| 【発明の名称】 |
メモリアクセス監視装置、メモリアクセス監視方法およびメモリアクセス監視用プログラムを記録した記録媒体 |
| 【発明者】 |
【氏名】草野 雅信
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| 【要約】 |
【課題】マルチプロセッサシステムにおいて、共有メモリが破壊された場合の原因分析を容易にするメモリアクセス監視装置を提供する。
【解決手段】受信手段を実行して共有メモリへのアクセス要求を受信し、アドレス比較手段を実行してアクセス要求が特定の領域に対するアクセス要求であるか否かを判断し、特定の領域に対するアクセス要求ではない場合は、メモリアクセス手段を実行して共有メモリにアクセスし、特定の領域に対するアクセス要求である場合には、スピンロックを取得済みであるか否かを判断し、スピンロックを取得済みであるときは、メモリアクセス手段を実行して共有メモリにアクセスし、スピンロックを取得済みでないときには、割り込み手段またはログ出力手段を実行して割り込みを発生させ、スピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を出力するか、またはスピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を示すログを出力する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 共有メモリと、複数のCPUと、複数の入出力装置とを有するマルチプロセッサシステムにおいて、前記共有メモリへのアクセス要求を前記複数のCPUまたは前記複数の入出力装置から受信する手段と、前記アクセス要求がスピンロックを取得せずに行われたアクセス要求である場合には、割り込みを発生させ、スピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を出力するか、またはスピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を示すログを出力する手段とを備えたことを特徴とするメモリアクセス監視装置。 【請求項2】 共有メモリと、複数のCPUと、複数の入出力装置とを有するマルチプロセッサシステムにおいて、前記共有メモリへのアクセス要求を前記複数のCPUまたは前記複数の入出力装置から受信する受信手段と、前記アクセス要求が前記共有メモリ内の特定の領域に対するアクセス要求であるか否かを判断するアドレス比較手段と、前記共有メモリにアクセスするメモリアクセス手段と、割り込みを発生させる割り込み手段と、ログを出力するログ出力手段と、前記受信手段を実行して前記共有メモリへのアクセス要求を受信し、前記アドレス比較手段を実行して前記アクセス要求が特定の領域に対するアクセス要求であるか否かを判断し、特定の領域に対するアクセス要求ではない場合は、前記メモリアクセス手段を実行して前記共有メモリにアクセスし、特定の領域に対するアクセス要求である場合には、スピンロックを取得済みであるか否かを判断し、スピンロックを取得済みであるときは、前記メモリアクセス手段を実行して前記共有メモリにアクセスし、スピンロックを取得済みでないときには、前記割り込み手段または前記ログ出力手段を実行して割り込みを発生させ、スピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を出力するか、またはスピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を示すログを出力する監視制御手段とを備えたことを特徴とするメモリアクセス監視装置。 【請求項3】 スピンロックを取得するための要求を受信する受信手段と、スピンロックを取得するとともに、ロック変数に書込んだ値をスピンロックデータレジスタに格納するスピンロック手段と、前記監視制御手段は、前記受信手段を実行してスピンロックを取得するための要求を受信した場合は、前記スピンロック手段を実行してスピンロックし、前記ロック変数に書込んだ値を前記スピンロックデータレジスタに格納するとともに、前記受信手段を実行して前記共有メモリへのアクセス要求を受信した場合には、前記スピンロックデータレジスタを参照し、スピンロックを取得済みであるか否かを判断することを特徴とする請求項2記載のメモリアクセス監視装置。 【請求項4】 共有メモリと、複数のCPUと、複数の入出力装置とを有するマルチプロセッサシステムにおいて、前記共有メモリへのアクセス要求を前記複数のCPUまたは前記複数の入出力装置から受信し、受信した前記アクセス要求がスピンロックを取得せずに行われたアクセス要求である場合には、割り込みを発生させ、スピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を出力するか、またはスピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を示すログを出力することを特徴とするメモリアクセス監視方法。 