| 【発明の名称】 |
テキスト入力照合システム及びテキスト入力照合方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】関 和彦
【氏名】岡崎 功
【氏名】田中 雅人
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| 【要約】 |
【課題】書面に記載された文字情報を正確かつ低コストで電子的データに変換するテキスト入力照合システム及びテキスト入力照合方法を提供する。
【解決手段】書面2等に記載された文字情報をイメージデータに変換するスキャナ3により変換された文字情報のイメージデータは、イメージデータサーバ4に記憶される。イメージデータサーバ4に記憶されているデータの少なくとも一部は、テキスト入力端末5により表示され、かつ利用者からの入力を受け付ける。テキスト入力端末5から入力された情報は、テキストデータとしてテキストデータサーバ6に記憶される。さらに本システムは、イメージデータとテキストデータとを並べて表示し照合するデータ照合端末7、イメージデータサーバ4からのイメージデータを受信し、文字の認識が行われる文字認識処理部10を備えている。以上の各装置は、インターネット8を介してそれぞれ接続されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 文字情報のイメージデータを記憶するイメージデータサーバと、前記イメージデータサーバに記憶されているデータの少なくとも一部を表示するとともに、表示されたイメージに対応する文字入力を受け付けるテキスト入力端末と、前記イメージデータサーバに記憶されているイメージデータと前記テキスト入力端末から入力されたテキストデータとを対応づけて表示するデータ照合端末と、前記テキスト入力端末から入力されたテキストデータあるいは前記データ照合端末から入力されたテキストデータを記憶するテキストデータサーバとを備え、前記イメージデータサーバ、前記テキストデータサーバ、及び前記データ照合端末がそれぞれコンピュータネットワークを介して接続されていることを特徴とする、テキスト入力照合システム。 【請求項2】 コンピュータネットワークを介して接続され、文字情報のイメージデータから文字を認識する文字認識処理部を備え、前記文字認識処理部は、認識した文字の信頼度を評価し、前記信頼度が高い認識結果を前記テキストデータサーバに送り、前記信頼度が低い認識結果を認識における他の候補文字とともに前記データ照合端末へ送り、前記データ照合端末は、前記イメージデータ及び前記テキストデータとともに、前記他の候補文字を併せて表示することを特徴とする請求項1記載のテキスト入力照合システム。 【請求項3】 前記文字認識処理部は、前記信頼度をイメージデータと文字のパターン辞書の類似度に基づいて求めることを特徴とする請求項2記載のテキスト入力照合システム。 【請求項4】 前記文字認識処理部は、第1候補の文字の類似度と第2候補の文字の類似度の差が所定値以下であるときに、前記信頼度が低いと判定することを特徴とする請求項3記載のテキスト入力照合システム。 【請求項5】 前記データ照合端末は、前記イメージデータと前記テキストデータの対応関係が正しければ前記テキストデータを前記テキストデータサーバに送り、正しくなければ前記テキスト入力端末に前記イメージデータ及び前記テキストデータを返送するとともに、照合結果の情報を送ることを特徴とする請求項1記載のテキスト入力照合システム。 【請求項6】 前記テキスト入力端末は、書面上に記載された情報位置を特定するインデックス処理部と、前記インデックス毎に記入された情報を拡大表示する拡大表示部と、入力される情報にインデックスに対応したフラグを付与するフラグ付与部と、インデックス前進後退キーとを備え、テキスト入力者がインデックス前進後退キーを操作することにより前記インデックス毎に拡大した記入情報を閲覧しつつ、当該部分をテキスト入力できることを特徴とする請求項1に記載のテキスト入力照合システム。 【請求項7】 前記テキスト入力端末は、書面上に記載された文字情報の情報位置を前記書面上の物理的距離で推定し、前記インデックスを仮想的に付与する仮想インデックス部を備えることを特徴とする、請求項6に記載のテキスト入力照合システム。 【請求項8】 前記テキスト入力端末は、ブラウザにより実現されることを特徴とする請求項1に記載のテキスト入力照合システム。 【請求項9】 前記テキスト入力端末において、テキスト入力時にイメージデータ及びテキストデータそれぞれのインデックスに対応するデータベースを照合し、入力する情報を選択して入力することを特徴とする請求項1に記載のテキスト入力照合システム。 