| 【発明の名称】 |
コンテンツ配信システムにおけるクライアント・コンピュータの制御方法およびクライアント・コンピュータ |
| 【発明者】 |
【氏名】佐々木 實
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 コンテンツを記憶したコンテンツ・サーバからのコンテンツの配信を受付けるクライアント・コンピュータの制御方法であり,配信されたコンテンツに埋込むべきそのクライアント・コンピュータに固有の識別符号をあらかじめ保持しておき,コンテンツ・サーバから配信されたコンテンツに上記識別符号を埋込むことにより埋込みコンテンツを生成し,コンテンツを利用する場合に,上記あらかじめ保持された識別符号と上記埋込みコンテンツに埋込まれている識別符号とが一致するかどうかを判定し,2つの識別符号の一致が判定された場合にはコンテンツの利用を許可し,一致が判定されない場合にはコンテンツの利用を制限する,クライアント・コンピュータの制御方法。 【請求項2】 上記コンテンツ・サーバにおいてコンテンツが暗号化されて記憶されており,クライアント・コンピュータにおいて,埋込みコンテンツの生成に先だって暗号化コンテンツを復号する,請求項1に記載のクライアント・コンピュータの制御方法。 【請求項3】 配信されたコンテンツに埋込むべきそのクライアント・コンピュータに固有の識別符号は,そのクライアント・コンピュータにおいて生成された識別符号である,請求項1または2に記載のクライアント・コンピュータの制御方法。 【請求項4】 配信されたコンテンツに埋込むべきそのクライアント・コンピュータに固有の識別符号は,外部から与えられた識別符号である,請求項1または2に記載のクライアント・コンピュータの制御方法。 【請求項5】 コンテンツを記憶したコンテンツ・サーバからのコンテンツの配信を受付けるクライアント・コンピュータであって,配信されたコンテンツに埋込むべきそのクライアント・コンピュータに固有の識別符号をあらかじめ保持する識別符号保持手段,コンテンツ・サーバから配信されたコンテンツに上記識別符号を埋込むことにより埋込みコンテンツを生成する埋込みコンテンツ生成手段,コンテンツを利用する場合に,上記識別符号保持手段によって保持された識別符号と上記埋込みコンテンツに埋込まれている識別符号とが一致するかどうかを判定する判定手段,および上記判定手段によって2つの識別符号の一致が判定された場合にはコンテンツの利用を許可し,一致が判定されない場合にはコンテンツの利用を制限する手段,を備えたクライアント・コンピュータ。 【請求項6】 上記コンテンツ・サーバにおいてコンテンツが暗号化されて記憶されており,埋込みコンテンツの生成に先だって暗号化コンテンツを復号する復号手段をさらに備えた,請求項5に記載のクライアント・コンピュータ。 【請求項7】 配信されたコンテンツに埋込むべきそのクライアント・コンピュータに固有の識別符号を生成する識別符号生成手段をさらに備えた,請求項5または6に記載のクライアント・コンピュータ。 【請求項8】 コンテンツを記憶したコンテンツ・サーバからのコンテンツの配信を受付け,クライアント・コンピュータごとに固有の識別符号をあらかじめ保持したクライアント・コンピュータを制御するためのプログラムであって,コンテンツ・サーバから配信されたコンテンツに上記識別符号を埋込むことにより埋込みコンテンツを生成させ,コンテンツを利用する場合に,上記あらかじめ保持された識別符号と上記埋込みコンテンツに埋込まれている識別符号とが一致するかどうかを判定させ,2つの識別符号の一致が判定された場合にはコンテンツの利用を許可し,一致が判定されない場合にはコンテンツの利用を制限するようにクライアント・コンピュータを制御するプログラム,を記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。 【請求項9】 コンテンツを記憶したコンテンツ・サーバからのコンテンツの配信を受付けるクライアント・コンピュータの制御方法であり,配信されたコンテンツに埋込むべきアプリケーションに固有の識別符号をあらかじめ保持しておき,コンテンツ・サーバから配信されたコンテンツに上記識別符号を埋込むことにより埋込みコンテンツを生成し,コンテンツを利用する場合に,上記あらかじめ保持された識別符号と上記埋込みコンテンツに埋込まれている識別符号とが一致するかどうかを判定し,2つの識別符号の一致が判定された場合にはコンテンツの利用を許可し,一致が判定されない場合にはコンテンツの利用を制限する,クライアント・コンピュータの制御方法。 