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【発明の名称】 仮想装置・仮想構成を用いた試験方法及びシステム
【発明者】 【氏名】星 博幸

【要約】 【課題】試験シナリオを流用可能とする方法及びシステムの提供。

【解決手段】試験を制御する試験手順を含む試験シナリオ層3と、実装置の入出力インタフェースを制御し、前記実装置の要求の設定制御や応答の収集を行うOS層1との間に、プレゼンテーション層2を設け、試験対象とする実装置をモデル化してなる仮想装置に対する試験シナリオ層3からの試験の制御が、プレゼンテーション層2で、実装置の制御にマッピングして試験を行う。
【特許請求の範囲】
【請求項1】試験対象とする装置をモデル化した構成の装置(「仮想装置」という)に対して該装置の正常性を確認するための試験手順を実行するステップと、前記仮想装置から実装置へ装置制御の変換を行うステップと、を有し、前記仮想装置に対する試験を実行することにより前記実装置の正常性の確認が行われる、ことを特徴とする試験方法。
【請求項2】データ処理手段において、試験を制御する試験手順を含む試験シナリオ層と、実装置の入出力インタフェースを制御し、前記実装置に対する要求の設定制御や実装置からの応答の収集を行うOS(オペレーティングシステム)層との間に、プレゼンテーション層を設け、試験対象とする装置をモデル化した構成の装置(「仮想装置」という)に対する前記試験シナリオ層からの試験の制御を、前記プレゼンテーション層で、実装置の制御にマッピングして試験を行う、ことを特徴とする試験方法。
【請求項3】データ処理手段において、試験を制御する試験手順を含む試験シナリオ層と、実装置の入出力インタフェースを制御し、前記実装置に対する要求の設定制御や実装置からの応答の収集を行うOS(オペレーティングシステム)層との間に、プレゼンテーション層を設け、前記プレゼンテーション層は、試験対象とする装置をモデル化した構成の装置(「仮想装置」という)に対する前記試験シナリオ層からの指示と、前記仮想装置からの応答のインタフェースを司るとともに、前記試験シナリオ層からの指示を前記実装置の制御にマッピングして試験を行い、前記実装置からの応答を前記試験シナリオ層に返却する、ことを特徴とする試験方法。
【請求項4】前記プレゼンテーション層は、前記試験シナリオ層からの要求を受け、試験対象となる、1又は複数の実装置のハントを行うように、前記OS層を介して、制御する、ことを特徴とする請求項2又は3記載の試験方法。
【請求項5】前記プレゼンテーション層は、前記実装置の応答を収集して、前記仮想装置の状態を更新する、ことを特徴とする請求項4記載の試験方法。
【請求項6】前記プレゼンテーション層は、前記仮想装置への要求の設定に対応して実装置への制御(「ジョブ」という)を行い、該ジョブの実行結果を、前記試験シナリオ層への応答として編集し、さらに、前記OS層からの実装置の状態情報をジャーナルとして受け取り、前記試験シナリオ層への応答として編集する、ことを特徴とする請求項5記載の試験方法。
【請求項7】前記プレゼンテーション層は、ハントされた前記実装置を、該実装置の制御が終了した時点で開放する、ことを特徴とする請求項4記載の試験方法。
【請求項8】前記試験シナリオ層が、ユーザ側でその仕様を作成したインタフェースに従って作成されるものである、ことを特徴とする請求項3記載の試験方法。
【請求項9】前記仮想装置が、試験対象とする装置を、所定の勧告で規定された機能、及び/又は、一般的な機能や構成でモデル化したものである、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の試験方法。
【請求項10】試験対象とする装置を、所定の勧告で規定された機能、及び、一般的な基本機能や構成でモデル化し、該モデル化した装置に対して、装置の正常性を確認する試験手順を実行する手段と、モデル化した装置から実装置への装置制御の変換を行う手段と、を備え、上記2つの手段により、前記モデル化した装置に対する試験を行うことで、実装置の正常性の確認が行われる、ことを特徴とする試験システム。
