| 【発明の名称】 |
プリンタシステム |
| 【発明者】 |
【氏名】中野 利雄
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| 【要約】 |
【課題】より効率的な印刷制限を施したプリンタシステムを得る。
【解決手段】ホストコンピュータ112はプリンタ115と接続され、ホストコンピュータ112はプリンタ115にプリンタ設定コマンドや印刷データを送信する。アプリケーションが印刷するために、プリンタドライバに印刷開始の指示をする。プリンタドライバは、管理者用ホストコンピュータ112から、利用者管理ファイルを参照し、その内容を読み込む。プリンタドライバはその読み込んだ内容から、自ホストのユーザ名に対応する課金額を取得し、その値が一定額以上であれば印刷処理を中断し、そうでない場合、印刷処理を続行する。これによりネットワークに接続されているすべてのプリンタに対し、対応するユーザ名の課金情報での利用制限が可能となり、管理が簡便となる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 プリンタと管理者用ホストコンピュータ、ユーザ用ホストコンピュータがネットワークで接続されたプリンタシステムにおいて、前記ユーザ用ホストコンピュータから印刷させようとした場合、印刷データを作成するプリンタドライバが前記管理者用ホストコンピュータに管理情報を問い合わせ、前記問い合わせの中の課金額が所定の一定以上であった場合には、印刷を実行しないことを特徴とするプリンタシステム。 【請求項2】 前記管理者用ホストコンピュータに管理情報を問い合わせ、該管理情報の自ホストコンピュータ名、または自ホストコンピュータ名と自ユーザ名の組み合わせの課金額で印刷制限をかけることを特徴とする請求項1記載のプリンタシステム。 【請求項3】 前記管理者用ホストコンピュータの管理情報で、取得した課金額を前記ユーザ用ホストコンピュータに表示することを特徴とする請求項1又は2記載のプリンタシステム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタシステムに関し、特に、プリンタとホストコンピュータからなるプリンタシステムに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、プリンタシステムは一般的に、印刷データにユーザ名などの情報を付加し、プリンタ側でそのユーザ名と、プリンタ側で持っているユーザリストとを比較し、条件が一致した場合に、印刷制限をかけるという方法で行ってきた。 【0003】本発明と技術分野の類似する先願発明例1として、特開平9−30057号公報の「印刷システム」がある。本先願発明例1は、複数の上限装置と、印刷装置とを備え、ユーザ毎にプリンタ装置の利用状況の監視・管理、利用の制限を容易に行うことを目的としている。 【0004】先願発明例2の特開平10−207661号公報の「プリンタ管理システム」は、設定抜けを防止できると共にソータ上で出力紙の混在を防止できるプリンタドライバを提供することを目的としている。 【0005】従来、印刷制限を行う場合、上記の先願発明例1の特開平9−30057号、先願発明例2の特開平10−207661号のように、印刷データにユーザ名などの情報を付加し、プリンタ側でそのユーザ名と、プリンタ側で持っているユーザリストとを比較し、条件が一致した場合に、印刷制限をかけるという方法で行ってきた。また、特開平6−85840号については、課金情報について特に本方式とは関係しない。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の方法では、印刷制限を行う場合、印刷データにユーザ名などの情報を付加し、プリンタ側でそのユーザ名と、プリンタ側で持っているユーザリストとを比較し、条件が一致した場合に、印刷制限をかけるという方法で行ってきた。従って、ユーザ名情報を含む印刷データの送受信がネットワーク上で行われるためトラフィックの増大化を招くといった問題点があった。 【0007】従って、本発明は、ユーザ用ホストコンピュータで印刷制限をかける判断を行うことにより、印刷データのネットワーク上への送出によるトラフィックの増大化を防止するプリンタシステムを提供することを目的とする。 【0008】また、本発明は、管理者用ホストにユーザ名での課金情報を持つことで、ネットワークに接続されているすべてのプリンタに対し、対応するユーザ名の課金情報での利用制限が可能となり、管理の簡便さが図れるプリンタシステムを提供することを目的とする。 【0009】また、本発明は、ユーザ名だけで管理する場合、他のホストが同じユーザ名で使用している場合、そのユーザが同一人物か、たまたま同じユーザ名で別の人なのか判断できないことに考慮している。