている。
【0060】以下、上記構成による作用について図11及び12のフローチャートを参照しながら説明する。各本体部10a,10bを開き位置に移動すると電源スイッチ21がオンする。スロット32にメモリーカード31をセットすると、CPU91は、カードリーダ92を介して、メモリーカード31内に、アルバム管理ファイルがあるかどうかを探す。
【0061】メモリーカード31内には、アルバム管理ファイルAがあるので、このアルバム管理ファイルAを含むアルバムデータAを読み出して、アルバム管理ファイルAの情報に従って表示パネル12,13に各画像pic1〜nが表示される。
【0062】初期設定では再生モードになっているので、この状態で送りボタン43,戻しボタン41,早送りボタン44,早戻しボタン42を操作して、画像を観賞することができる。
【0063】アルバム編集をする場合には、編集モード切り替えスイッチ37を押して、編集モードに切り替える。編集モード中に編集操作パネル39を操作して、必要に応じて、個々の画像のサイズ変更(拡大,縮小),文字入力などの他、画像の移動やコピーを行う。これらの編集操作がなされると、CPU91は、設定された画像配列情報やページ管理情報を記録し、RAM96上のアルバム管理ファイルAを随時更新する。
【0064】また、アルバムデータAに新たに画像を取り込む場合には、外部取り込みをする。外部取り込みボタン88を押下すると、例えば、「取り込む画像が記憶されているメモリーカードをセットしてください」というメッセージが表示される。このメッセージに従って、例えば、メモリーカード31に代えてメモリーカード86をセットする。メモリーカード86には、アルバム管理ファイルBがあるので、このアルバム管理ファイルBを含むアルバムデータBがRAM96に読み込まれる。外部取り込みボタン88の押下により情報保持モードに移行されているので、RAM96上に既に書き込まれているアルバムデータAは、アルバムデータBによって上書きされずに、保持される。
【0065】なお、メモリーカード87のように、アルバム管理ファイルが無い場合には、画像ファイルだけを読み込んで、新規にアルバム管理ファイルを作成する。挿入された画像は、初期設定に従って定型ページに貼り付けられ、この定型ページに貼り付けられた状態でページ毎挿入される。
【0066】各表示パネル12,13に挿入したい位置の前後のページを表示させ、挿入位置を指定する。この状態で確定ボタン52を押下すると、挿入処理が開始され、アルバム管理ファイルAは、アルバム管理ファイルBの情報に基づいて更新され、アルバムBの画像がページ毎挿入される。挿入処理が終了すると、各表示パネル12,13には、更新されたアルバムAの画像が表示される。
【0067】アルバム編集を終了する場合には、再生モード切替スイッチ36を押して、再生モードに切り替える。RAM96上の更新したアルバムデータAを保存する場合には、保存ボタン81を押下する。保存ボタン81を押下すると、保存先確認メッセージが表示される。このメッセージに従って、前記アルバムデータAを保存するメモリーカードをセットする。メモリーカード31をセットして、確定ボタン52を押下すると、RAM96上の更新されたアルバムデータAが、カードリーダ92を介して、メモリーカード31に書き込まれる。
【0068】メモリーカード31には、更新前のアルバム管理ファイルAがあるので、このアルバム管理ファイルAが上書きされる旨の警告をするメッセージが表示される。上書きして保存する場合には、確定ボタン51を押す。これにより、更新前のアルバム管理ファイルAが上書きされて、編集後の新しいアルバム管理ファイルAに置き換えられる。上書きしない場合には、別のメモリーカードをセットして保存する。
【0069】また、複数のメモリーカード31間でアルバムデータをコピーする場合には、コピー元のアルバムデータが記憶されたメモリーカード31をセットする。これにより、前記アルバムデータがRAM96に書き込まれる。次に、保存ボタン81を押下すると、保存先確認メッセージが表示される。ここで、コピー先のメモリーカードをセットして、確定ボタン52を押下すると、RAM96上の前記アルバムデータがメモリーカードに書き込まれる。
