| 【発明の名称】 |
コミュニケーションシステム及びデータ通信方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】箕浦 大祐
【氏名】前田 泰宏
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| 【要約】 |
【課題】通信回線を介して利用者の間でコミュニケーションをとるときに、メッセージの送信又は受信についての手間を低減して快適にコミュニケーションをとることを可能とするコミュニケーションシステム及びデータ通信方法の提供。
【解決手段】通信回線21を介してデータ(メッセージ)の送受信をする複数のクライアント計算機23と、クライアント計算機23から送信されたデータを受信して当該データを他のクライアント計算機23へ送信するサーバ計算機22と、を有してなるコミュニケーションシステムであって、クライアント計算機23は、データを送信するたびに、当該データの受信対象となり得る他のクライアント計算機23を特定する受信条件の設定する送信設定手段(図4(a))を有してなる特徴的構成手段の採用。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】通信回線を介してデータの送受信をする複数のクライアント計算機と、当該クライアント計算機から送信されたデータを受信して当該データを他の当該クライアント計算機へ送信するサーバ計算機と、を有してなるコミュニケーションシステムであって、前記クライアント計算機は、データを送信するたびに、当該データの受信対象となり得る他のクライアント計算機を特定する条件である受信条件を設定する送信設定手段を有する、ことを特徴とするコミュニケーションシステム。 【請求項2】前記送信設定手段は、前記クライアント計算機がデータを送信するたびに、当該データの受信対象となり得る他のクライアント計算機を識別する標識であるユーザIDを、当該データに添付させる機能手段を有し、前記サーバ計算機は、前記クライアント計算機から送信されたデータを受信して、当該データに添付された前記ユーザIDに対応する前記クライアント計算機に、当該データを送信するもの機能手段を有する、ことを特徴とする請求項1に記載のコミュニケーションシステム。 【請求項3】前記送信設定手段は、前記クライアント計算機がデータを送信するたびに、複数の前記クライアント計算機がログイン状態となっていて当該クライアント計算機群間で前記通信回線を介してコミュニケーションをとっているグループであるコミュニケーショングループを指定するグループ情報を、当該データに添付させる機能手段を有し、前記サーバ計算機は、前記クライアント計算機から送信されたデータを受信して、当該データに添付された前記グループ情報が指定する前記コミュニケーショングループにログインしている他の前記クライアント計算機群に、当該データを送信する機能手段を有する、ことを特徴とする請求項1に記載のコミュニケーションシステム。 【請求項4】前記送信設定手段は、前記クライアント計算機がデータを送信するたびに、ログイン状態となっている全ての前記クライアント計算機を前記データの受信対象となり得る他のクライアント計算機群として指定する全クライアント情報を、当該データに添付させる機能手段を有し、前記サーバ計算機は、前記クライアント計算機から送信されたデータを受信して、当該データに添付された前記全クライアント情報が指定する他の前記クライアント計算機群に、当該データを送信する機能手段を有する、ことを特徴とする請求項1に記載のコミュニケーションシステム。 【請求項5】前記クライアント計算機は、前記クライアント計算機が他のクライアント計算機から送信されたデータを受信するか否かの判断基準となる特定の条件に合致したクライアント計算機からのみデータを受信するために設定した条件である受信設定を、ログインする時に前記サーバ計算機に送信する受信設定手段を有し、前記サーバ計算機は、前記クライアント計算機からログイン時に送信されてきた前記受信設定を、所定の記憶手段に登録し、当該受信設定の条件に合致したデータを受信したときに、当該データを当該受信設定をした当該クライアント計算機へ送信する機能手段を有する、ことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載のコミュニケーションシステム。 【請求項6】前記受信設定手段は、自己の前記クライアント計算機のユーザIDを指定して送信されたデータのみを受信すると、前記受信設定として設定する機能手段を有する、ことを特徴とする請求項5に記載のコミュニケーションシステム。 【請求項7】前記受信設定手段は、自己の前記クライアント計算機がログインしている前記コミュニケーショングループを指定して送信されたデータのみを受信すると、前記受信設定として設定する機能手段を有する、ことを特徴とする請求項5に記載のコミュニケーションシステム。 