| 【発明の名称】 |
画像機器を導入しリンクする方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】ドナルド・ジェイ・ステイヴリー
【氏名】ケー・ダグラス・ジェンネッテン
【氏名】ポール・エム・ヒューベル
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| 【要約】 |
【課題】様々な目的のために協働することができる画像機器の動的に構成可能なシステムを達成する。
【解決手段】複数の画像機器の間で関係を確立する方法であって、1対の画像機器(50、52)を互いに導入するステップ(60)と、前記導入するステップの結果として、前記1対の画像機器を永続的な関係でリンクさせるステップ(62)とを含む。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】複数の画像機器の間で関係を確立する方法であって、1対の画像機器を互いに導入するステップと、前記導入するステップの結果として、前記1対の画像機器を永続的な関係でリンクさせるステップとを含む方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、協働システムを構成するようにリンクされた複数の画像機器のシステムに関し、より具体的には、画像機器を導入し(introduce)リンクして協働システムを構成する方法に関する。 【0002】 【従来の技術】過去において、画像機器は、特定の目的のために接続されていた。スキャナとプリンタは、画像を受け取り印刷するためにパーソナル・コンピュータ(「PC」)と接続する機能をずっと備えていた。一般に、そのような接続は、パラレル・ポート、SCSI(小型コンピュータ・システム・インタフェース)またはUSB(ユニバーサル・シリアル・バス)などのケーブルによって行われていた。ディジタル・カメラやハンドスキャナ(たとえば、ヒューレット・パッカード社のCapshare装置)などの携帯型ディジタル画像機器は、IrDA(赤外線データ協会)リンクなどの無線リンクを介して画像ファイルを通信する機能を備えていた。さらに、ディジタル・カメラの進歩により、標準的なRS−232シリアル・リンク、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)、「ファイアワイヤ」としても知られるIEEE−1394(アメリカ電気電子通信学会)、さらにはSビデオなどの様々な有線通信リンクを使用するカメラを見ることは珍しくない。しかしながら、これらの通信リンクはほとんど、基本的に、2つの機器間のディジタル画像ファイルの転送を可能にするように設計されていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】過去において、パノラマ写真や立体(「3D」)写真を撮るために複数のカメラがリンクされていた。パノラマ写真の場合には、複数のカメラを対象物のまわりに分散させ、後で1つのパノラマ写真にリンクする1つの写真をそれぞれ撮ることができる。3D写真の場合、2台のカメラは、ステレオまたは3Dビジョンを実現する我々の目の間隔と同じにするために数インチ離して配置される。カメラは、一般に、共通のケーブル・レリーズによってリンクされる。共通のケーブル・レリーズによって、機械式ケーブル・レリーズをはめ込む機構を備えた任意の組のカメラが同時に作動することができる。このように、カメラ・システムが、一緒に作動するように設計されていても、動作システムに組み込むために使用される基本的な技法は、使用がかなり制限され、構成するのが面倒である。 【0004】したがって、様々な目的のために協働することができる画像機器の動的に構成可能なシステムを達成することが望ましい。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、複数の画像機器の関係を確立する方法として実現することができる。この方法は、1対の画像機器を互いに導入し、この導入の結果として1対の画像機器を永続的な関係でリンクするステップを含む。1対の画像機器のうちの第1の画像機器が、画像機器のファミリのメンバである場合は、導入の結果として、1対の画像機器の第2の画像機器が、画像機器のファミリにリンクされる。