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【発明の名称】 通信システム、端末装置、再生プログラムを記録した記録媒体、サーバ装置、およびサーバプログラムを記録した記録媒体
【発明者】 【氏名】佐藤 克彦

【氏名】沢田 裕司

【氏名】岩崎 圭介

【氏名】名古 和行

【要約】 【課題】装置IDに基づいて制御されるコンテンツデータを再生する装置において、装置の異常などによって装置IDが変更された場合に、装置IDを復旧することができる通信システムを提供する。

【解決手段】汎用コンピュータ1における再生手段は、コンテンツデータに含まれている装置IDと、再生しようとしている装置の装置IDとが一致している場合にのみ、該コンテンツデータの再生を行う。装置IDが変更されてしまった場合には、元の装置IDに変更する復旧プログラムを、復旧プログラム生成サーバ2からダウンロードし、装置IDの復旧を行う。
【特許請求の範囲】
【請求項1】コンテンツデータの再生を行う再生手段を備えた端末装置と、上記端末装置と通信ネットワークを介して接続されるとともに、上記端末装置の装置IDを変更させる装置ID変更プログラムを生成するプログラム生成手段を備えたサーバ装置とを備え、上記再生手段が、上記端末装置に対応する装置IDを設定するID設定手段を備えるとともに、上記コンテンツデータに含まれている装置IDと、該コンテンツデータを再生しようとしている装置に設定されている装置IDとが一致している場合にのみ、該コンテンツデータの再生を行い、かつ、上記サーバ装置から上記装置ID変更プログラムを受信した際に、該装置ID変更プログラムに基づいて装置IDの変更を行い、上記サーバ装置が、上記端末装置から装置IDの変更依頼を受けた際に、上記装置ID変更プログラムを該端末装置に送信することを特徴とする通信システム。
【請求項2】上記再生手段が、現在の装置IDと、復旧しようとしている装置IDとを上記サーバ装置に送信するとともに、上記サーバ装置が、受信した装置IDが正当なものであるかをチェックするIDチェック手段をさらに備え、上記IDチェック手段によって正当な装置IDと判断された場合に、上記プログラム生成手段が、受信した現在の装置IDから復旧しようとしている装置IDに変更する装置ID変更プログラムを作成し、該装置ID変更プログラムを該端末装置に送信することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
【請求項3】上記再生手段が、ユーザを識別するユーザ識別IDと、該ユーザ識別IDに対応する認証パスワードと、現在の装置IDと、復旧しようとしている装置IDとを上記サーバ装置に送信するとともに、上記サーバ装置が、受信した装置IDが正当なものであるかをチェックするIDチェック手段と、正式に登録されているユーザのユーザ識別IDおよび認証パスワードを記憶している顧客情報管理データベースと、受信したユーザ識別IDおよび認証パスワードが上記顧客情報管理データベースに記憶されているものと一致するかを判定するユーザ判定手段とをさらに備え、上記IDチェック手段によって正当な装置IDと判断され、かつ、上記ユーザ判定手段によって正式に登録されているユーザであると判断された場合に、上記プログラム生成手段が、受信した現在の装置IDから復旧しようとしている装置IDに変更する装置ID変更プログラムを作成し、該装置ID変更プログラムを該端末装置に送信することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
【請求項4】上記再生手段が、ユーザを識別するユーザ識別IDと、該ユーザ識別IDに対応する認証パスワードと、復旧しようとしている装置IDとを上記サーバ装置に送信するとともに、上記サーバ装置が、正式に登録されているユーザのユーザ識別IDおよび認証パスワードを記憶している顧客情報管理データベースと、受信したユーザ識別IDおよび認証パスワードが上記顧客情報管理データベースに記憶されているものと一致するかを判定するユーザ判定手段とをさらに備え、上記ユーザ判定手段によって正式に登録されているユーザであると判断された場合に、上記プログラム生成手段が、復旧しようとしている装置IDに装置IDを変更する装置ID変更プログラムを作成し、該装置ID変更プログラムを該端末装置に送信することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
【請求項5】上記再生手段が、ユーザを識別するユーザ識別IDと、該ユーザ識別IDに対応する認証パスワードと、現在の装置IDとを上記サーバ装置に送信するとともに、上記サーバ装置が、受信した装置IDが正当なものであるかをチェックするIDチェック手段と、正式に登録されているユーザのユーザ識別IDおよび認証パスワード、ならびに、該ユーザに設定されている装置IDを記憶している顧客情報管理データベースと、受信したユーザ識別IDおよび認証パスワードが上記顧客情報管理データベースに記憶されているものと一致するかを判定するユーザ判定手段とをさらに備え、上記IDチェック手段によって正当な装置IDと判断され、かつ、上記ユーザ判定手段によって正式に登録されているユーザであると判断された場合に、上記プログラム生成手段が、受信した現在の装置IDから、上記顧客情報管理データベースに記憶されている装置IDに変更する装置ID変更プログラムを作成し、該装置ID変更プログラムを該端末装置に送信することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
【請求項6】上記再生手段が、ユーザを識別するユーザ識別IDと、該ユーザ識別IDに対応する認証パスワードとを上記サーバ装置に送信するとともに、上記サーバ装置が、正式に登録されているユーザのユーザ識別IDおよび認証パスワード、ならびに、該ユーザに設定されている装置IDを記憶している顧客情報管理データベースと、受信したユーザ識別IDおよび認証パスワードが上記顧客情報管理データベースに記憶されているものと一致するかを判定するユーザ判定手段とをさらに備え、上記ユーザ判定手段によって正式に登録されているユーザであると判断された場合に、上記プログラム生成手段が、上記顧客情報管理データベースに記憶されている装置IDに装置IDを変更する装置ID変更プログラムを作成し、該装置ID変更プログラムを該端末装置に送信することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
【請求項7】上記サーバ装置が、装置ID検索手段をさらに備え、上記顧客情報管理データベースが、各ユーザの装置IDをさらに記憶しており、上記端末装置において、上記再生手段におけるID設定手段が新規に装置IDを設定した際に、新規に設定された新規装置IDをサーバ装置に向けて送信するとともに、上記サーバ装置において、装置ID検索手段によって、受信した新規装置IDと同じ装置IDが、上記顧客情報管理データベースに記憶されているかが判定され、記憶されていない場合に、受信した新規装置IDを該当ユーザの装置IDとして顧客情報管理データベースに登録することを特徴とする請求項3ないし6のいずれかに記載の通信システム。
【請求項8】上記サーバ装置が、装置ID発行手段をさらに備え、上記装置ID検索手段によって、受信した新規装置IDと同じ装置IDが上記顧客情報管理データベースに記憶されていると判定された場合に、上記装置ID発行手段によって、上記顧客情報管理データベースに記憶されていない装置IDが生成されるとともに、生成された装置IDに変更させる装置ID変更プログラムが該当端末装置に向けて送信されることを特徴とする請求項7記載の通信システム。
【請求項9】コンテンツデータの再生を行う再生手段を備えた端末装置であって、上記再生手段が、当該端末装置に対応する装置IDを設定するID設定手段と、上記装置IDを変更させる装置ID変更プログラムを生成するプログラム生成手段を備えたサーバ装置から、通信ネットワークを介して該装置ID変更プログラムを受信する通信手段とを備え、上記再生手段が、上記コンテンツデータに含まれている装置IDと、該コンテンツデータを再生しようとしている装置に設定されている装置IDとが一致している場合にのみ、該コンテンツデータの再生を行い、かつ、上記サーバ装置から上記装置ID変更プログラムを受信した際に、該装置ID変更プログラムに基づいて装置IDの変更を行うことを特徴とする端末装置。
【請求項10】請求項9に記載の端末装置が備える再生手段をコンピュータに実現させるための再生プログラムを記録した記録媒体。
【請求項11】コンテンツデータの再生を行う再生手段を備えた端末装置と通信ネットワークを介して接続されるとともに、上記端末装置の装置IDを変更させる装置ID変更プログラムを生成するプログラム生成手段と、上記端末装置との間でデータ通信を行う通信手段とを備えたサーバ装置であって、上記端末装置における上記再生手段が、上記端末装置に対応する装置IDを設定するとともに、上記コンテンツデータに含まれている装置IDと、該コンテンツデータを再生しようとしている装置に設定されている装置IDとが一致している場合にのみ、該コンテンツデータの再生を行い、かつ、上記サーバ装置から上記装置ID変更プログラムを受信した際に、該装置ID変更プログラムに基づいて装置IDの変更を行うものであり、上記通信手段が、上記端末装置から装置IDの変更依頼を受けた際に、上記装置ID変更プログラムを該端末装置に送信する処理を行うことを特徴とするサーバ装置。
【請求項12】請求項11に記載のサーバ装置が備える手段をコンピュータに実現させるためのサーバプログラムを記録した記録媒体。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置IDに基づいて制御されるコンテンツデータを再生する端末装置および該端末装置に通信ネットワークを通じて接続されるサーバ装置を備えた通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】昨今では、音楽、映像、書籍などのコンテンツがデジタルデータとして表現され、このようなコンテンツデータが、各種記録媒体やインターネットなどの通信回線などを通じて広く普及している。しかしながら、このようなコンテンツデータは、デジタルデータであるが故に、複製を行っても劣化が生じないので、不正コピーなどの著作権上の問題が生じている。
【0003】このようなコンテンツデータの不正な複製を防止する手段として、複製の禁止や許可を示すフラグをデータに含めることによって、コピー制限をする手法が知られている。しかしながら、この手法の場合、フラグを無視してコピーを行える装置であれば、不正コピーを行うことができてしまうという問題や、ユーザによる個人的なデータのバックアップを行うことも禁止されてしまうという問題を有している。
