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【発明の名称】 ファイル生成装置及びファイル生成方法
【発明者】 【氏名】西野 秀明

【要約】 【課題】テキスト情報とマルチメディア情報とを含む複合形式のファイルから、ハイパーテキスト形式のファイルを生成する。

【解決手段】サーバ装置1は、ステップS30において、テキスト情報に画像データ等のマルチメディア情報が添付されてなる電子メールを受信する。次に、ステップS31において、この電子メールからテキスト情報とマルチメディア情報とを抽出する。そして、ステップS32において、抽出したテキスト情報を本文テキストを本文テキストとし、この本文テキストに所定のタグ情報を付与することによって、所定のレイアウトで表示可能とされたHTMLファイルを生成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 テキスト情報とマルチメディア情報とを含む複合形式のファイルから、これらテキスト情報とマルチメディア情報とをそれぞれ抽出する情報抽出手段と、上記情報抽出手段により抽出されたテキスト情報の内容を本文テキストとし、この本文テキストに所定のタグ情報を付与することによって、所定のレイアウトで表示可能とされたハイパーテキスト形式のファイルを生成するファイル生成手段とを備えることを特徴とするファイル生成装置。
【請求項2】 上記ファイル生成手段は、上記情報抽出手段により抽出されたマルチメディア情報に含まれるレイアウト情報に基づいて、上記ハイパーテキスト形式のファイルを生成することを特徴とする請求項1記載のファイル生成装置。
【請求項3】 上記ファイル生成手段は、上記情報抽出手段により抽出されたマルチメディア情報を含むバイナリ形式のファイルを生成するとともに、上記バイナリ形式のファイルの内容が埋め込まれて表示可能とされたハイパーテキスト形式のファイルを生成することを特徴とする請求項1記載のファイル生成装置。
【請求項4】 さらに、通信ネットワークを介して他の情報処理装置から上記複合形式のファイルを取得するファイル取得手段を備えることを特徴とする請求項1記載のファイル生成装置。
【請求項5】 さらに、通信ネットワークを介して他の情報処理装置からの閲覧要求がなされた場合に、この情報処理装置に対して、少なくとも上記ハイパーテキスト形式のファイルを送信するファイル送信手段を備えることを特徴とする請求項1記載のファイル生成装置。
【請求項6】 テキスト情報とマルチメディア情報とを含む複合形式のファイルから、これらテキスト情報とマルチメディア情報とをそれぞれ抽出する情報抽出ステップと、上記情報抽出ステップにおいて抽出されたテキスト情報の内容を本文テキストとし、この本文テキストに所定のタグ情報を付与することにより、所定のレイアウトで表示可能とされたハイパーテキスト形式のファイルを生成するファイル生成ステップとを有することを特徴とするファイル生成方法。
【請求項7】 上記ファイル生成ステップにおいては、上記情報抽出ステップにおいて抽出されたマルチメディア情報に含まれるレイアウト情報に基づいて、上記ハイパーテキスト形式のファイルを生成することを特徴とする請求項6記載のファイル生成方法。
【請求項8】 上記ファイル生成ステップにおいては、上記情報抽出ステップにおいて抽出されたマルチメディア情報を含むバイナリ形式のファイルを生成するとともに、上記バイナリ形式のファイルの内容が埋め込まれて表示可能とされたハイパーテキスト形式のファイルを生成することを特徴とする請求項6記載のファイル生成方法。
【請求項9】 さらに、上記情報抽出ステップの前段に、通信ネットワークを介して他の情報処理装置から上記複合形式のファイルを取得するファイル取得ステップを有することを特徴とする請求項6記載のファイル生成方法。
【請求項10】 さらに、上記ファイル生成ステップの後段に、通信ネットワークを介して他の情報処理装置からの閲覧要求がなされた場合に、この情報処理装置に対して、少なくとも上記ハイパーテキスト形式のファイルを送信するファイル送信ステップを有することを特徴とする請求項6記載のファイル生成方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハイパーテキスト形式のファイルを生成するファイル生成装置及びファイル生成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信ネットワークを介してコンピュータ等の情報処理装置を接続し、各種情報を相互に送受信することを可能とした、いわゆるインターネット(The Internet)が目覚ましい発展を遂げている。
【0003】このインターネットは、様々な通信プロトコルを用いて各種の利用形態が可能とされているが、そのうちのひとつであるHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)を用いることにより、各種情報を共有することが可能となる。
