| 【発明の名称】 |
電子ブック出版システム、電子ブック本体ならびに電子ブック出版方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】若井 洋一
【氏名】根橋 聡
【氏名】野村 靖浩
【氏名】千代 芳郁
【氏名】山岸 徹雄
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】情報収集手段9は、電子ブックデータ26を格納したコンテナ1にユーザ操作により付加された提供情報27を、ホストコンピュータ5側の記憶装置10に収集する。編集手段11は、収集した提供情報の全部または一部を編集して、電子ブックデータに付加する。配布手段15は、編集された提供情報を、出版社6から出版された電子ブックデータに付加して配布する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電子ブックデータを格納したコンテナにユーザ操作により付加された提供情報を、ホストコンピュータ側の記憶装置に収集する情報収集手段と、前記収集した提供情報の全部または一部を編集して、前記電子ブックデータに付加する編集手段と、編集された提供情報を付加した電子ブックデータを配布する配布手段とを備えたことを特徴とする電子ブック出版システム。 【請求項2】 電子ブックデータを格納したコンテナにユーザ操作により付加された提供情報を、ホストコンピュータ側の記憶装置に収集する情報収集手段と、前記収集した提供情報の全部または一部を編集して、前記電子ブックデータ用の付加データを生成する編集手段と、編集された付加データを配布する配布手段とを備えたことを特徴とする電子ブック出版システム。 【請求項3】 請求項1または2に記載の電子ブック出版システムにおいて、編集手段は、収集した提供情報の評価結果を受け入れて、その評価結果に従って選択した提供情報を編集して電子ブックデータに付加することを特徴とする電子ブック出版システム。 【請求項4】 請求項1または2に記載の電子ブック出版システムにおいて、ホストコンピュータは、ネットワークを介して提供情報を収集することを特徴とする電子ブック出版システム。 【請求項5】 請求項1または2に記載の電子ブック出版システムにおいて、ホストコンピュータは、コンテナを接続するインタフェースを備えた端末装置とネットワークを介して接続されており、前記端末装置を介して提供情報を収集することを特徴とする電子ブック出版システム。 【請求項6】 請求項5に記載の電子ブック出版システムにおいて、端末装置は、コンテナに格納された電子ブックデータのアップデート処理時に、提供情報を収集することを特徴とする電子ブック出版システム。 【請求項7】 請求項5に記載の電子ブック出版システムにおいて、端末装置は、コンテナに格納された電子ブックデータのアップデート処理時に、ホストコンピュータ側で編集した提供情報をコンテナに格納し、ユーザ側で新たに電子ブックに付加された提供情報を収集することを特徴とする電子ブック出版システム。 【請求項8】 請求項1または2に記載の電子ブック出版システムにおいて、提供情報は、ユーザ操作により入力されたメモデータから成ることを特徴とする電子ブック出版システム。 【請求項9】 請求項1または2に記載の電子ブック出版システムにおいて、提供情報は、ユーザ操作により撮影された電子写真データから成ることを特徴とする電子ブック出版システム。 【請求項10】 請求項1または2に記載の電子ブック出版システムにおいて、提供情報には、ユーザ操作がされた場所の位置情報を含むことを特徴とする電子ブック出版システム。 【請求項11】 請求項1または2に記載の電子ブック出版システムにおいて、提供情報には、ユーザ操作がされた場所で取得された経緯度データを含むことを特徴とする電子ブック出版システム。 【請求項12】 請求項1または2に記載の電子ブック出版システムにおいて、提供情報には、ユーザ操作がされた日時を特定するデータを含むことを特徴とする電子ブック出版システム。 【請求項13】 請求項1または2に記載の電子ブック出版システムにおいて、提供情報には、ユーザ操作がされた日時を特定するデータを含むことを特徴とする電子ブック出版システム。 【請求項14】 請求項1または2に記載の電子ブック出版システムにおいて、提供情報の評価結果によって謝礼を計算する謝礼計算手段を備えたことを特徴とする電子ブック出版システム。 