| 【発明の名称】 |
ネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の施錠及び解錠システム |
| 【発明者】 |
【氏名】アミラム オフィール
【氏名】ユバル ハラダ
【氏名】河越 秀彦
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| 【要約】 |
【課題】CD−ROM、DVD等のパッケージメディアを用いた、高画質な動画や静止画、高音質の音楽等の頒布(販売を含む)を実施するにあたって、ユーザが購入前にコンテンツの把握が可能であり、その一方、違法コピー等を効果的に防止できるシステム、更に、書き込み型パッケージメディアに施錠するデジタル錠を一般ユーザが簡単に入手できるシステムを提供する。
【解決手段】ユーザが入手したパッケージメディアには電子的錠がかかっており、そのままでは閲覧使用できず、ユーザは自身のパーソナルコンピュータ等から、コンピュータネットワークに接続された解錠業者等のサーバコンピュータにより、前記電子錠のかかったパッケージメディアに収納されているデジタルコンテンツの電子的錠をオンラインで解除できるようにした。また、パッケージメディアに施錠するデジタル錠を、インターネット等のネットワークを介して、一般ユーザが簡単に入手できるようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】ネットワークを介して交信可能なクライアント装置とサーバ装置とで構成され、 クライアント装置は、情報出力手段と、情報取得手段と、当該情報取得手段によって取得した情報に基づき、デジタル錠が掛けられているパッケージメディアに対して解錠処理を行う処理部とを備えており、サーバ装置は、情報出力手段と、情報取得手段と、前記デジタル錠が掛けられているパッケージメディアの解錠に必要な複数の情報を記憶している記憶手段と、処理手段とを備えており、当該処理手段は、前記情報取得手段によって前記クライアント装置から取得した前記デジタル錠が掛けられているパッケージメディアを特定する情報に基づき、前記記憶手段から当該デジタル錠が掛けられているパッケージメディアの解錠に必要な情報を取得すると共に、当該取得された情報を、当該デジタル錠が掛けられているパッケージメディアを特定する情報を前記ネットワークを介して送信出力してきた前記クライアント装置においてのみ利用可能な情報に生成する処理を行うものであり、前記情報出力手段は前記処理手段によって生成された当該情報を、前記クライアント装置へ送信出力するものであることを特徴とするネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の解錠システム。 【請求項2】ネットワークを介して交信可能なクライアント装置とサーバ装置とで構成され、クライアント装置は、情報出力手段と、情報取得手段と、当該情報取得手段によって取得した情報に基づき、パッケージメディアに対してデジタル錠を掛ける施錠処理を行う処理部とを備えており、サーバ装置は、情報出力手段と、情報取得手段と、パッケージメディアに掛けるデジタル錠を生成するために必要な情報を記憶している記憶手段と、処理手段とを備えており、当該処理手段は、前記情報取得手段によって前記クライアント装置から取得した情報に基づき、前記記憶手段に記憶されている情報を利用してパッケージメディアに掛けるデジタル錠を生成すると共に、前記情報取得手段によって前記クライアント装置から取得した情報に含まれている前記ネットワークを介して交信してきた前記クライアント装置を特定する情報と、当該生成されたデジタル錠の解錠に用いられるデジタル鍵とを関連づけて前記記憶手段に記憶させるものであり、前記情報出力手段は前記処理手段によって生成された前記デジタル錠を、前記クライアント装置へ送信出力するものであることを特徴とするネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の施錠システム。 【請求項3】ネットワークに接続可能なサーバ装置であって、情報出力手段と、情報取得手段と、デジタル錠が掛けられているパッケージメディアの解錠に必要な複数の情報を記憶している記憶手段と、処理手段とを備えており、当該処理手段は、前記情報取得手段によって取得したデジタル錠が掛けられているパッケージメディアを特定する情報に基づき、前記記憶手段から当該デジタル錠が掛けられているパッケージメディアの解錠に必要な情報を取得すると共に、当該取得された情報を前記情報出力手段から送信出力する先にネットワークを介して接続されているクライアント装置においてのみ当該取得された情報が利用可能となるように生成する処理を行うものであり、前記情報出力手段は当該処理手段によって前記のように生成された当該情報をネットワークを介して送信出力するものであることを特徴とするネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の解錠システム用のサーバ装置。 【請求項4】ネットワークに接続可能なサーバ装置であって、情報出力手段と、情報取得手段と、パッケージメディアに掛けるデジタル錠を生成するために必要な情報を記憶している記憶手段と、処理手段とを備えており、当該処理手段は、前記ネットワークを介して前記情報取得手段によって取得した情報に基づき、前記記憶手段に記憶されている情報を利用してパッケージメディアに掛けるデジタル錠を生成すると共に、前記情報取得手段によって取得した情報に含まれている前記ネットワークを介して交信してきたクライアント装置を特定する情報と、当該生成されたデジタル錠の解錠に用いられるデジタル鍵とを関連づけて前記記憶手段に記憶させるものであり、前記情報出力手段は前記処理手段によって生成された前記デジタル錠をネットワークを介して送信出力するものである、ことを特徴とするネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の施錠システム用のサーバ装置。 【請求項5】ネットワークに接続可能なサーバ装置であって、情報出力手段と、情報取得手段と、デジタル錠が掛けられているパッケージメディアの解錠に必要な複数の情報と、パッケージメディアに掛けるデジタル錠を生成するために必要な情報とを記憶している記憶手段と、処理手段とを備えており、当該処理手段は、前記情報取得手段によって取得したデジタル錠が掛けられているパッケージメディアを特定する情報に基づき、前記記憶手段から当該デジタル錠が掛けられているパッケージメディアの解錠に必要な情報を取得すると共に、当該取得された情報を前記情報出力手段から送信出力する先にネットワークを介して接続されているクライアント装置においてのみ当該取得された情報が利用可能となるように生成する処理を行うものであると共に、前記ネットワークを介して前記情報取得手段によって取得した情報に基づき、前記記憶手段に記憶されている情報を利用してパッケージメディアに掛けるデジタル錠を生成すると共に、前記情報取得手段によって取得した情報に含まれている前記ネットワークを介して交信してきたクライアント装置を特定する情報と、当該生成されたデジタル錠の解錠に用いられるデジタル鍵とを関連づけて前記記憶手段に記憶させるものであり、前記情報出力手段は当該処理手段によって生成された前記情報及び、デジタル錠とを、前記ネットワークを介して送信出力するものであることを特徴とするネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の解錠及び施錠システム用のサーバ装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、インターネット等の有線、あるいは無線のネットワークを介して、CD−ROM、DVD等のパッケージメディア用のデジタル鍵を解錠し及び/又は前記パッケージメディアを施錠するシステムに関する。 【0002】 【従来の技術】今日、インターネット等のネットワークを介して種々の情報を頒布することが広く行われており、特に、企業(製作者・製造者)から消費者(すなわち、いわゆるB to C)の間では、高画質な動画や静止画、高音質の音楽等の多量の電子情報をインターネット等のネットワークを介して頒布(販売を含む)することが試みられている。 【0003】しかし、現状の通信網のインフラストラクチャの下では、通信速度が遅く、高画質な動画や静止画、高音質の音楽等のネットワーク配信は著しく困難である。更に、現状の高額な通信費用が、インターネット等のネットワークを介した高画質な動画や静止画、高音質の音楽等の配信の普及の障害になっている。 