【0004】この場合には、ハイパーテキスト形式で記述されたテキストファイルによって各種情報が提供されるように構成されており、本文テキストとなるテキストデータ中に「タグ」と称される記述子を加えることによって、このテキストに対して修飾を施したり、画像データや音声データを関連づけたり、特定の文字列に所定のリンク先を関連づけたりすることが可能とされている。
【0005】ハイパーテキスト形式のテキストファイルの種類としては、HTML(HyperText Markup Language)、SGML(Standard Generalized Markup Language)、及びXML(Extensible Markup Language)などを挙げることができるが、現在のインターネットでは、主としてHTMLが用いられている。なお、以下では、HTMLを用いて記述されたテキストファイルのことを、HTMLファイルと称する。
【0006】なお、ハイパーテキストとは、複数のテキストを有機的に結合する概念のことであり、所定のテキストに含まれる用語から、この用語に関係した他のテキストを簡単に参照できるように構成されたものである。
【0007】そして、インターネットを利用して各種情報を共有するに際しては、本文テキストやタグ情報が記述されたHTMLファイル、画像データを含む画像ファイル、及び音声データを含む音声ファイルなどをサーバ装置に蓄積しておく。そして、サーバ装置は、他の各種情報処理装置からHTTPを用いて閲覧要求がなされたときに、この情報処理装置に対してHTTPを用いることにより、これらのファイルを送信する。このように、サーバ装置に蓄積されたファイルを、他の情報処理装置からの閲覧要求に応じて送信する構成とすることにより、各種情報を共有することが可能となる。
【0008】ところで、HTMLファイルは、予め用意したテキストデータにタグの記述を加えたり、専用のアプリケーションプログラムを用いたりする手法によって作成される。なお、このようなアプリケーションプログラムは、一般にHTMLエディタと称されており、コンピュータ画面上に表示されるボタンや選択肢を選択することによってタグの記述を加えることが可能とされている。また、例えば、文字情報と画像情報とが印刷された印刷物を電子データとしてコンピュータに読み込むことにより、文字データや画像データを元の印刷物におけるレイアウトと同等にコンピュータ画面上に表示することが可能なHTMLファイルを作成するというシステムも提案されている。
【0009】また一方、近年では、インターネットを利用した電子メールの利用が広く普及している。電子メールは、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)やPOP(Post Office Protocol)といった通信プロトコルを用いることにより、インターネットを介して各種情報を送受信を行うことが可能とされている。
【0010】電子メールにおいては、本文テキストに相当するテキストデータの他に、画像情報や音声情報等のマルチメディア情報を「添付」して送受信することが可能とされている。このようなマルチメディア情報は、一般にバイナリ形式のデータであるが、電子メールに添付される際には、テキストデータ、すなわちアスキー形式のデータにエンコードされて添付されることが一般的である。
【0011】電子メールでは、マルチメディア情報を本文テキストに「添付」する形で送受信することが可能とされており、従来のようにFTP(File Transfer Protocol)を用いて送受信する場合よりも比較的簡便に行うことが可能である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では、上述したような電子メールの利用が、据え置き型やノート型のような各種コンピュータ装置からだけでなく、PDA(Personal DigitalAssistant)機器と称されるような携帯型の情報端末装置や、携帯型の電話機(以下、携帯電話という。)などによっても可能であることが一般的である。また、このようなPDA機器や携帯電話によっても、画像情報や音声情報等のマルチメディア情報を電子メールに添付して送受信することが比較的簡便に行うことが可能となりつつある。
【0013】そこで、上述したようにインターネットを利用して各種情報を共有するに際して、HTMLファイルによって表示する内容を、電子メールを利用してサーバ装置に送信したいという要求が高まりつつある。これにより、従来のようにFTPを利用する場合よりも、比較的簡便に各種ファイルをサーバ装置に送信することが可能となる。
【0014】しかしながら、この場合には、電子メールを受信したサーバ装置の側でHTMLファイルを生成する必要が生じてしまうが、従来はこのようにしてHTMLファイルを生成する手法が存在していなかった。