【請求項8】前記受信設定手段は、誰から送信されたデータであっても全て受信しないと、前記受信設定として設定する機能手段を有する、ことを特徴とする請求項5に記載のコミュニケーションシステム。 【請求項9】前記受信設定手段は、前記受信設定の条件に合致する他の前記クライアント計算機がログイン状態となっているものの中にない場合に、当該受信設定の条件に合致する他の前記クライアント計算機の代わりに、データを受信するか否かを、前記受信設定として設定する機能手段を有する、ことを特徴とする請求項5に記載のコミュニケーションシステム。 【請求項10】前記サーバ計算機は、前記クライアント計算機からログアウト通知を受け取ると、前記記憶手段に登録した当該クライアント計算機の前記受信設定を削除する機能手段を有する、ことを特徴とする請求項5、6、7、8又は9に記載のコミュニケーションシステム。 【請求項11】通信回線に接続された複数のクライアント計算機同士の間でデータの送受信をするデータ通信方法であって、前記クライアント計算機がデータを送信するたびに、当該データの受信対象となり得る他のクライアント計算機を特定する条件である受信条件を、設定する送信設定処理をする、ことを特徴とするデータ通信方法。 【請求項12】前記送信設定処理は、前記受信条件として、前記クライアント計算機を識別する標識であって当該クライアント計算機がログインするときに送信されるユーザIDを指定することで、当該ユーザIDに対応する前記クライアント計算機を、前記データの受信対象となり得る他のクライアント計算機として特定する相手指定処理と、複数の前記クライアント計算機がログイン状態となっていて当該クライアント計算機群間で前記通信回線を介してコミュニケーションをとっているグループであるコミュニケーショングループを指定することで、当該グループにログインしている前記クライアント計算機群を、前記データの受信対象となり得る他のクライアント計算機群として特定するグループ指定処理と、前記受信条件として、ログイン状態となっている全ての前記クライアント計算機を指定することで、当該全ての前記クライアント計算機を、前記データの受信対象となり得る他のクライアント計算機群として特定する全指定処理と、のうちの少なくとも1つを実施してなる、ことを特徴とする請求項11に記載のデータ通信方法。 【請求項13】前記データ通信方法は、前記クライアント計算機が他のクライアント計算機から送信されたデータを受信するか否かの判断基準となる特定の条件に合致したクライアント計算機からのみデータを受信するために設定した条件である受信設定を、設定する受信設定処理をする、ことを特徴とする請求項11又は12に記載のデータ通信方法。 【請求項14】前記受信設定処理は、前記受信設定として、前記クライアント計算機が他のクライアント計算機から送信されたデータを受信するか否かの判断をするときに、受信側である当該クライアント計算機のユーザIDを指定して送信されたデータのみを受信する受信ID設定と、複数の前記クライアント計算機がログイン状態となっていて当該クライアント計算機群間で前記通信回線を介してコミュニケーションをとっているグループであるコミュニケーショングループ、かつ受信側の前記クライアント計算機がログインしているコミュニケーショングループを指定して当該コミュニケーショングループから送信されたデータのみを受信する受信グループ設定と、前記クライアント計算機が誰から送信されたデータであっても全て受信しない受信不能設定と、前記クライアント計算機から送信されたデータを受信する他の前記クライアント計算機がログイン状態でない場合に、当該ログイン状態でないクライアント計算機の代わりに当該データを受信するか否かを指定する代理受信設定と、のうちの1以上を実施してなる、ことを特徴とする請求項13に記載のデータ通信方法。 【請求項15】前記データ通信方法は、前記送信設定処理及び前記受信設定処理の内の1以上を行った後に、前記クライアント計算機からデータを受信する他の前記クライアント計算機が存在しないと判断した場合は、当該データを送信した当該クライアント計算機へ不達通知をする、ことを特徴とする請求項11、12、13又は14に記載のデータ通信方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、複数のクライアント計算機とサーバ計算機がデータ通信可能に通信回線に接続されたものを用いて、複数の利用者の間でコミュニケーションをとることを可能とするコミュニケーションシステム及びデータ通信方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】コミュニケーションシステムとしては、ICQ及びインスタントメッセージが存在する。ICQとは、「I seek You(あなたを捜す)」をもじって名付けられた現在世界でもっとも人気のあるコミュニケーション・ソフトである。ICQと同様のソフトに「yahoo!」が配布している「yahoo!Pager」などがある。 