| 【発明の名称】 |
電子メールシステム |
| 【発明者】 |
【氏名】倉田 守
|
| 【要約】 |
【課題】特定の相手との間での一方の先行した電子メールの開封を禁止して擬似的に同時講読を実現する電子メールシステムを得る。
【解決手段】電子メールを受信した場合にその差出人に対して既に電子メールを送信しているか調査する受信メール調査部6と、未だ電子メールを送信していないことが確認された場合に受信した電子メールの開封を禁止する受信メール開封禁止処理部7と、電子メールを送信する場合にその送信先から既に電子メールを受信しているか調査する送信メール調査部9と、既に電子メールを受信していることが確認された場合に開封を禁止された電子メールの開封を許可する受信メール開封許可処理部10とを備えた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 受信した電子メールを保持する受信メール格納部と、送信した電子メールを保持する送信メール格納部と、電子メールを受信した場合に当該電子メールのメールアドレス情報およびパスワードと前記送信メール格納部に保持された電子メールのメールアドレス情報およびパスワードとを照合することにより、差出人に対して既に電子メールを送信しているか否かを調査する受信メール調査部と、該受信メール調査部により差出人に対して未だ電子メールを送信していないことが確認された場合に受信した電子メールの開封を禁止する受信メール開封禁止処理部と、電子メールを送信する場合にその電子メールのメールアドレス情報およびパスワードと前記受信メール格納部に保持された電子メールのメールアドレス情報およびパスワードとを照合して、送信先から既に電子メールを受信しているか否かを調査する送信メール調査部と、該送信メール調査部により送信先から既に電子メールを受信していることが確認された場合に前記受信メール格納部に保持されたメールアドレス情報およびパスワードにより特定される電子メールの開封を許可する受信メール開封許可処理部とを備えた電子メールシステム。 【請求項2】 受信した電子メールをそれぞれ保持する受信メール格納部と、予め特定された複数の送信先に同時に送信した電子メールを保持する送信メール格納部と、電子メールを受信した場合に当該電子メールのメールアドレス情報およびパスワードと前記送信メール格納部に保持された電子メールのメールアドレス情報およびパスワードとを照合することにより、差出人に対して既に電子メールを送信しているか否かを調査する受信メール調査部と、該受信メール調査部により差出人に対して未だ電子メールを送信していないことが確認された場合、または予め特定された複数の送信先のうち少なくとも1つ以上の送信先から未だ電子メールを受信していない場合に受信した電子メールの開封を禁止する受信メール開封禁止処理部と、予め特定された複数の送信先に電子メールを送信する場合にそれら電子メールのメールアドレス情報およびパスワードと前記受信メール格納部に保持された電子メールのメールアドレス情報およびパスワードとを照合して、それら特定された全ての送信先から既に電子メールを受信しているか否かを調査する送信メール調査部と、該送信メール調査部により特定された全ての送信先から既に電子メールを受信していることが確認された場合に前記受信メール格納部に保持されたメールアドレス情報およびパスワードにより特定される電子メールの開封をそれぞれ許可する受信メール開封許可処理部とを備えた電子メールシステム。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、電子メールを送受信する電子メールシステムに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の電子メールシステムでは、電子メールを用いて特定の相手と情報交換をする場合に、相手から受信した電子メールの内容を読んだ後に、その内容に対して回答した電子メールを返信する。もしくは、自分から先に電子メールを用いて情報を送信し、その電子メールに対する相手からの回答を待つ。さらに、それらの繰り返しを行っている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の電子メールシステムは以上のように構成されているので、特定の相手に対してお互い同時に意見の発表や交換等をしたい場合に、自分の電子メールが相手に届く前に相手から電子メールが届いたり、相手の電子メールが届く前に自分の電子メールが相手に届いてしまい、相手の電子メールを先に見てしまったり自分の電子メールが相手に先に見られたりする可能性や疑惑が生じてしまう可能性があるなどの課題があった。 