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【発明の名称】 ネットワークシステム、社会性のあるネットワークシステム、及びその通信方法
【発明者】 【氏名】キンバリー・アン・ビンステッド

【氏名】デビッド・マーティン・ガテリッジ

【氏名】神田 智子

【氏名】ニランジャン・ガドギル

【要約】 【課題】インターネット対応型の移動電話を使用する際に有効な社会性のあるネットワークシステムと、電子商取引などの取引の方法とを提供する。

【解決手段】本発明の最も重要な点は、図1に示すように“アイキャラ”というキャラクタベースの導入部が、エージェント(媒介)として社会性のあるネットワークシステムの中のサービス業からの情報をやり取りするということである。“アイキャラ”100はインターネット対応型移動電話104のディスプレイ画面102上に現れ、アイモード(登録商標)114、イージーウェブ116、ジェイスカイ118等を通して、移動電話ユーザ120向けのサービス106、電子商取引108、情報110、インターネット112を扱うエージェント(媒介)としての役割を果たす。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 インターネット対応型移動電話で使用されるネットワークシステムであって、情報を記憶するサーバと、前記インターネット対応型移動電話を構成し、ユーザによって入力されたデータを介する端末装置と、前記ネットワークシステム内の前記サーバと前記端末装置との間で前記情報と前記データを媒介するキャラクタベースのエージェントとを備え、前期キャラクタベースのエージェントは前記情報と前記データを媒介するためにインターネット対応型移動電話のディスプレイ画面上に現れて、前記ユーザとやり取りをすることを特徴とするネットワークシステム。
【請求項2】 前記エージェントは電子商取引に関連したキャラクタであって、商業的なやり取りを前進または後退させたり、それ以前に交わした契約を継続したり排除したり、あるいは必要なやり取りの本質的な部分をユーザが設定できることを特徴とする請求項1記載のネットワークシステム。
【請求項3】 ディスプレイ画面を有するインターネット対応型移動電話で使用され、ユーザ同士あるいはユーザとスポンサとをつなぐ社会性のあるネットワークシステムであって、運営会社によって運営されていることを特徴とし、前記運営会社と前記スポンサが対話集を作成するための対話集設計手段と、前記対話集を記憶させておくための第一の記憶手段と、前記ユーザと前記スポンサが前記ディスプレイ画面上で前記情報のやり取りをするための媒介となる前記キャラクタベースのエージェントを作成するためのキャラクタベースのエージェント設計手段と、前記キャラクタベースのエージェントを記憶する第二の記憶手段と、前記キャラクタベースのエージェントを使って相互に情報のやり取りをする前記ユーザと、前記キャラクタベースのエージェントを使って前記スポンサとの間で取引をする前記ユーザとから構成される社会性のあるネットワークシステム。
【請求項4】 前記キャラクタベースのエージェントによる発言の内容を象徴する複数の選択項目と、前記ユーザの答えとなる文章の内容を象徴し、それぞれの前記選択項目から伸びる線とを備えた、請求項3記載の社会性のあるネットワークシステム。
【請求項5】 前記エージェントは半インテリジェントで半自立性を備えたソフトウェアのキャラクタであり、ユーザとは自然な言葉遣いでやり取りを行い、エージェント同士ではエージェント独自の通信方式を使ってやり取りを行うことによってネットワークを形成することを特徴とする請求項3記載の社会性のあるネットワークシステム。
【請求項6】 前記エージェントは、前記ユーザの好みによって部分的に決定される図案化された外観と言語様式を有することを特徴とする請求項3記載の社会性のあるネットワークシステム。
【請求項7】 前記エージェントは、ユーザの興味の対象や好みを理解して、社会的な接触を図ったり製品に関する情報を検索したりする際にユーザの目的に沿った行動をとることを特徴とする請求項3記載の社会性のあるネットワークシステム。
【請求項8】 前記ユーザは前記エージェントの外観を修正できることを特徴とする請求項3記載の社会性のあるネットワークシステム。
【請求項9】 前記ユーザは前記エージェントの社会的な行動を修正できることを特徴とする請求項3記載の社会性のあるネットワークシステム。
【請求項10】前記システムは、前記対話集でのユーザの反応を基にした対話を通して、先行的にユーザに関する情報収集をすることを特徴とする請求項3記載の社会性のあるネットワークシステム。
【請求項11】インターネット対応型移動電話で使用され、運営会社によって運営される社会性のあるネットワークシステム内で、ユーザと、他のユーザまたはスポンサによって行われる情報のやり取りの方法であって、登録作業が完了しているか否かを判断するための第一の質問のステップと、未登録の場合には、前記ユーザが自分のキャラクタベースのエージェントを選択し、組み立てるために個人情報を登録するステップと、前記ユーザが前記自分のキャラクタベースのエージェントと交わす第一のやり取りのステップと、前記第一のやり取りのステップを通して前記社会性のあるネットワークシステムから情報を得る第一の情報取得のステップと、前記ユーザに他のキャラクタベースのエージェントを紹介するステップと、前記他のキャラクタベースのエージェントとのやり取りを前記ユーザが受け入れるか否かを尋ねる第二の質問のステップと、前記ユーザが前記他のキャラクタベースのエージェントと交わす第二のやり取りのステップと、前記第二のやり取りのステップを通して社会性のあるネットワークシステムから情報を得る第二の情報取得のステップとから成る、情報のやり取りの方法。