【0003】インスタントメッセージとは、インターネット上で同じソフトを利用している仲間がオンラインかどうかを調べ、オンラインであればチャットやファイル転送などを行うことができるアプリケーションソフトをいう。代表的なものは、Mirabilis社が開発した前述のICQである。オンラインゲーム、インターネット電話及びビデオ会議など他のアプリケーションソフトと連携することもできるものもある。大手ポータルサイト各社がサービスの一貫として自社ブランドのインスタントメッセージ・クライアントを配布している。 【0004】これらの従来のコミュニケーションシステムでは、サーバにログインしている利用者(仲間)の状況をチェックすることで、コミュニケーションしたい相手を探してコミュニケーションを開始する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述のような従来のコミュニケーションシステムでは、送信相手を個別に選択することは可能であっても、受信側から能動的に受信許可する相手を選ぶことはできない。即ち、受信側は、だれからのものであっても送信されてきたデータを全て受信するので、受信側にとって必要としないデータ(メッセージ)を大量に受信してしまう場合があるという問題点がある。 【0006】また、従来のコミュニケーションシステムでは、データを送信する毎に送信側は、コミュニケーションしたい相手を探し出さなくてならず、メッセージを送信したい利用者は送信相手を探すのに多大な手間を要するという問題点もある。 【0007】ここにおいて、本発明の解決すべき主要な目的は以下の通りである。即ち、本発明の第1の目的は、通信回線を介して利用者の間でコミュニケーションをとるときに、データ(メッセージ)の送信又は受信についての手間を低減して快適にコミュニケーションをとることを可能とするコミュニケーションシステム及びデータ通信方法を提供せんとするものである。 【0008】本発明の第2の目的は、通信回線を介して利用者の間でコミュニケーションをとるときに、送信側においてコミュニケーションをとりたい相手を探し出す手間を低減することを可能とするコミュニケーションシステム及びデータ通信方法を提供せんとするものである。 【0009】本発明の第3の目的は、通信回線を介して利用者の間でコミュニケーションをとるときに、受信側において必要とするメッセージのみを受け取り、余計なメッセージを受け取らないことを可能とするコミュニケーションシステム及びデータ通信方法を提供せんとするものである。 【0010】本発明の他の目的は、明細書、図面、特に、特許請求の範囲における各請求項の記載から自ずと明らかとなろう。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明システムは、上記課題の解決に当たり、データを送信するたびに、当該データの受信対象となり得る他のクライアント計算機を特定するクライアント計算機と、クライアント計算機が予め特定した条件に合致したデータのみを、当該クライアント計算機に送信するサーバ計算機とを有してなる構成手段を講じる特徴を有する。 【0012】本発明方法は、上記課題の解決に当たり、クライアント計算機がデータを送信するたびに、当該データの受信対象となり得る他のクライアント計算機を特定する送信設定処理と、クライアント計算機が他のクライアント計算機から送信されたデータを受信するか否かを判断する受信設定処理とをしてなる構成手法を講じる特徴を有する。 【0013】更に、具体的詳細に述べると、当該課題の解決では、本発明が次に列挙する上位概念から下位概念にわたる新規な特徴的構成手法又は手段を採用することにより、上記目的を達成するように為される。 【0014】即ち、本発明システムの第1の特徴は、通信回線を介してデータの送受信をする複数のクライアント計算機と、当該クライアント計算機から送信されたデータを受信して当該データを他の当該クライアント計算機へ送信するサーバ計算機と、を有してなるコミュニケーションシステムであって、前記クライアント計算機は、データを送信するたびに、当該データの受信対象となり得る他のクライアント計算機を特定する条件である受信条件を設定する送信設定手段を有してなるコミュニケーションシステムの構成採用にある。 【0015】本発明システムの第2の特徴は、上記本発明システムの第1の特徴における前記送信設定手段が、前記クライアント計算機がデータを送信するたびに、当該データの受信対象となり得る他のクライアント計算機を識別する標識であるユーザIDを、当該データに添付させる機能手段を有し、前記サーバ計算機は、前記クライアント計算機から送信されたデータを受信して、当該データに添付された前記ユーザIDに対応する前記クライアント計算機に、当該データを送信する機能手段を有してなるコミュニケーションシステムの構成採用にある。 