【請求項15】 請求項1または2に記載の電子ブック出版システムにおいて、提供情報を利用する他のユーザの利用度データを収集する提供情報評価手段と、提供情報評価手段の出力によって謝礼を計算する謝礼計算手段を備えたことを特徴とする電子ブック出版システム。を備えたことを特徴とする電子ブック出版システム。 【請求項16】 コンテナに記憶された電子ブックデータを表示するディスプレイと、ユーザ操作によって、前記電子ブックデータと関係付けられた任意のデータを前記コンテナに格納するユーザインタフェースと、前記ユーザ操作によりコンテナに格納されたデータのうち、ホストコンピュータ側に提供する提供情報を指定する提供情報指定手段とを備えたことを特徴とする電子ブック本体。 【請求項17】 請求項16に記載の電子ブック本体において、提供情報指定手段は、コンテナ中に設けられた提供情報のみを格納するデータフォルダであることを特徴とする電子ブック本体。 【請求項18】 請求項16に記載の電子ブック本体において、ユーザ操作がされたとき測定した経緯度データを提供情報に含める経緯度データ測定手段を備えたことを特徴とする電子ブック本体。 【請求項19】 請求項16に記載の電子ブック本体において、ユーザ操作により電子ブックデータに付加されるデータは、コンテナ中に格納されて、電子ブックデータ表示画面上のアイコンにより、前記表示画面に表示中のデータとリンクされることを特徴とする電子ブック本体。 【請求項20】 電子ブックデータを格納したコンテナにユーザ操作により付加された提供情報を、ホストコンピュータ側の記憶装置に収集し、前記収集した提供情報の全部または一部を編集して、前記電子ブックデータに付加して、編集された提供情報を付加した電子ブックデータを配布することを特徴とする電子ブック出版方法。 【請求項21】 電子ブックデータを格納したコンテナにユーザ操作により付加された提供情報を、ホストコンピュータ側の記憶装置に収集し、前記収集した提供情報の全部または一部を編集して、前記電子ブックデータ用の付加データを生成して、編集された付加データを配布することを特徴とする電子ブック出版方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザ参加による電子ブック出版システムおよび出版方法等に関する。 【0002】 【従来の技術】外国旅行には、通常、ガイドブックを携帯する。ガイドブックには、旅行の準備から航空機のチケットの予約、ホテルの案内等の記事が掲載されており、旅先で頻繁に必要な記事の掲載されたページを開いて利用している。旅先の地図や、現地で使用される実用的な言語等の紹介が掲載されているものもある。これらの記事は、時間の経過とともに実情と異なってくるものもあり、比較的頻繁に改訂版を発行して読者の便宜を図っている。 【0003】また、こうした印刷された紙による本に代わって、小型軽量化を目的として、電子化されたデータによる電子ブックが様々な分野で普及し始めている。電子ブックは、情報を内蔵ROMに書きこんでそれを読みだして表示するもののほか、CD−ROMやメモリカード等の記憶媒体をセットしてそれを読むもの等がある。CD−ROM等の交換可能な記憶媒体を用いたものは、随時新たなコンテンツを読むことができ、ハードウエアも継続的に使用できるため、ますます普及する傾向にある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のような従来の技術には、次のような解決すべき課題があった。例えば旅行ガイドブックを携帯して旅行をしたとき、旅行先で気づいたことをガイドブックに書き込むことがある。また、記事の誤りを発見したり、最新の情報を入手したときに、次回の旅行に生かすためにガイドブックに書き込みをすることがある。こうした情報はガイドブックの持ち主にとって有用なばかりか、他の読者にも有用である。従って、こうした情報の有効利用によりガイドブックの質を高めることができる。 【0005】しかしながら、読者からの情報を収集しても、次回の改訂版を印刷するまでにはある程度時間がかかる。また、収集した情報の取り扱いも容易では無く、編集者の能力にまかせられている。従って、実際には有用な情報が活用されないことが多い。また、電子ブックは書籍が印刷された後に発行されることが多く、新しい情報を広く収集して出版に反映するシステムの提供が望まれる。