| 【発明の名称】 |
文章整形方法、文章整形装置、電子メール転送装置及び電子メール装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】奥村 晃弘
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| 【要約】 |
【課題】引用識別子を含んだ文章を表示部分が小さい場合の表示でも見易くする。
【解決手段】先ず、本文から候補文字列を抽出する(ステップS103)。次に、各候補の得点を算出し(ステップS104)、この得点に基づき引用識別子を抽出する(ステップS105)。文章を1行ずつ読み込み(ステップS106)、該当行の引用識別子が前の行と同じであった場合は(ステップS108)、引用識別子を除いて出力する(ステップS110)。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 本文中に、引用識別子を用いて他の文章からの引用部分を示す文章に対して整形を行う文章整形方法であって、前記引用識別子を文章から抽出し、次に、前記抽出した引用識別子のうち、文章中で同じ引用識別子を先頭に持つ行が連続した場合に、2回目以降の引用識別子を除去することを特徴とする文章整形方法。 【請求項2】 他の文章からの引用部分であることを示す引用識別子を文章から抽出する引用識別子抽出部と、前記引用識別子抽出部で抽出した引用識別子のうち、前記文章中で同じ引用識別子を先頭に持つ行が連続した場合に、2回目以降の引用識別子を除去する整形処理部とを備えたことを特徴とする文章整形装置。 【請求項3】 請求項2に記載の文章整形装置において、整形処理部は、引用識別子の有無が変化したときに空行を挿入するよう構成されたことを特徴とする文章整形装置。 【請求項4】 請求項2に記載の文章整形装置において、整形処理部は、引用識別子の種類が変化したときに空行を挿入するよう構成されたことを特徴とする文章整形装置。 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかに記載の文章整形装置において、整形処理部は、文章中の改行文字を削除するよう構成されたことを特徴とする文章整形装置。 【請求項6】 請求項2〜4のいずれかに記載の文章整形装置において、整形処理部は、文章中の改行文字を削除し、文末に改行文字を挿入するよう構成されたことを特徴とする文章整形装置。 【請求項7】 請求項2〜6のいずれかに記載の文章整形装置において、引用識別子抽出部は、行頭から予め定義された引用記号までの候補文字列が文章中で2回以上出現した場合、および、行頭から予め定義された引用記号までの候補文字列が引用記号で始まる場合、当該候補文字列を引用識別子とするよう構成されたことを特徴とする文章整形装置。 【請求項8】 受信した電子メールの宛先を転送先に変更する転送処理部と、予め決められた引用部分であることを示す引用識別子を前記電子メールの本文から抽出する引用識別子抽出部と、前記引用識別子抽出部で抽出した引用識別子のうち、前記電子メールの本文中で同じ引用識別子を持つ行が連続した場合に、2回目以降の引用識別子を除去する整形処理部と、前記転送処理部で変更された宛先に対して前記整形処理部で整形された本文の電子メールを送信する送信部とを備えたことを特徴とする電子メール転送装置。 【請求項9】 電子メールのアドレスに基づき、当該電子メールに対して整形の要不要を判定する送信先判定部と、予め決められた引用部分であることを示す引用識別子を前記電子メールから抽出する引用識別子抽出部と、前記引用識別子抽出部で抽出した引用識別子のうち、前記電子メール中で同じ引用識別子を持つ行が連続した場合に、2回目以降の引用識別子を除去する整形処理部と、前記送信先判定部で整形が必要と判定された電子メールに対して前記整形処理部で整形された前記電子メールを送信する送信部とを備えたことを特徴とする電子メール装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子メール等の本文中に、引用識別子を用いて他の文章からの引用部分を示す文章に対して整形を行う文章整形方法および装置と、この文章整形装置を利用した電子メール転送装置および電子メール装置に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、電子メールを受信できる携帯電話や携帯情報端末の普及により、電子メールを様々な種類の端末で見ることができるようになった。