【請求項12】前記エージェントは半インテリジェントで半自立性を備えたソフトウェアのキャラクタであり、ユーザとは自然な言葉遣いでやり取りを行い、エージェント同士ではエージェント独自の通信方式を使ってやり取りを行うことによってネットワークを形成することを特徴とする請求項11記載の情報のやり取りの方法。
【請求項13】前記エージェントは、前記ユーザの好みによって部分的に決定される図案化された外観と言語様式を有することを特徴とする請求項11記載の情報のやり取りの方法。
【請求項14】前記エージェントは、ユーザの興味の対象や好みを理解して、社会的な接触を図ったり製品に関する情報を検索したりする際にユーザの目的に沿った行動をとることを特徴とする請求項11記載の情報のやり取りの方法。
【請求項15】前記ユーザは前記エージェントの外観を修正できることを特徴とする請求項11記載の情報のやり取りの方法。
【請求項16】前記ユーザは前記エージェントの社会的な行動を修正できることを特徴とする請求項11記載の情報のやり取りの方法。
【請求項17】前記情報のやり取りの方法には二つの財源があり、そのうちの一つはユーザが支払うアバターの使用料であり、もう一つは対象を限定した認可販売活動からの収入であることを特徴とするインターネット対応型移動電話における商取引の方法。
【請求項18】前記アバターはソフトウェアのエージェントであり、オンライン上でユーザを象徴するものであることを特徴とする、請求項17記載の商取引の方法。
【請求項19】前記ユーザはアバターの使用に対して、正規の使用料を社会性のあるネットワークの中で支払う。それによって、前記アバターは前記ユーザに代わって社会的なやり取りや情報収集のためのやり取りを行い、またインターネットとのインターフェイスの役割も果たすことを特徴とする請求項18記載の商取引の方法。
【請求項20】前記対象を限定した認可販売活動は、個人ユーザの所有ではなく企業の提供を受けた販売エージェントを用意するステップと、共通の興味の対象を持つユーザに前記販売エージェントを紹介するステップとから成ることを特徴とする請求項17記載の商取引の方法。
【請求項21】前記販売エージェントの目的は、販売エージェントを提供している企業の販売活動上の要求によって決定され、またユーザはいつでも好きな時に前記販売エージェントの進入を遮断することができることを特徴とする、請求項20記載の商取引の方法。
【請求項22】前記提供企業は目的に見合った市場であるユーザベースの総数の割合に従って料金を請求されることを特徴とする、請求項21記載の商取引の方法。
【請求項23】前記販売エージェントの外観と行動は提供企業の要望に従ってカスタマイズすることができる請求項21記載の商取引の方法。
【発明の詳細な説明】【0001】本発明は、インターネット対応型移動電話で使用するネットワークシステムに係り、特に半インテリジェントの社会性のあるエージェント(人工知能におけるリサーチエリア)と、インターネット対応型移動電話のための各種サービスを扱う商取引の方法とを使って行われるネットワークシステムに係る。
【発明の属する分野】
【0002】近年インターネットは広く普及してきている。中でも最近、若い世代の人々の間では、パソコンよりもインターネット対応型の移動電話を使ってインターネットを楽しむ傾向がある。例えば、イーメールの送受信のみならず、プロバイダにアクセスして各種ホームページやサイトなどを見ることもできる。これら各種のホームページやサイトからは、各種情報、ゲーム、銀行口座などの決済等、多様なサービスを受けることができる。このようなサービスを受ける際の情報の受け渡しをするエージェント(媒介) としては、主にテキスト(文字)や、アイコンがあるが、中にはソフトウェアのエージェントキャラクタが情報のエージェント(媒介)となる場合もある【0003】第1の例として、インターネット対応型電話用のコメポコというサービスについて考証する。これは仮想キャラクタで、成長したり形を変えたり、あるいはユーザと会話したりするものであるしかし、仲介機能やカスタマイズ機能、あるいは対象を限定した認可販売活動の機能はない【0004】第2の例として、インターネット対応型電話用のロボロボというサービスについて考証するこれも仮想キャラクタであり、成長したり形を変えたり、あるいはユーザと会話をしたりするものであるしかし、上記のコメポコ同様、仲介機能やカスタマイズ機能、あるいは対象を限定した認可販売活動の機能はない【0005】第3の例として、インターネット対応型電話用のキャラマシーンというサービスについて考証するこのサービスでは、ユーザは独自のキャラクタの図案を作ることか可能だが、一度作成した図案はそれ以上変化することなく静止画像のままである【0006】第4の例として、インターネット対応型電話用のキャラメールワールドというサービスについて考証するこれは、仲介サービスを提供するものであるが、キャラクタの介在はなく、多数対多数の社会性のあるネットワークは構築できない【0007】第5の例として、インターネット対応型電話用のワンーワン(hiip://one-one.nifty.cpm)というサービスについて考証するこれは、キャラクタが介在してサービスを受ける側の興味の対象に基づいて仲介サービスを提供するものである。しかし、ユーザがキャラクタの外観や行動を修正することはできないまた、このサービスは移動電話では利用することができない【発明が解決しようとする課題】
