| 【発明の名称】 |
画像処理装置、方法、媒体、およびプログラム |
| 【発明者】 |
【氏名】江口 晴隆
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、イメージオブジェクトを通常のアルバムの写真と同様の感覚で管理するため、イメージオブジェクトを付加情報とともに保管することを技術的課題とする。
【解決手段】本発明は、本発明は、画像処理装置であり、処理対象とするイメージオブジェクトおよび該イメージオブジェクトを修飾する付加情報を指定させる制御部を備え、この制御部は、イメージオブジェクトに対し、当該イメージオブジェクトと一体として取り扱い可能であり、且つイメージオブジェクト自体の内容を改変しない状態で付加情報を追加するものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 画像処理装置であり、処理対象とするイメージオブジェクトおよび該イメージオブジェクトを修飾する付加情報を指定させる制御部を備え、前記制御部は、前記イメージオブジェクトに対し、当該イメージオブジェクトと一体として取り扱い可能であり、且つイメージオブジェクト自体の内容を改変しない状態で付加情報を追加する画像処理装置。 【請求項2】 前記付加情報は、付加状態において前記イメージオブジェクトの一部を構成する請求項1記載の画像処理装置。 【請求項3】 前記付加情報は、イメージオブジェクトの一部を構成するための画像属性とともに、音声属性、テキスト属性、または動作属性の少なくとも一つを有する請求項2記載の画像処理装置。 【請求項4】 前記制御部を介した操作に連携して、前記付加情報の画像属性の表示、音声属性の再生、テキスト属性の表示、または動作属性の実行がなされる請求項3記載の画像処理装置。 【請求項5】 イメージオブジェクトを表示部に表示させる画像処理装置であり、ファイルに記録されたイメージオブジェクトおよび該イメージオブジェクトに含まれる制御データを検出する手段と、前記検出した制御データで示される付加情報を用いて前記イメージオブジェクトを修飾して前記表示部に表示させる手段と、を備える画像処理装置。 【請求項6】 前記制御部は、前記イメージオブジェクトにおける不可視領域部に前記付加情報を示す制御データを追加する請求項1記載の画像処理装置。 【請求項7】 処理対象とするイメージオブジェクトを指定するステップと、イメージオブジェクトに追加する付加情報を指定するステップと、イメージオブジェクトに対し、当該イメージオブジェクトと一体として取り扱い可能であり、且つイメージオブジェクト自体の内容を改変しない状態で付加情報を追加するステップと、からなるイメージオブジェクトの処理方法。 【請求項8】 コンピュータに、イメージオブジェクトを処理させるプログラムであって、処理対象とするイメージオブジェクトを指定させるステップと、イメージオブジェクトに追加する付加情報を指定させるステップと、イメージオブジェクトに対し、当該イメージオブジェクトと一体として取り扱い可能であり、且つイメージオブジェクト自体の内容を改変しない状態で付加情報を追加するステップと、からなるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 【請求項9】 コンピュータに、イメージオブジェクトを処理させるプログラムであって、ファイルに記録されたイメージオブジェクトおよび該イメージオブジェクトに含まれる制御データを検出するステップと、前記検出した制御データで示される付加情報を用いて前記イメージオブジェクトを修飾して表示部に表示するステップと、からなるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 【請求項10】 イメージオブジェクトを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記イメージオブジェクトは、可視データと当該イメージオブジェクトに対する制御データとからなり、前記制御データは、前記可視データを修飾する付加情報を示し、前記可視データが表示部に表示されるときに利用されることを特徴とするイメージオブジェクトを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 【請求項11】 コンピュータに、イメージオブジェクトを処理させるプログラムであって、処理対象とするイメージオブジェクトを指定させるステップと、イメージオブジェクトに追加する付加情報を指定させるステップと、イメージオブジェクトに対し、当該イメージオブジェクトと一体として取り扱い可能であり、且つイメージオブジェクト自体の内容を改変しない状態で付加情報を追加するステップと、からなるプログラム。 【請求項12】 コンピュータに、イメージオブジェクトを処理させるプログラムであって、ファイルに記録されたイメージオブジェクトおよび該イメージオブジェクトに含まれる制御データを検出するステップと、前記検出した制御データで示される付加情報を用いて前記イメージオブジェクトを修飾して表示部に表示するステップと、からなるプログラム。 【請求項13】 コンピュータに、イメージオブジェクトを処理させるプログラムであって、イメージオブジェクトに対して一体に扱われるフレームを指定させるステップと、前記フレームに画像属性、音声属性、テキスト属性、または動作属性の少なくとも一つを登録するステップと、前記フレームの追加されたイメージオブジェクトを表示するステップと、表示されたイメージオブジェクトまたはフレームが操作されたときに音声属性の再生、テキスト属性の表示、画像属性の表示、または動作属性の実行を処理するステップと、前記イメージオブジェクトとフレームとを一体のファイルとして記録するステップと、からなるプログラム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、イメージファイルに情報を付加する技術に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、インターネットの利用者が写真等のイメージオブジェクトを記録したファイル(以下イメージファイルという)をダウンロードして端末装置に保管することが日常的に行われている。また、ディジタルカメラで撮影した写真のイメージファイルをパーソナルコンピュータ等の画像処理装置で保管することも日常的に行われている。 【0003】イメージファイルの形式の一つにJPEGがある。JPEGは、コンピュータ上のイメージを記録するために広く使用されている。 