【0004】すなわち、インターネット等のネットワークを介した高画質な動画や静止画、高音質の音楽等の配信に関しては、通信費アクセス料金が高く、コンテンツダウンロード等に時間がかかりすぎる通信速度等の問題が存在している。また、通信網のインフラストラクチャにまだまだ時間がかかり、ブロードバンド、リアルタイムストリーミング技術は進んでいるが、回線そのもののキャパシティ不足による混雑への解決は見られていない。特に、最近女性のネットユーザが増えて来ているが、女性はダウンロードに時間がかかるのを嫌う傾向が調査結果に現れている。 【0005】そこで、現状の通信インフラストラクチャの問題に依存しないCD−ROM、DVD等のパッケージメディアが見直されている。 【0006】しかし、従来、CD−ROM、DVD等のパッケージメディアは内容、コンテンツによりそれぞれ各ジャンル別に価格が決まっていた。しかしその本当の内容はユーザが購入して持ち帰り、包装を解いてパーソナルコンピュータ等のクライアント装置のCD−ROMドライブやDVDドライブに挿入して見るまで分からないものであった。 【0007】また、パッケージメディアの問題点として違法コピー等による著作権侵害への不安や、企業(製作者・製造者)から消費者への(すなわち、いわゆるB toCの)直接的、ダイレクトな流れが強まり、一般書店ルートとの流通摩擦が起きるという問題がある。 【0008】若者の活字離れや、40%に達する返本率への対応、(資源保護対策)などから新しい視点による解決方法として、CD−ROMによる電子出版がスタートしている。しかしながら、発想が従来の出版や印刷業界の延長線上にあるため、「コンテンツ」としての魅力づくりに欠けるという弱点から抜け出せないでいるのが現状である。 【0009】言い換えれば「インターネット」とCD−ROM、DVD等といったパッケージメディアが融合化したマルチメディアの特徴が充分生かしきれていないのである。 【0010】一方、今日では、パーソナルコンピュータの普及により、多量のデジタルデータの保存のための書き込み型パッケージメディアであるCD−R、CD−WR、DVD−R、DVD−WRが広く一般的に利用できるようになっている。しかし、その書き込み型パッケージメディアに書き込んだデータに対するセキュリティが無いため、盗み読み、改ざん、違法ダビング、盗難、遺失等に合った場合でも第三者が中身を閲覧できないようにする対策は、一般ユーザに総て委ねられているのが現状である。 【0011】すなわち、今日、パーソナルコンピュータのユーザは、従来のテキストデータだけではなく、大容量画像データ、音楽データ等を扱うことが日常的になっている。これら個人的データやプライバシーに関して重要なデータは通常パーソナルコンピュータのハードディスクに保存される。しかし第三者の盗み読み、改ざん、コピー等に対するセキュリティは無に等しい。またハードディスクの故障破損に対しての予防の意味で最近は書き込み型パッケージメディアであるCD−R、CD−WR、DVD−R、DVD−WR等にデータをコピーし保存するユーザが多い。しかしこれもパッケージメディアそのものを遺失した場合や盗難にあった場合には、防衛的、保護的なセキュリティは全く無い。 【0012】前記のような書き込み型パッケージメディアに書き込まれているデータの盗み読み、改ざん、違法ダビングを防止し、盗難、遺失等に合った場合でも第三者が中身を閲覧できないようにする方策としては、当該書き込み型パッケージメディアに暗号のようなデジタル錠(電子キーロック)を用いて施錠しておくことが望ましいが、一般ユーザが自分で、デジタル錠を作製することは困難である。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、現状の通信インフラストラクチャの問題に依存しないCD−ROM、DVD等のパッケージメディアを用いた、高画質な動画や静止画、高音質の音楽等の頒布(販売を含む)を実施するにあたって、CD−ROM、DVD等のパッケージメディアでは、ユーザ(購入者、消費者)が購入して持ち帰り、包装を解いてパーソナルコンピュータ等のクライアント装置のCD−ROMドライブやDVDドライブに挿入して見るまでその内容を把握することができない、という問題点を解決すると共に、一方で、このように、パッケージメディアを用いて高画質な動画や静止画、高音質の音楽等の頒布(販売を含む)を行う場合であっても、違法コピー等を効果的に防止できるシステムを提案することを目的としている。 【0014】すなわち、この発明は、インターネットのようなネットワークと、CD−ROM、DVD等のパッケージメディアの融合により、コンテンツ製作者、著作権保持者と、消費者とを直接的に結び付け、知的資産・芸術的資産・娯楽的資産等を適切に保護しつつ、「より安価に、いつでも、必要なときに、必要なだけ、確実に」供給出来る新しい消費回路の構築を可能とするシステムを提案することを目的としている。 【0015】更に、この発明は、書き込み型パッケージメディアに書き込まれているデータの盗み読み、改ざん、違法ダビングを防止し、盗難、遺失等に合った場合でも第三者が中身を閲覧できないように、当該書き込み型パッケージメディアに施錠するデジタル錠を一般ユーザが簡単に入手することのできるシステムを提案することを目的としている。 【0016】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため、この発明は、ユーザが購入または無償で受領したパッケージメディア(CD−ROM、DVD等)には電子的錠(電子キーロック、デジタル錠)がかかっており、またコンテンツ自体も暗号化されており、そのままでは閲覧使用できず、ユーザは自身のパーソナルコンピュータ等から、コンピュータネットワークに接続された解錠業者、あるいは前記パッケージメディアの製造業者・販売業者のサーバコンピュータにより、前記電子錠のかかったパッケージメディアに収納されているデジタルコンテンツの電子的錠(電子キーロック、デジタルキーロック、デジタル錠)をオンラインで解除できるようにしたものである。 【0017】すなわち、従来、電子的錠(電子キーロック)のかかっていなかったパッケージメディアに電子的錠(電子キーロック)を掛けて販売するというアイディアであり、インターネット等のネットワークを利用し、パッケージメディア プラス自動解錠システムともいうべき、インターネットのようなネットワークと、CD−ROM、DVD等のパッケージメディアを融合させたシステムであって、コンテンツの著作権者・発行者・製作者・製造者と、その顧客・ユーザ・消費者を直接的に結び付ける「直接配布システム」とも言うべき新しいコンテンツ配布、販売方法を提案するものである。 【0018】高画質な映画、多量なMIDIデータ、MP3データ、プロ用高画質フォトライブラリー、ハイエンドCGクリエーター用素材集、フォント集、多量なDBコンテンツ等を、CD−ROM、DVD等のパッケージメディアに収め、この中のある部分は無料で視聴、使用できる、いわば「お試し部分」にすると共に、残りの部分にはデジタル錠を掛け、このように処理、製造されているパッケージメディア(CD−ROM、DVD等)を有償で、あるいは無償で配布する。そして、この配布を受けたユーザ(消費者)が、自己のパーソナルコンピュータ等のクライアント装置のCD−ROMドライブやDVDドライブにこのパッケージメディアを挿入し、前記「お試し部分」を視聴し、ある程度内容を把握し納得した上で、インターネット等のネットワーク経由で、前記デジタル錠を解錠するためのデジタル鍵(デジタルキー、電子的鍵、電子的キー)を購入する、そして、このネットワークを介したデジタル鍵購入の際に課金されるようにしたものである。 【0019】また、前記課題を解決するため、この発明は、パッケージメディアに書き込まれているデータの盗み読み、改ざん、違法ダビングを防止し、盗難、遺失等に合った場合でも第三者が中身を閲覧できないように、当該パッケージメディアに施錠するデジタル錠を、インターネット等のネットワークを介して、一般ユーザが簡単に入手できるようにしたものである。 【0020】すなわち、CD−ROM、DVD等のパッケージメディアにユーザ(消費者)が自由に掛けられるデジタル錠(電子キーロック)を、ネットワーク上で販売する。更に、ユーザ(消費者)が、当該デジタル錠を解錠するためのパスワードを忘れたり、遺失した場合のバックアップのために、当該デジタル錠(電子キーロック)を解錠するデジタルキー(電子鍵)の保管をネットワーク上で行うことによって前記課題を解決したのである。 