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【発明の名称】 広告媒体制作支援システム及び方法並びにプログラムを記録した記録媒体
【発明者】 【氏名】今井 崇人

【氏名】積田 明典

【氏名】高瀬 博司

【要約】 【課題】複数のコンピュータシステムで作成又は保管されているデータを集めて行う広告媒体の制作を効率的にすること。

【解決手段】テキストファイルに格納されているデータを定義する手段と、データを定義情報と共に記憶する手段と、記憶されているデータを、定義情報に基づいて、検索・表示する手段と、検索・表示されたデータを用いて広告媒体をデザインする手段とを具備することを特徴とする広告媒体制作支援システム。
【特許請求の範囲】
【請求項1】テキストファイルに格納されているデータを定義する手段と、データを定義情報と共に記憶する手段と、記憶されているデータを、定義情報に基づいて、検索・表示する手段と、検索・表示されたデータを用いて広告媒体をデザインする手段と、を具備することを特徴とする広告媒体制作支援システム。
【請求項2】テキストファイルに格納されているデータを定義する工程と、データを定義情報と共に記憶する工程と、記憶されているデータを、定義情報に基づいて、検索・表示する工程と、検索・表示されたデータを用いて広告媒体をデザインする工程と、を含むことを特徴とする広告媒体制作支援方法。
【請求項3】テキストファイルに格納されているデータを定義する手順と、データを定義情報と共に記憶する手順と、記憶されているデータを、定義情報に基づいて、検索・表示する手順と、検索・表示されたデータを用いて広告媒体をデザインする手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする広告媒体制作支援プログラムを記録した記録媒体。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広告媒体制作支援システム及び方法並びにプログラムを記録した記録媒体に関する。尚、本明細書では、広告媒体を、チラシ、カタログ、パンフレットなど紙媒体だけでなく、CD−ROM、インターネットなどの電子媒体も含む広い意味で用いる。
【0002】
【従来の技術】一般に、商品情報など広告媒体を制作するのに必要なデータは、商品管理システム、POSシステム、企画情報システム、バイヤー情報システムなど、複数のコンピュータシステムで作成又は保管されている。ところが、これらのコンピュータシステムは、通常、各部門、各社、或いは各業界ごとに独自の立場で構築・運用されるので、コンピュータシステム相互間でデータの利用が困難である場合が多い。そのため、必要なデータを集めて、広告媒体の制作に取り掛かるまでに、多大の時間と労力を浪費せざるを得ないという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は係る従来技術の問題に鑑みなされたもので、複数のコンピュータシステムで作成又は保管されているデータを集めて行う広告媒体の制作を効率的にすることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明において上記の課題を達成するために、まず請求項1の発明では、テキストファイルに格納されているデータを定義する手段と、データを定義情報と共に記憶する手段と、記憶されているデータを、定義情報に基づいて、検索・表示する手段と、検索・表示されたデータを用いて広告媒体をデザインする手段と、を具備することを特徴とする広告媒体制作支援システムとしたものである。
【0005】また請求項2の発明では、テキストファイルに格納されているデータを定義する工程と、データを定義情報と共に記憶する工程と、記憶されているデータを、定義情報に基づいて、検索・表示する工程と、検索・表示されたデータを用いて広告媒体をデザインする工程と、を含むことを特徴とする広告媒体制作支援方法としたものである。
【0006】また請求項3の発明では、テキストファイルに格納されているデータを定義する手順と、データを定義情報と共に記憶する手順と、記憶されているデータを、定義情報に基づいて、検索・表示する手順と、検索・表示されたデータを用いて広告媒体をデザインする手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする広告媒体制作支援プログラムを記録した記録媒体としたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説明する。
