| 【発明の名称】 |
コンテンツへの情報埋込み方法および装置,コンテンツ復元方法および装置,ならびに情報取出し方法および装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】佐々木 實
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 原コンテンツに誤り訂正符号を付加することにより第1の符号化コンテンツを生成し,上記誤り訂正符号を用いて復号処理を行えば除去可能なデータ長のウォータマーク・データを上記第1の符号化コンテンツに埋込む埋込み演算を行うことにより,ウォータマーク埋込み符号化コンテンツを生成する,コンテンツへの情報埋込み方法。 【請求項2】 請求項1に記載の方法によって生成されたウォータマーク埋込み符号化コンテンツについて,それに付加された誤り訂正符号を用いて復号処理を行うことにより,原コンテンツを復元する,コンテンツ復元方法。 【請求項3】 請求項2に記載の方法により復元された原コンテンツに上記誤り訂正符号を付加することにより,第2の符号化コンテンツを生成し,上記第2の符号化コンテンツおよび上記ウォータマーク埋込み符号化コンテンツに上記埋込み演算の逆演算を施すことにより,上記ウォータマーク埋込み符号化コンテンツに埋込まれているウォータマーク・データを取出す,情報取出し方法。 【請求項4】 上記ウォータマーク・データを,上記第1の符号化コンテンツの複数の箇所に埋込む,請求項1に記載の情報埋込み方法。 【請求項5】 上記ウォータマーク・データを複数のデータセグメントに分割し,上記複数のデータセグメントを,上記第1の符号化コンテンツの複数の箇所に埋込む,請求項1に記載の情報埋込み方法。 【請求項6】 原コンテンツを処理単位長の複数のデータブロックに分割し,上記複数のデータブロックの少なくとも一つに誤り訂正符号を付加し,上記誤り訂正符号を用いて復号処理を行えば除去可能なデータ長のウォータマーク・データを誤り訂正符号が付加されたデータブロックに埋込むことにより,ウォータマーク埋込み符号化データブロックを生成し,生成されたウォータマーク埋込み符号化データブロックを含む複数のデータブロックを,元の順序に配列する,コンテンツへの情報埋込み方法。 【請求項7】 上記ウォータマーク・データを複数のデータセグメントに分割し,上記複数のデータセグメントを,誤り訂正符号が付加された複数のデータブロックに埋込む,請求項6に記載の情報埋込み方法。 【請求項8】 誤り訂正符号が付加されたすべてのデータブロックに,少なくとも一つのデータセグメントを埋込む,請求項7に記載の情報埋込み方法。 【請求項9】 原コンテンツに誤り訂正符号を付加することにより第1の符号化コンテンツを生成し,生成された第1の符号化コンテンツと,上記誤り訂正符号を用いて復号処理を行えば除去可能なデータ長のウォータマーク・データとの排他的論理和を算出し,算出された符号化列と上記第1の符号化コンテンツとの組合せを,ウォータマーク埋込み符号化コンテンツとする,コンテンツへの情報埋込み方法。 【請求項10】 請求項9に記載の方法により生成されたウォータマーク埋込み符号化コンテンツについて,それに付加された誤り訂正符号を用いて復号処理を行うことにより,原コンテンツを復元し,復元された原コンテンツに上記誤り訂正符号を付加することにより,第2の符号化コンテンツを生成し,上記第2の符号化コンテンツと上記ウォータマーク埋込み符号化コンテンツとの排他的論理和を算出することにより,上記ウォータマーク埋込み符号化コンテンツに埋込まれているウォータマーク・データを取出す,情報取出し方法。 【請求項11】 データ,プログラムまたは圧縮データに,誤り訂正符号を付加することにより符号化データ,符号化プログラムまたは符号化圧縮データを生成し,上記誤り訂正符号を用いて復号処理を行えば除去可能なデータ長のウォータマーク・データを生成した符号化データ,符号化プログラムまたは符号化圧縮データに埋込む埋込み演算を行うことにより,ウォータマーク埋込み符号化データ,ウォータマーク埋込み符号化プログラムまたはウォータマーク埋込み符号化圧縮データを生成する,情報埋込み方法。 【請求項12】 原コンテンツに誤り訂正符号を付加することにより符号化コンテンツを生成する符号化コンテンツ生成手段,および上記誤り訂正符号を用いて復号処理を行えば除去可能なデータ長のウォータマーク・データを生成された上記符号化コンテンツに埋込む埋込み演算を行うことにより,ウォータマーク埋込み符号化コンテンツを生成するウォータマーク埋込み符号化コンテンツ生成手段,を備えたコンテンツへの情報埋込み装置。 【請求項13】 原コンテンツに誤り訂正符号を付加することにより生成された符号化コンテンツに,上記誤り訂正符号を用いて復号処理を行えば除去可能なデータ長のウォータマーク・データを埋込む埋込み処理を行うことにより生成されたウォータマーク埋込み符号化コンテンツを入力する手段,および上記入力手段から入力されたウォータマーク埋込み符号化コンテンツについて,それに付加された誤り訂正符号を用いて復号処理を行うことにより,原コンテンツを復元する手段,を備えたコンテンツ復元装置。 【請求項14】 復元された原コンテンツを記憶装置に格納するセットアップ手段を備え,上記原コンテンツを復元する手段が上記セットアップ手段に含まれている,請求項13に記載のコンテンツ復元装置。 【請求項15】 原コンテンツに誤り訂正符号を付加することにより生成された第1の符号化コンテンツに,上記誤り訂正符号を用いて復号処理を行えば除去可能なデータ長のウォータマーク・データを埋込む埋込み演算を行うことにより生成されたウォータマーク埋込み符号化コンテンツを入力する手段,上記入力手段から入力されたウォータマーク埋込み符号化コンテンツについて,それに付加された誤り訂正符号を用いて復号処理を行うことにより,原コンテンツを復元する手段,上記復元手段によって復元された原コンテンツに上記誤り訂正符号を付加することにより,第2の符号化コンテンツを生成する符号化コンテンツ生成手段,および上記第2の符号化コンテンツおよび上記ウォータマーク埋込み符号化コンテンツに上記埋込み演算の逆演算を施すことにより,上記ウォータマーク埋込み符号化コンテンツに埋込まれているウォータマーク・データを取出す取出し手段,を備えた情報取出し装置。 【請求項16】 コンテンツ配信コンピュータにおいて,原コンテンツに誤り訂正符号を付加することにより符号化コンテンツを生成し,上記誤り訂正符号を用いて復号処理を行えば除去可能なデータ長のウォータマーク・データを生成した符号化コンテンツに埋込む埋込み演算を行うことにより,ウォータマーク埋込み符号化コンテンツを生成し,上記ウォータマーク埋込み符号化コンテンツを受信コンピュータに配信し,上記ウォータマーク埋込み符号化コンテンツを受信した受信コンピュータにおいて,上記ウォータマーク埋込み符号化コンテンツについて,それに付加された誤り訂正符号を用いて復号処理を行うことにより,原コンテンツを復元する,コンテンツ配信方法。 【請求項17】 コンテンツ配信コンピュータにおいて,上記ウォータマーク埋込み符号化コンテンツから原コンテンツを復元させ,復元された原コンテンツをクライアント・コンピュータにセットアップさせるように上記受信コンピュータを制御するためのプログラムを,上記受信コンピュータに配信する,請求項16に記載のコンテンツ配信方法。 