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【発明の名称】 Webサイトの管理システム及び方法
【発明者】 【氏名】久木田 修一

【要約】 【課題】異種端末からのアクセスに対して共通のコンテンツを各端末毎に提供することで、Webサイトのシステムを簡略にし、コンテンツの更新が容易なWebサイトの管理システム及び方法を提供する。

【解決手段】各端末70〜84の種別を識別する識別手段(識別部)6aと、コンテンツ2aを記憶するコンテンツデータベース(DB)2と、コンテンツを各端末別に閲覧可能に掲載するページ4aを各端末の種別毎にテンプレートとして記憶する掲載ページDB4と、制御手段6とを備え、制御手段6は、コンテンツAの閲覧を希望する端末70からのアクセスに基づいて識別手段6aから端末70の種別情報を取得し、種別情報に基づいて掲載ページDB4から対応する掲載ページαを抽出し、掲載ページαにコンテンツAを関連付けて端末70に送信する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 異種端末からのアクセスを受け入れ、共通のコンテンツを各端末毎に閲覧可能に提供するWebサイトの管理システムであって、前記各端末の種別を識別する識別手段と、前記コンテンツを記憶するコンテンツデータベースと、前記コンテンツを前記各端末別に閲覧可能に掲載するページを、該各端末の種別毎にテンプレートとして記憶する掲載ページデータベースと、制御手段とを備え、前記制御手段は、前記コンテンツの閲覧を希望する端末からのアクセスに基づいて前記識別手段から該端末の種別情報を取得し、当該種別情報に基づいて前記掲載ページデータベースから対応する掲載ページを抽出し、該掲載ページに前記コンテンツを関連付けて前記端末に送信することを特徴とするWebサイトの管理システム。
【請求項2】 前記コンテンツは、前記各端末から入力される情報からなることを特徴とする請求項1に記載のWebサイトの管理システム。
【請求項3】 前記識別手段は、各端末がアクセス時に送信する文字列に基づいて該端末の種別を識別することを特徴とする請求項1又は2に記載のWebサイトの管理システム。
【請求項4】 前記コンテンツを入力する端末から、前記掲載ページのカスタマイズ情報が入力された場合に、前記制御手段は、当該カスタマイズ情報を前記コンテンツに関連付けて前記コンテンツデータベースに格納するとともに、前記コンテンツの閲覧を希望する端末からのアクセスに対し、前記カスタマイズ情報に基づいてカスタマイズされた掲載ページに前記コンテンツを関連付けて送信することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のWebサイトの管理システム。
【請求項5】 異種端末からのアクセスを受け入れ、共通のコンテンツを各端末毎に閲覧可能に提供するWebサイトの管理方法であって、前記各端末の種別を識別する工程と、前記コンテンツを記憶する工程と、前記コンテンツを掲載するページを前記各端末別に閲覧可能なテンプレートとして記憶する工程とを備え、前記コンテンツの閲覧を希望する端末からのアクセスに基づいて該端末の種別情報を取得し、当該種別情報に基づいて対応する掲載ページを抽出し、該掲載ページに前記コンテンツを関連付けて前記端末に送信することを特徴とするWebサイトの管理方法。
【請求項6】 前記コンテンツは、前記各端末から入力される情報からなることを特徴とする請求項5に記載のWebサイトの管理方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異種端末からのアクセスを受け入れ、所定のコンテンツを各端末に提供するWebサイトの管理システム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットに接続可能な携帯電話の普及等に伴い、種々のWebサイトへ携帯電話からのアクセスが可能になっている。一方、上記Webサイトへは、パーソナルコンピュータ等の固定端末からもアクセスがなされている。ところで、携帯電話等の移動体端末では、データを簡略にしてその処理や表示を容易にする必要があり、そのためコンテンツの記述形式が固定端末と異なっている。例えば、固定端末では通常HTML(Hyper Text Markup Language)を記述言語に用いるが、移動体端末ではWML(wireless markup language)、HDML(handheld device markup language)やコンパクトHTMLが用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような場合、Webサイトから同一内容のコンテンツを異種端末に提供するためには、各端末に合わせてコンテンツの記述形式を変えたものを、Webサイト側で複数個用意する必要がある。しかしながら、各端末毎に複数個のコンテンツを揃えようとすると、Webサイト側のデータベースが増え、システムが複雑となる。又、新たなコンテンツを作成する際にも、各端末毎の記述形式に合わせて複数個のコンテンツを用意する余分な作業が必要となり、その分だけサイトへのコンテンツの掲載が遅れることになる。