【0004】これに対して、例えば特開平11−272565号公報には、コンテンツデータを再生する装置固有のIDを用いて、コンテンツデータの再生を制御する技術が開示されている。これは、コンテンツデータに、再生可能な装置を特定する装置IDが書き込まれており、コンテンツデータを再生する装置側は、その装置IDを読み取り、装置自身の装置IDと一致した場合にのみ、該コンテンツデータの再生を行うように制御されるものである。
【0005】このような技術によれば、以下のように不正コピーの防止ができる。あるユーザが、例えばインターネット上のコンテンツ販売サーバからコンテンツデータを購入する際に、購入したいコンテンツ名とともに、自分の所有する装置の装置IDを該コンテンツ販売サーバに通知し、該コンテンツデータをダウンロードすることによって購入を行う。このようにして得たコンテンツデータには、装置IDが書き込まれているので、該コンテンツデータをコピーして友人などに譲渡したとしても、その友人の所有する装置では該コンテンツデータの再生は許可されないことになる。よって、このようなコンテンツデータを不正にコピーしたとしても、自分の所有する装置でしか再生することができないので、不正コピーを実質的に無効にすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の特開平11−272565号公報に記載されている技術を、汎用コンピュータ上で動作するソフトウェアで実現する場合を考える。この場合、他の装置と装置IDがだぶらないように、汎用コンピュータに固有の情報を利用して装置IDとすることになる。しかしながら、汎用コンピュータ内に各装置固有の情報が存在しない、もしくは、固有の情報を利用できない場合には、ソフトウェアのインストール時に、乱数を発生させてこれを装置IDとして設定する方法などが考えられる。
【0007】しかしながら、例えば汎用コンピュータを動作させるOS(Operating System)、あるいは、再生ソフトウェアの挙動がおかしくなった場合などには、OSあるいは再生ソフトウェアの再インストールを行う場合がある。このように、OSあるいは再生ソフトウェアの再インストールを行うと、装置IDが別のものに変わってしまうことになるので、以前に購入したコンテンツデータの再生を行うことができなくなるという問題が生じることになる。
【0008】本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、装置IDに基づいて制御されるコンテンツデータを再生する装置において、装置の異常などによって装置IDが変更された場合に、装置IDを復旧することができる通信システム、端末装置、再生プログラムを記録した記録媒体、サーバ装置、およびサーバプログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するために、本発明に係る通信システムは、コンテンツデータの再生を行う再生手段を備えた端末装置と、上記端末装置と通信ネットワークを介して接続されるとともに、上記端末装置の装置IDを変更させる装置ID変更プログラムを生成するプログラム生成手段を備えたサーバ装置とを備え、上記再生手段が、上記端末装置に対応する装置IDを設定するID設定手段を備えるとともに、上記コンテンツデータに含まれている装置IDと、該コンテンツデータを再生しようとしている装置に設定されている装置IDとが一致している場合にのみ、該コンテンツデータの再生を行い、かつ、上記サーバ装置から上記装置ID変更プログラムを受信した際に、該装置ID変更プログラムに基づいて装置IDの変更を行い、上記サーバ装置が、上記端末装置から装置IDの変更依頼を受けた際に、上記装置ID変更プログラムを該端末装置に送信することを特徴としている。
【0010】上記の構成によれば、端末装置には、装置IDを設定するID設定手段が設けられているとともに、コンテンツデータを再生する際には、例えば該コンテンツデータを購入する際に設定される装置IDと、再生しようとしている装置に設定されている装置IDとが一致している場合にのみ再生が許可されるようになっている。このような場合、例えば端末装置においてOSの再インストールなどを行った場合、装置IDが変更されることになり、以前の装置IDが設定されているコンテンツデータの再生ができなくなるという問題があった。これに対して、上記の構成によれば、端末装置側で、サーバ装置から装置ID変更プログラムを受信し、これを起動させれば、例えば以前の装置IDに設定しなおすことが可能となる。よって、端末装置側で装置IDを復旧させることが可能となり、以前に入手したコンテンツデータの再生を問題なく行うことが可能となる。
【0011】また、本発明に係る通信システムは、上記の構成において、上記再生手段が、現在の装置IDと、復旧しようとしている装置IDとを上記サーバ装置に送信するとともに、上記サーバ装置が、受信した装置IDが正当なものであるかをチェックするIDチェック手段をさらに備え、上記IDチェック手段によって正当な装置IDと判断された場合に、上記プログラム生成手段が、受信した現在の装置IDから復旧しようとしている装置IDに変更する装置ID変更プログラムを作成し、該装置ID変更プログラムを該端末装置に送信する構成としてもよい。
【0012】上記の構成によれば、まず、端末装置側において、再生手段によって、現在の装置IDと、復旧しようとしている装置IDとがサーバ装置に向けて送信される。そして、サーバ装置側では、IDチェック手段によって、受信した装置IDが正当なものであるかがチェックされ、その後、受信した現在の装置IDから復旧しようとしている装置IDに変更する装置ID変更プログラムが作成され、端末装置に向けて送信される。すなわち、IDチェック手段によって、受信した装置IDの正当性がチェックされた後に、装置ID変更プログラムの送信が行われるので、装置IDが不当に変更されるような事態を防止することが可能となる。よって、コンテンツデータの著作保護を的確に行うことができる。
【0013】また、本発明に係る通信システムは、上記の構成において、上記再生手段が、ユーザを識別するユーザ識別IDと、該ユーザ識別IDに対応する認証パスワードと、現在の装置IDと、復旧しようとしている装置IDとを上記サーバ装置に送信するとともに、上記サーバ装置が、受信した装置IDが正当なものであるかをチェックするIDチェック手段と、正式に登録されているユーザのユーザ識別IDおよび認証パスワードを記憶している顧客情報管理データベースと、受信したユーザ識別IDおよび認証パスワードが上記顧客情報管理データベースに記憶されているものと一致するかを判定するユーザ判定手段とをさらに備え、上記IDチェック手段によって正当な装置IDと判断され、かつ、上記ユーザ判定手段によって正式に登録されているユーザであると判断された場合に、上記プログラム生成手段が、受信した現在の装置IDから復旧しようとしている装置IDに変更する装置ID変更プログラムを作成し、該装置ID変更プログラムを該端末装置に送信する構成としてもよい。
【0014】上記の構成によれば、まず、端末装置側において、再生手段によって、ユーザ識別IDと、認証パスワードと、現在の装置IDと、復旧しようとしている装置IDとがサーバ装置に向けて送信される。そして、サーバ装置側では、IDチェック手段によって、受信した装置IDが正当なものであるかがチェックされ、かつ、ユーザ判定手段によって、顧客情報管理データベースを参照することによって正式登録ユーザであるかが判定され、その後、受信した現在の装置IDから復旧しようとしている装置IDに変更する装置ID変更プログラムが作成され、端末装置に向けて送信される。すなわち、IDチェック手段による、受信した装置IDの正当性のチェック、およびユーザ判定手段によるユーザの登録チェックが行われた後に、装置ID変更プログラムの送信が行われるので、正式な登録のある、正当なユーザに対してのみ装置IDの変更が許可されることになる。よって、装置IDが不当に変更されるような事態を確実に防止することが可能となるので、コンテンツデータの著作保護をより的確に行うことができる。
【0015】また、本発明に係る通信システムは、上記の構成において、上記再生手段が、ユーザを識別するユーザ識別IDと、該ユーザ識別IDに対応する認証パスワードと、復旧しようとしている装置IDとを上記サーバ装置に送信するとともに、上記サーバ装置が、正式に登録されているユーザのユーザ識別IDおよび認証パスワードを記憶している顧客情報管理データベースと、受信したユーザ識別IDおよび認証パスワードが上記顧客情報管理データベースに記憶されているものと一致するかを判定するユーザ判定手段とをさらに備え、上記ユーザ判定手段によって正式に登録されているユーザであると判断された場合に、上記プログラム生成手段が、復旧しようとしている装置IDに装置IDを変更する装置ID変更プログラムを作成し、該装置ID変更プログラムを該端末装置に送信する構成としてもよい。
【0016】上記の構成によれば、まず、端末装置側において、再生手段によって、ユーザ識別IDと、認証パスワードと、復旧しようとしている装置IDとがサーバ装置に向けて送信される。そして、サーバ装置側では、ユーザ判定手段によって、顧客情報管理データベースを参照することによって正式登録ユーザであるかが判定され、その後、復旧しようとしている装置IDに装置IDを変更する装置ID変更プログラムが作成され、端末装置に向けて送信される。すなわち、ユーザ判定手段によるユーザの登録チェックが行われた後に、装置ID変更プログラムの送信が行われるので、正式な登録のあるユーザに対してのみ装置IDの変更が許可されることになる。よって、装置IDが不当に変更されるような事態を確実に防止することが可能となるので、コンテンツデータの著作保護をより的確に行うことができる。
【0017】また、ユーザが正当であるか否かの判断は、ユーザ識別IDおよび認証パスワードによって行われるので、現在の装置IDを端末装置からサーバ装置に向けて送信する必要がなくなる。よって、端末装置からサーバ装置に送信するデータ量を小さくすることができる。
【0018】また、装置ID変更プログラムは、現在の装置IDに拘らず、復旧しようとしている装置IDに変更するものであるので、この復旧プログラムを端末装置において保存しておけば、再度OSや再生ソフトウェアをインストールしなおさなければならない状況が生じた場合に、保存しておいた装置ID変更プログラムによって装置IDの復旧を行うことができる。したがって、この場合には、再度サーバ装置から装置ID変更プログラムを送信してもらう必要がなくなる。
【0019】また、本発明に係る通信システムは、上記の構成において、上記再生手段が、ユーザを識別するユーザ識別IDと、該ユーザ識別IDに対応する認証パスワードと、現在の装置IDとを上記サーバ装置に送信するとともに、上記サーバ装置が、受信した装置IDが正当なものであるかをチェックするIDチェック手段と、正式に登録されているユーザのユーザ識別IDおよび認証パスワード、ならびに、該ユーザに設定されている装置IDを記憶している顧客情報管理データベースと、受信したユーザ識別IDおよび認証パスワードが上記顧客情報管理データベースに記憶されているものと一致するかを判定するユーザ判定手段とをさらに備え、上記IDチェック手段によって正当な装置IDと判断され、かつ、上記ユーザ判定手段によって正式に登録されているユーザであると判断された場合に、上記プログラム生成手段が、受信した現在の装置IDから、上記顧客情報管理データベースに記憶されている装置IDに変更する装置ID変更プログラムを作成し、該装置ID変更プログラムを該端末装置に送信する構成としてもよい。
