| 【発明の名称】 |
顧客管理システム及び顧客管理方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】佐藤 正幸
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| 【要約】 |
【課題】認証/参照系トラフィックに依存することなく、認証/参照/更新処理を行う。
【解決手段】FEP2−1〜2−3を介して認証/参照/更新要求を送出するエンドユーザ1−1〜1−3と、顧客情報を格納するマスタDB4−3を具備し、エンドユーザ1−1〜1−3からの更新要求に基づいてマスタDB4−3の内容を更新するマスタ管理サーバ4と、マスタDB4−3のレプリカを格納する参照用DB3−3を具備し、エンドユーザ1−1〜1−3からの認証/参照要求に対して、参照用DB3−3の内容に基づいて回答するキャッシュサーバ3と、マスタ管理サーバ4からの更新差分情報のレプリケーションをキャッシュサーバ3に転送する中継サーバ5とから構成され、キャッシュサーバ3は、更新差分情報のレプリケーションに基づき参照用DB3−3の内容を更新する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 インターネット上で認証/参照/更新に関する顧客情報サービスを提供する顧客管理システムであって、認証/参照/更新要求を送出するエンドユーザと、前記エンドユーザから送出された前記認証/参照/更新要求を前記インターネット上に送出するためのFEPと、認証/参照/更新に関する顧客情報を格納するマスタDBを具備し、前記インターネット上に送出された前記更新要求に基づいて前記マスタDBの内容を更新すると同時に、前記更新要求に基づいて前記マスタDBの更新前後の更新差分情報をレプリケーションするマスタ管理サーバと、前記マスタDBのレプリカを格納するための参照用DBを具備し、前記参照用DBの内容に基づいて、前記インターネット上に送出された認証/参照要求に回答するキャッシュサーバと、前記マスタ管理サーバからの前記更新差分情報のレプリケーションを前記キャッシュサーバに転送する中継サーバとを有し、前記キャッシュサーバは、前記マスタ管理サーバから前記中継サーバを介して転送された前記更新差分情報のレプリケーションに基づいて前記参照用DBの内容を更新することを特徴とする顧客管理システム。 【請求項2】 請求項1に記載の顧客管理システムにおいて、前記マスタ管理サーバは、LDAPによるレプリケーション方式を用いてレプリケーションを行うことを特徴とする顧客管理システム。 【請求項3】 請求項1に記載の顧客管理システムにおいて、前記マスタ管理サーバは、FTPによるレプリケーション方式を用いてレプリケーションを行うことを特徴とする顧客管理システム。 【請求項4】 請求項1に記載の顧客管理システムにおいて、前記マスタ管理サーバは、HTTPによるレプリケーション方式を用いてレプリケーションを行うことを特徴とする顧客管理システム。 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の顧客管理システムにおいて、前記マスタ管理サーバは、前記更新差分情報を前記中継サーバに再レプリケーションすることが可能であり、前記中継サーバは、前記マスタ管理サーバからの前記更新差分情報のレプリケーションをバックアップし、該バックアップしたレプリケーションを前記キャッシュサーバに再転送することが可能であることを特徴とする顧客管理システム。 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の顧客管理システムにおいて、前記マスタ管理サーバを複数設け、前記複数のマスタ管理サーバで前記マスタDBを共有し、前記マスタDB内のデータを切り分けて分散して持つことを特徴とする顧客管理システム。 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の顧客管理システムにおいて、前記キャッシュサーバを複数設け、前記複数のキャッシュサーバのそれぞれで前記参照用DBを備え、前記中継サーバーは、前記マスタ管理サーバからの前記更新差分情報のレプリケーションを前記複数のキャッシュサーバのいずれかに振り分ける制御を行うことを特徴とする顧客管理システム。 