【0008】1:ハードウェア構成本発明の広告媒体支援システムは、図1に示すように、中央処理装置と、主記憶装置と、補助記憶装置と、入力装置と、表示装置と、記憶媒体装置と、通信制御装置とを備え、それら装置がバスで接続されているコンピュータである。
【0009】通信制御装置は、ネットワークを介してなされるデータの入出力を制御する装置である。
【0010】記憶媒体装置は、着脱可能な記憶媒体からのデータの読み出しを制御する装置である。記憶媒体装置は、着脱可能な記憶媒体へのデータの書き込みを制御しても良い。着脱可能な記憶媒体の例としては、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM、CD−R、MOなどが挙げられる。
【0011】表示装置は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイや液晶ディスプレイなど、情報(データ)を表示する装置である。
【0012】入力装置は、マウスやキーボードなど、データを入力する装置である。
【0013】補助記憶装置は、ハードディスクなど、データやプログラムを記憶する不揮発性の記憶装置である。このプログラムには、少なくとも、広告媒体制作支援プログラムが含まれる。
【0014】広告媒体制作支援プログラムを、補助記憶装置から主記憶装置にロードし、中央処理装置によって実行されることで、本発明の広告媒体制作支援システムを特徴づける各手段が実現される。
【0015】2:広告媒体制作に必要なデータの形式広告媒体制作に必要なデータの中で、文字で表現されるものは、テキストファイルに格納される。このテキストファイルは、任意の1行が1つのレコードに対応している。この様子を、図2に例示する。図2の模式図では、四角い枠でデータを表わしており、第m行がレコードRmに対応している。そして、各行を構成するデータは、項目順に並んでいる。但し、テキストファイルには、これら項目を定義する情報が格納されていない。
【0016】尚、図2の模式図では、各データが、スペースで区切られているように見えるが、これは、あくまでも図面を見易くするためであって、他の文字で区切られていても良い。例えば、CVS(Comma Separeated Value)形式のテキストファイルのように、各データをカンマで区切っても良い。
【0017】テキストファイルは、広告媒体制作に必要なデータを作成又は保管する各コンピュータで、それらデータに基づき生成される。テキストファイルは、ネットワークを経由して、本発明システムに送られ、本発明システムが備える補助記憶装置に記憶されるか、或いは記憶媒体に記憶されて送られ、記憶媒体装置を経由して補助記憶装置に記憶される。
【0018】3:データ定義本発明の広告媒体制作支援システムは、図3に示すようなデータ定義画面で、テキストファイルに格納されているデータが属する項目の定義をする。この定義は、図3のデータ定義画面では、以下のようにして行われる。
【0019】まず、ユーザは、「別ファイル呼出」ボタン1を、マウスなどの入力装置で押して、記憶媒体装置に装着された記録媒体又は補助記憶装置に記憶されているテキストファイルの一覧を表示させる。次に、ユーザは、一覧の中から呼び出すテキストファイルを選択する。すると、中央処理装置は、選択されたテキストファイルを、記憶媒体又は補助記憶装置から主記憶装置に読み込み、テキストファイルの第1行目を構成するデータを、「内容」の欄に上から順に表示する。上述したように、テキストファイルの各行は、データが項目順に並んでいるので、第1行目のデータを表示するだけで、データが属する項目の定義が行える。
【0020】ユーザは、各データについて、データを表示している「内容」の欄と同じ行にある「項目」の欄に、そのデータの属する項目の名前を、入力装置で入力する。この入力は、各行ごとに▼印11をマウスで押して、項目名を一覧にしたメニューを表示し、その中から選択することで行うこともできる。また、メニューにない項目名は、キーボードで入力できる。メニューの中から項目名を選んで「項目」の欄に入力した場合は、その項目名で定義された項目について検索・表示が可能である。