【請求項10】 書面に記載された文字情報をイメージデータに変換するイメージデータ変換装置を備えることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載のテキスト入力照合システム。 【請求項11】 文字情報のイメージデータを、文字パターンの辞書に基づいて認識処理する第1のステップと、認識した文字の信頼度を評価する第2のステップと、前記第2のステップで得られた前記信頼度が高いときに、認識結果を出力する第3のステップと、前記第2のステップで得られた前記信頼度が低いときに、前記イメージデータとともに候補文字を併せて表示する第4のステップと、前記イメージデータと前記候補文字とを比較し、前記イメージデータで表示された文字に近い文字を前記候補文字から選択する第5のステップと、前記第5のステップで選択された文字のテキストデータと前記イメージデータを照合処理する第6のステップと前記イメージデータと前記テキストデータの対応関係が正しければ前記テキストデータを出力する第7のステップと、前記イメージデータと前記テキストデータの対応関係が正しくなければ前記第5のステップを再度実行させる第8のステップとを備えるテキスト入力照合方法。 【請求項12】 前記第2のステップにおいて、前記イメージデータと前記辞書の文字パターンとの類似度から認識処理の信頼度を求めることを特徴とする請求項11に記載のテキスト入力照合方法。 【請求項13】 前記第2のステップにおいて、前記信頼度をイメージデータと文字のパターン辞書の類似度に基づいて行い、第1候補の文字の類似度と第2候補の文字の類似度の差が所定値以下であるときに、前記信頼度が低いと判定することを特徴とする請求項12記載のテキスト入力照合システム。 【請求項14】 前記イメージデータと前記テキストデータの対応関係が正しくないときに、文字の修正が可能な場合には前記照合処理結果を前記テキストデータとして出力することを特徴とする請求項11記載のテキスト入力照合方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、テキスト入力照合システム及びテキスト入力照合方法、特に、書面に記載された文字情報を、正確かつ低コストで電子的データに変換するためのテキスト入力照合システム及びテキスト入力照合方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、さまざまな分野において業務の電子化が進められている。従来、書面による手続きであったものが電子的な手続きに置き換えられるようになってきている。しかしながら、書面による手続きも、まだまだ広く行われている。例えば、契約において、契約関係が複雑になる場合は、電子的手法では情報管理が困難になるため、主に書面が用いられている。しかし、書面による手続きは最初だけであり、それ以後の事務管理においてはコンピュータが用いられることが多い。このような場合、書面に記入された個人情報などのデータをデータベースに登録する必要があり、その際、書面に記入された文字情報を電子的なデータ(テキスト)に変換する必要がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】書面に記入された文字情報を電子データに変換する手法としてOCR(Optical Character Recognition)が知られている。しかしながら、OCRの認識精度は100%ではなく、最終的には人間による検証と修正が必要であるという問題点があった。その一方で、人件費削減の要求も強い状況である。 【0004】そこで本発明は、以上のような従来の問題点を解決するためになされたものであり、文字認識処理のうち、もっとも高度な部分を人間に任せ、その他の部分をコンピュータに処理させることにより、書面に記載された文字情報を、正確かつ低コストで電子的データに変換するためのテキスト入力照合システム及びテキスト入力照合方法を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明に係るテキスト入力照合システムは、文字情報のイメージデータを記憶するイメージデータサーバと、前記イメージデータサーバに記憶されているデータの少なくとも一部を表示するとともに、表示されたイメージに対応する文字入力を受け付けるテキスト入力端末と、前記イメージデータサーバに記憶されているイメージデータと前記テキスト入力端末から入力されたテキストデータとを対応づけて表示するデータ照合端末と、前記テキスト入力端末から入力されたテキストデータあるいは前記データ照合端末から入力されたテキストデータを記憶するテキストデータサーバとを備え、前記イメージデータサーバ、前記テキストデータサーバ、及び前記データ照合端末がそれぞれコンピュータネットワークを介して接続されているものである。 