【0021】より具体的には、本発明が提案するネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の解錠システム及び、ネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の施錠システムは、それぞれ、ネットワークを介して交信可能なクライアント装置とサーバ装置とで構成されているものである。 【0022】そして、ネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の解錠システムにおける、前記クライアント装置、前記サーバ装置は、それぞれ、以下のように構成されている。 【0023】すなわち、クライアント装置は、情報出力手段と、情報取得手段と、当該情報取得手段によって取得した情報に基づき、デジタル錠が掛けられているパッケージメディアに対して解錠処理を行う処理部とを備えているものである。 【0024】また、サーバ装置は、情報出力手段と、情報取得手段と、前記デジタル錠が掛けられているパッケージメディアの解錠に必要な複数の情報を記憶している記憶手段と、処理手段とを備えている。この処理手段は、前記情報取得手段によって前記クライアント装置から取得した前記デジタル錠が掛けられているパッケージメディアを特定する情報に基づき、前記記憶手段から当該デジタル錠が掛けられているパッケージメディアの解錠に必要な情報を取得すると共に、当該取得された情報を、当該デジタル錠が掛けられているパッケージメディアを特定する情報を前記ネットワークを介して送信出力してきた前記クライアント装置においてのみ利用可能な情報に生成する処理を行うものである。また、サーバ装置の前記情報出力手段は前記処理手段によって生成された当該情報を、前記クライアント装置へ送信出力するものである。 【0025】これによって、無料で視聴できる「お試し部分」と、それ以外の電子キーロック(デジタル錠)が施錠されている部分とからなるパッケージメディア(CD−ROM、DVD等)を、自己のパーソナルコンピュータ等のクライアント装置のCD−ROMドライブやDVDドライブに挿入し、前記「お試し部分」を視聴して、ある程度内容を把握し、購入するとの意思を持ったユーザ(消費者)は、インターネット等のネットワークを介して前記サーバ装置にアクセスし、前記デジタル錠を解錠するためのデジタル鍵を購入することができる。そこで、コンテンツの著作権者・発行者・製作者・製造者は、違法な複製、コピーなどからプロテクトされた状態で、高画質な映画、多量なMIDIデータ、MP3データ、プロ用高画質フォトライブラリー、ハイエンドCGクリエーター用素材集、フォント集、多量なDBコンテンツ等を、CD−ROM、DVD等のパッケージメディアに収め、これを頒布し、顧客・ユーザ・消費者が、デジタル錠を解錠するためのデジタル鍵の購入を希望した部分のコンテンツについてのみ、デジタル鍵頒布の際の課金によって料金徴収して販売できるようになる。一方、顧客・ユーザ・消費者は、前記のようなCD−ROM、DVD等のパッケージメディアを極めて安価に、例えば、無料で入手して、コンテンツの内容を把握した上で、必要なコンテンツのみ正式に入手して楽しむ(当該コンテンツの部分に施錠されている電子的錠を解錠するための電子的鍵を、有料で、前記サーバ装置から入手することにより、前記電子的錠を解錠して、希望したコンテンツを視聴する)ことができる。 【0026】本発明の前記システムにおいては、解錠したコンテンツの閲覧使用料金は自動的にユーザのクレジットカード、プリペイドカード、事前に振り込みデポジットしておいたポイントから課金引き落としされるように構成することができる。つまり解錠されるまではそのパッケージメディアにはコンテンツの代金、料金等は発生していない。このことによりユーザに直接的に、無差別にCD−ROM、DVD等のパッケージメディアを無料頒布することも可能となる。 【0027】本発明の前記システムによれば、インターネット等のネットワークを介して、CD−ROM、DVD等のパッケージメディアにかけられていた電子的錠(デジタル錠)を、有料で解錠することが可能になる。そして、映画のシーンごと、音楽の曲ごと、コーラスごと、ゲームのチャプターごと、写真1枚ごと、1素材ごと、フォントの1文字ごと等、あらゆるパブリッシャ、著作権保持者の要求に答えられる。一方、ユーザ(消費者)の立場では、高画質な映画、多量なMIDIデータ、MP3データ、プロ用高画質フォトライブラリー、ハイエンドCGクリエーター用素材集、フォント集、多量なDBコンテンツ等の、全部一括買いや部分買いの選択が自在に出来る。ユーザは安価に、いつでも、必要なときに、必要なだけ、確実にコンテンツを閲覧したり視聴したり、利用したりできる。 【0028】また本発明の前記システムによってユーザ(消費者)へ提供される電子的鍵(デジタルキー)は、デジタル錠が掛けられているパッケージメディアを特定する情報をネットワークを介して送信出力し、当該デジタル錠を解錠するための電子的鍵(デジタルキー)の購入情報を送信出力してきたクライアント装置(例えば、ユーザのパーソナルコンピュータ)においてのみ利用可能な情報に生成されている。すなわち、電子的錠で施錠されていたパッケージメディアについて、いったんユーザより解錠のための電子的鍵購入要求があり、当該電子的鍵が販売されているパッケージメディアを、他のユーザが無償あるいは有償で譲り受けたとしても、当該譲り受けた他のユーザは、あらためて、自己のパーソナルコンピュータ等のクライアント装置を使用してネットワークを介して前記サーバ装置にアクセスし、前記パッケージメディアに施錠されている電子的錠を解錠するための電子的鍵を購入しなければ、当該パッケージメディアに入っていて電子的錠で施錠されているコンテンツを視聴できないのである。すなわち、本発明の前記ネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の解錠システムは、パブリッシャ、著作権保持者の要求に答える完璧なセキュリティーを備えているものである。 【0029】このように、完璧な電子的キーロックが可能であるためメディアにスポンサーを付けて、その広告費でメディア製作費、流通費を抑え、映画のDVDをCVS等で無料頒布しユーザはPCで冒頭の無料部分(スポンサーCMと映画のダイジェスト版)を視聴し、映画本編を見たい場合はネットに接続し、電子的キーロックを解錠するための電子的キーを購入して、オートマティックアンロックし(ここで、自動的に課金・料金徴収される)、全編を視聴するというような流通を含めた新しい使い方が可能になる。 【0030】また、本発明におけるネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の施錠システムにおける、前記クライアント装置、前記サーバ装置は、それぞれ、以下のように構成されている。 【0031】すなわち、クライアント装置は、情報出力手段と、情報取得手段と、当該情報取得手段によって取得した情報に基づき、パッケージメディアに対してデジタル鍵を掛ける施錠処理を行う処理部とを備えている。 【0032】また、サーバ装置は、情報出力手段と、情報取得手段と、パッケージメディアに掛けるデジタル錠を生成するために必要な情報を記憶している記憶手段と、処理手段とを備えている。この処理手段は、前記情報取得手段によって前記クライアント装置から取得した情報に基づき、前記記憶手段に記憶されている情報を利用してパッケージメディアに掛けるデジタル錠を生成すると共に、前記情報取得手段によって前記クライアント装置から取得した情報に含まれている前記ネットワークを介して交信してきた前記クライアント装置を特定する情報と、当該生成されたデジタル錠の解錠に用いられるデジタル鍵とを関連づけて前記記憶手段に記憶させるものである。またサーバ装置の前記情報出力手段は前記処理手段によって生成された前記デジタル錠を、前記クライアント装置へ送信出力するものである。 【0033】これによって、一般ユーザは、CD−ROM、DVD等のパッケージメディアに自由に掛けられるデジタル錠(電子キーロック)を、ネットワークを介して簡単に入手することができる。 【0034】また、このようにデジタル錠(電子キーロック)を入手したユーザ(消費者)が、当該デジタル錠を解錠するためのデジタルキー(電子的鍵)を忘れてしまった場合でも、このデジタルキー(電子的鍵)は前記サーバ装置に保管されているので、このような場合にも対応することができる。 