【0016】本発明システムの第3の特徴は、上記本発明システムの第1の特徴における前記送信設定手段が、前記クライアント計算機がデータを送信するたびに、複数の前記クライアント計算機がログイン状態となっていて当該クライアント計算機群間で前記通信回線を介してコミュニケーションをとっているグループであるコミュニケーショングループを指定するグループ情報を、当該データに添付させる機能手段を有し、前記サーバ計算機は、前記クライアント計算機から送信されたデータを受信して、当該データに添付された前記グループ情報が指定する前記コミュニケーショングループにログインしている他の前記クライアント計算機群に、当該データを送信する機能手段を有してなるコミュニケーションシステムの構成採用にある。 【0017】本発明システムの第4の特徴は、上記本発明システムの第1の特徴における前記送信設定手段が、前記クライアント計算機がデータを送信するたびに、ログイン状態となっている全ての前記クライアント計算機を前記データの受信対象となり得る他のクライアント計算機群として指定する全クライアント情報を、当該データに添付させる機能手段を有し、前記サーバ計算機は、前記クライアント計算機から送信されたデータを受信して、当該データに添付された前記全クライアント情報が指定する他の前記クライアント計算機群に、当該データを送信する機能手段を有してなるコミュニケーションシステムの構成採用にある。 【0018】本発明システムの第5の特徴は、上記本発明システムの第1、第2、第3又は第4の特徴における前記クライアント計算機が、前記クライアント計算機が他のクライアント計算機から送信されたデータを受信するか否かの判断基準となる特定の条件に合致したクライアント計算機からのみデータを受信するために設定した条件である受信設定を、ログインする時に前記サーバ計算機に送信する受信設定手段を有し、前記サーバ計算機は、前記クライアント計算機からログイン時に送信されてきた前記受信設定を、所定の記憶手段に登録し、当該受信設定の条件に合致したデータを受信したときに、当該データを当該受信設定をした当該クライアント計算機へ送信する機能手段を有してなるコミュニケーションシステムの構成採用にある。 【0019】本発明システムの第6の特徴は、上記本発明システムの第5の特徴における前記受信設定手段が、自己の前記クライアント計算機のユーザIDを指定して送信されたデータのみを受信すると、前記受信設定として設定する機能手段を有してなるコミュニケーションシステムの構成採用にある。 【0020】本発明システムの第7の特徴は、上記本発明システムの第5の特徴における前記受信設定手段が、自己の前記クライアント計算機がログインしている前記コミュニケーショングループを指定して送信されたデータのみを受信すると、前記受信設定として設定する機能手段を有してなるコミュニケーションシステムの構成採用にある。 【0021】本発明システムの第8の特徴は、上記本発明システムの第5の特徴における前記受信設定手段が、誰から送信されたデータであっても全て受信しないと、前記受信設定として設定する機能手段を有してなるコミュニケーションシステムの構成採用にある。 【0022】本発明システムの第9の特徴は、上記本発明システムの第5の特徴における前記受信設定手段が、前記受信設定の条件に合致する他の前記クライアント計算機がログイン状態となっているものの中にない場合に、当該受信設定の条件に合致する他の前記クライアント計算機の代わりに、データを受信するか否かを、前記受信設定として設定する機能手段を有してなるコミュニケーションシステムの構成採用にある。 【0023】本発明システムの第10の特徴は、上記本発明システムの第5、第6、第7、第8又は第9の特徴における前記サーバ計算機が、前記クライアント計算機からログアウト通知を受け取ると、前記記憶手段に登録した当該クライアント計算機の前記受信設定を削除する機能手段を有してなるコミュニケーションシステムの構成採用にある。 【0024】本発明方法の第1の特徴は、通信回線に接続された複数のクライアント計算機同士の間でデータの送受信をするデータ通信方法であって、前記クライアント計算機がデータを送信するたびに、当該データの受信対象となり得る他のクライアント計算機を特定する条件である受信条件を、設定する送信設定処理をしてなるデータ通信方法の構成採用にある。 【0025】本発明方法の第2の特徴は、上記本発明方法の第1の特徴における前記送信設定処理が、前記受信条件として、前記クライアント計算機を識別する標識であって当該クライアント計算機がログインするときに送信されるユーザIDを指定することで、当該ユーザIDに対応する前記クライアント計算機を、前記データの受信対象となり得る他のクライアント計算機として特定する相手指定処理と、複数の前記クライアント計算機がログイン状態となっていて当該クライアント計算機群間で前記通信回線を介してコミュニケーションをとっているグループであるコミュニケーショングループを指定することで、当該グループにログインしている前記クライアント計算機群を、前記データの受信対象となり得る他のクライアント計算機群として特定するグループ指定処理と、前記受信条件として、ログイン状態となっている全ての前記クライアント計算機を指定することで、当該全ての前記クライアント計算機を、前記データの受信対象となり得る他のクライアント計算機群として特定する全指定処理と、のうちの少なくとも1つを実施してなるデータ通信方法の構成採用にある。 