すなわち、ホスト名も管理者用ホストに登録し、ユーザ用ホストは、印刷時に対応するホスト名、ユーザ名の課金情報を問い合わせ、その情報によって印刷制限をかけられるプリンタシステムを提供することを目的とする。これにより、ユーザ名だけを使用するか、ホスト名だけを使用するか、両方を組み合わせた情報を利用するかは、システムの運用方法によって選択すればよく、設定で変更可能である。また、これ以外にグループ名なども利用できる。 【0010】また、本発明は、管理者用ホストに、メッセージ有無の情報をもたせることによって、ユーザ用ホストから印刷する際に、課金情報をホスト上でメッセージ表示し、ユーザに状況を知らせることができるプリンタシステムを提供することを目的とする。 【0011】さらに、本発明は、より効率的な印刷制限を施したプリンタシステムを提供することを目的とする。 【0012】 【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するため、請求項1記載のプリンタシステムは、プリンタと管理者用ホストコンピュータ、ユーザ用ホストコンピュータがネットワークで接続されたプリンタシステムにおいて、ユーザ用ホストコンピュータから印刷させようとした場合、印刷データを作成するプリンタドライバが管理者用ホストコンピュータに管理情報を問い合わせ、この問い合わせの中の課金額が所定の一定以上であった場合、印刷を実行しないことを特徴としている。 【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載のプリンタシステムにおいて、管理者用ホストコンピュータに管理情報を問い合わせ、この管理情報の自ホストコンピュータ名、または自ホストコンピュータ名と自ユーザ名の組み合わせの課金額で印刷制限をかけることを特徴とする。 【0014】請求項3記載の発明は、請求項1又は2のプリンタシステムにおいて、管理者用ホストコンピュータの管理情報で、取得した課金額をユーザ用ホストコンピュータに表示することを特徴とする。 【0015】 【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明によるプリンタシステムの実施の形態を詳細に説明する。図1から図6を参照すると本発明のプリンタシステムの一実施形態が示されている。 【0016】以下に本発明の実施例を説明する。図1は、ホストコンピュータ112と接続されているプリンタ115の構成と、コントローラ100内のブロック図である。ホストコンピュータ112はプリンタ115と接続され、ホストコンピュータ112はプリンタ115にプリンタ設定コマンドや印刷データを送信する。 【0017】また、プリンタ115は、コントローラ100、エンジン108、パネル装置110、ディスク装置114等から構成される。コントローラ100の構成内容は、以下のようになる。101は、プログラムROM104のプログラム、パネル装置からのモード指示、ホストコンピュータからのコマンドによってコントローラ全体を制御するCPUである。102は、フォントデータや、プログラムを外部から供給するIC Cardである。103は、パネル装置からのモード指示の内容などを記憶しておく不揮発性記憶装置で、NVRAMである。 【0018】104は、コントローラの制御プログラムが格納されているプログラムROMである。105は、フォントのパターンデータなどを記憶するフォントROMである。106は、CPU101のワークメモリ、入力データのインプットバッファー、プリントデータのページバッファー、ダウンロードフォント用のメモリ等に使用するRAMである。 【0019】107は、エンジン108とコマンド及びステータスや、印字データの通信を行なうエンジンインターフェースである。108は、実際に印字を行なうエンジンである。109は、パネル装置110とコマンド及びステータスの通信を行なうパネルインターフェースである。110は、使用者に現在のプリンタの状態を知らせたり、モード指示を行なったりする、パネル装置である。111は、ホストコンピュータ112と通信を行なうホストインターフェースであり、通常はセントロI/FやRS232Cである。 【0020】112は、プリンタの上位装置であるホストコンピュータである。113は、ディスク装置114と通信を行なうためのディスクインターフェースである。114は、フォントデータや、プログラムや、印字データなどの様々のデータを記憶しておくディスク装置で、フロッピディスク装置やハードディスク装置などである。 【0021】コントローラ100ではホストコンピュータ112からホストインターフェース111を通してデータ(文字コード、制御コード、制御コマンド)を受け取ると、インプット・バッファにそのデータを一時的に格納する。 