【請求項8】 インターネット上で、エンドユーザーに対して認証/参照/更新に関する顧客情報サービスを提供する顧客管理方法であって、前記エンドユーザーから更新要求が送出された場合、前記インターネット上に前記更新要求を送出するステップと、前記インターネット上に送出された前記更新要求に基づいてマスタDBの内容を更新すると同時に、前記更新要求に基づいて前記マスタDBの更新前後の更新差分情報をレプリケーションするステップと、前記更新差分情報のレプリケーションに基づいて、前記マスタDBとは異なる参照用DBの内容を更新するステップとを有することを特徴とする顧客管理方法。 【請求項9】 請求項8に記載の顧客管理方法において、前記エンドユーザーから認証/参照要求が送出された場合、前記インターネット上に前記認証/参照要求を送出するステップと、前記参照用DBの内容に基づいて、前記インターネット上に送出された前記認証/参照要求に対して回答するステップとを有することを特徴とする顧客管理方法。 【請求項10】 請求項8または請求項9に記載の顧客管理方法において、前記更新差分情報のレプリケーション方式は、LDAPによるレプリケーション方式であることを特徴とする顧客管理方法。 【請求項11】 請求項8または請求項9に記載の顧客管理方法において、前記更新差分情報のレプリケーション方式は、FTPによるレプリケーション方式であることを特徴とする顧客管理方法。 【請求項12】 請求項8または請求項9に記載の顧客管理方法において、前記更新差分情報のレプリケーション方式は、HTTPによるレプリケーション方式であることを特徴とする顧客管理方法。 【請求項13】 請求項8乃至12のいずれか1項に記載の顧客管理方法において、前記マスタDBの更新前後の更新差分情報を再レプリケーションすることが可能であることを特徴とする顧客管理方法。 【請求項14】 請求項8乃至13のいずれか1項に記載の顧客管理方法において、前記参照用DBが複数ある場合、前記更新差分情報のレプリケーションを前記複数の参照用DBのいずれかに振り分ける制御を行うことを特徴とする顧客管理方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット上で顧客の認証/参照/更新に関する情報サービスを提供する顧客管理システム及び顧客管理方法に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、ISP(Internet Service Provider)等を利用してインターネット上で認証/参照/更新に関する顧客情報のサービスを提供するインターネット系の顧客管理システムが提案されている。 【0003】以下に、従来のインターネット系の顧客管理システムについて図2を参照して説明する。 【0004】図2は、従来のインターネット系の顧客管理システムの一構成例を示す図である。 【0005】図2に示すように本従来例は、認証/参照/更新要求を送出する複数のエンドユーザ(UA;User Agent)10−1〜10−3と、エンドユーザ(UA)10−1〜10−3から送出された認証/参照/更新要求をインターネット上に送出するための認証用FEP(Front End Processor)11−1、参照用FEP11−2及び更新用FEP11−3と、認証/参照/更新に関する顧客情報を格納するマスタDB(Data Base)12−1を具備し、マスタDB12−1を用いてインターネット上に送出された認証/参照/更新要求に対する処理を行うマスタ管理サーバ12とから構成されている。 【0006】上記のように構成された顧客管理システムにおいては、エンドユーザ(UA)10−1〜10−3からのアクセス要求を受けた認証用FEP11−1、参照用FEP11−2及び更新用FEP11−3がマスタ管理サーバ12に対して認証/参照/更新要求を送出する。マスタ管理サーバ12は、更新用FEP11−3から更新要求が送出された場合には、マスタDB12−1の内容を更新し、認証用FEP11−1或いは参照用FEP11−2から認証/参照要求が送出された場合には、マスタDB12−1の内容に基づき認証/参照要求に回答する。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述したような従来の顧客管理システムにおいては、認証/参照系のトラフィックが多いために、マスタ管理サーバにおける認証/参照/更新処理の性能が出ないという問題点がある。 【0008】従来のインターネット系の顧客管理システムにおいては、1つのサーバ(マスタ管理サーバ)で、マスタを管理する処理とFEPからの要求を受け付ける処理とが行われているため、認証/参照系のトラフィックが多い場合には、マスタ管理サーバにおける処理が滞ってしまう。