この様な状況に対応して、例えば、特開平9−331352号公報等には、送信先の端末に対してメディア変換を行うことにより端末の違いを吸収する技術が開示されている。 【0003】このような技術では、例えば、送信先の受信能力が30Kバイトの場合、送信テキストが30Kバイトを超えた場合には30Kバイトの長さで切り捨てるようにするものである。 【0004】ところで、ある電子メールに対する返信メールを作成する場合、元の電子メールを引用している部分にはその行の先頭に引用識別子として“>”や“|”などを追加することが一般に行われている。また、誰の発言を引用しているかを分かり易くするために、次のように名前入りの文字列を引用識別子とすることも広く行われている。 【0005】図2は、電子メールの文面の一例を示す説明図である。図示のように、Inoue> > > やInoue> > やInoue> といった名前入りの文字列を引用識別子としている。この電子メールは、山田さんが秋山さんと井上さんに出した電子メールの引用部分(図中A)と、秋山さんの返事の引用部分(図中B)と、井上さんの返事の引用部分(図中C)と、(山田さんの)本文(図中D)で構成されている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、携帯電話や携帯情報端末は一般のパソコンよりも一度に表示できる文字数が少ないことが多く、一般のパソコン向けに書かれた電子メールの内容をそのまま携帯電話などで見ると非常に見づらくなる場合がある。 【0007】例えば、図2の電子メールは引用部分の行頭に引用識別子をつけることによって、引用部分が分かり易くなるように書かれている。しかし、この電子メールを小さい表示画面に表示した場合は次のようになる。図3は、小さい表示画面に表示した場合の説明図である。この例は、表示画面が漢字10桁×14行である場合を示している。この例から分かるように、各行に表示可能な文字が少ないために文章の途中で改行が行われてしまっている。 【0008】このように、行の途中で改行が行われると、引用部分であるにもかかわらず、見かけ上は引用識別子が行頭に存在しない行と、引用識別子が行頭に存在する行とが混在し、引用部分の把握が困難なものになってしまう。また、長い引用識別子が繰り返し使用されている場合、引用識別子ばかりが画面を埋め尽くしてしまい、電子メールの一覧性を低下させてしまう。例えば、図3では同じ引用識別子が3回画面に表示されている。更には、携帯電話などで電子メールの受信文字数に制限がある場合、引用識別子を繰り返し使用したために肝心な内容が切り捨てられてしまうことにもなりかねない。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を解決するため次の構成を採用する。 〈構成1〉本文中に、引用識別子を用いて他の文章からの引用部分を示す文章に対して整形を行う文章整形方法であって、引用識別子を文章から抽出し、次に、抽出した引用識別子のうち、文章中で同じ引用識別子を先頭に持つ行が連続した場合に、2回目以降の引用識別子を除去することを特徴とする文章整形方法。 【0010】〈構成2〉他の文章からの引用部分であることを示す引用識別子を文章から抽出する引用識別子抽出部と、引用識別子抽出部で抽出した引用識別子のうち、文章中で同じ引用識別子を先頭に持つ行が連続した場合に、2回目以降の引用識別子を除去する整形処理部とを備えたことを特徴とする文章整形装置。 【0011】〈構成3〉構成2に記載の文章整形装置において、整形処理部は、引用識別子の有無が変化したときに空行を挿入するよう構成されたことを特徴とする文章整形装置。 【0012】〈構成4〉構成2に記載の文章整形装置において、整形処理部は、引用識別子の種類が変化したときに空行を挿入するよう構成されたことを特徴とする文章整形装置。 【0013】〈構成5〉構成2〜4のいずれかに記載の文章整形装置において、整形処理部は、文章中の改行文字を削除するよう構成されたことを特徴とする文章整形装置。 【0014】〈構成6〉構成2〜4のいずれかに記載の文章整形装置において、整形処理部は、文章中の改行文字を削除し、文末に改行文字を挿入するよう構成されたことを特徴とする文章整形装置。 【0015】〈構成7〉構成2〜6のいずれかに記載の文章整形装置において、引用識別子抽出部は、行頭から予め定義された引用記号までの候補文字列が文章中で2回以上出現した場合、および、行頭から予め定義された引用記号までの候補文字列が引用記号で始まる場合、その候補文字列を引用識別子とするよう構成されたことを特徴とする文章整形装置。 