【0004】一方、近年では、ユーザが自ら作成したコンテンツをWebサイトへ登録し、他のユーザの閲覧に供することにより、ユーザ間でコミュニケーションをとったり、個人情報を発信したいという要望が高まっている。この場合にも、あるユーザが所定の端末からコンテンツを登録した際、他のユーザが別の端末でそのコンテンツを容易に閲覧できることが要望される。
【0005】さらには、あるユーザが入力操作の容易なパーソナルコンピュータ等で入力を行って所定のコンテンツ(スケジュール等)を作成してWebサイトに登録した後、移動先で同一ユーザが携帯端末を用いてこのWebサイトにアクセスし、そのコンテンツを閲覧したり更新することができれば便利である。
【0006】本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたもので、異種端末からのアクセスに対して共通のコンテンツを各端末毎に提供することで、Webサイトのシステムを簡略にし、コンテンツの更新が容易であり、さらにはユーザがコンテンツの作成と閲覧を別の端末で行うことが可能なWebサイトの管理システム及び方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成するために、本発明のWebサイトの管理システムは、異種端末からのアクセスを受け入れ、共通のコンテンツを各端末毎に閲覧可能に提供し、前記各端末の種別を識別する識別手段と、前記コンテンツを記憶するコンテンツデータベースと、前記コンテンツを前記各端末別に閲覧可能に掲載するページを、該各端末の種別毎にテンプレートとして記憶する掲載ページデータベースと、制御手段とを備え、前記制御手段は、前記コンテンツの閲覧を希望する端末からのアクセスに基づいて前記識別手段から該端末の種別情報を取得し、当該種別情報に基づいて前記掲載ページデータベースから対応する掲載ページを抽出し、該掲載ページに前記コンテンツを関連付けて前記端末に送信することを特徴とする。
【0008】本発明のWebサイトの管理システムにおいて、前記コンテンツは、前記各端末から入力される情報からなることが好ましい。
【0009】前記識別手段は、各端末がアクセス時に送信する文字列に基づいて該端末の種別を識別することが好ましい。
【0010】本発明のWebサイトの管理システムは、前記コンテンツを入力する端末から、前記掲載ページのカスタマイズ情報が入力された場合に、前記制御手段は、当該カスタマイズ情報を前記コンテンツに関連付けて前記コンテンツデータベースに格納するとともに、前記コンテンツの閲覧を希望する端末からのアクセスに対し、前記カスタマイズ情報に基づいてカスタマイズされた掲載ページに前記コンテンツを関連付けて送信することを特徴とする。
【0011】本発明のWebサイトの管理方法は、前記各端末の種別を識別する工程と、前記コンテンツを記憶する工程と、前記コンテンツを掲載するページを前記各端末別に閲覧可能なテンプレートとして記憶する工程とを備え、前記コンテンツの閲覧を希望する端末からのアクセスに基づいて該端末の種別情報を取得し、当該種別情報に基づいて対応する掲載ページを抽出し、該掲載ページに前記コンテンツを関連付けて前記端末に送信することを特徴とする。
【0012】本発明のWebサイトの管理方法において、前記コンテンツは、前記各端末から入力される情報からなることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、図1を参照して説明する。図1は、本発明のWebサイトの管理システム(以下、適宜「本システム)」という)50の一実施の形態を示す構成ブロック図であり、詳しくは後述するコンテンツデータベース(適宜「DB」と略記する)2、掲載ページデータベース4、(所定の場合に用意される)コンテンツ作成ページデータベース7、識別部(識別手段)6a、システム全体を制御する制御手段6、及びネットワーク100との情報の送受信を行う入出力制御手段8を備えている。制御手段6は、図示しない所定のサーバ装置の中央演算処理装置として実現可能であり、識別部6aは制御手段6の一部をなしている。又、本システムは全体としてWebサイトを構成している。