【請求項18】 原コンテンツに誤り訂正符号を付加することにより符号化コンテンツを生成する符号化コンテンツ生成手段,上記誤り訂正符号を用いて復号処理を行えば除去可能なデータ長のウォータマーク・データを生成された上記符号化コンテンツに埋込む埋込み演算を行うことにより,ウォータマーク埋込み符号化コンテンツを生成するウォータマーク埋込み符号化コンテンツ生成手段,および受信コンピュータからのコンテンツ配信要求に応じて,上記ウォータマーク埋込み符号化コンテンツ生成手段によって生成されたウォータマーク埋込み符号化コンテンツを,上記受信コンピュータに配信する配信手段,を備えたコンテンツ配信コンピュータ。 【請求項19】 コンテンツ配信コンピュータから配信される,原コンテンツに誤り訂正符号を付加することにより生成された符号化コンテンツに上記誤り訂正符号を用いて復号処理を行えば除去可能なデータ長のウォータマーク・データを埋込む埋込み演算を行うことにより生成されたウォータマーク埋込み符号化コンテンツを,受信する受信手段,および受信したウォータマーク埋込み符号化コンテンツについて,それに付加された誤り訂正符号を用いて復号処理を行うことにより,原コンテンツを復元する手段,を備えた受信コンピュータ。 【請求項20】 復元された原コンテンツを記憶装置に格納するセットアップ手段を備え,上記原コンテンツを復元する手段が上記セットアップ手段に含まれている,請求項19に記載の受信コンピュータ。 【請求項21】 原コンテンツに誤り訂正符号を付加することにより符号化コンテンツを生成させ,上記誤り訂正符号を用いて復号処理を行えば除去可能なデータ長のウォータマーク・データを生成した上記符号化コンテンツに埋込む埋込み演算を行うことにより,ウォータマーク埋込み符号化コンテンツを生成させるようにコンピュータを制御するプログラム,を記録したコンピュータが読取り可能な記録媒体。 【請求項22】 原コンテンツに誤り訂正符号を付加することにより生成された第1の符号化コンテンツに,上記誤り訂正符号を用いて復号処理を行えば除去可能なデータ長のウォータマーク・データを埋込む埋込み演算を行うことにより生成されたウォータマーク埋込み符号化コンテンツについて,それに付加された誤り訂正符号を用いて復号処理を行うことにより,原コンテンツを復元させるようにコンピュータを制御する復号プログラム,を記録したコンピュータが読取り可能な記録媒体。 【請求項23】 請求項22に記載の復号プログラムを含み,復元された原コンテンツを記憶装置に格納するようにコンピュータを制御するセットアップ・プログラム,を記録したコンピュータが読取り可能な記録媒体。 【請求項24】 復元された原コンテンツに誤り訂正符号を付加することにより第2の符号化コンテンツを生成させ,上記第2の符号化コンテンツおよび上記ウォータマーク埋込み符号化コンテンツに上記埋込み演算の逆演算を施すことにより,上記ウォータマーク埋込み符号化コンテンツに埋込まれているウォータマーク・データを取出すようにコンピュータを制御する取出しプログラム,を記録した請求項22に記載の記録媒体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【技術分野】この発明は,コンテンツへの情報埋込み方法および装置,コンテンツ復元方法および装置,ならびに情報取出し方法および装置に関する。 【0002】 【従来技術とその問題点】コンテンツが自己の著作物や所有物であることを証明するために,コンテンツに著作権情報や所有権情報を電子透かしとして埋込む方法がある。この方法によれば,一般には,一見しただけではコンテンツのどの部分にどのような情報が埋込まれているか分からない。一方,他人が著作権者に無断で著作権情報等が埋込まれたコンテンツを不正利用した(たとえば,コンテンツを複製して再配布した)場合には,著作権情報等が埋込まれたコンテンツから著作権情報等を抽出すれば,再配布されたこと(そのコンテンツが自己の所有物であること)を証明することができる。結果的に,コンテンツの不正利用を抑制することができる。 【0003】著作権情報に代表される情報が電子透かしとして埋込まれる対象は,著作権情報等が埋込まれている状態であっても利用できるコンテンツ(たとえば,画像データ,音楽データ等)である。プログラムや圧縮データは埋込みの対象にはならない。プログラムや圧縮データに情報が埋込まれると,そのようなプログラムや圧縮データはもはやコンピュータにおいて実行できず,利用することができないからである。 【0004】 【発明の開示】この発明は,画像データや音楽データのみならず,プログラムや圧縮データをも情報埋込みの対象とすることができる情報埋込み方法および装置の提供を目的とする。 【0005】この発明はまた,上記情報埋込み方法および装置によって生成された情報が埋込まれたコンテンツから,元の(原)コンテンツを得るためのコンテンツ復元方法および装置の提供を目的とする。 【0006】この発明はさらに,上記情報埋込み方法および装置によって生成された情報が埋込まれたコンテンツから,そこに埋込まれている情報を取出すための方法および装置の提供を目的とする。 【0007】この発明はさらに,上記情報埋込み方法および装置によって情報が埋込まれたコンテンツを配信する方法を提供するものである。 【0008】この発明によるコンテンツへの情報埋込み方法は,原コンテンツに誤り訂正符号を付加することにより第1の符号化コンテンツを生成し,上記誤り訂正符号を用いて復号処理を行えば除去可能なデータ長のウォータマーク・データを上記第1の符号化コンテンツに埋込む埋込み演算を行うことにより,ウォータマーク埋込み符号化コンテンツを生成することを特徴とする。 【0009】この発明による情報埋込み装置は,原コンテンツに誤り訂正符号を付加することにより符号化コンテンツを生成する符号化コンテンツ生成手段,および上記誤り訂正符号を用いて復号処理を行えば除去可能なデータ長のウォータマーク・データを生成された上記符号化コンテンツに埋込む埋込み演算を行うことにより,ウォータマーク埋込み符号化コンテンツを生成するウォータマーク埋込み符号化コンテンツ生成手段を備えたものである。 【0010】コンテンツには,プログラム,テキスト・データ,静止画像データ,動画像データ,音楽(音)データ,これらの圧縮データ,これらの結合(合成)データ(マルチメディア・データ)によって表される種々の情報等が含まれる。コンテンツに対し,符号化処理(誤り訂正符号化処理)を施すことにより誤り訂正符号が付加されたものが符号化コンテンツである。符号化コンテンツは,一般にコンテンツに検査ビットを加えた形で生成される。 【0011】符号化コンテンツを対象に,ウォータマーク・データが埋込まれる。ウォータマーク・データは,代表的には文字を表すデータや画像を表すデータなどである。ウォータマーク・データによって表される文字,画像等によって,コンテンツの作成者,コンテンツの所有者,配布先のユーザの氏名,コンテンツの作成年月日等の種々の情報を表現することができる。符号化コンテンツにこのようなウォータマーク・データを埋込んだものが,ウォータマーク埋込み符号化コンテンツである。 【0012】この発明によると,ウォータマーク・データが埋込まれたコンテンツ(ウォータマーク埋込み符号化コンテンツ)には,あらかじめ誤り訂正符号が付加されているので,この誤り訂正符号を用いることによってウォータマーク埋込み符号化コンテンツからコンテンツを得ることができる。すなわち,符号化コンテンツに埋込まれるウォータマーク・データを誤りとして位置づけることができるので,誤り訂正符号を用いてこの誤りを訂正すれば(復号処理,誤り訂正復号処理),ウォータマーク埋込み符号化コンテンツから誤り(ウォータマーク・データ)を除去して,元のコンテンツ(原コンテンツ)を得ることができる。 【0013】一般的な電子透かし技術によれば,ウォータマーク・データが埋込まれたコンテンツが,ユーザによって利用される(たとえば,著作権情報が埋込まれた画像データが配布等されて,それがユーザによって利用される)。