【0020】上記の構成によれば、まず、端末装置側において、再生手段によって、ユーザ識別IDと、認証パスワードと、現在の装置IDとがサーバ装置に向けて送信される。そして、サーバ装置側では、IDチェック手段によって、受信した装置IDが正当なものであるかがチェックされ、かつ、ユーザ判定手段によって、顧客情報管理データベースを参照することによって正式登録ユーザであるかが判定される。その後、受信した現在の装置IDから、顧客情報管理データベースに記憶されている装置IDに変更する装置ID変更プログラムが作成され、端末装置に向けて送信される。すなわち、IDチェック手段による、受信した装置IDの正当性のチェック、およびユーザ判定手段によるユーザの登録チェックが行われた後に、装置ID変更プログラムの送信が行われるので、正式な登録のある、正当なユーザに対してのみ装置IDの変更が許可されることになる。よって、装置IDが不当に変更されるような事態を確実に防止することが可能となるので、コンテンツデータの著作保護をより的確に行うことができる。
【0021】また、装置ID変更プログラムによって変更される装置IDは、顧客情報管理データベースに記憶されている装置IDであるので、復旧したい装置IDを端末装置からサーバ装置に向けて送信する必要がなくなる。よって、端末装置からサーバ装置に送信するデータ量を小さくすることができる。また、端末装置側では、変更先の装置IDの入力を行う必要がなくなるので、端末装置のユーザの手間を削減することができる。
【0022】また、本発明に係る通信システムは、上記の構成において、上記再生手段が、ユーザを識別するユーザ識別IDと、該ユーザ識別IDに対応する認証パスワードとを上記サーバ装置に送信するとともに、上記サーバ装置が、正式に登録されているユーザのユーザ識別IDおよび認証パスワード、ならびに、該ユーザに設定されている装置IDを記憶している顧客情報管理データベースと、受信したユーザ識別IDおよび認証パスワードが上記顧客情報管理データベースに記憶されているものと一致するかを判定するユーザ判定手段とをさらに備え、上記ユーザ判定手段によって正式に登録されているユーザであると判断された場合に、上記プログラム生成手段が、上記顧客情報管理データベースに記憶されている装置IDに装置IDを変更する装置ID変更プログラムを作成し、該装置ID変更プログラムを該端末装置に送信する構成としてもよい。
【0023】上記の構成によれば、まず、端末装置側において、再生手段によって、ユーザ識別IDと、認証パスワードとがサーバ装置に向けて送信される。そして、サーバ装置側では、ユーザ判定手段によって、顧客情報管理データベースを参照することによって正式登録ユーザであるかが判定され、その後、顧客情報管理データベースに記憶されている装置IDに装置IDを変更する装置ID変更プログラムが作成され、端末装置に向けて送信される。すなわち、ユーザ判定手段によるユーザの登録チェックが行われた後に、装置ID変更プログラムの送信が行われるので、正式な登録のあるユーザに対してのみ装置IDの変更が許可されることになる。したがって、装置IDが不当に変更されるような事態を確実に防止することが可能となるので、コンテンツデータの著作保護をより的確に行うことができる。
【0024】また、ユーザが正当であるか否かの判断は、ユーザ識別IDおよび認証パスワードによって行われるので、現在の装置IDを端末装置からサーバ装置に向けて送信する必要がなくなる。よって、端末装置からサーバ装置に送信するデータ量を小さくすることができる。
【0025】さらに、装置ID変更プログラムによって変更される装置IDは、顧客情報管理データベースに記憶されている装置IDであるので、復旧したい装置IDを端末装置からサーバ装置に向けて送信する必要がなくなる。よって、端末装置からサーバ装置に送信するデータ量を小さくすることができる。また、端末装置側では、変更先の装置IDの入力を行う必要がなくなるので、端末装置のユーザの手間を削減することができる。
【0026】また、装置ID変更プログラムは、現在の装置IDに拘らず、顧客情報管理データベースに記憶されている装置IDに変更するものであるので、この復旧プログラムを端末装置において保存しておけば、再度OSや再生ソフトウェアをインストールしなおさなければならない状況が生じた場合に、保存しておいた装置ID変更プログラムによって装置IDの復旧を行うことができる。したがって、この場合には、再度サーバ装置から装置ID変更プログラムを送信してもらう必要がなくなる。
【0027】また、本発明に係る通信システムは、上記の構成において、上記サーバ装置が、装置ID検索手段をさらに備え、上記顧客情報管理データベースが、各ユーザの装置IDをさらに記憶しており、上記端末装置において、上記再生手段におけるID設定手段が新規に装置IDを設定した際に、新規に設定された新規装置IDをサーバ装置に向けて送信するとともに、上記サーバ装置において、装置ID検索手段によって、受信した新規装置IDと同じ装置IDが、上記顧客情報管理データベースに記憶されているかが判定され、記憶されていない場合に、受信した新規装置IDを該当ユーザの装置IDとして顧客情報管理データベースに登録する構成としてもよい。
【0028】上記の構成によれば、端末装置において、新規に装置IDを設定した際に、この新規装置IDがサーバ装置に送信され、サーバ装置において、該新規装置IDが顧客情報管理データベースに登録されているユーザの装置IDと一致していないかが装置ID検索手段によって判定され、同じ装置IDがない場合に、該当ユーザの装置IDとして顧客情報管理データベースに登録されることになる。すなわち、端末装置側において、再生手段が、例えば乱数によって装置IDを設定するような場合、他のユーザの装置IDと同じ装置IDが設定される可能性が僅かな確率ではあるが存在するが、上記のような構成によれば、サーバ装置における顧客情報管理データベース内に、複数の同一の装置IDが存在することがないようにすることができる。よって、顧客情報管理データベースにおける装置IDの管理をより正確に行うことが可能となる。
【0029】また、本発明に係る通信システムは、上記の構成において、上記サーバ装置が、装置ID発行手段をさらに備え、上記装置ID検索手段によって、受信した新規装置IDと同じ装置IDが上記顧客情報管理データベースに記憶されていると判定された場合に、上記装置ID発行手段によって、上記顧客情報管理データベースに記憶されていない装置IDが生成されるとともに、生成された装置IDに変更させる装置ID変更プログラムが該当端末装置に向けて送信される構成としてもよい。
【0030】上記の構成によれば、サーバ装置において、受信した新規装置IDと同じ装置IDが上記顧客情報管理データベースに記憶されていると判定された場合に、装置ID発行手段によって未登録の装置IDが生成され、この装置IDに変更する装置ID変更プログラムが端末装置に送信されることになる。よって、端末装置側において、他のユーザの装置IDと同じ装置IDを設定してしまった場合でも、サーバ装置から、未登録の装置IDに変更する装置ID変更プログラムを受信し、装置IDを変更することが可能となる。したがって、端末装置側の装置IDを、他のユーザの装置IDと同じでない、的確な装置IDに設定することが可能となり、サーバ装置側においても、顧客情報管理データベースにおける装置IDの管理をより正確に行うことが可能となる。
【0031】また、本発明に係る端末装置は、コンテンツデータの再生を行う再生手段を備えた端末装置であって、上記再生手段が、当該端末装置に対応する装置IDを設定するID設定手段と、上記装置IDを変更させる装置ID変更プログラムを生成するプログラム生成手段を備えたサーバ装置から、通信ネットワークを介して該装置ID変更プログラムを受信する通信手段とを備え、上記再生手段が、上記コンテンツデータに含まれている装置IDと、該コンテンツデータを再生しようとしている装置に設定されている装置IDとが一致している場合にのみ、該コンテンツデータの再生を行い、かつ、上記サーバ装置から上記装置ID変更プログラムを受信した際に、該装置ID変更プログラムに基づいて装置IDの変更を行うことを特徴としている。
【0032】上記の構成によれば、端末装置には、装置IDを設定するID設定手段が設けられているとともに、コンテンツデータを再生する際には、例えば該コンテンツデータを購入する際に設定される装置IDと、再生しようとしている装置に設定されている装置IDとが一致している場合にのみ再生が許可されるようになっている。このような場合、例えば端末装置においてOSの再インストールなどを行った場合、装置IDが変更されることになり、以前の装置IDが設定されているコンテンツデータの再生ができなくなるという問題があった。これに対して、上記の構成によれば、端末装置側で、サーバ装置から装置ID変更プログラムを受信し、これを起動させれば、例えば以前の装置IDに設定しなおすことが可能となる。よって、端末装置側で装置IDを復旧させることが可能となり、以前に入手したコンテンツデータの再生を問題なく行うことが可能となる。
【0033】また、本発明に係る再生プログラムを記録した記録媒体は、上記の端末装置が備える再生手段をコンピュータに実現させるための再生プログラムを記録した記録媒体であることを特徴としている。
【0034】上記の構成によれば、上記記録媒体から読みだされた再生プログラムをコンピュータで動作させることによって、上記端末装置を実現することができる。
【0035】また、本発明に係るサーバ装置は、コンテンツデータの再生を行う再生手段を備えた端末装置と通信ネットワークを介して接続されるとともに、上記端末装置の装置IDを変更させる装置ID変更プログラムを生成するプログラム生成手段と、上記端末装置との間でデータ通信を行う通信手段とを備えたサーバ装置であって、上記端末装置における上記再生手段が、上記端末装置に対応する装置IDを設定するとともに、上記コンテンツデータに含まれている装置IDと、該コンテンツデータを再生しようとしている装置に設定されている装置IDとが一致している場合にのみ、該コンテンツデータの再生を行い、かつ、上記サーバ装置から上記装置ID変更プログラムを受信した際に、該装置ID変更プログラムに基づいて装置IDの変更を行うものであり、上記通信手段が、上記端末装置から装置IDの変更依頼を受けた際に、上記装置ID変更プログラムを該端末装置に送信する処理を行うことを特徴としている。