【0014】本システム50はネットワーク100に接続され、当該ネットワーク100を介してユーザの有する端末70、72、80〜84からのアクセスを受け入れる。ここで、端末70、72は、パーソナルコンピュータやSTB(Set Top Box:家庭用通信端末)などの固定端末であり、端末80〜84は携帯電話機、PHS、PDA(Personal Digital Assistants:個人用情報機器)などの携帯端末である。そして、端末80〜84は移動体通信網110を介してネットワーク100に接続される。各端末にはWebページを閲覧可能なブラウザが搭載される。なお、ネットワーク100としては、インターネットの代わりに、専用回線、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等を用いてもよい。又、携帯端末は上記の他、パームトップコンピュータやラップトップコンピュータなどのモバイル(移動)性を有するものでもよい。
【0015】この実施形態では、端末70はHTMLを記述言語とし、Microsoft社のWWWブラウザを搭載した端末(以下、「第1の固定端末」という)であり、端末70はHTMLを記述言語とし、Netscape communication社のWWWブラウザを搭載した端末(以下、「第2の固定端末」という)である。
【0016】又、端末80はコンパクトHTMLを記述言語とし、NTTドコモ社が提供するインター接続サービスを受ける端末(以下、「第1の携帯端末」という)であり、端末82はHDMLを記述言語とし、Jフォングループ社が提供するインター接続サービスを受ける端末(以下、「第2の携帯端末」という)、端末84はWMLを記述言語とし、WAP対応のインター接続サービスを受ける端末(以下、「第3の携帯端末」という)である。なお、各端末を有するユーザは、本システムへのアクセス権を得るためそれぞれ会員登録を済ませておき、アクセスの際、各会員毎に割当てられた認証情報(ID(Identification)やパスワード)を指定するようになっている。
【0017】本システム50において、コンテンツDB2は、各端末70、80〜84を有するユーザが閲覧するためのコンテンツ2a(例えば複数の異なるコンテンツA,B)を記憶する。掲載ページDB4は、コンテンツ2aを各端末で閲覧するための掲載ページ4a(例えば、第1の固定端末用の掲載ページα、第1の携帯端末用の掲載ページβ等)を各端末の種別毎にテンプレートとして記憶する。コンテンツ作成ページDB7は、ユーザが端末からコンテンツを作成する際の入力に用いるWebページを、各端末の種別毎にテンプレートとして記憶する。コンテンツ2a、掲載ページ4aの具体的な構成については後述する。
【0018】次に、図2を参照してWebサイトの管理システム50での処理フローを説明する。図2において、まず、端末70(固定端末)のユーザは、自分の認証情報を入力して本システム(Webサイト)へログインし、本システムへアクセスする(ステップS200)。本システムの制御手段6(識別部6a)は、適宜認証処理を行った後、端末70から送信されたアクセス情報に基づいて端末の種別を識別する(ステップS300)。ステップS300での処理は、詳しくは図3に示すようになっている。
【0019】図3において、端末から本システムへURL(Uniform Resource Locator)を指定してアクセスがあると(ステップS301)、識別部6aは、当該URLに所定のアドレスを付加して所定の共通Webページ(デバイス共通振分ページ)へジャンプさせる(ステップS302)。そして、識別部6aは、端末のアドレス情報(URL)を示す「http//…サーバとファイルの所在情報…」の中から、所定の文字列があるかを検索する。ここでhttp(Hyper Text Transfer Protocol)は、HTMLで情報をやりとりするための通信プロトコルである。
【0020】まず、識別部6aは、URLに「Mozilla」及び「MSIE」なる文字列があるかを判断し(ステップS303)、「Yes」であれば第1の固定端末であると識別し、制御部6はその情報に基づき、第1の固定端末用のトップページを端末側へ送信する。ステップS303で「No」であれば、識別部6aは、URLに「Mozilla」及び「ja」なる文字列があるかを判断し(ステップS304)、「Yes」であれば第2の固定端末であると識別し、第2の固定端末用のトップページを端末側へ送信する。
【0021】ステップS304で「No」であれば、識別部6aは、URLに「DoCoMo」、「docomo」、「DOCOMO」のいずれかの文字列があるかを判断し(ステップS305)、「Yes」であれば第1の携帯端末であると識別し、第1の携帯端末用のトップページを端末側へ送信する。