【0004】この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、特定の相手との間での一方の先行した電子メールの開封を禁止すると共に同時開封を可能にして擬似的に同時講読を実現する電子メールシステムを得ることを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明に係る電子メールシステムは、電子メールを受信した場合にその差出人に対して既に電子メールを送信しているか否かを調査する受信メール調査部と、その差出人に対して未だ電子メールを送信していないことが確認された場合に受信した電子メールの開封を禁止する受信メール開封禁止処理部と、電子メールを送信する場合にその送信先から既に電子メールを受信しているか否かを調査する送信メール調査部と、その送信先から既に電子メールを受信していることが確認された場合に開封を禁止された電子メールの開封を許可する受信メール開封許可処理部とを備えたものである。 【0006】この発明に係る電子メールシステムは、電子メールを受信した場合にその差出人に対して既に電子メールを送信しているか否かを調査する受信メール調査部と、その差出人に対して未だ電子メールを送信していないことが確認された場合、または予め特定された複数の送信先のうち少なくとも1つ以上の送信先から未だ電子メールを受信していない場合に受信した電子メールの開封を禁止する受信メール開封禁止処理部と、予め特定された複数の送信先に電子メールを送信する場合にそれら特定された全ての送信先から既に電子メールを受信しているか否かを調査する送信メール調査部と、それら特定された全ての送信先から既に電子メールを受信していることが確認された場合に開封を禁止された電子メールの開封をそれぞれ許可する受信メール開封許可処理部とを備えたものである。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による電子メールシステムの概略構成を示すブロック図であり、図において、1は電子メールシステム、2は他の電子メールシステム1と接続されたネットワークである。電子メールシステム1において、3はネットワーク2を通じて他の電子メールシステム1と電子メールを送受信するメール送受信部、4は受信した電子メールを保持する受信メール格納部、5は送信した電子メールを保持する送信メール格納部である。6は電子メールを受信した場合にその電子メールのメールアドレス情報およびパスワードと送信メール格納部5に保持された電子メールのメールアドレス情報およびパスワードとを照合して、受信した電子メールの差出人に対して既に電子メールを送信しているか調査する受信メール調査部、7は受信メール調査部6により差出人に対して未だ電子メールを送信していないことが確認された場合に受信した電子メールの開封を禁止する受信メール開封禁止処理部である。8は電子メールを作成する電子メール作成部、9は電子メールを送信する場合にその電子メールのメールアドレス情報およびパスワードと受信メール格納部4に保持された電子メールのメールアドレス情報およびパスワードとを照合して、送信先から既に電子メールを受信しているか調査する送信メール調査部、10は送信メール調査部9により送信先から既に電子メールを受信していることが確認された場合に受信メール格納部4に保持された該当するメールアドレス情報およびパスワードを有する電子メールの開封を許可する受信メール開封許可処理部である。 【0008】図2は受信メール格納部の各受信メールのフィールド情報を示す概念図であり、各フィールド情報は、差出人、開封情報、パスワード、件名、および受信日時からなるものである。図3は送信メール格納部の各送信メールのフィールド情報を示す概念図であり、各フィールド情報は、送信先、パスワード、件名、および送信日時からなるものである。図4はこの発明の実施の形態1による電子メールを受信した場合の処理を示すフローチャート、図5はこの発明の実施の形態1による電子メールを送信した場合の処理を示すフローチャートである。 【0009】次に動作について説明する。この実施の形態1は、自分および相手にそれぞれ図1に示した電子メールシステム1を備え、自分と相手との間でパスワードを予め取り決めておき、それら自分と相手との間で相互にそのパスワードを含む電子メールが送受信された場合に、それら電子メールの開封を許可するものである。まず、図1から図4を参照しながら任意の相手から電子メールを受信したときの処理を説明する。図1のメール送受信部3では、ネットワーク2を通じて任意の相手から電子メールを受信したかどうか調査しており(ステップST1)、電子メールを受信した場合には、図1の受信メール調査部6にその受信メールの情報を伝える。受信メール調査部6では、受信メールの内容を解析し、差出人およびパスワードを把握する。図2のT1に示すように差出人とは、例えば、aaa@qqq.co.jpのようなメールアドレス情報であり、これによってその電子メールの差出人を特定できる。また、パスワードとは、予め差出人と打合わせて決定した言葉である。このパスワードは、電子メールのヘッダ部分や本文等、どの部分を使用しても実現可能であるが、この実施の形態1では、図2のT2に示すように電子メールの件名内において「#」で挟まれた文字をパスワードと認識する電子メールシステムとする。