【0035】前述した本発明のネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の施錠システムにおいて、前記のようにデジタル錠(電子キーロック)を入手したユーザ(消費者)が、その後、これを解錠するためのデジタルキー(電子鍵)を前記サーバ装置から入手する場合、通常は、前記入手したデジタル錠(電子キーロック)で施錠されているパッケージメディアが搭載されている自身のパーソナルコンピュータ等のクライアント装置から、インターネット等のネットワーク経由で前記サーバ装置にアクセスするが、携帯端末やカーナビゲーションシステム、携帯電話、等によって実現されるクライアント装置から前記サーバ装置にアクセスし、再度、デジタルキー(電子鍵)(例えば、パスワード)を受け取ることも可能である。 【0036】なお、本発明が提案するネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の解錠システム及び、ネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の施錠システムに用いられるサーバ装置は、それぞれ、前述した機能、作用を実現可能なサーバ装置である。また、前述した本発明のネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の解錠システムと、ネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の施錠システムとの双方の機能、作用をどちらとも実現可能なサーバ装置とすることも可能である。そして、このように両者の機能を実現可能な、サーバ装置を用いて、前述した本発明のネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の解錠システムと、ネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の施錠システムとの双方の機能、作用を発揮する、ネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の解錠及び施錠システムを提供することも可能である。 【0037】前述したサーバ装置をインターネット等の有線の、あるいは無線のネットワーク上に設置して実現される本発明のネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の解錠システム、ネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の施錠システム、ネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の解錠及び施錠システムにおけるクライアント装置、サーバ装置の動作は、例えば、パーソナルコンピュータ等のネットワークに接続可能なコンピュータにおいて、CPUが記憶媒体にあらかじめ記憶されていたプログラムを実行させることによって実現させることができる。 【0038】 【発明の実施の形態】この発明のネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の施錠システム、ネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の解錠システム及び、ネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の施錠及び解錠システム、並びに、これらのシステムに用いるサーバ装置を説明する。 【0039】ネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の施錠及び/又は解錠システム1は、図1に示すように、クライアント装置2とサーバ装置3とが、ネットワーク、例えば、インターネット4によって通信可能に接続されているシステムである。 【0040】サーバ装置3は、情報出力手段と、情報取得手段と、記憶手段と、処理手段を備えており、図2に示すように、ISDN回線36等の回線によってインターネット4に接続され、CRTや液晶ディスプレイなどからなる表示手段32、マウス、キーボードなどからなる入力手段31、各種の処理を行う処理装置35と、記憶装置34とからで構成され、これらの各構成要素相互が通信可能にバス33で接続されている。 【0041】記憶装置34には、従来公知のコンピュータと同様に、ワークエリア、OS(オペレーティングシステム)、GUI(グラフィカルユーザインターフェース)、ブラウザ、本発明に係るネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の施錠システム及び/又はネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の解錠システムの実行、処理を行うためのAP(アプリケーションプログラム)を記憶した記憶部が備えられており、データベースは、本発明に係るこれらのシステムの処理を行うためのデータに関するファイルが収容されているデータベース(DB)としてこの記憶装置34に備えられている。 【0042】本発明のサーバ装置3においては、記憶装置34に備えられている記憶手段の中に、デジタル錠がかけられているパッケージメディアの解錠に必要な複数の情報、又は、パッケージメディアにかけるデジタル錠を生成するために必要な情報、あるいはこれらの情報の双方が記憶されている。 【0043】サーバ装置3に備えられている情報取得手段は、マウス、キーボードなどからなる入力手段31と、インターネット4からのISDN回線36等の回線を介して、あるいは無線で情報を受信する手段(不図示)とによって構成することができる。 【0044】また、サーバ装置3に備えられている処理手段は、処理装置35によって実現されるものであり、前記情報取得手段、特に、インターネット4からのISDN回線36等の回線を介して、あるいは無線で情報を受信する手段(不図示)によってクライアント装置2から取得した、デジタル錠が掛けられているパッケージメディアを特定する情報に基づき、記憶手段から当該デジタル錠が掛けられているパッケージメディアの解錠に必要な情報を取得すると共に、当該取得された情報を、当該デジタル錠が掛けられているパッケージメディアを特定する情報を前記ネットワーク(ISDN回線36等の回線、あるいは無線での回線)を介して送信出力してきた前記クライアント装置においてのみ利用可能な情報に生成する処理、又は、情報取得手段によってクライアント装置から取得した情報に基づき、前記記憶手段に記憶されている情報を利用してパッケージメディアに掛けるデジタル錠を生成すると共に、前記情報取得手段によって前記クライアント装置から取得した情報に含まれている前記ネットワークを介して交信してきた前記クライアント装置を特定する情報と、当該生成されたデジタル錠の解錠に用いられるデジタル鍵とを関連づけて前記記憶手段に記憶させる処理、あるいはこれらの処理の双方を行うものである。 【0045】情報出力手段は、CRTや液晶ディスプレイなどからなる表示手段32と、ISDN回線36等の回線を介してインターネット4、あるいは無線の回線に情報を出力する手段(不図示)とによって構成されるものであるが、ISDN回線36等の回線を介してインターネット4、あるいは無線の回線に情報を出力する手段(不図示)において、前記処理手段によって生成された当該情報のクライアント装置への送信出力、又は、処理手段によって生成された前記デジタル錠のクライアント装置への送信出力が行われる。 【0046】一方、クライアント装置2は、図3に示すように、ISDN回線26等の回線によってインターネット4に接続され、CRTや液晶ディスプレイなどからなる表示手段22、マウス、キーボードなどからなる入力手段21、情報取得手段によって取得した情報に基づき、デジタル錠が掛けられているパッケージメディアに対して解錠処理を行う、又は、情報取得手段によって取得した情報に基づき、パッケージメディアに対してデジタル錠を掛ける施錠処理を行う、あるいはこれらの双方の処理を行う処理装置25とで構成されており、通常実現されている形態のように、更に、記憶装置24を備え、また、当該クライアント装置2に搭載されたパッケージメディア(CD−ROM、DVD、等)を読み取ることのできるCD−ROMドライブ、DVDドライブなどのパッケージメディア読取り手段27を備えている。これらは、通信機能を備えたパーソナルコンピュータ等によって実現することができ、これによって、サーバ装置3から有線あるいは無線で送信出力されてくる情報の受信、サーバ装置3に対する有線あるいは無線での情報の送出、デジタル錠で施錠されているパッケージメディアの解錠処理、パッケージメディアに対するデジタル錠を用いての施錠処理が行われる。 