【0070】上記例の電子アルバム10では、カードリーダ92が1つだけ設けられているが、図13に示す電子アルバム101のように、カードリーダを2つ設けてもよい。なお、上記例と同一のものについては、同一符号で示す。電子アルバム101には、メモリーカード102を挿入するスロット103が2つ設けられており、この各スロット103の奥には、それぞれカードリーダ92が設けられている。これによれば、外部取り込みをする画像が別のメモリーカードに記憶されている場合や、複数のメモリーカード間のアルバムデータのコピーをする場合でも、メモリーカードを入れ替える手間を省くことができるので便利である。
【0071】また、上記例の電子アルバムでは、静止画像を表示する例で説明したが、、電子アルバムに動画再生機能を設けて、静止画の表示に加えて、動画を再生できるようにしてもよい。この場合には、例えば、図14に示すメモリーカード106のように、静止画ファイル1〜nと動画ファイル1〜nとが、それぞれ静止画フォルダDと動画フォルダDに格納される。動画ファイル1〜nは、静止画ファイル1〜nとともに、アルバム管理ファイルDで管理される。アルバム管理ファイルDには、各動画ファイル1〜nの画面サイズや再生位置などの配列情報が書き込まれる。
【0072】最近では、動画を記録できる機能が付加された電子スチルカメラも販売されている。電子アルバムに動画再生機能を設ければ、動画と静止画をまとめて1つのアルバムとして管理できるので、便利である。
【0073】また、上記例では、アルバムの画像を取り込む際に、アルバムの全ページを挿入する例で説明しているが、アルバムの中の一部のページを指定できるようにして、この指定されたページだけを挿入できるようにしてもよい。
【0074】また、上記例では、外部取り込みに際して、メモリーカード内のアルバム管理ファイルの有無を調べ、アルバム管理ファイルがある場合には、その情報に従って取り込んだ画像をページ毎挿入する例で説明しているが、アルバム管理ファイルの有無に関わらず、画像ファイルだけを取り込んで、新規のアルバム管理ファイルを作成し、例えば、読み込んだすべての画像を定型ページに貼り付けた状態で挿入してもよい。
【0075】また、上記例では、各画像に対する画像配置情報を1つのアルバム管理ファイルに記録しているが、画像毎に画像配置情報を記録したファイルを作成してもよい。
【0076】また、上記例では、定型ページと非定型ページとを有している例で説明しているが、非定型ページあるいは定型ページのいずれかだけでもよい。
【0077】また、上記例では、画像ファイルとともにその画像に対するキャプションを記憶させた例で説明しているが、キャプションを記憶しなくてもよい。
【0078】また、電子アルバムに、ハードディスクドライブなどの内蔵型の大容量記憶装置を設け、このハードディスクに複数のアルバムデータを保存できるようにしてもよい。こうすれば、複数のメモリーカードに分散して保存される複数のアルバムデータをまとめて保存ておくことができるので、アルバムデータの管理がしやすい。
【0079】また、上記例では、1つのRAMで、プログラムを実行するための作業用のメモリと、画像の外部取り込みの際にアルバムデータを一時的に保持しておくためのメモリとを兼用しているが、それぞれの用途に応じた専用のRAMを複数設けてもよい。
【0080】また、記憶装置としては、上述したHDDやメモリーカードの代わりに、フロッピー(登録商標)ディスク,CD,MO,DVDなどの記憶媒体を使用してもよく、これらの記憶媒体を読み取る装置を、データの入出力部として使用してもよい。
【0081】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、装置本体のスロットに装着された外部メモリから画像を読み出し、この画像を、電子アルバムを構成する各ページに貼り付けてページ単位で表示部に表示する画像表示装置において、前記外部メモリから読み出した画像を内部メモリに記憶する情報保持モードを設け、第1の外部メモリから読み出した画像を貼り付けた複数のページから構成される第1のアルバムに、前記第1の外部メモリとは別の第2の外部メモリから読み出した画像を挿入するようにしたから、複数のメモリーカード内に記憶された画像の整理を簡単にすることができる。
【出願人】 【識別番号】000005201
【氏名又は名称】富士写真フイルム株式会社
【出願日】 平成12年10月19日(2000.10.19)
【代理人】 【識別番号】100075281
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 和憲
【公開番号】 特開2002−132776(P2002−132776A)
【公開日】 平成14年5月10日(2002.5.10)
【出願番号】 特願2000−319819(P2000−319819)