導入するステップは、それぞれの画像機器上のボタンを同時に押すステップと、1対の画像機器を同時に接触させるステップと、ユーザが両方の画像機器に同時に触れるステップと、1対の画像機器を互いに指向させるステップを含む。共有の暗号キーを交換することによって安全なリンクを確立することができる。ネットワーク・プロトコルを確立することもできる。1対の画像機器の一方をリンク解除するように指示することによって、画像機器をリンク解除することができる。 【0006】本発明は、また、ユーザの制御に応じて導入指示を第2の画像機器に送る手段と、 第2の画像機器から導入指示を受け取る手段と、導入指示の交換の結果として第2の画像機器を永続的な関係でリンクする手段とを含む画像機器と見なすことができる。 【0007】本発明は、また、別の画像機器に永続的な関係でリンクすることができる第1の画像機器と、別の画像機器に永続的な関係でリンクすることができる第2の画像機器とを含み、第1と第2の画像機器は、第1と第2の画像機器に互いに導入指示を送らせるユーザに応じて永続的な関係で互いにリンクすることができる複数の画像機器からなるシステムと見なすことができる。 【0008】本発明の他の特徴と利点は、添付図面と関連した以下の実施形態の詳細な説明の吟味により当業者に明らかになる。そのような特徴と利点はすべて、本発明の意図の範囲に含まれ、特許請求の範囲によって保護されるものである。 【0009】本発明の以上その他の態様、特徴および利点は、本発明の原理を例として示す添付図面と関連して行われる以下の詳細な説明から明らかであろう。 【0010】 【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態により、特にオペレーションと画像を共用することができる協働する画像処理システムを構成するように複数の画像機器が動的に接続可能でかつ構成可能である。従来技術では、画像機器は、一般に、画像を転送するためにPCだけと通信した。本発明は、データ、コマンドおよび制御を共用するためにリンクされた画像機器のファミリを提供することによって従来技術の制限をなくす。 【0011】次に図1を参照すると、好ましい実施形態にしたがってファミリ4を構成するようにリンクされた複数のインテリジェント画像機器2が示される。画像機器2は、スチル・カメラ10、ビデオ・カメラ12、スキャナ14、プリンタ16、PC18、インターネット機器20、ウェブ・サーバ22、および電子ピクチャ・フレーム(たとえば、スマート・ピクチャ・フレーム)24など、ディジタル画像を処理することができる任意の機器である。ファミリ4は、データ、コマンドおよび制御(すなわち、集合的にオペレーション)を動的に共用するためにリンクされた複数の画像機器2の集まりである。 【0012】ファミリ4は、少なくとも2つのリンクされていない画像機器2が互いに導入され、通信リンクが確立され、画像機器が互いに関する情報を交換するときに作成される。ファミリ4は、任意のファミリ・メンバがリンクされていない画像機器2に導入され、通信リンクが確立され、画像機器が互いに関する情報を交換するときに拡張される。通信リンクが確立された後は、リンクが維持されてオペレーションを動的に交換することができる。リンクされた機器が互いの通信範囲から出た場合は、機器が互いの通信範囲に戻るまで仮想通信リンクが維持されオペレーションが保留される。したがって、通信リンクは、永続的な品質を有する。 【0013】画像機器2のファミリ4は、ローカル・エリア・ネットワーク、広域ネットワーク、公衆網(たとえば、インターネット)、電気通信ネットワーク、無線ネットワークなどのネットワーク26を介して通信する。ネットワーク26は、Bluetoothとして知られる低コストな無線通信ネットワーキング技術に基づくことが好ましい。Bluetoothは、創立会員のエリクソン、IBM、インテル、ノキアおよび東芝の利益団体(SIG)によって作成された産業仕様である。Bluetooth仕様バージョン1.0Bは、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。Bluetooth仕様は、ネットワーク・プロトコル・スタックの共通のデータ・リンクおよび物理層を使用して一連の無線周波数にわたって2つの機器間でデータを毎秒1メガバイトで送信する技術を示す。 【0014】リンクされたファミリ・メンバ間で交換される情報は、ファミリ・メンバが互いに対話する方法を制御する。