| 【発明の名称】 |
データ転送装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】多田 公一
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| 【要約】 |
【課題】バースト転送を行う際のデータ転送速度を向上可能なデータ転送装置を提供する。
【解決手段】アダー24はアドレスバッファ22のアドレスに次のブロック分のアドレス(+32)を加算し、セレクタ21を介してアドレスバッファ23に送る。よって、アドレスバッファ23にはバースト転送によってアドレス境界を越えた場合でも、データバッファ14にデータを保持すると同時に、アダー24で生成された続きの先頭アドレスが保持される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 データを記憶するためのブロックの境界で分割されていない転送元記憶装置から、前記ブロックの境界で分割された複数のデータブロックを有する転送先記憶装置にデータ転送を行うデータ転送装置であって、前記データ転送のアドレスを基に前記ブロック境界となる先頭アドレスを生成して保持する手段と、前記先頭アドレスに1ブロック分のアドレスを加算する加算手段と、当該先頭アドレスと前記加算手段の加算結果とのうちの一方を選択する選択手段とを有し、前記データ転送が前記ブロック境界を越えても続く場合にそのブロック境界に続く次データブロックに対して前記先頭アドレスに1ブロック分のアドレスを加算したアドレスを渡し、前記次データブロックに後続のデータを蓄積するようにしたことを特徴とするデータ転送装置。 【請求項2】 前記データ転送の先頭アドレスが前記ブロック境界と一致しかつ当該データ転送が前記ブロック境界を越えても続く場合に前記次データブロックに後続のデータを蓄積するようにしたことを特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。 【請求項3】 前記データ転送の先頭アドレスが前記ブロック境界と不一致でかつ当該データ転送が前記ブロック境界を越えても続く場合に前記次データブロックに後続のデータを蓄積するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のデータ転送装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はデータ転送装置に関し、特にPCI(Peripheral Component Interconnect)プロトコルでデータが転送され、そのデータをブロック境界で区切ったブロック単位で転送先装置に転送するデータ転送装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種のデータ転送装置においては、図8に示すように、アドレス/データバッファ41と、コマンド/バイトイネーブルバッファ42と、コマンド制御部43と、データバッファ44,45と、バイトイネーブルバッファ46,47と、セレクタ48,49,52と、アドレスバッファ50,51と、出力制御部53とから構成されており、アドレス/データバッファ41及びコマンド/バイトイネーブルバッファ42とPCIバス100とを介して転送元装置2に接続され、出力制御部53を介して転送先装置3に接続されている。 【0003】この場合、各アドレスバッファ50,51はPCIバス100からのアドレス以外からのアドレスを受け付けない。そのため、データ転送が連続してブロック境界を越える場合に、その境目で一旦データ転送を中断し、改めてPCIプロトコルによるアドレスから始まる転送を発生させなければならない。 【0004】図9は上記のデータ転送装置4の処理動作を示すタイムチャートである。(a)がクロック信号で、データ転送装置4においてはこのクロック信号(a)に同期して動作する。(b)〜(g)がPCIバス信号である。 【0005】クロックt1でアドレス/データ信号(c)にアドレスが送出され、クロックt2〜t5でアドレス/データ信号(c)にデータが送出される。但し、クロックt5の時のデータはブロック境界最後のデータなので、ストップ信号(g)をアサートし、データ転送を中断させる。その後、クロックt8で、改めて次のブロック境界の先頭になるアドレスがアドレス/データ信号(c)に送出され、クロックt9〜t12でデータが転送される。 【0006】このように、PCIバス100は1度アドレスを送出すると、任意にデータを連続させることができるのにもかかわらず、上記のようにブロック境界で一旦データ転送を中断させてから、後続するデータを改めて転送している。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】上述した従来のデータ転送装置では、転送元記憶装置及び転送先記憶装置において、転送元記憶装置からのデータがバースト転送されてきた時に、ブロック境界で一旦転送を切らなければならないため、データの転送速度が落ちてしまうという問題がある。 