【0004】ところで、一般に、プリントされた写真は、アルバム帳に貼り付けたり、綴じ込んだり,ポケットにストックしたりすることで保管される。このとき、写真に関わる付加情報(例えば、撮影日,撮影場所,撮影されたシチュエーション(例えば、遠足,旅行,運動会等の行事名))が書かれた紙を写真の近傍に貼り付けたり、写真を貼り付けたアルバム帳の台紙の余白に書き込んだりすることが行われる。 【0005】このため、JPEGファイルで写真を保管するユーザは、アルバム帳に写真を保管する場合と同様に、写真とともに付加情報を保管したいという要望がある。 【0006】しかしながら、JPEGファイルのフォーマットは、画像の外縁内部のみに関する定義しかなされていない。このため、JPEGファイルでは写真の画像の周囲又は画像上に付加情報としてのテキストを貼り付けたりすることができない。従って、付加情報は、写真のJPEGファイルと別個のファイルとして保管されていた。そして、写真の画像とともに付加情報としてのテキストを表示させる場合に、ユーザは夫々のファイルを用いた表示処理を実行しなければならなかった。このため、写真の表示に時間を要する可能性があった。 【0007】また、JPEGファイルの加工ソフト(描画ソフト)を用いてJPEGファイルを改変をすることもできる。つまり、写真の画像上にテキストを書き込むことで、付加情報を写真に付加することが可能である。 【0008】しかしながら、この場合は、JPEGファイルの内容そのものが変わってしまうので、写真に書き込んだテキストを消したり、書き直したりすることは困難である。また、テキストを書き込む前の状態に戻すことは非常に困難である。従って、この方法では、各写真毎に、バックアップを採る等の対処が必要であった。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従来の技術の問題点に鑑みてなされたものである。本発明は、イメージオブジェクトを通常のアルバムの写真と同様の感覚で管理するため、イメージオブジェクトを付加情報とともに保管することを技術的課題とする。 【0010】また、本発明は、イメージオブジェクトそのものに改変を加えることなく、イメージオブジェクトに対する付加情報の追加、変更、削除を可能にすることを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決するために、以下の手段を採用した。 【0012】すなわち、本発明は、画像処理装置であり、処理対象とするイメージオブジェクトおよび該イメージオブジェクトを修飾する付加情報を指定させる制御部を備え、この制御部は、イメージオブジェクトに対し、当該イメージオブジェクトと一体として取り扱い可能であり、且つイメージオブジェクト自体の内容を改変しない状態で付加情報を追加するものである。 【0013】好ましくは、この制御部は、イメージオブジェクトに追加する付加情報を指定させ、イメージオブジェクトに対し、当該イメージオブジェクトと一体として取り扱い可能であり、且つイメージオブジェクト自体の内容を改変しない状態で着脱可能な付加情報を追加するものでもよい。ここで、着脱可能とは、イメージオブジェクトへの付加情報の付加、イメージオブジェクトからの付加情報からの削除が自在であり、そのような付加または削除によって、イメージオブジェクトが改変されないことをいう。 【0014】上記付加情報は、イメージオブジェクトに対して着脱可能なフレームであってもよい。ここで着脱可能とは、イメージオブジェクトにフレームを付加した後、フレームを削除し、イメージオブジェクトをフレーム追加前の状態に戻すことが容易にできることをいう。 【0015】上記付加情報は、付加状態においてイメージオブジェクトの一部を構成するものであってもよい。 【0016】この付加情報は、イメージオブジェクトの一部を構成するための画像属性とともに、音声属性、テキスト属性、または動作属性の少なくとも一つを有するものでもよい。 【0017】本発明は、上記制御部を介した操作に連携して、付加情報の画像属性の表示、音声属性の再生、テキスト属性の表示、または動作属性が実行されるものでもよい。 【0018】本発明は、イメージオブジェクトと共に付加情報を単一のファイルとして記録する記録部を備えるものでもよい。 【0019】本発明は、イメージオブジェクトを表示部に表示させる画像処理装置であり、ファイルに記録されたイメージオブジェクトおよび該イメージオブジェクトに含まれる制御データを検出する手段と、検出した制御データで示される付加情報を用いてイメージオブジェクトを修飾して表示部に表示させる手段と、を備えるものでもよい。 【0020】本発明は、イメージオブジェクトの処理方法であり、処理対象とするイメージオブジェクトを指定するステップと、イメージオブジェクトに追加する付加情報を指定するステップと、イメージオブジェクトに対し、当該イメージオブジェクトと一体として取り扱い可能であり、且つイメージオブジェクト自体の内容を改変しない状態で付加情報を追加するステップと、からなるものでもよい。 【0021】本発明は、以上のいずれかの機能を実現させるプログラムであってもよい。また、そのようなプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録したものでもよい。 【0022】本発明は、イメージオブジェクトを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、このイメージオブジェクトは、可視データと当該イメージオブジェクトに対する制御データとからなり、制御データは、可視データを修飾する付加情報を示し、可視データが表示部に表示されるときに利用されることを特徴とするイメージオブジェクトを記録したものでもよい。 【0023】ここで、可視データとは、付加情報が付加されるイメージオブジェクトの元の画像である。また、制御データとは、付加情報を示す、所定のデータ形式のデータをいう。所定のデータ形式とは、例えば、JPEGデータに含まれるAPPA(アプリケーションマーカ)である。 【0024】 【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態を図1から図24の図面に基いて説明する。 【0025】図1は、本実施の形態に係る画像処理装置1が実行する情報付加処理の概念説明図であり、図2は、フレームの種類を示す図であり、図3から図7は、フレームアクションを示す図であり、図8から図16は、付加される情報のデータフォーマットを示す図であり、図17は、画像処理装置1のハードウェア構成図であり、図18は、情報付加処理の操作画面を示す図であり、図19は、フレーム付加の操作例を示す図であり、図20から図24は、画像処理装置1のCPU2で実行されるプログラムの処理を示すフローチャートである。 <原理>図1は本発明の概念説明図である。図1では、画像処理装置1(パーソナルコンピュータ)のディスプレイ13にイメージオブジェクトが表示されている。このイメージオブジェクトは、デジタルビデオカメラで生成された1コマの画像30とフレーム31(及び31a、31b)とから構成されている。このように画像処理装置1は、画像30のようなイメージオブジェクトにフレーム31等を付加する機能を提供する。 【0026】このうち、フレーム31は、単純な塗りつぶし領域で構成されている。一方、フレーム31aには、星の形状をした画像(三つ星)が付加されている。三つ星は、画像撮影当時の撮影者の感動を表現している。このように、画像処理装置1は、フレーム領域を使用してイメージオブジェクトに他の画像を付加する機能を提供する。 【0027】また、フレーム31bには、「1999年7月21日ツェルマットにて」というテキスト情報が付加されている。このように、画像処理装置1は、フレーム領域を使用してイメージオブジェクトにテキスト情報を付加する機能を提供する。 【0028】さらに、このイメージオブジェクトの表示と同期して、画像処理装置1に接続されたスピーカ19からは音声(エーデルワイスを歌う歌声)が出力される。この歌声は、画像30が撮影されたとき、付近にいた人々が口ずさんでいたものである。この音声は、デジタルビデオカメラによって画像とともに記録された。このように画像処理装置1は、イメージオブジェクトに関連する音声データを付加する機能を提供する。 【0029】このように、画像処理装置1は、イメージオブジェクトに関連する情報(テキスト、画像、音声)を一体として保管する機能を提供する。 <フレームの種類>図2に、本実施の形態の画像処理装置1がイメージオブジェクトに付加するフレームの種類を示す。この画像処理装置1は、処理対象のイメージオブジェクト(以下元イメージという)の任意の位置に1以上のフレームを付加する。画像処理装置1は、このフレームを付加する位置をユーザに指定させる。 【0030】例えば、左付加、右付加、上付加または下付加が指定された場合、各々元イメージの左側、右側、上側または下側にフレームを付加する。 【0031】図2に示すように左付加、右付加、上付加または下付加の中から複数個を組み合わせてフレームを付加してもよい。 【0032】また、フレームを元イメージの領域の内側に付加してもよい。その場合、付加されたフレームによって、元イメージが分割される。元イメージが1個のフレームで上下の領域に分割させる指定を上下分割付加という。また、元イメージが1個のフレームで左右の領域に分割させる指定を左右分割付加という。さらに、上下分割付加と左右分割付加との組み合わせを左右上下分割付加という。 <フレームアクションの種類>図3から図7にフレームアクションの例を列挙する。フレームアクションとは、画像処理装置1において、元イメージに付加されたフレームを表示する際の動作属性をいう。 【0033】図3に固定フレームの例を示す。固定フレームとは、元イメージに固定され、動きのないフレームをいう。固定フレームは、元イメージがディスプレイ13に表示されると常に、その元イメージの所定の位置に表示される。図3では、左付加された固定フレームが表示されている。 【0034】このフレームには、画像やテキストをはめ込むことができる。例えば、元イメージを説明する文、元イメージに関連する画像等である。 【0035】また、画像処理装置1では、固定フレームとともに関連する音声データを埋め込むことができる。そしてそのフレームを付けた元イメージを表示するときに、同期して音声を発生させることができる。 【0036】図4にフレームスクロールの例を示す。フレームスクロールとは、ユーザの入力をトリガにしてフレームを幅0の直線状から所定の寸法まで徐々に幅を広げる動作属性をいう。フレームスクロールの動作属性を有するフレームは、非表示状態になる場合には、所定のフレーム幅から幅0になるまでに徐々に幅を減少させる。 【0037】本実施形態の画像処理装置1では、ユーザ入力として様々なものを定義できる。例えば、元イメージの表示指示、マウスによる元イメージのクリック、フレームのクリック、またはポップアップメニューからのフレーム表示・非表示の選択等である。 【0038】このフレームスクロールで表示されるフレームにも同様に、画像やテキストをはめ込むことができる。その画像やテキストは、フレームの幅が所定値になったときに表示される。 【0039】また、フレームスクロールの動作属性を有するフレームにも音声を埋め込むことができる。その場合には、フレームのスクロールに同期して、埋め込まれた音声が出力される。 【0040】図5にフレーム回転の例を示す。フレーム回転とは、ユーザの入力をトリガにして、元イメージを垂直軸、または水平軸を回転軸にして回転させる動作属性をいう。フレーム回転では、フレームは元イメージの裏面として表示される。元イメージの裏面が表示されている状態で、さらに画像処理装置1がユーザ入力を検出すると、これをトリガとして、元イメージの裏面が回転され、元イメージが表示される。 【0041】フレーム回転の場合には、元イメージが回転され、裏面が表示されたときに付加されたテキストまたは画像が表示される。 【0042】また、元イメージの表面から裏面へ、または、裏面から表面への回転に同期して、埋め込まれた音声が出力される。 【0043】図6にフレーム開示の例を示す。フレーム開示とは、ユーザの入力をトリガにして、元イメージの垂直軸、または水平軸に平行な線の幅を徐々に太くさせてフレームを表示させる動作属性をいう。このフレーム開示によって上下分割、左右分割、または、上下左右分割のフレームが表示される。 【0044】フレーム開示で表示されたフレームは、さらに、ユーザの入力をトリガとして、徐々に幅が減少し、非表示状態になる。 【0045】フレーム開示で表示されたフレームへのテキスト、画像の表示、音声出力は、フレームスクロールの場合と同様である。 【0046】図7にフレーム浮沈の例を示す。フレーム浮沈とは、ユーザの入力をトリガにして、フレームの色または塗りつぶしパターンを徐々に濃くさせてフレームを表示させる動作属性をいう。フレーム浮沈では、フレームの幅等の寸法は変化しないが、フレームを表示する色または塗りつぶしパターンの濃度が変化する。 【0047】フレーム浮沈で表示されたフレームは、さらに、ユーザの入力をトリガとして、徐々に色または塗りつぶしパターンが薄くなり、非表示状態になる。 【0048】このフレーム浮沈で表示されるフレームにも同様に、画像やテキストをはめ込むことができる。