例として、受信した電子メールの差出人をbbb@rrr.co.jp、パスワードをpass1として説明する。受信メール調査部6では、受信した電子メールの差出人bbb@rrr.co.jpおよびパスワードpass1を把握した後、図1の送信メール格納部5内にある図3に示す送信メールのフィールド情報を基に、受信した電子メールの差出人に同一のパスワードで既に電子メールを送信しているか調査する(ステップST2)。例えば、送信メールのフィールド情報が図3のT11であった場合、送信先にbbb@rrr.co.jpがないことから、受信した電子メールの差出人に同一のパスワードで電子メールを未だ送信していないことがわかる。しかし、送信メールのフィールド情報が図3のT12であった場合は、送信先にbbb@rrr.co.jpがあり、さらにパスワードがpass1であることから、受信した電子メールの差出人に同一のパスワードで既に電子メールを送信していることがわかる。受信した電子メールの差出人に同一のパスワードで電子メールを送信していない場合、その旨を図1の受信メール開封禁止処理部7に伝える。受信メール開封禁止処理部7では、その受信した電子メールの開封情報を開封禁止にし(ステップST3)、図1の受信メール格納部4に受信メールおよび開封情報を格納する(ステップST4)。開封情報とは、受信した電子メール毎に開封禁止フラグを設ける等の方法で実現可能である。また、開封情報が開封禁止になっている電子メールに対しては、その内容を読むことができないようにする。図2のT1の場合は同時開封を必要とせず、電子メールを受信して既に開封した状態、T2の場合は同時開封を必要とし、電子メールを受信して未だ開封情報が開封禁止になっている状態である。一方、受信した電子メールの差出人に同一のパスワードで既に電子メールを送信している場合、受信メール調査部6は、図2のT3のようにその電子メールにおいて開封情報を開封禁止することなく、開封を許可されているものの開封されていない状態を示す未開封にして受信メール格納部4に受信メールを格納する。 【0010】次に、図1から図3および図5を参照しながら自分自身が電子メールを送信したときの処理を説明する。図1のメール作成部8で電子メールの作成を行い、作成した電子メールの送信処理をする(ステップST11)。送信処理とは、図1のメール送受信部3、およびネットワーク2を経由して電子メールを送信すると共に、作成した電子メールを図1の送信メール格納部5に格納する処理、および送信した電子メールの送信先とパスワードを図1の送信メール調査部9に知らせることを示す。図3のT11に示すように送信先とは、例えばaaa@qqq.co.jpのようなメールアドレス情報であり、これによってその電子メールの送信先を特定できる。また、パスワードとは、予め差出人と打合わせて決定した言葉である。このパスワードは、電子メールのヘッダ部分や本文等、どの部分を使用しても実現可能であるが、この実施の形態1では、図3のT12に示すように電子メールの件名内において「#」で挟まれた文字をパスワードと認識する電子メールシステムとする。例として、送信した電子メールの送信先をbbb@rrr.co.jp、パスワードをpass1として説明する。送信メール格納部5では送信した電子メールを格納し、送信メール格納部5内の送信メールのフィールド情報は図3のT12のようになる。送信メール調査部9では、送信した電子メールの送信先から、同一パスワードで既に電子メールを受信しているか図1の受信メール格納部4内にある図2の受信メールのフィールド情報を基に調査する(ステップST12)。例えば、受信メールのフィールド情報が図2のT1であった場合、差出人にbbb@rrr.co.jpがないことから、送信した電子メールの送信先から電子メールを受信していないことがわかる。しかし、受信メールのフィールド情報が図2のT2であった場合、差出人にbbb@rrr.co.jpがあり、さらにパスワードがpass1であることから、送信した電子メールの送信先から同一パスワードで既に受信していることがわかる。なお、図2のT2の開封情報が開封禁止になっているのは、前述の図4において、電子メールを受信したときに、その受信メールの差出人に同一パスワードで電子メールを送信していなかったので開封情報を開封禁止にしたためである。このように、送信した電子メールの送信先から同一パスワードで既に受信している場合、受信メール開封許可処理部10は、その受信した受信メールの開封情報を開封許可に変更する(ステップST13)。この結果、図2のT2はT3のように変更され、開封情報は、開封を許可されているものの開封されていない状態を示す未開封になる。 【0011】以上のように、この実施の形態1によれば、自分と相手との間でパスワードを予め取り決めておき、それら自分と相手との間で相互にそのパスワードを含む電子メールが送受信された場合にのみ、受信された電子メールの開封を許可することによって、2者間での一方の先行した電子メールの開封を禁止すると共に同時開封を可能にして擬似的に同時講読を実現することができる。 