【0016】〈構成8〉受信した電子メールの宛先を転送先に変更する転送処理部と、予め決められた引用部分であることを示す引用識別子を電子メールの本文から抽出する引用識別子抽出部と、引用識別子抽出部で抽出した引用識別子のうち、電子メールの本文中で同じ引用識別子を持つ行が連続した場合に、2回目以降の引用識別子を除去する整形処理部と、転送処理部で変更された宛先に対して整形処理部で整形された本文の電子メールを送信する送信部とを備えたことを特徴とする電子メール転送装置。 【0017】〈構成9〉電子メールのアドレスに基づき、電子メールに対して整形の要不要を判定する送信先判定部と、予め決められた引用部分であることを示す引用識別子を電子メールから抽出する引用識別子抽出部と、引用識別子抽出部で抽出した引用識別子のうち、電子メール中で同じ引用識別子を持つ行が連続した場合に、2回目以降の引用識別子を除去する整形処理部と、送信先判定部で整形が必要と判定された電子メールに対して整形処理部で整形された電子メールを送信する送信部とを備えたことを特徴とする電子メール装置。 【0018】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体例を用いて詳細に説明する。 【0019】《具体例1》図1は、本発明の具体例1の文章整形方法を示すフローチャートであるが、この説明に先立ち、この文章整形方法を実現するための文章整形装置を説明する。 【0020】〈構成〉図4は、文章整形装置の構成図である。図の装置は、引用識別子抽出部101、整形処理部102、引用記号定義部103、処理文章記憶部104からなる。引用識別子抽出部101は、引用記号定義部103で定義された、引用識別子で使われる引用記号を参考に、処理文章記憶部104に記憶された処理対象の文章から、その文章で使われている引用識別子を抽出する機能を有している。具体的には、行頭から引用記号定義部103で定義された引用記号までの候補文字列が文章中で2回以上出現した場合、および、行頭から引用記号定義部103で定義された引用記号までの候補文字列が引用記号で始まる場合はその候補文字列を引用識別子とする処理を行う機能を有している。整形処理部102は、引用識別子抽出部101で抽出した引用識別子に基づいて、連続して出現する引用識別子があった場合は、それらを一つにまとめて文章を整形する機能を有している。引用記号定義部103は、引用識別子抽出部101で引用識別子を抽出する際に、手掛かりとなる引用記号の文字を定義する機能部であり、例えば、引用記号として“>”や“|”などを定義するものである。処理文章記憶部104は、引用識別子抽出部101と整形処理部102での参照に備えて処理対象の文章を一時的に記憶する記憶部である。 【0021】尚、上記引用識別子抽出部101および整形処理部102は、それぞれの処理に対応した機能のソフトウェアと、このソフトウェアを実行するためのプロセッサやメモリ等のハードウェアとから実現されている。また、処理文章記憶部104は半導体メモリ等の記憶装置上に、引用記号定義部103はハードディスク装置等の記憶装置上に実現されている。 【0022】〈動作〉次に、上記文章整形装置により実現される文章整形方法を図1を用いて説明する。先ず、引用識別子抽出部101は、引用記号定義部103から一つまたは複数の引用記号を取り出す(ステップS101)。また、整形対象となる文章の内容を処理文章記憶部104に記憶させる(ステップS102)。次に、引用識別子抽出部101は処理文章記憶部104に記憶された文章を行毎に参照しながら、行に引用記号が含まれている場合には、最後に引用記号が現れた位置までの文字列を取り出し、これを候補文字列として記憶する(ステップS103)。例えば、引用記号定義部103から取り出した引用記号が“>”であった場合、図2に示す文章を処理すると次のようになる。 【0023】図5は、抽出された候補文字列を示す説明図である。例えば、図2における“Inoue> > > 開発部の山田です。”の行から、行頭の“I”から最後の引用記号“> ”までの文字列“Inoue> > > ”が取り出されるといった処理である。 【0024】次に、引用識別子抽出部101は、ステップS103で記憶した候補文字列の種類を分類し、同時にそれらの出現回数を調査し、それを各候補文字列の得点とする(ステップS104)。例えば、図2に示す電子メールを処理した場合は次のようになる。図6は、候補文字列の種類を示す説明図である。