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決するため次の構成を採用する。 〈構成1〉電子ブックデータを格納したコンテナにユーザ操作により付加された提供情報を、ホストコンピュータ側の記憶装置に収集する情報収集手段と、上記収集した提供情報の全部または一部を編集して、上記電子ブックデータに付加する編集手段と、編集された提供情報を付加した電子ブックデータを配布する配布手段とを備えたことを特徴とする電子ブック出版システム。 【0007】電子ブックデータは、電子ブック本体を操作して表示できる任意の情報である。電子ブックデータを格納したコンテナは、メモリカードやフロッピー(登録商標)ディスク等の記憶媒体でもよいし、電子ブック本体に内蔵されたメモリでもよい。即ち、コンテナは、電子化情報を記憶する機能を持つ媒体や媒体を含む装置であればなんでもよい。提供情報は、ユーザ操作により電子ブックデータに付加された任意の情報である。ホストコンピュータはこの提供情報を収集して利用する。こうしたユーザ参加型の電子ブック出版システムにより、最新情報や有用な情報を広く収集して、電子ブックデータの充実化を図ることができる。 【0008】ホストコンピュータは、任意のインタフェースを介してコンテナと接続されて提供情報を収集する。記憶装置に収集された提供情報は、必要に応じて評価されたり選別されてから編集手段に編集されて電子ブックデータに付加される。編集方法は任意であり、電子ブックへの付加方法も任意である。電子ブックデータの一部を変更する方法、電子ブックデータに追加する方法のどちらでもよい。収集した提供情報の全部を編集する必要はない。配布手段は電子ブックデータを任意の方法によりネットワークを介して配布してもよいし、配布用のコンテナに格納してもよい。またインタフェースを介して直接ユーザのコンテナにダウンロードするようにしてもよい。また、編集手段と配布手段は、ホストコンピュータと一体のものでも、全く独立したものでもよい。ホストコンピュータと編集手段と配布手段は相互にネットワークを通じて接続されていてもよい。 【0009】〈構成2〉電子ブックデータを格納したコンテナにユーザ操作により付加された提供情報を、ホストコンピュータ側の記憶装置に収集する情報収集手段と、上記収集した提供情報の全部または一部を編集して、上記電子ブックデータ用の付加データを生成する編集手段と、編集された付加データを配布する配布手段とを備えたことを特徴とする電子ブック出版システム。 【0010】構成1では提供情報を電子ブックデータに付加して配布するようにしたが、この例では、提供情報を電子ブックデータと独立して配布する。 【0011】〈構成3〉構成1または2に記載の電子ブック出版システムにおいて、編集手段は、収集した提供情報の評価結果を受け入れて、その評価結果に従って選択した提供情報を編集して電子ブックデータに付加することを特徴とする電子ブック出版システム。 【0012】評価は任意の方法により行えばよい。評価結果が編集手段に入力すると、編集手段は不要な提供情報を除外して編集を実行する。これにより有用な提供情報のみが利用できる。 【0013】〈構成4〉構成1または2に記載の電子ブック出版システムにおいて、ホストコンピュータは、ネットワークを介して提供情報を収集することを特徴とする電子ブック出版システム。 【0014】ネットワークを利用すれば提供情報を広範囲から収集することができる。 【0015】〈構成5〉構成1または2に記載の電子ブック出版システムにおいて、ホストコンピュータは、コンテナを接続するインタフェースを備えた端末装置とネットワークを介して接続されており、上記端末装置を介して提供情報を収集することを特徴とする電子ブック出版システム。 【0016】端末装置は、ユーザ専用のものでも、あるいは店舗等に設置された共用のものでもよい。インタフェースは、コンテナから提供情報を読み取ることができる機能を持つものであばよい。 【0017】〈構成6〉構成5に記載の電子ブック出版システムにおいて、端末装置は、コンテナに格納された電子ブックデータのアップデート処理時に、提供情報を収集することを特徴とする電子ブック出版システム。 【0018】コンテナに格納された電子ブックデータのアップデート処理と同時にそのコンテナから提供情報を収集できれば、特別な提供情報の収集処理が不要になる。 