【0012】実施の形態2.この実施の形態2では、自分および複数の相手に図1に示した電子メールシステム1を備え、自分および複数の相手の間でパスワードを予め取り決めておき、自分から複数の相手に対して同時に電子メールを送信し、自分といずれかの相手との間で相互に電子メールが送受信された場合に、その相手から受信された電子メールの開封を許可するものである。この実施の形態2における電子メールシステムの概略構成は、図1に示したものとほぼ同一であるが、この実施の形態2では、自分から複数の相手に対して同時に電子メールを送信するので、受信メール調査部6では、電子メールを受信した場合にその電子メールのメールアドレス情報およびパスワードと送信メール格納部5に保持された電子メールの複数のメールアドレス情報およびパスワードとを照合して、差出人およびその他の送信先に対して既に電子メールを送信しているか調査するものとし、また、送信メール調査部9では、電子メールを送信する場合にその電子メールの複数のメールアドレス情報およびパスワードと受信メール格納部4に保持された電子メールのメールアドレス情報およびパスワードとを照合して、複数の送信先からそれぞれ既に電子メールを受信しているか調査するものとする。図6はこの発明の実施の形態2による電子メールを受信した場合の処理を示すフローチャート、図7はこの発明の実施の形態2による電子メールを送信した場合の処理を示すフローチャートである。 【0013】次に動作について説明する。まず、図1から図3、図6を参照しながら任意の相手から電子メールを受信したときの処理を説明する。図2のT4に示すように例として、受信した電子メールの差出人をccc@sss.co.jp、パスワードをpass2として説明する。受信メール調査部6では、図1の送信メール格納部5内にある図3に示す送信メールのフィールド情報を基に、受信した電子メールの差出人およびその他の送信先に同一のパスワードで既に電子メールを送信しているか調査する(ステップST5)。例えば、送信メールのフィールド情報が図3のT13であった場合は、送信先にccc@sss.co.jpがあり、さらにパスワードがpass2であることから、受信した電子メールの差出人に同一のパスワードで既に電子メールを送信していることがわかる。このように、受信した電子メールの差出人に同一のパスワードで電子メールを送信している場合、図2のT5のように開封情報を未開封にする。一方、受信した電子メールの差出人に同一のパスワードで電子メールを送信していない場合、受信メール開封禁止処理部7は、図2のT4のように開封情報を開封禁止にする。 【0014】次に、図1から図3および図7を参照しながら自分自身が電子メールを送信したときの処理を説明する。図3のT13に示すように例として、送信した電子メールの送信先をccc@sss.co.jp,ddd@ttt.co.jp、パスワードをpass2として説明する。図1の送信メール調査部9では、送信した電子メールの送信先から、同一パスワードで既に電子メールを受信しているか図1の受信メール格納部4内にある図2の受信メールのフィールド情報を基に調査する(ステップST12)。すなわち、受信メールのフィールド情報が図2のT4であった場合、差出人にccc@sss.co.jpがあり、さらにパスワードがpass2であることから、送信した電子メールの送信先から同一パスワードで既に受信していることがわかる。このように、送信した電子メールの送信先から同一パスワードで既に受信している場合、受信メール開封許可処理部10は、図2のT5のようにその受信した受信メールの開封情報を未開封に変更する(ステップST13)。さらに、送信メール調査部9では、その他の送信先から、同一パスワードで既に電子メールを受信しているか図1の受信メール格納部4内にある図2の受信メールのフィールド情報を基に調査する(ステップST14,ステップST12)。すなわち、送信した電子メールの送信先がccc@sss.co.jp,ddd@ttt.co.jpであるから、送信先ddd@ttt.co.jpについても同一パスワードで既に電子メールを受信しているか調査する。このように、送信メール調査部9では、送信した電子メールの全ての送信先についてそれぞれ調査して、送信した電子メールの送信先から同一パスワードで既に受信している場合、受信メール開封許可処理部10においてその受信した受信メールの開封情報を未開封に変更する。 【0015】以上のように、この実施の形態2によれば、自分および複数の相手の間でパスワードを予め取り決めておき、自分から複数の相手に対して同時に電子メールを送信し、自分といずれかの相手との間で相互に電子メールが送受信された場合にのみ、その相手から受信された電子メールの開封を許可することによって、3者以上の間のうち少なくとも2者間での一方の先行した電子メールの開封を禁止すると共に同時開封を可能にして擬似的に同時講読を実現することができる。 【0016】実施の形態3.