【0008】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、バースト転送を行う際のデータ転送速度を向上させることができるデータ転送装置を提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明によるデータ転送装置は、データを記憶するためのブロックの境界で分割されていない転送元記憶装置から、前記ブロックの境界で分割された複数のデータブロックを有する転送先記憶装置にデータ転送を行うデータ転送装置であって、前記データ転送のアドレスを基に前記ブロック境界となる先頭アドレスを生成して保持する手段と、前記先頭アドレスに1ブロック分のアドレスを加算する加算手段と、当該先頭アドレスと前記加算手段の加算結果とのうちの一方を選択する選択手段とを備え、前記データ転送が前記ブロック境界を越えても続く場合にそのブロック境界に続く次データブロックに対して前記先頭アドレスに1ブロック分のアドレスを加算したアドレスを渡し、前記次データブロックに後続のデータを蓄積するようにしている。 【0010】すなわち、本発明のデータ転送装置は、転送元からのデータがブロック境界を超えた場合に元アドレスを加算してブロック境界の先頭アドレスを生成することでブロック境界を超えても転送元からのデータ転送を中断せずにデータ転送を行う手段を有している。 【0011】このような構成とすることで、バースト転送をブロック境界で中断する必要がなくなるので、バースト転送を行う際のデータ転送速度の向上を図ることが可能となる。 【0012】 【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によるデータ転送装置の構成を示すブロック図である。図において、データ転送装置1はアドレス/データバッファ11と、コマンド/バイトイネーブルバッファ12と、コマンド制御部13と、データバッファ14,15と、バイトイネーブルバッファ16,17と、セレクタ18〜21,26と、アドレスバッファ22,23と、アダー24,25と、出力制御部27とから構成されており、アドレス/データバッファ11及びコマンド/バイトイネーブルバッファ12とPCIバス100とを介して転送元装置2に接続され、出力制御部27を介して転送先装置3に接続されている。 【0013】データ転送装置1は転送元装置2からの信号をPCIバス100を介して受け付ける。受け付けた信号は一旦アドレス/データバッファ11で受け付け、同時にコマンド/バイトイネーブルバッファ12で受け付ける。受け付けた信号がアドレス及びコマンドであった場合、コマンドはコマンド/バイトイネーブルバッファ12からコマンド制御部13に送り、コマンドを解読して制御を行う。 【0014】また、アドレス/データバッファ11の信号がアドレスの場合には、任意のアドレスバッファ22に送る。その時、セレクタ20はアドレス/データバッファ11のルートを確保する。さらに、データ転送が連続してブロック境界を超える場合には、アドレスバッファ22の値をアダー24で1ブロック分(+32)加算し、他方のアドレスバッファ23に送り、セレクタ26で他方のアドレスバッファ23からの加算されたアドレスを選択する。 【0015】受け付けた信号がデータ及びバイトイネーブルの場合には、アドレスバッファ22に対応したデータバッファ14、バイトイネーブルバッファ16に保持される。データバッファ14はそれぞれ1ブロック32バイト(8バイト×4ワード)の容量を持つ。バッファリングしたアドレス、データ、バイトイネーブルはセレクタ26,18,19で選択され、出力制御部27で受け付けられて、転送先装置3に転送される。 【0016】図2は本発明の一実施例によるブロック境界である番地を先頭に連続した2ブロックにデータ転送を行う場合のメモリマップを示す図であり、図3は本発明の一実施例によるブロック境界である番地を先頭に連続した2ブロックにデータ転送を行う場合の動作を示すタイムチャートである。 【0017】図4は本発明の一実施例によるともにブロック境界である異なる番地を先頭とする不連続な2ブロックを転送する場合のメモリマップを示す図であり、図5は本発明の一実施例によるともにブロック境界である異なる番地を先頭とする不連続な2ブロックを転送する場合の動作を示すタイムチャートである。 【0018】図6は本発明の一実施例によるアドレスがブロック境界ではない番地を先頭として途中でブロック境界をまたぎかつ最後もブロック境界ではない番地で終わるデータ転送の場合のメモリマップを示す図であり、図7は本発明の一実施例によるアドレスがブロック境界ではない番地を先頭として途中でブロック境界をまたぎかつ最後もブロック境界ではない番地で終わるデータ転送の場合の動作を示すタイムチャートである。これら図1〜図7を参照して本発明の一実施例によるデータ転送装置1について説明する。 