【請求項11】試験対象の装置と、該装置と接続されるデータ処理装置と、を備え、前記データ処理装置が、試験を制御する試験手順を含む試験シナリオ層と、試験対象の装置への要求の設定制御や応答の収集を行うOS(オペレーティングシステム)層との間に、プレゼンテーション層を備え、前記プレゼンテーション層は、試験対象とする装置をモデル化した構成の装置(「仮想装置」という)に対する前記試験シナリオ層からの試験の制御を、実装置の制御にマッピングして試験を行うように制御する手段を備えている、ことを特徴とする試験システム。
【請求項12】前記前記プレゼンテーション層が、前記仮想装置に対する前記試験シナリオ層からの指示と、前記仮想装置からの応答の送受のインタフェースとして、前記試験シナリオ層からの指示を実装置の制御に変換し、前記実装置からの応答を前記試験シナリオ層に返却する手段を備えている、ことを特徴とする請求項11記載の試験システム。
【請求項13】前記プレゼンテーション層が、前記試験シナリオ層からの要求を受け、試験対象となる、1又は複数の実装置のハントを行うように、前記OS層を介して制御する手段を備えている、ことを特徴とする請求項11又は12記載の試験システム。
【請求項14】前記プレゼンテーション層が、前記実装置の応答を収集して、前記仮想装置の状態を更新する手段を備えている、ことを特徴とする請求項13記載の試験システム。
【請求項15】前記プレゼンテーション層が、前記仮想装置への要求の設定に対応して実装置への制御(「ジョブ」という)を行う手段と、ジョブ実行結果を前記試験シナリオ層への応答として編集する手段と、前記OS層からの実装置の状態情報をジャーナルとして受け取り、前記試験シナリオ層への応答として編集する手段と、を備えている、ことを特徴とする請求項14記載の試験システム。
【請求項16】前記プレゼンテーション層が、ハントされた実装置を、該実装置の制御が終了した時点で開放する、ことを特徴とする請求項13記載の試験システム。
【請求項17】前記前記プレゼンテーション層が、前記試験シナリオ層からの仮想装置に対する指示・応答のインタフェースとして機能し、実装置の状態収集、仮想装置の状態の管理を行い、前記試験シナリオ層からの指示により、実装置の制御を行い、その後、試験シナリオ層に対して、実装置の状態等の応答を返すマッピング手段と、前記マッピング手段からの指示により、前記実装置を制御し、または実装置の状態をマッピング手段に返す実装置制御手段と、前記実装置の資源を管理する実装置リソース管理手段と、前記実装置の情報を収集し仮想装置の状態を管理する仮想装置状態管理手段と、前記実装置からの応答、情報をジャーナルに編集し前記試験シナリオ層へ返却するジャーナル編集手段と、を備えている、ことを特徴とする請求項11又は12記載の試験システム。
【請求項18】前記モデル化した装置が、試験対象とする装置を、所定の勧告で規定された機能、及び、一般的な機能や構成でモデル化されたものである、ことを特徴とする請求項11又は12記載の試験システム。
【請求項19】前記試験対象の装置が、伝送装置よりなる、ことを特徴とする請求項11又は12記載の試験システム。
【請求項20】試験対象の装置と接続されるデータ処理装置が、試験を制御する試験手順を含む試験シナリオ層と、試験対象の装置への要求の設定制御や応答の収集を行うOS(オペレーティングシステム)層との間に、プレゼンテーション層を備え、前記プレゼンテーション層は、試験対象とする装置をモデル化した構成の装置(「仮想装置」という)に対する前記試験シナリオ層からの指示、応答のインタフェースとして機能し、実装置の状態収集、仮想装置の状態の管理を行い、前記試験シナリオ層からの指示により、実装置の制御を行い、前記試験シナリオ層に対して、前記実装置の状態等の応答を返すマッピング手段と、前記マッピング手段からの指示により、前記実装置を制御するとともに、前記実装置の状態をマッピング手段に返す実装置制御手段と、前記実装置の資源を管理する実装置リソース管理手段と、前記実装置の情報を収集し仮想装置の状態を管理する仮想装置状態管理手段と、前記実装置からの応答、情報をジャーナルに編集し前記試験シナリオ層へ返却するジャーナル編集手段と、を備え、前記プレゼンテーション層の前記各手段の処理を、前記データ処理装置のコンピュータで実行するプログラムを記録した記録媒体。