すなわち,実際にユーザに利用されるのはウォータマーク・データが埋込まれた状態のコンテンツである。他方,この発明によると,誤り訂正符号を用いてウォータマーク・データが埋込まれたコンテンツ(ウォータマーク埋込み符号化コンテンツ)を,原コンテンツに戻すことができるので,ユーザはコンテンツそのものを利用することができる。 【0014】たとえば,配布等されるウォータマーク埋込み符号化コンテンツが,画像データや音楽データ等に誤り訂正符号を付加し,そこにウォータマーク・データを埋込んだものである場合には,ウォータマーク埋込み符号化コンテンツをコンテンツに戻すことができるので,品質の劣化のない画像,音楽等をユーザに提供することができる。さらに,ウォータマーク埋込み符号化コンテンツが,ウォータマーク・データが埋込まれたプログラムや圧縮データ等であったとしても,ユーザはコンテンツそのもの(プログラム,圧縮データを伸張を施して得られるデータ)を利用することができる。このように,この発明によると,ウォータマーク・データの埋込みの対象となるコンテンツのデータ形式を問わず,すなわち,コンテンツのデータ形式が通常のデータ,プログラム,圧縮データのいずれであっても,コンテンツにウォータマーク・データを埋込むことができ,ユーザはコンテンツそのものを利用することができる。 【0015】コンテンツに誤り訂正符号を付加する方法と,ウォータマーク埋込み符号化コンテンツから原コンテンツを得るための復号方法とは対応する。すなわち,特定の誤り訂正符号化アルゴリズム(誤り訂正法)にしたがう(誤り訂正)符号化処理によって符号化コンテンツが生成され,この符号化コンテンツに埋込み演算が施される。原コンテンツを復元する場合には,その特定の誤り訂正符号化アルゴリズムに対応する誤り訂正復号アルゴリズムにしたがう(誤り訂正)復号処理が,ウォータマーク埋込み符号化コンテンツに施される。 【0016】ウォータマーク・データは,誤り訂正符号を用いて復号処理を行えば除去することができるデータ長を持つものである。用いられる誤り訂正符号(方法)の誤り訂正能力に応じて,ウォータマーク・データのデータ長(データ量,ビット数,ビット長)を決定すればよい。このようなウォータマーク・データが埋込まれたウォータマーク埋込み符号化コンテンツに対して,誤り訂正符号を用いた復号処理を施せば,ウォータマーク埋込み符号化コンテンツを原コンテンツに正しく戻すことができる。 【0017】ウォータマーク埋込み符号化コンテンツからウォータマーク・データを取出すこともできる。原コンテンツに誤り訂正符号を付加することにより生成された第1の符号化コンテンツに,上記誤り訂正符号を用いて復号処理を行えば除去可能なデータ長のウォータマーク・データを埋込む埋込み演算を行うことにより生成されたウォータマーク埋込み符号化コンテンツについて,それに付加された誤り訂正符号を用いて復号処理を行うことにより,原コンテンツを復元する。復元された原コンテンツに上記誤り訂正符号を付加することにより,第2の符号化コンテンツを生成する。そして,上記第2の符号化コンテンツおよび上記ウォータマーク埋込み符号化コンテンツに,上記埋込み演算の逆演算を施すことにより,上記ウォータマーク埋込み符号化コンテンツに埋込まれているウォータマーク・データを取出す。上述の第1の符号化コンテンツと第2の符号化コンテンツは同じものになる。 【0018】ウォータマーク・データを取出す場合には,ウォータマーク・データの埋込み演算(埋込み処理)に対応する演算(逆演算)が行われる。一実施態様として,原コンテンツに誤り訂正符号を付加することにより第1の符号化コンテンツを生成し,生成された第1の符号化コンテンツと,上記誤り訂正符号を用いて復号処理を行えば除去可能なデータ長のウォータマーク・データとの排他的論理和を算出しする。そして,算出された符号化列と上記符号化コンテンツとの組合せを,ウォータマーク埋込み符号化コンテンツとしたとする。この場合,ウォータマーク埋込み符号化コンテンツについて,それに付加された誤り訂正符号を用いて復号処理を行うことにより原コンテンツを復元し,復元された原コンテンツに上記誤り訂正符号を付加することにより第2の符号化コンテンツを生成する。そして,上記第2の符号化コンテンツと上記ウォータマーク埋込み符号化コンテンツとの排他的論理和を算出することにより,上記ウォータマーク埋込み符号化コンテンツに埋込まれているウォータマーク・データを取出す。この実施態様では,排他的論理和演算が,埋込み演算とその逆演算とになる。たとえば,ウォータマーク・データが,コンテンツの作成者に関するデータ(氏名等)であれば,たとえウォータマーク埋込み符号化コンテンツが第三者によって複製されて配布されたとしても,ウォータマーク埋込み符号化コンテンツからウォータマーク・データを取出すことによって,配布されたウォータマーク埋込み符号化コンテンツが自己(作成者)の所有物(著作物)であることを容易に証明することができる。 【0019】上記ウォータマーク・データは,上記第1の符号化コンテンツの複数の箇所に埋込むようにしてもよい。ウォータマーク埋込み符号化コンテンツの一部が欠落したとしても,ウォータマーク・データを完全に取出すことができる可能性が高くなる。上記ウォータマーク・データを複数のデータセグメントに分割し,分割された複数のデータセグメントを,上記第1の符号化コンテンツの複数の箇所に埋込むようにしてもよい。 【0020】コンテンツへの情報埋込みは,次のように行うこともできる。この発明によるコンテンツへの情報埋込み方法は,原コンテンツを処理単位長の複数のデータブロックに分割し,上記複数のデータブロックの少なくとも一つに誤り訂正符号を付加する。上記誤り訂正符号を用いて復号処理を行えば除去可能なデータ長のウォータマーク・データを,誤り訂正符号が付加されたデータブロックに埋込むことにより,ウォータマーク埋込み符号化データブロックを生成する。そして,生成されたウォータマーク埋込み符号化データブロックを含む複数のデータブロックを,元の順序に配列する(もっとも,分割された複数のデータブロックを順番に処理すれば,ウォータマーク埋込み符号化データブロックを含むデータブロックは,自然に元の順序に配列されることになる)。複数のデータブロックのデータ長(処理単位長)は,それぞれ同じ長さであってもよいし,異なる長さのものが含まれていてもよい。好ましくは,すべてのデータブロックに誤り訂正符号を付加しておく。 【0021】上記ウォータマーク・データを複数のデータセグメントに分割し,分割された複数のデータセグメントを誤り訂正符号が付加された複数のデータブロックに埋込んでもよい。複数のデータブロックのそれぞれに埋込まれたデータセグメント(ウォータマーク・データの一部)の組合せによって,一つのウォータ・マーク・データが構成される。ウォータマーク・データを,コンテンツの全体に散りばめて埋込むことができる。好ましくは,誤り訂正符号が付加されたすべてのデータブロックに,少なくとも一つのデータセグメントを埋込む。 【0022】コンテンツを分割したデータブロックにウォータマーク・データ(データセグメント)を埋込む場合にも,そのデータブロックにおける誤り訂正能力に応じて,そこに埋込まれるウォータマーク・データ(データセグメント)のデータ長が決定されるのはいうまでもない。 【0023】この発明はさらに,1のコンピュータから他のコンピュータに,ウォータマーク埋込み符号化コンテンツを配信する方法およびその方法に適するコンピュータを提供している。 【0024】この発明によるコンテンツ配信方法では,コンテンツ配信コンピュータにおいて,原コンテンツに誤り訂正符号を付加することにより符号化コンテンツを生成し,上記誤り訂正符号を用いて復号処理を行えば除去可能なデータ長のウォータマーク・データを生成した符号化コンテンツに埋込む埋込み処理を行うことにより,ウォータマーク埋込み符号化コンテンツを生成し,生成したウォータマーク埋込み符号化コンテンツを受信コンピュータに配信する。