【0015】そこで、本発明は、上述した従来の課題を解決して、テキスト情報とマルチメディア情報とを含む複合形式のファイルから、このテキスト情報を本文テキストとするハイパーテキスト形式のファイルを生成するファイル生成装置、及びファイル生成方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成するために、本発明に係るファイル生成装置は、情報抽出手段と、ファイル生成手段とを備える。上記情報抽出手段は、テキスト情報とマルチメディア情報とを含む複合形式のファイルから、これらテキスト情報とマルチメディア情報とをそれぞれ抽出する。上記ファイル生成手段は、上記情報抽出手段により抽出されたテキスト情報の内容を本文テキストとし、この本文テキストに所定のタグ情報を付与することによって、所定のレイアウトで表示可能とされたハイパーテキスト形式のファイルを生成する。
【0017】また、本発明に係るファイル生成方法は、情報抽出ステップと、ファイル生成ステップとを有する。上記情報抽出ステップにおいては、テキスト情報とマルチメディア情報とを含む複合形式のファイルから、これらテキスト情報とマルチメディア情報とをそれぞれ抽出する。上記ファイル生成ステップにおいては、上記情報抽出ステップにおいて抽出されたテキスト情報の内容を本文テキストとし、この本文テキストに所定のタグ情報を付与することにより、所定のレイアウトで表示可能とされたハイパーテキスト形式のファイルを生成する。
【0018】以上のように構成された本発明に係るファイル生成装置及びファイル生成方法は、複合形式のファイルに含まれるテキスト情報を本文テキストとし、所定のレイアウトで表示可能とされたハイパーテキスト形式のファイルを生成することができる。
【0019】また、本発明においては、上述のようにしてハイパーテキスト形式のファイルを生成する際に、複合形式のファイルから抽出したマルチメディア情報に含まれるレイアウト情報に基づいて、ハイパーテキスト形式のファイルを生成するとしてもよい。これにより、どのようなレイアウトで表示可能としてハイパーテキスト形式のファイルを生成するかを示すレイアウト情報をマルチメディア情報として複合形式のファイル中に含めることができる。したがって、ハイパーテキスト形式のファイルを生成する際におけるレイアウトの自由度を向上させることができる。
【0020】さらに、本発明においては、上述のようにしてハイパーテキスト形式のファイルを生成する際に、複合形式のファイルから抽出したマルチメディア情報を含むバイナリ形式のファイルを生成するとともに、生成するハイパーテキスト形式のファイルに上記バイナリ形式のファイルが埋め込まれて表示可能とすることが望ましい。これにより、マルチメディア情報として、例えば画像情報や音声情報が含まれている場合に、これら画像情報や音声情報を、本文テキストと同時に表示可能なハイパーテキスト形式のファイルを生成することができる。なお、音声情報を埋め込み表示する場合には、例えば、この音声情報の再生開始や再生停止を画面上で操作可能な制御盤を表示すればよい。
【0021】また、本発明において、複合形式のファイルは、通信ネットワークを介して他の情報処理装置から取得してもよい。これにより、例えば、この複合形式のファイルを電子メールを利用して、極めて簡便な操作でサーバ装置に送信することができる。
【0022】さらに、本発明において、少なくとも上記ハイパーテキスト形式のファイルは、通信ネットワークを介して他の情報処理装置からの閲覧要求がなされた場合に、この情報処理装置に対して送信されることが望ましい。これにより、生成したハイパーテキスト形式のファイルによって示される情報を、他の情報処理装置と共有することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、通信回線により構成されたインターネット(The Internet)によって複数の情報処理装置が相互に接続されてなる情報ネットワークにおけるサーバ装置に対して本発明を適用した場合の一例について説明する。
【0024】ただし本発明は、以下で説明する例に限定されるものではなく、テキスト情報とマルチメディア情報とを含む複合形式のファイルから、このテキスト情報を本文テキストとするハイパーテキスト形式のファイルを生成する場合に広く適用することができ、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
【0025】本発明を適用するサーバ装置1は、例えば、図1に示すような情報ネットワーク10における情報処理装置のひとつとして配設される。情報ネットワーク10においては、サーバ装置1の他に、コンピュータ装置11a,11b或いは携帯型情報端末12a,12b等のような複数の情報処理装置がインターネット13を介して相互に接続されており、各種情報を互いに送受信可能とされている。