【0019】〈構成7〉構成5に記載の電子ブック出版システムにおいて、端末装置は、コンテナに格納された電子ブックデータのアップデート処理時に、ホストコンピュータ側で編集した提供情報をコンテナに格納し、ユーザ側で新たに電子ブックに付加された提供情報を収集することを特徴とする電子ブック出版システム。 【0020】電子ブックデータのアップデート処理のとき、同時に、ホストコンピュータ側で編集した提供情報をコンテナに格納することもできる。ホストコンピュータ側で編集した提供情報は、第3者から提供されたものも含む。これにより、ユーザからの提供情報の収集とユーザへの提供情報のフィードバックとを一括して実行できる。 【0021】〈構成8〉構成1または2に記載の電子ブック出版システムにおいて、提供情報は、ユーザ操作により入力されたメモデータから成ることを特徴とする電子ブック出版システム。 【0022】ユーザが電子ブックデータを見ながら任意の箇所にメモ的に付加した情報で有用なものをホストコンピュータ側で収集する。 【0023】〈構成9〉構成1または2に記載の電子ブック出版システムにおいて、提供情報は、ユーザ操作により撮影された電子写真データから成ることを特徴とする電子ブック出版システム。 【0024】ユーザが電子ブックデータの任意の部分と関連ある写真を撮影した場合に、そのデータも提供情報としてホストコンピュータに収集する。 【0025】〈構成10〉構成1または2に記載の電子ブック出版システムにおいて、提供情報には、ユーザ操作がされた場所の位置情報を含むことを特徴とする電子ブック出版システム。 【0026】例えば、電子ブックデータが旅行ガイドのような地理的な要素を含むデータの場合には、提供情報を電子ブックデータ中の記事に関連付けるためにユーザ操作がされた場所の位置情報が有用になる。位置情報とは、ユーザがメモを記入した場所等を特定する情報である。この位置情報は、ユーザが手で入力してもよい。 【0027】〈構成11〉構成1または2に記載の電子ブック出版システムにおいて、提供情報には、ユーザ操作がされた場所で取得された経緯度データを含むことを特徴とする電子ブック出版システム。 【0028】例えばユーザ操作と同時に自動的に人工衛星を利用した位置検出システム(GPS)により取得した経緯度データを提供情報に付加するようにすれば、ユーザが意識しないで、情報価値の高い提供情報を提供できる。 【0029】〈構成12〉構成1または2に記載の電子ブック出版システムにおいて、提供情報には、ユーザ操作がされた日時を特定するデータを含むことを特徴とする電子ブック出版システム。 【0030】ユーザ操作がされた日時を特定する情報が提供情報に含まれていれば収集したデータの新しさが明確になる。従って、提供情報の評価が容易になる。 【0031】〈構成13〉構成1または2に記載の電子ブック出版システムにおいて、提供情報には、ユーザ操作がされた日時を特定するデータを含むことを特徴とする電子ブック出版システム。 【0032】〈構成14〉構成1または2に記載の電子ブック出版システムにおいて、提供情報の評価結果によって謝礼を計算する謝礼計算手段を備えたことを特徴とする電子ブック出版システム。 【0033】ユーザの提供情報に対する対価を自動計算してユーザに還元するシステムにより、提供情報の量や質を確保することが可能になる。なお、計算した謝礼の支払い方法は任意である。 【0034】〈構成15〉構成1または2に記載の電子ブック出版システムにおいて、提供情報を利用する他のユーザの利用度データを収集する提供情報評価手段と、提供情報評価手段の出力によって謝礼を計算する謝礼計算手段を備えたことを特徴とする電子ブック出版システム。構成1または2に記載の電子ブック出版システムにおいて、提供情報を利用する他のユーザの利用度データを収集する提供情報評価手段と、提供情報評価手段の出力によって謝礼を計算する謝礼計算手段を備えたことを特徴とする電子ブック出版システム。を備えたことを特徴とする電子ブック出版システム。 【0035】配布した提供情報に対するユーザの利用度等のデータを収集して、配布後にその提供情報の評価をし、価値の高い情報には相応の謝礼をするシステムである。 【0036】〈構成16〉コンテナに記憶された電子ブックデータを表示するディスプレイと、ユーザ操作によって、上記電子ブックデータと関係付けられた任意のデータを上記コンテナに格納するユーザインタフェースと、上記ユーザ操作によりコンテナに格納されたデータのうち、ホストコンピュータ側に提供する提供情報を指定する提供情報指定手段とを備えたことを特徴とする電子ブック本体。 