上記ウォータマーク埋込み符号化コンテンツを受信した受信コンピュータにおいて,上記ウォータマーク埋込み符号化コンテンツについて,それに付加された誤り訂正符号を用いて復号処理を行うことにより,原コンテンツを復元する。 【0025】上述の方法に適したコンテンツ配信コンピュータは,原コンテンツに誤り訂正符号を付加することにより符号化コンテンツを生成する符号化コンテンツ生成手段,上記誤り訂正符号を用いて復号処理を行えば除去可能なデータ長のウォータマーク・データを生成された上記符号化コンテンツに埋込む埋込み演算を行うことにより,ウォータマーク埋込み符号化コンテンツを生成するウォータマーク埋込み符号化コンテンツ生成手段,および受信コンピュータからのコンテンツ配信要求に応じて,上記ウォータマーク埋込み符号化コンテンツ生成手段によって生成されたウォータマーク埋込み符号化コンテンツを,上記受信コンピュータに配信する配信手段を備えたものである。 【0026】上述の方法に適した受信コンピュータは,コンテンツ配信コンピュータから配信される,原コンテンツに誤り訂正符号を付加することにより生成された符号化コンテンツに,上記誤り訂正符号を用いて復号処理を行えば除去可能なデータ長のウォータマーク・データを埋込む埋込み演算を行うことにより生成されたウォータマーク埋込み符号化コンテンツを,受信する受信手段,および受信したウォータマーク埋込み符号化コンテンツについて,それに付加された誤り訂正符号を用いて復号処理を行うことにより,原コンテンツを復元する手段を備えたものである。 【0027】好ましい実施態様では,上述のコンテンツ配信コンピュータおよび受信コンピュータはネットワークを介して相互に接続される。コンテンツ配信コンピュータと受信コンピュータとがクライアント/サーバ・システムを構成する場合には,コンテンツ配信コンピュータがサーバとして,受信コンピュータがクライアントとして,それぞれ位置づけられる。 【0028】コンテンツ配信コンピュータ(以下,単にサーバという)において,コンテンツに誤り訂正符号が付加されて,符号化コンテンツが生成される。この符号化コンテンツにウォータマーク・データが埋込まれる。受信コンピュータ(以下,単にクライアントという)はウォータマーク埋込み符号化コンテンツを受取る。クライアントにおけるウォータマーク埋込み符号化コンテンツの受取りは,サーバからダウンロードする態様であっても,サーバから放送型で送られたものを受取る態様であってもよい。ウォータマーク埋込み符号化コンテンツには誤り訂正符号が含まれているので,クライアントにおいて,誤り訂正符号に基づく復号処理をウォータマーク埋込み符号化コンテンツに施せば,ウォータマーク・データが取除かれたコンテンツを得ることができる。 【0029】クライアントのユーザが,クライアントにおいて得られるコンテンツそのものを,コピーして再配布できないようにしておくのが望ましい。たとえば,復号によって得られた原コンテンツをクライアントの記憶装置に実行可能に記憶する(セットアップする)ようなセットアップ・プログラム中に,ウォータマーク埋込み符号化コンテンツを復号させるプログラムを記述し,このようなセットアップ・プログラムをサーバからクライアントに配信する。クライアントにおいてセットアップ・プログラムが実行されることによって,ウォータマーク埋込み符号化コンテンツからコンテンツが得られるとともに,得られたコンテンツがクライアントにセットアップされる(記憶装置に格納される)。コンテンツそのものをクライアントから取出すことはできない状態で,クライアントの記憶装置に格納することができるので,ユーザによるコンテンツの再配布等が防止される。 【0030】セットアップ・プログラムに暗号化データを復号する処理や圧縮データを伸張する処理をクライアントに実行させるルーチンを含ませておいてもよい。ウォータマーク埋込み符号化コンテンツが暗号化されて配信された場合には,セットアップ・プログラムによって復号されて記憶装置に格納される。ウォータマーク埋込み符号化コンテンツが圧縮されて配信された場合には,セットアップ・プログラムによって伸張されて記憶装置に格納される。 【0031】この発明はさらに,上述の情報埋込み装置,復元装置および取出し装置を上述したように動作させるプログラムを記録した媒体も提供している。記録媒体には,磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク,半導体メモリ等が含まれる。 【0032】 【実施例の説明】(1) 埋込み装置図1〜図3は,コンテンツに所定のデータを埋込む装置(埋込み装置)のハードウエア構成を概略的に示すブロック図である。図1〜図3に示す埋込み装置は,いずれもコンテンツに誤り訂正符号を付加して符号化コンテンツを生成し,この生成された符号化コンテンツにウォータマーク・データを埋込む。符号化コンテンツに埋込まれるウォータマーク・データには,コンテンツの著作者の氏名やコンテンツの作成年度等を表すデータ(以下,著作権情報という),コンテンツの配布先のユーザの氏名等を表すデータ(以下,ユーザ情報)等,種々の情報を表すデータが含まれる。 【0033】ウォータマーク・データの埋込みの対象となるコンテンツには,音楽,画像,文章等の種々の情報が含まれる。またこれらの情報を表すデータのデータ形式としては,通常のデータ(そのまま利用可能なデータ)の他,伸張処理を行うことによって利用可能となる圧縮データ(MP3(MPEG-1 Audio Layer 3)データ,ATRAC(Adaptive Transform Acoustic Coding)データ,TwinVQ(Transform-domainweighted interleave Vector Quantization)データ,JPEG(Joint Photographic Experts Group)データ,GIF(Graphics Interchange Format)データ等)やプログラム(オペレーティング・システム,アプリケーション・プログラム,ユーティリティ・プログラム等)が含まれる。埋込み装置は,このような通常のデータ,圧縮データ,プログラム等であるコンテンツに,ウォータマーク・データを埋込む装置である。 【0034】図1に示す埋込み装置は,誤り訂正符号化回路1と埋込み回路2とを含む。誤り訂正符号化回路1に入力データ(コンテンツ)が入力する。誤り訂正符号化回路1は入力データ(コンテンツ)に誤り訂正符号を付加する(符号化処理,誤り訂正符号化処理)。誤り訂正符号化回路1から,誤り訂正符号が付加されたコンテンツ(これが,符号化コンテンツである)が出力される。誤り訂正符号化回路1から出力された符号化コンテンツが埋込み回路2に入力する。埋込み回路2にはさらにウォータマーク・データも入力する。埋込み回路2において,符号化コンテンツにウォータマーク・データが埋込まれる。埋込み回路2からウォータマーク・データが埋込まれた符号化コンテンツ(これを,「埋込み符号化コンテンツ」という)が出力される。 【0035】図2に示す埋込み装置は,CPU(中央演算処理回路)3と,入力装置7と,コンテンツが記憶された記憶装置5と,埋込みプログラムが記憶された記憶装置6と,作業領域等を提供するメモリ4とを含む。図4は記憶装置6に記憶された埋込みプログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 【0036】埋込みプログラムが起動されると,記憶装置5からコンテンツが読出され,メモリ4に一時的に格納される(ステップ21)。