【0006】好ましくは、コンピュータネットワークを介して接続され、文字情報のイメージデータから文字を認識する文字認識処理部を備え、前記文字認識処理部は、認識した文字の信頼度を評価し、前記信頼度が高い認識結果を前記テキストデータサーバに送り、前記信頼度が低い認識結果を認識における他の候補文字とともに前記データ照合端末へ送り、前記データ照合端末は、前記イメージデータ及び前記テキストデータとともに、前記他の候補文字を併せて表示する。 【0007】好ましくは、前記文字認識処理部は、前記信頼度をイメージデータと文字のパターン辞書の類似度に基づいて求める。 【0008】好ましくは、前記文字認識処理部は、第1候補の文字の類似度と第2候補の文字の類似度の差が所定値以下であるときに、前記信頼度が低いと判定する。 【0009】好ましくは、前記データ照合端末は、前記イメージデータと前記テキストデータの対応関係が正しければ前記テキストデータを前記テキストデータサーバに送り、正しくなければ前記テキスト入力端末に前記イメージデータ及び前記テキストデータを返送するとともに、照合結果の情報を送る。 【0010】好ましくは、前記テキスト入力端末は、書面上に記載された情報位置を特定するインデックス処理部と、前記インデックス毎に記入された情報を拡大表示する拡大表示部と、入力される情報にインデックスに対応したフラグを付与するフラグ付与部と、インデックス前進後退キーとを備え、テキスト入力者がインデックス前進後退キーを操作することにより前記インデックス毎に拡大した記入情報を閲覧しつつ、当該部分をテキスト入力できる。 【0011】例えば、記入の書式が予め定められている書面の文字をテキストに変換する場合、インデックスは書式の欄の一部または全部に設定される。インデックスは予め設定されていてもよいし、端末の作業者が任意に設定してもよい。例えば、小さな記入欄について自動的に拡大表示したり、ある記入欄を処理を行った後、関連する記入欄に自動的にジャンプするように(例えば、住所、氏名、電話番号の順番に移動するように)、インデックスを定めてもよい。 【0012】好ましくは、前記テキスト入力端末は、書面上に記載された文字情報の情報位置を前記書面上の物理的距離で推定し、前記インデックスを仮想的に付与する仮想インデックス部を備える。 【0013】例えば、インデックスは文字の記入位置に応じて自動的に設定される。所定の欄に手書で文字を記入する場合、記入者によって左詰で記入したり、右詰で記入したり、中央に書いたり、さまざまである。ある記入欄を拡大したときにその表示中心が固定的であると、記入された文字の一部が表示されないことも想定される。そこで、文字の記入位置を計測し、その位置に応じてインデックスを付与することにより、拡大表示時に記入された文字が常に中央に表示することができ、文字全体を表示することができる。 【0014】好ましくは、前記テキスト入力端末は、ブラウザにより実現される。 【0015】好ましくは、前記テキスト入力端末において、テキスト入力時にイメージデータ及びテキストデータそれぞれのインデックスに対応するデータベースを照合し、入力する情報を選択して入力する。 【0016】好ましくは、書面に記載された文字情報をイメージデータに変換するイメージデータ変換装置を備える。 【0017】この発明に係るテキスト入力照合方法は、文字情報のイメージデータを、文字パターンの辞書に基づいて認識処理する第1のステップと、認識した文字の信頼度を評価する第2のステップと、前記第2のステップで得られた前記信頼度が高いときに、認識結果を出力する第3のステップと、前記第2のステップで得られた前記信頼度が低いときに、前記イメージデータとともに候補文字を併せて表示する第4のステップと、前記イメージデータと前記候補文字とを比較し、前記イメージデータで表示された文字に近い文字を前記候補文字から選択する第5のステップと、前記第5のステップで選択された文字のテキストデータと前記イメージデータを照合処理する第6のステップと、前記イメージデータと前記テキストデータの対応関係が正しければ前記テキストデータを出力する第7のステップと、前記イメージデータと前記テキストデータの対応関係が正しくなければ前記第5のステップを再度実行させる第8のステップとを備えるものである。 【0018】好ましくは、前記第2のステップにおいて、前記イメージデータと前記辞書の文字パターンとの類似度から認識処理の信頼度を求める。 【0019】好ましくは、前記第2のステップにおいて、前記信頼度をイメージデータと文字のパターン辞書の類似度に基づいて行い、第1候補の文字の類似度と第2候補の文字の類似度の差が所定値以下であるときに、前記信頼度が低いと判定する。 