【0036】上記の構成によれば、端末装置における再生手段は、装置IDを設定するとともに、コンテンツデータを再生する際には、例えば該コンテンツデータを購入する際に設定される装置IDと、再生しようとしている装置に設定されている装置IDとが一致している場合にのみ再生が許可されるようになっている。このような場合、例えば端末装置においてOSの再インストールなどを行った場合、装置IDが変更されることになり、以前の装置IDが設定されているコンテンツデータの再生ができなくなるという問題があった。これに対して、上記の構成によれば、サーバ装置が、装置ID変更プログラムを端末装置に向けて送信するので、端末装置側で受信した装置ID変更プログラムを起動させれば、例えば以前の装置IDに設定しなおすことが可能となる。よって、端末装置側で装置IDを復旧させることが可能となり、以前に入手したコンテンツデータの再生を問題なく行うことが可能となる。
【0037】また、本発明に係るサーバプログラムを記録した記録媒体は、上記のサーバ装置が備える手段をコンピュータに実現させるためのサーバプログラムを記録した記録媒体であることを特徴としている。
【0038】上記の構成によれば、上記記録媒体から読みだされたサーバプログラムをコンピュータで動作させることによって、上記サーバ装置を実現することが可能となる。
【0039】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の実施の一形態について図面に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0040】図1は、本実施形態に係る通信システムの概略構成を示すブロック図である。この通信システムは、汎用コンピュータ(端末装置)1および復旧プログラム生成サーバ(サーバ装置)2とを備えた構成となっている。汎用コンピュータ1および復旧プログラム生成サーバ2とは、例えばインターネットなどの通信回線を介して接続されており、相互にデータの送受信を行うことが可能となっている。なお、図1では、汎用コンピュータ1は1つだけ示されているが、複数の汎用コンピュータが復旧プログラム生成サーバ2に接続されていてもよい。また、復旧プログラム生成サーバ2の方が複数設けられているシステムでも構わない。
【0041】汎用コンピュータ1は、PC(Personal Computer) などの一般的なコンピュータによって構成されるものである。すなわち、該汎用コンピュータ1は、図示はしないが、中枢処理装置としてのCPU(Central Processing Unit) 、主記憶装置としてのRAM(Random Access Memory)、BIOS(Basic Input/Output System) などのプログラムを記憶するためのROM(Read Only Memory)、各種プログラムやデータを記憶するためのハードディスク、入力手段としてのキーボードやマウス、外部のコンピュータと通信回線を介してデータ通信を行うためのモデムやTA(Terminal Adapter)などの通信装置、などを備えたコンピュータ、および表示手段としてのディスプレイなどから構成されるものである。
【0042】図1に示すように、上記汎用コンピュータ1は、再生手段3を備えている。再生手段3は、該再生手段3が備える以下に示す各手段とともに、汎用コンピュータ1上で動作する電子書籍再生プログラムによって実現されるものである。電子書籍再生プログラムは、デジタルデータに変換された小説、マンガ、新聞、雑誌などの電子書籍データを、ユーザが閲覧できるような形でディスプレイ上に表示するプログラムである。このような電子書籍再生プログラムは、汎用コンピュータ1が備える記録媒体、例えばハードディスクにインストールされている。また、電子書籍再生プログラムをインストールをする際には、該プログラムを記録した記録媒体を汎用コンピュータ1で読み取ることによってインストールしたり、該プログラムを圧縮したデータを通信回線からダウンロードすることによってインストールしたりすることになる。
【0043】この電子書籍再生プログラムによって再生させるデジタルデータをユーザが入手する際には、該デジタルデータの中に、該ユーザが使用している汎用コンピュータ1の装置IDが組み込まれた状態となっている。すなわち、購入されたデジタルデータは、該データ内に設定されている装置IDと同じ装置IDを有する装置、つまり購入時に使用装置として設定した装置でなければ、再生ができないか、あるいは再生が制限されることになっている。
【0044】なお、本実施形態では、再生手段3として、電子書籍再生プログラムによって実現される例を挙げるが、他のデジタルデータ、例えば音楽データや映像データなどを再生するプログラムであっても構わない。
【0045】上記再生手段3は、ID生成手段(ID設定手段)5、ID入力手段6、および通信手段4を備えている。ID生成手段5は、電子書籍再生プログラムが汎用コンピュータ1内にインストールされた時点で、乱数を発生させることによって装置IDを生成する手段である。この装置IDは、決められた条件を満たす文字列とすることで、不正に装置IDを作成できないようにしてある。例えば、装置IDの文字数を15文字と固定し、上位14桁は、汎用コンピュータの固有の情報などを基に乱数によって生成され、最下位の文字は、上位14桁からの演算で算出される値とする、というような条件を設定しておく。
【0046】ID入力手段6は、後述する装置IDの復旧処理において、復旧したい装置IDを入力する手段である。このID入力手段6に対して入力する手段としては、上記のキーボードからの入力や、FD(Floppy(登録商標) Disc) などの記録媒体に記録されているデータによる入力などが挙げられる。
【0047】通信手段4は、装置IDの復旧処理に際して、通信回線を介して復旧プログラム生成サーバ2との間でデータの送受信を行うものである。具体的には、通信手段4によって復旧プログラム生成サーバ2に対して送信されるデータは、図2に示すように、ID生成手段5によって生成された現在の装置IDと、ID入力手段6において入力された復旧したい装置IDとからなっている。この通信手段4と復旧プログラム生成サーバ2との間のデータ通信は、セキュリティを考慮すれば、データの暗号化を行って通信してもよい。
【0048】なお、本実施形態では、通信手段4によって通信回線を介して復旧プログラム生成サーバ2との間でデータの送受信を行っているが、外部の記憶装置を用いて、FDなどの記録媒体を介してデータの授受を行ってもよい。
【0049】復旧プログラム生成サーバ2は、インターネットなどの通信ネットワーク上で、サーバ装置として機能するコンピュータによって構成されるものである。例えば、この復旧プログラム生成サーバ2がPCによって構成される場合には、図示はしないが、中枢処理装置としてのCPU、主記憶装置としてのRAM、BIOSなどのプログラムを記憶するためのROM、各種プログラムやデータを記憶するためのハードディスク、メンテナンス時などに入力手段として使用されるキーボードやマウス、などを備えたコンピュータ、および、外部のコンピュータと通信回線を介してデータ通信を行うためのルータなどの通信装置や表示手段としてのディスプレイなどから構成されるものである。
【0050】この復旧プログラム生成サーバ2は、図1に示すように、復旧プログラム生成手段(プログラム生成手段)7、IDチェック手段8、および通信手段9を備えている。これらの各手段は、復旧プログラム生成サーバ2にインストールされている各種プログラムによって実現されることになる。これらの各種プログラムは、復旧プログラム生成サーバ2が備える記録媒体、例えばハードディスクにインストールされている。また、上記の各種プログラムをインストールをする際には、該プログラムを記録した記録媒体を復旧プログラム生成サーバ2で読み取ることによってインストールしたり、該プログラムを圧縮したデータを通信回線からダウンロードすることによってインストールしたりすることになる。
【0051】通信手段9は、装置IDの復旧処理に際して、通信回線を介して汎用コンピュータ1との間でデータの送受信を行う手段である。IDチェック手段8は、通信手段9によって汎用コンピュータ1から送信された装置IDの情報が、装置ID生成における決められた条件を満たしているかどうかをチェックする手段である。復旧プログラム生成手段7は、通信手段9によって汎用コンピュータ1から送信された復旧したい装置IDを、汎用コンピュータ1における再生手段3によって現在の装置IDとして設定することが可能となる復旧プログラム(装置ID変更プログラム)を生成する手段である。
【0052】ここで、上記復旧プログラムによって、再生手段3が装置IDの設定を変更する処理の流れについて、図3に示すフローチャートに基づいて説明する。まず、汎用コンピュータ1における再生手段3において、現在設定されている装置ID(現ID)が取得される(ステップ1、以降、S1のように略称する)。そして、復旧プログラム生成サーバ2から受信した復旧プログラムにおいて設定されている現IDと、S1において取得された現IDとが一致するか否かが判断される(S2)。
【0053】S2においてYES、すなわち、復旧プログラムにおいて設定されている現IDと、S1において取得された現IDとが一致すると判断された場合には、復旧プログラムにおいて設定されている復旧したい装置ID(旧ID)に、現在の装置IDを変更する処理が行われる(S3)。一方、S2においてNO、すなわち、復旧プログラムにおいて設定されている現IDと、S1において取得された現IDとが一致しないと判断された場合には、不正な装置に装置IDを設定しようとしていると判断され、装置IDの復旧処理が行われずに処理が終了する(S4)。
【0054】次に、図1に示す通信システムにおいて、汎用コンピュータ1での装置IDの更新を行う際の処理の流れを、図4に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。なお、図4に示すフローチャートにおいて、S11〜S13、およびS18〜S19までの処理は、汎用コンピュータ1側での処理を示しており、S14〜S17までの処理は、復旧プログラム生成サーバ2側での処理を示している。
【0055】まず、何らかの理由によって、電子書籍再生プログラムがインストールされている汎用コンピュータ1の動作に異常が発生し、汎用コンピュータ1のOS、あるいは電子書籍再生プログラムを再インストールした場合、あるいは、汎用コンピュータ1を買い換えた場合を想定する。この場合、改めて電子書籍再生プログラムを汎用コンピュータ1にインストールすることになる。そして、このインストールの最中、あるいは電子書籍再生プログラムを最初に起動した際に、ID生成手段5によって新たに装置IDの生成が行われ(S11)、現在の装置ID(現ID)として設定される。
【0056】次に、ID入力手段6によって、予めメモなどに記録しておいた、あるいはFDなどに保存しておいた、OSの再インストール前までの装置ID(旧ID)の入力が行われる(S12)。そして、通信手段4によって、復旧プログラム生成サーバ2に対して、図2に示したデータ、すなわち、旧IDと現IDとが送信される(S13)。ここで、復旧プログラム生成サーバ2が、コンテンツデータの販売も行うサーバである場合には、コンテンツデータの購入時に使用される課金用IDおよびそのパスワードも、通信手段4から復旧プログラム生成サーバ2に対して送信されることになる。