メモリ4に一時的に格納されたコンテンツに対して誤り訂正符号が付加される。符号化コンテンツが得られる(ステップ22)。 【0037】ウォータマーク・データがメモリ4に(たとえば,入力装置7から)与えられる(ステップ23)。メモリ4に格納されている符号化コンテンツにウォータマーク・データが埋込まれ,埋込み符号化コンテンツが生成される(ステップ24)。所定の終了処理(埋込み符号化コンテンツを記憶装置5に記憶する等)の後,埋込みプログラムの処理が終了する。 【0038】図3に示す埋込み装置は,コンピュータ・システム8と,送受信装置9と,ウォータマーク・データが記録されたFD(フロッピー(登録商標)・ディスク)10とを含む。コンピュータ・システム8は,CPU,記憶装置,入力装置,表示装置,FDドライブ,CD−ROMドライブ,入出力インターフェース等を含むシステム(パーソナル・コンピュータ,ワークステーション等)である。 【0039】コンピュータ・システム8の記憶装置(図示略)には,コンテンツおよび埋込みプログラムが記憶されている。埋込みプログラム(図4参照)が実行されることによって,コンピュータ・システム8が埋込み装置として機能する。コンピュータ・システム8の記憶装置に記憶されたコンテンツが符号化される。さらにこの符号化コンテンツにFD10に記録されているウォータマーク・データが埋込まれ,埋込み符号化コンテンツが生成される。生成された埋込み符号化コンテンツは,コンピュータ・システム8の記憶装置に記憶される。 【0040】コンピュータ・システム8は送受信装置9を介してインターネット等のネットワークに接続可能である。たとえば,ネットワークに接続された他のコンピュータ・システムから埋込み符号化コンテンツのダウンロード要求がコンピュータ・システム8に向けて送信され,送受信装置9によってそのダウンロード要求が受信される。すると,コンピュータ・システム8はダウンロード要求された埋込み符号化コンテンツを記憶装置から読出す。記憶装置から読出された埋込み符号化コンテンツは,送受信装置9を通してダウンロードを要求したコンピュータ・システムに向けて送信される。記憶装置にあらかじめ埋込み符号化コンテンツを記憶させておく必要は必ずしもない。ダウンロードが要求される度に埋込みプログラムを起動して,コンテンツから埋込み符号化コンテンツを生成してもよい。 【0041】(2) 復号装置図5は,上述の埋込み装置(図1〜図3)によって生成された埋込み符号化コンテンツを,元のコンテンツ(原コンテンツ)に戻す復号装置のハードウエア構成を概略的に示すブロック図である。 【0042】復号装置は復号回路11を含む。復号回路11は,入力データに含まれる誤りデータ(ノイズ)を検出し,かつその誤りデータを正しいデータに訂正する(入力データからノイズを取除く)(復号処理)回路である。誤りデータの検出およびその訂正は,入力データに含まれている誤り訂正符号にもとづく。 【0043】復号回路11に,埋込み装置によって生成された埋込み符号化コンテンツが入力する。 【0044】復号回路11に入力する入力データがコンテンツそのものである場合には,復号回路11はそのままコンテンツを出力する。しかしながら,復号回路11に入力する埋込み符号化コンテンツは,コンテンツに誤り訂正符号を付加して生成された符号化コンテンツにウォータマーク・データが埋込まれたものであるので,復号回路11はコンテンツに誤りデータ(ノイズ)が混入していると判断する。すなわち,復号回路11によって,埋込み符号化コンテンツに対して復号処理(誤り訂正処理,誤り訂正復号処理)が行われる。復号回路11による復号処理のアルゴリズムは,埋込み装置(図1〜図3)における符号化処理のアルゴリズムに対応する。 【0045】復号回路11によって,埋込み符号化コンテンツに含まれている誤りデータ(ノイズ)が検出され,誤り訂正符号にもとづいて誤りデータが訂正される(ノイズが取除かれる)。その結果,復号回路11の出力データは,誤りのないもとのコンテンツを表すものとなる(誤り訂正符号も除かれる)。復号回路11からコンテンツが出力される。 【0046】図2に示すハードウエア構成を,復号装置として適用することもできる。この場合には,記憶装置5には埋込み符号化コンテンツが記憶される。記憶装置6には復号プログラムが記憶される。復号プログラムの処理の流れを示すフローチャートを図6に示す。復号プログラムは,記憶装置5に記憶されている埋込み符号化コンテンツを読出し(ステップ31),メモリ4に一時的に格納する。メモリ4に一時的に格納された埋込み符号化コンテンツに復号処理が行われる(ステップ32)。埋込み符号化コンテンツに含まれている誤り訂正符号にもとづいて,埋込み符号化コンテンツに埋込まれているウォータマーク・データ(および誤り訂正符号)が,埋込み符号化コンテンツから取除かれる。コンテンツが得られる。コンテンツが記憶装置5に記憶される。 【0047】図3に示すハードウエア構成を,復号装置として適用することもできる。コンピュータ・システム8の記憶装置に埋込み符号化コンテンツおよび復号プログラムが記憶される。復号プログラムが実行されると,コンピュータ・システム8が復号装置として機能する。埋込み符号化コンテンツに含まれている誤り訂正符号にもとづいて,埋込み符号化コンテンツからウォータマーク・データ(および誤り訂正符号)が取除かれる。コンテンツが得られる。 【0048】(3) ウォータマーク・データ取出し装置図7は,上述の埋込み装置(図1〜図3)によって生成された埋込み符号化コンテンツから,その埋込み符号化コンテンツに埋込まれているウォータマーク・データを取出す(抽出する)ウォータマーク・データ取出し装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。 【0049】ウォータマーク・データ取出し装置は,ウォータマーク・データ取出し回路12を含む。ウォータマーク・データ取出し回路12には,入力データとして埋込み符号化コンテンツが入力する。ウォータマーク・データ取出し回路12は,入力した埋込み符号化コンテンツから,その埋込み符号化コンテンツに埋め込まれているウォータマーク・データを取出し(抽出し),取出したウォータマーク・データを出力する。 【0050】ウォータマーク・データ取出し装置(ウォータマーク・データ取出し回路12)では,埋込み装置による埋込み処理に対応する取出し処理が行われることによって,埋込み符号化コンテンツからウォータマーク・データが取出される。一般に,埋込み装置におけるウォータマーク・データの埋込み処理のための演算に対応する逆演算が,ウォータマーク・データ取出し装置(ウォータマーク・データ取出し回路12)において行われる。 【0051】図8は,ウォータマーク・データの埋込み処理の一例と,この埋込み処理に対応するウォータマーク・データの取出し処理とを概念的に示すものである。 【0052】埋込み装置によって行われる埋込み処理として,符号化コンテンツとウォータマーク・データとの排他的論理和を算出して,その結果を埋込み符号化コンテンツとする場合を例にする(図8の上段)。この場合,符号化コンテンツと埋込み符号化コンテンツとの排他的論理和を算出すれば,その結果はウォータマーク・データを表すものとなる(図8の下段)。ウォータマーク・データを取出すための排他的論理和演算が,ウォータマーク・データの埋込みのための演算の逆演算として位置づけられる。 【0053】図9は,図8の下段に示すウォータマーク・データの取出し処理を行うウォータマーク・データ取出し装置のハードウエア構成を示すブロック図である。図9に示すウォータマーク・データ取出し装置は,復号回路11,誤り訂正符号化回路1および排他的論理和演算回路13を含む。