【0020】好ましくは、前記イメージデータと前記テキストデータの対応関係が正しくないときに、文字の修正が可能な場合には前記照合処理結果を前記テキストデータとして出力する。 【0021】本発明によれば、文字情報のイメージデータを文字パターンの辞書に基づいて認識し、イメージデータで表示された文字に近い文字を前記候補文字から選択し、選択された文字と、イメージデータとを照合し、イメージデータ及び文字情報は、コンピュータネットワークを介して互いに送受信されるので、文字認識処理のうち、もっとも高度な部分を人間に任せ、その他の部分をコンピュータに処理させることにより、書面に記載された文字情報を、正確かつ低コストで電子的データに変換できる。また、テキスト入力照合システムをコンピュータネットワークを通じて接続しているので、書面に記載された文字情報のイメージデータとテキストデータとを遠隔地であっても照合することができ、物理的・時間的制約から解放され、システム全体の効率化が達成できる。 【0022】 【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態によるテキスト入力照合システムの全体を示す概略構成図である。図において、テキスト入力照合システム1は、書面2等に記載された文字情報をイメージデータに変換するイメージデータ変換装置例えばスキャナ3と、このスキャナ3により変換された文字情報のイメージデータを記憶するイメージデータサーバ4を備えている。 【0023】イメージデータサーバ4は、利用者から認識すべき書面2のイメージデータを受け取る。図では書面2を受け取り、スキャナ3でスキャンする例が示されているが、本発明はこれに限定されない。例えば、イメージデータサーバ4は、利用者がスキャンしたイメージデータを受け取っても良いし、ファックスで直接イメージデータを受け取っても良い。また、書面2は紙面や他の電子データ等による書面も含む。 【0024】テキスト入力照合システム1はさらに、イメージデータサーバ4に記憶されているデータの少なくとも一部を表示し、かつ利用者からの入力を受け付けるテキスト入力端末5と、テキスト入力端末5から入力された情報をテキストデータとして記憶するテキストデータサーバ6を備えている。テキストデータサーバ6は、電子データ(テキストデータ)に変換されたデータを格納し、利用者に提供する。テキスト入力端末5は、作業者がイメージで示された文字に対応する文字データを選択するためのものである。例えば、テキスト入力端末5における画面の上側にイメージデータが表示され、下側に候補のキャラクタ(文字)が表示される。これらを見て作業者は、イメージデータに近い文字を選択する。 【0025】テキスト入力照合システム1はまた、イメージデータサーバ4に記憶されているイメージデータとテキストデータサーバ6に記憶されているテキストデータとを並べて表示し照合するデータ照合端末7を備えている。このデータ照合端末7は、イメージデータから文字データへ正確に変換できたかどうかチェックするためのものである。 【0026】以上のイメージデータサーバ4、テキスト入力端末5、テキストデータサーバ6、及びデータ照合端末7は、それぞれインターネット(コンピュータネットワーク)を介して接続されている。これにより、書面に記載された文字情報のイメージデータとテキストデータとを遠隔地であっても照合することができる。 【0027】図2は、本発明の一実施形態によるテキスト入力照合システム全体の処理手順を示す概略図である。図において、まず、書面2のイメージデータは、スキャナ3で処理し、又はファックス等からイメージデータサーバ4で受信する(S1)。イメージデータサーバ4で受信したイメージデータは、文字認識部10により自動で文字認識が行われ(S2)、認識の信頼度が高いものはそのままテキストサーバ6に認識結果と共に転送され(S3,S4)、そうでないものはイメージデータ及び複数の候補文字とともにテキスト入力端末5に転送される(S6)。テキスト入力端末5では、画面上側のイメージデータと画面下側の候補文字とが、作業者によりイメージデータに近い文字が選択される。イメージデータ及び選択された文字は、テキスト入力端末5からデータ照合端末7に転送される(S7)。 【0028】データ照合端末7では、作業者によってイメージデータと文字との照合が行われ(S8)、イメージデータから文字データに正確に変換されたかどうか判定される。変換が良好であればテキストデータサーバ6に文字データが送られ(S10)、変換が不良であればデータ照合端末7の作業者が自分で文字を入力あるいは選択するか、テキスト入力端末5にデータを返送し、再照合する(S9)。次いで、テキストデータに変換されたデータは、例えばインターネット8を介して依頼者に返送される(S11)。 【0029】図3は、文字認識処理部10の処理フローチャートである。