【0057】復旧プログラム生成サーバ2側では、S13において汎用コンピュータ1から送信されたデータが、通信手段9によって受信される(S14)。そして、受信したデータの中から旧IDを取り出し、IDチェック手段8によってその旧IDが正当なIDかどうかがチェックされる(S15)。正当なIDであると判断されれば(S15においてYES)、復旧プログラム生成手段7によって、現在の装置ID(現ID)を復旧したい装置ID(旧ID)に変更する復旧プログラムが生成される(S16)。一方、S15において、正当なIDではないと判断された場合には、処理が中断され、IDが不正である旨が汎用コンピュータ1側に通知される。S16において復旧プログラムが生成されると、該復旧プログラムが通信手段9によって汎用コンピュータ1に向けて送信される(S17)。
【0058】汎用コンピュータ1側では、S17において復旧プログラム生成サーバ2から送信された復旧プログラムが、通信手段4によって受信される(S18)。そして、S19において、この復旧プログラムが起動され、上記で図3を参照しながら説明した処理に従って、装置IDの更新が行われる。
【0059】以上のように、本実施形態に係る通信システムでは、汎用コンピュータ1には、装置IDを設定するID生成手段5が設けられているとともに、コンテンツデータを再生する際には、例えば該コンテンツデータを購入する際に設定される装置IDと、再生しようとしている装置に設定されている装置IDとが一致している場合にのみ再生が許可されるようになっている。このような場合、例えば汎用コンピュータ1においてOSの再インストールなどを行った場合、装置IDが変更されることになり、以前の装置IDが設定されているコンテンツデータの再生ができなくなるという問題があった。これに対して、上記通信システムでは、汎用コンピュータ1側で、復旧プログラム生成サーバ2から復旧プログラムを受信し、これを起動させれば、例えば以前の装置IDに設定しなおすことが可能となる。よって、汎用コンピュータ1側で装置IDを復旧させることが可能となり、以前に入手したコンテンツデータの再生を問題なく行うことが可能となる。
【0060】また、汎用コンピュータ1側において、再生手段3によって、現在の装置IDと、復旧しようとしている装置IDとが復旧プログラム生成サーバ2に向けて送信される。そして、復旧プログラム生成サーバ2側では、IDチェック手段8によって、受信した装置IDが正当なものであるかがチェックされ、その後、受信した現在の装置IDから復旧しようとしている装置IDに変更する復旧プログラムが作成され、汎用コンピュータ1に向けて送信される。すなわち、IDチェック手段8によって、受信した装置IDの正当性がチェックされた後に、復旧プログラムの送信が行われるので、不当な装置IDに変更されることがなくなる。よって、コンテンツデータの著作保護を的確に行うことができる。
【0061】〔実施の形態2〕本発明の実施の他の形態について図面に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、前記した実施の形態1で説明した構成と同様の機能を有する構成には、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0062】図5は、本実施形態に係る通信システムの概略構成を示すブロック図である。本実施形態の通信システムは、図1に示す構成と比較して、復旧プログラム生成サーバ2の構成が異なっている。すなわち、汎用コンピュータ1については、実施の形態1において説明した構成と同様であるので、その説明を省略する。
【0063】なお、本実施形態では、汎用コンピュータ1において、通信手段4から復旧プログラム生成サーバ2に送信されるデータの内容が、実施の形態1と異なっている。本実施形態では、通信手段4によって復旧プログラム生成サーバ2に対して送信されるデータは、図6に示すように、復旧プログラム生成サーバ2において正式に登録されている各ユーザに与えられたユーザ識別IDと、このユーザ識別IDに対応する認証パスワードと、ID生成手段5によって生成された現在の装置IDと、ID入力手段6において入力された復旧したい装置IDとからなっている。この通信手段4と復旧プログラム生成サーバ2との間のデータ通信は、上記と同様に、セキュリティを考慮すれば、データの暗号化を行って通信してもよい。
【0064】また、本実施形態では、通信手段4によって通信回線を介して復旧プログラム生成サーバ2との間でデータの送受信を行っているが、上記と同様に、外部の記憶装置を用いて、FDなどの記録媒体を介してデータの授受を行ってもよい。
【0065】復旧プログラムサーバ2は、実施の形態1において説明した構成と同様に、インターネットなどの通信ネットワーク上で、サーバ装置として機能するコンピュータによって構成されるものである。図5に示すように、この復旧プログラムサーバ2は、復旧プログラム生成手段7、IDチェック手段8、通信手段9、ユーザ判定手段10、および顧客情報管理データベース11を備えた構成となっている。復旧プログラム生成手段7、IDチェック手段8、および通信手段9は、実施の形態1において説明した構成と同様であるので、その説明を省略する。
【0066】ユーザ判定手段10は、汎用コンピュータ1から、通信手段9において受信したユーザ識別IDおよび認証パスワードが正式に登録されているものであるかを、顧客情報管理データベース11を参照することによって判定する手段である。顧客情報管理データベース11は、復旧プログラム生成サーバ2において正式に登録されているユーザのユーザ識別ID、認証パスワード、装置IDの情報を記憶しているデータベースである。この顧客情報管理データベース11は、復旧プログラム生成サーバ2が備えるハードディスクなどの記憶手段によって記憶されている。顧客情報管理データベース11に記憶されている情報の一例を図7に示す。
【0067】次に、図5に示す通信システムにおいて、汎用コンピュータ1での装置IDの更新を行う際の処理の流れを、図8に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。なお、図8に示すフローチャートにおいて、S21〜S23、およびS29〜S30までの処理は、汎用コンピュータ1側での処理を示しており、S24〜S28までの処理は、復旧プログラム生成サーバ2側での処理を示している。
【0068】まず、S21からS22までの処理は、電子書籍再生プログラムの再インストール、新たな装置ID(現ID)の設定、復旧したい装置ID(旧ID)の入力などが行われる処理である。すなわち、これらの処理は、実施の形態1において図4を参照しながら説明したS11からS12までの処理と同様の処理となっているので、ここではその詳細な説明を省略する。
【0069】その後、通信手段4によって、復旧プログラム生成サーバ2に対して、図6に示したデータ、すなわち、ユーザ識別ID、認証パスワード、復旧したい装置ID(旧ID)、および現在の装置ID(現ID)が送信される(S23)。
【0070】復旧プログラム生成サーバ2側では、S23において汎用コンピュータ1から送信されたデータが、通信手段9によって受信される(S24)。そして、受信したデータの中からユーザ識別IDおよび認証パスワードを取り出し、ユーザ判定手段10において、顧客情報管理データベースを参照することにより、正当なユーザであるか否かが判定される(S25)。ここで、正当なユーザでないと判定された場合には、処理が中断され、ユーザ認証が正常に完了しなかった旨が汎用コンピュータ1側に通知される。
【0071】S25において正当なユーザであると判定されると、受信したデータの中から旧IDが取り出され、IDチェック手段8によってその旧IDが正当なIDかどうかがチェックされる(S26)。正当なIDであると判断されれば(S26においてYES)、復旧プログラム生成手段7によって、現在の装置ID(現ID)を復旧したい装置ID(旧ID)に変更する復旧プログラムが生成される(S27)。一方、S26において、正当なIDではないと判断された場合には、処理が中断され、IDが不正である旨が汎用コンピュータ1側に通知される。S27において復旧プログラムが生成されると、該復旧プログラムが通信手段9によって汎用コンピュータ1に向けて送信される(S28)。
【0072】汎用コンピュータ1側では、S28において復旧プログラム生成サーバ2から送信された復旧プログラムが、通信手段4によって受信される(S29)。そして、S30において、この復旧プログラムが起動され、実施の形態1において図3を参照しながら説明した処理に従って、装置IDの更新が行われる。
【0073】以上のように、本実施形態に係る通信システムでは、まず、汎用コンピュータ1側において、再生手段3によって、ユーザ識別IDと、認証パスワードと、現在の装置IDと、復旧しようとしている装置IDとが復旧プログラム生成サーバ2に向けて送信される。そして、復旧プログラム生成サーバ2側では、IDチェック手段8によって、受信した装置IDが正当なものであるかがチェックされ、かつ、ユーザ判定手段10によって、顧客情報管理データベース11を参照することによって正式登録ユーザであるかが判定され、その後、受信した現在の装置IDから復旧しようとしている装置IDに変更する復旧プログラムが作成され、汎用コンピュータ1に向けて送信される。すなわち、IDチェック手段8による、受信した装置IDの正当性のチェック、およびユーザ判定手段10によるユーザの登録チェックが行われた後に、復旧プログラムの送信が行われるので、正式な登録のある、正当なユーザに対してのみ装置IDの変更が許可されることになる。よって、装置IDが不当に変更されるような事態を確実に防止することが可能となるので、コンテンツデータの著作保護をより的確に行うことができる。
【0074】〔実施の形態3〕本発明の実施のさらに他の形態について図面に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、前記した各実施の形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0075】前記した実施の形態1および2では、復旧プログラム生成サーバ2から汎用コンピュータ1に送信される復旧プログラムは、現在の装置IDを復旧したい装置IDに変更するプログラムとなっている。すなわち、汎用コンピュータ1から現在の装置IDと復旧したい装置IDとの両方を送信し、復旧プログラム生成サーバ2側では、現在の装置IDから復旧したい装置IDに変更する復旧プログラムが生成されることになる。これに対して、本実施形態では、上記復旧プログラムを、現在の装置IDは何になっているかを問わずに、復旧したい装置IDに変更するプログラムとする。