【請求項5】 共有メモリと、複数のCPUと、複数の入出力装置とを有するマルチプロセッサシステムにおいて、前記共有メモリへのアクセス要求を受信し、受信した前記アクセス要求が特定の領域に対するアクセス要求ではない場合は、前記共有メモリにアクセスし、特定の領域に対するアクセス要求である場合には、スピンロックを取得済みであるか否かを判断し、スピンロックを取得済みであるときは、前記共有メモリにアクセスし、スピンロックを取得済みでないときには、割り込みを発生させ、スピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を出力するか、またはスピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を示すログを出力することを特徴とするメモリアクセス監視方法。 【請求項6】 共有メモリと、複数のCPUと、複数の入出力装置とを有するマルチプロセッサシステムにおいて、スピンロックを取得するための要求を受信し、スピンロックを取得するとともに、ロック変数に書込んだ値をスピンロックデータレジスタに格納し、前記共有メモリへのアクセス要求を受信し、受信した前記アクセス要求が特定の領域に対するアクセス要求ではない場合は、前記共有メモリにアクセスし、特定の領域に対するアクセス要求である場合には、前記スピンロックデータレジスタを参照してスピンロックを取得済みであるか否かを判断し、スピンロックを取得済みであるときは、前記共有メモリにアクセスし、スピンロックを取得済みでないときには、割り込みを発生させ、スピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を出力するか、またはスピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を示すログを出力することを特徴とするメモリアクセス監視方法。 【請求項7】 共有メモリと、複数のCPUと、複数の入出力装置とを有するマルチプロセッサシステムにおいて、前記共有メモリへのアクセス要求を前記複数のCPUまたは前記複数の入出力装置から受信し、受信した前記アクセス要求がスピンロックを取得せずに行われたアクセス要求である場合には、割り込みを発生させ、スピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を出力するか、またはスピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を示すログを出力する処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。 【請求項8】 共有メモリと、複数のCPUと、複数の入出力装置とを有するマルチプロセッサシステムにおいて、前記共有メモリへのアクセス要求を受信し、受信した前記アクセス要求が特定の領域に対するアクセス要求ではない場合は、前記共有メモリにアクセスし、特定の領域に対するアクセス要求である場合には、スピンロックを取得済みであるか否かを判断し、スピンロックを取得済みであるときは、前記共有メモリにアクセスし、スピンロックを取得済みでないときには、割り込みを発生させ、スピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を出力するか、またはスピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を示すログを出力する処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。 【請求項9】 共有メモリと、複数のCPUと、複数の入出力装置とを有するマルチプロセッサシステムにおいて、スピンロックを取得するための要求を受信し、スピンロックを取得するとともに、ロック変数に書込んだ値をスピンロックデータレジスタに格納し、前記共有メモリへのアクセス要求を受信し、受信した前記アクセス要求が特定の領域に対するアクセス要求ではない場合は、前記共有メモリにアクセスし、特定の領域に対するアクセス要求である場合には、前記スピンロックデータレジスタを参照してスピンロックを取得済みであるか否かを判断し、スピンロックを取得済みであるときは、前記共有メモリにアクセスし、スピンロックを取得済みでないときには、割り込みを発生させ、スピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を出力するか、またはスピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を示すログを出力する処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、メモリアクセス監視装置、メモリアクセス監視方法およびメモリアクセス監視用プログラムを記録した記録媒体に関し、特に、マルチプロセッサシステムにおいて、共有メモリが破壊された場合の原因分析を容易にするメモリアクセス監視装置、メモリアクセス監視方法およびメモリアクセス監視用プログラムを記録した記録媒体に関する。 【0002】 【従来の技術】マルチプロセッサシステムでは、複数のCPUおよび複数の入出力装置が共有メモリをアクセスする。このため、いずれかのCPUまたは入出力装置が不正なメモリアクセスを行うとマルチプロセッサシステム全体が障害となる。 