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置の試験方法及びシステムに関し、特に、仮想装置、仮想構成を用いて実装置の試験を行う方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】伝送装置等の試験を行う試験プログラムのプログラム構造として、実装置のIO(入出力)インタフェースを制御し実装置の制御や状態の収集を行うOS(オペレーティングシステム)層と、実装置の正常性を確認する試験手順(プログラム)よりなる試験シナリオ層と、を有し、OS層の上に試験シナリオ層が配置されている構成のものが、従来より、用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従来の試験方法においては、試験対象の実装置の相違により、試験ソフトウェアを流用することが出来ない、という問題点を有している。例えば、実装置のハードウェアへのアクセスの仕方や、アドレス、データ構成などのインタフェースが異なり、また、伝送装置の対向装置の機能及び構成が相違しているため、伝送装置を試験する既存の試験ソフトウェアを、別の装置の試験に流用することが出来ない場合がある。
【0004】したがって、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、試験シナリオを流用可能とする方法及びシステム並びにプログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発明は、試験対象とする装置をモデル化した装置に対して、該装置の正常性を確認するための試験手順を実行し、装置の制御について、前記モデル化した装置から実装置への装置制御の変換を行うステップと、を有し、前記モデル化した装置に対する試験を実行することにより、前記実装置の正常性を確認するようにしたものである。
【0006】本発明は、試験を制御する試験手順を含む試験シナリオ層と、実装置の入出力インタフェースを制御し、前記実装置の要求の設定制御や応答の収集を行うOS層との間に、プレゼンテーション層を設け、前記試験対象とする装置をモデル化してなる装置(「仮想装置」という)に対する前記試験シナリオ層からの試験の制御が、プレゼンテーション層で、実装置の制御にマッピングして試験を行う、ことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明する。本発明は、その好ましい一実施の形態において、(1)試験対象とする装置を、所定の勧告(IEEE(米国電気電子技術者協会)やITU(国際電気通信連合)などでの標準化仕様)等で規定された機能、及び、一般的な機能や構成でモデル化するものであり、該モデル化した装置(「仮想装置」という)に対して、装置の正常性を確認する試験手順を実行する手段と、(2)装置の制御について、モデル化した装置から実装置への変換を行う手段を備えたものであり、上記2つの手段を組み合わせ、モデル化した装置に対する試験を実施することにより、実装置の正常性を確認する。
【0008】本発明は、その好ましい一実施の形態において、試験プログラムと、OS(オペレーティングシステム)間に、あらたにプレゼンテーション層を設け、モデル化した装置への試験プログラムを、実装置に結びつけて(マッピングし)、試験を行うという、プログラム構造を備えている。
【0009】図1を参照すると、OS層1では、実装置(不図示)のIOインタフェースを制御し、実装置の制御や状態の収集を行う。
【0010】OS層1の上に、従来、正常性を確認する試験手順(「試験シナリオ」という)を関数化して(ファンクション、プロセジュアとして)配置していたが、別の機能を持つプレゼンテーション層2を設ける。
【0011】プレゼンテーション層2は、勧告(IEEEやITUなどでの標準化仕様)などで規定された機能、及び一般的な機能や構成などでモデル化し(自製化し)、その構成の一般化がなされた、モデル化された装置(仮想装置)と、実装置との変換(制御の変換)を行う階層である。