図において、文字認識処理部10は、イメージデータサーバ4からのイメージデータを受信し(S20)、文字の認識が行われる(S21)。この時、文字認識の信頼度に応じて処理が異なる点に留意されたい。すなわち、認識の信頼度は、イメージデータと文字のパターン辞書の一致度(類似度)などに基づいて定められるものである。この点をさらに具体的に説明する。 【0030】文字認識処理において、ある文字のイメージデータが与えられたとき、これに対応する文字データが辞書から選択される。選択された文字データがひとつであれば信頼度は高いと判定する。一方、複数の文字A、B、Cが選択され、イメージデータと文字A、B、Cの辞書パターンの類似度がそれぞれ80%、30%、20%であるとする。この場合、第1候補である文字Aの類似度と第2候補である文字Bの類似度の差が50%と大きいので、信頼度は高いと判定する。他方、類似度が60%、50%、40%であれば、類似度の差が小さいので、信頼度は低いと判定する。すなわち、第1候補と第2候補の類似度の差が所定値以上であれば、信頼度は高いと判定する(S22)。 【0031】文字認識の信頼度が高い場合は、認識結果である文字データをテキストデータサーバ6へ転送し(S23)、信頼度が低い場合は、イメージデータ及び候補文字をテキスト入力端末5へ転送する(S24)。そして、全ての文字認識が終了することにより(S25)、文字認識処理を終了する。なお、文字認識処理部10は、インターネット8を経由してイメージデータサーバ4及びテキスト入力端末5に接続することができる。また、文字認識処理部10は、テキスト入力端末5に設けられていてもよい。 【0032】図4は、テキスト入力端末の処理フローチャートである。図において、文字認識の信頼度が低い場合、テキスト入力端末5は、文字認識処理部10からのイメージデータ及び候補文字を受信する(S30)。テキスト入力端末5では、画面上にイメージデータ及び候補文字が並んで表示され(S31,32)、候補文字のいずれかが選択されるまで作業者はイメージデータと照合する(S33)。次いで、イメージデータ及び選択された文字をデータ照合端末7に転送する(S34)。そして、全ての文字選択が終了することにより(S35)、テキスト入力端末5における処理を終了する。 【0033】テキスト入力端末5は、イメージデータ及び候補文字等を表示するCRTを備えており、書面上に記載されたイメージデータには、情報位置を特定するインデックスが付されている。また、このインデックスに対応して、入力されるテキストデータには、フラグが付与される。インデックス毎に記載されたイメージデータは、識別しやすいように拡大表示部によりその一部が拡大表示される。 【0034】また、インデックスをイメージデータ及びテキストデータそれぞれに付しておき、テキスト入力時にそれぞれのインデックスに対応するデータベースを照合して、入力する文字を選択して入力することができる。さらに、テキスト入力端末は、インデックス前進後退キーを備えており、テキスト入力者がインデックス前進後退キーを操作することにより、インデックス5b毎に拡大した記入情報を閲覧しながら、当該部分をテキスト入力することができる。従って、テキスト入力を効率化することができる。 【0035】なお、テキスト入力端末は、書面上に記載された文字情報の情報位置を書面上の物理的距離で推定し、インデックスを仮想的に付与する、仮想インデックスを備えていてもよい。また、テキスト入力端末5は、インターネット8を経由して、ブラウザ上で表示及び処理を行うことができる。 【0036】図5は、データ照合端末の処理フローチャートである。図において、まず、データ照合端末7は、テキスト入力端末5からのイメージデータ及び選択された文字を受信する(S40)。次に、データ照合端末7の画面上に、イメージデータ及び選択された文字を表示して(S41,42)、照合する(S43)。照合の結果、照合が良好に行われた場合には、テキストデータサーバ6へ照合された文字をテキストデータとして転送する(S44)。修正可能な場合には、修正文字を入力し(S45)、修正が不能な場合には、イメージデータ及び選択された文字をテキスト入力端末5に返送し、再度選択処理を実行する(S46)。そして、全ての照合処理が終了することにより(S47)、データ照合端末7における処理が終了する。 【0037】データ照合端末7においては、修正不能であるとき、テキスト入力端末5へ処理を差し戻す点に特徴があり、ここで、修正可能である場合とは、作業者が前後の文脈などからイメージデータで示される文字の意味を正確に把握できる場合である。一方、修正不能である場合とは、イメージデータで示される文字の意味内容を正確に把握できない場合、及びまったく異なる文字が選択されている場合である。後者は、テキスト入力端末の作業者に注意を促すために有用である。