【0022】ステップS305で「No」であれば、識別部6aは、URLに「X_JPHONE」の文字列があるかを判断し(ステップS306)、「Yes」であれば第2の携帯端末であると識別し、第2の携帯端末用のトップページを端末側へ送信する。
【0023】ステップS306で「No」であれば、識別部6aは、URLに「_X_UP」の文字列があるかを判断し(ステップS307)、「Yes」であれば第3の携帯端末であると識別し、第3の携帯端末用のトップページを端末側へ送信する。ステップS307で「No」であれば、制御部6は端末側へ再アクセスの要求をする。
【0024】図2に戻り、上述の如く制御部6は、端末種別に対応したトップページを端末70に送信する(ステップS310)。トップページを閲覧した端末70のユーザは、適宜入力操作を行ってコンテンツAの閲覧要求を行う(ステップS210)。ユーザは、例えば閲覧したいコンテンツのカテゴリやキーワード等を指定することで、コンテンツAを検索して閲覧要求することができる。
【0025】制御部6は閲覧要求を受信し、コンテンツDB2からコンテンツAを抽出するとともに、識別部6aからの情報に基づき、端末70に応じた掲載ページαを掲載ページDB4から抽出する(ステップS320)。次に、制御部6は、掲載ページαにコンテンツAを関連付けて端末70に送信する(ステップS330)。端末70はこれを受信し、ユーザはコンテンツAを閲覧する(ステップS220)。
【0026】次に、他の種別の端末80からWebサイトへアクセスした場合を考える。端末80(携帯端末)のユーザは本システムへログイン、アクセスする(ステップS400)。本システムの制御手段6(識別部6a)は、適宜認証処理を行い、ステップS300と同様にして端末の種別を識別し(ステップS340)し、端末に対応したトップページを端末70に送信する(ステップS350)。端末80のユーザは、適宜入力操作を行ってコンテンツAの閲覧要求を行う(ステップS410)。
【0027】制御部6は閲覧要求を受信し、コンテンツDB2からコンテンツAを抽出するとともに、識別部6aからの情報に基づき、端末80に応じた掲載ページβを掲載ページDB4から抽出する(ステップS360)。次に、制御部6は、掲載ページβにコンテンツAを関連付けて端末80に送信する(ステップS370)。端末80はこれを受信し、ユーザはコンテンツAを閲覧する(ステップS420)。
【0028】以上のように、各端末の種別に応じ、共通のコンテンツAを所定の掲載ページに関連付けて表示させるので、端末にかかわらず同一のコンテンツを閲覧することができる。この場合、コンテンツの一部については、端末に応じて表示させたり非表示とすることもできる。
【0029】なお、本発明においては、ユーザが閲覧するコンテンツを予めWebサイトの管理者側が登録しておくだけでなく、ユーザ自身でコンテンツを作成して登録することもできる。この場合のユーザ端末上の作成画面としては、コンテンツ作成ページデータベース7に格納されたWebページを用いることができる。又、ユーザが掲載ページのカスタマイズを指定した場合には、それに応じて掲載ページをカスタマイズしてユーザ端末に送信することができる。
【0030】本発明のWebサイトの管理システムは、コンピューターと、通信装置等の各種周辺機器と、そのコンピューターによって実行されるソフトウェアプログラムとによって実現することができ、上記システム内で実行されるソフトウェアプログラムは、コンピューター読み取り可能な記憶媒体あるいは通信回線を介して配布することが可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、異種端末からのアクセスに対し、共通のコンテンツを各端末の種別に応じた掲載ページに関連付けて表示させるので、各端末の仕様に合わせて複数個のコンテンツを用意しなくとも、各端末で同じコンテンツを閲覧できる。その結果、Webサイトのシステムを簡略にし、コンテンツの更新も容易となる。
【0032】又、ユーザが所定の端末で自ら作成したコンテンツを、他の種別の端末を有するユーザも閲覧できるので、ユーザ間でコミュニケーションをとったり、個人情報の発信が活発化する。さらには、ユーザがコンテンツの作成と閲覧を別の端末で行うことができるので、コンテンツの作成、閲覧の利便性が高まる。
【出願人】 【識別番号】500519068
【氏名又は名称】株式会社ファイブエニー
【出願日】 平成12年10月20日(2000.10.20)
【代理人】 【識別番号】100086379
【弁理士】
【氏名又は名称】高柴 忠夫 (外1名)
【公開番号】 特開2002−132643(P2002−132643A)
【公開日】 平成14年5月10日(2002.5.10)
【出願番号】 特願2000−321638(P2000−321638)