【0026】ここで、携帯型情報端末12a,12bとしては、例えば、一般にPDA(Personal Data Assistant)機器と称されるような個人情報の管理を行う携帯型の情報処理装置や、或いはインターネット13への接続機能を有する携帯型電話機などを挙げることができる。
【0027】また、これらコンピュータ装置11a,11b及び携帯型情報端末12a,12bには、例えば、画像をデジタルデータとして撮像するためのCCDカメラや、音声をデジタルデータとして録音するためのマイクなどが取り付けられている。そして、これらのデジタルデータを電子メールに添付し、インターネット13を介してサーバ装置1に送信することが可能とされている。
【0028】インターネット13は、いわゆるTCP/IPプロトコルによって、サーバ装置1及び複数の情報処理装置が相互に接続されており、例えばFTP(File Transfer Protocol)やHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)等を用いることによって各種情報(ファイル)を相互に送受信することが可能とされている。また、インターネット13においては、SMTP(Simple Mail Tranfer Protocol)やPOP(Post Office Protocol)等を用いることによって、電子メールを送受信することが可能とされている。なお、サーバ装置1及び各々の情報処理装置間は、有線接続されていてもよいし、無線接続されていてもよい。
【0029】情報ネットワーク10においては、ハイパーテキスト形式のファイルとして、HTML(Hyper Text Markup Language)を用いて「タグ」を記述するファイルが広く一般に用いられている。
【0030】なお、以下では、テキスト形式のファイルを単に「テキストファイル」と称し、ハイパーテキスト形式のひとつであるHTML形式のファイルを単に「HTMLファイル」と称する。
【0031】HTMLファイルは、本文となるテキストデータの中に「タグ」と称される記述子が記述されており、この「タグ」によって、テキストに対して修飾を施したり、画像データや音声データを関連づけたり、特定の文字列に所定のリンク先を関連づけたりすることが可能とされている。
【0032】そして、情報ネットワーク10においては、コンピュータ装置11a,11bや携帯型情報端末12a,12bからサーバ装置1に対して電子メールが送信されたときに、この電子メールに基づいて、サーバ装置1がHTMLファイルを生成するように構成されている。
【0033】このとき、サーバ装置1に送信される電子メールは、本文テキストとしてのテキスト情報と、各情報処理装置によって撮像/録音された画像データや音声データが添付されてなるマルチメディア情報とから構成されており、いわば複合形式のファイルである。ただし、一般に電子メールでは、画像データや音声データをバイナリ形式のファイルとして送信することができない。このため、サーバ装置1に送信される電子メールは、バイナリデータである画像データや音声データが所定のフォーマットによりエンコードされてアスキー形式のデータとされており、このようなアスキー形式のデータが本文テキストに添付される。
【0034】このようにして、電子メールの本文テキストにマルチメディア情報を添付するに際しては、特定のフォーマットに限定されるものではないが、現在広く用いられているMIME(Multipurpose Internet Mail Extentions)で規定されたフォーマットに従うことが望ましい。これにより、サーバ装置1に対して電子メールを送信するために、各情報処理装置に特別なアプリケーションプログラムを用意する必要がなく、情報処理装置に搭載された一般的な電子メール送信用のアプリケーションプログラムを用いて電子メールをサーバ装置1に送信することができる。
【0035】すなわち、サーバ装置1に送信される電子メールは、図3に示すように、ヘッダ情報と、本文テキストの内容を示すテキスト情報と、画像データや音声データがエンコードされてなるマルチメディア情報とが順に連結されたデータ構造とされたアスキー形式のファイルである。なお、ヘッダ情報には、例えば、この電子メールの送信先のメールアドレス、発信元のメールアドレス、この電子メールを作成した日時、この電子メールを作成したアプリケーションプログラムなどを示す情報が含まれる。また、マルチメディア情報としては、複数の画像データや音声データを含むものであってもよい。
【0036】つぎに、サーバ装置1について、図2を参照しながら説明する。サーバ装置1は、図2に示すように、各種の情報に対して演算処理を行うとともに他の各部の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)20と、インターネット13を介して各種情報の送受信を行う通信インタフェース21と、CPU20に対する外部記憶装置としてのハードディスク装置22と、CPU20により処理される情報を一時保持するメモリ23とを備える。