また、インターネット系ではない通常の顧客管理システムと比較すると、認証/参照系のトラフィックが更新系のトラフィックに比べて多いという特徴があるため、上述した問題点が顕著になる。 【0009】本発明は上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、認証/参照系のトラフィックに依存することなく、認証/参照/更新処理を行うことができる顧客管理システム及び顧客管理方法を提供することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明は、インターネット上で認証/参照/更新に関する顧客情報サービスを提供する顧客管理システムであって、認証/参照/更新要求を送出するエンドユーザと、前記エンドユーザから送出された前記認証/参照/更新要求を前記インターネット上に送出するためのFEPと、認証/参照/更新に関する顧客情報を格納するマスタDBを具備し、前記インターネット上に送出された前記更新要求に基づいて前記マスタDBの内容を更新すると同時に、前記更新要求に基づいて前記マスタDBの更新前後の更新差分情報をレプリケーションするマスタ管理サーバと、前記マスタDBのレプリカを格納するための参照用DBを具備し、前記参照用DBの内容に基づいて、前記インターネット上に送出された認証/参照要求に回答するキャッシュサーバと、前記マスタ管理サーバからの前記更新差分情報のレプリケーションを前記キャッシュサーバに転送する中継サーバとを有し、前記キャッシュサーバは、前記マスタ管理サーバから前記中継サーバを介して転送された前記更新差分情報のレプリケーションに基づいて前記参照用DBの内容を更新することを特徴とする。 【0011】また、前記マスタ管理サーバは、LDAP、FTP或いはHTTPによるレプリケーション方式を用いてレプリケーションを行うことを特徴とする。 【0012】また、前記マスタ管理サーバは、前記更新差分情報を前記中継サーバに再レプリケーションすることが可能であり、前記中継サーバは、前記マスタ管理サーバからの前記更新差分情報のレプリケーションをバックアップし、該バックアップしたレプリケーションを前記キャッシュサーバに再転送することが可能であることを特徴とする。 【0013】また、前記マスタ管理サーバを複数設け、前記複数のマスタ管理サーバで前記マスタDBを共有し、前記マスタDB内のデータを切り分けて分散して持つことを特徴とする。 【0014】また、前記キャッシュサーバを複数設け、前記複数のキャッシュサーバのそれぞれで前記参照用DBを備え、前記中継サーバーは、前記マスタ管理サーバからの前記更新差分情報のレプリケーションを前記複数のキャッシュサーバのいずれかに振り分ける制御を行うことを特徴とする。 【0015】また、インターネット上で、エンドユーザーに対して認証/参照/更新に関する顧客情報サービスを提供する顧客管理方法であって、前記エンドユーザーから更新要求が送出された場合、前記インターネット上に前記更新要求を送出するステップと、前記インターネット上に送出された前記更新要求に基づいてマスタDBの内容を更新すると同時に、前記更新要求に基づいて前記マスタDBの更新前後の更新差分情報をレプリケーションするステップと、前記更新差分情報のレプリケーションに基づいて、前記マスタDBとは異なる参照用DBの内容を更新するステップとを有することを特徴とする。 【0016】また、前記エンドユーザーから認証/参照要求が送出された場合、前記インターネット上に前記認証/参照要求を送出するステップと、前記参照用DBの内容に基づいて、前記インターネット上に送出された前記認証/参照要求に対して回答するステップとを有することを特徴とする。 【0017】また、前記更新差分情報のレプリケーション方式は、LDAP、FTP或いはHTTPによるレプリケーション方式であることを特徴とする。 【0018】また、前記マスタDBの更新前後の更新差分情報を再レプリケーションすることが可能であることを特徴とする。 【0019】また、前記参照用DBが複数ある場合、前記更新差分情報のレプリケーションを前記複数の参照用DBのいずれかに振り分ける制御を行うことを特徴とする。 