例えば、候補文字列の“Inoue> > > ”は文章中に3回出現するため出現回数1回につき1点とすると、3点となる。同様の処理により“Inoue> > ”と“Inoue> ”は出現回数が1回であるためそれぞれ得点は1点となる。 【0025】更に、候補文字列の種類毎に調査し、ある候補文字列(Aとする)が、他の候補文字列(Bとする)の後に何らかの文字列を加えた形式となる場合には、Bの得点にAの得点を加算する。例えば図6において、“Inoue> > > ”(これをAとする)は、“Inoue> > ”(これをBとする)の後に文字列“> ”を加えた形式であるため、Bの得点(=1点)にAの得点(=3点)を加算して4点とする。その結果、各候補文字列の種類毎の得点は次のようになる。図7は、各候補文字列の種類毎の得点の説明図である。 【0026】次に、ステップS104で設定した候補文字列の得点が2点以上のものを引用識別子として抽出する(ステップS105)。また、ここで、各候補文字列が引用記号で始まるもの(行頭に“>”等の引用記号があるもの)については、その得点は1点以上のものを引用識別子として抽出する。 【0027】図8は、図2の電子メールを処理した場合に抽出される引用識別子を示す説明図である。例えば、“Inoue> > ”に完全一致する文字列は文章中で1回しか出現していないが、“Inoue> > > ”中の“Inoue> > ”を含めると4回出現していることになり、引用識別子として抽出される。尚、この文章では候補文字列が引用記号で始まるものは存在しないため、引用識別子が引用記号のみであるものは抽出されない。引用記号で始まる例としては、例えば「>Inoue> こんにちは…」といった文があった場合に、“>Inoue>”が引用識別子となる。 【0028】以上のような引用識別子候補の抽出処理を行うのは次のような理由からである。即ち、電子メール中に、引用識別子の引用記号と同じ記号が使用されている場合がある。例えば、文中に「<1>は…」といったように“>”が引用識別子以外の目的で使用される場合がある。このような場合、これを引用識別子として抽出しないよう上述したように所定の規則を定めている。つまり、行頭から“>”といった引用記号までの候補文字列が文章中で2回以上出現した場合にのみ、この候補文字列を引用識別子候補として抽出する。 【0029】次に、整形処理部102は処理文章記憶部104から入力文章の1行分を読み込み、最後の改行を取り除く(ステップS106)。そして、読み込んだ行の先頭の文字列とステップS105で抽出した引用識別子を比較して、その行の引用識別子を決定する(ステップS107)。次いで、整形処理部102は、該当行の引用識別子と一つ前の引用識別子が同じかどうかを調べる(ステップS108)。このステップS108において、違う場合は先ず改行を出力してから、次に該当行の内容を出力する(ステップS109)。ステップS108において同じ場合は、該当行から引用識別子を取り除いたものを出力し(ステップS110)、このステップS110の処理およびステップS109の処理を最終行まで繰り返す(ステップS111)。 【0030】図9は、図2の電子メールに対して上記の文章整形処理を行った結果を示す説明図である。図示のように、3回連続して出現していた引用識別子の“Inoue> > > ”が1回のみとなっている。また、文章中の改行文字が取り除かれ、かつ、引用識別子が変化した部分にのみ改行文字が挿入されている。そして、このような文章を漢字10桁×14行の表示画面に表示すると次のようになる。図10は、10桁×14行の表示画面での表示例を示す説明図である。図示のように、図2におけるAの部分が連続した文章となって表示されるため、携帯電話のように小さい表示画面でも見易くなり、かつ、表示できる文章も多くなっている。 【0031】〈効果〉以上のように、具体例1の文章整形方法および文章整形装置によれば、文章中から引用識別子を抽出し、この引用識別子のうち、文章中で同じ引用識別子を先頭に持つ行が連続した場合に、2回目以降の引用識別子を除去するようにしたので以下の効果がある。 【0032】●同じ引用識別子が繰り返し出現する場合に、それらを一つにまとめることができるため、携帯電話等のように表示能力が低い端末で見た場合でも見づらくなることがない。 ●同じ引用識別子が繰り返し出現する場合に、それらを一つにまとめることができるため、携帯電話等のように表示能力が低い端末で見た場合の一覧性の低下を低減することができる。 ●同じ引用識別子が繰り返し出現する場合に、それらを一つにまとめることができるため、内容を損じることなく全体の文字数を減らすことができる。