【0022】次に、インプット・バッファ内に保持されているデータを取り出して、ページ・バッファにそのデータ1文字分毎のフォントパターンの先頭アドレス、フォント・パターンの幅、フォント・パターンの高さ、印字位置等のページ・レイアウト情報を格納する。そして、ページ・バッファが1ページ分完成すると、続いてそのページ・バッファのデータをフレーム・バッファにビットマップで展開する。展開が終了すると、エンジンインターフェース107を通してエンジン108に給紙トレイ選択コマンド、排紙トレイ選択コマンド、印字コマンドを送り、フレーム・バッファに展開したビットマップ・データをビデオ・データとして出力する。一方、エンジン108は、コントローラ100から送られる給紙トレイ選択コマンド、排紙トレイ選択コマンド、印字コマンドに従って、指定給紙トレイから給紙を実行し、ビデオ・データに従って印字を行なって指定排紙トレイに出力する。 【0023】図2は、ホストコンピュータ112内の機能ブロック図である。アプリケーション116は、データを印刷する場合、OS(オペレーティングシステム)117を経由して作られたOS固有の中間的な印刷データをプリンタドライバ118に送る。プリンタドライバ118は、受け取ったその中間の印刷データを、プリンタ115固有のプリンタ制御コマンド(最終的な印刷データ)に変換して、プリントマネージャ119に送る。ここでプリントマネージャ119は、その印刷データを一時的にスプールした後、プリンタ115にその印刷データを送信する。 【0024】ここでプリントマネージャ119は、一時的に印刷データをスプールすることにより、アプリケーション116の印刷処理を速く終わらせることができ、アプリケーションの解放が速くなるという利点がある。また、プリンタマネージャは、プリンタモニタ120を経由し、プリンタ115から、プリンタステータス等の情報を取得することができる。また、プリンタモニタ120は、プリンタから取得した情報を基に、ユーザインターフェースから、設定した項目をプリンタにコマンドとして送出できる。また、プリンタドライバ118が印刷制限をかける場合、その表示内容をメッセージファイル122から取得し、表示を行う。ユーザがホストコンピュータを使用する際には、使用する際にユーザ名をログインする。 【0025】ログインしたユーザ名、及び、あらかじめ設定されていたホストコンピュータ名は124に設定され、プリンタドライバ118はこの設定内容を必要に応じて参照できる。 【0026】図3は、ネットワークに接続されたプリンタ、ホストコンピュータの構成図である。ユーザ用ホストコンピュータ112、管理者用ホストコンピュータ112aとプリンタ115、115aは、ネットワークに接続されている。また管理者用ホストコンピュータ112aは、利用者管理情報ファイル121をもち、ユーザ用ホストコンピュータ112が印刷をする際に、このファイルを参照する。また、ユーザ用ホストコンピュータ112からプリンタに印刷する場合、あらかじめホストコンピュータに設定されているユーザ名、ホストコンピュータ名情報124を印刷枚数情報とともに、管理者用ホストコンピュータ112aの印刷ログファイル123に記録する。 【0027】この印刷ログファイル123を参照し、管理者が、利用者管理情報ファイルを直接編集し、ユーザ名に対応する課金額を登録する。自動的にこの更新を行う場合は、印刷ログファイル123の内容を参照し、その内容から課金額を計算し、その値を利用者管理情報ファイルに更新する。利用者管理アプリケーション125を使用してもよい。 【0028】以下に処理の詳細について述べる。請求項1についての処理を図4のフローチャートに示す。まず、アプリケーション116が印刷するために、プリンタドライバ118に印刷開始の指示をする(ステップS1)。プリンタドライバ118は、管理者用ホストコンピュータ112aから、利用者管理情報ファイル121を参照し、その内容を読み込む。 【0029】上記で読み込んだ内容例を以下に示す。このファイルでは、設定の項目を一行目に記述し、2行目以降がユーザ情報のデータとなる(一行につき1ユーザの設定)。 【0030】<利用者管理ファイル内容例>"MachineName","UserName","Fee", "Message""PC _123", "yamada","5,000", "ON""PC _555", "sato", "1,200", "OFF""PC _001","nakayama","30,500", "ON""PC_021", "nakano", "300", "ON"【0031】ここで、管理者用ホストコンピュータ112aのアドレス、ホスト内の利用者管理情報ファイル121の場所は、ドライバインストール時、またはそれ以外の時にあらかじめ設定する必要がある。 