【0008】インターネット対応型移動電話にはインターネットの中でネットサーフィンするための閲覧ソフトが含まれているが、デスクトップ型のコンピュータが持つようなインターフェイスの対応力は備えられていないスクリーンやキーボードは小さく、マウスやウィンドウもついていないこのような弱点があるために、その用途はごく単純なナビゲーション機能に限定されている。また、パケット制あるいは時間制の価格設定に関わらず、ダウンロードにかかるコストが割高になるため、サーバ側にはより高い演算処理/検索能力が求められるデスクトップ型のコンピュータでインターネットを活用する際、最も一般的に行われるのは、電子商取引(特に、オンラインショッピングやあるいは対象を限定した認可販売活動)と、社会性のあるネットワーク化(つまり、共通の興味を持つ友人を見つけたり、共通の興味によって構成されたグループを作るなど)である。こうしたインターネットの活用は移動電話においても、今後益々盛んに行われるようになるものと思われるが、上記のような欠点があるためにインターネットの活用には厳しい制約が課せられるしかも、ハードウェアが移動型であるということが、インターネットの活用を本質的に変えてしまう恐れもある例えば電子商取引と社会性のあるネットワーク化の場合、地域単位のネットワークであるため電話機を使う地域が違うと、提供される情報が違うといったことも起こり得る更に、殆どの移動電話の利用者がインターネットを使う場合、長くても精々2,3分と単発的である点は、相対的に長い時間を費やしてセッションする、デスクトップ型のコンピュータを使ってインターネットを行う場合と比べて、大きな違いがある【0009】これら全ての問題が意味するところは、移動電話による現在の社会性のあるネットワークと電子商取引はよく言って不十分、悪く言えば何もしない状態と変わりがないということである【0010】従って本発明は、インターネット対応型の移動電話を使用する際に有効な社会性のあるネットワークシステムと、インターネット対応型の移動電話のための電子商取引などの取引の方法とを提供することを目的としている【課題を解決するための手段】
【0011】上述の課題を解決するためには、社会性のあるエージェントを使った技術がある。
【0012】本発明の一つの形態によれば、インターネット対応型移動電話で使用されるネットワークシステムであって、情報を記憶しているサーバと、インターネット対応型移動電話によって構成されユーザがデータを入力するために設けられた端末装置と、ネットワークシステムの中のサーバと端末装置の間で情報やデータを媒介するキャラクタベースのエージェントとを備え、そのキャラクタベースのエージェントがインターネット対応型移動電話のディスプレイ画面上に現れて、ユーザと情報やデータのやり取りをするネットワークシステムが提供される【0013】エージェントが電子商取引に関連したキャラクタであれば、商業的なやり取りを前進または後退させたり、それ以前に交わした契約を継続したり排除したり、あるいは必要なやり取りの本質的な部分をユーザが設定できる【0014】本発明の他の形態によれば、ディスプレイ画面を有するインターネット対応型移動電話で使用され、運営会社によって運営され、ユーザ同士あるいはユーザとスポンサとを結ぶ社会性のあるネットワークシステムであって、管理会社とスポンサが対話集を作成するための対話集設計手段と、対話集を記憶させておくための第一の記憶手段と、ユーザとスポンサがディスプレイ画面上で情報のやり取りをするための媒体となるキャラクタベースのエージェントを作成するためのキャラクタベースエージェント設計手段と、キャラクタベースのエージェントを記憶する第二の記憶手段とを備え、キャラクタベースのエージェントを使って相互に情報のやり取りをするユーザと、キャラクタベースのエージェントを使ってスポンサとの間で取引するユーザとから構成されるネットワークシステムが提供される【0015】対話集は、キャラクタベースのエージェントによる発言の内容を象徴する複数の選択項目と、ユーザの答えとなる文章の内容を象徴しそれぞれの各選択項目から伸びる線とから成る。【0016】本発明の更に他の形態によれば、管理会社の運営による社会性のあるネットワークシステム内で、インターネット対応型移動電話を使って行われる、ユーザ同士、またはユーザとスポンサとの間の情報のやり取りの方法は、ユーザが登録を完了しているか否かを尋ねる第1の質問のステップと、未登録の場合には、自分のキャラクタベースのエージェントを選んで組み立てるために個人情報を登録するステップと、ユーザが自分のキャラクタベースのエージェントと交わす第一のやり取りのステップと、第一のやり取りのステップを通して社会性のあるネットワークシステムから情報を得る第一の情報取得のステップと、ユーザに他のキャラクタベースのエージェントを紹介するステップと、他のキャラクタベースのエージェントとの接触を受け入れるかどうかを尋ねる第二の質問のステップと、ユーザが他のキャラクタベースのエージェントと交わす第二のやり取りのステップと、第二のやり取りのステップを通して社会性のあるネットワークシステムから情報を得る第二の情報取得のステップとから成る【0017】このエージェントは半インテリジェントで半自立性を備えたソフトウェアのキャラクタであり、ユーザとは自然な言葉遣いでやり取りを行い、エージェント同士ではエージェント間独自