【請求項10】 コンテンツを記憶したコンテンツ・サーバからのコンテンツの配信を受付けるクライアント・コンピュータの制御方法であり,配信されたコンテンツに埋込むべきユーザに固有の識別符号をあらかじめ保持しておき,コンテンツ・サーバから配信されたコンテンツに上記識別符号を埋込むことにより埋込みコンテンツを生成し,コンテンツを利用する場合に,上記あらかじめ保持されたユーザに固有の識別符号と上記埋込みコンテンツに埋込まれている識別符号とが一致するかどうかを判定し,2つの識別符号の一致が判定された場合にはコンテンツの利用を許可し,一致が判定されない場合にはコンテンツの利用を制限する,クライアント・コンピュータの制御方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【技術分野】この発明は,コンテンツ・サーバからのコンテンツの配信を受付けるクライアント・コンピュータの制御方法およびクライアント・コンピュータに関する。 【0002】 【発明の背景】近年のパーソナル・コンピュータや携帯電話機等の携帯端末の普及規模の拡大によって,企業向け,個人向けを問わず,種々のコンテンツ配信サービスが提供されるようになっている。 【0003】パーソナル・コンピュータや携帯電話機等を利用したコンテンツ提供サービスでは,インターネットや通信衛星等を利用して,サービス提供者からユーザに向けて種々のコンテンツが提供される。提供されるコンテンツはユーザの所有物となるものの,複製が容易であることから配信されたコンテンツがサービス提供者から提供を受けたユーザ以外の者によって利用されてしまうことがある。 【0004】 【発明の開示】この発明は,配信されるコンテンツの使用を制限することができるようにすることを目的とする。 【0005】さらにこの発明は,配信されるコンテンツの不正利用の防止を目的とする。 【0006】この発明によるクライアント・コンピュータの制御方法は,コンテンツを記憶したコンテンツ・サーバからのコンテンツの配信を受付けるクライアント・コンピュータの制御方法である。 【0007】クライアント・コンピュータにおいて,コンテンツ・サーバから配信されるコンテンツに埋込むべきそのクライアント・コンピュータに固有の識別符号をあらかじめ保持しておく。コンテンツ・サーバから配信されたコンテンツに上記識別符号を埋込むことにより埋込みコンテンツを生成する。コンテンツを利用する場合に,上記あらかじめ保持された識別符号と上記埋込みコンテンツに埋込まれている識別符号とが一致するかどうかを判定する。2つの識別符号の一致が判定された場合にはコンテンツの利用を許可し,一致が判定されない場合にはコンテンツの利用を制限する。 【0008】コンテンツ・サーバに記憶されているコンテンツが,クライアント・コンピュータに配信される。一般に,クライアント・コンピュータからコンテンツ・サーバに向けて送信されるリクエスト情報に対応するコンテンツがクライアント・コンピュータに配信される。コンテンツの配信の態様はダウンロードする態様であっても,放送型で送られる態様であってもよい。 【0009】クライアント・コンピュータにはそのクライアント・コンピュータに固有の識別符号があらかじめ保持されている。このクライアント・コンピュータに固有の識別符号が,コンテンツ・サーバから配信されたコンテンツに埋込まれる(埋込みコンテンツの生成)。コンテンツへの識別符号の埋込みは電子透かし方法等によって行われる。配信されたコンテンツに埋込むべきそのクライアント・コンピュータに固有の識別符号は,そのクライアント・コンピュータにおいて生成された識別符号(乱数等)であってもよいし,外部(たとえば入力装置等)から与えられる識別符号であってもよい。コンテンツが配信されたときに,識別符号を生成または入力するようにしてもよい。コンテンツへの識別符号の埋込み処理に対応する取出し処理によって,埋込みコンテンツから識別符号が取出される。 【0010】コンテンツを利用する場合には,クライアント・コンピュータにあらかじめ保持されている識別符号と,コンテンツに埋込まれている識別符号とが一致するかどうかの判定が,コンテンツの利用の前処理として行われる。