【0012】プレゼンテーション層2は、実装置と仮想装置(いずれも不図示)の対応をとるマッピング機能(図2の21)を備えるとともに、実装置の情報を収集し、仮想装置の状態を管理する仮想装置状態管理機能(図2の24)を備えている。
【0013】プレゼンテーション層2では、上位層である試験シナリオ層3からの仮想装置への仮想機能の制御を受ける(例えばシナリオ層3からメモリのアクセス要求もしくは装置の確認要求を受ける)と、実装置への実制御指示を行い、試験シナリオ層から指示された仮想機能の制御を、実装置の制御に変換する。
【0014】試験シナリオ層3は、プレゼンテーション層2の上に設けられており、仮想装置に対して、装置の正常性を確認する試験手順を実行する。試験シナリオ層は、ユーザ側でその仕様を作成したインタフェースに従って作成される。
【0015】このようにして、仮想装置に対して該装置の正常性を確認する試験プログラムにより、実装置の試験を可能としている。
【0016】本発明は、装置の正常性を確認するための試験手順である試験シナリオ層3を、実装置に合わせて毎回作成または修正することなく、プレゼンテーション層2を変更することで、類似モデル構成で表現できる装置の正常性の検証を可能としており、類似装置および同一試験モデルに対して、試験の手順である試験シナリオを作成することなく、プレゼンテーション層2の変更のみで、試験プログラムを作成できる。すなわち、試験モデルが不変の場合、個々の装置に対応して試験シナリオを作成することなく試験を行うことができるため、試験シナリオのソフトウェア部品としての流用を可能としており、その結果、開発リードタイムの短縮を図ることができる。
【0017】
【実施例】上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の実施例について、図面を参照して以下に説明する。
【0018】図2は、本発明の一実施例の構成を示す図である。図2を参照すると、キーボード等の入力手段41と、プログラム制御により動作するデータ処理手段20と、情報を記憶する記憶手段43と、ディスプレイ装置や印刷装置などの出力手段42と、試験対象機能ブロックである伝送路終端装置14と、対向機能ブロックであり、試験用機能(送信機能17、受信確認機能16)を有する試験データ送受信装置15と、折返し装置11と、スイッチ機能ブロックであるフォワード(forward)スイッチ(SW)装置12と、バックワード(backward)スイッチ(SW)装置13と、を備えて構成されている。
【0019】データ処理手段20は、中央処理装置、プロセッサ、あるいはデータ処理装置(コンピュータ装置)よりなり、プログラム(ソフトウェア)構成として、OS(オペレーティングシステム)層1と、プレゼンテーション層2と、試験シナリオ層3と、を備えている。
【0020】試験シナリオ層3は、試験制御手段31(「試験手順手段」ともいう)と、結果判定手段32を含む試験プログラムよりなる。
【0021】プレゼンテーション層2は、マッピング手段21と、実装置のリソースを管理する実装置リリース管理手段22と、ジャーナル編集手段23と、仮想装置状態管理手段24と、実装置制御手段25と、を備えて構成されている。
【0022】データ処理手段20は、伝送路終端装置14と、試験データ送受信装置15と、折返し装置11と、フォワードSW装置12と、バックワードSW装置13と、バス50を介して、接続されている。
【0023】上記した装置、手段は、概略、つぎのように動作する。
【0024】試験データ送受信装置15は、データ処理手段20からの指示を受けて、送信機能17から、試験データを伝送路終端装置14に送信し、伝送路終端装置14から試験データはバックワードSW装置13を介して折り返し装置11に送信され、フォワードSW装置12、伝送路終端装置14を介して、試験データ送受信装置15で受信される。試験データ送受信装置15では、データ処理手段20からの確認指示により、受信確認機能16において、受信した試験データを確認し、確認結果を、データ処理手段20に返却する。
【0025】折返し装置11は、データ処理手段20からの指示で、該当パスを折り返す。