【0019】最初に、ブロック境界である0100h番地を先頭に連続した2ブロックにデータ転送を行う場合について説明する。図1における転送元装置2はPCIバス100上にバーストで2ブロック分を送出する。このデータ転送について図3を用いて説明する。 【0020】図3において、(a)はクロック信号であり、データ転送装置1はこれに同期して動作する。(b)〜(f)はPCIバス信号である。クロックt1でフレーム信号(b)がアサートされ、同時にアドレス/データ信号(c)に先頭アドレス、コマンド/バイトイネーブル信号(d)にコマンドが送出される。 【0021】クロックt2〜t9までの間にアドレス/データ信号(c)にデータが8回転送され、それに対応するバイトイネーブルも同時にコマンド/バイトイネーブル信号(d)に転送される。このクロックt2〜t9にはIRDY信号(e)と、TRDY信号(f)もアサートされるので、この転送は成立する。このデータは1回に8バイト転送されるので、8回で64バイト(8バイト×8回)転送され、1ブロックは32バイトなので、2ブロック転送されることになる。 【0022】また、図1における転送先装置3へのデータ転送を図3を用いて説明する。(v)〜(z)が転送先装置3とのインタフェースである。(v)がリクエスト信号(REQ)で、リクエスト信号(v)がクロックt6で1クロック間アサートされると同時に、アドレス信号(x)で書込むブロックの先頭アドレス0100h番地が送出される。同時に、データ信号(y)に0100h番地に対応するデータ、同じくバイトイネーブル信号(z)に0100h番地に対応するバイトイネーブルが送出される。アドレス信号(x)の先頭アドレスはアクノリッジ信号(ACK)(w)がアサートされるまで保持される。 【0023】次のクロックt7で、データ信号(y)には次の番地に対応するデータ、同じくバイトイネーブル信号(z)には次の番地に対応するバイトイネーブルが送出される。これを毎クロック繰返し、データが4回送出されたクロックt9で、アクノリッジ信号(w)が送出され、1ブロックの転送が終了する。クロックt10では再びリクエスト信号(v)がアサートされ、先頭アドレスが0120h番地でクロックt13まで、上記と同様にデータ転送が行われる。 【0024】上記のバス動作に対する装置内部での動きを図1及び図3を用いて説明する。クロックt1で取込まれたアドレスはアドレス/データバッファ11に保持される。同時に、コマンドもコマンド/バイトイネーブルバッファ12に保持される。このコマンドはコマンド制御部13で解読され、データを転送先装置3に転送する動作であることが解読される。アドレス/データバッファ11に保持されたアドレスはセレクタ20で選択され、アドレスバッファ22で保持される。 【0025】次に、クロックt2〜t5で取込まれたデータは一旦、アドレス/データバッファ11に保持された後にデータバッファ14に保持される。同時に、バイトイネーブルも一旦、コマンド/バイトイネーブルバッファ12に保持された後にバイトイネーブルバッファ16に保持される。この時、他方のデータ・バッファ15及びバイトイネーブル・バッファ17にはデータを書込まない。 【0026】ここで、データが一方のデータバッファ14をフルにすると同時に、ブロック境界を越えることになる。クロックt6で取込んだデータがちょうどブロック境界にあたり、データ転送時の先頭アドレスが必要になる。クロックt6で取込んだデータは切替えられたデータバッファ15に書込まれる。それと同時に、アドレスバッファ22のアドレスがアダー24で1ブロック先に加算され、さらにセレクタ21で選択され、他方のアドレスバッファ23に保持される。 【0027】クロックt7〜t9の後続データもデータバッファ15に書込まれる。同様に、クロックt6〜t9のバイトイネーブルも一旦、コマンド/バイトイネーブルバッファ12に保持された後に、バイトイネーブルバッファ17に保持される。また、この場合も他方のデータバッファ14及びバイトイネーブルバッファ16にはデータを書き込まない。 【0028】次に、バッファリングされたデータを転送先装置3に転送する。セレクタ26でアドレスバッファ22の保持内容を選択し、出力制御部27に転送する。同様に、セレクタ18はデータバッファ14の保持内容を選択して出力制御部27に転送し、セレクタ19はバイトイネーブルバッファ16の保持内容を選択して出力制御部27に転送する。データを1ブロック(8バイト×4回)転送すると、次にセレクタ26はアドレスバッファ23の保持内容を選択し、セレクタ18はデータバッファ15の保持内容を選択し、セレクタ19はバイトイネーブルバッファ17の保持内容を選択し、アドレスとデータとバイトイネーブルとをそれぞれ出力制御部27に転送する。 【0029】これらの動作におけるデータの動きを図2を用いて説明する。転送元装置2のメモリ2aのアドレス0100h番地から0138h番地のデータを転送する。ブロック境界はアドレスの下位5ビットで区別され、その下位5ビットが全て0のアドレスが境界になる。