たとえば、カメラ10は、自らを画像の提供者として示す情報を提供する。デフォルト構成は、撮った各画像をネットワーク26全体に同報通信するものでもよい。電子ピクチャ・フレーム24は、自らを画像表示機器として示す情報を提供することがある。デフォルト構成は、すべての画像をネットワーク26全体に同報通信することでもよい。さらに他の変形として、電子ピクチャ・フレームは、ある一定のカメラ10だけからの画像を表示するように構成されることがある。 【0015】「ファミリ」の概念を説明するのに役立つ特によい例は、結婚披露宴である。この例において、結婚披露宴のそれぞれの客がカメラ10を持つ。カメラ10が客に渡される前に、カメラ10が、ファミリ4を構成するようにリンクされ、ファミリ・メンバが、パーソナル・コンピュータ18、インターネット機器20、ウェブ・サーバ22などの中央レポジトリと画像を共用するように構成される。したがって、客が撮った各写真は、中央レポジトリに動的に転送され、すべての客がアクセスすることができる。さらに結婚式の写真を共用できるように、1つまたは複数の電子ピクチャ・フレームがファミリへ導入され、客が撮った写真が自動的に表示される。すべての客が結婚式の思い出を持ち帰ることができるように、ファミリ4に何台かのプリンタ16が導入される。各プリンタ16は、1つ電子ピクチャ・フレーム24のスレーブとしてはたらくように構成され、それにより客は、選択した写真を電子ピクチャ・フレーム24で表示されたように印刷出力することができる。したがって、結婚式の客は、情報処理能力を持つ画像機器のファミリが、事前設定した構成にしたがって捕捉画像を動的に処理する簡単で楽しい写真経験をする。 【0016】次に図2Aを参照すると、代表的な画像機器2の一部分のブロック図を示す。それぞれの画像機器2は、リアルタイム・クロック30、メモリ32、通信ユニット34、表示装置36およびユーザ・インタフェース38を含むことが好ましい。リアルタイム・クロック30は、現在の日付と時間を維持する。リアルタイム・クロック30は、画像機器2の電源が断たれた後で日付/時間を維持するように電池に接続される。ファミリ4において、各ファミリ・メンバのリアルタイム・クロック30を同期させて画像の編成と順序付けを容易にすることができる。通信ユニット34は、標準ネットワーク・プロトコルにしたがって他の画像機器2との通信を処理する。 【0017】表示装置36とユーザ・インタフェース38は、画像機器2のタイプによって異なる。好ましくは、各表示装置36は、画像を表示する機能を含み、各ユーザ・インタフェース38は、ステータスおよび制御オプションを表示し、ユーザ入力を受け取る機能を含む。他の変形も可能である。たとえば、いくつかの画像機器2が、個別の表示装置35とユーザ・インタフェース38を備え、他の画像機器が、表示装置36とユーザ・インタフェース38をタッチ・スクリーン表示装置のような単一の構成要素に組み合わせることができる。さらに他の画像機器2は、表示装置36を使用して、画像、ステータスおよび制御オプションを表示し、表示装置36に提示されたステータスおよび制御に応じてユーザ入力を実現する制御ボタンを含む簡単なユーザ・インタフェースを提供することができる。 【0018】次に図2Bを参照すると、メモリ32は、レジストリまたはデータ・ベース40内のファミリ情報(すなわち、ファミリに関する情報)と機器情報(すなわち、特定のファミリ・メンバの属性)を保持するように構成される。ファミリ情報は、各ファミリ4を一意に識別する1つのファミリ識別子42(たとえば、ドメイン名またはネットワーク)とファミリ4の各メンバを一意に識別する複数のファミリ識別子44(たとえば、アドレス)を含む。 【0019】ファミリ識別子44は、代表的なコンピュータ・アドレスとおよび人間本位アドレス(human-centered address)の両方からなることが好ましい。コンピュータ・アドレスは、ユーザが見えないように隠されていることが好ましい。人間本位アドレスは、画像データと制御を共用するためにファミリ・メンバが便利に選択しアドレス指定できるように、各ファミリ・メモリの表示装置36で見ることができるサムネイル画像であることが好ましい。このように、各画像機器2には、他の機器に対して識別するサムネイルが関連付けられている。