このため、携帯電話等のように電子メールの受信文字数に制限がある端末に送る場合に、肝心の内容が切り捨てられてしまう危険性を低減することができる。また、文字数が多いメールを分割して端末に送信する場合、分割数を少なくすることができるため、効率よく送ることが可能になる。 【0033】《具体例2》具体例2は、具体例1の文章整形装置を電子メールの転送装置に適用したものである。即ち、受信した電子メールを携帯電話といった転送先に転送する場合に文章整形を行って転送するようにした装置である。 【0034】〈構成〉図11は、具体例2の電子メール転送装置の構成図である。図示の装置は、引用識別子抽出部101、整形処理部102、引用記号定義部103、処理文章記憶部104、受信部201、送信部202、転送処理部203、結合部204からなる。ここで、引用識別子抽出部101、整形処理部102、引用記号定義部103、処理文章記憶部104は、具体例1の構成と同様であるため、対応する部分に同一符号を付してその説明を省略する。 【0035】受信部201は、電子メールの受信を行う機能部である。送信部202は、転送処理部203で変更された転送先に対して結合部204で結合された電子メールを送信する機能部である。転送処理部203は、受信部201で受信した電子メールの宛先(ヘッダ情報)を、例えば携帯電話のアドレスといった転送先に変更し、その変更したヘッダ情報を結合部204に、また、本文を処理文章記憶部104に送信する機能を有している。結合部204は、整形処理部102で整形された本文と転送処理部203で変更されたヘッダ情報を結合し、送信可能な電子メールを作成する機能部である。尚、これら転送処理部203および結合部204は、それぞれの処理に対応した機能のソフトウェアと、このソフトウェアを実行するためのプロセッサやメモリ等のハードウェアとから実現されている。 【0036】〈動作〉以下、具体例2の動作について説明する。図12は、具体例2の動作を示すフローチャートである。受信部201は、あるアドレス宛の電子メールを受け取ると、これを転送処理部203に渡す(ステップS201)。転送処理部203は、受け取った電子メールをヘッダと本文に分離し、ヘッダを転送先に応じて変更して結合部204に渡し、本文を処理文章記憶部104に渡す(ステップS202)。 【0037】引用識別子抽出部101は、処理文章記憶部104に記憶された本文を読み出して引用識別子を抽出し、整形処理部102は、引用識別子をまとめて整形した結果を結合部204に送る(ステップS203)。尚、処理文章記憶部104、引用識別子抽出部101および整形処理部102の動作は具体例1と同様である。 【0038】結合部204は、ステップS202で変更したヘッダと整形処理部102の出力結果を結合して、送信部202に送る(ステップS204)。送信部202は、結合部204で結合された電子メールを、変更された宛先に対して送信する。 【0039】〈効果〉以上のように具体例2の電子メール転送装置によれば、電子メールを整形して転送するようにしたので、本装置で転送処理と本文の整形処理が同時にできる。また、転送先が携帯電話等のように表示部分が小さいものであっても見づらくなることがない。 【0040】《具体例3》具体例3は、電子メールを送信する場合に送信先アドレスが携帯電話等のアドレスである場合は、文章整形して送信するようにした電子メール装置である。 【0041】〈構成〉図13は、具体例3の電子メール装置の構成図である。図の装置は、引用識別子抽出部101、整形処理部102、引用記号定義部103、処理文章記憶部104、受信部201、送信部202、結合部204、処理部301、送信先判定部302、電子メール保管部303、IF部304からなる。ここで、引用識別子抽出部101、整形処理部102、引用記号定義部103、処理文章記憶部104、受信部201、送信部202、結合部204は、具体例2の構成と同様であるため、対応する部分に同一符号を付してその説明を省略する。 【0042】処理部301は、送信メールの作成や送信等の電子メールに関する様々な処理を行う機能部である。送信先判定部302は、送信先が携帯電話や携帯情報端末であるか、即ち、電子メールの送信先アドレスに基づき、その電子メールに対して整形が必要であるか不要であるかを判定する機能部である。電子メール保管部303は受信した電子メールの保管や書きかけの電子メールの保管を行う機能部である。IF部304は、本装置のユーザインタフェースである。