利用しようとしているコンテンツが,そのコンテンツの受取りに用いられたクライアント・コンピュータによってダウンロード等されたコンテンツであれば,クライアント・コンピュータにあらかじめ保持されている識別符号と,埋込みコンテンツ(識別符号埋込みコンテンツ)に埋込まれている識別符号とは一致するはずである。この場合にはコンテンツの利用が許可される。他方,クライアント・コンピュータにあらかじめ保持されている識別符号と埋込みコンテンツに埋込まれている識別符号とが一致しない場合には,コンテンツの利用は制限される。たとえば,コンテンツの利用を禁止したり,一部の機能を制限するようにクライアント・コンピュータが制御される。典型的には,コンテンツの受取りに用いられたクライアント・コンピュータとコンテンツを利用しようとしているクライアント・コンピュータとが異なるコンピュータである場合に,コンテンツの利用が制限(禁止等)されることになる。 【0011】このようにこの発明によると,コンテンツの受取りに用いられたクライアント・コンピュータにおいてコンテンツの利用を許し,その他のクライアント・コンピュータを用いることによっては,配信されたコンテンツの利用が制限されるように,クライアント・コンピュータを制御することができる。コンテンツの不正利用(たとえば,コンテンツを適正に購入していない者による利用)を防止することができる。 【0012】この発明の一実施態様では,上記コンテンツ・サーバにおいてコンテンツを暗号化させて記憶させておく。暗号化コンテンツがコンテンツ・サーバからクライアント・コンピュータに配信される。クライアント・コンピュータにおいて,埋込みコンテンツの生成に先だって暗号化コンテンツを復号する。コンテンツが得られる。ネットワークを通じてコンテンツを配信する場合にコンテンツを暗号化して配布することによって,コンテンツの不正利用の防止効果がさらに高められる。 【0013】コンテンツの利用の許可または制限の判定に用いられる識別符号は,特定のアプリケーション(プログラム)やユーザごとに付されるものであってもよい。アプリケーションごとに識別符号が付される場合には,アプリケーション単位でコンテンツの利用の許可または制限を判定することができる。コンテンツが特定のアプリケーション・データである場合,アプリケーションごとに与えられる固有の識別符号と,コンテンツ(アプリケーション・データ)に埋込まれている識別符号が一致すれば,クライアント・コンピュータにおいてそのアプリケーション(プログラム)を用いたコンテンツ(アプリケーション・データ)の利用が可能となるようにクライアント・コンピュータを制御することができる。ユーザごとの識別符号であればユーザ単位でコンテンツの利用の許可または制限を判定することができる。たとえば,(複数の)ユーザのそれぞれについてクライアント・コンピュータに識別符号を登録しておき,ユーザがクライアント・コンピュータを利用する場合には,ユーザにログインIDの入力を求めるようにしておく。そして,ログインIDと識別符号とを対応付けておく。コンテンツをダウンロードするときに,そのログインIDに対応する識別符号をダウンロードされたコンテンツに埋込む。コンテンツを利用するときには,ログインIDに対応する識別符号と埋込みコンテンツに埋込まれている識別符号が一致するかどうかを判定する。 【0014】この発明は,上述の制御方法に適したクライアント・コンピュータおよびクライアント・コンピュータを制御するためのプログラムを記録した記録媒体も提供している。クライアント・コンピュータは携帯端末,ゲーム装置等に搭載したものであってもよい。記録媒体には磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク,半導体メモリ等,可搬型,固定型のいずれの媒体も含む。 【0015】 【実施例の説明】コンテンツ配信システムは,コンテンツ提供者がユーザに,通信回線を介して種々のコンテンツ(株価情報,市場分析情報,人物情報,音楽情報等の種々の情報を表すデータ,コンピュータを制御するプログラム,これらの圧縮データ等)を提供するシステムである。 【0016】図1はコンテンツ配信システムの全体的構成を示している。図2はコンテンツ配信システムを構成するサーバ・コンピュータ2の電気的構成を示すブロック図である。 【0017】コンテンツ配信システムは,ネットワーク1を介して相互に接続されたサーバ・コンピュータ2と,複数のクライアント・コンピュータ3とから構成される。この実施例において,サーバ・コンピュータ2はコンテンツ提供者の管理下にあるものとする。