たとえば、第1のファミリ・メンバが、そのメンバのカメラ10から第2のファミリ・メンバに画像を送りたい場合、第1のファミリ・メンバは、そのメンバのカメラ10の表示装置36を使用してファミリ4内の他の人のサムネイル画像を見て第2のファミリ・メンバを識別することができる。画像機器2自体は、デフォルト画像として使用される。より直感的な選択のために、デフォルト画像は、所有者、ユーザ、場所、人、あるいは画像機器2の他の識別特性の画像と置き換えることができる。追加の注釈として英数字を重ね合わせることができる。したがって、人間本位アドレスは、専門知識のないユーザに、ファミリ4の他のメンバをアドレス指定する簡単な方法を提供する。 【0020】機器情報は、ファミリ・メンバの識別44と1つまたは複数の属性46を含む。画像機器の属性46は、画像機器2が何を行うことができまたその機器がどのようにはたらくかを識別する。属性情報46は、他のファミリ・メンバが他のファミリ・メンバに関する特別な特徴と特性を理解するのに役立ち、それにより画像機器2のファミリ4は、1つのシステムとして動的に協働し、オペレーションとデータを共用することができる。たとえば、カメラ10は、シャッタ速度、レンズ焦点距離、絞り範囲、フラッシュ、シャッタ・トリガ同期などに関する属性情報46を共用することができる。属性46は、プリンタ16がカラーか白黒かのような特徴を識別することができる。属性46は、また、画像機器2が画像をリンクされたプリンタ16に自動的に転送ができるかどうかなど、使用可能なオペレーションを指定することができる。属性は、また、カメラ10がすべての捕捉画像を同報通信すべきかまたは画像を特定の画像機器2に送るべきかなど、一定の設定を指定することができる。また、属性は、特定の特徴または特性が公開のものであるか秘密のものであるか、また画像機器2がある一定のコマンドと制御のオペレーションに関して主機器であるかどうかを指定する。たとえば、カメラ10のうちの1つが、他のカメラ10に同時に撮影するように命令することができ、その結果、ファミリ4内のすべてのカメラ10が協力してパノラマ写真の一連の画像を撮る。他の多くの属性46は、機器のタイプと機能による。 【0021】画像機器2が導入されるとき、各画像機器2は、それ自体のレジストリ40に、ファミリ識別子やファミリ4の他のメンバの識別子など、導入された画像機器2に関するファミリおよび機器情報を記録する。画像機器2のファミリ4が作成された後で、画像機器2は、ファミリ4から除去されファミリ情報がファミリ・メンバのレジストリ40から除去されるまでそのまま論理的に接続され続ける。 【0022】各画像機器2は、ファミリ4内で、属性情報46にしたがってデータ、制御およびステータス情報などのオペレーションを共用することができる。データは、画像とファミリ情報を含む。制御は、機器間で画像を転送(プッシングまたはプリング)するコマンド、機器間で他のデータを転送するコマンド、機器間で他のデータを転送するコマンド、カメラ・シャッタを同時に作動させるコマンド、カメラ・シャッタを時間遅延させるコマンド、カメラ・シャッタの時間的に順序付けるコマンド、画像の集合を集中化するコマンド、および画像一覧表を集中化するコマンドを含む。ステータスは、物理的存在(たとえば、通信範囲内)照会、記憶容量照会およびファミリ・ステータス照会を含む。ある一定のファミリ・メンバだけと共用するためにデータを暗号化することができる。 【0023】次に図3A〜図3Cを参照し、2つの画像機器2間でファミリを作成/拡張する方法を示す。この方法は、機器が互いの通信範囲内にあると仮定する。第1の画像機器も第2の画像機器もファミリに属さない場合に、最初にファミリ4を形成することができる。他の状況では、画像機器のうちの1つが、ファミリ4に既に属しており、他の画像機器に参加させる場合は、他の画像機器が、既存のファミリに追加される。 【0024】ステップ60で、第1の画像機器50が、第2の画像機器52に導入される。機器を導入するために、両方の画像機器上のボタンを実質的に同時に押すような、簡単でさらに積極的なユーザの行為を使用することが好ましい。代替として、画像機器を接触させる(たとえば、他の機器の存在を電気的に検出する)ことによるか、ユーザが、2つの画像機器に同時に触れ、それにより各画像機器が検出することができる身体回路(body circuit)を作成することによるか、画像機器を独特な方法で互いに指向させることによるか、あるいは画像機器に新しい画像機器を定期的にポーリングして機器が識別されたことをユーザに警告指せることにより、導入をトリガすることができる。 