の通信方式を使ってやり取りを行うことによってネットワークを形成する【0018】また、エージェントはユーザの好みによって部分的に決定される図案化された外観と言語様式(例えば、形式的なあるいはくだけた表現の英語、または日本語など)とを有する【0019】エージェントがユーザの興味の対象や好みを理解して、社会的な接触を図ったり、製品に関する情報を検索したりする際に、ユーザの目的に沿った行動をとることができる【0020】また、オンラインでの社会的なやり取りにおいて、ユーザがより自分らしさを出すために、エージェントの外観を修正することもできる【0021】更に、ユーザと外界をつなぐ緩衝器の役割を果たすために、エージェントの社会的な行動を修正することもできる【0022】本発明において、“エージェント”とは半インテリジェトで、半自立性のソフトウェアのキャラクタを意味し、ユーザと(自然な言葉を使って)あるいはエージェント同士で(エージェント間独自の通信方式で)情報のやり取りをすることによってネットワークを形成するものである。全てのユーザはネットワークの中で本人を代表するエージェントをそれぞれ一つずつ有する。ただし、エージェントを有するのは個人ユーザだけではない。個々のエージェントはユーザの好みによって部分的に画定される図案化された外観と言語様式(例えば、形式的なあるいはくだけた表現の英語、または日本語など)とを有する。また、個々のエージェントは社会性を有し、それも部分的に確定される。興味の対象が類似している者同士を紹介することが、このエージェントを使う目的の一つである。エージェントが人と人とをつないで、類似した興味の対象を持つ人々の集まりを形成する。このことが“社会性のあるネットワーク化”という表現を使う理由である。更に、エージェントは他のエージェントによって象徴されるサービスであれば、そのサービスをユーザに紹介することも可能である。ここで述べる仕組はごく一般的なものであり、自己紹介の基本となる共通事項としてはどのようなものを取り上げてもよい。しかしながら、ここでは例えば趣味等の社会的に関連性のあるものを共通点として取り上げることが好ましい。販売エージェントは個人ではなく企業が所有するエージェントである。販売エージェントはサービス、ピッチ製品あるいは贈り物としてのクーポン券をくれる。利用者が共通の興味を持って集まるシステムであるため、これらのサービスや製品はユーザの興味を引くものであるし、しかも必要がなければいつでもその販売エージェントを遮断することが可能である。キャラクタは手に物を持って現れることができ、その持ち物は収納ケースにしまっておくことも、あるいは収集、交換、贈与等することもできる。本発明を開発する間に為された多くの技術的選択は、インターネット対応型移動電話の技術が持つ特別な能力と制約とにより決定された結果である。
【動作】
【0023】(i)エージェントはユーザの興味の対象や好みを知ったうえで、ユーザに代わって社会性のある接触をしたり、製品に関する情報を検索したりする。
(ii)オンラインでの社会的なやり取りにおいて、ユーザがより自分らしさを表現するためにユーザはエージェントの外観を修正することができる。
(iii)エージェントの社会的な行動は、ユーザと外界とをつなぐ緩衝器の役割を果たすためにユーザが修正を加えることができる。“セールスルマン”(つまり商取引に関わるキャラクタ)は、商業的なやり取りを前進または後退させたり、それ以前に交わした契約を継続したり排除したり、あるいは必要なやり取りの本質的な部分をユーザが設定できる。
(iv)エージェントは仮想上の持ち物を持つことができ、その中には現実の社会で金銭的な価値を有する(クーポン券など)も含まれている。これにより社会的な接触と同じ趣味を共有することを基にした仮想的な販売活動が可能となる。
(v)エージェントは直接誘導しなくても動くことができるので、演算処理はサーバ側が分担することになり、ユーザ側の送信にかかるコストを節約することができる。
(vi)また、エージェントは自然な言葉遣いで(書き言葉、話し言葉のいずれも)、顔の表情や体の動きも分かりやすいので、移動電話の持つ弱点も克服される。
【発明の実施の形態】
【0024】以下、図1から図5を参照して、本発明の第一の好ましい実施の態様による社会性のあるネットワークシステムと、サービスの商業的な取引の方法について説明する。
【0025】図1に示すように、本発明の最も重要な点は、“アイキャラ”と呼ばれるキャラクタベースの導入部が、エージェント(媒介)として社会性のあるネットワークシステムの中のサービス業からの情報をやり取りするということである。“アイキャラ”100はインターネット対応型移動電話104のディスプレイ画面102上に現れ、アイモード114、イージーウェブ116、ジェイスカイ118等を通して、移動電話ユーザ120向けのサービス106、電子商取引108、情報110、インターネット112を扱うエージェント(媒介)としての役割を果たす。
【0026】図2には、本実施の態様のネットワークシステムにおける、制御の流れ図が示されている。まず、必要となるのはアキャラの運営会社201である。アイキャラ運営会社201とスポンサ205は対話集設計表203を使って対話集を作成する。その後、その対話集は対話集データベース207に記憶される。一方、ユーザ211とスポンサ205はアイキャラ設計表209を使って様々なアイキャラを作成する。そして作成されたアイキャラはアイキャラデータベース213に記憶される。ユーザ/アイキャラ間のやり取り215は、アイキャラデータベース213から読み出されたアイキャラを介在させて、対話集データベース207から読み出した対話集を通して行われる。