先頭アドレスの0100h番地はアドレスバッファ22に保持される。0100h番地から0118h番地までのデータはデータバッファ14で一旦保持される。 【0030】次に、0120h番地から0138h番地までのデータはデータバッファ15で一旦保持される。この時、データバッファ15に対応する先頭アドレスはアドレスバッファ22に保持されたアドレスから1ブロック先にするために+32加算され、アドレスバッファ23に保持される。 【0031】転送先装置3への書込みはアドレスバッファ22に保持されたアドレスを書込みの先頭アドレスにして、データバッファ14に保持されたデータがブロックで書込まれる。同様に、アドレスバッファ23に保持されたアドレスを書込みの先頭アドレスにして、データバッファ15に保持されたデータがブロックで書込まれる。 【0032】次に、ブロック境界である0100h番地を先頭とするブロックと、同じくブロック境界である0140h番地を先頭とするブロックとの不連続な2ブロックを転送する場合について説明する。 【0033】まずバス上の動作について図5を参照して説明する。クロックt1でフレーム信号(b)がアサートされ、同時にアドレス/データ信号(c)に先頭アドレスが送出され、コマンド/バイトイネーブル信号(d)にコマンドが送出される。クロックt2〜t5までの間にアドレス/データ信号(c)にデータが4回転送され、それに対応するバイトイネーブルも同時にコマンド/バイトイネーブル信号(d)で転送される。クロックt2〜t4にはIRDY信号(e)と、TRDY信号(f)ともアサートされるので、この転送は成立する。この4回の転送で32バイト(8バイト×4回)の1ブロックが転送される。 【0034】次に、クロックt8で、再びフレーム信号(b)がアサートされ、同時にアドレス/データ信号(c)に先頭アドレスが送出され、コマンド/バイトイネーブル信号(d)にコマンドが送出される。クロックt9〜t12までの間にアドレス/データ信号(c)にデータが4回転送され、それに対応するバイトイネーブルも同時にコマンド/バイトイネーブル信号(d)で転送される。このt9〜t12にはIRDY信号(e)とTRDY信号(f)とがアサートされるので、この転送は成立する。この4回の転送で32バイト(8バイト×4回)の1ブロックが転送される。 【0035】次に、データ転送装置1にバッファリングされたデータが転送先装置3に転送される。リクエスト信号(v)がクロックt6で1クロック間アサートされると同時に、アドレス信号(x)で書込むブロックの先頭アドレス0100h番地が送出される。同時に、データ信号(y)に0100h番地に対応するデータ、同じくバイトイネーブル信号(z)に0100h番地に対応するバイトイネーブルが送出される。アドレス信号(x)の先頭アドレスはアクノリッジ信号(w)がアサートされるまで保持される。 【0036】次のクロックt7で、データ信号(y)には次の番地に対応するデータ、同じくバイトイネーブル信号(z)には次の番地に対応するバイトイネーブルが送出される。これを毎クロック繰返し、データが4回送出されたクロックt9で、アクノリッジ信号(w)が送出され、1ブロックの転送が終了する。クロックt13では再びリクエスト信号(v)がアサートされ、先頭アドレスが0140h番地でクロックt16まで、上記と同様にデータ転送が行われる。 【0037】上記のバス動作に対する装置内部での動きを図1及び図5を用いて説明する。クロックt1で取込まれたアドレスはアドレス/データバッファ11に保持される。同時に、コマンドもコマンド/バイトイネーブルバッファ12に保持される。このコマンドはコマンド制御部13で解読され、データを転送先装置3に転送する動作であることが解読される。アドレス/データバッファ11に保持されたアドレスはセレクタ20で選択され、アドレスバッファ22で保持される。 【0038】次に、クロックt2〜t5で取込まれたデータは一旦、アドレス/データバッファ11に保持された後にデータバッファ14に保持される。同時に、バイトイネーブルも一旦、コマンド/バイトイネーブルバッファ12に保持された後にバイトイネーブルバッファ16に保持される。この時、他方のデータバッファ5及びバイトイネーブルバッファ17にはデータを書込まない。 【0039】ここで、データ転送が終了するので、次のデータ転送がきた時のバッファを、アドレスバッファ23、データバッファ15、バイトイネーブルバッファ17に切替える。クロックt8〜t12で取込まれたアドレス、データ、バイトイネーブルは切替えられた先のバッファに、上記と同様にして保持される。バッファリングされたデータは上記と同様にして転送先装置3に転送される。 【0040】これらの動作におけるデータの動きを図4を用いて説明する。転送元装置2のメモリ2aのアドレス0100h番地から0118h番地と、アドレス0140h番地から0158h番地とに記憶されたデータを転送する。先頭アドレスの0100h番地はアドレスバッファ22に保持される。