その画像やテキストは、フレームの色または塗りつぶしパターンの濃度に同期して表示される。 【0049】また、フレーム浮沈、すなわち、濃度変化に同期して、埋め込まれた音声が出力される。 <データフォーマット>図8から図16にイメージオブジェクトに付加される情報を記録するデータフォーマットを示す。ここでは、JPEG(Joint Photographic Experts Group)で記述されたイメージオブジェクトに付加する情報のデータフォーマットの例を説明する。 【0050】JPEGのデータフォーマットは、ISO及びCCITTにおいて規定されている。画像処理装置1は、JPEGデータに含まれるAPPA(アプリケーションマーカ)を利用してイメージオブジェクトに情報を付加する。APPAが制御データに相当する。また、JPEGデータのAPPA部分が不可視領域部に相当する。一方、元の画像データが可視データに相当する。 【0051】図8は、JPEGに含まれるアプリケーションマーカ部のデータフォーマットの概要である。図8のように、画像処理装置1が処理するアプリケーションマーカ部は、マーカ部、データ長部、及びフレームデータ部40からなる。 【0052】マーカ部は、アプリケーションマーカ部であることを示す2バイトコード(16進数で”FFEA”)を保持する。 【0053】データ長部は、フレームデータ部40のデータ長にデータ長部そのもののデータ長(2バイト)を加えたデータ長を保持する。 【0054】フレームデータ部40は、画像処理装置1によって付加されるフレームとテキスト、画像、または音声とからなるデータを保持する。 【0055】図9に、フレームデータ部40の構成を示す。図9のように、フレームデータ部40は、フレーム付加位置指定部41、フレームアクション指定部42及びフレームデータ指定部43からなる。 【0056】フレーム付加位置指定部41には、元の画像に対するフレーム付加位置を指定する。 【0057】フレームアクション指定部42には、付加フレームに対する動作属性を指定する。 【0058】フレームデータ指定部43には、フレーム内のデータ(テキスト/イメージ/音声)を指定する。 【0059】図10にフレーム付加位置指定部41の詳細を示す。フレーム付加位置指定部41は、図10のように、(a)フレーム付加位置指定ビット、(b)フレーム幅(横)サイズ、(c)フレーム高さ(縦)サイズ、(d)フレーム付加位置相対横座標、(e)フレーム付加位置相対縦座標、(f)フレームデータ数からなる。 【0060】フレーム付加位置指定ビットは、0,1,2,4,8,0x10(先頭の0xは16進数を示すプレフィックスである。以下同様),0xFFの各値を取る。フレーム付加位置指定ビットは、これらの値により、図10の設定値に示すようなフレームの付加位置を保持する。 【0061】このフレーム付加位置指定ビットは、各ビット位置に設定されるフラグであるので、複数個組み合わせて指定できる。その場合、指定された位置にフレームが組み合わせて表示される。例えば、フレーム付加位置指定ビットとして、6が指定された場合には、2と4に対応するビットがオンになるので、元イメージの左右にフレームが付加される。 【0062】フレーム幅(横)サイズは、フレームの横幅サイズを保持する。ただし、この値が0の場合、デフォルトとして、元イメージの横幅と同一サイズのフレームが生成される。 【0063】フレーム高さ(縦)サイズは、フレームの高さ、すなわち、縦方向の寸法を保持する。 【0064】フレーム付加位置相対横座標とフレーム付加位置相対縦座標は、フレーム付加位置指定ビットが0xFF(画像内の任意位置)である場合に有効である。フレーム付加位置相対横座標とフレーム付加位置相対縦座標は、元イメージの左上を原点にして右下に向かう座標系における相対座標により、フレームが付加される位置を保持する。 【0065】フレームデータ数は、フレーム内に指定されたデータ数(音声データ、テキストデータ、またはイメージデータの個数)を保持する。したがって、画像処理装置1は、フレームに複数のデータを付加することができる。 【0066】図11にフレームアクション指定部42の詳細を示す。図11のようにフレームアクション指定部42は、全体で3バイトのデータである。フレームアクション指定部42は、フレームアクション指定ビット(1バイト)と、フレームアクション速度指定(2バイト)とからなる。 【0067】フレームアクション指定ビットは、固定フレーム、フレームスクロール、フレーム回転、フレーム開示、またはフレーム浮沈を指示する値を保持する。 【0068】フレームアクション速度は、各アクションの完了時間を保持する。ただし、固定フレームの場合、フレームアクション速度指定は無視される。 【0069】図12にフレームアクションとそのアクションを指定可能なフレーム付加位置の関係を示す。例えば、固定フレーム(フレームアクション=0)及びフレーム不沈(フレームアクション=8)は、すべての付加位置において有効である。 【0070】一方、フレームスクロール(フレームアクション=1)及びフレーム回転(フレームアクション=2)は、元イメージの中心に付加されたフレーム(フレーム付加位置ビット=0または1)では、無効である。 【0071】また、フレーム開示(フレームアクション=4)は、元イメージの左右上下に付加されたフレーム(フレーム付加位置ビット=2、4、8または10)では、無効である。 【0072】図13にフレームデータ指定部43の構成を示す。図13のようにフレームデータ指定部43は、フレームデータ指定ビット(1バイト)、実データサイズ(2バイト)、フレームデータ属性情報(64バイト)及び実データからなる。 【0073】フレームデータ指定ビットは、実データの種類(テキスト、音声またはイメージ)を保持する。 【0074】フレームデータサイズは、実データのバイト数を保持する。このバイト数には、NULL文字の数は含まれない。NULL文字は、テキストを構成する文字列の末尾を示す文字コードである。 【0075】フレームデータ属性情報の内容は、実データの種類に依存して異なる。 【0076】実データには、フレーム内に表示されるテキストやイメージ、または再生される音声が保持される。 【0077】図14は、実データがテキストの場合のフレームデータ属性情報の構成である。テキストに対するレームデータ属性情報には、テキストを描くフレーム位置、前景色、背景色、フォント名、フォントサイズ、フォントスタイル、フォントオリエンテーション、フォントアライメントが含まれる。 【0078】図15に実データが音声の場合のフレームデータ属性情報を示す。