【0027】図3および図4には、図2のネットワークシステムで使用されるサーバが示されている。図3はネットワークシステムを起動する際の構成を示し、図4は起動前の構成を示す。図3に示すように、このシステムにはデータベースサーバ31及びWWWサーバ33が使用されている。図2の内容に関連して示されているアイキャラ運営会社201が両方のデータベースサーバ31を運営する。データベースサーバ31はデータベース32を有し、その中に運営に関する文書が置かれている。データベースサーバ31は対話集のリンクを設定するためのサーバを設定する。データベースサーバ31との通信はWWWサーバ33によって行われる。一方、ユーザ間、またはスポンサとユーザとの間の通信はWWWサーバ33を通して行われる。すなわちユーザインターフェイスの履歴は、WWWサーバ33に置かれる。ユーザ及びスポンサは登録をしなくても自由にWWWサーバ33にアクセスすることができる。しかしながら、他のインターネットユーザがWWWサーバ33にアクセスしてその内容を見ることはできない。そのため、この二つのサーバ方式はファイヤーウォール35によってインターネット37から保護されている。
【0028】一方、このシステムを起動すると、多くのユーザやスポンサがこのシステムに入ってくるため、もう一つのWWWサーバ、すなわちWWWサーバ2が必要となる。このような場合、データベースサーバ31による通信はWWWサーバ1とWWWサーバ2の両方で行われる。インターネットを通して行われるユーザとの通信においては、システムの迅速な応答を損なわないよう、負荷平衡器39がWWWサーバ1とWWWサーバ2双方の負荷の平衡を保っている。
【0029】次に図5を参照して、ユーザの体験の流れについて説明する。図5はユーザが体験の全体の流れを示す。
【0030】ユーザがこのシステムにアクセスすると、まず登録作業が完了しているか否かを判断される(ステップ S51)。もし登録が完了していなければ(ステップS51がNO)、登録作業が必要となる(ステップ S52)。逆に登録が完了している場合は(ステップ S51がYES)、ユーザは既に自分のアイキャラを持っているので、その場でアイキャラとのやり取りを始めることができる(ステップ S53)。アイキャラを通してユーザはアドレス帳(ステップ S54)、好み/プロフィール(ステップ S55)並びに自分用の収納ケース(スッテプS56)、その他(図示しない)いろいろなものにアクセスすることができる。また、このシステムへのアクセスを終了したいときはエンド(ステップ S57)を選択することができる。
【0031】アイキャラとのやり取りの中で、ユーザは別のアイキャラから自己紹介を受ける機会得ることがある(ステップ S58)。自己紹介を受け入れる否かはユーザの判断による(ステップ S59)。自己紹介を受け入れない場合は(ステップ S59がNO)、ステップ S53の段階に戻る。逆に自己紹介を受け入れる場合には(ステップ S59がYES)、その別のアイキャラとやり取りをすることができ(ステップ S60)、それによってユーザは上記の様々なもの、例えばアドレス帳(ステップ S54)、好み/プロフィール(ステップ S55)並びに収納ケース(スッテプ S56)、その他(図示しない)にアクセスすることができる。また、このシステムへのアクセスを終了したいときはエンド(ステップ S57)を選択することができる。 一方、そのまま別のアイキャラとのやり取りを続けることも可能である(ステップ S60)。また、ステップS53に戻って更に他のアイキャラ(ステップ S58)からの自己紹介を受けることもできる。
【0032】ここで、各ステップでどのようなことが起こっているのかを、より詳細に説明する。
登録に際して(ステップ S52);登録には下記のような情報を用意する:ユーザ自身に関する基本的で一般的な情報(氏名、年齢、イーメールアドレス、性別、居住地域など)。情報を保護するための識別番号と暗証番号。ユーザの愛称(システム内で使用するため)とエージェントの名前。また、以下に述べる項目はユーザが自分の好みで設定できるものであり、いつでも好きなときに変更することが可能である。ユーザがキャラクタとのやり取りの際に使う言語(英語など)。エージェントがユーザとのやり取りの際に使う言語(日本語など)。キャラクタの社会性のレベル。これは一回の接続時間における自己紹介の回数を画定する。買い物への関心の高さ。一回の接続時間におけるセールス・キャラクタの紹介の回数を画定する。エージェントの概観。エージェントの頭部と胴体を、ユーザが幾つかの選択肢の中から選ぶ。ユーザは自分の興味の対象についてある程度の情報を与える。このステップは後回しにしてもよい。興味の対象は、最も一般的なものから最も特殊なものまで、階層ごとにまとめられる。興味の対象となるもを階層に分けた一例を“興味の対象に関するリスト”として示した。まず、ユーザは最も一般的なレベルを見て、興味のある項目を選ぶ。興味のある項目が見つかればそのキャラクタとのやり取りを始めてもよいし、項目が見つからなければ更に対象を絞って捜してもよい。後者の場合、ユーザは次の更に詳細なレベルに進むこともできる。
自分のキャラクタとやり取りをするに際して(ステップ S53);ユーザによる自分のエージェントとのやり取りは、会話の形式をとる。エージェントが話した内容について、ユーザはそれぞれに内容の異なる応答の番号を選んでそれに答える。その際の対話は対話集設計モジュールによって指定されたものである。