クライアント・コンピュータ3はコンテンツ提供者が提供するコンテンツを利用するユーザの管理下にあるものとする。ネットワーク1には,サーバ・コンピュータ2およびクライアント・コンピュータ3間に設けられた公衆回線および専用回線のいずれをも含む。これらの回線において用いられる施設や装置(CATV施設,放送衛星,通信衛星等)もネットワーク1に含まれるものとする。 【0018】サーバ・コンピュータ2は,サーバ・コンピュータ2を統括的に制御するCPU10を含む。このCPU10にプログラムやデータ等を記憶するための記憶装置11,プログラムやデータ等をネットワーク1を介して送受信するための送受信装置12,作業領域等を提供するメモリ13,データ等を入力するための入力装置14,データを出力(表示出力,プリントアウト等)するための出力装置15が接続されている。サーバ・コンピュータ2の記憶装置11には,後述する暗号化コンテンツ・データベース20が記憶されている。 【0019】クライアント・コンピュータ3も,基本的にサーバ・コンピュータ2と同じ電気的構成を持つ。図2において,かっこ内の符号はクライアント・コンピュータ3を構成する装置をそれぞれ示している。クライアント・コンピュータ3の記憶装置21には,後述するマシンIDが記憶されている。 【0020】図3(A) はサーバ・コンピュータ2の記憶装置11に記憶されているプログラムやデータを,図3(B) はクライアント・コンピュータ3の記憶装置21に記憶されているプログラムやデータをそれぞれ示している。 【0021】サーバ・コンピュータ2およびクライアント・コンピュータ3の記憶装置11,21にはデータやプログラムの送受信に用いられる通信プログラムがそれぞれ記憶されている。通信プログラムによってサーバ・コンピュータ2とクライアント・コンピュータ3とは,送受信装置12,22およびネットワーク1を介して相互に通信することができる。 【0022】サーバ・コンピュータ2の記憶装置11には,通信プログラムの他に次のものが記憶されている。 【0023】暗号化コンテンツ・データベース:暗号化されたコンテンツ(以下,暗号化コンテンツという)が記憶(登録)されたデータベースである。一般には複数の暗号化コンテンツが暗号化コンテンツ・データベースに記憶(登録)される。 【0024】暗号化プログラム:コンテンツを暗号化するためのプログラムである。 【0025】OS(オペレーティング・システム):サーバ・コンピュータ2の動作を統括的に制御するプログラムである。 【0026】他方,クライアント・コンピュータ3の記憶装置21には,通信プログラムの他に次のものが記憶されている。 【0027】マシンID生成登録プログラム:クライアント・コンピュータ3ごとに固有のIDを生成して,そのクライアント・コンピュータ3の記憶装置21に生成したID(マシンID)を登録するプログラムである。マシンID生成登録プログラムの処理の詳細は後述する。 【0028】マシンID:上述のマシンID生成登録プログラムによって生成されるIDである。コンテンツ配信システムを構成するクライアント・コンピュータ3のそれぞれにユニークなIDである。 【0029】復号埋込みプログラム:後述するように,クライアント・コンピュータ3はサーバ・コンピュータ2から暗号化コンテンツの配信を受付けることができる。復号埋込みプログラムは,サーバ・コンピュータ2から配信された暗号化コンテンツを復号する処理と,復号によって得られたコンテンツに上述のマシンIDを埋込む処理とを行うプログラムである。復号埋込みプログラムの処理の詳細は後述する。 【0030】IDチェック機能付きアプリケーション・プログラム:基本的には,クライアント・コンピュータ3に所定の機能(たとえば,ワードプロセッサ機能,表計算機能等)を与えるプログラムである。アプリケーション・プログラムの実行に先だって,上述のマシンIDを用いた所定のチェック処理が行われる。IDチェック機能付きアプリケーション・プログラムの処理の詳細も後述する。 【0031】OS(オペレーティング・システム):クライアント・コンピュータ3の動作を統括的に制御するプログラムである。 【0032】図4はマシンID生成登録プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 【0033】クライアント・コンピュータ3においてマシンID生成登録プログラムが実行されると乱数が生成される(ステップ41)。生成される乱数がマシンIDとして用いられる。