この実施の形態3では、自分および複数の相手に図1に示した電子メールシステム1を備え、自分および複数の相手の間でパスワードを予め取り決めておき、自分から複数の相手に対して同時に電子メールを送信し、自分と全ての相手との間で相互に電子メールが送受信された場合に、それら全ての相手から受信された電子メールの開封をそれぞれ許可するものである。この実施の形態3における電子メールシステムの概略構成は、図1に示したものとほぼ同一であるが、この実施の形態3では、自分から複数の相手に対して同時に電子メールを送信し、全ての相手から電子メールが受信された場合に、それら全ての相手から受信された電子メールの開封をそれぞれ許可するので、受信メール調査部6では、電子メールを受信した場合にその電子メールのメールアドレス情報およびパスワードを保持すると共に、その電子メールのメールアドレス情報およびパスワードと送信メール格納部5に保持された電子メールの複数のメールアドレス情報およびパスワードとを照合して、差出人およびその他の送信先に対して既に電子メールを送信しているか調査し、さらに、その保持されたメールアドレス情報を基に、全ての送信先の相手から電子メールを受信したか調査するものとする。また、受信メール開封禁止処理部7では、受信メール調査部6により差出人に対して未だ電子メールを送信していないことが確認された場合、または全ての送信先の相手から未だ電子メールを受信していない場合に受信した電子メールの開封を禁止するものとする。さらに、送信メール調査部9では、電子メールを送信する場合にその電子メールの複数のメールアドレス情報およびパスワードと受信メール格納部4に保持された電子メールのメールアドレス情報およびパスワードとを照合して、全ての送信先からそれぞれ既に電子メールを受信しているか調査するものとする。さらに、受信メール開封許可処理部10では、送信メール調査部9により全ての送信先から既に電子メールを受信していることが確認された場合に受信メール格納部4に保持された該当するメールアドレス情報およびパスワードを有する電子メールの開封をそれぞれ許可するものとする。図8はこの発明の実施の形態3による電子メールを受信した場合の処理を示すフローチャート、図9はこの発明の実施の形態3による電子メールを送信した場合の処理を示すフローチャートである。 【0017】次に動作について説明する。まず、図1から図3、図8を参照しながら任意の相手から電子メールを受信したときの処理を説明する。自分のメールアドレス情報をeee@uuu.co.jpとし、複数の相手のメールアドレス情報をそれぞれfff@vvv.co.jp、ggg@www.co.jpとし、パスワードをpass3として、3者間でそれぞれ電子メールが送受信された場合に開封をそれぞれ許可するものについて説明する。受信される電子メールには、その差出人のメールアドレス情報と同時に送信される送信先のメールアドレス情報とが含まれる。例えば、fff@vvv.co.jpから受信される電子メールには、その差出人のfff@vvv.co.jpからなるメールアドレス情報と、同時に送信される送信先のeee@uuu.co.jp、ggg@www.co.jpからなる複数のメールアドレス情報とが含まれる。受信メール調査部6では、初めに電子メールが受信された時点で、pass3のパスワードと共に、自分から送信すべき全ての送信先となるfff@vvv.co.jp、ggg@www.co.jpのメールアドレス情報を保持する。その後、図1の送信メール格納部5内にある図3に示す送信メールのフィールド情報を基に、受信した電子メールの差出人およびその他の送信先に同一のパスワードで既に電子メールを送信しているか調査する(ステップST5)。例えば、送信メールのフィールド情報が図3のT14であった場合は、送信先にfff@vvv.co.jpがあり、さらにパスワードがpass3であることから、受信した電子メールの差出人に同一のパスワードで既に電子メールを送信していることがわかる。さらに、受信メール調査部6では、保持された全ての送信先となるfff@vvv.co.jp、ggg@www.co.jpのメールアドレス情報を基に、全ての送信先の相手から電子メールを受信したか調査する(ステップST6)。ここで、ggg@www.co.jpから電子メールを未だ受信していない場合は、受信メール開封禁止処理部7では、受信されたfff@vvv.co.jpからの電子メールの開封情報を開封禁止にする(ステップST3)。一方、ggg@www.co.jpから電子メールを既に受信している場合は、受信メール開封禁止処理部7では、受信されたfff@vvv.co.jp、ggg@www.co.jpからの電子メールの開封情報を図2のT7のように全て未開封にする(ステップST7)。 【0018】次に、図1から図3および図9を参照しながら自分自身が電子メールを送信したときの処理を説明する。図3のT14に示すように例として、送信した電子メールの送信先をfff@vvv.co.jp、ggg@www.co.jp、パスワードをpass3として説明する。