他のキャラクタへの自己紹介に際して(ステップ S58);ユーザの興味の対象は興味の対象適合アルゴリズムにより、他の対象と比較、あるいは適合される。二人のユーザの共通する興味の対象が多いほど、そのユーザ同士が互いに自己紹介をする確率も高くなることが予想される。全ての自己紹介はエージェントを介して行われる。つまり、仮にユーザAがユーザBと同様の興味を持っている場合、ユーザAはユーザBのエージェントに会い、ユーザBもユーザAのエージェントに会うことになる。
他のアイキャラとのやり取りに際して(ステップ S60);自分のキャラクタエージェントとのやり取りと同様に、別のキャラクタエージェントとのやり取りも対話形式で行われる。その対話も対話集設計モジュールに収められている。ユーザが特定のエージェントと再び接触するのを避けたいときには、そのエージェントの進入を遮断することも可能である。一旦遮断してしまえば、再度そのエージェント(あるいはそれ以外のエージェントであっても、同一のユーザから送られたもの)から自己紹介を受けることはない。
アドレス帳について(ステップ S54);アドレス帳には過去の自己紹介のリストが保管されている。
その中に含まれる機能:― キャラクタおよび/またはその所有者についての記録をつける。
― キャラクタを通してユーザと連絡をとる。
― 複数のキャラクタをグループ毎にまとめる。
― キャラクタ(とその所有者)同士を紹介する。
― そのシステムの中で最も売上の高いキャラクタのリストを見る。
好みとプロフィールについて(ステップ S55);キャラクタの外観および/または社会的な行動はユーザがいつでも好きなときに設計しなおすことができる。また、ユーザは自分の好みと興味の対象についてのリストを明確に設定することができる。
収納ケースについて(ステップ S56);ユーザは彼らが所有する仮想的な持ち物のリストを持っており、それは収納ケースと呼ばれる。キャラクタはいつでもその持ち物を持って現れることができる。ユーザは収納ケースの中から好きなものを選んで好きなキャラクタに渡すことができる。収納ケースの機能は:― キャラクタに物を渡す。
― 持ち物を削除する。
― 持ち物を調べる。
持ち物の中には金銭的な価値を有するもの(割引券など)もあれば、金銭的な価値のないもの(仮想上の花束など)もある。キャラクタが物を受け取っても、すぐにそのキャラクタの所有者の収納ケースには入れられるのではなく、その代わりに、緩衝用記憶装置であるキャラクタの“ルートバッグ”と呼ばれるカバンに入れられる。キャラクタの所有者はキャラクタの持っているルートバッグの中を調べて、その中身を収納ケースに移すことができる。
【0033】ここで、本実施の態様のネットワークシステムの動作について、詳細に説明する。
【0034】i. キャラクタの外観:キャラクタの図案化された外観は、特定のエージェントとやり取りをするときにユーザが目にするものであり、移動電話の画面表示に適した動画である(動画化されたGIF形式のソフトなど)。図6(A)および図6(B)に示すように、キャラクタの外観は幾つかに分かれた体の部位(頭部や胴体など)から組み立てられており、そのエージェントのユーザがその組み合わせを選ぶようになっている。また、図6(B)に示すように、キャラクタは持ち物を持つことができる。ユーザが電話機を使ってキャラクタの全体像についての要求を出すと、データベースが実行されて各部位(体の部位や持ち物)の像が組み合わされる。ユーザはキャラクタの頭の部分だけを見ながらやり取りができるように任意選択することも可能であるため、その分送信コストを削減することができる。
【0035】ii. キャラクタとの対話:図7に記載されているのは対話集データベース207に記憶されている対話集の一例である。
【0036】図7は対話集を示す。一つの対話集は幾つかの選択項目の集まりで構成されている。各選択項目は、a)ラベル(A5)、b)アイキャラの発言(“暑すぎると思いませんか?”など)、c)アイキャラの感情表現 (悲しいなど)そしてd)それぞれが別の選択項目を指し、ユーザが答えとして選ぶ可能性のある文章と、から構成されている。そこで例えば、図7の対話集の場合、ユーザは以下のように対話を進めていくことができる。対話集は選択項目A1から始まり、そこでアイキャラが画面に現れて、暗い表情で“暑すぎませんか?”と言ってくる。それに対してユーザには、“本当に暑いのはイヤですね。”あるいは“私はむしろ暑い方が好きです。” という二通りの答えが用意されている。ユーザが前者の答えを選んだ場合、このシステムは選択項目A5に進み、アイキャラは“休暇を取って出かけてはいかがですか?”と中立的な表情で答えを返してくる。それに対してユーザは再度応答しなければならず、ここでは“そればいい考えですね。”または“仕事があるので無理でしょう。”のどちらかを選ぶことになる。ユーザが後者の答えを選んだ場合、このシステムは選択項目A19へと進み、アイキャラは特別な表情を見せて、“やれやれ!!”と答える。この選択項目にはLO(“導き出す”の意味)のマークが付けられ、対話集の中にユーザの答えが用意されておらず、以降のシステムを省略する時に出てくるオプションや応答(つまり、メインメニューに戻ること)が用意されている。
