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【発明の名称】 データベース更新システム
【発明者】 【氏名】有川 和秀

【要約】 【課題】それぞれデータベースを有する複数のサーバ間で即時的にデータ更新を行ないうるデータベース更新システムを提供する。

【解決手段】ネットワークを介して接続された複数のサーバ1A〜1D間において各サーバ1A〜1Dに設けられたデータベース14A〜14Dのデータを更新するシステムであって、第1サーバ1A内の第1データベース14Aのデータが更新されたときに自動的に起動して第2サーバ1Bにアクセスし、第2サーバ1Bの第2データベース14Bに対し、第1データベース14Aのデータ更新に対応したデータ更新を行なうデータ更新手段3A〜3Dを備えたことにより、第1サーバ1A内の第1データベース14Aにデータ更新があった場合に、即時的に第2〜第4サーバ1B〜1D内の第2〜第4データベース14B〜14Dのデータが更新される。したがって、各サーバ1A〜1Dおよびデータベース14A〜14D間でのデータ更新のタイムラグやデータの狂いが生じない。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ネットワークを介して接続された複数のサーバ間において各サーバに設けられたデータベースのデータ更新を行なうデータベース更新システムであって、第1サーバ内の第1データベースがデータ更新されたときに自動的に起動して第2サーバにアクセスし、第2サーバの第2データベースに対し、第1データベースのデータ更新に対応したデータ更新を行なうデータ更新手段を備えていることを特徴とするデータベース更新システム。
【請求項2】 データベースが設けられたサーバを3つ以上有し、各サーバのデータベースを順次データ更新しうるようになっている請求項1記載のデータベース更新システム。
【請求項3】 第1サーバがワールド・ワイド・ウエブ上に存在している請求項1記載のデータベース更新システム。
【請求項4】 第1サーバのデータ形式が、更新データ発信もとのシステムのデータ形式と統一されている請求項3記載のデータベース更新システム。
【請求項5】 上記第1サーバ以外のサーバがローカルエリアネットワーク内に存在している請求項3または4記載のデータベース更新システム。
【請求項6】 データ更新されたサーバから前のサーバに対して更新結果を送信する結果送信手段を備えている請求項1〜4のいずれか一項に記載のデータベース更新システム。
【請求項7】 データ更新手段が、データベースのデータが変更されたときに自動起動する自動起動手段と、データ更新箇所とデータ更新内容のうち少なくともいずれかを読み取る更新情報読取手段と、読み取った更新データに基づいてつぎのサーバのデータを書換えるデータ書換手段とを含むものである請求項1〜6のいずれか一項に記載のデータベース更新システム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、それぞれデータベースを有する複数のサーバ間で即時的にデータ更新を行ないうるデータベース更新システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、汎用コンピュータ装置によって実行される受注管理・在庫管理・売上管理等の基幹業務用のパッケージシステムは、1台のコンピュータ装置において1つのデータベースを用いて行なわれていた。
【0003】ところが、受注管理・在庫管理・売上管理等のそれぞれの業務において、データ量が多くなってくると、1台の装置・1つのデータベースでは管理しきれなくなる。そこで、受注管理・在庫管理・売上管理等それぞれの業務ごとにサーバとデータベースを設け、複数の装置で基幹業務を行なうシステムも構築されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数のサーバとデータベースを用いたシステムでは、各サーバおよびデータベース間でデータ更新にタイムラグが発生するおそれがある。また、複数のデータベース間でデータの狂いが生じるおそれもある。このため、一定期間ごとに〆日を設定し、〆日におけるデータの更新状況や狂いの調整を行なう必要があった。また、上記従来のシステムでは、各サーバは、更新データの発信もとである取引先等のシステムから独立して存在しているため、更新するデータを取引先のデータ形式からこちらの装置に適合する形式に変換する必要があった。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、それぞれデータベースを有する複数のサーバ間で即時的にデータ更新を行ないうるデータベース更新システムの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するため、本発明のデータベース更新システムは、ネットワークを介して接続された複数のサーバ間において各サーバに設けられたデータベースのデータ更新を行なうデータベース更新システムであって、第1サーバ内の第1データベースがデータ更新されたときに自動的に起動して第2サーバにアクセスし、第2サーバの第2データベースに対し、第1データベースのデータ更新に対応したデータ更新を行なうデータ更新手段を備えていることを要旨とする。