【0026】本発明方法の第3の特徴は、上記本発明方法の第1又は第2の特徴における前記データ通信方法が、前記クライアント計算機が他のクライアント計算機から送信されたデータを受信するか否かの判断基準となる特定の条件に合致したクライアント計算機からのみデータを受信するために設定した条件である受信設定を、設定する受信設定処理をしてなるデータ通信方法の構成採用にある。 【0027】本発明方法の第4の特徴は、上記本発明方法の第3の特徴における前記受信設定処理が、前記受信設定として、前記クライアント計算機が他のクライアント計算機から送信されたデータを受信するか否かの判断をするときに、受信側である当該クライアント計算機のユーザIDを指定して送信されたデータのみを受信する受信ID設定と、複数の前記クライアント計算機がログイン状態となっていて当該クライアント計算機群間で前記通信回線を介してコミュニケーションをとっているグループであるコミュニケーショングループ、かつ受信側の前記クライアント計算機がログインしているコミュニケーショングループを指定して当該コミュニケーショングループから送信されたデータのみを受信する受信グループ設定と、前記クライアント計算機が誰から送信されたデータであっても全て受信しない受信不能設定と、前記クライアント計算機から送信されたデータを受信する他の前記クライアント計算機がログイン状態でない場合に、当該ログイン状態でないクライアント計算機の代わりに当該データを受信するか否かを指定する代理受信設定と、のうちの1以上を実施してなるデータ通信方法の構成採用にある。 【0028】本発明方法の第5の特徴は、上記本発明方法の第1、第2、第3又は第4の特徴における前記データ通信方法が、前記送信設定処理及び前記受信設定処理の内の1以上を行った後に、前記クライアント計算機からデータを受信する他の前記クライアント計算機が存在しないと判断した場合は、当該データを送信した当該クライアント計算機へ不達通知してなるデータ通信方法の構成採用にある。 【0029】 【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態をシステム例及び方法例につき説明する。 【0030】なお、本発明は、クライアント計算機がメッセージ(データ)を送信するときに、そのメッセージにつき受信可能となる他のクライアント計算機の条件を設定し、クライアント計算機がメッセージを受信するときに、当該メッセージを受信するか否かを予めサーバ計算機に設定するものであるが、サーバ計算機としては、パーソナルコンピュータ及び汎用コンピュータを、クライアント計算機としては、パーソナルコンピュータ、汎用コンピュータ、携帯電話及びPHSをそれぞれ適用することも可能である。 【0031】(システム例)図1は、本システム例の機能手段による構築原理を示すフローチャートである。各クライアント計算機23は、受信設定手段(後述の図4(b)参照)を有する。各クライアント計算機23の受信設定手段は、まずクライアント・ソフトウェアの起動時にサーバ計算機22へのログイン要求を行ない、当該クライアント計算機23の受信設定の内容を「受信設定通知」としてサーバ計算機22に通知する(ST1)。 【0032】ここで、受信設定とは、当該クライアント計算機23が他のクライアント計算機23から送信されたメッセージを受信するか否かの判断基準となるものであって、特定の条件に合致したクライアント計算機23からのみメッセージを受信するために設定した条件である。 【0033】その後、サーバ計算機22は、ST1によるクライアント計算機23からの通知についての受信結果を、当該クライアント計算機23に通知する(ST2)。 【0034】サーバ計算機22へのログインを済ませたクライアント計算機23は、サーバ計算機22を介して、画像、音声、テキストなどのデータ(以下、「メッセージ」という。)を当該クライアント計算機23間で送受信することが可能となる。 【0035】また、クライアント計算機23は、送信設定手段(後述の図4(a)参照)を有する。クライアント計算機23の送信設定手段は、メッセージを送信するときに、当該メッセージの受信対象となり得る他のクライアント計算機23を特定する条件である受信条件の設定(送信設定)を行なう。即ち、送信側のクライアント計算機23の送信設定手段は、メッセージを送信するときに、受信条件の設定を「送信設定通知」として当該メッセージに添付してサーバ計算機22へ送信する(ST3)。 【0036】サーバ計算機22は、このメッセージに添付されてきた送信設定通知に基づいて送信設定をチェックし、ST1で受信した受信設定通知に基づいて受信設定をチェックする。