【0021】またユーザは、各データについて、データを表示している「内容」の欄と同じ行にある「利用1」、「利用2」、「利用3」の欄に、それぞれデータが広告媒体制作のどの段階で利用されるかを入力する。この入力は、各行ごとに、「利用1」に対しては▼印12を、「利用2」に対しては▼印13を、「利用3」に対しては▼印14をそれぞれマウスで押して、広告媒体制作の段階を一覧にしたメニューを表示し、その中から選択することで行う。広告媒体制作の段階には、例えば、ページ設計、ブロック設計、ブロック割付、商品割付等がある。データは、ここで入力した広告媒体制作の段階で、検索・表示可能である。
【0022】項目名及び広告媒体制作の段階の入力が終わったならば、ユーザは「項目定義保存」ボタン3を、マウス等の入力装置で押す。すると、中央処理装置は、テキストファイルをデータファイルとして、補助記憶装置に保存する。また、中央処理装置は、データファイルに関する情報を格納する項目定義ファイルを生成し、この項目定義ファイルを補助記憶装置に保存する。データファイルに関する情報には、入力された項目名と広告媒体制作の段階とが含まれる。また、データファイルに関する情報には、そのデータファイルと関連する他のデータファイルに関する情報を含んで良い。
【0023】ユーザは、記憶媒体又は補助記憶装置に記憶されている項目定義ファイルを利用して、テキストファイルに格納されているデータが属する項目を定義することもできる。これを行うには、ユーザは、まず、図3に示すデータ定義画面の項目定義呼出ボタン4を、マウスなどの入力装置で押して、記憶媒体装置に装着された記憶媒体又は補助記憶装置に記憶されている項目定義ファイルの一覧を表示させる。次に、ユーザは、一覧の中から呼び出す項目定義ファイルを選択する。すると、中央処理装置は、記憶媒体又は補助記憶装置から選択された項目定義ファイルを主記憶装置に呼び出し、「項目」の欄に項目名を、また、「利用1」、「利用2」、「利用3」にそれぞれ対応する広告媒体制作の段階を表示する。ユーザは、入力装置を用いて、「項目」、「利用1」、「利用2」、「利用3」の各欄について、必要な変更を行う。その後、ユーザが、項目定義別名保存ボタン2を押すと、中央処理装置は、テキストファイルをデータファイルとして、補助記憶装置に保存する。また、中央処理装置は、データファイルに関する情報を格納する項目定義ファイルを、呼び出した構造ファイルとは異なる名前で補助記憶装置に保存する。データファイルに関する情報には、変更を施した項目名と広告媒体制作の段階とが含まれる。
【0024】4:データの検索・表示本発明の広告媒体制作システムは、項目定義ファイルに基づき、データファイルに格納されているデータを検索し表示する。データの検索条件及び表示の仕方は、ユーザが設定する。
【0025】図4に、商品データを検索し商品リストとして表示したものを、「表示項目設定」、「検索」、「ソート」の各条件とともに、例示する。図4では、「通常表示」、「掲載済商品表示」、「未掲載商品表示」、それぞれのラジオボタンがオン、「検索表示」のラジオボタンがオフになっているので、データファイルに格納されている商品データを全て、広告媒体に掲載されるか否かを問わずに、「表示項目設定」及び「ソート」の条件に従って、「商品リスト」に表示している。検索条件を設定できる項目名は、図2のデータ定義画面において、項目名を一覧にしたメニューに含まれているものである。
【0026】5:広告媒体のデザイン本発明の広告媒体制作支援システムは、データファイルに格納されているデータを利用して、広告媒体のデザインが行える。このデザインの例として、ブロック設計、ブロック割当、商品割付を説明する。
【0027】5−1:ブロック設計広告媒体では、広告効果を高めるために、関連する商品をブロックにまとめて表示することがある。本発明の広告媒体制作支援システムにおいては、図5に示すようなブロック設定表と、図6に示すような面積比率設定表とを利用して、ブロック設計ができる。ブロック設定表と、面積比率設定表とは、補助記憶装置に保存されている。
【0028】ブロック設定表は、各ブロックに、どのような商品を、どのくらい掲載するかを設定している。図5では、例えば、「ブロックNo.」が「2」で、「ブロックタイトル」が「パソコン超お買得」であるブロックでは、「商品分類」が「04」で「販促ランク」が「B」である商品の内、特大扱いのものを2個、小扱いのものを20個掲載するという設定がなされている。