【0037】CPU20は、半導体素子により構成されており、メモリ23に保持されたアプリケーションプログラムに記述された動作手順に従って、サーバ装置1の各部の動作を制御するとともに、各種情報に対する演算処理などを行う。
【0038】通信インタフェース21は、インターネット13を介して他の情報処理装置に対する各種情報の送受信を行う機能を有している。通信インタフェース21は、例えば、公衆電話回線や専用線などを用いた有線接続によってインターネット13と接続可能とされていてもよいし、赤外線や電波を用いた無線接続によってインターネット13と接続可能とされていてもよい。
【0039】また、通信インタフェース21は、他の情報処理装置から送信された電子メールを受信することが可能とされているとともに、他の情報処理装置によってなされたHTMLファイルの閲覧要求を受信する。そして、閲覧要求がなされた情報処理装置に対して、受信した電子メールに基づいて生成したHTMLファイルを、通信インタフェース21によって送信することが可能とされている。このとき、通信インタフェース21は、例えばSMTPをプロトコルとして用いることによって電子メールを受信するとともに、例えばHTTPをプロトコルとして用いることによって、他の情報処理装置からなされる閲覧要求を受信し、この情報処理装置に対してHTMLファイルを送信する。
【0040】ハードディスク装置22は、CPU20に対する外部記憶装置としての機能を有しており、通信インタフェース21によって受信した電子メールと、この電子メールに基づいて生成したHTMLファイルとを蓄積する。
【0041】メモリ23は、各種半導体素子によって、保持する内容を書き換え可能として構成されている。サーバ装置1においては、このメモリ23に、CPU20により演算処理を行う処理手順が記述されたアプリケーションプログラムが保持されている。
【0042】つぎに、以上のように構成されたサーバ装置1の具体的な動作の一例について、図4に示すフローチャートに沿って説明する。なお、以下の説明でCPU20が行う処理は、メモリ23に保持されたアプリケーションプログラムに記載された処理手順に従ってなされるものである。
【0043】サーバ装置1は、先ず、図4に示すステップS30において、通信インタフェース21によって、他の情報処理装置から送信された電子メールを受信する。このとき受信する電子メールは、図3に示すようなデータ構造とされており、例えば、テキスト情報として図5に示すような本文テキストと、マルチメディア情報として図6に示すような3つの画像データとを含むとする。また、サーバ装置1は、このとき受信した電子メールを、ハードディスク装置22に一時蓄積する。
【0044】次に、ステップS31においては、メモリ23に保持されたアプリケーションプログラムに記述された処理手順に従ってCPU20が動作することにより、ハードディスク装置22に蓄積された電子メールから、本文テキストと各々の画像データとをそれぞれ抽出する。すなわち、サーバ装置1においては、CPU20が、電子メールからテキスト情報とマルチメディア情報とをそれぞれ抽出する情報抽出手段としての機能を有している。
【0045】次に、ステップS32において、CPU20は、ステップS31で抽出した本文テキストに所定のタグを付与することによって、所定のレイアウトで表示可能とされたHTMLファイルを生成する。また、ステップS31で抽出した各々の画像データを含むバイナリ形式の画像ファイルをそれぞれ生成する。すなわち、サーバ装置1においては、CPU20がファイル生成手段としての機能を有している。
【0046】なお、このステップS32において、CPU20は、電子メールから抽出された本文テキストに対して、予め設定された所定のレイアウトで表示可能となるようにタグを付与することによってHTMLファイルを生成する。このとき、生成するHTMLファイルをどのようなレイアウトで表示可能とするか、すなわち、どのようなフォーマットで本文テキストに対してタグを付与するかは、CPU20の処理手順を示すアプリケーションプログラム中に記述されているとすればよい。また、所定のレイアウトで表示可能とされて予め用意されたHTMLファイル(以下、テンプレートファイルと称する。)を用い、このテンプレートファイル中に本文テキストを挿入したり、画像ファイルに対するリンクを挿入することによって、所定のレイアウトで表示可能なHTMLファイルを生成してもよい。
【0047】次に、ステップS33において、CPU20は、ステップS32において生成したHTMLファイル及び複数の画像ファイルを、ハードディスク装置22に蓄積する。これにより、ハードディスク装置22には、受信した電子メールの本文テキストの内容に基づいて生成したHTMLファイルが蓄積されることとなる。
