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【発明の名称】 ファイル転送装置およびファイル受信装置
【発明者】 【氏名】成田 渉

【要約】 【課題】処理が簡単でシステムの負担が小さいファイル転送を実現する。

【解決手段】ホストシステム110は、UNIX(登録商標)サーバシステム120に対して、1個のCSVファイル111を転送するたびに、1個の制御ファイル112を送信する。UNIXサーバシステム120は、この制御ファイル112により、対応するCSVファイル111の転送終了を知ることができる。制御ファイル112のファイル名には、制御ファイルであることを示す情報と、対応するCSVファイル111を特定するために必要な情報とが、含まれる。また、CSVファイル111には、連続番号を含むファイル名が付される。受信ファイルの連続番号が不連続になったときは、UNIXサーバシステム120に受信されなかったCSVファイル111が存在する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ファイル受信装置に対して転送用ファイルを転送するファイル転送手段と、このファイル転送手段が1個の前記転送用ファイルの転送を終了するたびに、この転送終了を示す制御ファイルを前記ファイル受信装置に対して1個送信する制御ファイル送信手段と、を備えることを特徴とするファイル転送装置。
【請求項2】 前記制御ファイルが、対応する前記転送用ファイルを特定するための符号と該ファイルが制御ファイルであることを示す符号とを含むファイル名が付された、空ファイルであることを特徴とする請求項1に記載のファイル転送装置。
【請求項3】 前記転送用ファイルおよび前記制御ファイルのファイル名が、連続番号を示す符号を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のファイル転送装置。
【請求項4】 前記転送用ファイルおよび前記制御ファイルのファイル名が、送信するファイルと送信しないファイルとを区別するためのファイル識別符号を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のファイル転送装置。
【請求項5】 すべての前記転送用ファイルの転送およびすべての前記制御ファイルの送信が終了した後で、前記ファイル受信装置に対して処理結果通知を要求するコマンドを送信するコマンド送信手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のファイル転送装置。
【請求項6】 転送用ファイルと、この転送用ファイルの転送終了を示す制御ファイルとを、ファイル転送装置から受信するファイル受信手段と、このファイル受信手段が受信したファイルの、前記転送用ファイルと前記制御ファイルとの区別を判別するファイル判別手段と、前記制御ファイルから、前記転送用ファイルの転送が正常終了したことを判断する転送判断手段と、を備えることを特徴とするファイル受信装置。
【請求項7】 前記ファイル判別手段が、受信したファイルのファイル名から転送用ファイル/制御ファイルの区別を示す符号を読み出すことによって、前記転送用ファイルと前記制御ファイルとの区別を判別することを特徴とする請求項6に記載のファイル受信装置。
【請求項8】 前記転送判断手段が、受信したファイルのファイル名から転送用ファイル/制御ファイルの対応関係を判断し、この判断結果に基づいて前記転送用ファイルの転送の成否を判断することを特徴とする請求項6または7に記載のファイル受信装置。
【請求項9】 前記ファイル転送装置から処理結果通知を要求するコマンドを受信した場合に、前記転送用ファイルを用いた処理の結果を示す処理結果通知ファイルを送信するファイル送信手段を、さらに備えることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載のファイル受信装置。
【請求項10】 前記処理結果通知ファイルが、処理の正常を示す符号または処理の異常を示す符号の一方を含むファイル名が付された、空ファイルであることを特徴とする請求項9に記載のファイル受信装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、2台の装置間でファイルの転送を行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】2以上のシステムを接続してなるネットワークでは、いずれかのシステムから他のシステムにファイルを転送して、転送先システムのデータベース内のファイルを、この転送ファイルに更新したい場合がある。
【0003】例えば、ホストシステムがUNIXサーバシステム内のファイルを更新する場合、以下のような処理が実行される。