【0003】このため、従来の技術では、CPU毎にデバッグ装置を取り付けてログを採取することにより、不正なメモリアクセスの原因を調べるための情報を収集していた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術では、不正なメモリアクセスにより共有メモリの内容が破壊された場合の原因を分析するときは、共有メモリの内容を破壊したCPUと共有メモリの内容が破壊されていることを検出したCPUとが異なるときがあるため、共有メモリの内容が破壊されていることを検出したCPUが採取したログを調査するだけでは不充分となることから、各CPUそれぞれが採取したログを集約し、集約したログを全て調査しなければならないという、原因分析の困難性が問題となっていた。 【0005】本発明の目的は、マルチプロセッサシステムにおいて、共有メモリが破壊された場合の原因分析を容易にするメモリアクセス監視装置を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明の第1のメモリアクセス監視装置は、共有メモリと、複数のCPUと、複数の入出力装置とを有するマルチプロセッサシステムにおいて、前記共有メモリへのアクセス要求を前記複数のCPUまたは前記複数の入出力装置から受信する手段と、前記アクセス要求がスピンロックを取得せずに行ったアクセス要求である場合には、割り込みを発生させ、スピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を出力するか、またはスピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を示すログを出力する手段とを備えたことを特徴とする。 【0007】本発明の第2のメモリアクセス監視装置は、共有メモリと、複数のCPUと、複数の入出力装置とを有するマルチプロセッサシステムにおいて、前記共有メモリへのアクセス要求を前記複数のCPUまたは前記複数の入出力装置から受信する受信手段と、前記アクセス要求が前記共有メモリ内の特定の領域に対するアクセス要求であるか否かを判断するアドレス比較手段と、前記共有メモリにアクセスするメモリアクセス手段と、割り込みを発生させる割り込み手段と、ログを出力するログ出力手段と、前記受信手段を実行して前記共有メモリへのアクセス要求を受信し、前記アドレス比較手段を実行して前記アクセス要求が特定の領域に対するアクセス要求であるか否かを判断し、特定の領域に対するアクセス要求ではない場合は、前記メモリアクセス手段を実行して前記共有メモリにアクセスし、特定の領域に対するアクセス要求である場合には、スピンロックを取得済みであるか否かを判断し、スピンロックを取得済みであるときは、前記メモリアクセス手段を実行して前記共有メモリにアクセスし、スピンロックを取得済みでないときには、前記割り込み手段または前記ログ出力手段を実行して割り込みを発生させ、スピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を出力するか、またはスピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を示すログを出力する監視制御手段とを備えたことを特徴とする。 【0008】本発明の第3のメモリアクセス監視装置は、第2のメモリアクセス監視装置において、スピンロックを取得するための要求を受信する受信手段と、スピンロックを取得するとともに、ロック変数に書込んだ値をスピンロックデータレジスタに格納するスピンロック手段と、前記監視制御手段は、前記受信手段を実行してスピンロックを取得するための要求を受信した場合は、前記スピンロック手段を実行してスピンロックし、前記ロック変数に書込んだ値を前記スピンロックデータレジスタに格納するとともに、前記受信手段を実行して前記共有メモリへのアクセス要求を受信した場合には、前記スピンロックデータレジスタを参照し、スピンロックを取得済みであるか否かを判断することを特徴とする。 【0009】本発明の第1のメモリアクセス監視方法は、共有メモリと、複数のCPUと、複数の入出力装置とを有するマルチプロセッサシステムにおいて、前記共有メモリへのアクセス要求を前記複数のCPUまたは前記複数の入出力装置から受信し、受信した前記アクセス要求がスピンロックを取得せずに行われたアクセス要求である場合には、割り込みを発生させ、スピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を出力するか、またはスピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を示すログを出力することを特徴とする。 【0010】本発明の第2のメモリアクセス監視方法は、共有メモリと、複数のCPUと、複数の入出力装置とを有するマルチプロセッサシステムにおいて、前記共有メモリへのアクセス要求を受信し、受信した前記アクセス要求が特定の領域に対するアクセス要求ではない場合は、前記共有メモリにアクセスし、特定の領域に対するアクセス要求である場合には、スピンロックを取得済みであるか否かを判断し、スピンロックを取得済みであるときは、前記共有メモリにアクセスし、スピンロックを取得済みでないときには、割り込みを発生させ、スピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を出力するか、またはスピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を示すログを出力することを特徴とする。 