この場合、フレームデータ属性情報は、音声データのフォーマットの種類(WAV、AU、AIFF、MP3)を保持する。 【0079】図16に、実データがイメージの場合のフレームデータ属性情報を示す。イメージに対するフレームデータ属性情報には、前景色、背景色、そのイメージ(実データとして保持されるイメージ)のピクセルサイズ、描画開始座標及びイメージカラー深度が含まれる。 <画像処理装置1のハードウェア構成>図17は、画像処理装置1のハードウェア構成図である。図1において、画像処理装置1は、バスBUSで相互に接続されたCPU(Central Processing Unit、制御部に相当)2,ROM(Read Only Memory)3,RAM(Random Access Memory、記憶部に相当)4,ハードディスクドライブ(HDD:ハードディスク含む)5,フロッピー(登録商標)ディスクドライブ(FDD)6,CD−ROMドライブ7,グラフィックボード8,通信制御装置9,各インターフェイス回路(I/F)10,11,及び20を備えている。HDD5とFDD6とが記録部に相当する。 【0080】グラフィックボード8には、陰極線管(CRT)や液晶ディスプレイ(LCD)等のディスプレイ13が接続されている。I/F10には、キーボード(KBD)14が接続されている。I/F11には、マウス,トラックボール,フラットスペース,ジョイスティック等のポインティングデバイス15が接続されている(KBD14とポインティングデバイス15とが操作部に相当する)。I/F20には、スピーカ19が接続されている。 【0081】ROM3は、起動用プログラムを記憶している。起動用プログラムは、画像処理装置1の電源投入時にCPU2によって実行される。これによって、HDD5に記憶されているオペレーティングシステム(OS),及び表示処理又は通信処理のための単数又は複数のドライバが、RAM4にロードされ、各種の処理や制御が実行可能となる。 【0082】RAM4には、画像処理装置1を制御するプログラムが展開され、このプログラムによる処理結果,処理のための一時データ,ディスプレイ13の画面上に処理結果等を表示するための表示用データ等を保持する。そして、RAM4はCPU2の作業領域として使用される。 【0083】RAM4上に展開された表示用データは、グラフィックボード8を通じてディスプレイ13に伝達される。ディスプレイ13は、その画面上に表示用データに対応する表示内容(テキスト,イメージ等)を表示する。 【0084】HDD5は、CPU2の指示に従って、プログラム,制御用データ,テキストデータ,イメージデータ等を、ハードディスクに対して記録し、又は読み出すためのデバイスである。 【0085】FDD6は、CPU2の指示に従って、プログラム,制御用データ,テキストデータ,イメージデータ等の読み出し又は書き込みを、フロッピーディスク(FD)17に対して実行する。 【0086】CD−ROMドライブ7は、CPU2の指示に従って、CD−ROM(コンパクトディスクを用いた読み出し専用メモリ)18に記録されているプログラムやデータを読み取る。 【0087】通信制御装置9は、CPU2の指示に従って、画像処理装置1に接続された通信線を用い、他の装置とのデータの送受信、或いはプログラムやデータのアップロード又はダウンロードを実行する。 【0088】KBD14は、複数のキー(文字入力キー,カーソルキー等)を備えており、オペレータがコンピュータ1にデータを入力するために使用される。ポインティングデバイス15は、ディスプレイ13に表示されたカーソルを用いた指示を入力するために使用される。 【0089】CPU2は、本発明の記録媒体に相当するROM3,HDD5,FD17及びCD−ROM18に記憶された各種のプログラムを実行し、画像処理装置1内の各構成要素に指示を与え、画像処理装置1及びこの周辺装置13〜19の動作を制御する。 【0090】これによって、CPU2は、本発明の画像処理装置1を制御し、画像処理装置1は、本発明によるイメージオブジェクト処理機能を提供する。 【0091】なお、HDD5等の記録媒体に保持されるプログラムやデータは、予め保持されるようにしても良く、他の装置からダウンロードされたプログラムやデータが記録媒体に保持されるようにしても良い。 <操作画面の構成>図18に画像処理装置1の操作画面を示す。この操作画面は、メニューバを含む枠部分と、枠に囲まれ画像を表示する描画領域45とからなっている。 【0092】メニューバーには、”ファイル”、”編集”、”表示”、”挿入”、”書式”及び”ヘルプ”の各プルダウンメニューが表示される。 【0093】プルダウンメニューの”ファイル”を使用して、ユーザは、処理対象または表示対象のイメージオブジェクト(JPEG形式の画像データファイル)を選択する。選択されたイメージオブジェクトは、描画領域45に表示される。このように、既に作成されているイメージオブジェクトを処理対象として指定することが、「処理対象とするイメージオブジェクトの指定」に相当する。 【0094】また、プルダウンメニューの”編集”を使用して、ユーザは、表示中のイメージオブジェクトにフレームを付加することができる。フレームの付加において、図10に示したフレーム付加位置41や図11に示したフレームアクション42の各情報が指定される。 【0095】また、ユーザは、プルダウンメニューの”挿入”を使用して、上記付加されたフレーム上に表示するテキストまたは他のイメージを挿入することができる。このテキストや他のイメージの挿入操作において、図14または図16に示したフレームデータ属性情報が指定される。 【0096】さらに、ユーザは、プルダウンメニューの”挿入”を使用して、イメージの表示とともに再生する音声データのファイルを指定できる。その際、図15に示した音声データのフォーマットが指定される。 <フレーム付加操作例>図19にイメージオブジェクトにフレームを付加する操作例を示す。 【0097】ユーザは、まず、プルダウンメニューの”ファイル”を使用して、元イメージが保存されたファイルを選択する。すると、画像処理装置1は、図18に示した描画領域45に元イメージ46を表示する。 【0098】次にユーザはプルダウンメニューの”編集”を使用して、元イメージ46に付加するフレームを定義する。 【0099】図19の操作では、付加位置:8(下付加)、フレームサイズ横:0(元イメージの横幅と同一サイズ)、フレームサイズ縦:32、アクション:0(固定)等が指定される。これにより、イメージオブジェクト47のようにイメージの下側にフレーム47aが付加される。 【0100】次にユーザは、プルダウンメニューの”挿入”を使用して、フレーム上に表示するテキストを指定する。