【0004】まず、所定のFTP(file transfer protocol)にしたがって、転送ファイルを、ホストシステムからUNIXサーバシステムに転送する。転送されたファイルは、UNIXサーバシステムの受信ディレクトリに格納される。転送ファイルのタイプとしては、例えば、CSV(Comma Separate Volume) ファイルや、TABで区切られたテキストファイル等がある。転送されるファイルは、ファイル名またはファイル保存エリア名によって指定される。また、転送ファイルのファイル名としては、予めユーザ等によって付されていた、固定的なファイル名が使用される。
【0005】転送が終了すると、ホストシステムからUNIXサーバシステムに、所望のアプリケーションを展開させるためのコマンドが送信される。UNIXシステムは、このコマンドを受信すると、該当するアプリケーションプログラムを展開し、このアプリケーションプログラムを用いて、データベース内の古いファイルを転送ファイルに更新する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来のファイル転送技術には、以下のような欠点があった。
【0007】上述のファイル転送技術では、受信側(UNIXサーバシステム)は、転送の終了を知ることができない。したがって、転送が終了していないファイル、すなわち受信ディレクトリに書き込み中のファイルを、UNIXサーバシステムが読み出そうとするおそれがある。書き込み中のファイルを読み出そうとした場合、読み出されたファイルにデータの取りこぼしや抜けが生じることがある。このような欠点を解決するためには、ファイルの書き込みと読み出しの重複を回避するための排他制御が必要となる。しかし、このような排他制御は、UNIXサーバシステムの処理を複雑にし、負荷を増大させる。
【0008】また、上述の転送技術では、複数個のファイルを連続的に転送する場合に、それぞれのファイルが正常に転送されたか否かを、受信側UNIXサーバシステムで管理しなければならない。このために、UNIXサーバシステムは、受信する各ファイルのファイル名等を記憶し、実際に転送されたファイルのファイル名と比較すること等によって、ファイル転送の正常/異常を判断する必要がある。しかし、このような処理は、UNIXサーバシステムの処理を複雑にし、負荷を増大させる。
【0009】このような理由から、処理が簡単でシステムの負担が小さいファイル転送技術が嘱望されていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るファイル転送装置は、ファイル受信装置に対して転送用ファイルを転送するファイル転送手段と、このファイル転送手段が1個の転送用ファイルの転送を終了するたびに、この転送終了を示す制御ファイルをファイル受信装置に対して1個送信する制御ファイル送信手段とを備える。
【0011】第2の発明に係るファイル受信装置は、転送用ファイルとこの転送用ファイルの転送終了を示す制御ファイルとをファイル転送装置から受信するファイル受信手段と、このファイル受信手段が受信したファイルの転送用ファイルと制御ファイルとの区別を判別するファイル判別手段と、制御ファイルから転送用ファイルの転送が正常終了したことを判断する転送判断手段とを備える。
【0012】第1、第2の発明によれば、制御ファイルの送信によって、ファイル受信装置に転送終了を通知することができるので、ファイル受信装置は複雑な排他制御を行う必要がない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、図中、各構成成分の大きさ、形状および配置関係は、本発明が理解できる程度に概略的に示してあるにすぎず、また、以下に説明する数値的条件は単なる例示にすぎない。
【0014】第1の実施の形態この発明の第1の実施の形態について、ホストシステムからUNIXサーバシステムにファイル転送を行う場合を例に採って説明する。
【0015】図1は、この実施の形態に係るネットワークを示す概念図である。
【0016】図1に示したように、このネットワークは、ホストシステム110と、UNIXサーバシステム120と、通信回線130とを備えている。
【0017】ホストシステム110は、1個または複数個のCSVファイル111と、これと同数の制御ファイル112とを作成し、通信回線130を介してUNIXサーバシステム120に転送する。また、このホストシステム110は、すべてのCSVファイル111を転送した後で、アプリケーション起動命令を、UNIXサーバシステム120に送信する。
【0018】UNIXサーバシステム120は、通信回線130を介して、ホストシステム110からファイル111,112を受信する。受信されたファイル111,112は、内部の受信ディレクトリ121に格納される。さらに、このUNIXサーバシステムは、ホストシステム110からアプリケーション起動命令を受信すると、システム120内のアプリケーションプログラムを起動して、転送ファイルを用いたファイル更新を行う。