【0037】このように、ユーザ/エージェント間の対話は、幾つかの選択項目を線で結ぶことによって行われる。つまり、図7に示すように一つ一つの選択項目がキャラクタの発言の内容を表し、それぞれの選択項目を結ぶ線がユーザに用意された答えの内容を表している。それらの線と選択項目にはラベルが付けられ、適切に対応できるような文章(以下に示す)をユーザが選べるようになっている。対話ネットワークは対話集の中に組み込まれており、その一つが図7に示されている。対話集はシステム維持装置によって、必要な時には追加や削除が可能である。
【0038】本発明の重要な部分の一つは情報収集である。本発明のネットワークシステムはユーザとの対話から、先行してそのユーザに関する情報の収集を図る。例えば、システムがこのユーザはスポーツが好きであると理解した場合、どのスポーツが好きかがわからない時にはある特定のスポーツの話題を扱う対話集へとユーザを導く。その対話集でのユーザの反応を基に、このシステムはユーザの興味の対象を反映するようにデータベースの内容を更新していく。
【0039】iii. キャラクタの言語:ユーザは彼ら自身とキャラクタが話す言語(英語など)と、その言葉遣い(くだけた話し方など)を選択することができる。全ての言語と言葉遣いの組み合わせに対する文章が用意されている。それらの文章は並行している;つまり、文章の一つ一つには、それに対応するほぼ同じ意味内容の別の文章が用意されている。画面上に表示される文章は、適当と思われる文章の一式(くだげた言葉遣いの英語など)を、最近の対話に出てきた文章の選択項目とその選択項目から伸びる線とに付けられたラベルの番号に従ってユーザが選んだものである。
【0040】ユーザの興味の対象は、高いレベルに位置するごく一般的なものから低いレベルに位置する特殊なものまでの各階層に分けられる。このシステムを頻繁に使うユーザは興味の対象に関するリストを持っている。図8にはそのリストの一例が示されている。ユーザの興味の対象を判断する方法は二通りある。一つにはユーザがその階層を直接調べて、自分の興味の対象となるものに明確にマークをつける方法である。そしてもう一つにはエージェントが会話を通してユーザの興味の対象を判断する方法である。
【0041】また、各興味の対象毎に、同じ対象に興味を持つエージェント(つまりユーザ)についてのリストがある。システムが接続されていない時(日に一度、夜間など)に、そのリストは比較され、それぞれのエージェントに最も適合する(つまり、共有する興味の対象が最も多い)相手はどのエージェントであるかが判断される。互いに最も適合するエージェント同士は自己紹介をする見込みのあるエージェントとしてリストを形成する。しかし、エージェントの所有者であるユーザが相手のエージェントを拒否した場合(明確にあるいはあいまいに自己紹介を希望しないという意思表示をした場合)、そのエージェントの名前はリストから除外される。最後に、エージェントの社会性のレベル(ユーザによって設定される)は、実際にユーザに自己紹介をしたエージェントの数をリストの高い順位のものから画定する。
【0042】エージェントは個人ユーザを代表するものばかりではない。つまり、商取引を象徴しており、ユーザ向けのサービスや製品を扱うものもある。これらの販売エージェントは多くの点で普通のエージェントに類似しており、同様の外観、言語、興味の対象についてのリストなどを持っている。しかしながら、販売エージェントはそれ以外に特別な機能を有する。:“ピッチ”、つまり製品に関する特別な会話集を有する。図9に示すように、製品の宣伝用の品物を有する。その品物は現実に金銭的な価値を有するものである可能性もある(図9ではクーポン券が一例として示される)。販売エージェントがその品物を人に渡しても、現物は販売エージェントの収納ケースの中に残っている。販売エージェントには普通のエージェントとは別個に社会性のレベルが設定される。そのため、例えば、全ての販売エージェントとの接触を拒否するユーザもいれば、逆に自分から販売エージェントに自己紹介をしたいというユーザも出てくる。同様に、販売エージェントの優先順位のレベルは、個別に設定することができる(システム維持装置によって)。そのため、ユーザ/エージェント間で行われる興味の対象による適合はユーザ同士の場合に比べ、高い(あるいは低い)確率で起こりうる。
【0043】ユーザは彼ら自身が所有する持ち物の収納ケースを持っている。ユーザのエージェントは手にその持ち物の一つを持って画面上に現れることができる。ユーザは自分たちの収納ケースから他のエージェントの所有者の収納ケースに持ち物を移動させることによって、他のエージェントに持ち物をあげるという行為を選択することもできる。
【0044】ユーザはキャラクタを通して会ったことのあるユーザに、メッセージを送ることができる。これらのメッセージは基本的に匿名である。ユーザ間のやり取りの中で公にされている情報でない限り、ユーザの現実の個人情報が他のユーザに明かされるようなことはあり得ない。また、ユーザはそれまでに会った人を幾つかのグループに分けることができ、その中の一グループの全員にメッセージを送ることもできる。そして、システム上で面識のある二人以上の人を、互いに紹介しあうことも可能である。
【0045】以下、本発明の実施の態様によるインターネット対応型移動電話で利用されるサービスの取引の方法について説明する。
【0046】このサービスの取引の方法には二つの財源がある。一つはユーザが支払うキャラクタの使用料であり、もう一つは目的の限定された認可販売活動からの収入である(スポンサつきのキャラクタベースのサービス、仮想上の販売品)。