【0007】すなわち、本発明のデータベース更新システムは、第1サーバ内の第1データベースがデータ更新されたときに自動的に起動して第2サーバにアクセスし、第2サーバの第2データベースに対し、第1データベースのデータ更新に対応したデータ更新を行なうデータ更新手段を備えている。このため、第1サーバ内の第1データベースにデータ更新があった場合に、即時的に第2サーバの第2データベースがデータ更新される。したがって、各サーバおよびデータベース間でデータの更新にタイムラグがほとんど発生せず、複数のデータベース間でデータの狂いも生じない。このため、従来のように、一定期間ごとに〆日を設定して〆日におけるデータの更新状況や狂いの調整を行なう必要がなくなる。
【0008】本発明のデータベース更新システムにおいて、データベースが設けられたサーバを3つ以上有し、各サーバのデータベースを順次データ更新しうるようになっている場合には、3つ以上のサーバ間で即時的なデータ更新が可能となる。
【0009】本発明のデータベース更新システムにおいて、第1サーバがワールド・ワイド・ウエブ上に存在している場合や、第1サーバのデータ形式が、更新データ発信もとのシステムのデータ形式と統一されている場合には、更新するデータを取引先等のデータ形式からこちらの装置に適合する形式に変換する必要がなくなる。
【0010】本発明のデータベース更新システムにおいて、上記第1サーバ以外のサーバがローカルエリアネットワーク内に存在している場合には、既存のサーバを利用した基幹業務の遂行が行ないやすくなり、システム構築のための初期投資が小さくてすむ。
【0011】本発明のデータベース更新システムにおいて、データ更新されたサーバから前のサーバに対して更新結果を送信する結果送信手段を備えている場合には、サーバ間のデータ更新の履歴が確認できる。
【0012】本発明のデータベース更新システムにおいて、データ更新手段が、データベースのデータが変更されたときに自動起動する自動起動手段と、データ更新箇所とデータ更新内容のうち少なくともいずれかを読み取る更新情報読取手段と、読み取った更新データに基づいてつぎのサーバのデータを書換えるデータ書換手段とを含むものである場合には、有効に複数のサーバ間で即時的にデータ更新を行なうことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳しく説明する。
【0014】図1は、本発明のデータベース更新システムの一実施の形態を示すシステム構成図である。このシステムは、ワールド・ワイド・ウェブ(以下「WWW」という)上に存在する第1サーバ1Aと、ローカル・エリア・ネットワーク(以下「LAN」という)内に存在し、相互にLANを介して接続された第2〜第4サーバ1B,1C,1Dとを備えている。上記第1サーバと第2〜第4サーバ1B,1C,1Dとは、通信回線を介して接続されている。上記第1サーバ1Aには、同じくWWW上に存在した端末装置2が接続されている。
【0015】上記システムでは、第1サーバ1AがWWW上に存在し、第1サーバ1Aのデータ形式が、更新データ発信もとの端末装置2と統一されている。このようにすることにより、更新するデータを取引先等のデータ形式からこちらの装置に適合する形式に変換する必要がなくなる。また、上記システムでは、上記第1サーバ1A以外のサーバ1B〜1DがLAN内に存在しているため、既存のサーバ1を利用した基幹業務の遂行が行ないやすくなり、システム構築のための初期投資が小さくてすむ。
【0016】上記各サーバ1A〜1Dはそれぞれ、キーボード,マウス等からなりデータやコマンド等を入力する入力手段と、CPU等からなり上記入力されたデータの演算やデータの一時的な格納を行う中央演算装置と、メインメモリ等からなり上記中央演算装置で用いられるモジュールを展開等する主記憶装置と、ハードディスク等からなりデータベース14A〜14Dが格納される補助記憶装置とを備えている。
【0017】また、上記各サーバ1A〜1Dはそれぞれ、プリンタ装置等からなり上記中央演算装置で処理されたデータを伝票や帳票等に出力する出力手段と、CRT装置や液晶ディスプレイ等からなり上記入力手段に入力されたデータや出力手段に出力されるデータ等を表示する表示手段とを備えている。また、FDドライブやCD−ROMドライブ等からなり、上記主記憶装置や補助記憶装置に記憶されるモジュール等を格納する外部記憶装置を備えている。
【0018】さらに、上記端末装置2は、上記各サーバ1A〜1Dと同様に、キーボード,マウス等からなる入力手段と、CPU等からなる中央演算装置と、メインメモリ等からなる主記憶装置と、ハードディスク等からなる補助記憶装置と、プリンタ装置等からなる出力手段と、CRT装置や液晶ディスプレイ等からなる表示手段と、FDドライブやCD−ROMドライブ等からなる外部記憶装置を備えている。
【0019】そして、上記システムでは、端末装置2から第1サーバ1Aの第1データベース14Aに対してデータの更新が行なわれた際、第1サーバ1Aのデータ更新手段3Aが自動的に起動して第2サーバ1Bにアクセスし、第2サーバ1Bの第2データベース14Bに対し、第1サーバ1Aの第1データベース14Aのデータ更新に対応したデータ更新を行なうようになっている。その後、同様にして第2サーバ1Bのデータ更新手段3Bが自動起動して第3サーバ1Cの第3データベース14Cのデータ更新を行う。この第3サーバ1Cのデータ更新により、第3サーバ1Cのデータ更新手段3Cが自動起動して第4サーバ1Dの第4データベース14Dのデータ更新を行うようになっている。
【0020】図2に、サーバ1のシステム構成を示す。
【0021】図において、10は送受信制御手段であり、端末装置2もしくは他のサーバ1との間で送受信するデータの制御を行なう。12はプログラム格納部であり、受注管理・在庫管理・売上管理等の基幹業務を実行するメインプログラムが格納されている。11はプログラム実行部であり、上記プログラム格納部12に格納されたプログラムを実行し、受注管理・在庫管理・売上管理等の基幹業務を実行する。