【0037】構成1の発明を実現するためには、ホストコンピュータがコンテナ中の提供情報を認識する仕組みが必要になる。ユーザは電子ブックデータと関係付けられた任意のデータをコンテナに格納することができ、そのうちユーザが指定したものだけを提供情報にすることができる。 【0038】〈構成17〉構成16に記載の電子ブック本体において、提供情報指定手段は、コンテナ中に設けられた提供情報のみを格納するデータフォルダであることを特徴とする電子ブック本体。 【0039】提供情報をコンテナの特定のフォルダに格納してホストコンピュータはそのフォルダのデータを自動的に収集するようにすれば、ホストコンピュータの収集処理が容易になる。 【0040】〈構成18〉構成16に記載の電子ブック本体において、ユーザ操作がされたとき測定した経緯度データを提供情報に含める経緯度データ測定手段を備えたことを特徴とする電子ブック本体。 【0041】ユーザ操作がされると同時に自動的にGPS等により経緯度データが測定できれば、ユーザは位置情報の入力をしなくてよい。 【0042】〈構成19〉構成16に記載の電子ブック本体において、ユーザ操作により電子ブックデータに付加されるデータは、コンテナ中に格納されて、電子ブックデータ表示画面上のアイコンにより、上記表示画面に表示中のデータとリンクされることを特徴とする電子ブック本体。 【0043】提供情報等のデータを入力する操作性を向上させたものである。リンクというのは、表示中のデータとユーザ操作により入力されたデータとを関係付けて、いつでも参照できるようにすることである。リンクには、例えばハイパーリンク等の手法を用いる。 【0044】〈構成20〉電子ブックデータを格納したコンテナにユーザ操作により付加された提供情報を、ホストコンピュータ側の記憶装置に収集し、上記収集した提供情報の全部または一部を編集して、上記電子ブックデータに付加して、編集された提供情報を付加した電子ブックデータを配布することを特徴とする電子ブック出版方法。 【0045】〈構成21〉電子ブックデータを格納したコンテナにユーザ操作により付加された提供情報を、ホストコンピュータ側の記憶装置に収集し、上記収集した提供情報の全部または一部を編集して、上記電子ブックデータ用の付加データを生成して、編集された付加データを配布することを特徴とする電子ブック出版方法。 【0046】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体例を用いて説明する。 (システム構成)図1は、本発明の電子ブック出版システムの具体例を示す概念図である。図は、本発明の目的とする、ユーザ参画型の電子ブック出版システムにおいて、電子ブックデータやユーザの提供する提供情報の流れを示している。インターネット等のネットワーク3には、ユーザの端末4とホストコンピュータ5が接続されている。ユーザは、コフロッピーディスク等のコンテナ1に格納された電子ブックデータ26を電子ブック本体20を用いて表示して利用する。この図では、コンテナ1に格納した提供情報27をホストコンピュータ5に送信することができるように、電子ブック本体20とユーザの端末4とがインタフェースケーブル28により接続されている。 【0047】ユーザは、例えば旅行ガイドブックの電子ブックデータ26を見ながら気づいたことや、電子ブックデータ26の中で発見した誤り等を、コンテナ1に提供情報27として格納する。これが次に発行される電子ブックデータに反映されるように、ユーザがホストコンピュータ5にその提供情報27を送信して、ユーザが電子ブックデータの出版に参画するシステムとなっている。なお、後で説明するように、ユーザはコンテナ1に提供情報以外の様々な情報を格納することができるが、この図では、提供情報27のみを表示している。 【0048】図の出版社6は、様々な電子ブック出版をして、店舗8を通じてこれらの電子ブックデータを販売する。電子ブックデータは、フロッピーディスクのようなコンテナ1に格納して販売される。販売される店舗8は、書店でもよいしコンビニエンスストアでもよい。ユーザからの提供情報27はホストコンピュータ5側の情報収集手段9により収集されて記憶装置10に記憶される。 【0049】編集手段11は、収集した提供情報27を編集して出版社6から出版された電子ブックデータに付加する処理を行う部分である。