【0032】設定された内容は、図2の管理者用ホストコンピュータのアドレス情報126に保存され、印刷時にプリンタドライバはこの内容を参照できる。プリンタドライバ118はその読み込んだ内容から、"UserName"の項目の自ホストのユーザー名に対応する課金額("Fee" の項目に設定されている値)を取得し(ステップS2)、その値が一定額以上であれば印刷処理を中断し(ステップS3、ステップS5)、そうでない場合、印刷処理を続行する(ステップS3、ステップS4)。 【0033】請求項2についての処理を図5のフローチャートに示す。請求項1に対し、"UserName"に同一名のユーザが登録されている場合など、"UserName"と"MachineName" を使用して、それらの組み合わせが一致するデータの課金額で印刷制限を行う場合を図5のフローチャートに示している(ステップS11〜ステップS15)。これ以外に、利用者管理情報ファイル121の内容にグループ名の項目があれば、グループの条件を追加し、印刷制限をかけてもよい。 【0034】請求項3についての処理を図6のフローチャートに示す。請求項1に対し、そのユーザ名に対応するメッセージ表示情報("Message" )を、利用者管理情報ファイル121から取得する(ステップS21、ステップS22)。メッセージ表示する("Message" が"ON")場合(ステップS23/YES)、課金額をメッセージ表示し(ステップS24)、"Message" が"OFF" の場合、課金額の表示しない(ステップS23/NO)。課金額が一定以上であれば印刷を中止し(ステップS25/YES、ステップS27)、一定以上でない場合、印刷を続行する(ステップS25/NO、ステップS26)。 【0035】 【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項1記載のプリンタシステムでは、今まで、印刷制限をかける判断をプリンタ側で持っていた。しかし、これをユーザ用ホストコンピュータで判断することにより、印刷データがネットワーク上に出て行かず、ネットワークのトラフィックの増大が防げる。また、従来の方法はプリンタごとに、利用できるユーザ名のリストを保持しなければならなかった。しかし、本方式によれば、管理者用ホストにユーザ名での課金情報を持つことで、ネットワークに接続されているすべてのプリンタに対し、対応するユーザ名の課金情報での利用制限が可能となり、管理の簡便さが図れる。なお、従来では、印刷制限を行う場合、印刷データにユーザ名などの情報を付加し、プリンタ側でそのユーザ名と、プリンタ側で持っているユーザリストを比較し、条件が一致した場合に、印刷制限をかけるという方法で行ってきた。 【0036】また、請求項2記載のプリンタシステムでは、請求項1記載の発明において、ユーザ名だけで管理する場合、他のホストが同じユーザ名で使用している場合、そのユーザが同一人物か、たまたま同じユーザ名で別の人なのか判断できない。そのためホスト名も管理者用ホストに登録し、ユーザ用ホストは、印刷時にホスト名、ユーザ名の課金情報を問い合わせ、その情報によって印刷制限をかけられるという利点がある。ユーザ名だけを使用するか、ホスト名だけを使用するか、両方を組み合わせた情報を利用するかは、システムの運用方法によって選択すればよく、設定で変更可能である。また、これ以外にグループ名なども利用できる。 【0037】さらに、請求項3記載のプリンタッシステムでは、請求項1又は2記載の発明において、管理者用ホストに、メッセージ有無の情報をもたせることによって、ユーザ用ホストから印刷する際に、課金情報をホスト上でメッセージ表示し、ユーザに状況を知らせることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006747 【氏名又は名称】株式会社リコー
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| 【出願日】 |
平成12年10月26日(2000.10.26) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−132695(P2002−132695A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月10日(2002.5.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−327166(P2000−327166) |
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