尚、処理部301および送信先判定部302は、それぞれの処理に対応した機能のソフトウェアと、このソフトウェアを実行するためのプロセッサやメモリ等のハードウェアとから実現されている。 【0043】〈動作〉次に、具体例3の動作について説明する。本装置は、全体として電子メールの読み書きを行う電子メール装置として動作する。一般の電子メール装置との違いは、電子メールの送信時の動作のみであるため、その送信時の動作について説明する。 【0044】図14は、具体例3の動作を示すフローチャートである。利用者はIF部304を通して送信すべき電子メールを電子メール保管部303に作成し、処理部301に対して送信指示を出したとする。処理部301は、IF部304から送信指示を受けると、電子メール保管部303から送信するメールを取り出し、送信先判定部302に送る(ステップS301)。送信先判定部302では、そのヘッダ情報から送信メールの送信先を調べ、整形が必要であるか否かを判定する(ステップS302)。ここで、送信先の端末の種類を知る方法としては、送信先とその端末の種類の対応付けをしたデータベースを用意し、このデータベースを参照する手段が考えられる。また、この他の手段として、送信先のアドレスのドメイン部分(例えば、yamada@ab1.xyz.co.jpといったアドレスのab1.xyz.co.jpの部分)を見ることで、端末が携帯電話であるか否かを判断する方法もある。 【0045】上記ステップS302において、整形が必要な場合、即ち、送信先が携帯電話や携帯情報端末である場合、送信先判定部302は、電子メールを本文とヘッダに分離し、本文を処理文章記憶部104に送り、また、ヘッダを結合部204に送る(ステップS303)。次に、引用識別子抽出部101は本文から引用識別子を抽出し、整形処理部102は引用識別子をまとめて整形した結果を結合部204に送る(ステップS304)。結合部204は、ステップS302で送信先判定部302が分離したヘッダと整形処理部102の出力結果を結合して送信部202に送る(ステップS305)。これにより送信部202は受け取った送信メールを送信する(ステップS306)。また、上記ステップS302において、整形が不要な送信メールであった場合は、ステップS306に進んでそのまま送信する。 【0046】〈効果〉以上のように具体例3によれば、電子メールを送信する場合、送信先によって内容を整形して送るようにしたので、送信先が携帯電話などの場合に自動的に小さい表示部でも読みやすい形式に変換されるので、利用者(送信者)は送信先の端末の違いといったことを意識する必要がない。 【0047】《利用形態》上記各具体例の文章整形処理において、引用識別子の有無が変化するときに空行を挿入するようにしてもよい。また、引用識別子の種類が変化するときに空行を挿入するようにしてもよい。図15は、引用識別子の有無が変化するときに空行を入れるようにした表示説明図である。図16は、引用識別子の種類が変化するときに空行を入れるようにした表示説明図である。このように空行を挿入すると縦方向の画面使用量が増えるので、一覧性が若干低下するが、引用部分が空行で分離されるので見易くなる。 【0048】また、上記具体例では引用識別子の種類が変化しない間は改行を取り除く方法を示したが、必ずしも改行を取り除かなくてもよい。更に、例えば、文の終わりにだけ改行を挿入するなど改行の挿入場所を変更してもよい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000295 【氏名又は名称】沖電気工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年10月20日(2000.10.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082050 【弁理士】 【氏名又は名称】佐藤 幸男
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| 【公開番号】 |
特開2002−132662(P2002−132662A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月10日(2002.5.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−320131(P2000−320131) |
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