例えば、この編集手段11は、提供情報27のうち、図示しないオペレータに指定されたものを記憶装置10から取り出して、投書欄的に各提供情報を並べた電子ブック用のページを編集する。指定された提供情報以外は廃棄してもよい。配布手段15は、編集された提供情報を付加した電子ブックデータを配布する処理を行う部分である。例えば配布手段15は、提供情報と電子ブックデータとを格納したコンテナを多数複製する。複製されたコンテナは店舗8に発送される。 【0050】なお、電子ブックデータ26を格納したコンテナ1は、メモリカードやフロッピーディスク等の記憶媒体でもよいし、電子ブック本体20に内蔵されたメモリでもよい。即ち、コンテナ1は電子ブック本体20から分離できなくて構わない。ホストコンピュータ5は、任意のインタフェースを介して提供情報27を収集できる。図の例では、ユーザの端末4とネットワーク3をインタフェースとして使用した。しかしながら、例えば、店舗8に提供情報収集専用の端末を設置してユーザが自由に使用できるようにしてもよい。 【0051】また、店舗8に設置する図示しない端末は、提供情報の収集だけでなく、ユーザの利用している電子ブックデータのアップデート等の機能を持つとよい。アップデートを実行して、そのときに同時に提供情報を収集する。また、同時に提供情報を配布してもよい。こうすれば、ユーザからの提供情報の収集とユーザへの提供情報のフィードバックとを一括して実行できる。提供情報は、電子ブックデータに付加して配布してもよいし、提供情報を電子ブックデータと独立して配布してもよい。さらに、電子ブック本体20が携帯電話機能を持つものであれば、ネットワーク3を携帯電話用のネットワークとして、アップデートや情報の収集、配布が可能である。このとき、ユーザの端末4は、携帯電話かモバイルコンピュータとなる。 【0052】図のシステムには、さらに謝礼計算手段12が設けられている。収集された提供情報27は、例えば、図示しない編集者が手を加えたり評価をし、その情報の価値判断をする。そのとき、情報の提供者に対して支払う謝礼のランクを決定する。謝礼計算手段12は、自動的に謝礼のための通信文を発行して送金処理を実行する。こうしたシステムにより、有用な情報の収集がより円滑になる。なお、情報の提供者を会員として登録しておき、電子ブックデータのアップデート料金と、情報の提供に対する謝礼とを自動的に相殺するようなシステムにすることもできる。 【0053】(電子ブック本体の構造)上記のようなシステムの運用に有効な電子ブック本体の構造について次に説明をする。図2の(a)は、本発明を実施するための電子ブック本体の平面図で、(b)はその斜視図である。電子ブック本体20は、図2の(a)の矢印Aの部分で半分に折り畳めるようになっており、折り畳んだ状態が(b)である。電子ブック本体20にはディスプレイ21が設けられ、そこに例えば、旅行案内のガイドブックの画面23が表示される。図2の(b)に示すように、電子ブック本体20の側面にコンテナ1を装着する。この例ではコンテナ1はフロッピーディスクだから、電子ブック本体20にはフロッピーディスクドライブ24が設けられている。ここに、コンテナ1がセットされる。また、この他にこの電子ブック本体20には電子カメラ25が取り付けられている。この電子カメラ25で撮影した画像はコンテナ1に格納される。この画像データも、提供情報として利用できる。 【0054】図3は、コンテナに格納される電子化情報の内容を示す説明図である。電子化情報が旅行用ガイドブックの場合には、例えば、全体のデータが行き先別のブロックに区分される。この図には、「インド旅行ガイド」という大ブロック30を示した。この大ブロック30中に交通機関、レストラン紹介、ホテル案内・・・といったさらに細分化したブロックのデータが含まれている。例えばこの電子ブックデータは、大ブロック単位で、あるいは、細分化したブロック単位で、アップデートすることができる。これにより最新版の電子ブックデータを取得するコストが軽減される。また、データ量が少なくなれば、通信ネットワークを介してアップデートする場合の費用やアップデートのための時間も節約出来る。 【0055】例えば図3に示すブロック31は、本体データ32とバージョンデータ33とリンクデータ34とを備える。本体データ32はインド旅行の交通機関についての記事を表示するためのテキストデータやイメージデータである。