復号回路11は図5(復号装置)に示すものと同じであり,誤り訂正符号化回路1は図1(埋込み装置)に示すものと同じである。これらの回路11,1についての重複した詳細な説明を避ける。 【0054】埋込み符号化コンテンツ(入力データ)は復号回路11に入力するとともに,排他的論理和演算回路13に入力する。復号回路11において埋込み符号化コンテンツからウォータマーク・データが取除かれてコンテンツが生成される。復号回路11から出力されたコンテンツは誤り訂正符号化回路1に与えられる。誤り訂正符号化回路1によってコンテンツに誤り訂正符号が付加されて符号化コンテンツが生成される。誤り訂正符号化回路1から出力された符号化コンテンツも排他的論理和演算回路13に入力する。 【0055】排他的論理和演算回路13において,符号化コンテンツと埋込み符号化コンテンツとの排他的論理和が算出される。埋込み符号化コンテンツが符号化コンテンツとウォータマーク・データとの排他的論理和から得られたものであるから,排他的論理和演算回路13から出力される符号化コンテンツと埋込み符号化コンテンツとの排他的論理和はウォータマーク・データとなる(図8参照)。ウォータマーク・データの取出しが完了する。 【0056】図2に示すハードウエア構成を,図9に示すウォータマーク・データ取出し装置の処理を行う装置として適用することもできる。この場合,記憶装置5には埋込み符号化コンテンツが記憶される。記憶装置6にはウォータマーク・データ取出しプログラムが記憶される。ウォータマーク・データ取出しプログラムの処理の流れを示すフローチャートを図10に示す。ウォータマーク・データ取出しプログラムは,上述の復号プログラム(図6)および埋込みプログラム(図4)と同じ処理を含むので,図6および図4に示す処理と同じ処理には同一の符号を付し,重複した詳細な説明を避ける。 【0057】ウォータマーク・データ取出しプログラムは,記憶装置5に記憶されている埋込み符号化コンテンツを読出し(ステップ31),メモリ4に一時的に格納する。メモリ4において埋込み符号化コンテンツが複製される(ステップ51)。一方の埋込み符号化コンテンツに対して復号処理が行われる(ステップ32)。他方の埋込み符号化コンテンツはメモリ4に記憶されたままである。 【0058】復号処理によって埋込み符号化コンテンツから得られたコンテンツに誤り訂正符号が付加されて符号化コンテンツが生成される(ステップ22)。最後に,メモリ4に記憶されている埋込み符号化コンテンツ(他方の埋込み符号化コンテンツ)と,復号処理および符号化処理を経て生成された符号化コンテンツとの間で排他的論理和が算出される(ステップ52)。ウォータマーク・データが得られる。 【0059】(4) 応用例図11は,コンテンツ配信システムの全体構成を示すものである。コンテンツ配信システムは,コンテンツ提供者がユーザに,通信回線(有線通信回線,無線通信回線)等を介して種々のコンテンツを提供するシステムである。コンテンツ配信システムは,ネットワーク14を介して相互に接続されたサーバ・コンピュータ15と,複数のクライアント・コンピュータ16とから構成される。この実施例において,サーバ・コンピュータ15はコンテンツ提供者の管理下にあるものとする。クライアント・コンピュータ16はコンテンツ提供者が提供するコンテンツを利用するユーザの管理下にあるものとする。 【0060】サーバ・コンピュータ15およびクライアント・コンピュータ16は,プログラムやデータ等を記憶する記憶装置やプログラムやデータ等をネットワークを介して送受信する送受信装置,データ等を入力するための入力装置,データを表示するための表示装置等を含むコンピュータ・システム(パーソナル・コンピュータ,ワークステーション等)である。ネットワーク14は,これらのコンピュータ・システム間に設けられた公衆回線(インターネットなど)および専用回線のいずれをも含む。これらの回線において用いられる施設や装置(CATV施設,放送衛星,通信衛星等)もネットワーク14に含まれる。サーバ・コンピュータ15およびクライアント・コンピュータ16の記憶装置には,データ等の送受信に用いられる通信プログラムが記憶されている。ネットワーク14がインターネットである場合には,クライアント・コンピュータ16に備えられる通信プログラムとしてブラウザを用いることができる。 【0061】サーバ・コンピュータ15の記憶装置にはさらに,埋込み符号化コンテンツ・データベース17が記憶されている。埋込み符号化コンテンツ・データベース17には,コンテンツが符号化され,さらにこの符号化コンテンツにウォータマーク・データ(著作権情報,ユーザ情報等)が埋込まれた埋込み符号化コンテンツが記憶されている。埋込み符号化コンテンツは上述の埋込み装置によって生成されたものである。サーバ・コンピュータ15において埋込み符号化コンテンツを生成してもよいし(この場合,サーバ・コンピュータ15は埋込み装置(またはプログラム)を備えている),他のコンピュータにおいて生成された埋込み符号化コンテンツを,サーバ・コンピュータ15の記憶装置(埋込み符号化コンテンツ・データベース17)に記憶させてもよい。さらにサーバ・コンピュータ15はウォータマーク・データ取出し装置(またはプログラム)を備えている。 【0062】通信プログラム(ブラウザ等)を用いることによって,クライアント・コンピュータ16から,サーバ・コンピュータ15の記憶装置に記憶された埋込み符号化コンテンツ・データベース17にアクセス可能である。クライアント・コンピュータ16は,上述の復号装置(または復号プログラム)を含む。この復号装置は,サーバ・コンピュータ15に記憶されている埋込み符号化コンテンツの生成に適用される埋込み処理に対応する復号処理を行うものである。 【0063】サーバ・コンピュータ15からネットワーク14を介してクライアント・コンピュータ16にダウンロードされた埋込み符号化コンテンツは,クライアント・コンピュータ16において復号処理が行われることによってコンテンツに戻される。埋込み符号化コンテンツが,プログラムや圧縮データを符号化してウォータマーク・データを埋込んだものであっても,クライアント・コンピュータ16においてプログラムや圧縮データ(コンテンツ)そのものを得ることができる。サーバ・コンピュータ15から送信された埋込み符号化コンテンツが,クライアント・コンピュータ16において実行可能なコンテンツとされる。 【0064】図12は,上述の復号プログラムの処理(図6参照)を一部に含むセットアップ・プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。このセットアップ・プログラムは,埋込み装置によってウォータマーク・データが埋込まれたアプリケーション・プログラムやアプリケーション・データ等(埋込み符号化コンテンツ)とともに配布等されるプログラムである。セットアップ・プログラムは,埋込み符号化コンテンツに復号処理を行うことによって,埋込み符号化コンテンツからウォータマーク・データを取除いてコンテンツ(アプリケーション・プログラムおよびアプリケーション・データ)を生成し,得られたアプリケーション・プログラムおよびアプリケーション・データをコンピュータ・システムの記憶装置にセットアップする(アプリケーション・プログラムおよびアプリケーション・データをコンピュータ・システムの記憶装置に移し,メイン・ディレクトリにそのディレクトリ情報を記録する等)プログラムである。図12に示す処理において,復号プログラム(図6)の処理と同じ処理には同一の符号を付し,重複した詳細な説明を避ける。 【0065】セットアップ・プログラムおよび埋込み符号化コンテンツは,サーバ・コンピュータ15からネットワーク14および送受信回路を介してクライアント・コンピュータ16に送信される。