【0047】なお、クライアント装置2に備えられている情報取得手段は、マウス、キーボードなどからなる入力手段21と、インターネット4からのISDN回線26等の回線や、無線を介しての情報を受信する手段(不図示)とによって構成され、情報出力手段は、CRTや液晶ディスプレイなどからなる表示手段22と、ISDN回線26等の回線を介してインターネット4や、無線の回線に情報を出力する手段(不図示)とによって構成され、画像表示手段は、CRTや液晶ディスプレイなどからなる表示手段22によって実現されるものである。 【0048】以上の構成からなるネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の施錠及び/又は解錠システム1と、これに使用されるサーバ装置3とによって、ユーザ(消費者)は、コンテンツが、無料で視聴することのできる「お試し部分」と、それ以外の電子的錠が掛けられている部分とからになっているパッケージメディア(CD−ROM、DVD、等)であって、有料あるいは無料で入手したパッケージメディアを、自己のクライアント装置2に搭載し、パッケージメディア読取り手段27にて、視聴し、電子的錠が掛けられているコンテンツの全体、あるいは、電子的錠が掛けられているコンテンツの一部の購入を希望するに至ったときには、インテーネット4を介してサーバ装置3にアクセスし、前記電子的錠がかけられているパッケージメディアを特定する情報(この「パッケージメディアを特定する情報」の概念の中には、当該パッケージメディアの中に収容されていて電子的錠が掛けられているコンテンツの中の、解錠を希望する一部のコンテンツを特定する情報も含まれる)をサーバ装置3に送信出力する。サーバ装置3では、記憶装置34の中に記憶されている、デジタル錠がかけられているパッケージメディアの解錠に必要な複数の情報の中から、前記パッケージメディアを特定する情報に対応して、前記パッケージメディアにかけられている電子的錠(あるいは、パッケージメディアに収容されているコンテンツの中の一部のコンテンツにかけられている電子的錠あるいは暗号)を解錠するための電子的鍵を取り出し、これを、当該デジタル錠が掛けられているパッケージメディアを特定する情報を前記ネットワークを介して送信出力してきた前記クライアント装置2においてのみ利用可能な情報に生成する処理を行った後、インテーネット4を介してクライアント装置2へ送信出力する。 【0049】そこで、ユーザは、当該サーバ装置3から送信出力されてきた電子的鍵によって、前記パッケージメディアにかけられていた電子的錠(あるいは、パッケージメディアに収容されているコンテンツの中の、一部の、すなわちユーザが解錠を希望したコンテンツにかけられていた電子的錠)を自己のクライアント装置2にて解錠し、その内容を視聴することができる。 【0050】また、このようにしてユーザが取得した電子的鍵は、ユーザの当該クライアント装置2においてのみ利用可能に処理されているので、この後、当該ユーザが、前記パッケージメディアを他のユーザに譲渡した場合であっても、当該他のユーザは、自身のパーソナルコンピュータ等のクライアント装置2では、当該パッケージメディアにかけられている電子的錠を解除して、コンテンツの内容を視聴することはできない。 【0051】また、以上の構成からなるネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の施錠及び/又は解錠システム1と、これに使用されるサーバ装置3とによって、ユーザ(消費者)は、自分で、種々の画像情報や、音楽情報を書き込んだパッケージメディア(CD−ROM、DVD、等)にセキュリティのために、電子的な施錠を施したいと考えたときには、当該パッケージメディアを、自己のクライアント装置2に搭載し、インターネット4を介して、サーバ装置3へアクセスし、電子的な施錠を施したいとの要求、すなわち、電子的錠(デジタルキーロック)販売を要求する情報を、サーバ装置3に送信出力する。 【0052】サーバ装置3では、記憶手段に記憶されている、パッケージメディアにかけるデジタル錠を生成するために必要な情報を利用してパッケージメディアに掛けるデジタル錠を生成すると共に、前記情報取得手段によって前記クライアント装置から取得した情報に含まれている前記ネットワークを介して交信してきた前記クライアント装置を特定する情報と、当該生成されたデジタル錠の解錠に用いられるデジタル鍵とを関連づけて前記記憶手段に記憶させる処理を行い、この生成されたデジタル錠を、前記情報出力手段を介して、クライアント装置2へ送信出力する。 【0053】そこで、このデジタル錠を入手したユーザは、自分で種々の画像情報や、音楽情報を書き込んだ前記パッケージメディア(CD−ROM、DVD、等)に(あるいは、このようなパーケージメディアに収容されているコンテンツ中で、デジタル錠にて施錠を施したいとの情報を、サーバ装置3に送信出力した部分のコンテンツ)に、簡単に、電子的な施錠を施して、セキュリティを確保することができる。 【0054】更に、前記のように、このデジタル錠を解錠するためのデジタル鍵は、当該ユーザのクライアント装置を特定する情報と関連付けられて、前記サーバ装置3に記憶されているので、ユーザは、いつでも、自己のクライアント装置を用いて、サーバ装置3にネットワークを介してアクセスし、解錠のためのデジタル鍵を入手することができる。 【0055】以下、図4、図5を用いて、本発明のネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の施錠システム及び/又はネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の解錠システム1を用いた、デジタル錠の施錠システム/解錠システムのプロセスを説明する。 【0056】まず、図4を用いて、本発明が提案するネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の解錠システムの実行プロセスを説明する。 【0057】CD−ROM、DVD等のパッケージメディアであって、収容されているコンテンツには、一部に、無料で視聴できる、いわば「お試し部分」と、それ以外のデジタル錠がかけられている部分とがあるパッケージメディアを有料で、あるいは無料で入手したユーザは、自己のクウライアント装置2であるパーソナルコンピュータに、当該パッケージメディアを搭載し、パッケージメディア読取り装置27にて前記「お試し部分」を無料で視聴し、当該パッケージメディアの内容を確認、把握する(ステップ101)。 【0058】前記において、パッケージメディアは、例えば、CD−ROM、DVDの冒頭に収録されたスポンサーのCMと内容のダイジェストを「お試し部分」として見ることができるが、本編はデジタル錠によってロックされていて見ることが出来ない(例えば、コンテンツが、映画、ゲーム、ハウツー、エデュテイメント、エンタテイメントソフト等である場合)ようにしておくことができる。 【0059】また、他の形態として、パッケージメディアは、例えば、CD−ROM、DVDの全編を見て試用することが可能であるが、ダビング、コピーを禁止するデジタル錠の他に、期間制限、時間制限(例えば、「タイムボンブ」と表現する)としてのデジタル錠が全編に施されていて、この制限されている期間、時間以降も当該パッケージメディアを利用し続けるためには、前記期間制限、時間制限としてのデジタル錠を解錠するためのデジタル錠を用いなければならないようにしておくこともできる(例えば、コンテンツが、フォント、CAD、プロユース素材集、等のビジネスソフトの場合。)。 【0060】この無料での「お試し部分」の視聴の結果、当該パッケージメディアに収容されているコンテンツの総て、あるいは、コンテンツの一部を、前記デジタル錠を解錠することによって入手したいと希望したユーザは、当該パッケージメディアに記憶されている操作手順(オーダーフォーム)の示すところにしたがって、デジタル錠を解錠するサービスを提供する解錠業者あるいは、当該パッケージメディアの製造者、販売者がインターネット等のネットワーク上に開設しているサーバ装置3に、ネットワーク4を介してアクセスし、前記デジタル錠が掛けられているパッケージメディアを特定する情報を、サーバ装置3に送信出力する(ステップ102)。 【0061】なお、CD−ROM、DVDを搭載し、読取ることが可能な携帯端末、カーナビゲーション、携帯電話等、インターネットにアクセス可能な情報機器からの前記サーバ装置3へのアクセスも可能である。 