【0025】導入した後は、ステップ62で、第1の画像機器50と第2の画像機器52が標準的なネットワーク・プロトコルに従ってネットワーク・アドレスを交換して通信リンクを確立する。コンピュータ・ネットワーク・アドレスの一部として、画像機器50と52が、人間本位アドレスを交換し、またサムネイル・アドレス帳を作成する。 【0026】次のステップ64で、画像機器50と52は、ファミリ情報と機器情報を交換する。第1の画像機器50と第2の画像機器52が元のファミリを作成している場合、それらの機器は、自身のネットワーク・アドレスと互いのネットワーク・アドレスの排他的論理和、または、2つのアドレスから固有の番号を作成する他の方法に基づいて固有ファミリ識別子42を計算する。第1の画像機器50が既にファミリ4に属している場合、第1の画像機器50は、既存のファミリ4の固有ファミリ識別子42を第2の画像機器52に自動的に送る。ファミリ情報と機器情報の交換は、固有ファミリ識別子42、固有ファミリ・メンバ識別子44および機器属性46を含み、これらはすべて、各画像機器50と52のレジストリ40に記録される。ファミリ・メンバと各ファミリ・メンバ内のそれぞれの属性42のレジストリ40を創り出し維持することにより、ファミリ4が作成される。 【0027】次にステップ66で、各画像機器50と52は、交換したファミリ情報と機器情報にしたがって自らを構成する。たとえば、コンピュータ18(すなわち、中央画像レポジトリ)は、すべてのカメラ10に捕捉画像をコンピュータ18に自動的に転送するように自らを構成させる属性46を有することができる。電子ピクチャ・フレーム24は、コンピュータ18に画像を電子ピクチャ・フレーム24に定期的にプッシュさせる属性を交換することができる。 【0028】次にステップ68で、各画像機器50と52のリアルタイム・クロック30が、同期される。このステップは、特に、日付/時間タグを捕捉画像ファイルと共に記録することができるカメラ10〜12やスキャナ14などの画像捕捉機器に関係する。複数の画像機器2の間でリアルタイム・クロック30を同期させることによって、様々な画像機器によって捕捉された画像を、日付/時間タグに基づいて容易に順序付けすることができる。 【0029】複数の機器の同期について考察する前に、単一の画像機器の同期について考察することは有用である。画像機器は、そのクロック30を外部時間ソースに対して自動的に同期させることができる。そのような作用を可能にするために、画像機器は、ユーザの初期設定において日付/時間情報を要求するか、電源投入時に自動的に日付/時間情報を受け取るように選択的に構成することができる。そのように構成された場合、画像機器2は、電源投入時に、コンピュータ、ドッキング・ベイ(docking bay)、電源または同報通信信号などの外部ソースから日付/時間情報を受け取る。たとえば、NIST(全米標準技術研究所)短波放送やPBS(公共放送局)テレビからの拡張データ信号など放送時報信号を受信する受信機が画像機器2に組み込まれる。別の例において、画像機器2が、時間同期パルスを有する主電源またはドッキング・ステーションに接続されたとき、リアルタイム・クロック30をパルスによって自動的にセットすることができる。このように、前述のような方法を使用して、各画像機器は、自らのリアルタイム・クロック30を初期化する。時間がセットされるとき、リアルタイム・クロックがいつ最後にセットされたかを記録するために同期タグが現在時間と共に書き込まれる。 【0030】ステップ68で、2つの画像機器50と52が同期されるとき、ファミリ4内の画像機器2のうちの1つの機器が、他の機器の基準時間ソースとして使用されることが好ましい。図3Bのようにファミリが既に確立されている場合は、基準時間ソースは、既知のファミリ・メンバになる。画像機器50と52は、単に、基準時間ソースから日付/時間を受け取る。ファミリが最初に作成されている場合、画像機器50と52は、どれが基準時間ソースであるかを決定する。1つの画像機器2のリアルタイム・クロック30は、同期タグ、電源投入時間タグ、またはユーザ決定に基づき他のものより優先される。各画像機器は、同期タグ、電源投入タグまたはその両方を含むことができる。 【0031】同期タグは、画像機器がそれらのリアルタイム・クロック30を最後に調整した時を示す。