バージョンデータ33は、このブロックのバージョンを示すデータで、アップデート要否の判断に使用される。なお、このバージョンデータ33は、図の例では、本体データ32とは別に、管理データ13中に含められる。大ブロック30のバージョンデータ38も同様にして管理データに含められる。この管理データ13はコンテナ1に記憶される。 【0056】リンクデータ34は、ブロックの本体データ32の記事に関連してユーザが追記したデータと本体データ32とをリンクさせるためのデータである。リンクデータ34は、例えば、表示中の電子ブックデータ中に配置されるアイコンと、そのアイコンのクリックによりユーザが追記したデータファイルを開く命令を記述したデータである。ユーザが追記したデータの例には、書き込みデータ35、メモデータ36、イメージデータ37等がある。 【0057】書き込みデータ35は、電子ブック本体のディスプレイ(図2)を見ながら、任意の記事のについてユーザが気がついたことを書き込み、それを保存したデータである。メモデータ36は、該当するブロックに関連してユーザが気づいたことをテキストデータ形式でファイル化し保存したデータである。イメージデータ37は、手書きイメージやスキャナから得たイメージ、あるいは電子カメラ25(図2)で撮影したイメージ等である。この例では、書き込みデータ35とメモデータ36とイメージデータ37も、全て、コンテナ1に格納される。但し、ブロックのアップデートのときは、本体データ32のみが書き換えられ、リンクデータ34と書き込みデータ35とメモデータ36とイメージデータ37とは、そのまま引き継がれるように、コンテナ中に分離して記憶する。本発明でいうユーザ操作により入力されたデータとはこの引き継ぎ情報40のことである。 【0058】以上のようにすれば、電子ブックデータ中に書き込み等を行った場合に、電子ブックデータがアップデートされても、書き込みした情報はそのまま保存される。上記引き継ぎ情報40には、ユーザがプライベートに保持するものが含まれている。従って、そのうち第3者にも利用させたいものを提供情報27に指定する。例えば提供情報27のみを特定のフォルダに格納するようにすれは、他のデータと区別がつく。 【0059】図4は、電子ブック本体の内部構造を説明するブロック図である。図のように、電子ブック本体は、タッチパネル部41とイメージデータ処理部51と、文字認識部52と、GPS部53と、記憶部55と、画像処理部57とを備える。タッチパネル部41は、ペン42を用いて手書きの文字や絵を入力する既知のデバイスである。イメージデータ処理部51は、タッチパネル部41から入力された信号を処理して記憶にメモデータ46として格納する機能を持つ。 【0060】また、文字認識部52は、タッチパネル部41から入力された文字を認識して文字コードに変換する機能を持つ。GPS部53は、既知の動作により衛星の信号を受信して位置情報を取得する。この位置情報54は、記憶部55にメモデータ46の属性データとして記憶される。画像処理部57は、電子カメラ25(図2)の撮影した画像データを圧縮処理して記憶部55に格納する機能を持つ。なお、イメージデータ処理部51、文字認識部52あるいは画像処理部57は、いずれも専用のハードウエアで構成してもよいし、ソフトウエアで構成してもよい。 【0061】以上のように、電子ブック本体には、ユーザが電子ブックデータを見ながら書き込みをしたり、撮影をしたりしたデータがメモデータ46として記憶される。このデータが、所定のタイミングで図3に示したコンテナ1に格納される。図の記憶部55は、バッファメモリ的に使用されているが、このような記憶部無しに直接コンテナ1に書き込んでも構わない。また、上記以外に例えばマイク等のような音声を入力したり、文字入力用のキーボードなど、様々なユーザインタフェースを利用してメモデータを入力して構わない。 【0062】図5は、電子ブック本体に表示された電子ブックデータとメモデータ46等との関係を示す説明図である。図のように、電子ブック本体20(図1)に表示された電子ブックデータのあるページ60を見ながらユーザがメモデータ46を作成すると、ページ60の隅にリンク用のアイコン61が表示される。このアイコン61をクリックすると、メモデータ46が表示される。このメモデータ46は、例えばユーザが旅行中に駅の時刻表を電子カメラ25を用いて撮影した結果得られたものである。