そして、サーバ計算機22は、送信設定及び受信設定に適合する受信側のクライアント計算機23が存在するか(ログインしているか)否か判断する(ST4)。 【0037】ST4で、送信設定及び受信設定を満たす受信側のクライアント計算機23が存在しないと判断したときは、サーバ計算機22は送信側のクライアント計算機23にメッセージを送信することが出来ない旨のエラーメッセージである不達通知を送信する(ST5)。一方、ST4で、送信設定及び受信設定を満たす受信側のクライアント23が存在すると判断したときは、サーバ計算機22は、当該設定を満たす受信側のクライアント計算機23に、ST3で送信側のクライアント計算機23から送信されたメッセージを送信する(ST6)。 【0038】図2は、本システム例の構成例を示す概念模式図である。図中、21は通信回線、22は通信回線21に接続されたサーバ計算機、23は通信回線21に接続された複数のクライアント計算機である。なお、通信回線21は、公衆電話回線網、専用電話回線網、LAN、インターネット、イントラネット又はエキストラネットで構成される。 【0039】各クライアント計算機23には、カメラ24、マイクロフォン25、スピーカー26、マウス27及びキーボード28が接続されており、これらの機器を介してメッセージの入出力が行なわれる。 【0040】(方法例)次に、上述のシステム例を用いて実行するデータ通信方法につき以下に説明する。図3は、前記システム例に適用した本発明の実施形態を示す方法例におけるログイン要求についての処理を示すフローチャートである。 【0041】本図のログイン要求についての処理は、図1に示すフローチャートにおけるST1でのログイン要求及び受信設定通知と、ST2での結果通知とを詳細に示したものである。 【0042】まず、クライアント計算機23は、クライアント・ソフトウェアの起動時にログイン要求をサーバ計算機22へ送る。このログイン要求は、ユーザID、参加するコミュニケーショングループ及びメッセージの受信設定についての情報の通知を伴うものである(ST11)。 【0043】ここで、ユーザIDとは、クライアント計算機23を識別する標識である。コミュニケーショングループとは、複数のクライアント計算機23がログイン状態となっていて当該クライアント計算機23間で通信回線21を介してコミュニケーションをとっているグループである。 【0044】メッセージの受信設定についての情報とは、後述の図4(b)に示す「受信設定」において設定される情報であり、クライアント計算機23が他のクライアント計算機23から送信されたデータを受信するか否かの判断基準となるものであって、特定の条件に合致したクライアント計算機23からのみメッセージを受信するために設定した情報である。 【0045】サーバ計算機22は、ログイン要求を受け取ると、受け取ったユーザIDが本システムの利用を許可されたクライアント計算機23を示すものか調べるために、予め登録されているユーザ情報と当該ユーザIDとの照合を行なう(ST12)。 【0046】ST12で、受け取ったユーザIDが登録されているものではないと判断したときは、サーバ計算機22はログインを拒絶する旨の通知をクライアント計算機23に返す(ST13)。 【0047】一方、ST12で、受け取ったユーザIDが登録されているものであると判断したときは、サーバ計算機22は、ST11でクライアント計算機23から送られてきたユーザID、コミュニケーショングループ及びメッセージの受信設定についての情報からなるクライアント情報を、現在本システムを利用しているクライアントを示すリストの中に登録する(ST14)。その後、サーバ計算機22は、ログインを許可する旨の通知をクライアント計算機23に返す(ST15)。 【0048】図4は、前記システム例に適用した本発明の実施形態を示す方法例における送受信についての設定を示す条件設定表図である。図4(a)は、送信側のクライアント計算機23の送信設定処理(手段)の詳細を示している。即ち、この送信設定処理は、図1におけるST3でのメッセージ送信及び送信設定通知と、ST4での送信設定のチェックとを詳細に示したものである。 【0049】この送信設定処理により「受信条件の設定」が行なわれる。そして、送信側のクライアント計算機23がメッセージを送信するたびに、そのメッセージに自動的に「送信設定通知」が添付されてサーバ計算機22へ送信される。送信設定(受信条件の設定)が「0」である場合は、送信側のクライアント計算機23が指定したユーザIDを持つ他のクライアント計算機23のみがメッセージの受信を許可される(相手指定処理)。 【0050】一方、送信設定(受信条件の設定)が「1」である場合(グループ情報あり)は、送信側のクライアント計算機23が指定したコミュニケーショングループにログインしているクライアント計算機23であれば誰でもメッセージを受信することが許可される(グループ指定処理)。 