【0026】図2におけるフォワードSW装置12、バックワードSW装置13、伝送路終端装置14は、よく知られてものであり、その詳細な説明は省略する。
【0027】プレゼンテーション層3のマッピング手段21は、試験シナリオ層3からの仮想装置に対する指示・応答のインタフェースとして機能し、実装置の状態収集、仮想装置の状態の管理を行い、試験シナリオ層3からの指示により、実装置の制御を行い、その後、試験シナリオ層3に対して、実装置の状態等の応答を返す。
【0028】実装置制御手段25は、マッピング手段21からの指示により、個々の実装置を制御し、または実装置の状態をマッピング手段21に返す。仮想装置状態管理手段24は、仮想装置の状態の管理を行う。ジャーナル編集手段23は、実装置の障害情報等の応答をジャーナルとして編集し、試験シナリオ層3に返す。
【0029】試験シナリオ層3の試験制御手段31は、勧告などで一般化された機能及び一般的な機能や構成などをモデルとした仮想装置及び仮想装置構成に対する試験手順よりなる。
【0030】試験シナリオ層3の結果判定手段32では、試験結果を、試験制御手段31より与えられた正解値と随時照合し、正常、異常を判定する。データ処理手段20における、試験シナリオ層の各手段31、32、プレゼンテーション層2の各手段は、データ処理手段20を構成するコンピュータでプログラムを実行することで実現される。この場合、該プログラムを記録した記録媒体から該プログラムを読み出してデータ処理手段20のコンピュータの主記憶にロードして実行することで本発明を実施することができる。
【0031】図3は、本発明の一実施例のプレゼンテーション層2の動作を示すフロチャートである。図2及び図3を参照して、本発明の一実施例の動作について詳細に説明する。
【0032】プレゼンテーション層2は、試験シナリオ層3から所定のプリミティブを受けると、対象となる1つまたは複数の実装置のハント(資源、装置の占有)行う(ステップA1)。プレゼンテーション層2で実装置をハントすることにより。複数の試験シナリオの同時に実行可能としている。その際、実装置リソース管理手段22では、ハントした実装置の資源の管理(他から利用されないように排他制御する等の管理を含む)を行う。
【0033】プレゼンテーション層2は、その後、各実装置からの自律応答(実装置に対する要求に対する応答ではなく、実装置におけるアラーム発生やイベント発生情報を割り込み等を介して通知する応答を自律応答という)を収集し、仮想装置状態管理手段24において仮想装置の状態の更新を行う(ステップA2)。
【0034】そして、プレゼンテーション層2は、仮想装置への要求(リクエスト)の制御を行うために、実装置に対する一連の制御(「JOB」という)の実行を行う(ステップA3)。
【0035】プレゼンテーション層2は、上記JOBを実行した結果を、試験シナリオ層3への応答プリミティブとして、編集する(ステップA4)。
【0036】さらに、プレゼンテーション層2は、OS層1から、1つまたは複数のNG(不可)情報を、ジャーナルとして受取り、試験シナリオ層3へ渡す形式に編集する(ステップA5)。
【0037】プレゼンテーション層2は、ハントしていた実装置を開放し(ステップA6)、試験シナリオ層3へ応答を返す。
【0038】図4は、本発明の一実施例の試験シナリオ層3の試験制御手段31における手順を示したフローチャートである。図2に示した実施例の構成に対して、図5に示すような仮想装置及び仮想装置構成を設計し、それに対しての試験手順を、試験制御手段31で実施する。
【0039】図5を参照すると、この装置は、キーボード等の入力手段41と、プログラム制御により動作するデータ処理手段20と、情報を記憶する記憶手段43と、ディスプレイ装置や印刷装置などの出力手段42と、試験対象機能ブロックである伝送路終端装置104と、仮想装置として両端に、第1、第2の試験機能部101、102を具備し、第1の試験機能部101と伝送路終端装置104との間にスイッチ(SW)機能部103を有する構成を、モデル構成とする。
【0040】図4にフローチャートで示した試験制御手段31の手順を、図5の構成に即して説明する。