図19の例では、テキストデータ:”白鳥の写真”が、前景色:0xFFFFFF(黒)、背景色:0x000000(白)、フォント名:明朝、フォントサイズ:8等が指定されている。これにより、イメージオブジェクト48のようにフレーム48aに”白鳥の写真”というテキストデータが表示される。 【0101】次に、ユーザは、プルダウンメニューの”ファイル”を使用して、フレーム48aを付加したイメージオブジェクト48をJPEGフォーマットのファイルに保存する。 <作用と効果>図20から図24は、画像処理装置1のCPU2で実行されるプログラムの処理手順を示すフローチャートである。 【0102】図20にデータ符号化処理の手順を示す。このデータ符号化処理は、図18の操作画面において編集したイメージオブジェクトをJPEGフォーマットのファイルに保存するときに実行される。この処理は、基本的にはJPEGフォーマットのファイル作成手順と同様である。 【0103】データ符号化処理では、まず、CPU2は、ファイルの先頭にSOI(StartOF Image)マーカを書き込む(S1)。 【0104】次に、CPU2は、アプリケーションマーカ(APP0)を書き込む(S2)。 【0105】次に、CPU2は、アプリケーションマーカ(APPA)を書き込む(S3)。このAPPAの書き込みにおいて、上述したフレームやテキスト、音声またはイメージが付加される。その際、CPU2は、ユーザ指定情報に従って、図9〜図17に示したフレームデータ部40を構成し、最終的には図8のAPPAマーカ部のデータフォーマットの形式でファイルに書き込む。 【0106】次に、CPU2は、量子化セグメント(DQT)を書き込む(S4)。 【0107】次に、CPU2は、SOF(Start Of Frame)マーカを書き込む(S5)。 【0108】次に、CPU2は、ハフマンテーブルセグメント(DHT)を書き込む(S6)。 【0109】次に、CPU2は、SOS(Start Of Scan)マーカを書き込む(S7)。 【0110】次に、CPU2は、イメージデータをMCU(Minimum Code Unit)単位で符号化し、ファイルに書き込む(S8)。 【0111】次に、CPU2は、EOI(End Of Image)マーカを書き込む(S9)。その後、CPU2は、データ符号化処理を終了する。 【0112】図21にアプリケーションマーカ(APPA)書き込み処理の詳細を示す。この処理では、まず、CPU2は、図8に示したマーカ部と、データ長部をファイルに書き込む(S30)。ただし、この時点では、データ長部の値は不明であるので、CPU2は、ダミーのデータ長(2バイト)を書き込む。 【0113】次に、CPU2は、図9、図10に示したフレーム付加位置指定部41を作成し、ファイルに書き込む(S31)。 【0114】次に、CPU2は、図9、図11に示したフレームアクション指定部42を作成し、ファイルに書き込む(S32)。 【0115】次に、CPU2は、図9、図13に示したフレームデータ指定部43を作成し、ファイルに書き込む。ただし、フレームデータ指定部43は、実データが、テキストか、音声か、イメージかによってデータ形式が異なる。 【0116】そこで、次に、CPU2は、書き込むべきデータがテキストか否かをユーザ指定によって判定する(S33)。書き込むべきデータがテキストの場合、CPU2は、図13に示したフレームデータ指定部43をテキストデータの形式で作成し、ファイルに書き込む(S34)。 【0117】書き込むべきデータがテキストでない場合、CPU2は、書き込むべきデータが音声か否かを判定する(S35)。書き込むべきデータが音声の場合、CPU2は、図13に示したフレームデータ指定部43を音声データの形式で作成し、ファイルに書き込む(S36)。 【0118】書き込むべきデータが音声でない場合、CPU2は、書き込むべきデータがイメージか否かを判定する(S37)。書き込むべきデータがイメージの場合、CPU2は、図13に示したフレームデータ指定部43をイメージデータの形式で作成し、ファイルに書き込む(S38)。 【0119】次に、CPU2は、S33からS38の処理でファイルに書き込んだデータサイズ(実データ)を積算する(S39)。 【0120】次に、CPU2は、書き込むべきデータが残っているか否かを判定する(S40)。データが残っている場合、CPU2は、S33の処理に制御を戻し、同様の処理を繰り返す。 【0121】S40の判定で、書き込むべきデータが残っていない場合、現在のデータサイズの積算値からフレームデータ部40全体としてのデータ長を算出する。そして、CPU2は、S30の処理でダミーのデータ長を書き込んだ領域に実際のデータ長にデータ長部自体のサイズ(2バイト)を加算した値(図8参照)を書き込む(S42)。 【0122】その後、CPU2は、APPAマーカの書き込み処理を終了する(S21)。 【0123】図22にデータ復号化処理の詳細を示す。イメージオブジェクトが図18の描画領域45に表示されるときに、このデータ復号化処理が実行される。 【0124】この処理は、基本的には、図20に示したデータ符号化処理と逆の手順である。まず、CPU2は、ファイルの先頭にSOI(Start OF Image)マーカを検出する(S20)。 【0125】次に、CPU2は、各マーカを解析する(S21)。マーカがSOSマーカ以外のマーカの場合(S22の判定でNの場合)、CPU2は、各マーカの処理(S23)に制御を進める。この処理中で、アプリケーションマーカ(APPA)の解析において、図20の符号化処理で付加された情報(フレームとテキスト、音声または画像)が復号される。 【0126】一方、マーカがSOSマーカであった場合、CPU2は、スキャンヘッダ(SOS)を解析する(S24)。スキャンヘッダは、JPEGファイルが保持する画像データの開始を示している。JPEGでは、各マーカの最後にスキャンヘッダが置かれるので、最終的にはCPU2はS24へ制御を進める。 【0127】次にCPU2は、MCU単位で書き込まれた画像データを復号する(S25)。 【0128】次に、CPU2は、EOI(End Of Image)マーカを検出する(S26)。 【0129】次に、CPU2は、フレーム付きJPEGを図18の描画領域45に表示する(S27)。その後、CPU2は、データ復号化処理を終了する。 【0130】図23に各マーカの解析処理の詳細を示す。 【0131】まず、CPU2は、現在処理中のマーカがアプリケーションマーカ(APP0)か否かを確認する。現在処理中のマーカがアプリケーションマーカ(AOPP0)であった場合は、これを解析する(S231)。