【0020】(作用)上記のように構成された本発明においては、エンドユーザーから更新要求が送出された場合には、更新要求に基づいてマスタDBの内容を更新すると同時に、更新要求に基づいてマスタDBの更新前後の更新差分情報をレプリケーションし、この更新差分情報のレプリケーションに基づいて参照用DBの内容を更新し、エンドユーザーから認証/参照要求が送出された場合には、参照用DBの内容に基づいて、認証/参照要求に対して回答する。 【0021】このように、認証/参照処理時に用いる参照用DBと、更新処理時に用いる更新用DBとが分離されているため、高い認証/参照系トラフィックに耐えうるスケーラブルな顧客管理システムが構築可能となる。 【0022】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。 【0023】図1は、本発明の顧客管理システムの実施の一形態を示す図である。 【0024】図1に示すように本実施形態は、認証/参照/更新要求を送出するエンドユーザ(UA)1−1〜1−3を含むUA層1と、エンドユーザ(UA)1−1〜1−3から送出された認証/参照/更新要求をインターネット上に送出するための認証用FEP2−1、参照用FEP2−2及び更新用FEP2−3を含むFEP層2と、認証/参照/更新に関する顧客情報を格納するマスタDB4−3を具備し、更新用FEP2−3からインターネット上に送出された更新要求に基づいてマスタDB4−3の内容を更新するマスタ管理サーバ4と、マスタDB4−3のレプリカを格納するための参照用DB3−3を具備し、認証用FEP2−1或いは参照用FEP2−2からインターネット上に送出された認証/参照要求に対して、参照用DB3−3の内容に基づいて回答するキャッシュサーバ3と、キャッシュサーバ3及びマスタ管理サーバ4の制御を行う中継サーバ5とから構成されている。 【0025】マスタ管理サーバ4は、上述したマスタDB4−3と、更新用FEP2−3からの更新要求を受けてマスタDB4−3の内容を更新する更新処理部4−2と、マスタDB4−3の更新前後の更新差分情報を中継サーバ5に対してレプリケーションするディレクトリサーバ4−1とを具備している。なお、マスタ管理サーバ4は、図1に示すように、サブシステムを構成する複数の物理サーバの1つであり、トラヒックが多い場合にはマスタ管理サーバ4と同様の機能を備える物理サーバを増設することが可能である。なお、マスタ管理サーバ4と同様の機能を備える物理サーバを増設して複数とする場合には、複数のマスタ管理サーバでマスタDB4−3を共有し、マスタDB4−3内のデータを切り分けて複数のマスタ管理サーバに分散して持たせ、負荷分散を行う。 【0026】中継サーバ5は、マスタ管理サーバ4内のディレクトリサーバ4−1から転送されてきた更新差分情報のレプリケーションをキャッシュサーバ3に転送するディレクトリサーバ5−1を具備している。 【0027】キャッシュサーバ3は、上述した参照用DB3−3と、中継サーバ5から転送されてきた更新差分情報のレプリケーションに基づいて参照用DB3−3の内容を更新するディレクトリサーバ3−1と、認証用FEP2−1或いは参照用FEP2−2からの認証/参照要求を受け付け、参照用DB3−3の内容に基づいて認証/参照要求に回答する認証/参照処理部3−2とを具備している。なお、キャッシュサーバ3は、図1に示すように、サブシステムを構成する複数の物理サーバの1つであり、トラヒックが多い場合にはキャッシュサーバ3と同様の機能を備える物理サーバを増設することが可能である。このため、参照用DB3−3を並列分散して段階的に増設することが可能となる。 【0028】なお、キャッシュサーバ3が増設されて複数になった場合には、中継サーバ5によって、マスタ管理サーバ4からの更新差分情報のレプリケーションの振り分け制御が行われることになる。 【0029】認証用FEP2−1、参照用FEP2−2及び更新用FEP2−3は、キャッシュサーバ3及びマスタ管理サーバ4が提供する認証/参照/更新等の情報サービスを制御してエンドユーザ(UA)1−1〜1−3に提供する役割を担うとともに、内部ネットワーク、キャッシュサーバ3及びマスタ管理サーバ4への進入を遮るセキュリティ上の役割を担うものであり、エンドユーザ(UA)1−1〜1−3からの認証/参照/更新要求を内部ネットワークに送出し、この内部ネットワーク内における処理にて得られた返却電文をインターネット上に送出する。なお、図1においては、エンドユーザ(UA)1−1〜1−3のそれぞれに対応して認証用FEP2−1、参照用FEP2−2及び更新用FEP2−3が設けられているが、これらのFEPはエンドユーザ(UA)の数とは無関係にトラヒック量に応じて増設することが可能である。