【0011】本発明の第3のメモリアクセス監視方法は、共有メモリと、複数のCPUと、複数の入出力装置とを有するマルチプロセッサシステムにおいて、スピンロックを取得するための要求を受信し、スピンロックを取得するとともに、ロック変数に書込んだ値をスピンロックデータレジスタに格納し、前記共有メモリへのアクセス要求を受信し、受信した前記アクセス要求が特定の領域に対するアクセス要求ではない場合は、前記共有メモリにアクセスし、特定の領域に対するアクセス要求である場合には、前記スピンロックデータレジスタを参照してスピンロックを取得済みであるか否かを判断し、スピンロックを取得済みであるときは、前記共有メモリにアクセスし、スピンロックを取得済みでないときには、割り込みを発生させ、スピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を出力するか、またはスピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を示すログを出力することを特徴とする。 【0012】本発明の第1の記録媒体は、共有メモリと、複数のCPUと、複数の入出力装置とを有するマルチプロセッサシステムにおいて、前記共有メモリへのアクセス要求を前記複数のCPUまたは前記複数の入出力装置から受信し、受信した前記アクセス要求がスピンロックを取得せずに行われたアクセス要求である場合には、割り込みを発生させ、スピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を出力するか、またはスピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を示すログを出力する処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録したことを特徴とする。 【0013】本発明の第2の記録媒体は、共有メモリと、複数のCPUと、複数の入出力装置とを有するマルチプロセッサシステムにおいて、前記共有メモリへのアクセス要求を受信し、受信した前記アクセス要求が特定の領域に対するアクセス要求ではない場合は、前記共有メモリにアクセスし、特定の領域に対するアクセス要求である場合には、スピンロックを取得済みであるか否かを判断し、スピンロックを取得済みであるときは、前記共有メモリにアクセスし、スピンロックを取得済みでないときには、割り込みを発生させ、スピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を出力するか、またはスピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を示すログを出力する処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録したことを特徴とする。 【0014】本発明の第3の記録媒体は、共有メモリと、複数のCPUと、複数の入出力装置とを有するマルチプロセッサシステムにおいて、スピンロックを取得するための要求を受信し、スピンロックを取得するとともに、ロック変数に書込んだ値をスピンロックデータレジスタに格納し、前記共有メモリへのアクセス要求を受信し、受信した前記アクセス要求が特定の領域に対するアクセス要求ではない場合は、前記共有メモリにアクセスし、特定の領域に対するアクセス要求である場合には、前記スピンロックデータレジスタを参照してスピンロックを取得済みであるか否かを判断し、スピンロックを取得済みであるときは、前記共有メモリにアクセスし、スピンロックを取得済みでないときには、割り込みを発生させ、スピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を出力するか、またはスピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を示すログを出力する処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録したことを特徴とする。 【0015】 【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照して詳細に説明する。 【0016】まず、本発明の第1の実施の形態について詳細に説明する。 【0017】図1を参照すると、本発明の第1の実施の形態は、共有メモリ200と、共有メモリ200に接続されたメモリアクセス監視装置100と、複数のCPU300と、複数の入出力装置400と、これらを相互に接続するバス500とから構成されている。 【0018】また、図2を参照すると、メモリアクセス監視装置200は、監視制御手段110と、受信手段111と、スピンロック手段112と、メモリアクセス手段113と、アドレス比較手段114と、割り込み手段115と、ログ出力手段116と、バッファ120と、監視フラグレジスタ130と、スピンロックアドレスレジスタ140と、スピンロックデータレジスタ150と、監視領域開始アドレスレジスタ160と、監視領域終了アドレスレジスタ170と、ログ領域180とから構成されており、監視フラグレジスタ130は、スピンロックフラグ131と、ライトフラグ132と、割り込みフラグ133とを含み、またメモリアクセス監視装置200は、プログラム制御により動作する。 【0019】バッファ120には、CPU300または入出力装置400からのメモリアクセス要求またはスピンロック要求が格納される。 