【0019】通信回線130は、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network) を構築する通信回線であり、ホストシステム110とUNIXサーバシステム120とを通信接続している。
【0020】図2は、ファイル111,112に付されるファイル名の命名規則を説明する概念図である。
【0021】図2に示したように、ファイル111,112のファイル名は、ドット‘.’で区切られた4個の要素を含んでいる。
【0022】最初の要素(図2では‘PUR01’)は、ファイルIDである。ホストシステム110は、例えば、特定のファイルIDを含むファイル名のCSVファイル111のみを、UNIXサーバシステム120に転送することができる。
【0023】2番目の要素(図2では‘T001031’)は、転送の年月日を示している。この要素において、‘T’は、この要素が年月日であることを示す記号であり、また、‘00’は「2000年」、‘1031’は「10月31日」を示している。
【0024】3番目の要素(図2では‘N000001’)は、転送ファイルの連続番号を示している。この要素において、‘N’は、この要素が連続番号であることを示す記号である。また、‘000001’は、例えば、転送年月日ごとの連続番号を示す数値である。
【0025】最後の要素(図2では‘CSV’)は、ファイルの種別を示す識別子である。例えば、CSVファイル111の場合は‘CSV’、制御ファイル112の場合は‘CNT’が付される。また、データファイルがテキストファイルである場合、例えば‘TXT’とすればよい。
【0026】ここで、CSVファイル111には、CSV形式で記載されたデータが格納される。また、制御ファイル112は、データが格納されていないファイル、すなわち空ファイルである。
【0027】以下、この実施の形態に係る転送処理の手順について、図3を用いて説明する。
【0028】■まず、メニュー起動やバッチジョブなどにより、ホストシステム110内で転送アプリケーションが起動される。
【0029】■次に、この転送アプリケーションにより、ホストシステム110内のデータベースから転送用のCSVデータが読み出される。転送アプリケーションは、読み出されたCSVデータから、1個または複数個のCSVファイル111を作成する。これらのCSVファイル111には、それぞれ、図2で説明したようなファイル名が付される。ここで、CSVファイル111が複数である場合、これらのCSVファイル111に付されるファイル名の3番目の要素は、連続する値になる。例えば、CSVファイル111が3個の場合、最初のファイルのファイル名が‘N000001’を含むとすると、残りのファイルのファイル名は‘N000002’,‘N000003’を含むことになる。
【0030】■続いて、ホストシステム110の転送アプリケーションが、最初のCSVファイル111を転送する。そして、この転送が正常に終了すると、次に、最初の制御ファイル112が、作成・送信される。この制御ファイルのファイル名は、ファイルの種別を示す識別子(ファイル名の最後の要素)を除き、最初のCSVファイルのファイル名と同一である。例えば、最初に転送されたCSVファイル111のファイル名が‘PUR01.T001031.N000001.CSV ’であった場合、その直後に作成・送信される制御ファイル112のファイル名は‘PUR01.T001031.N000001.CNT ’となる。以下、同様にして、2番目以降のCSVファイル111および制御ファイル112が、順次送られる。この実施の形態では、制御ファイル112を空ファイルとしているので、この制御ファイル112の送信時間は短く、ネットワーク100に与える負荷も小さい。
【0031】これらのCSVファイル111および制御ファイル112は、通信回線130を介してUNIXサーバシステム120に受信され、受信ディレクトリ121に格納される。UNIXサーバシステム120は、ファイル名の最後の要素(ファイルの種別を示す識別子)によって、CSVファイル111と制御ファイル112とを区別する。そして、このUNIXサーバシステム120は、CSVファイル111の受信後に制御ファイル112を受信することによって、このCSVファイル111の転送が正常終了したことを認識する。CSVファイル111と制御ファイル112との対のうち、一方のみが受信された場合は、CSVファイルの転送が正常終了でなかったことが判る。CSVファイル111と制御ファイル112との対応関係は、これらのファイル111,112のファイル名を比較することによって容易に行うことができるので、処理の負荷は小さい。さらに、UNIXサーバシステム120は、各ファイル111,112の、ファイル名の3番目の要素(連続番号)を比較することにより、受信ファイルの抜けを認識することができる。例えば、ファイル名の3番目の要素が‘N000001’のファイル111,112が受信され、その次に、この要素が‘N000003’のファイル111,112が受信された場合、この要素が‘N000002’のファイル111,112を受信できなかったことが判る。正常に受信できなかったCSVファイルが存在する場合、UNIXサーバシステム120は、ホストシステム110に対して、そのCSVファイル111の再転送を要求する。ホストシステム110は、この要求に従い、該当するCSVファイル111および制御ファイル112を、UNIXサーバシステム120に再送する。