【0022】14はデータベースであり、受注管理・在庫管理・売上管理等の各基幹業務において用いられるデータがデータベース14として格納されている。13はデータベース管理手段であり、上記データベース14に格納されたデータの検索,変更,記録,削除等を行なう。
【0023】3はデータ更新手段であり、サーバ1のデータベース14に対してデータの更新が行なわれた際に自動的に起動してつぎのサーバ1にアクセスし、つぎのサーバ1のデータベース14に対し、このサーバ1のデータベース14のデータ更新に対応したデータ更新を行なう。
【0024】上記データ更新手段3において、15は自動起動手段であり、端末装置2あるいは前のサーバ1からこのサーバ1のデータベース14に対するデータ更新が行なわれた際に、データ更新手段3を自動的に起動する。16は更新情報読取手段であり、データ更新手段3が自動起動したときに、データベース管理手段13を介してデータベース14の更新箇所および更新内容等の更新情報を読み取る。
【0025】17は更新結果送信手段であり、上記更新情報読取手段16で読み取った更新情報を更新結果としてデータ更新もとの端末装置2あるいは前のサーバ1に対して送信する。このように、データ更新を行なった前のサーバ1に対し、データ更新されたサーバ1から更新結果を送信するため、サーバ1間のデータ更新の履歴が確認できる。
【0026】18はサーバアクセス手段であり、更新情報読取手段16での更新情報の読み取りと前後して、つぎのサーバ1にアクセスしてつぎのサーバ1のデータベース14のデータ更新の準備を行なう。19はデータ書換手段であり、つぎのサーバ1へのアクセスを行なったのち、つぎのサーバ1のデータベース14の更新箇所を抽出し、抽出した更新箇所のデータの書き換えを行なう。
【0027】つぎに、上記システムの動作について、図3に示すフローチャートをもとに説明する。なお、図において「S」は、ステップを意味する。
【0028】まず、端末装置2により第1サーバ1Aの第1データベース14Aのデータが書き換えられてデータ更新が行なわれた場合、まず、第1サーバ1Aの自動起動手段15によりデータ更新手段3が自動的に起動される(ステップ10)。ついで、更新情報読取手段16により第1サーバ1のデータベース14の更新箇所および更新内容等の更新情報の読み取りが行なわれる(ステップ20)。
【0029】つぎに、更新結果送信手段17により、上記更新情報読取手段16で読み取った更新情報を更新結果としてデータ更新もとの端末装置2に対して送信する(ステップ30)。そして、上記更新情報読取手段16での更新情報の読み取りと前後して、サーバアクセス手段18によりつぎの第2サーバ1Bにアクセスして第2サーバ1Bのデータベース14のデータ更新の準備を行なう(ステップ40)。
【0030】そののち、データ書換手段19により、第2サーバ1Bの第2データベース14Bの更新箇所を抽出し(ステップ50)、抽出した更新箇所のデータの書き換えを行なう(ステップ60)。
【0031】このようにしてデータ更新が行なわれた第2サーバ1Bでは、上述同様、自動起動手段15によるデータ更新手段3の自動起動が行なわれ、ステップ10〜ステップ60と同様の手順で第3サーバ1Cのデータ更新が行なわれる。さらに、第3サーバ1Cでも、自動起動手段15によるデータ更新手段3の自動起動が行なわれ、ステップ10〜ステップ60と同様の動作で第4サーバ1Dのデータ更新が行なわれる。
【0032】このように、上記システムによれば、第1サーバ1A内の第1データベース14Aにデータ更新があった場合に、即時的に第2〜第4サーバ内1B〜1Dの第2〜第4データベース14B〜14Dのデータが更新される。したがって、各サーバ1A〜1Dおよびデータベース14A〜14D間でデータの更新にタイムラグがほとんど発生せず、複数のデータベース14A〜14D間でデータの狂いも生じない。このため、従来のように、一定期間ごとに〆日を設定して〆日におけるデータの更新状況や狂いの調整を行なう必要がなくなる。
【0033】なお、上記実施の形態では、本発明を4台のサーバ1A〜1Dでデータ更新する例をあげて説明したが、これに限定するものではなく、サーバ1は、3台以下でもよいし5台以上の場合に適用することもできる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明のデータベース更新システムによれば、第1サーバ内の第1データベースにデータ更新があった場合に、即時的に第2サーバの第2データベースがデータ更新される。したがって、各サーバおよびデータベース間でデータの更新にタイムラグがほとんど発生せず、複数のデータベース間でデータの狂いも生じない。このため、従来のように、一定期間ごとに〆日を設定して〆日におけるデータの更新状況や狂いの調整を行なう必要がなくなる。
【出願人】 【識別番号】300076644
【氏名又は名称】有限会社アーンツ社
【出願日】 平成12年10月20日(2000.10.20)
【代理人】 【識別番号】100109472
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 直之
【公開番号】 特開2002−132562(P2002−132562A)
【公開日】 平成14年5月10日(2002.5.10)
【出願番号】 特願2000−320407(P2000−320407)