生成されたマシンIDはマシンID生成登録プログラムが実行されたクライアント・コンピュータ3の記憶装置21に記憶(登録)される(ステップ42)。マシンIDの記憶装置21への記憶(登録)の後,マシンID生成登録プログラムの処理が終了する。 【0034】マシンID生成登録プログラムによって生成され,記憶装置21に登録されるマシンIDは,クライアント・コンピュータ3ごとに異なる(マシンID1 ,マシンID2 ,・・・マシンIDi ・・・マシンIDn ・・・)(図1参照)。 【0035】マシンID生成登録プログラムは,たとえば,クライアント・コンピュータ3のユーザが,ネットワーク1を介してサーバ・コンピュータ2にアクセスし,サーバ・コンピュータ2からダウンロードすることによってクライアント・コンピュータ3の記憶装置21に記憶される。この場合にはサーバ・コンピュータ2の記憶装置11にあらかじめマシンID生成登録プログラムが記憶されていることが前提となる。CD−ROM等の記録媒体によってクライアント・コンピュータ3の記憶装置21にマシンID生成登録プログラムを格納してもよい。 【0036】図5はコンテンツ配信システムを構成するサーバ・コンピュータ2とクライアント・コンピュータ3とを,サーバ・コンピュータ2における暗号化コンテンツ・データベースの作成の観点ならびにクライアント・コンピュータ3における暗号化コンテンツの復号処理およびマシンIDの埋込み処理の観点から,それぞれ示すものである。複数台のクライアント・コンピュータ3は基本的に同じ動作を行うので,一つのクライアント・コンピュータ3のみが図示されている。 【0037】はじめにサーバ・コンピュータ2における暗号化コンテンツ・データベースの作成の流れを説明する。 【0038】サーバ・コンピュータ2の記憶装置11には,上述のように暗号化プログラムが記憶されている。サーバ・コンピュータ2に株価情報,市場分析情報,人物情報,音楽情報等を表す複数のコンテンツ(データ,圧縮データ,プログラムなど)が用意される。各コンテンツに対して暗号化プログラムに基づいて暗号化処理が行われて暗号化コンテンツが生成される。生成された暗号化コンテンツが,サーバ・コンピュータ2の記憶装置11の暗号化コンテンツ・データベースに記憶(登録)される。 【0039】クライアント・コンピュータ3における処理の流れを説明する。 【0040】クライアント・コンピュータ3のユーザは通信プログラムを用いてサーバ・コンピュータ2にアクセスし,暗号化コンテンツ・データベースに記憶されている所望のコンテンツを含む暗号化コンテンツをダウンロードする。ネットワーク1を通じて,サーバ・コンピュータ2からクライアント・コンピュータに暗号化コンテンツが配信される。 【0041】ダウンロードされた暗号化コンテンツは,クライアント・コンピュータ3のメモリ23または記憶装置21に一時的に記憶される。その後,クライアント・コンピュータ3において,復号埋込みプログラムが実行される。復号埋込みプログラムを通信プログラム(ブラウザ等)のプラグイン・ソフトとして位置づけてもよい。この場合は,通信プログラム(ブラウザ等)によって暗号化コンテンツがサーバ・コンピュータ2からコンテンツ・コンピュータ3にダウンロードされることに応答して,復号埋込みプログラムを実行させることができる。 【0042】復号埋込みプログラムによって,ダウンロードされた暗号化コンテンツの復号処理が行われる。暗号化コンテンツが復号されるとコンテンツが得られる。 【0043】次に,復号埋込みプログラムによって復号されたコンテンツに対してマシンIDの埋込み処理が行われる。 【0044】マシンIDの埋込み処理は,クライアント・コンピュータ3の記憶装置21にあらかじめ記憶(登録)されているマシンIDを,得られたコンテンツに埋込む処理である。コンテンツへのマシンIDの埋込みは,電子透かし技術を利用した埋込みによるものであってもよいし,誤り訂正符号を利用した埋込みによるものであってもよい。以下,マシンIDが埋込まれたコンテンツをID埋込みコンテンツという。ID埋込みコンテンツが,クライアント・コンピュータ3の記憶装置21に記憶される。 【0045】上述のように,クライアント・コンピュータ3の記憶装置21には,クライアント・コンピュータ3ごとに異なるマシンID(マシンID1 ,マシンID2 ,・・・マシンIDi ・・・マシンIDn ・・・)がそれぞれ記憶されている。