0100h番地から0118h番地までのデータはデータバッファ14で一旦保持される。 【0041】次に、先頭アドレスの0140h番地はアドレスバッファ23に保持される。0140h番地から0158h番地までのデータはデータバッファ15で一旦保持される。 【0042】転送先装置3への書込みはアドレスバッファ22に保持されたアドレスを書込みの先頭アドレスにして、データバッファ14に保持されたデータがブロックで書込まれる。同様に、アドレスバッファ23に保持されたアドレスを書込みの先頭アドレスにして、データバッファ15に保持されたデータがブロックで書込まれる。 【0043】次に、アドレスがブロック境界ではない0110h番地を先頭として、途中でブロック境界をまたいで最後もブロック境界ではない0128h番地で終わるデータ転送について説明する。アドレス0110h番地は下位5ビットが全て0ではないので、ブロック境界ではなく、境界途中からのデータ転送になる。 【0044】バス上の動きについて図7を参照して説明する。図7において、(a)はクロック信号であり、データ転送装置1はこれに同期して動作する。(b)〜(f)はPCIバス信号である。クロックt1でフレーム信号(b)がアサートされ、同時にアドレス/データ信号(c)に先頭アドレス、コマンド/バイトイネーブル信号(d)にコマンドが送出される。 【0045】クロックt2〜t5までの間にアドレス/データ信号(c)にデータが4回転送され、それに対応するバイトイネーブルも同時にコマンド/バイトイネーブル信号(d)に転送される。このクロックt2〜t5にはIRDY信号(e)及びTRDY信号(f)もアサートされるので、この転送は成立する。フレーム信号(b)はクロックt5でネゲートされるので、クロックt9のデータ転送がそのデータ転送の最期となる。 【0046】また、図1における転送先装置3へのデータ転送を図3を用いて説明する。(v)〜(z)が転送先装置3とのインタフェースである。(v)がリクエスト信号(REQ)で、リクエスト信号(v)がクロックt4で1クロック間アサートされると同時に、アドレス信号(x)で書込むブロックの先頭アドレス0110h番地が送出される。 【0047】この時、PCIバス100での書込み先頭アドレスは0110h番地であるが、転送先装置3にはブロック境界を先頭アドレスに合わせる。アドレス信号(x)の先頭アドレスはアクノリッジ信号(ACK)(w)がアサートされるまで保持される。 【0048】同時に、バイトイネーブル信号(z)に0100h番地に対応するバイトイネーブルが送出されるが、この時、0100h番地には書込みを行わないため、0100h番地に対応するバイトイネーブルを無効にして出力する。上記と同様に、クロックt5でも0108h番地に対応するバイトイネーブルを無効にして出力する。 【0049】クロックt6ではデータ信号(y)に0110h番地に対応するデータ、同じくバイトイネーブル信号(z)に0110h番地に対応するバイトイネーブルが送出される。クロックt7でも同様に、データ信号(y)に0118h番地に対応するデータ、同じくバイトイネーブル信号(z)に0118h番地に対応するバイトイネーブルが送出される。このクロックt7でアクノリッジ信号(w)が送出され、1ブロックの転送が終了する。 【0050】クロックt8では再びリクエスト信号(v)がアサートされ、アドレス信号(x)に先頭アドレスの0120h番地が送出され、データ信号(y)に0120h番地に対応するデータ、同じくバイトイネーブル信号(z)に0120h番地に対応するバイトイネーブルが送出される。 【0051】クロックt9でも、データ信号(y)に0128h番地に対応するデータ、同じくバイトイネーブル信号(z)に0128h番地に対応するバイトイネーブルが送出される。クロックt10ではアドレス0130h番地のデータを転送するが、このアドレスのデータはPCIバス100上には書込まれていないので、そのバイトイネーブルを無効とする。クロックt11でも、クロックt10の場合と同様に、バイトイネーブルを無効とする。クロックt13はアドレスのブロック境界なので、アクノリッジ信号が送出されてデータ転送が終了する。 【0052】上記のバス動作に対する装置内部での動きを図1及び図7を用いて説明する。クロックt1で取込まれたアドレスはアドレス/データバッファ11に保持される。同時に、コマンドもコマンド/バイトイネーブルバッファ12に保持される。このコマンドはコマンド制御部13で解読され、データを転送先装置3に転送する動作であることが解読される。アドレス/データバッファ11に保持されたアドレスはセレクタ20で選択され、アドレスバッファ22で保持される。この時、アドレスはブロック境界に合わされる形で下位ビットがカットされる。 【0053】次に、クロックt2〜t3で取込まれたデータは一旦、アドレス/データバッファ11に保持された後にデータバッファ14に保持される。同時に、バイトイネーブルも一旦、コマンド/バイトイネーブルバッファ12に保持された後にバイトイネーブルバッファ16に保持される。