本発明では、修正不能である場合など作業者の判断が必要な場合に作業者が作業を行い、上述した文字認識などはコンピュータにより自動的に行われるので、もっとも高度な部分を人間に任せ、その他の部分をコンピュータに処理させることにより、書面に記載された文字情報を、正確かつ低コストで電子的データに変換することができる。 【0038】本発明によるテキスト入力照合システムは、例えばデータエントリー事業等に好適に適用される。データエントリー事業とは、書面の内容を電子データに変換するサービスである。一般的には、言語を理解できる人間が文字を読んでキーボードからテキストを打ち込む。データエントリーを自動的に行う装置としては、FAX(ファックス)−OCRがある。FAX-OCRとは、利用者が書面をFAXでイメージデータサーバ4に送信し、イメージデータサーバ4がFAXの内容(イメージデータ)を文字認識によりテキストデータに変換し、利用者に返却するものである。しかし、OCRの認識率はせいぜい95%であり、最後の5%は人間が手動で候補文字を選択せざるを得ない。 【0039】ところで、手動で候補文字を選択する作業を日本人が行う必要はない。例えば、同じ漢字文化をもつ中国人であれば作業をまかせることができる。意味がわからなくてもイメージに近いテキストを選択できれば足りる。中国で作業すれば、人件費の点でコストを抑えることができる。もっとも、最終的な照合は日本語を理解できる者が行う必要があるものの、そのための手間は少なくて済み、全体としてのコストを抑制することができる。 【0040】本発明のテキスト入力照合システムをデータエントリー事業に適用することにより、少なくともテキスト入力端末を外国、例えば中国におき、低コストの中国人に作業させることができる。サーバと端末がインターネットで結ばれているので、各装置の設置場所は問わず、データの送受信が可能である。 【0041】以上はコストから見た利点を述べたが、作業効率からも利点がある。テキスト入力端末を時差のある外国、例えば南米におけば日本時間の夜の間も作業を継続できる。24時間連続しての作業が可能である。 【0042】本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。 【0043】また、本明細書において、手段とは必ずしも物理的手段を意味するものではなく、各手段の機能が、ソフトウェアによって実現される場合も包含する。さらに、一つの手段の機能が、二つ以上の物理的手段により実現されても、若しくは、二つ以上の手段の機能が、一つの物理的手段により実現されてもよい。 【0044】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、文字情報のイメージデータを文字パターンの辞書に基づいて認識し、イメージデータで表示された文字に近い文字を前記候補文字から選択し、選択された文字と、イメージデータとを照合し、イメージデータ及び文字情報は、インターネットを介して互いに送受信されるので、文字認識処理のうち、もっとも高度な部分を人間に任せ、その他の部分をコンピュータに処理させることにより、書面に記載された文字情報を、正確かつ低コストで電子的データに変換でき、効率的かつ高精度な電子テキスト化システムを提供できるという効果を奏する。また、テキスト入力照合システムをインターネットを通じて接続しているので、書面に記載された文字情報のイメージデータとテキストデータとを遠隔地であっても照合することができ、物理的・時間的制約から解放され、システム全体の効率化が達成できるという効果を奏する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000115267 【氏名又は名称】ユニデン株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年10月23日(2000.10.23) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107113 【弁理士】 【氏名又は名称】大木 健一
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| 【公開番号】 |
特開2002−132760(P2002−132760A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月10日(2002.5.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−323224(P2000−323224) |
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