【0051】なお、送信設定(受信条件の設定)として、ログイン状態となっている他の全てのクライアント計算機23がメッセージを受信することが許可される条件(全クライアント情報)を設定する全指定処理(図示せず)をしてもよい。 【0052】図4(b)は、受信側のクライアント計算機23が送信側のクライアント計算機23を限定するための条件である受信設定処理(手段)の詳細を示している。即ち、受信設定処理は、図1におけるST1でのログイン要求時の受信設定通知を詳細に示したものであり、特定の条件に合致したクライアント計算機23からのみメッセージを受信するために設定した条件である受信設定の詳細を示している。 【0053】また、受信設定処理は、受信ID設定と、受信グループ設定と、代理受信設定とからなるが、これらの内の一部の設定だけをするものとしてもよい。 【0054】受信ID設定は、送信側のクライアント計算機23が指定する受信側のクライアント計算機23のユーザIDに関する条件である。受信ID設定が「0」であれば、送信側のクライアント計算機23が誰であっても受信側のクライアント計算機23はメッセージを受信しない。受信ID設定が「1」であれば、送信側のクライアント計算機23が受信側のクライアント計算機23のユーザIDを指定してメッセージを送信してきた場合に限り、受信側のクライアント計算機23は当該送信側のクライアント計算機23からのみメッセージを受信する。 【0055】受信グループ設定は、送信側のクライアント計算機23が指定するコミュニケーショングループに関する条件である。受信グループ設定が「0」であれば、送信側のクライアント計算機23が誰であっても受信側のクライアント計算機23はメッセージを受信しない。 【0056】受信グループ設定が「1」であれば、送信側のクライアント計算機23がその送信時に受信側のクライアント計算機23の所属するコミュニケーショングループを指定してメッセージを送信してきた場合に限り、受信側のクライアント計算機23は当該送信側のクライアント計算機23からのみメッセージを受信する。 【0057】代理受信設定は、送信側のクライアント計算機23が指定する受信条件に適合する受信側のクライアント計算機23が存在しない場合即ちログインしていない場合に、当該受信側のクライアント計算機23の代理がメッセージを受信することの可否に関する条件である。代理受信設定が「0」であれば、受信側のクライアント計算機23が代理受信を受け付けない。代理受信設定が「1」であれば、受信側のクライアント計算機23が代理受信を受け付ける。 【0058】図5は、前記システム例に適用した本発明の実施形態を示す方法例におけるメッセージ送信についての処理を示すフローチャートである。本図のメッセージ送信についての処理は、図1に示すフローチャートにおけるST3でのメッセージ送信と、ST4での受信設定のチェックと、ST5での不達通知と、ST6でのメッセージ送信とを詳細に示したものである。 【0059】まず、送信側のクライアント計算機23からメッセージがサーバ計算機22に送信される(ST21)。このメッセージの送信により、条件フラグ及び送信先ID或いは送信先グループがクライアント計算機23からサーバ計算機22に送信される。 【0060】サーバ計算機22は、送信側のクライアント計算機23が指定した受信条件の設定(図4(a)参照)につき判断する(ST22)。ST22で受信条件の設定が「0」、即ちメッセージが特定の相手に向けられたものであると判断したときは、サーバ計算機22は、送信側のクライアント計算機23が指定したユーザIDを持つ受信側のクライアント計算機23が現在ログインしているクライアントのリストに存在するか判断し、存在していれば当該受信側のクライアント計算機23の受信ID設定(図4(b)参照)につき判断する(ST23)。 【0061】ST23で、送信側のクライアント計算機23が指定したユーザIDを持つ受信側のクライアント計算機23が現在ログインしており、かつ当該受信側のクライアント計算機23の受信ID設定が「1」であれば、サーバ計算機22は、当該受信側のクライアント計算機23にメッセージを送信する(ST24)。 【0062】ST23で、送信側のクライアント計算機23が指定したユーザIDを持つ受信側のクライアント計算機23が現在ログインしていないか、またはかかる受信側のクライアント計算機23が現在ログインしているが当該受信側のクライアント計算機23の受信ID設定が「0」であれば、サーバ計算機22は、現在ログインしている受信側のクライアント計算機23の代理受信設定(図4(b)参照)につき判断する(ST27)。 【0063】一方、ST22で、受信条件の設定が「1」、即ちメッセージが特定のコミュニケーショングループに参加している相手に向けられたものであると判断したときは、サーバ計算機22は、送信側のクライアント計算機23が指定したコミュニケーショングループに現在ログインしている受信側のクライアント計算機23の受信グループ設定(図4(b)参照)につき判断する(ST25)。 