この時、他方のデータバッファ15及びバイトイネーブルバッファ17にはデータを書込まない。 【0054】ここで、データが一方のデータバッファ14のブロック境界を越える。クロックt4で取込んだデータがちょうどブロック境界にあたり、データ転送時の先頭アドレスが必要になる。クロックt4で取込んだデータはそれまでとは切替えられたデータバッファ15に書込まれる。それと同時に、アドレスバッファ22のアドレスがアダー24で1ブロック分だけ加算され、さらにセレクタ21で選択され、他方のアドレスバッファ23に保持される。 【0055】クロックt4〜t5の後続データもデータバッファ15に書込まれる。同様に、クロックt4〜t5のバイトイネーブルも一旦、コマンド/バイトイネーブルバッファ12に保持された後にバイトイネーブルバッファ17に保持される。この時、一方のデータバッファ14及びバイトイネーブルバッファ16にはデータを書込まない。バッファリングされたデータは上記と同様にして転送先装置3に転送される。 【0056】これらの動作におけるデータの動きを図6を用いて説明する。転送元装置2のメモリ2aのアドレス0110h番地から0128h番地のデータを転送する。先頭アドレスの0110h番地は下位5ビットが0ではなく、ブロック境界ではないアドレスである。そのため、転送先のブロック境界に合わせるように、先頭アドレスの0110h番地の下位ビットをカットし、0100h番地としてアドレスバッファ22に保持される。 【0057】0110h番地から0118h番地までのデータはデータバッファ14で一旦保持される。0100h番地及び0108h番地にはデータが書込まれないので、バイトイネーブルを無効にする。 【0058】次に、先頭アドレスの0120h番地はアドレスバッファ23に保持される。0120h番地から0128h番地までのデータはデータバッファ15で一旦保持される。0130h番地及び0138h番地にはデータが書込まれないので、バイトイネーブルを無効にする。 【0059】転送先装置3への書込みはアドレスバッファ22に保持されたアドレスを書込みの先頭アドレスにして、データバッファ14に保持されたデータがブロックで書込まれる。但し、バイトイネーブルが無効である0100h番地及び0108h番地に関しては転送先装置3に書込まれない。 【0060】同様に、アドレスバッファ23に保持されたアドレスを書込みの先頭アドレスにして、データバッファ15に保持されたデータがブロックで書込まれる。この場合も、バイトイネーブルが無効である0130h番地及び0138h番地に関しては転送先装置3に書込まれない。 【0061】このように、転送元装置2から連続してデータ転送が合った場合、従来はアドレス境界で一旦転送を中断しなければならないが、上述したように動作させることで、データ転送を中断させることなく、バースト転送を行う際のデータ転送速度を向上させることができる。 【0062】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、アドレス境界で分割されていない転送元記憶装置から、アドレス境界で分割された複数のデータブロックを有する転送先記憶装置にデータ転送を行うデータ転送装置において、データ転送の先頭アドレスを保持し、その先頭アドレスに1ブロック分のアドレスを加算するとともに、これら保持されたアドレスと加算されたアドレスとのうちの一方を選択して送出し、データ転送がアドレス境界を越えても続く場合にそのアドレス境界に続く次データブロックに対して先頭アドレスに1ブロック分のアドレスを加算したアドレスを渡し、次データブロックに後続のデータを蓄積することによって、バースト転送を行う際のデータ転送速度を向上させることができるという効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000232047 【氏名又は名称】日本電気エンジニアリング株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年10月26日(2000.10.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100088812 【弁理士】 【氏名又は名称】▲柳▼川 信
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| 【公開番号】 |
特開2002−132708(P2002−132708A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月10日(2002.5.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−326264(P2000−326264) |
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