また、これらのFEPは、基本的には同様の機能を備えているが、図1では、説明を簡単にするために認証用、参照用等に区分して図示している。具体的には、これらのFEPは、認証/参照/更新等の情報サービスがどのサブシステム(キャッシュサーバ3を構成要素とするサブシステム等)で提供されているか、サブシステムを構成する複数の物理サーバのうちどの物理サーバ(IPアドレス等)で提供されているか等の情報を格納し、この情報に基づいてエンドユーザ(UA)1−1〜1−3からの要求に応じた情報サービスを制御する。 【0030】以下に、上記のように構成された顧客管理システムの動作について説明する。 【0031】まず、認証処理時の動作について説明する。 【0032】エンドユーザ(UA)1−1が認証用FEP2−1に対して認証要求を出すと、この認証要求が認証用FEP2−1からキャッシュサーバ3に対して送出される。 【0033】キャッシュサーバ3においては、認証/参照処理部3−2において、認証用FEP2−1からの認証要求を受け付け、参照用DB3−3の内容を参照して認証用FEP2−1からの認証要求に対して回答する。 【0034】次に、参照処理時の動作について説明する。 【0035】エンドユーザ(UA)1−2が参照用FEP2−2に対して参照要求を出すと、この参照要求が参照用FEP2−2からキャッシュサーバ3に対して送出される。 【0036】キャッシュサーバ3においては、認証/参照処理部3−2において、参照用FEP2−2からの参照要求を受け付け、参照用DB3−3の内容を参照して参照用FEP2−2からの参照要求に対して回答する。 【0037】次に、更新処理時の動作について説明する。 【0038】エンドユーザ(UA)1−3が更新用FEP2−3に対して更新要求を出すと、この更新要求が更新用FEP2−3からマスタ管理サーバ4に対して送出される。 【0039】マスタ管理サーバ4においては、まず、更新処理部4−2において、更新用FEP2−3からの更新要求を受け付けてマスタDB4−3の内容を更新し、続いて、ディレクトリサーバ4−1において、マスタDB4−3の更新前後の更新差分情報を中継サーバ5にレプリケーションする。ここでは、レプリケーション方式として、LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)によるレプリケーション方式を用いる。 【0040】中継サーバ5においては、ディレクトリサーバ5−1において、マスタ管理サーバ4内のディレクトリサーバ4−1から転送されてきた更新差分情報のレプリケーションがキャッシュサーバ3に対して転送される。 【0041】キャッシュサーバ3においては、ディレクトリサーバ3−1において、中継サーバ5から転送されてきた更新差分情報のレプリケーションに基づいて参照用DB3−3の内容が更新される。 【0042】本実施形態においては、マスタ管理サーバ4におけるレプリケーション方式として、LDAPによるレプリケーション方式を用いているが、マスタDB4−3及び参照用DB3−3は、LDAPsv(LDAP SerVer)に規定はせず、Oracle(商標名)等のRDB(リレーショナルデータベース)も使用可能である。 【0043】なお、マスタ管理サーバ4におけるレプリケーション方式としては、LDAP以外にも、FTP(File Transfer Protocol)やHTTP(hyper text transfer protocol)によるレプリケーション方式を用いることができる。FTPやHTTPによるレプリケーション方式を用いた場合には、大量データの送受信をまとめて行うことができるという効果が得られる。中でも、FTPによるレプリケーション方式を用いた場合には、HTTPよりも高速にデータの送受信を行うことができる。 【0044】また、中継サーバ5は、レプリケーション先(キャッシュサーバ3を含む複数の物理サーバ)をオブジェクトクラス(顧客情報、契約情報等の項目の集合体)毎に反映させているが、レプリケーション先毎に必要項目/形式等に差異があるため、それらを吸収するフィルタリング機能を備えている。 【0045】このため、本実施形態においては、中継サーバ5のフィルタリング機能により、レプリケーション先毎に情報の変換や絞り込みなどがSG(System Generalization)定義可能となる。なお、SG定義とは、上述したフィルタリング機能の動作の設定値の定義、或いはレプリケーション先のIPアドレス等の設定値の定義等である。 