【0020】スピンロックフラグ131は、スピンロックを取得せずに行うメモリアクセス要求を監視したい場合に、当該フラグをONにする。デバッガによりユーザが指定する。 【0021】ライトフラグ132は、メモリアクセス要求の内、ライト要求のみを監視したい場合に、当該フラグをONにする。デバッガによりユーザが指定する。 【0022】割り込みフラグ133は、割り込みを発生させる場合に、当該フラグをONにする。デバッガによりユーザが指定する。 【0023】スピンロックアドレスレジスタ140には、スピンロックを取得するために必要なロック変数のメモリアドレスが格納される。デバッガによりユーザが指定する。 【0024】スピンロックデータレジスタ150には、スピンロックを取得していない場合は、ゼロが格納され、スピンロックを取得している場合には、ゼロでない値が格納されている。 【0025】監視領域開始アドレスレジスタ160には、共有メモリ200の特定領域について監視したい場合の当該特定領域のメモリアドレスの開始位置が格納される。デバッガによりユーザが指定する。 【0026】監視領域終了アドレスレジスタ170には、共有メモリ200の特定領域について監視したい場合の当該特定領域のメモリアドレスの終了位置が格納される。デバッガによりユーザが指定する。 【0027】ログ領域180は、ログの格納場所となる。 【0028】監視制御手段110は、受信手段111と、スピンロック手段112と、メモリアクセス手段113と、アドレス比較手段114と、割り込み手段115、ログ出力手段116とを制御する。 【0029】受信手段111は、CPU300または入出力装置400からの共有メモリ200へのメモリアクセス要求を受信し、バッファ120に格納する。 【0030】スピンロック手段112は、スピンロック(ロック変数の値をリードし、ロック変数の値がゼロであるならば、ゼロ以外の値をライトし、ゼロでなければ、ゼロになるまでリードを繰り返す)するとともに、ロック変数にライトした値をスピンロックデータレジスタ150に格納する。 【0031】メモリアクセス手段113は、メモリアクセス要求に含まれるメモリアドレスで共有メモリ200をアクセスする。 【0032】アドレス比較手段114は、バッファ120に格納されているメモリアクセス要求に含まれるメモリアドレスと、スピンロックアドレスレジスタ140、監視領域開始アドレスレジスタ160、監視領域終了アドレスレジスタ170に格納されているメモリアドレスとを比較する。 【0033】割り込み手段115は、スピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があったことを通知するために割り込みを発生させる。 【0034】ログ出力手段116は、ログ領域180にスピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があったことを示すログを出力する。 【0035】次に、図1〜図3を参照して本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。 【0036】まず、ユーザはデバッガによりスピンロックフラグ131、ライトフラグ132、割り込みフラグ133、スピンロックアドレスレジスタ140、スピンロックデータレジスタ150、監視領域開始アドレスレジスタ160、監視領域終了アドレスレジスタ170に値を設定する。 【0037】具体的には、スピンロックフラグ131には、スピンロックを取得せずに行うメモリアクセス要求のみを監視する場合は、ONを設定し、スピンロックの取得にかかわらず全てのメモリアクセス要求を監視する場合には、OFFを設定する。 【0038】ライトフラグ132は、メモリアクセス要求の内、ライト要求のみを監視する場合は、ONを設定し、全てのメモリアクセス要求を監視する場合は、OFFを設定する。 【0039】割り込みフラグ133には、割り込みを発生させる場合は、ONを設定し、割り込みを発生させない場合は、OFFを設定する。 【0040】スピンロックアドレスレジスタ140には、スピンロックを取得するために必要なロック変数のメモリアドレスを設定する。 【0041】監視領域開始アドレスレジスタ160には、共有メモリ200の内、監視したい特定領域のメモリアドレスの開始位置を設定し、監視領域終了アドレスレジスタ170には、終了位置を設定する。 【0042】また、ユーザによりプログラムのデバッグが実行されると、メモリアクセス監視装置100の監視制御手段110は、CPU300または入出力装置400からのメモリアクセス要求を受信手段111により受信し、バッファ120に格納する(ステップS1)。 【0043】次に、監視制御手段110は、アドレス比較手段114によりメモリアクセス要求に含まれるメモリアドレスとスピンロックアドレスレジスタ140に記憶されているアドレスとを比較する(ステップS2)。 【0044】比較した結果、一致する場合、即ちロック変数のメモリアドレスと等しい場合は、スピンロックしてロック変数にライトした値をスピンロックデータレジスタ150に格納し(ステップS12、ステップS13)、一致しない場合には、監視制御手段110は、アドレス比較手段114によりメモリアクセス要求に含まれるメモリアドレスと監視領域開始アドレスレジスタ160および監視領域終了アドレスレジスタ170に記憶されているアドレスとを比較する(ステップS3)。 