【0064】ST25で、送信側のクライアント計算機23が指定したコミュニケーショングループに現在ログインしている受信側のクライアント計算機23の受信グループ設定が「1」であれば、即ち自分が参加するグループを指定した相手からのみメッセージを受信する受信側のクライアント計算機23が存在すれば、サーバ計算機22は、当該受信側のクライアント計算機23にメッセージを送信する(ST26)。 【0065】ST25で、送信側のクライアント計算機23が指定したコミュニケーショングループにログインしている受信側のクライアント計算機23が現在存在しないか、または当該コミュニケーショングループにログインしている受信側のクライアント計算機23の受信グループ設定が全て「0」であれば、サーバ計算機22は、現在ログインしている受信側のクライアント計算機23の代理受信設定につき判断する(ST27)。 【0066】ST27で、現在ログインしている受信側のクライアント計算機23の代理受信設定が「1」であれば、サーバ計算機22は、当該受信側のクライアント計算機23にメッセージを送信する(ST28)。 【0067】ST27で、現在ログインしている全ての受信側のクライアント計算機23の代理受信設定が「0」であれば、サーバ計算機22は、送信側のクライアント計算機23へ不達通知をする(ST29)。 【0068】図6は、前記システム例に適用した本発明の実施形態を示す方法例におけるログアウト処理を示すフローチャートである。まず、ログインしているクライアント計算機23から送信されたログアウト通知をサーバ計算機22が受信する(ST31)。このログアウト通知においては、クライアント計算機23は自分のユーザIDもサーバ計算機22へ通知する。 【0069】するとサーバ計算機22は、現在ログインしているユーザのリストからログアウト通知を送信したクライアント計算機23についての情報を削除する(ST32)。従って、このST32により、図3のST14でサーバ計算機22のリストに登録されたクライアント計算機23の「受信設定」についての情報からなるクライアント情報が削除される。 【0070】その後、サーバ計算機22は、ログアウトが正常に行なわれた旨を示す通知であるログアウト許可通知をクライアント計算機23に返す(ST33)。 【0071】以上、本発明の代表的なシステム例及び方法例について説明したが、本発明は、必ずしも上記した事項に限定されるものではない。本発明の目的を達し、下記する効果を奏する範囲において、適宜変更実施可能である。例えば、サーバ計算機22の持つ機能をクライアント計算機23に持たせて、サーバ計算機22を特に設けない構成とすることが可能である。 【0072】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、クライアント計算機が、データを送信するたびに、当該データの受信対象となり得る他のクライアント計算機を特定する受信条件を設定するので、当該受信条件に合致した相手をサーバ計算機が探し出すことが可能となり、送信側のクライアント計算機の利用者は、データを送信するたびにコミュニケーションをしたい相手を自ら探し出す手間をかけることなく、所望の相手にデータを送信することが可能となる。 【0073】また、クライアント計算機が、特定の条件に合致したクライアント計算機からのみデータを受信するための条件である受信設定を、ログインする時にサーバ計算機に送信するので、サーバ計算機は受信側のクライアント計算機にとって余分なデータを当該クライアント計算機に送信しないことが可能となり、受信側のクライアント計算機の利用者が必要とするメッセージのみを受け取り、余計なメッセージを受け取らないことが可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004226 【氏名又は名称】日本電信電話株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年10月18日(2000.10.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100071113 【弁理士】 【氏名又は名称】菅 隆彦
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| 【公開番号】 |
特開2002−132691(P2002−132691A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月10日(2002.5.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−318398(P2000−318398) |
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