【0046】また、マスタDB4−3の更新前後の更新差分情報のレプリケーション等のレプリカ情報は、オンラインのリアル反映が必要であるが、マスタ管理サーバ5及び中継サーバ5において、バッチ処理で扱うデータとオンライン処理で扱うデータとで、ネットワーク上の論理パスを分けて送信することにより、大量バッチのレプリカ情報で遅延しないように制御することが可能になる。 【0047】また、本実施形態においては、マスタ管理サーバ5から中継サーバ5を介してキャッシュサーバ3にレプリケーションする他にも、キャッシュサーバ3から中継サーバ5を介してマスタ管理サーバ5にレプリケーションすることも可能である(双方向レプリケーション)。 【0048】また、キャッシュサーバ3やマスタ管理サーバ4と同様の機能を備える物理サーバを増設することが可能であるため、マスタ管理サーバ5と中継サーバ5との間のネットワークや、中継サーバ5とキャッシュサーバ3との間のネットワークを物理的に多重化することも可能である。 【0049】また、マスタ管理サーバ4は、マスタDB4−3を具備しているため、過去のレプリカ情報をいつでも再レプリケーションすることが可能であり、また、中継サーバ5は、キャッシュサーバ3に転送したレプリケーションをバックアップしておくことにより、このレプリケーションを再転送することができる。 【0050】このため、本実施形態においては、マスタ管理サーバ4及び中継サーバ5の再レプリカ機能により、レプリケーション先のキャッシュサーバ3に障害が発生し、参照用DB3−3のレプリカ情報が破棄されたとしても、参照用DB3−3に必要な情報を障害復旧のために再転送することができる。 【0051】 【発明の効果】以上説明したように本発明においては、エンドユーザーから更新要求が送出された場合には、マスタ管理サーバにおいて、更新要求に基づいてマスタDBの内容を更新すると同時に、更新要求に基づいてマスタDBの更新前後の更新差分情報をレプリケーションし、キャッシュサーバにおいて、更新差分情報のレプリケーションに基づいて参照用DBの内容を更新し、エンドユーザーから認証/参照要求が送出された場合には、キャッシュサーバにおいて、参照用DBの内容に基づいて、認証/参照要求に対して回答するように構成されている。 【0052】このように、認証/参照処理時に用いる参照用DBと、更新処理時に用いる更新用DBとが分離されているため、認証/参照系のトラフィックに依存することなく、認証/参照/更新処理を行うことが可能な顧客管理システムを構築することができる。 【0053】また、キャッシュサーバを複数設けた場合においては、参照用DBを段階的に並列分散して増設可能となるため、いずれかのキャッシュサーバが故障したとしても認証/参照機能が無停止となる顧客管理システムを提供することができる。また、認証/参照系のトラヒックが増大したとしても、新たなソフトを開発することなくキャッシュサーバを増設することのみで対応可能であるため、トラフィックに見合った経済的な顧客管理システムを提供することができる。 【0054】また、マスタ管理サーバにて、更新差分情報を再レプリケーションすることを可能とし、中継サーバにて、更新差分情報のレプリケーションを再転送することを可能とした場合においては、キャッシュサーバに障害が発生して参照用DBのレプリカ情報が破棄されたとしても、参照用DBに必要な情報を障害復旧のために再転送することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004237 【氏名又は名称】日本電気株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年10月30日(2000.10.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100088328 【弁理士】 【氏名又は名称】金田 暢之 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−132568(P2002−132568A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月10日(2002.5.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−330731(P2000−330731) |
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