最後に調整されたリアルタイム・クロック30は、他よりも優先される。電源投入時間タグは、画像機器50または52が電源投入されたことを示す。最後に電力が投入された画像機器2は、それよりも長い間電力供給されていた機器から時間を取得する。同期タグは、電源投入タグよりも優先される。どちらのタグも存在しない場合、画像機器は、ユーザに時間の入力を要求することがある。これで、ファミリ作成方法が完了する。 【0032】画像機器2がファミリ4に論理的に一旦リンクされると、ファミリ・メンバは、リンクがユーザによって明確に切断されるまでまたは切断されない限り、リンクされたままである。したがって、ファミリ・メンバは、 通信範囲内にないときまたは電源が断たれたときでも、ファミリ4内の永続的な関係にある他の機器を「覚えている」。導入しなおす必要がない。 【0033】さらに他の変形として、共有の暗号キーの作成によってファミリ・メンバのプライバシーと機密保護を実現することができる。このキーは、導入時に交換され、その後、将来の機器間のすべての通信の暗号化に使用される。これは、特に、無線または公衆ネットワークに重要である。 【0034】次に図4を参照すると、要求に応じて個々の画像機器2のリアルタイム・クロック30を外部ソースに同期させる方法が示される。画像機器2は、接続されたコンピュータなどの外部時間ソースに従って初期設定時または電源投入時にそのリアルタイム・クロック30を自動的にセットするように選択的に構成可能である。代替の外部クロック同期ソースには、同報信号、電源、ドッキング・ベイ、または別の画像機器がある。たとえば、画像機器2に無線受信機を組み込み、NIST(全米標準技術研究所)のWWV無線局における時間の短波放送のような同報時間信号を受信することができる。現在の時間帯に関する知識により、画像機器は、そのリアルタイム・クロック30を地域時間またはGMT(グリニッジ平均時)などの絶対時間に自動的にセットすることができる。別の例として、画像機器2がホスト・コンピュータに接続されているときは、画像機器2の時間は、ホスト・コンピュータからあるいはインターネット上のコンピュータなどのホスト・コンピュータに接続された別のコンピュータから自動的に更新することができる。別の例において、画像機器2が、時間同期パルスを有する主電源またはドッキング・ステーションに接続されているときは、リアルタイム・クロック30をパルスによって自動的にセットすることができる。 【0035】この方法は、機器電源投入時で実行されるように構成することができる。この方法は、電源投入のたびに実行するか、または電池を取り付けた後で画像機器をはじめて初期設定するときだけ実行することができる。ステップ70で、接続されたコンピュータなどの前述の外部クロック・ソースのうちの1つから日付/時間設定を受け取る。次にステップ72で、リアルタイム・クロック30が、日付/時間設定に従ってセットしなおされ、それにより画像機器2が外部時間ソースと同期する。 【0036】次に図5を参照し、他の画像機器2と通信するために画像機器2によって実行される方法を示す。このプロセスを実行する画像機器2は、リスナ(listener)画像機器と呼ばれる。ステップ80で、リスナ画像機器2は、別の画像機器からの入力メッセージを受信するために待機する。メッセージを受信しない場合は、ステップ82で、プロセスはステップ80に戻って受信待機(listening)を継続する。そうでなくメッセージを受信した場合は、プロセスは、ステップ82からステップ84に分岐する。 【0037】ステップ84で、リスナ画像機器は、ステップ80で受け取ったメッセージがリンクされたファミリからのものかどうかを判定する。各メッセージは、メッセージのソース・アドレスと宛先アドレスに関する情報を含むヘッダを含む。リスナ画像機器は、ソース・アドレスを、レジストリ38内にリストされた事前にリンクされているファミリ・メンバと比較することができる。リンクされたファミリ・メンバからのものでない場合、メッセージはステップ86で廃棄され、リスナ画像機器は、入力メッセージを受信待機するステップに戻る。メッセージが、リンクされたファミリ・メンバからのものである場合、プロセスはステップ88に分岐し、リスナ画像機器は、メッセージ・ヘッダから情報を読み取ることによってメッセージのターゲットであるかどうかを判定する。リスナ画像機器がメッセージのターゲットである場合は、プロセスはステップ90に進み、メッセージが解析され、任意のコマンドが実行される。