もちろん,コンテンツ提供者によって配布されたセットアップ・プログラムと埋込み符号化コンテンツとを記録したCD−ROM等の可搬記録媒体を,クライアント・コンピュータのCD−ROM装置等に装填する態様であってもよい。 【0066】セットアップ・プログラムが起動されると,セットアップ・プログラムの処理が開始される。 【0067】埋込み符号化コンテンツがクライアント・コンピュータ16のメモリに読込まれる(ステップ31)。メモリに読み込まれた埋込み符号化コンテンツに対し,復号処理が行われる(ステップ32)。ウォータマーク・データが取除かれたアプリケーション・プログラムおよびアプリケーション・データ(コンテンツ)が得られる。得られたアプリケーション・プログラムおよびアプリケーション・データのコンピュータ・システムへのセットアップが開始される(ステップ41)。 【0068】セットアップ・プログラムの処理の一部として埋込み符号化コンテンツからコンテンツを生成する処理(復号処理)が行われる場合には,セットアップ・プログラムを実行するクライアント・コンピュータ16のユーザは,セットアップされたコンテンツをクライアント・コンピュータ16に実行させることによって利用することはできるものの,コンテンツのみを別途取出すことはできない。なぜなら,セットアップ・プログラムは,埋込み符号化コンテンツからウォータマーク・データを取除いてコンテンツを得る処理(復号処理)と,得られたコンテンツをコンピュータ・システムにセットアップ(インストール)する処理とを一体的に行うものであって,コンテンツがクライアント・コンピュータ16にセットアップされると,セットアップされたプログラムやデータはもはやもとの状態(セットアップ前の状態)に戻すことができないからである。クライアント・コンピュータ16にセットアップされたプログラムやデータは,セットアップに用いられたコンピュータ・システム(またはそのコンピュータ・システムとサーバ/クライアント・システムによって接続された他のコンピュータ・システム)のみにおいてしか利用できない。このように,セットアップ・プログラムの処理中に復号処理を含ませることによって,クライアント・コンピュータ16のユーザによるウォータマーク・データが取除かれたコンテンツの再配布等の不正を防止することができる。 【0069】埋込み符号化コンテンツがユーザによって再配布等されている場合には,再配布等されている埋込み符号化コンテンツを入手し,サーバ・コンピュータ2のウォータマーク・データ取出し装置を用いて,埋込み符号化コンテンツからウォータマーク・データを取り出せば,ウォータマーク・データが著作権情報(または所有権情報)である場合には,コンテンツ提供者は著作権を所有していること(またはコンテンツを所有していること)を主張することができる。ウォータマーク・データが配布先のクライアント・コンピュータ16のユーザのユーザ情報(氏名,識別番号等)である場合には再配布しているユーザを特定することができる。埋込み符号化コンテンツの不正利用を防止することができる。 【0070】上述の態様では,サーバ・コンピュータ15が埋込み装置とウォータマーク・データ取出し装置とを備えているが,それぞれ別々のコンピュータに備えるようにしてもよい。また,上述の態様では,すべてのクライアント・コンピュータ16(ユーザ)が復号装置(復号プログラム)を備えているが,コンテンツ提供者が埋込み符号化コンテンツの復号を許した特定のユーザのみに,復号装置(復号プログラム)を与えるようにしてもよい。 【0071】埋込み符号化コンテンツの配信を受け付ける装置は,コンピュータ・システム(クライアント・コンピュータ16)に限られるものでないのはいうまでもない。携帯電話機,電子手帳,携帯音楽再生機,ゲーム機,その他の電子機器に,上述のクライアント・コンピュータ16(復号装置)の処理機能を持たせるようにしてもよい。 【0072】埋込み装置(図1〜図3)による埋込み符号化コンテンツの作成(生成)の流れと,ウォータマーク・データ取出し装置(図7)によるウォータマーク・データの取出しの流れを,具体的に説明しておく。図13〜図16は埋込み符号化コンテンツの作成の流れを示すものである。ここでは98ビットのビット列によって構成されるデータ(またはプログラム)をコンテンツの一例として取り上げる。図13(a) では,分かりやすくするために,コンテンツを表す98ビットのビット列が7ビットずつ14のブロックに区切られて示されている(第1ブロック,第2ブロック・・・第14ブロック)。各ブロックの第1番目(最右端)のビットをビット0,第2番目のビットをビット1,第3番目のビットをビット2,第4番目のビット3,第5番目のビットをビット4,第6番目のビットをビット5,第7番目のビットをビット6と呼ぶ。 【0073】はじめに,誤り訂正符号がコンテンツに付加される(符号化)。ここでは,誤り訂正符号の付加(符号化)の例として,直交するパリティ(横パリティおよび縦パリティ)を用いる例を説明する。 【0074】図13(b) を参照して,7ビットずつ区切られた各ブロックの最下位ビットとして(すなわち第8番目のビット(ビット7)として),1ビットの横パリティ(1または0)が付加される。各ブロックに付加される横パリティは,各ブロックの第1番目のビット(ビット0)から第7番目のビット(ビット6)に含まれる「1」の数に依存する。ビット0からビット6までに含まれる「1」の数が偶数であるとき,そのブロックのビット7には「0」のパリティが付加される。「1」の数が奇数であるときには,そのブロックのビット7には「1」のパリティが付加される。たとえば,第1ブロックのビット0からビット6までには「1」が3つ(すなわち,奇数個)含まれている(「011 0100」)。第1ブロックの最下位ビット(ビット7)として「1」のパリティが付加される(「1 011 0100」)。 【0075】次に,第1ブロックと第2ブロック,第3ブロックと第4ブロック,第5ブロックと第6ブロック,第7ブロックと第8ブロック,第9ブロックと第10ブロック,第11ブロックと第12ブロック,第13ブロックと第14ブロックの対のそれぞれにおいて,対応する位置のビットごとに,排他的論理和が算出される。たとえば,横パリティが付加された第1ブロックのビット列(「1 011 0100」)と第2ブロックのビット列(「0 110 0011」)とにおいて,対応するビットごとの排他的論理和を算出すると,8ビットのビット列「1 101 0111」が生成される。排他的論理和によって算出された8ビットのそれぞれが,縦パリティとして用いられる。 【0076】排他的論理和によって生成された8ビットのビット列(縦パリティ列)が,そのビット列の生成に用いられた2つのブロックのうちの下位のブロックの後ろにそれぞれ挿入される。たとえば,第1ブロックと第2ブロックとによって生成された縦パリティ列「1 101 0111」は,第2ブロックの後ろに挿入される(「1 101 0111 0 110 0011 1 011 0100」)(図14)。2つのブロックと生成された縦パリティ列とから構成される24ビットのビット列(図14において枠で囲って示す)を,符号化ブロック(第1符号化ブロック,第2符号化ブロック・・・第7符号化ブロック)と呼ぶ。第1符号化ブロックから第7符号化ブロックまでの7つの符号化ブロックによって構成される168 ビットのビット列が,図13(a) に示すコンテンツに対応する符号化コンテンツである。 【0077】符号化コンテンツの生成を終えた後,この符号化コンテンツにウォータマーク・データを埋込む処理(埋込み符号化コンテンツの生成処理)に進む。