このため,同じ暗号化コンテンツが異なるクライアント・コンピュータ3によってそれぞれダウンロードされたとしても,クライアント・コンピュータ3の記憶装置21に記憶されるID埋込みコンテンツは,クライアント・コンピュータ3ごとに異なるものとなる。 【0046】ID埋込みコンテンツがアプリケーション・プログラムによって用いられるコンテンツ(アプリケーション・データ)の場合を例にとって説明する。この場合には,クライアント・コンピュータ3の記憶装置21に記憶されたIDチェック機能付きアプリケーション・プログラムが実行されることによって,そのコンテンツは利用可能となる。図6はクライアント・コンピュータ3の記憶装置21に記憶されているIDチェック機能付きアプリケーション・プログラムの起動時の処理の流れを示すフローチャートである。 【0047】クライアント・コンピュータ3のユーザによって入力装置24から記憶装置21に記憶されているID埋込みコンテンツの利用意思が入力されると(たとえばID埋込みコンテンツを表すアイコンが表示装置の表示画面上に表示されており,クライアント・コンピュータ3のユーザによってそのアイコンがクリックされると),IDチェック機能付きアプリケーション・プログラムが起動する。 【0048】IDチェック機能付きアプリケーション・プログラムによって,記憶装置11に記憶(登録)されているマシンIDが読出され,メモリ23に一時的に記憶される(ステップ51)。 【0049】次に,ユーザによって利用意思が入力されたID埋込みコンテンツ(たとえば,上述のIDチェック機能付きアプリケーション・プログラムによって実行可能なアプリケーション・データ(ID埋込みアプリケーション・データ))に埋込まれているマシンIDが,ID埋込みコンテンツから取出される。取出されたマシンIDも,メモリ23に一時的に記憶される(ステップ52)。 【0050】記憶装置21から読出されたマシンIDと,ID埋込みコンテンツから取出されたマシンIDとが比較される(ステップ53)。クライアント・コンピュータ3のユーザが利用しようとしているID埋込みコンテンツが,そのクライアント・コンピュータ3(ユーザによってID埋込みコンテンツの利用意思が入力されたクライアント・コンピュータ)を用いてサーバ・コンピュータ2からダウンロードされたものである場合には,メモリ23に一時的に記憶されている2つのマシンIDは一致するはずである。この場合には,IDチェック機能付きアプリケーション・プログラムは通常に処理を続行する(ステップ53でYES,ステップ54)。 【0051】他方,クライアント・コンピュータ3のユーザが利用しようとしているID埋込みコンテンツが,そのクライアント・コンピュータ3を用いてサーバ・コンピュータ2からダウンロードされたものでない場合,すなわち他のクライアント・コンピュータ3等によってダウンロードされたものの場合には,メモリ23に記憶されている2つのマシンIDは互いに相違する。IDチェック機能付きアプリケーション・プログラムは処理を終了する(ステップ53でNO,ステップ55)。 【0052】このように,クライアント・コンピュータ3のマシンIDをダウンロードされた暗号化コンテンツが復号されることによって得られるコンテンツに埋込んでおくことによって,コンテンツの利用が,暗号化コンテンツのダウンロードに用いられた特定のクライアント・コンピュータ3について許可されることになる。サーバ・コンピュータ3からダウンロードされた暗号化コンテンツ,またはクライアント・コンピュータ3の記憶装置21に記憶されたID埋込みコンテンツがたとえ第三者に窃取されたとしても,ダウンロードに用いられたクライアント・コンピュータ3以外の他のクライアント・コンピュータ3では,そのコンテンツを利用することができない。ダウンロードされたコンテンツの不正利用を防止することができる。 【0053】あらかじめIDチェック機能付きアプリケーション・プログラムを起動しておき,その後ID埋込みコンテンツ(ID埋込みアプリケーション・データ)を読込む場合(たとえば,IDチェック機能付きアプリケーション・プログラムを表すアイコンをクリックしてIDチェック機能付きアプリケーション・プログラムを起動(実行)し,その後にID埋込みコンテンツを読込む)には,ID埋込みコンテンツの読込まれたときに,上述のマシンIDの比較(ステップ53)が行われる。 