【0029】面積比率設定表は、特大扱い商品、大扱い商品、中扱い商品、小扱い商品、それぞれがブロック内で、どの程度の面積を占めて掲載されるかを、比率によって設定している。例えば、図6では、特大扱い商品、大扱い商品、中扱い商品、小扱い商品、それぞれが、8:4:2:1の面積比率で、ブロック内に掲載するという設定がなされている。
【0030】ブロック設定表と、面積比率設定表とは、テキストファイルとして送られたものを、データ定義画面を利用して作成しても良いし、或いは、本発明システムでゼロから作成しても良い。
【0031】5−2:ブロック割当中央処理装置は、図5のブロック設定表と、図6の面積比率設定表とを補助記憶装置から主記憶装置に読み出し、図7に示すように、表示装置の画面にブロックを表示する。この際、図5のブロック設定表と、図6の面積比率設定表とに基づき、各ブロックごとに、ブロック面積と、小平均面積とが、中央処理装置により計算され、図8に示すように、ブロック設定表に格納される。このブロック面積は、広告媒体が、チラシ、カタログ、パンフレットなど紙媒体である場合、ブロックが実際に紙面を占める面積である。また、小平均面積は、各ブロックにおいて、図6の面積比率設定表による重みを付けた1つの商品あたりの面積である。
【0032】図7では、「ブロックNo.」と「ブロックタイトル」とが表示されているが、非表示にすることも可能である。表示されるブロックの大きさは、ブロック面積に比例する。ユーザは、マウスを用いて、画面に表示されたブロックの配置や大きさを変更することができる。
【0033】表示装置の画面に表示されるブロック内の詳細を説明するために、ブロックNo.1のブロックの詳細を図9に例示する。図9において、ブロック21は、ブロックNo.1のブロックである。小ブロック22は、大扱い商品を割り当てるためのものである。小ブロック23は、小扱い商品を割り当てるためのものである。このように、各ブロックには、商品を割り当てるための小ブロックが、図5のブロック設定表に格納されている各扱い商品数に応じた数、及び図6の面積比率設定表に応じた大きさで、並んでいる。ユーザは、マウスを用いて、画面に表示された小ブロックの配置や大きさを変更することができる。
【0034】5−3:商品割付本発明システムでは、表示装置の画面にブロックを表示させた後、各ブロック内の小ブロックに、商品を割り付ける。この商品の割付は、商品リストも画面に表示させ、その商品リストから商品をマウスなどの入力装置で選ぶことで、行うことができる。この様子を、図10の説明図に例示する。図10では、商品リストの中から、商品コード00173、商品名ベビースポーツという商品を、割り付けようと思う小ブロックへ、マウスでドラッグしている状態を表わしている。
【0035】上述したように、商品リストは、項目定義ファイルに基づき、データファイルに格納されている商品データを検索し一覧にして表示したものである。検索条件や表示の仕方は、ユーザが設定する。図10の例では、マウスなどの入力装置で、検索条件ボタンを押すことで、検索条件や表示の仕方を設定する画面を開き、この設定を行うことができる。
【0036】商品を割り付ける際、どの商品を、どのブロック内の小ブロックに配置したら良いかを示唆する情報を表示しても良い。この情報も、テキストファイルとして送られたものを、データ定義画面を利用して作成しても良いし、或いは、本発明システムでゼロから作成しても良い。
【0037】商品を割り付けた後、広告媒体が、どのようなブロックで構成され、これらブロックに、どのような商品を割り付けたかについての商品割付情報は、補助記憶装置に保存される。この商品割付情報に基づいて、DTP(DeskTop Publishing)システムを用いて、さらに詳細な広告媒体のデザインが行われる。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解されるように、本発明は、複数のコンピュータシステムで作成又は保管されているデータを集めて行う広告媒体の制作を効率的に行えるという効果がある。
【出願人】 【識別番号】000003193
【氏名又は名称】凸版印刷株式会社
【出願日】 平成12年10月24日(2000.10.24)
【代理人】
【公開番号】 特開2002−132756(P2002−132756A)
【公開日】 平成14年5月10日(2002.5.10)
【出願番号】 特願2000−323693(P2000−323693)