【0045】比較した結果、メモリアクセス要求に含まれるメモリアドレスが監視領域の範囲内である場合は、共有メモリ200中の監視領域内のアクセスを監視する必要があると判断し、下記に示す処理(ステップS4〜ステップS10)を実行後、メモリアクセス手段113により当該メモリアドレスで共有メモリ200をアクセスし(ステップS11)、監視領域の範囲外である場合には、共有メモリ200中の監視領域内のアクセスを監視する必要がないと判断し、下記に示す処理(ステップS4〜ステップS10)を実行せずにメモリアクセス手段113により当該メモリアドレスで共有メモリ200をアクセスする(ステップS11)。 【0046】次に、監視制御手段110は、ステップS3のチェックで監視対象と判断されたものについては、スピンロックフラグ131を参照し(ステップS4)、スピンロックフラグ131がONの場合は、スピンロックを取得していない共有メモリ200へのアクセスが監視対象となるため、スピンロックデータレジスタ150を参照し(ステップS8)、その内容がゼロのときは、スピンロックを取得していないにもかかわらず、共有メモリ200へのアクセスを実行しようとしている状態であるから、監視対象となり、ゼロでないときには、スピンロックを取得している状態であるから、監視対象ではないため、通常にメモリアクセス手段113により共有メモリ200をアクセスする(ステップS11)。一方、スピンロックフラグ131がOFFの場合には、スピンロックを取得しているか否かにかかわらず、共有メモリ200へのアクセスが監視対象となる。 【0047】また、監視制御手段110は、ステップS4およびステップS8のチェックで監視対象と判断されたものについては、ライトフラグ132を参照し(ステップS5)、ライトフラグ132がONの場合は、共有メモリ200へのアクセス内、ライト要求のみが監視対象となるため、バッファ120に記憶されているメモリアクセス要求を参照してライト要求であるか否かを調べ(ステップS9)、ライト要求であるときは、監視対象となり、ライトでないときには、監視対象ではないため、通常にメモリアクセス手段113により共有メモリ200をアクセスする(ステップS11)。一方、ライトフラグ132がOFFの場合には、共有メモリ200へのアクセス要求がライト要求であるか否かにかかわらず、監視対象となる。 【0048】さらに、監視制御手段110は、ステップS5およびステップS9のチェックで監視対象と判断されたものについては、割り込みフラグ133を参照し(ステップS6)、割り込みフラグ133がONの場合は、割り込みを発生させ、スピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があったことを出力し、割り込みフラグ133ががOFFの場合には、スピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があったことを示すログをログ領域180に出力(ステップS10)し、メモリアクセス手段113により共有メモリ200へアクセスする(ステップS11)。 【0049】次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。 【0050】図4を参照すると、本発明の第2の実施の形態は、メモリアクセス監視用プログラムを記録した記録媒体600を備える。この記録媒体600はフロッピー(登録商標)ディスク、磁気ディスク、半導体メモリその他の記録媒体であってよい。メモリアクセス監視用プログラムは、記録媒体600から読み込まれ、メモリアクセス監視装置100の動作を制御する。メモリアクセス監視装置100はメモリアクセス監視用プログラムの制御により上述の処理、すなわち第1の実施の形態における処理と同一の処理を実行する。 【0051】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のメモリアクセス監視装置によれば、スピンロックせずにメモリアクセスをする時点、即ちメモリの内容が破壊される可能性がある時点において割り込みを発生させることができるので、原因分析を容易に行うことができるという第1の効果がある。 【0052】また、ログを集約することなく調査することができるので、原因分析を容易に行うことができるという第2の効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004237 【氏名又は名称】日本電気株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年10月27日(2000.10.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082935 【弁理士】 【氏名又は名称】京本 直樹 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−132743(P2002−132743A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月10日(2002.5.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−328015(P2000−328015) |
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