【0054】上述した態様では,あらかじめクライアント・コンピュータ3においてマシンID生成登録プログラムを実行してマシンIDを生成して,それを記憶装置21に記憶(登録)しているが,クライアント・コンピュータ3のCPU20にあらかじめ付与されている識別符号(CPU20のID)をマシンIDとして用いてもよい。この場合には,ダウンロードされた暗号化コンテンツを復号することによって得られるコンテンツにCPU20のIDが埋込まれる。CPU20のIDはクライアント・コンピュータ3ごとに異なるので,マシンID生成登録プログラムによって生成されるマシンIDと同じように,IDチェック機能付きアプリケーション・プログラムの処理の続行または終了の判定(ステップ53〜55)にCPU20のIDを利用することができる。もちろん,乱数やCPU20のIDの他にも,クライアント・コンピュータ3ごとに異なる情報(使用者情報,セットアップ時の情報等;これらの情報も記憶装置21にあらかじめ記憶されている)を,IDチェック機能付きアプリケーション・プログラムの処理の続行または終了の判定に利用することができるのはいうまでもない。 【0055】マシンIDの生成および登録と,2つのマシンIDの一致/不一致のチェック(ステップ51〜53)とは,上述のように,それぞれ別個のプログラム(マシンID生成登録プログラムおよびIDチェック機能付きアプリケーション・プログラム)に基づいて行うようにしてもよいし,いずれか一方または両方をOSまたはOSに付属するプログラムが行うようにしてもよい。いずれにしても,ダウンロードに用いられたクライアント・コンピュータ3のみにおいてコンテンツを利用することができ,その他のコンピュータにおいてはコンテンツを利用することができないようにクライアント・コンピュータ3を制御することができる。 【0056】また上述の態様では,クライアント・コンピュータ3ごとに与えられるID(マシンID)がコンテンツの利用続行または利用制限の判定に用いられているが,たとえばアプリケーション・プログラムごと(または互いに関連付けられた複数のアプリケーション・プログラムごと)にID(以下,アプリケーションIDという)を登録しておき,このアプリケーションIDを用いて,コンテンツの利用続行または利用制限の判定を行うようにしてもよいし,ユーザごとに与えられるID(ユーザID)を登録しておき,このユーザIDを用いてコンテンツの利用続行または利用制限の判定を行うようにしてもよい。アプリケーションIDは記憶装置21においてアプリケーション・プログラムが管理するID登録エリアに記憶される。ユーザIDは記憶装置21においてOS等が管理するID登録エリアに記憶される。アプリケーションIDの場合には,ID埋込みコンテンツに埋込まれているアプリケーションIDに対応するアプリケーション・プログラムのみで,コンテンツ(アプリケーション・データ)を利用することができ,その他のアプリケーション・プログラムではコンテンツの利用が制限される。ユーザIDの場合には,たとえば,ID埋込みコンテンツに埋込まれているユーザIDに対応するログイン情報がクライアント・コンピュータ3に与えられるとコンテンツを利用することができ,ID埋込みコンテンツに埋込まれているユーザIDに対応しないログイン情報(異なるログイン情報)が与えられると,コンテンツの利用が制限される。
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| 【出願人】 |
【識別番号】393009356 【氏名又は名称】株式会社パンプキンハウス
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| 【出願日】 |
平成12年10月26日(2000.10.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080322 【弁理士】 【氏名又は名称】牛久 健司
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| 【公開番号】 |
特開2002−132736(P2002−132736A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月10日(2002.5.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−326257(P2000−326257) |
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