たとえば、メッセージは、カメラ10にそのシャッタを作動させることを命じる。ステップ88で、プロセスが、リスナ画像機器がメッセージのターゲットでないことを決定した場合は、プロセスはステップ92に分岐して、リスナ画像機器は、メッセージのソースのために待ち行列に入れられた保留メッセージがあるかどうかを判定する。 【0038】ファミリ4のメンバである画像機器2は、必ずしも互いにすぐに通信できるわけではない。たとえば、無線で通信する2つの画像機器は、遠く離れている場合に互いの通信範囲にない場合がある。画像機器2が、通信できないけれども論理的にファミリに接続されているときは、保留待ち行列にメッセージを加えることによってオペレーションを保留させることができる。画像機器2間の通信が再び確立されたとき、保留されたオペレーションを実行することができる。メッセージが、保留メッセージ待ち行列に関するメッセージを有するソースからのものである場合は、プロセスは、ステップ92からステップ94に分岐して、メッセージを通信する。そうでない場合は、プロセスはステップ92からステップ80に分岐して、追加のメッセージの受信待機を再開する。 【0039】次に図6を参照して、ファミリにリンクされたイニシエータ画像機器2によって実行される自動オペレーション開始プロセスを示す。このプロセスは、ユーザが、画像の走査、印刷、捕捉など、イニシエータ画像機器2の固有のオペレーションを実行させるときに開始される。固有のオペレーションの結果として、条件付きのオペレーションを自動的に実行して、他のファミリから受け取った属性46に基づいて、データ、制御またはステータス情報を、対象の画像機器2に送ることができる。たとえば、カメラ10が画像を補足すると、カメラ10上で実行される以下のプロセスによって、カメラは、自動的に画像の複製をPC18に送るかまたは画像をプリンタ16に送ることができる。このように、転送オペレーションは、画像を捕捉するという固有のオペレーションを条件とする。 【0040】固有のオペレーションが完了した後、ステップ100で、イニシエータ画像機器2は、まずそのレジストリ38を調べ、固有のオペレーションが、リンクされたファミリ・メンバの条件付きオペレーションと関連しているかどうかを判定する。画像機器2を導入し登録するときに、レジストリ38に記憶されるファミリ情報の一部として条件付きオペレーションを交換することができる。たとえば、プリンタ16がカメラ10とリンクされ、カメラのレジストリ38内に入力されているとき、プリンタ16は、露光するたびにカメラに捕捉画像をプリンタ16を送らせるファミリ情報をカメラに送る。このように、カメラ10に関して、条件付き印刷オペレーションが、リンクされたプリンタ16と関連付けられる。 【0041】固有のオペレーションの影響を受けるファミリがない場合、プロセスは終了する。条件付きオペレーションが、固有のオペレーションと関連している場合、プロセスは、ステップ100からステップ102に分岐する。ステップ102で、イニシエータ画像機器2は、条件付きオペレーションと関連したターゲット画像機器がアクティブにリンクされているかどうかを確認する。アクティブなリンクが存在しない場合は、ステップ106で、条件付きオペレーションが保留メッセージ待ち行列に追加される。アクティブなリンクが存在する場合は、ステップ104で、条件付きオペレーションがターゲット画像機器へ送られる。1つのメッセージの代わりに一連のメッセージが要求されてよいことが分かる。 【0042】次に図7を参照して、ファミリ4にリンクされた画像機器2によって実行されるユーザ開始ファイルの転送を示す。たとえば、ユーザは、ファミリ4の第1のカメラ50から第2のカメラ52に画像を転送したい場合がある。ステップ110で、ユーザは、第1のカメラ50上の表示装置36を使用して、転送する1つまたは複数の画像を選択する。それぞれの選択可能な画像のサムネイルを示すか、またはそれぞれの選択可能な画像のファイル名を示すことができる。 【0043】ステップ112で、ユーザは、表示装置36を使用して1つまたは複数の宛先を選択する。宛先は、表示装置36上で見える人間本位アドレスのリストをスクロールすることによって便利に選択可能である。このように、人間本位アドレスは、他の画像機器2をアドレス指定する簡単な手段を提供する。