図1の送信メール調査部9では、送信した電子メールの全ての送信先から、同一パスワードで既に電子メールを受信しているか図1の受信メール格納部4内にある図2の受信メールのフィールド情報を基に調査する(ステップST12,ステップST14)。すなわち、受信メールのフィールド情報が図2のT6であった場合、差出人にfff@vvv.co.jp、ggg@www.co.jpがあり、さらにパスワードがpass3であることから、送信した電子メールの全ての送信先から同一パスワードで既に受信していることがわかる。このように、送信した電子メールの全ての送信先から同一パスワードで既に受信している場合、受信メール開封許可処理部10は、図2のT7のようにその受信した全ての受信メールの開封情報を未開封に変更する(ステップST15)。 【0019】なお、上記実施の形態3では、受信メール調査部6において、電子メールを受信した場合にその電子メールのメールアドレス情報およびパスワードを保持し、その保持されたメールアドレス情報を基に、全ての送信先の相手から電子メールを受信したか調査するものとしたが、予め複数の相手のメールアドレス情報(fff@vvv.co.jp、ggg@www.co.jp)およびパスワードを保持しておき、受信メール開封禁止処理部7において、全ての送信先の相手から電子メールを受信しているか判定して、受信していない場合に受信した電子メールの開封を禁止し、受信している場合に受信した全ての電子メールの開封を許可するようにしても良い。 【0020】以上のように、この実施の形態3によれば、自分および複数の相手の間でパスワードを予め取り決めておき、自分から複数の相手に対して同時に電子メールを送信し、自分と全ての相手との間で相互に電子メールが送受信された場合にのみ、それら全ての相手から受信された電子メールの開封を許可することによって、3者以上の間での一方の先行した電子メールの開封を禁止すると共に同時開封を可能にして擬似的に同時講読を実現することができる。 【0021】 【発明の効果】以上のように、この発明によれば、電子メールを受信した場合にその差出人に対して既に電子メールを送信しているか調査する受信メール調査部と、その差出人に対して未だ電子メールを送信していないことが確認された場合に受信した電子メールの開封を禁止する受信メール開封禁止処理部と、電子メールを送信する場合にその送信先から既に電子メールを受信しているか調査する送信メール調査部と、その送信先から既に電子メールを受信していることが確認された場合に開封を禁止された電子メールの開封を許可する受信メール開封許可処理部とを備えるように構成したので、特定された送信先から電子メールが受信され、かつその特定された送信先に電子メールが送信された場合にのみ、受信された電子メールの開封を許可することによって、2者間での一方の先行した電子メールの開封を禁止すると共に同時開封を可能にして擬似的に同時講読を実現することができる効果が得られる。 【0022】また、この発明によれば、電子メールを受信した場合にその差出人に対して既に電子メールを送信しているか調査する受信メール調査部と、その差出人に対して未だ電子メールを送信していないことが確認された場合、または予め特定された複数の送信先のうち少なくとも1つ以上の送信先から未だ電子メールを受信していない場合に受信した電子メールの開封を禁止する受信メール開封禁止処理部と、予め特定された複数の送信先に電子メールを送信する場合にそれら特定された全ての送信先から既に電子メールを受信しているか調査する送信メール調査部と、それら特定された全ての送信先から既に電子メールを受信していることが確認された場合に開封を禁止された電子メールの開封をそれぞれ許可する受信メール開封許可処理部とを備えるように構成したので、特定された全ての送信先から電子メールが受信され、かつそれら特定された全ての送信先に電子メールが送信された場合にのみ、受信された電子メールの開封をそれぞれ許可することによって、3者以上の間での一方の先行した電子メールの開封を禁止すると共に同時開封を可能にして擬似的に同時講読を実現することができる効果が得られる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000006013 【氏名又は名称】三菱電機株式会社
|
| 【出願日】 |
平成12年10月24日(2000.10.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100066474 【弁理士】 【氏名又は名称】田澤 博昭 (外1名)
|
| 【公開番号】 |
特開2002−132676(P2002−132676A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月10日(2002.5.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−324321(P2000−324321) |
|