【0062】そこで、サーバ装置3では、記憶手段に記憶されている、デジタル錠が掛けられているパッケージメディアの解錠に必要な複数の情報の中から、前記デジタル錠が掛けられているパッケージメディアを特定する情報に基づき、当該デジタル錠が掛けられているパッケージメディアの解錠に必要な情報を取得すると共に、当該取得された情報を、当該デジタル錠が掛けられているパッケージメディアを特定する情報を前記ネットワークを介して送信出力してきた前記クライアント装置においてのみ利用可能な情報に生成する処理を行う(ステップ103)。 【0063】なお、このステップ103において、デジタル鍵購入の申込を受けて、サーバ装置3側から、要求されたデジタル鍵購入代金をクライアント装置2へ情報として示し、従来、公知の方法で、クライアント装置2を使用しているユーザのクレジットカード、プリペイドカード、事前に振り込みデポジットしておいたポイントからデジタル鍵購入代金の引き落としが行われるように構成することができる。 【0064】このようにすれば、コンテンツの著作権者・発行者・製作者・製造者などは、極めて安価に、あるいは無料で前記パッケージメディアを頒布しておいても、デジタル鍵頒布の際に、確実に料金を徴収することができる。 【0065】また、ユーザが、デジタル鍵購入を申し込んで来るコンテンツに関する情報をバ装置の記憶手段に記憶しておくことにより、ユーザに人気のあるコンテンツ等の情報を簡単に整理、蓄積することも可能になる。 【0066】ついで、サーバ装置3は、ステップ103で生成された前記の情報(すなわち、デジタル鍵)を、クライアント装置2へ送信出力する(ステップ104)。 【0067】そこで、クライアント装置2では、ステップ104で受信した情報(デジタル鍵)に基づき、デジタル錠が掛けられているパッケージメディアに対して解錠処理を行って、前記パッケージメディアに収容されているコンテンツの総てにかけられているデジタル錠、あるいは、コンテンツの一部であって、かけられているデジタル錠の解錠を臨む部分であるとして、サーバ装置3へ、「パッケージメディアを特定する情報」として送信出力していたコンテンツ部分かけられているデジタル錠を解錠し、コンテンツ内容を視聴することができる(ステップ105)。 【0068】次に、図5を用いて、本発明が提案するネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の施錠システムの実行プロセスを説明する。 【0069】自己のパーソナルコンピュータ等のクライアント装置2において、書き込み型パッケージメディア(例えば、CD−R、CD−WR、DVD−R、DVD−WR、等)に文字、図形情報、画像情報、音楽情報を書き込んだユーザであって、当該パッケージメディアに、あるは、当該パッケージメディアに収納されているコンテンツの一部に、セキュリティのために、デジタル錠で施錠を行いたいと考えたユーザは、クライアント装置2からネットワーク4を介してサーバ装置3にアクセスし、サーバ装置3側から示される手順にしたがって、デジタル錠での施錠を希望する部分を特定する情報をサーバ装置3に送信出力する(ステップ201)。 【0070】なお、この、デジタル錠での施錠を希望する部分は、パッケージメディア全体であることもあるし、パッケージメディアに収容されているコンテンツの中の一部であることもある。 【0071】そこで、サーバ装置3では、記憶手段に記憶されている、パッケージメディアに掛けるデジタル錠を生成するために必要な情報を利用して、クライアント装置2から送信出力されてきた、デジタル錠での施錠を希望する部分を特性する情報にて特定されて部分にかけるデジタル錠を生成すると共に、情報取得手段によって前記クライアント装置から取得した情報に含まれている前記ネットワークを介して交信してきた前記クライアント装置2を特定する情報と、当該生成されたデジタル錠の解錠に用いられるデジタル鍵とを関連づけて前記記憶手段に記憶させる(ステップ202)。 【0072】なお、このステップ202において、デジタル鍵購入の申込を受けて、サーバ装置3側から、要求されたデジタル鍵購入代金をクライアント装置2へ情報として示し、従来、公知の方法で、クライアント装置2を使用しているユーザのクレジットカード、プリペイドカード、事前に振り込みデポジットしておいたポイントからデジタル鍵購入代金の引き落としが行われるように構成することができる。 【0073】ついで、サーバ装置3の情報出力手段が、前記ステップ202で生成された前記デジタル錠を、クライアント装置2へ送信出力する(ステップ203)。 【0074】そこで、ユーザは、クライアント装置2で受信したデジタル錠を用いて、パッケージメディアに対してデジタル鍵を掛ける施錠処理を行う(ステップ204)。 【0075】これによって、一般ユーザは、CD−ROM、DVD等のパッケージメディアに自由に掛けられるデジタル錠(電子キーロック)を、ネットワークを介して簡単に入手することができる。 【0076】また、このようにデジタル錠(電子キーロック)を入手したユーザ(消費者)が、当該デジタル錠を解錠するためのデジタルキー(電子的鍵)を忘れてしまった場合でも、このデジタルキー(電子的鍵)はサーバ装置3に保管されているので、ユーザ(消費者)は、パーソナルコンピュータ、携帯端末、カーナビゲーションシステム、携帯電話、等によって実現されるクライアント装置から前記サーバ装置にアクセスし、再度、デジタルキー(電子鍵)(例えば、パスワード)を受け取ることも可能である。この、再度、受けとる際には、無料にて受け取れるようにすることができる。 【0077】図6は、本発明のネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の解錠システム及び/又は施錠システムに採用され得る機能の概要を表すものである。 図6中、符号301で表されている部分は、コンテンツ権利者、出版者から依頼を受けてパッケージメディアを製作する、パッケージメディア製作ファクトリで、デジタルコンテンツを暗号化しデジタル錠を掛けたマスター盤を作成し、ダビングが行われる部分である。 【0078】パッケージメディアの中に入れるコンテンツの種類は電子出版物、音楽、映画ゲーム、DB系のデータ、プロ仕様の素材集、インディーズアーチストたちの作品等、デジタル化可能なものは何でも扱うことができる。 【0079】パッケージメディアコンテンツの編集はジャンルごとにフォーマットを標準化しコストダウンを図ることができる。 【0080】また広告スペースが確保されておりその広告収益をダビング費用に充当し、流通コストやそのパッケージメディアそのものの価格を低く抑えることが可能となる。 【0081】符号306で表されているUnlocking Centerは、インターネット等のネットワークを通じ、ユーザの認証、登録を行い、パッケージメディアに施されているデジタル錠を解錠するためのデジタル鍵を、サーバ装置の記憶部から抽出して、ユーザのクライアント装置へ送信出力し、デジタル錠頒布にあたって課金する、等の処理を行う部分である。 【0082】符号302、303、304、305で表されている部分は、クレジットカード、プリペイドカード、事前デポジットポイント等によって、例えば、無償や、極めて安価な価格で頒布されたCD−ROM、DVDに収容されているコンテンツの本来の代金を、ユーザからの要求に応じてデジタル鍵を頒布する際に徴収する部分である。 【0083】Unlockingu centerは、サーバ装置3に備えられている処理部によって実現されるものであり、符号302、303、304、305で表されている部分での、料金徴収、ユーザからの料金支払いを確認した後、オートマチックでただちに顧客に対してデジタル鍵(例えば、パスワード)を送信する機能を果たす部分である。 【0084】ユーザは、料金を支払って入手したデジタル鍵(例えば、パスワード)により、パッケージメエィアに施されていたデジタル錠(デジタルキーロック)を解除して本編を見ることが出来る。 【0085】ただし、当該デジタル鍵(例えば、パスワード)は解錠したクライアント装置(例えば、パーソナルコンピュータ)のみに通用するものであり、ユーザがパッケージメディアを第三者に貸与しても別なパーソナルコンピュータでは新しいデジタル鍵(例えば、新しいパスワード)が必要になり、当該第三者は、料金を支払って当該第三者のクライアント装置(例えば、パーソナルコンピュータ)のみに通用するデジタル鍵(例えば、パスワード)を入手しなければならない。さらに一回一回、頒布されるデジタル鍵(例えば、パスワード)は、それぞれ違うので違法コピーが出来ない。パーソナルコンピュータにインストールされたソフトにも新しいパスワードが組み込まれるため、そこからのコピーにも新しいパスワードが必要である。 【0086】また、このUnlocking Center306は、ユーザデータ管理、販売ポイント管理を行い、また、レポート自動集計ソフトによりユーザが要求する顧客データもほぼリアルタイムで提供できる。 