【0076】すなわち、本実施形態では、実施の形態1および2におけるシステムと比較すると、まず、汎用コンピュータ1から復旧プログラム生成サーバ2に送信されるデータのうち、現在の装置IDの送信が省略されていることになる。つまり、実施の形態1との比較で言えば、汎用コンピュータ1から復旧プログラム生成サーバ2に送信されるデータは、復旧したい装置IDのみとなる。また、実施の形態2との比較で言えば、汎用コンピュータ1から復旧プログラム生成サーバ2に送信されるデータは、図9に示すように、ユーザ識別ID、認証パスワード、および復旧したい装置IDとなる。
【0077】また、復旧プログラム生成サーバ2における復旧プログラム生成手段7は、受信した復旧したい装置IDに基づいて、装置IDを復旧したい装置IDに変更する復旧プログラムを生成することになる。そして、汎用コンピュータ1側では、この復旧プログラムを受信すると、図3に示すフローチャートにおいて、現IDと復旧プログラムにおいて設定されている現IDとが一致するか否かの処理(S2)が行われずに、直接旧IDの復旧処理(S3)が行われることになる。
【0078】その他の処理の流れについては、実施の形態1および2と同様の処理が行われるので、ここではその説明を省略する。
【0079】以上のように、本実施形態に係る通信システムでは、まず、汎用コンピュータ1側において、再生手段3によって、ユーザ識別IDと、認証パスワードと、復旧しようとしている装置IDとが復旧プログラム生成サーバ2に向けて送信される。そして、復旧プログラム生成サーバ2側では、ユーザ判定手段10によって、顧客情報管理データベース11を参照することによって正式登録ユーザであるかが判定され、その後、現在の装置IDに拘らず、復旧しようとしている装置IDに変更する復旧プログラムが作成され、汎用コンピュータ1に向けて送信される。すなわち、ユーザ判定手段10によるユーザの登録チェックが行われた後に、復旧プログラムの送信が行われるので、正式な登録のあるユーザに対してのみ装置IDの変更が許可されることになる。よって、装置IDが不当に変更されるような事態を確実に防止することが可能となるので、コンテンツデータの著作保護をより的確に行うことができる。
【0080】また、ユーザが正当であるか否かの判断は、ユーザ識別IDおよび認証パスワードによって行われるので、現在の装置IDを汎用コンピュータ1から復旧プログラム生成サーバ2に向けて送信する必要がなくなる。よって、汎用コンピュータ1から復旧プログラム生成サーバ2に送信するデータ量を小さくすることができる。
【0081】また、復旧プログラムは、現在の装置IDに拘らず、復旧しようとしている装置IDに変更するものであるので、この復旧プログラムを汎用コンピュータ1において保存しておけば、再度OSや再生ソフトウェアをインストールしなおさなければならない状況が生じた場合に、保存しておいた復旧プログラムによって装置IDの復旧を行うことができる。したがって、この場合には、再度復旧プログラム生成サーバ2から復旧プログラムを送信してもらう必要がなくなる。
【0082】〔実施の形態4〕本発明の実施のさらに他の形態について図面に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、前記した各実施の形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0083】図10は、本実施形態に係る通信システムの概略構成を示すブロック図である。本実施形態の通信システムは、実施の形態2において図5に示す構成と比較して、復旧プログラム生成サーバ2の構成が異なっている。すなわち、汎用コンピュータ1については、実施の形態1および2において説明した構成と同様であるので、その説明を省略する。
【0084】実施の形態2においては、顧客情報管理データベース11には、ユーザ識別IDと装置IDとの組が管理されているが、他のユーザが同じ装置IDを登録しているか否かをチェックするようなシステムはない。そこで、本実施形態では、新規に装置IDを生成した時点で、該装置IDを顧客情報管理データベース11に登録する処理を行う構成が追加されている。
【0085】復旧プログラムサーバ2は、実施の形態1および2において説明した構成と同様に、インターネットなどの通信ネットワーク上で、サーバ装置として機能するコンピュータによって構成されるものである。図10に示すように、この復旧プログラムサーバ2は、復旧プログラム生成手段7、IDチェック手段8、通信手段9、ユーザ判定手段10、顧客情報管理データベース11、装置ID発行手段12、および装置ID検索手段13を備えた構成となっている。復旧プログラム生成手段7、IDチェック手段8、通信手段9、ユーザ判定手段10、および顧客情報管理データベース11は、実施の形態1および2において説明した構成と同様であるので、その説明を省略する。
【0086】装置ID検索手段13は、顧客情報管理データベース11に登録されている装置IDを調べ、一致するものがあるか否かを検索する手段である。また、装置ID発行手段12は、顧客情報管理データベース11に登録されていない正規の装置IDを生成する手段である。
【0087】次に、図10に示す通信システムにおいて、装置IDの初期登録を行う際の処理の流れを、図11に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。なお、図11に示すフローチャートにおいて、S41〜S42、およびS49〜S52までの処理は、汎用コンピュータ1側での処理を示しており、S43〜S48までの処理は、復旧プログラム生成サーバ2側での処理を示している。
【0088】まず、汎用コンピュータ1において、電子書籍再生プログラムが新たにインストールされ、これに伴って、装置IDが新規に生成される(S41)。そして、この新規に作成された装置IDが、通信手段4によって復旧プログラム生成サーバ2に向けて送信される(S42)。
【0089】復旧プログラム生成サーバ2側では、S42において汎用コンピュータ1から送信された新規な装置IDが通信手段9において受信される(S43)。そして、装置ID検索手段13によって、顧客情報管理データベース11に既に登録されている装置IDの中に、受信した装置IDと同じものがあるか否かが検索される(S44)。
【0090】既に登録済の装置IDである場合(S44においてYES)には、装置ID発行手段12によって、顧客情報管理データベース11に登録されていない装置IDが生成される(S45)。さらに、復旧プログラム生成手段7によって、受信した装置IDを、S45において装置ID発行手段12によって生成された装置IDに変換する復旧プログラムが生成される(S46)。
【0091】S44においてNO、すなわち、受信した装置IDが、顧客情報管理データベース11に既に登録されているものとは異なる場合、または、S46の処理が完了した後に、該当ユーザのユーザ識別IDおよび認証パスワードが発行され、決定した装置IDとともに顧客情報管理データベース11に登録される(S47)。ここで、認証パスワードは、復旧プログラム生成サーバ2側で発行しても、汎用コンピュータ1側で、ユーザの任意のパスワードを登録できるようになっていてもよい。
【0092】その後、図12に示すように、S44において装置IDが登録済であると判断された場合には、ユーザ識別ID、認証パスワード、および復旧プログラムが汎用コンピュータ1に向けて送信される。また、S44において装置IDが未登録であると判断された場合には、ユーザ識別ID、および認証パスワードが汎用コンピュータ1に向けて送信される(S48)。
【0093】汎用コンピュータ1側では、S48において復旧プログラム生成サーバ2から送信されたデータが通信手段4において受信される(S49)。そして、受信したデータに復旧プログラムが含まれているか、すなわち、S41において生成された装置IDが顧客情報管理データベース11において登録済であるか否かが判定される(S50)。復旧プログラムを受信している場合(S50においてYES)には、該復旧プログラムが起動され(S51)、装置IDの更新が行われる。
【0094】S50において、装置IDが登録済でないと判断された場合、またはS51の処理が行われた後に、S49において受信したユーザ識別IDおよび認証パスワードの保存処理が行われる(S52)。
【0095】以上のようにして初期登録が完了した後は、実施の形態2において図8のフローチャートを参照しながら説明した、汎用コンピュータ1での装置IDの更新を行う際の処理が適時に行われることになる。
【0096】なお、本実施形態において示した初期登録処理が完了した後に、汎用コンピュータ1での装置IDの更新を行う際の処理を、実施の形態3で示したような方法で行ってもよい。すなわち、汎用コンピュータ1から復旧プログラム生成サーバ2に送信されるデータは、復旧したい装置IDのみ、あるいは、ユーザ識別ID、認証パスワード、および復旧したい装置IDとしてもよい。この場合、復旧プログラム生成サーバ2における復旧プログラム生成手段7は、受信した復旧したい装置IDに基づいて、装置IDを復旧したい装置IDに変更する復旧プログラムを生成し、汎用コンピュータ1側では、この復旧プログラムを受信すると、現IDと復旧プログラムにおいて設定されている現IDとが一致するか否かの処理が行われずに、直接旧IDの復旧処理が行われることになる。
【0097】以上のように、本実施形態に係る通信システムでは、汎用コンピュータ1において、新規に装置IDを設定した際に、この新規装置IDが復旧プログラム生成サーバ2に送信され、復旧プログラム生成サーバ2において、該新規装置IDが顧客情報管理データベース11に登録されているユーザの装置IDと一致していないかが装置ID検索手段13によって判定され、同じ装置IDがない場合に、該当ユーザの装置IDとして顧客情報管理データベース11に登録されることになる。すなわち、汎用コンピュータ1側において、再生手段3が、例えば乱数によって装置IDを設定するような場合、他のユーザの装置IDと同じ装置IDが設定される可能性が僅かな確率ではあるが存在するが、上記のような構成によれば、復旧プログラム生成サーバ2における顧客情報管理データベース11内に、複数の同一の装置IDが存在することがないようにすることができる。よって、顧客情報管理データベース11における装置IDの管理をより正確に行うことが可能となる。
【0098】また、復旧プログラム生成サーバ2において、受信した新規装置IDと同じ装置IDが上記顧客情報管理データベース11に記憶されていると判定された場合に、装置ID発行手段12によって未登録の装置IDが生成され、この装置IDに変更する復旧プログラムが汎用コンピュータ1に送信されることになる。よって、汎用コンピュータ1側において、他のユーザの装置IDと同じ装置IDを設定してしまった場合でも、復旧プログラム生成サーバ2から、未登録の装置IDに変更する復旧プログラムを受信し、装置IDを変更することが可能となる。したがって、汎用コンピュータ1側の装置IDを、他のユーザの装置IDと同じでない、的確な装置IDに設定することが可能となり、復旧プログラム生成サーバ2側においても、顧客情報管理データベース11における装置IDの管理をより正確に行うことが可能となる。