【0048】また、サーバ装置1は、ステップS34に示すように、他の情報処理装置からの閲覧要求を通信インタフェース21を介して受信すると、ステップS35に示すように、この情報処理装置に対して、閲覧要求に応じたHTMLファイルを送信する。このとき、HTMLファイルとともに、このHTMLファイル中に記述されたタグによって示される画像ファイルも送信する。
【0049】そして、HTMLファイル及び画像ファイルを受信した情報処理装置は、HTMLファイル中に記述されたタグを解析することにより、例えば図7に示すようなレイアウトで本文テキスト及び画像ファイルを表示部に表示する。
【0050】サーバ装置1は、以上のように動作することによって、本文テキストと画像データとを含む電子メールを受信し、所定のレイアウトで表示可能とされたHTMLファイルを生成する。このため、サーバ装置1を用いることにより、電子メールをサーバ装置1に送信するだけでHTMLファイルを生成することができ、作成者が本文テキストに自らタグを記述してHTMLファイルを作成する必要がない。
【0051】なお、上述の説明においては、本文テキストに3つの画像データがマルチメディア情報として添付されてなる電子メールに基づいてHTMLファイルを生成する場合について説明しているが、サーバ装置1は、添付するマルチメディア情報の数や種類に限定されるものではなく、例えば、音声データなどを電子メールに添付するとしてもよい。なお、電子メールに音声データが添付される場合には、図4中に示すステップS32で生成するHTMLファイルとしては、本文テキストに、この音声情報の再生開始や再生停止を情報処理装置の画面上で操作可能な制御盤を表示するようにリンクを設定すればよい。
【0052】また、電子メールに添付するマルチメディア情報としては、画像データや音声データに限定されるものではなく、例えば、この電子メールを作成した位置情報や、この電子メールを作成した時刻を示す時刻情報であってもよい。この場合には、電子メールを送信する情報処理装置の側に、例えば、位置情報を取得するためのGPS(Global Positioning System)に対応した機器や、時刻情報を取得するための時計機能を搭載しておき、これらにより取得した位置情報や時刻情報を電子メールに添付して、サーバ装置1に送信する。そして、サーバ装置1では、図4中に示すステップS32において、位置情報や時刻情報を表示可能とするレイアウトでHTMLファイルを生成する。
【0053】また、マルチメディア情報としては、サーバ装置1によって生成するHTMLファイルをどのようなレイアウトで表示可能とするかを示すレイアウト情報を含めるとしてもよい。この場合にサーバ装置1は、電子メールに添付されたレイアウト情報に基づいて、所定のレイアウトで表示可能とされたHTMLファイルを生成する。これにより、HTMLファイルのレイアウトを電子メールの作成者が適宜選択することが可能となり、生成するHTMLファイルの自由度を向上させることができる。
【0054】さらに具体的には、例えば、サーバ装置1のハードディスク装置22などに、予め複数のテンプレートファイルを用意しておき、電子メールに添付するレイアウト情報によって、いずれのテンプレートファイルを用いてHTMLファイルを生成するかを指定する。これにより、例えば、複数の画像ファイルをアルバム形式で表示することが可能なテンプレートファイルを用いることを選択し、このレイアウトに沿ってHTMLファイルを生成したり、日記形式で電子メールの作成日時毎に表示することが可能なテンプレートファイルを用いることを選択し、このレイアウトに沿ってHTMLファイルを生成することが可能となる。
【0055】
【発明の効果】本発明に係るファイル生成装置及びファイル生成方法は、複合形式のファイルに含まれるテキスト情報を本文テキストとするハイパーテキスト形式のファイルを生成することができる。したがって、例えば、画像情報や音声情報等のマルチメディア情報を電子メールに添付した形でファイル生成装置に送信することにより、このファイル生成装置によってハイパーテキスト形式のファイルを生成することができ、電子メールの作成者が自らタグを記述してハイパーテキスト形式のファイルを作成する必要がない。したがって、例えば、各種PDA機器や携帯電話などのような携帯型の情報処理装置によって作成した電子メールに、これら情報処理装置によって取得した画像情報や音声情報を添付し、この電子メールをファイル生成装置に送信するだけで、ハイパーテキスト形式のファイルを生成することができる。そして、このハイパーテキスト形式のファイルを用いて、情報を広く公開することが極めて簡便に行うことが可能となる。
【出願人】 【識別番号】000002185
【氏名又は名称】ソニー株式会社
【出願日】 平成12年10月24日(2000.10.24)
【代理人】 【識別番号】100067736
【弁理士】
【氏名又は名称】小池 晃 (外2名)
【公開番号】 特開2002−132681(P2002−132681A)
【公開日】 平成14年5月10日(2002.5.10)
【出願番号】 特願2000−324612(P2000−324612)