最後に、ステップ114で、選択された画像が選択した宛先に送られる。 【0044】したがって、以上から、本発明が、協働撮像システムを構成するように動的に構成可能な画像機器のネットワークを提供することが分かる。本発明のいくつかの実施形態と変形を説明し例示したが、本発明は、そのように説明し例示した部分の特定の形態または構成に制限されない。したがって、本発明の原理を好ましい実施形態で示し説明したが、当業者は、かかる原理から逸脱することなく、本発明の構成と詳細を修正することができることは明らかであろう。 【0045】本発明の態様を以下に例示する。 1.複数の画像機器の間で関係を確立する方法であって、1対の画像機器を互いに導入するステップ(60)と、前記導入するステップの結果として、前記1対の画像機器を永続的な関係でリンクさせるステップ(62)とを含む方法。 【0046】2.前記1対の画像機器のうちの第1の画像機器(50)が、画像機器のファミリ(4)のメンバであり、前記導入するステップの結果として、前記画像機器のファミリ(4)が、前記1対の画像機器のうちの第2の画像機器(52)に永続的な関係でリンクされる(62)上記1に記載の方法。 【0047】3.前記導入するステップ(60)が、各画像機器上のボタンを同時に押すステップと、前記1対の画像機器が互いを電気的に検出するステップとを含む上記1に記載の方法。 【0048】4.前記導入するステップ(60)が、ユーザが、前記1対の画像機器に同時に触れるステップと、前記1対の画像機器が互いに物理的存在を検出するステップとを含む上記1に記載の方法。 【0049】5.前記導入するステップ(60)が、ユーザが、両方の画像機器に同時に触れるステップと、前記1対の画像機器が互いの間で身体回路を検出するステップとを含む上記1に記載の方法。 【0050】6.前記導入するステップ(60)が、前記1対の画像機器を互いに指向させ、前記1対の画像機器が前記指向した状態を検出するステップを含む上記1に記載の方法。 【0051】7.複数の画像機器(4)のシステムが、別の画像機器(52)へ永続的な関係でリンクすることができる第1の画像機器(50)と、別の画像機器に永続的な関係でのリンクすることができる第2の画像機器(52)とを含み、前記第1と第2の画像機器が、前記第1と第2の画像機器に導入指示(60)を互いに送らせるユーザに応じて永続的な関係で互いへのリンク可能な(62)システム。 【0052】8.前記導入指示(60)が、ユーザが前記画像機器を互いに触れさせたときに出される上記7に記載のシステム。 【0053】9.前記導入指示(60)が、前記ユーザが、前記第1と第2の画像機器の間に身体回路を作成させるときに行われる上記7に記載のシステム。 【0054】10.前記導入指示(60)が、前記ユーザが各画像機器上のボタンを同時に押したときに出される上記7に記載のシステム。 【0055】11.前記導入指示(60)が、前記ユーザが前記画像機器を互いに指向させるときに出される上記7に記載のシステム。 【0056】 【発明の効果】本発明は、データ、コマンドおよび制御を共用するためにリンクされた画像機器のファミリを提供することによって従来技術の制限をなくす。
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| 【出願人】 |
【識別番号】398038580 【氏名又は名称】ヒューレット・パッカード・カンパニー 【氏名又は名称原語表記】HEWLETT−PACKARD COMPANY
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| 【出願日】 |
平成13年7月23日(2001.7.23) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100081721 【弁理士】 【氏名又は名称】岡田 次生 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−132602(P2002−132602A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月10日(2002.5.10) |
| 【出願番号】 |
特願2001−221901(P2001−221901) |
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