【0087】このUnlocking Center306によって、24時間インターネットによるデジタル鍵(例えば、Passwords)発行を可能にすることができる。 【0088】また、ユーザーがインターネットにより、フォーマットにのっとって情報を入れていくと、アンロッキングセンター306で、ユーザが情報として入力したカードの照合、当該カードの残高確認等が自動的に行われ、OKであればアンロッキングプログラム(デジタル鍵)をユーザーのCPに送り、CD−ROM、DVD等をオートマチックにアンロック(ロックの解除)できる。 【0089】すなわち、カード、銀行等のデータ処理等用のインターフェイスも完備されている。 【0090】図6において符号307で表されている「仮想顧客自由空間」は、本発明のシステムにおいて、インターネット等のネットワークを通じ、認証、登録を行われたユーザが自由に使用できる、サーバ装置3によって生成される仮想空間であり、Unlocking Center306から鍵付のマイルームを購入して使用したり、ユーザ同士で、チャットや、電子メールの交換が行われるようになる領域である。 【0091】図6において符号308で表されている「自由鍵オンライン販売/鍵保管」が、本発明のネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の施錠システムにおける有料でのデジタル錠発行、これのデジタル鍵保管を行う領域である。 【0092】なお、本発明のネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の解錠システム及び/又は施錠システムの付帯業務として、図6において符号309で表されているように、マーケティングデータの集計、切り分け、販売やユーザ向けメールサービス、オンラインマガジン発行、インターネット出版業務、「インディーズ」アーチスト/「ホワイトメディア」版権管理、広告掲載業務等を行うこともできる。 【0093】ここで、「ホワイトメディア」とは、いわゆるインディーズクリエーター発表、商品化のための独自なメディアのことをいう。 【0094】近年、音楽市場でも「インディーズ」の名のもとに、独立した小さなインデペンデントのCDを制作発売している一団があり、現在タイトル数16,000件を越えている。従来の音楽業界とは異なった市場として捕らえるべき新しい形である。「自らを発表する機会がない」「地方に在住している」「マスとしてはとらえきれない作品」などがそのチャンスを生かせるという唯一の場となっていると思われ、こうした傾向は、音楽に止まらず俳句の同人誌、自分史などがブームとなっていることとも連動している。「創作したい」「伝えたい」の受け皿としての市場は今後益々注目されていくと考えられる。そこで、何も書き込まれていないメディア=「ホワイトメディア」をインディーズクリエーターたちに提供し、その流通を、本発明のネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の解錠システム及び/又は施錠システムによって進めることができる。 【0095】インターネットでイベントの話題を広げ、CD−ROM、DVDをインディズクリエーターに開放するものである。インターネットとパッケージメディアで日本から世界のアニメ、マンガファンに普及させることで市場を創出し新しいクリエーターを進出させ、インターネットとパッケージメディアでインディーズ流通を確立しようとするものである。 【0096】例えば、音楽を例にすればMP3圧縮技術によりDVDに千数百曲の楽曲を収録することができる。ユーザはそれぞれ1コーラスは無料で試聴でき、気に入ればロックを解除し(課金され)全曲聞いたり、自分のハードディスクやMDにダウンロードすることが可能である。アンロックセンターではどのアーチストは何人が解錠したか瞬時に把握できる。そして人気の高いアーチストはそれに見合った著作権収入を得ることが可能となる。またその結果によってメジャーデビューの道が開ける。これが、本発明のネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の解錠システム及び/又は施錠システムを利用して前述した「ホワイトメディア」を活用できる一つの方途である。 【0097】今日、DVDは、ゲーム機に搭載されるだけではなく、パーソナルコンピュータにも、テレビにも広く搭載され、DVD映画を見たり、将来インターネット接続も可能である。このようにDVDが搭載されたゲーム機は、まさに「情報家電」としてマルチメディアの核となる可能性を秘めている。 【0098】DVDの持つ大容量の収録力は本発明のネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の解錠システム及び/又は施錠システムのコンセプトである「インターネットの特性」と「パッケージメディアの特性」を融合させ、それぞれを生かした使い方を可能にする。それを補完する暗号化技術を利用したDVD課金システムを広く公開することでより多くの人々を結集し、有効なコンテンツづくりの機会を設け、新しいIT産業創設に役立てることができる。 【0099】本発明のネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の解錠システム及び/又は施錠システムにおいて、パッケージメディアに施されるデジタル錠、これを解錠するデジタル鍵は、次のようにすることによって、セキュリティ性能を高めることができる。 【0100】A.パスワードエンジン(アルゴリズム) セキュリティー度の高いパスワードシステムで強力なコピー防止メカニズムである。パスワードは個々のユーザー、アプリケーションごとに異なる唯一のものでパスワードジェネレーターにより事実上無制限(2の48乗)に発生し、ナンバリングされる。本発明のネットワークを介したパッケージメディア用デジタル錠の解錠システム及び/又は施錠システムに使われるアルゴリズムは、暗号化技術が許可制となっているアメリカ、ヨーロッパ、イスラエル等で一番高度なものとすることができる。 【0101】B.ダビング防止機能、信頼性ダビングしたものも同様にロックすることも可能である。 【0102】完全同スペックの複数PCに同一CD−ROM、DVDよりソフトをインストールしたりコンテンツを閲覧視聴する場合でも個々のパスワードが必要になるように構成することができる。 【0103】ロック解除後のソフトをPC同士でコピーしても個別の新しいパスワードが必要になるように構成することができる。 【0104】C.柔軟性製品の発刊元の意向やソフトの性質により個々に合ったエンクリプション(暗号化)プログラミング、オーダーメードが可能である。暗号システムの強弱の調整(入れ替え)が出来る。ソフトの中身のエンクリプションの掛け方は現在3ブロックに分けている。最小単位はフォントの場合1文字という小さいデータから掛けられる。マスターキーで1番上のブロックを開けることにより全部をオープンにすることも可能である。 【0105】CD−ROM、DVDの内容はソフト試用部分(いわゆる「お試し部分」)、ダイジェスト部分やCM部分を除き、デジタルキーロックされており、パスワードでロックを解除することにより全ての内容を見ることができる。ソフトのジャンルにより時間制限付きで内容全てを比較検討、試用して制限時間後ロックのかかる「タイムボンブ機能(時間設定自由)」を追加することも可能である。 【0106】D.バージョンアップに対する対応ソフトがバージョンアップしてもパスワードシステムはそのまま使用できる。 【0107】ユーザーが同じ内容の新しい、バージョンアップしたCD−ROM、DVD等を購入した場合、既に課金されオープンした部分に関しては開けられるという機能をもっている。OSが半年単位で変わって行く現在、技術的対応に掛かる時間が大きな問題となるが、本システムはリニューアルされた場合でも非常に短期間で対応できる。ソフトとセキュリティーソフトと同時に入れた場合でも完成度が高い。ハードウエア・OSインデペンデントであり、さらに別モジュールになっているためバージョンアップに対応は素早くできる。 【0108】E.バンドルの容易性アプリケーション・プログラムをエンクリプション(暗号化)するために使われるエディティングソフトの中にユニックスを使用した自動暗号化処理プログラムがあり、自動的に内容を整理し短期間でコンテンツをバンドル出来る。 【0109】F.発展性、将来性エンクリプション(暗号化)可能なアプリケーションはウインドゥズ、マッキントシュ、ユニックスマシン等マルチ・プラットフォームに対して全て対応が可能である。