この撮影時に、電子ブック本体20に内蔵された図示しない時計が撮影日時を取得して、属性データ47として記憶する。また、GPS部53(図4)が、位置情報を取得して属性データ47として記憶する。この属性データ47の内容は例えばメモデータ46の上隅に表示される。 【0063】この図で説明したようなデータは、このユーザ以外のユーザにも役に立つ。そこで、このデータを提供情報として図1に示したホストコンピュータ5に送信する。ホストコンピュータ5が収集してこの提供情報を配布した後は、第3者が図5と全く同様の要領で時刻表のメモページを見ることができる。 【0064】図6は、ユーザがコンテナに格納したメモデータのなかから選択した提供情報をホストコンピュータに送信する方法を説明する説明図である。図のように、ユーザの端末4にインタフェースケーブル28を介して電子ブック本体20が接続されている。ここには、ユーザがコンテナに格納したメモデータのリスト65が表示されている。このリスト65中のチェックボックス67をオンにしたところに表示されたデータが提供情報である。電子ブック本体20は、インタフェースケーブル28、ユーザの端末4、ネットワーク3を通じて、該当する提供情報をホストコンピュータ5に送信する。このような提供情報の指定手段により、ユーザの指定した情報のみがホストコンピュータ側に送信できる。 【0065】ところで、このホストコンピュータ5の記憶装置10には、人気投票用の投票カウンタ70が記憶されている。この投票カウンタ70は、他のユーザがいずれかの提供情報を利用したとき、その評価を投票という形で示すために使用される。即ち、電子ブックデータに付加された提供情報を見た他のユーザが、端末71、72を用いて、適当なタイミングで、人気投票を行う。例えば、「今回購入した電子ブックデータ中で役に立った提供情報を3つ選んでマークを付けて下さい」といった形で、他のユーザの評価を取得する。謝礼清算手段12は、この評価結果に基づいて、提供情報27の価値を判断する。そしてその価値に応じて提供情報を提供したユーザに対して謝礼を計算する。 【0066】上記のように、提供情報を利用する他のユーザの利用度データを収集する提供情報評価手段により、ユーザはよりよいより価値の高い提供情報を提供するようになり、使い易い電子ブックデータの出版が可能になる。また、ユーザから電子化されたデータをそのまま収集するので、例えば投書欄的な編集なら編集に時間や労力がかからない。従って、スピーディーに安価に提供情報を他のユーザに利用できるように処理できる。 【0067】なお、本発明は上記の例に限定されない。例えば、電子ブックデータのアップデートの際に、必要な部分だけを部分的にアップデートして、データの取得費用を低減させたり、提供情報への謝礼をアップデート料の値引きという形で還元するシステムも可能である。提供情報の提供量をユーザごとにカウントしてポイントを貯めて、そのポイントに応じたアップデート料の値引きといった方法も可能である。 【0068】 【発明の効果】以上のように、ユーザから情報の提供を受けてそれを収集し配布する、ユーザ参加型の電子ブック出版システムにより、最新情報や有用な情報を広く収集して、電子ブックデータの充実化を図ることができる。また、スピーディーにユーザの要求する情報の配布が可能になる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002369 【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年10月27日(2000.10.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100095728 【弁理士】 【氏名又は名称】上柳 雅誉 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−132774(P2002−132774A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月10日(2002.5.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−329364(P2000−329364) |
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