【0099】〔実施の形態5〕本発明の実施のさらに他の形態について図面に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、前記した各実施の形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0100】本実施形態は、実施の形態4において説明した、新規に装置IDを生成した時点で、該装置IDを顧客情報管理データベース11に登録する処理が行われるシステムにおいて、汎用コンピュータ1での装置IDの更新を行う際の処理が、実施の形態2または3と異なるものとなっている。
【0101】前記した実施の形態1および2では、汎用コンピュータ1から現在の装置IDと復旧したい装置IDとの両方を送信し、復旧プログラム生成サーバ2側では、現在の装置IDから復旧したい装置IDに変更する復旧プログラムが生成され、汎用コンピュータ1に送信することになる。また、実施の形態3では、汎用コンピュータ1から復旧したい装置IDを送信し、復旧プログラム生成サーバ2側では、現在の装置IDに拘らず、復旧したい装置IDに装置IDを変更する復旧プログラムが生成され、汎用コンピュータ1に送信することになる。
【0102】これに対して、本実施形態では、実施の形態2におけるシステムと比較すると、まず、汎用コンピュータ1から復旧プログラム生成サーバ2に送信されるデータのうち、復旧したい装置IDの送信が省略されていることになる。つまり、実施の形態2との比較で言えば、汎用コンピュータ1から復旧プログラム生成サーバ2に送信されるデータは、図14に示すように、ユーザ識別ID、認証パスワード、および現在の装置IDとなる。
【0103】次に、本実施形態における、汎用コンピュータ1での装置IDの更新を行う際の処理の流れを、図13に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。なお、図13に示すフローチャートにおいて、S61〜S62、およびS68〜S69までの処理は、汎用コンピュータ1側での処理を示しており、S63〜S67までの処理は、復旧プログラム生成サーバ2側での処理を示している。
【0104】まず、S61において、電子書籍再生プログラムの再インストールなどに伴って、新規装置IDが生成される。その後、通信手段4によって、復旧プログラム生成サーバ2に対して、図14に示したデータ、すなわち、ユーザ識別ID、認証パスワード、および現在の装置IDが送信される(S62)。
【0105】復旧プログラム生成サーバ2側では、S62において汎用コンピュータ1から送信されたデータが、通信手段9によって受信される(S63)。そして、受信したデータの中からユーザ識別IDおよび認証パスワードを取り出し、ユーザ判定手段10において、顧客情報管理データベースを参照することにより、正当なユーザであるか否かが判定される(S64)。ここで、正当なユーザでないと判定された場合には、処理が中断され、ユーザ認証が正常に完了しなかった旨が汎用コンピュータ1側に通知される。
【0106】S64において正当なユーザであると判定されると、受信したデータの中から現在の装置IDが取り出され、IDチェック手段8によってその現在の装置IDが正当なIDかどうかがチェックされる(S65)。正当なIDであると判断されれば(S65においてYES)、顧客情報管理データベース11に記録されている、該ユーザに設定されている装置IDが読みだされ、復旧プログラム生成手段7によって、現在の装置IDを設定されている装置ID、すなわち復旧したい装置IDに変更する復旧プログラムが生成される(S66)。一方、S65において、正当なIDではないと判断された場合には、処理が中断され、IDが不正である旨が汎用コンピュータ1側に通知される。S66において復旧プログラムが生成されると、該復旧プログラムが通信手段9によって汎用コンピュータ1に向けて送信される(S67)。
【0107】汎用コンピュータ1側では、S67において復旧プログラム生成サーバ2から送信された復旧プログラムが、通信手段4によって受信される(S68)。そして、S69において、この復旧プログラムが起動され、実施の形態1において図3を参照しながら説明した処理に従って、装置IDの更新が行われる。
【0108】なお、上記では、実施の形態4において説明した、新規に装置IDを生成した時点で、該装置IDを顧客情報管理データベース11に登録する処理が行われるシステムを前提としているが、これに限定されるものではない。すなわち、顧客情報管理データベース11に、ユーザによって設定された装置IDの情報が予め記録されているシステムであれば、本実施形態のような装置ID更新処理を行うことができる。
【0109】しかしながら、実施の形態4において示したシステムを前提とした場合には、装置IDの初期登録処理時には、汎用コンピュータ1側で装置IDをユーザが入力する必要はなく、また、装置IDの更新時にも、例えば復旧したい装置IDをユーザが入力する必要がないので、本実施形態では、汎用コンピュータ1において、ID入力手段6を設ける必要がなくなる。すなわち、汎用コンピュータ1のユーザの手間を削減することが可能となる。
【0110】また、上記では、汎用コンピュータ1から復旧プログラム生成サーバ2に送信されるデータは、図14に示すように、ユーザ識別ID、認証パスワード、および現在の装置IDとなっているが、現在の装置IDの送信を省略することも可能である。すなわち、汎用コンピュータ1から復旧プログラム生成サーバ2に送信されるデータを、図15に示すように、ユーザ識別ID、および認証パスワードのみとすることも可能である。この場合には、図13に示すフローチャートにおいて、S65の処理が省略されるとともに、S66において復旧プログラム生成手段7によって生成される復旧プログラムは、現在の装置IDに拘らず、復旧したい装置IDに装置IDを変更するものとなる。
【0111】このようなシステムとした場合には、汎用コンピュータ1から復旧プログラム生成サーバ2に送信されるデータの量を少なくすることができる。また、復旧プログラムは、現在の装置IDに拘らず、復旧しようとしている装置IDに変更するものであるので、この復旧プログラムを汎用コンピュータ1において保存しておけば、再度OSや再生ソフトウェアをインストールしなおさなければならない状況が生じた場合に、保存しておいた復旧プログラムによって装置IDの復旧を行うことができる。したがって、この場合には、再度復旧プログラム生成サーバ2から復旧プログラムを送信してもらう必要がなくなる。
【0112】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る通信システムは、コンテンツデータの再生を行う再生手段を備えた端末装置と、上記端末装置と通信ネットワークを介して接続されるとともに、上記端末装置の装置IDを変更させる装置ID変更プログラムを生成するプログラム生成手段を備えたサーバ装置とを備え、上記再生手段が、上記端末装置に対応する装置IDを設定するID設定手段を備えるとともに、上記コンテンツデータに含まれている装置IDと、該コンテンツデータを再生しようとしている装置に設定されている装置IDとが一致している場合にのみ、該コンテンツデータの再生を行い、かつ、上記サーバ装置から上記装置ID変更プログラムを受信した際に、該装置ID変更プログラムに基づいて装置IDの変更を行い、上記サーバ装置が、上記端末装置から装置IDの変更依頼を受けた際に、上記装置ID変更プログラムを該端末装置に送信する構成である。
【0113】これにより、端末装置側で、サーバ装置から装置ID変更プログラムを受信し、これを起動させれば、例えば以前の装置IDに設定しなおすことが可能となるので、端末装置側で装置IDを復旧させることが可能となり、以前に入手したコンテンツデータの再生を問題なく行うことが可能となるという効果を奏する。
【0114】また、本発明に係る通信システムは、上記再生手段が、現在の装置IDと、復旧しようとしている装置IDとを上記サーバ装置に送信するとともに、上記サーバ装置が、受信した装置IDが正当なものであるかをチェックするIDチェック手段をさらに備え、上記IDチェック手段によって正当な装置IDと判断された場合に、上記プログラム生成手段が、受信した現在の装置IDから復旧しようとしている装置IDに変更する装置ID変更プログラムを作成し、該装置ID変更プログラムを該端末装置に送信する構成としてもよい。
【0115】これにより、上記の構成による効果に加えて、IDチェック手段によって、受信した装置IDの正当性がチェックされた後に、装置ID変更プログラムの送信が行われるので、装置IDが不当に変更されるような事態を防止することが可能となる。よって、コンテンツデータの著作保護を的確に行うことができるという効果を奏する。
【0116】また、本発明に係る通信システムは、上記再生手段が、ユーザを識別するユーザ識別IDと、該ユーザ識別IDに対応する認証パスワードと、現在の装置IDと、復旧しようとしている装置IDとを上記サーバ装置に送信するとともに、上記サーバ装置が、受信した装置IDが正当なものであるかをチェックするIDチェック手段と、正式に登録されているユーザのユーザ識別IDおよび認証パスワードを記憶している顧客情報管理データベースと、受信したユーザ識別IDおよび認証パスワードが上記顧客情報管理データベースに記憶されているものと一致するかを判定するユーザ判定手段とをさらに備え、上記IDチェック手段によって正当な装置IDと判断され、かつ、上記ユーザ判定手段によって正式に登録されているユーザであると判断された場合に、上記プログラム生成手段が、受信した現在の装置IDから復旧しようとしている装置IDに変更する装置ID変更プログラムを作成し、該装置ID変更プログラムを該端末装置に送信する構成としてもよい。
【0117】これにより、上記の構成による効果に加えて、IDチェック手段による、受信した装置IDの正当性のチェック、およびユーザ判定手段によるユーザの登録チェックが行われた後に、装置ID変更プログラムの送信が行われるので、正式な登録のある、正当なユーザに対してのみ装置IDの変更が許可されることになる。よって、装置IDが不当に変更されるような事態を確実に防止することが可能となるので、コンテンツデータの著作保護をより的確に行うことができるという効果を奏する。
【0118】また、本発明に係る通信システムは、上記再生手段が、ユーザを識別するユーザ識別IDと、該ユーザ識別IDに対応する認証パスワードと、復旧しようとしている装置IDとを上記サーバ装置に送信するとともに、上記サーバ装置が、正式に登録されているユーザのユーザ識別IDおよび認証パスワードを記憶している顧客情報管理データベースと、受信したユーザ識別IDおよび認証パスワードが上記顧客情報管理データベースに記憶されているものと一致するかを判定するユーザ判定手段とをさらに備え、上記ユーザ判定手段によって正式に登録されているユーザであると判断された場合に、上記プログラム生成手段が、復旧しようとしている装置IDに装置IDを変更する装置ID変更プログラムを作成し、該装置ID変更プログラムを該端末装置に送信する構成としてもよい。