【0047】(A)ユーザのキャラクタ使用料アバターとはソフトウェアのエージェントであり、オンライン上でユーザを象徴するものである。エージェントは半インテリジェント、半自立型のソフトウェアのキャラクタであり、ユーザと(自然な言葉を使って)、あるいは他のエージェントと(エージェント間独自の通信方式を使って)情報のやり取りをする。エージェント同士でやり取りをする際には、ネットワークが形成される。全てのユーザはそのネットワークの中に自分のアバターを有するが、全てのエージェントが個人ユーザに所有されているわけではない。一つ一つのエージェントは図案化された外観と言語様式(正式、あるいはくだけた英語もしくは日本語など)を有し、ユーザの好みによって決められる部分がある。また、それぞれのエージェントは社会的な形式をもっており、これもやはりユーザによって決められる部分がある。
【0048】ユーザはアバタ―の使用に対して、正規の使用料を社会性のあるネットワークの中で支払う。それによって、アバタ―はユーザに代わって社会的なやり取りや情報収集のためのやり取りを行い、またインターネットとのインターフェイスの役割も果たす。
【0049】(b)対象を限定した認可販売活動販売エージェントは個人が所有するものではなく企業の提供を受けているエージェントである。このような販売エージェントが普通のエージェントと同じように社会性のあるネットワークに参加しており、共通の興味の対象を持つユーザ達に紹介される。普通のエージェントとの最大の相違点は社会的に高い優先順位を与えられている点である、つまり適合するユーザには普通のエージェントよりも優先的に紹介されることがある。
【0050】販売エージェントの目的は、その販売エージェントを提供している企業の販売活動上の要求によって決定される。例えば、仮に提供企業がキャンプ用品を販売する会社であるとすると、その企業の販売エージェントの興味の対象に関するリストは“野外活動”ということになる。
【0051】興味の対象を基にした適合システムにより、提供企業にサービスや製品はユーザの興味の対象となり易くなる;それでも必要のない時にはいつでも接触を遮断することができる。従って、販売エージェントを使う企業は対象を限定した認可販売を行っている。
【0052】販売活動は特定のユーザを対象とすることが可能であるため、提供企業は目標とする市場に適合するユーザベースの総数の割合に従って、料金を請求される。例えば、音楽を扱う商店は音楽に興味を示すユーザの分だけ料金を支払えばよい。
【0053】販売エージェントの外観と行動は提供企業の要望に従ってカスタマイズすることができる。販売エージェント製品をピッチし、サービスを提供し仮想的な宣伝用の商品を贈与することか可能であり、更に提供企業がオンライン上に掲載しているサイトへユーザにアクセスしてもらうことができる。
(i)製品ピッチ:ユーザはエージェントとやり取りをする際、自然な言葉で対話する。その対話はどのような経路をたどっても、完全で自然な会話となるよう設計されている。
【0054】販売エージェントの対話は提供企業の要望に沿うように設計されている。例えば、販売エージェントはユーザと製品の品質について話し合いをすることによって、特定の製品を販売することができる。これを製品pitchという。
(ii)サービス:販売エージェントはユーザ向けにサービスを提供することもできる。例えば、ファッションに関する助言をしたり、ユーザの住む地域で今後予定されているコンサートについての情報を提供したり、あるいは幾つかの目的地ごとに航空券の値段を比較するなどのサービスである。このサービスは提供企業の主要な商業活動に結びついている場合もあるし、そうでない場合もある。
(iii)仮想的な宣伝用の品物:エージェントは持ち物を手に持って画面上に現れることができる。その持ち物はユーザの収納ケースにしまわれており、収集したり、取引したり人にあげたりすることができる。販売エージェントも社会性のあるネットワークの中の他のエージェントの持ち物のように仮想的な宣伝用の商品を人にあげたり、しまっておいたり、取引したりすることができる。それらは純粋に宣伝用の品物である場合もあるし、実際に金銭的な価値を持つものである場合もある(クーポン券など)。
(iv)他のサイトへのアクセス:販売エージェントはマウスをクリックするだけでユーザが提供企業のオンラインサイトを見ることを可能にし、そのサイトではより多くの情報を入手したり、製品を購入するなどすることができる。また、クリックするだけで社会性のあるエージェントのネットワークでのやり取りを終了することができる。
【発明の効果】
【0055】本発明を使うユーザは、自分専用に用意されたキャラクタエージェントを見たりそのエージェントとやり取りをしたりして楽しむことができる。また、キャラクタベースのインターフェイスによってユーザは移動電話の送受話器を操作し易くなり、商業上の取引、サービスまたは他のユーザへの連絡がより適切に行われる。そして本発明により、ユーザは自分の興味の対象に関する情報やサービスにアクセスできるようになる。更に、販売キャラクタによる商取引やサービスは、販売キャラクタが扱う商品に興味を示す人だけに的を絞った販売活動を可能にし、企業の宣伝活動としても受け入れられる。
【出願人】 【識別番号】500549995
【氏名又は名称】アイ・キャラ株式会社
【出願日】 平成12年10月24日(2000.10.24)
【代理人】 【識別番号】100098279
【弁理士】
【氏名又は名称】栗原 聖
【公開番号】 特開2002−132604(P2002−132604A)
【公開日】 平成14年5月10日(2002.5.10)
【出願番号】 特願2000−366278(P2000−366278)