【0032】■ファイル111,112の送信が終了すると、ホストシステム110は、UNIXサーバシステム120に対して、アプリケーション起動命令を送信する。UNIXサーバシステム120は、このアプリケーション起動命令を受信すると、この命令に対応するアプリケーションプログラムを起動する。
【0033】■次に、UNIXサーバシステム120は、受信ディレクトリ内の各制御ファイル112を、このアプリケーションプログラムの専用ディレクトリに移動させる。なお、これらの制御ファイル112は、移動させずに、削除することにしてもよい。
【0034】■さらに、UNIXサーバシステム120は、受信ディレクトリ121内の各CSVファイル111を、このアプリケーションプログラムの専用ディレクトリに移動させる。
【0035】■その後、このアプリケーションプログラムが、専用ディレクトリ内のCSVファイル111を展開して、UNIXサーバシステム120内のデータベースを更新する。すなわち、このデータベースに格納された古いファイルは、これらの新しいCSVファイル111に書き換えられる。
【0036】以上説明したように、この実施の形態によれば、制御ファイル112によって、CSVファイル111の転送が正常終了したことをUNIXサーバシステム120に認識させることができる。したがって、受信ディレクトリ121に書き込み中のファイルがUNIXサーバシステム120に読み出されることを、簡単且つ低負荷の処理によって、防止することができる。
【0037】また、この実施の形態によれば、ファイル名に含まれる年月日と、その年月日における連続番号とによって、ファイル111,112の送信抜けを知ることができる。これにより、転送できなかったファイルの存在を、簡単且つ低負荷の処理によって知ることができる。
【0038】さらに、特定のファイルIDをファイル名に含むCSVファイル111のみを転送することができるので、業務や目的に応じてファイルを区別することが可能である。
【0039】第2の実施の形態次に、この発明の第2の実施の形態について、ホストシステムからUNIXサーバシステムにファイル転送を行う場合を例に採って説明する。
【0040】この実施の形態は、UNIXサーバシステム120からホストシステム110に処理結果通知ファイルを送信することができるように構成された点が、第1の実施の形態と異なる。
【0041】図4は、この実施の形態に係るネットワークを示す概念図である。図4において、図1と同じ符号を付した構成要素は、それぞれ、図1と同じものを示している。
【0042】図4に示したように、この実施の形態のUNIXサーバシステム120は、処理結果通知ファイル401を作成・送信できるように構成されている。
【0043】また、ホストシステム110は、この処理結果通知ファイル401を受信するための受信ディレクトリ402を有する。
【0044】図5は、この実施の形態でCSVファイル111および制御ファイル112に付されるファイル名の命名規則を説明する概念図である。
【0045】図5に示したように、ファイル111,112のファイル名は、ドット‘.’で区切られた4個の要素を含んでいる。
【0046】最初の要素、2番目の要素および3番目の要素(図5では‘PUR01’、‘T001031’および‘N000001’)は、第1の実施の形態(図2参照)と同じ規則に従って、決定される。
【0047】最後の要素(図2では‘CSV’)は、ファイルの種別を示す識別子である。上述の第1の実施の形態と同様、ファイルがCSVファイル111の場合は‘CSV’が付され、ファイルが制御ファイル112の場合は‘CNT’が付される。加えて、ファイルが処理結果通知ファイル401の場合は、‘END’または‘ABD’が付される。すなわち、更新処理の結果が正常終了である場合には‘END’が付され、失敗であった場合には‘ABD’が付される。
【0048】ここで、処理結果通知ファイル401は、データが格納されていないファイル、すなわち空ファイルである。
【0049】以下、この実施の形態に係る転送処理の手順について、図6を用いて説明する。
【0050】■まず、第1の実施の形態と同様、メニュー起動やバッチジョブなどにより、ホストシステム110内で転送アプリケーションが起動される。
【0051】■次に、第1の実施の形態と同様にして、この転送アプリケーションにより、ホストシステム110内のデータベースから転送用のCSVデータが読み出され、CSVファイル111が作成される。これらのCSVファイル111には、それぞれ、第1の実施の形態と同様の命名規則にしたがって、ファイル名が付される。