(ハードに依存しない)ISO9660準拠。ハードウアエアニデペンデントでありハードウエアやOSに関係なく純粋なソフトウエアソリューションで解決している。つまり1枚のCD−ROMにMAC版、DOSウインドウズ版、ユニックス版を入れる「マルチハイブリッド版」も可能である。 【0110】本発明のシステムは、CD−ROM、DVD等のパッケージメディアはもちろん、通信によるソフトの頒布、販売にも対応できる。 【0111】本発明のシステムは、3層(パブリッシャー、ディストリビューター、エンドユーザー)のアプリケーションジェネレーターとして実現することができる。このようにすれば、各階層(パブリッシャー、ディストリビューター、エンドユーザー)ごとのデータベースが蓄積出来る。これによって、例えば、エンドユーザーのCD−ROMの中にファイルができ、ソースコードを開けた場合、各ユーザーの情報が蓄積され、パブリッシャー(または最終管理者)は顧客リポート全体を包括統合的に見ることが可能である。また、どの商品がどのユーザーに渡り、どんなコンピュータで使用されたかを一目りょう然に把握することができる。 【0112】中間業者のデータ自体も「ドンゲル」(3カ月ごとに更新)によりロックされているのでセキュリティーに関しては最高峰である。またリアルタイムでの市場の動きをいち早く把握できる。 【0113】3層(パブリッシャー、ディストリビューター、エンドユーザー)の完全な流通形態に対応出来る形になっているので現在のCD−ROM、DVD等パッケージソフトの日本的流通システムに合わせそれぞれの販路、流通段階へアンロック(デジタル錠で施錠)したコンテンツの対価を配分していくことも可能である。 【0114】本発明のシステムにおいて使用されるCD−ROM、DVD等のパッケージメディアは、高度な違法コピー・プロテクションと確実な料金回収が可能となる。またメディア内の広告スペースを上手に利用し、広告料をスタンピング料金に充当すればユーザに対してパッケージメディアを無料頒布することが可能になる。 【0115】このことで新しい広告宣伝と商品流通が開かれていく。 【0116】現状の日本では、消費者にとってCD−ROM、DVDは、専門店も大都会周辺にしかなく、通信販売によって内容も見ずに購入するには高価である(3000〜2万円程度まで)。 【0117】しかし本発明のシステムにおいて、デジタル錠にて施錠されて頒布されるCD−ROM、DVDは、消費者がまずスタンピング原価に近い低価格で購入し、冒頭のダイジェスト版やソフト全体を試用、確認後、正規のソフト対価を追加支払いするという、非常にユーザーフレンドリーかつ公正な商品とすることが可能である。低価格で購入しダイジェストを確認出来ることは大きな信頼と安心につながる。そこで、このような低価格が、購入のモチベーションになりえると考えられる。 【0118】また逆にCD−ROMメーカーの観点では、書店、コンビニエンスストアー、専門店などに多量に置いてもらったときに低価格なので返品コストが低減でき、買い取り店も負担が少なくなるという最大利点が生じる。さらにCD−ROMを10枚セットにしたCD−ROMブック等の販売形態も可能となる。 【0119】すでに廃盤になった音楽や昔の映画を何枚かセットにして再販できるし、その場合でも価格は低く押さえ込むことが可能であり、消費者も購入しやすい。 【0120】しかもメーカーにとっては「抱き合わせ販売」をしているのと同等の販売促進効果が期待できる。 【0121】例えば、出版物の付録としてCD−ROMを付けたり、書店、レコード店、コンビニエンスストア、キオスク等で希望者には無料配布する等の方法も考えられる。その場合でもコンテンツ権利者はユーザが課金して解錠しないかぎり中の高価なコンテンツを閲覧や試聴、使用できないので安心である。 【0122】完全な料金徴収が可能で違法ダビングが防止でき、流通コストも下がるのであるからコンテンツの価格を低く押さえることもできる。それがユーザの購入意欲の向上にもなるという良い循環が起こってくる。 【0123】消費者にとってはCD−ROM、DVDに対する割高感、不信感が払しょくされ、メーカーにとっては商品の広告宣伝を商品の冒頭に入っているダイジェスト版が果たしてくれて、しかもそれだけでもスタンピング原価は回収出来る。以上のことにより本発明のシステムが新しいCD−ROM、DVDの販売形態を変え、また市場も広げることにつながる。 【0124】本発明のシステムによれば、通信販売網が新しく構築される。従来のコンピューターソフト、CD−ROM、DVD等の流通システムをリエンジニアリングし、本来の意味でのユーザー側に立ったディストリビューションシステムであるとはいい難い。 【0125】マルチメディアとは本来ダイレクトに生産者と消費者、生活者を結び付けていくものである。現在の小売業の価格崩壊、プライベートブランド(PB)の大発生を見るとき、やがて早い時期にエレクトロリックなソフトウエアーの世界も同様に流通リエンジニアリングの波が押し寄せるであろう。より良いものをより廉価で消費者へ、と考えれば製造直販、産地直販しか考えられない。 【0126】現在まで、アルチメディアを語るときにいつでもコンシュマーエレクトロニクスメーカーやネットワーク構築業者、ソフトウエアサプライヤーからの発言ばかりであり、本当のユーザーの声が反映されたものは少なっかた。本発明が提案する、新しいシステム、いわば、「Direct Distribution System=DDS」と呼ぶべきものが完成されれば、それは初めて消費者側に立ったマルチメディアの始まりと言える。 【0127】日本は「ソフトウエアが高すぎる」と言われていて、それが違法コピーの横行につながっているという考え方もある。価格を下げるためにも流通コストの削減、経路の革新的改革が必要である。既存のソフトウエア流通のシステムを大きく変える可能性を秘めたこの本システム「DDS」はユーザ指向を強く打ち出すものであり、市場をさらに拡大する潜在能力を持ち、ひいてはソフトウエアのメーカーサプラヤーの協力がスムーズに得られると考える。 【0128】出版社との提携によりCD−ROMブック、CD−ROM付きソフトカタログ、本誌の付録として添付、無料頒布等新しい商品パッケージングを作ることも重要な作業となる。 【0129】 【発明の効果】この発明によれば、現状の通信インフラストラクチャの問題に依存しないCD−ROM、DVD等のパッケージメディアを用いた、高画質な動画や静止画、高音質の音楽等の頒布(販売を含む)を実施するにあたって、CD−ROM、DVD等のパッケージメディアでは、ユーザ(購入者、消費者)が購入して持ち帰り、包装を解いてパーソナルコンピュータ等のクライアント装置のCD−ROMドライブやDVDドライブに挿入して見るまでその内容を把握することができない、という問題点を解決すると共に、一方で、このように、パッケージメディアを用いて高画質な動画や静止画、高音質の音楽等の頒布(販売を含む)を行う場合であっても、違法コピー等を効果的に防止できるシステムを提供できる。 【0130】更に、この発明によれば、書き込み型パッケージメディアに書き込まれているデータの盗み読み、改ざん、違法ダビングを防止し、盗難、遺失等に合った場合でも第三者が中身を閲覧できないように、当該書き込み型パッケージメディアに施錠するデジタル錠を一般ユーザが簡単に入手することのできるシステムを提供できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】500492613 【氏名又は名称】有限会社モナド 【識別番号】599162439 【氏名又は名称】河越 秀彦
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| 【出願日】 |
平成12年10月23日(2000.10.23) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100059281 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴木 正次 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−132735(P2002−132735A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月10日(2002.5.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−323381(P2000−323381) |
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