【0041】まず、仮想装置及び対向装置の初期設定を行う。第1の試験機能部101、伝送路終端装置104、スイッチ(SW)機能部103、第2の試験機能部102の初期設定が行われる(ステップB1〜B4)。この時、各々対応する実装置(図2の11、14、15、12、13)についても、一連の初期設定の制御を行う。
【0042】次に、SW機能部103のパス制御を行い、パスを接続する(ステップB5)。図2の実SW装置12、13のパス接続を制御する。
【0043】第2の試験機能部102の折り返し機能を用い、ループ状態にする(ステップB6)。実装置の折り返し機能(図2の折り返し装置11)をループ状態に制御する。
【0044】第1の試験機能部101の送信機能105を用い、試験信号を送信し(ステップB7)、最後に、受信確認機能104で試験信号が折り返ってくることを確認する(ステップB8)。この確認により、試験対象の装置の導通を確認することができる。
【0045】次に、本発明の他の実施例について説明する。図6は、本発明の他の実施例の構成を示す図である。図6を参照すると、キーボード等の入力手段41と、プログラム制御により動作するデータ処理手段20と、情報を記憶する記憶手段43と、ディスプレイ装置や印刷装置などの出力手段42と、試験対象機能ブロックである伝送路終端装置14と、対向機能ブロックであり、試験用機能を有する試験データ送受信装置15と、スイッチ機能ブロックであるフォワードSW(スイッチ)装置10と、を備えて構成されている。データ処理手段20の構成は、図2に示した前記実施例のものと同一である。
【0046】本実施例における、試験シナリオ層3の試験制御手段31での手順を、図5に示した仮想装置の構成に即して説明する。
【0047】仮想装置及び対向装置の初期設定を行う(ステップB1〜B4)。この時、各々対応する実装置(図6の14、15、10)の一連の初期設定の制御を行う。
【0048】次に、SW機能部103のパス制御を行いパス接続する(ステップB5)。図6の実SW装置10では、モデル構成に合わすため、何も行わない。
【0049】第2の試験機能部102の折り返し機能を用いループ状態にする(ステップB6)。図6の実SW装置10では、折り返るようにパス接続の制御をする。
【0050】第1の試験機能部101の送信機能105を用い、試験信号を送信し(ステップB7)、最後に受信機能で信号が折り返ってくることを確認する(ステップB8)。この確認により、試験対象装置の導通を確認することができる。
【0051】なお上記した実施例では、伝送装置の折り返し試験を例に説明したが、本発明は、この試験モデルにのみ限定されるものでなく、これ以外の各種試験、例えば装置のメモリの試験等任意の試験に対して適用できる。また、図面等に示した内容は、実施例を例示的に説明するためのものであり、本発明は、上記実施例の構成にのみ限定されるものでなく、特許請求の範囲の各請求項の発明の範囲内で、当業者がなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、下記記載の効果を奏する。
【0053】本発明の第1の効果は、試験シナリオ層とOS層の間に設けられたプレゼンテーション層によって実装置との対応をとる構成としており、プレゼンテーション層の変更をすることで、試験シナリオを流用することができ、試験シナリオをソフトウェア部品とすることができる、ということである。
【0054】本発明の第2の効果は、類似装置および同一試験モデルに対して、試験の手順である試験シナリオを作成することなく、プレゼンテーション層の変更のみで、試験プログラムを作成できるため、試験シナリオのソフト部品としての流用及び開発リードタイムの短縮を図ることができる、ということである。
【出願人】 【識別番号】000232254
【氏名又は名称】日本電気通信システム株式会社
【出願日】 平成12年10月30日(2000.10.30)
【代理人】 【識別番号】100080816
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 朝道
【公開番号】 特開2002−132594(P2002−132594A)
【公開日】 平成14年5月10日(2002.5.10)
【出願番号】 特願2000−330830(P2000−330830)