ここでは,図15を参照して,上述の第1符号化ブロックから第7符号化ブロックまでの7つの符号化ブロックによって構成される符号化コンテンツに,アルファベットの「A」を表すデータ(ASCII コード「100 0001」)を埋込む例を説明する。 【0078】「A」を表す7ビット・データ(=100 0001)の第1番目(ビット0)のビット・データ(=1 )が第1符号化ブロックに,第2番目(ビット1)のビット・データ(=0 )が第2符号化ブロックにというように,「A」を表す7ビット・データ(=100 0001)のそれぞれが,7つの符号化ブロックのそれぞれに割振られる。割振られたビット・データと,そのビット・データのビット位置に対応する位置の各符号化ブロックにおけるビット・データとの排他的論理和が算出される。算出されたビット・データがもとの符号化ブロックのビット・データと置換えられる。 【0079】たとえば,「A」を表す7ビット・データ(=100 0001)の第1番目(ビット0)のビット・データ(=1 )と,第1符号化ブロックのビット0のビット・データ(=0 )との間で排他的論理和が算出される。「1」と「0」の排他的論理和は「1」である。第1符号化ブロックのビット0のビット・データが,「0」から「1」に書換えられる(図14および図16参照)。同じようにして,たとえば「A」を表す7ビット・データ(100 0001)の第4番目(ビット3)のビット・データ(=0 )と,第4符号化ブロックのビット3のビット・データ(=0 )との間で排他的論理和が算出される。「0」と「0」の排他的論理和は「0」である。第4符号化ブロックのビット3のビット・データは「0」のままである。 【0080】このようにして,最終的には図16に示すように,第1符号化ブロックの第1番目(ビット0)のビット・データが「0」から「1」に,第7符号化ブロックの第7番目(ビット6)のビット・データが「1」から「0」にそれぞれ書換えられる。ウォータマーク・データの埋込み処理を終えた後の第1符号化ブロックから第7符号化ブロックまでの7つの符号化ブロックによって構成される168 ビットのビット列が,図13(a) に示すコンテンツに対応する埋込み符号化コンテンツである。 【0081】図17および図18は,ウォータマーク・データの取出し処理の流れを具体的に示すものである。図16に示す埋込み符号化コンテンツから,ウォータマーク・データ(「A」)を取出す様子が示されている。 【0082】埋込み符号化コンテンツにおける第1符号化ブロック(第1ブロック(=1 011 0101)および第2ブロック(=0 110 0011),ならびに符号化コンテンツの生成処理において第1ブロック(=1 011 0100)および第2ブロック(=0 110 0011)にもとづいて算出された縦パリティ列(=1 101 0111))に着目する。埋込み符号化コンテンツにおける第1ブロック(=1 011 0101)および第2ブロック(=0110 0011 )のそれぞれの第1番目(ビット0)のビット・データ(「1」と「1」)の排他的論理和は「0」であるのにもかかわらず,縦パリティ列のビット0のビット・データは「1」を示している。第1ブロックのビット0のビット・データ(=1)または第2ブロックのビット0のビット・データ(=1)のいずれかに誤りがあることが分かる。 【0083】第1ブロック(=1 011 0101)および第2ブロック(=0 110 0011)のそれぞれの最下位ビット(横パリティ)に着目する。第1ブロックのビット0からビット6には4つ(偶数個)の「1」が含まれている。偶数個の「1」が含まれているときには,最下位ビット(横パリティ)は「0」であるべきにもかかわらず,第1ブロックの最下位ビットは「1」である。第1ブロックに誤りビットが含まれていることが検出される。 【0084】したがって,第1ブロックのビット0に誤りがあることが分かる。 【0085】同様にして,第2符号化ブロックから第7符号化ブロックのそれぞれについて,誤り検出処理が行われる。第7符号化ブロックに含まれる第13ブロック(=1001 1110)の第7番目(ビット6)のビットにも誤りがあることが検出される(図17の上段)。 【0086】誤りが検出されると,そのビット・データが訂正される。すなわち,第1ブロックのビット0のビットが「1」から「0」に訂正される。第13ブロックのビット6のビットが「0」から「1」に訂正される。符号化コンテンツが得られる(図17の中段)。 【0087】このような処理を経た第1〜第14ブロックから構成されるデータ列から,縦パリティ列および横パリティを取り除くと,もとのコンテンツ(図13(a) と同じ)を表すものになる(図17の下段,復号処理)。 【0088】埋込み処理では,符号化コンテンツとウォータマーク・データとの排他的論理和を算出し,この結果を利用することによって埋込み符号化コンテンツを得ている。したがって,符号化コンテンツと埋込み符号化コンテンツとの排他的論理和を算出すると(逆演算),ウォータマーク・データを取出す(抽出する)ことができる。 【0089】ウォータマーク・データ取出し装置において,埋込み装置における埋込み処理に対応するウォータマーク・データの取出し処理(逆演算)が実行される。符号化コンテンツにおいてウォータマーク・データが埋込まれているブロック(第1ブロック,第3ブロック,第5ブロック,第7ブロック,第9ブロック,第11ブロックおよび第13ブロック)と,埋込み符号化コンテンツの対応する各ブロックとの間で,対応するビットごとに,排他的論理和が算出される。56ビットのビット列が生成される。このビット列を8ビットづつ区切って作られる第1〜第7の7つの各ブロックにおいて,第1ブロックのビット0のビット,第2ブロックのビット1のビット,第3ブロックのビット2のビット,第4ブロックのビット3のビット,第5ブロックのビット4のビット,第6ブロックのビット5のビット,第7ブロックのビット6のビットを抽出し,順番に並べると,そのデータ列(=「1000001 」)はウォータマーク・データ(「A」)を表す。ウォータマーク・データの取出しが完了する(図18)。 【0090】誤り訂正符号には,この直交するパリティ符号の他にも,畳み込み符号,巡回符号,BCH 符号等の他の符号を用いることができる。また,ウォータマーク・データは,必ずしもコンテンツ(符号化コンテンツ)の全体にわたって埋込む必要はなく,その一部に(局所的に)埋込むようにしてもよい。また,ウォータマーク・データを複数の箇所に(重複して)埋込むようにしてもよい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】393009356 【氏名又は名称】株式会社パンプキンハウス
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| 【出願日】 |
平成12年10月25日(2000.10.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080322 【弁理士】 【氏名又は名称】牛久 健司
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| 【公開番号】 |
特開2002−132586(P2002−132586A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月10日(2002.5.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−324877(P2000−324877) |
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