【0119】これにより、上記の構成による効果に加えて、ユーザ判定手段によるユーザの登録チェックが行われた後に、装置ID変更プログラムの送信が行われるので、正式な登録のあるユーザに対してのみ装置IDの変更が許可されることになる。よって、装置IDが不当に変更されるような事態を確実に防止することが可能となるので、コンテンツデータの著作保護をより的確に行うことができるという効果を奏する。
【0120】また、現在の装置IDを端末装置からサーバ装置に向けて送信する必要がなくなるので、端末装置からサーバ装置に送信するデータ量を小さくすることができるという効果を奏する。
【0121】また、装置ID変更プログラムは、現在の装置IDに拘らず、復旧しようとしている装置IDに変更するものであるので、この復旧プログラムを端末装置において保存しておけば、再度OSや再生ソフトウェアをインストールしなおさなければならない状況が生じた場合に、保存しておいた装置ID変更プログラムによって装置IDの復旧を行うことができる。したがって、この場合には、再度サーバ装置から装置ID変更プログラムを送信してもらう必要がなくなるという効果を奏する。
【0122】また、本発明に係る通信システムは、上記再生手段が、ユーザを識別するユーザ識別IDと、該ユーザ識別IDに対応する認証パスワードと、現在の装置IDとを上記サーバ装置に送信するとともに、上記サーバ装置が、受信した装置IDが正当なものであるかをチェックするIDチェック手段と、正式に登録されているユーザのユーザ識別IDおよび認証パスワード、ならびに、該ユーザに設定されている装置IDを記憶している顧客情報管理データベースと、受信したユーザ識別IDおよび認証パスワードが上記顧客情報管理データベースに記憶されているものと一致するかを判定するユーザ判定手段とをさらに備え、上記IDチェック手段によって正当な装置IDと判断され、かつ、上記ユーザ判定手段によって正式に登録されているユーザであると判断された場合に、上記プログラム生成手段が、受信した現在の装置IDから、上記顧客情報管理データベースに記憶されている装置IDに変更する装置ID変更プログラムを作成し、該装置ID変更プログラムを該端末装置に送信する構成としてもよい。
【0123】これにより、上記の構成による効果に加えて、装置IDが不当に変更されるような事態を確実に防止することが可能となるので、コンテンツデータの著作保護をより的確に行うことができるという効果を奏する。
【0124】また、装置ID変更プログラムによって変更される装置IDは、顧客情報管理データベースに記憶されている装置IDであるので、復旧したい装置IDを端末装置からサーバ装置に向けて送信する必要がなくなる。よって、端末装置からサーバ装置に送信するデータ量を小さくすることができるという効果を奏する。また、端末装置側では、変更先の装置IDの入力を行う必要がなくなるので、端末装置のユーザの手間を削減することができるという効果を奏する。
【0125】また、本発明に係る通信システムは、上記再生手段が、ユーザを識別するユーザ識別IDと、該ユーザ識別IDに対応する認証パスワードとを上記サーバ装置に送信するとともに、上記サーバ装置が、正式に登録されているユーザのユーザ識別IDおよび認証パスワード、ならびに、該ユーザに設定されている装置IDを記憶している顧客情報管理データベースと、受信したユーザ識別IDおよび認証パスワードが上記顧客情報管理データベースに記憶されているものと一致するかを判定するユーザ判定手段とをさらに備え、上記ユーザ判定手段によって正式に登録されているユーザであると判断された場合に、上記プログラム生成手段が、上記顧客情報管理データベースに記憶されている装置IDに装置IDを変更する装置ID変更プログラムを作成し、該装置ID変更プログラムを該端末装置に送信する構成としてもよい。
【0126】これにより、上記の構成による効果に加えて、装置IDが不当に変更されるような事態を確実に防止することが可能となるので、コンテンツデータの著作保護をより的確に行うことができるという効果を奏する。
【0127】また、ユーザが正当であるか否かの判断は、ユーザ識別IDおよび認証パスワードによって行われるので、現在の装置IDを端末装置からサーバ装置に向けて送信する必要がなくなる。よって、端末装置からサーバ装置に送信するデータ量を小さくすることができるという効果を奏する。
【0128】さらに、装置ID変更プログラムによって変更される装置IDは、顧客情報管理データベースに記憶されている装置IDであるので、復旧したい装置IDを端末装置からサーバ装置に向けて送信する必要がなくなる。よって、端末装置からサーバ装置に送信するデータ量を小さくすることができるという効果を奏する。また、端末装置側では、変更先の装置IDの入力を行う必要がなくなるので、端末装置のユーザの手間を削減することができるという効果を奏する。
【0129】また、装置ID変更プログラムは、現在の装置IDに拘らず、顧客情報管理データベースに記憶されている装置IDに変更するものであるので、この復旧プログラムを端末装置において保存しておけば、再度OSや再生ソフトウェアをインストールしなおさなければならない状況が生じた場合に、保存しておいた装置ID変更プログラムによって装置IDの復旧を行うことができる。したがって、この場合には、再度サーバ装置から装置ID変更プログラムを送信してもらう必要がなくなるという効果を奏する。
【0130】また、本発明に係る通信システムは、上記サーバ装置が、装置ID検索手段をさらに備え、上記顧客情報管理データベースが、各ユーザの装置IDをさらに記憶しており、上記端末装置において、上記再生手段におけるID設定手段が新規に装置IDを設定した際に、新規に設定された新規装置IDをサーバ装置に向けて送信するとともに、上記サーバ装置において、装置ID検索手段によって、受信した新規装置IDと同じ装置IDが、上記顧客情報管理データベースに記憶されているかが判定され、記憶されていない場合に、受信した新規装置IDを該当ユーザの装置IDとして顧客情報管理データベースに登録する構成としてもよい。
【0131】これにより、上記の構成による効果に加えて、サーバ装置における顧客情報管理データベース内に、複数の同一の装置IDが存在することがないようにすることができるので、顧客情報管理データベースにおける装置IDの管理をより正確に行うことが可能となるという効果を奏する。
【0132】また、本発明に係る通信システムは、上記サーバ装置が、装置ID発行手段をさらに備え、上記装置ID検索手段によって、受信した新規装置IDと同じ装置IDが上記顧客情報管理データベースに記憶されていると判定された場合に、上記装置ID発行手段によって、上記顧客情報管理データベースに記憶されていない装置IDが生成されるとともに、生成された装置IDに変更させる装置ID変更プログラムが該当端末装置に向けて送信される構成としてもよい。
【0133】これにより、上記の構成による効果に加えて、端末装置側の装置IDを、他のユーザの装置IDと同じでない、的確な装置IDに設定することが可能となり、サーバ装置側においても、顧客情報管理データベースにおける装置IDの管理をより正確に行うことが可能となるという効果を奏する。
【0134】また、本発明に係る端末装置は、コンテンツデータの再生を行う再生手段を備えた端末装置であって、上記再生手段が、当該端末装置に対応する装置IDを設定するID設定手段と、上記装置IDを変更させる装置ID変更プログラムを生成するプログラム生成手段を備えたサーバ装置から、通信ネットワークを介して該装置ID変更プログラムを受信する通信手段とを備え、上記再生手段が、上記コンテンツデータに含まれている装置IDと、該コンテンツデータを再生しようとしている装置に設定されている装置IDとが一致している場合にのみ、該コンテンツデータの再生を行い、かつ、上記サーバ装置から上記装置ID変更プログラムを受信した際に、該装置ID変更プログラムに基づいて装置IDの変更を行う構成である。
【0135】これにより、端末装置側で、サーバ装置から装置ID変更プログラムを受信し、これを起動させれば、例えば以前の装置IDに設定しなおすことが可能となるので、端末装置側で装置IDを復旧させることが可能となり、以前に入手したコンテンツデータの再生を問題なく行うことが可能となるという効果を奏する。
【0136】また、本発明に係る再生プログラムを記録した記録媒体は、上記の端末装置が備える再生手段をコンピュータに実現させるための再生プログラムを記録した記録媒体である構成である。
【0137】これにより、上記記録媒体から読みだされた再生プログラムをコンピュータで動作させることによって、上記端末装置を実現することができるという効果を奏する。
【0138】また、本発明に係るサーバ装置は、コンテンツデータの再生を行う再生手段を備えた端末装置と通信ネットワークを介して接続されるとともに、上記端末装置の装置IDを変更させる装置ID変更プログラムを生成するプログラム生成手段と、上記端末装置との間でデータ通信を行う通信手段とを備えたサーバ装置であって、上記端末装置における上記再生手段が、上記端末装置に対応する装置IDを設定するとともに、上記コンテンツデータに含まれている装置IDと、該コンテンツデータを再生しようとしている装置に設定されている装置IDとが一致している場合にのみ、該コンテンツデータの再生を行い、かつ、上記サーバ装置から上記装置ID変更プログラムを受信した際に、該装置ID変更プログラムに基づいて装置IDの変更を行うものであり、上記通信手段が、上記端末装置から装置IDの変更依頼を受けた際に、上記装置ID変更プログラムを該端末装置に送信する処理を行う構成である。
【0139】これにより、端末装置側で受信した装置ID変更プログラムを起動させれば、例えば以前の装置IDに設定しなおすことが可能となるので、端末装置側で装置IDを復旧させることが可能となり、以前に入手したコンテンツデータの再生を問題なく行うことが可能となるという効果を奏する。
【0140】また、本発明に係るサーバプログラムを記録した記録媒体は、上記のサーバ装置が備える手段をコンピュータに実現させるためのサーバプログラムを記録した記録媒体である構成である。
【0141】これにより、上記記録媒体から読みだされたサーバプログラムをコンピュータで動作させることによって、上記サーバ装置を実現することが可能となるという効果を奏する。
【出願人】 【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
【出願日】 平成12年10月26日(2000.10.26)
【代理人】 【識別番号】100080034
【弁理士】
【氏名又は名称】原 謙三
【公開番号】 特開2002−132584(P2002−132584A)
【公開日】 平成14年5月10日(2002.5.10)
【出願番号】 特願2000−327721(P2000−327721)