【0052】■続いて、ホストシステム110の転送アプリケーションが、第1の実施の形態と同様にして、CSVファイル111および制御ファイル112を順次送信する。そして、正常に受信できなかったCSVファイルが存在する場合には、ホストシステム110が、該当するCSVファイル111および制御ファイル112を、UNIXサーバシステム120に再送する。
【0053】■ファイル111,112の送信が終了すると、ホストシステム110は、UNIXサーバシステム120に対して、アプリケーション起動命令と処置結果要求コマンドとを送信する。UNIXサーバシステム120は、このアプリケーション起動命令に対応するアプリケーションプログラムを起動する。
【0054】■UNIXサーバシステム120が、受信ディレクトリ内の各制御ファイル112を、このアプリケーションプログラムの専用ディレクトリに移動させ、或いは、これらの制御ファイル112を削除する。
【0055】■UNIXサーバシステム120が、受信ディレクトリ121内の各CSVファイル111を、このアプリケーションプログラムの専用ディレクトリに移動させる。
【0056】■その後、このアプリケーションプログラムが、専用ディレクトリ内のCSVファイル111を順次展開して、UNIXサーバシステム120内のデータベースを更新する。
【0057】■このアプリケーションプログラムは、処理結果通知ファイル401を作成して、ホストシステム110に送信する。この処理結果通知ファイルのファイル名は、処理結果を示す識別子(‘END’または‘ABD’)を除き、対応するCSVファイル111のファイル名と同一である。例えば、最初に転送されたCSVファイル111のファイル名が‘PUR01.T001031.N000001.CSV ’であった場合、処理結果通知ファイル401のファイル名は‘PUR01.T001031.N000001.END ’または‘PUR01.T001031.N000001.ABD ’となる。以下、同様にして、2番目以降のCSVファイル111に対応する処理結果通知ファイル401が、順次送信される。この実施の形態では、処理結果通知ファイル401を空ファイルとしているので、このファイル401の送信時間は短く、ネットワークに与える負荷も小さい。
【0058】これらの処理結果通知ファイル401は、通信回線130を介してホストシステム110に受信され、受信ディレクトリ402に格納される。ホストシステム110は、処理結果を示す識別子が‘END’のときは更新処理が正常終了したと判断し、この識別子が‘ABD’のときは更新処理に失敗したと判断する。このように、処理結果は、処理結果通知ファイル401のファイル名によって容易に判断することができるので、処理の負荷は小さい。更新処理に失敗した場合、ホストシステム110は、例えば、CSVファイル111および制御ファイル112を再度転送して、UNIXサーバシステム120に更新処理を行わせることができる。
【0059】以上説明したように、この実施の形態によっても、CSVファイル111の転送終了を制御ファイル112によって知ることができ、転送できなかったCSVファイル111をファイル名によって知ることができ、且つ、転送するCSVファイル111と転送しないCSVファイル111とをファイルIDで区別することができる。
【0060】加えて、この実施の形態によれば、処理結果通知ファイル401を用いることにより、ホストシステム110は、更新処理の成否を、簡単且つ低負荷の処理で認識することができる。
【0061】なお、以上説明した第1、第2の実施の形態では、ホストシステム110とUNIXサーバシステム120とを有するネットワークを例に採って説明したが、他のシステムまたは装置を有するネットワークにも、この発明を適用することが可能である。例えば、パーソナルコンピュータとUNIXシステムを備えるネットワークや、パーソナルコンピュータとホストシステムとを備えるネットワークにも、この発明を適用することができる。
【0062】また、転送ファイルの種別も限定されるものではなく、テキストファイルなどでもよいことは、もちろんである。
【0063】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係るファイル転送装置およびファイル受信装置によれば、処理が簡単でシステムの負担が小さいファイル転送を実現することができる。
【出願人】 【識別番号】000000295
【氏名又は名称】沖電気工業株式会社
【出願日】 平成12年10月20日(2000.10.20)
【代理人】 【識別番号】100085419
【弁理士】
【氏名又は名称】大垣 孝
【公開番号】 特開2002−132621(P2002−132621A)
【公開日】 平成14年5月10日(2002.5.10)
【出願番号】 特願2000−321485(P2000−321485)