その後、CPU2は、各マーカの解析処理を終了する(ライン230)。 【0132】現在処理中のマーカがアプリケーションマーカ(AOPP0)でない場合、CPU2は、それがアプリケーションマーカ(APPA)か否かを確認する。現在処理中のマーカがアプリケーションマーカ(APPA)であった場合は、これを解析する。この解析により、CPU2は、イメージオブジェクトに付加された情報を認識する(S232)。その後、CPU2は、各マーカの解析処理を終了する(ライン230)。 【0133】現在処理中のマーカがアプリケーションマーカ(APPA)でなかった場合、CPU2は、それが、ハフマンテーブルセグメント(DHT)か否かを確認する。現在処理中のマーカがハフマンテーブルセグメントであった場合は、CPU2はハフマンテーブルセグメントを読み取る(S233)。その後、CPU2は、各マーカの解析処理を終了する(ライン230)。 【0134】現在処理中のマーカがハフマンテーブルセグメントでなかった場合、CPU2は、それが量子化セグメント(DQT)か否かを確認する。現在処理中のマーカが量子化セグメントであった場合は、CPU2は量子化テーブルを読み取る(S234)。その後、CPU2は、各マーカの解析処理を終了する(ライン230)。 【0135】現在処理中のマーカが量子化セグメントでなかった場合、CPU2は、SOF(Start Of Frame)か否かを確認する。現在処理中のマーカがSOFであった場合は、CPU2はフレームの先頭を認識する(S235)。その後、CPU2は、各マーカの解析処理を終了する(ライン230)。 【0136】現在処理中のマーカがSOFでなかった場合、CPU2は、他のマーカの解析を実行するが(S236)、ここでは説明を省略する。その後、CPU2は各マーカの解析処理を終了する。 【0137】図24に、アプリケーションマーカ(APPA)解析処理の詳細を示す。CPU2が、APPAマーカのマーカ部(”FFEA”)を検出すると、この処理が実行される。 【0138】まず、CPU2は、データ長部を読み出す(S3231)。データ長部の値で指定されたデータを全部解析したか否かを処理終了時に確認するためである。 【0139】次に、CPU2は、フレーム付加位置指定部41を読み出す(S2322)。これによって、CPU2は、図10に示した、フレームの付加位置、フレーム幅、フレーム高さ、フレーム付加位置相対座標、フレームデータ数を得る。 【0140】次に、CPU2は、フレームアクション指定部42を読み出す(S2323)。これによって、CPU2は、図11に示したフレームアクションを認識する。次に、CPU2は、フレームを表示する(S2324)。さらに、CPU2は、フレームデータ部40のデータ長を算出する(S2325)。これは、図8に示したAPPAマーカ部のデータ長部の値からデータ長部自体のサイズ(2バイト)を減算する処理である。次に、CPU2は、フレームデータ指定部43をフレームデータ数だけ繰り返して読み出す。すでに、APPAマーカの書き込み処理(図21)で述べたように、フレームデータ指定部43は、データがテキストか、音声か、イメージかに依存して異なる。 【0141】そこで、CPU2は、フレームデータ指定部43の先頭3バイトを見て、フレームデータ指定部43に格納されたデータ(実データ)の種類と、実データサイズとを判断する。 【0142】すなわち、CPU2は、まず実データがテキストか否かを判定する(S2326)。実データがテキストの場合、CPU2は、テキストデータを実データサイズ分だけ読み出し、フレームに表示する(2327)。 【0143】実データがテキストでなかった場合、CPU2は、実データが音声か否かを判定する(S2328)。実データが音声の場合、CPU2は、音声データを実データサイズ分だけ読み出し、再生する(2329)。 【0144】実データが音声でなかった場合、CPU2は、実データがイメージか否かを判定する(S2330)。実データがイメージの場合、CPU2は、イメージデータを実データサイズ分だけ読み出し、フレームに表示する(2331)。 【0145】次に、CPU2は、残りデータがあるか否かを判定する(S2332)。まだ、フレーム指定部43にデータが残っている場合、CPU2は、制御をS2326に戻し、同様の処理を繰り返す。 【0146】一方、フレーム指定部43にデータが残っていない場合、CPU2は、APPAマーカの解析処理を終了する。このとき、S2321で読み出したデータ長分のデータが処理されたか否かの確認がされる。 【0147】以上述べたように、本実施の形態に係る画像処理装置1によれば、イメージオブジェクトに対してフレームを付加できるので、通常のフィルムにカメラで撮影した写真と同様の感覚でイメージオブジェクトを鑑賞できる。 【0148】また、本画像処理装置1によれば、フレームを付加する際にイメージオブジェクトの上下左右及びイメージオブジェクトの領域内の任意の位置にフレームを付加できるので、イメージオブジェクトに多彩な変化を与えることができる。 【0149】また、本画像処理装置1によれば、付加したフレームを表示する際のフレームアクションを指定してフレームを定義できる。このため、イメージオブジェクトの表示において多彩な変化を付加することができる。 【0150】また、本画像処理装置1によれば、イメージオブジェクトに付加するフレームにさらにテキスト、音声、あるいは画像を埋め込むことができる。このため、イメージオブジェクトに関連する情報、例えば、そのイメージオブジェクトを説明する言葉、年月日、イメージオブジェクト生成(撮影)時の音声等をひとまとめにして保管することができる。 【0151】また、本画像処理装置1によれば、以上のフレームや、フレームとともに保管するテキスト、音声、イメージは、イメージオブジェクトの画像データそのものとは別領域、例えば、JPEGのアプリケーションマーカ(APPA)内に保持される。このため、元のイメージオブジェクトに改変を加えることがない。すなわち、上記フレームや、フレームとともに保管するテキスト、音声、イメージを着脱可能な状態でイメージオブジェクトに付加できる。 【0152】また、本画像処理装置1によれば、JPEGのアプリケーションマーカ(APPA)に情報を付加するので、アプリケーションマーカ(APPA)を認識しないアプリケーションプログラムに影響を与えない。すなわち、イメージオブジェクトに対する情報の付加によってもそのイメージオブジェクトのデータ互換性を維持する。そのため、このような情報が付加されたイメージオブジェクトは、通常のJPEGファイルとしても正常に扱われる。 <処理対象のイメージオブジェクトの変形>上記実施の形態では、既に作成されているイメージオブジェクトを処理対象として指定する。しかし、本発明の実施において、処理対象は、そのようなものに限定されない。例えば、イメージ作成ソフトを利用して新しくイメージオブジェクトを作成し、これに情報を付加してもよい。このように、新規にイメージオブジェクトを作成し、処理の対象とすることも「処理対象とするイメージオブジェクトの指定」に相当する。 【0153】その場合、図18の操作画面上で新規にイメージオブジェクトを作成し、そのまま情報を付加するようにしてもよい。 <イメージファイルの形式の変形>上記実施の形態では、イメージファイルの形式としてJPEGが使用された。しかし、本発明の実施はイメージファイルの形式に限定されない。すなわち、アプリケーションマーカに相当するユーザ定義情報の使用可能なイメージファイル一般に対して本発明は実施できる。 <コンピュータ読み取り可能な記録媒体>本実施の形態に示したプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータに、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、本実施形態に示した画像処理装置1として機能させることができる。 【0154】ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータから読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体の内コンピュータから取り外し可能なものとしては、例えばフロッピーディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R/W、DVD、DAT、8mmテープ、メモリカード等がある。 【0155】また、コンピュータに固定された記録媒体としてハードディスクやROM(リードオンリーメモリ)等がある。 <搬送波に具現化されたデータ通信信号>また、上記プログラムは、コンピュータのハードディスクやメモリに格納し、通信媒体を通じて他のコンピュータに配布することができる。この場合、プログラムは、搬送波によって具現化されたデータ通信信号として、通信媒体を伝送される。そして、その配布を受けたコンピュータを本実施形態の画像処理装置として機能させることができる。 【0156】ここで通信媒体としては、有線通信媒体(同軸ケーブル及びツイストペアケーブルを含む金属ケーブル類、または光通信ケーブル)、無線通信媒体(衛星通信、地上波無線通信等)のいずれでもよい。 【0157】また、搬送波は、データ通信信号を変調するための電磁波または光である。ただし、搬送波は、直流信号でもよい(この場合、データ通信信号は、搬送波がないベースバンド波形になる)。従って、搬送波に具現化されたデータ通信信号は、変調されたブロードバンド信号と変調されていないベースバンド信号(電圧0の直流信号を搬送波とした場合に相当)のいずれでもよい。 <その他>本実施の形態は以下の発明を開示する。 (付記1)画像処理装置であり、処理対象とするイメージオブジェクトおよび該イメージオブジェクトを修飾する付加情報を指定させる制御を備え、前記制御部は、前記イメージオブジェクトに対し、当該イメージオブジェクトと一体として取り扱い可能であり、且つイメージオブジェクト自体の内容を改変しない状態で付加情報を追加する画像処理装置。 (付記2) 前記付加情報は、前記イメージオブジェクトに対して着脱可能なフレームである付記1記載の画像処理装置。 (付記3) 前記付加情報は、付加状態において前記イメージオブジェクトの一部を構成する付記1記載の画像処理装置。 (付記4) 前記付加情報は、イメージオブジェクトの一部を構成するための画像属性とともに、音声属性、テキスト属性、または動作属性の少なくとも一つを有する付記3記載の画像処理装置。 (付記5) 前記制御部を介した操作に連携して、前記付加情報の画像属性の表示、音声属性の再生、テキスト属性の表示、または動作属性の実行がなされる付記4記載の画像処理装置。 (付記6) 前記イメージオブジェクトと共に前記付加情報を単一のファイルとして記録する記録部を備える付記1記載の画像処理装置。 (付記7) イメージオブジェクトを表示部に表示させる画像処理装置であり、ファイルに記録されたイメージオブジェクトおよび該イメージオブジェクトに含まれる制御データを検出する手段と、前記検出した制御データで示される付加情報を用いて前記イメージオブジェクトを修飾して前記表示部に表示させる手段と、を備える画像処理装置。 (付記8) 処理対象とするイメージオブジェクトを指定するステップと、イメージオブジェクトに追加する付加情報を指定するステップと、イメージオブジェクトに対し、当該イメージオブジェクトと一体として取り扱い可能であり、且つイメージオブジェクト自体の内容を改変しない状態で付加情報を追加するステップと、からなるイメージオブジェクトの処理方法。 (付記9) 前記付加情報は、前記イメージオブジェクトに対して着脱可能なフレームである付記8記載のイメージオブジェクトの処理方法。 (付記10) 前記付加情報は、付加状態において前記イメージオブジェクトの一部を構成する付記8記載のイメージオブジェクトの処理方法。 (付記11) 前記付加情報は、イメージオブジェクトの一部を構成するための画像属性とともに、音声属性、テキスト属性、または動作属性の少なくとも一つを有する付記10記載のイメージオブジェクトの処理方法。 (付記12) イメージオブジェクトに対する操作を検出するステップをさらに有し、その操作に連携して、前記付加情報の画像属性の表示、音声属性の再生、テキスト属性の表示、または動作属性の実行がなされる付記11記載のイメージオブジェクトの処理方法。 (付記13) イメージオブジェクトをファイルに記録するステップをさらに有し、前記付加情報はイメージオブジェクトとともに単一のファイルに構成される付記8記載のイメージオブジェクトの処理方法。 (付記14) ファイルに記録されたイメージオブジェクトおよび該イメージオブジェクトに含まれる制御データを検出するステップと、前記検出した制御データで示される付加情報を用いて前記イメージオブジェクトを修飾して表示部に表示するステップと、からなるイメージオブジェクトの処理方法。 (付記15) イメージオブジェクトに対して一体に扱われるフレームを指定させるステップと、前記フレームに、画像属性、音声属性、テキスト属性、または動作属性の少なくとも一つを登録するステップと、前記フレームの追加されたイメージオブジェクトを表示するステップと、表示されたイメージオブジェクトまたはフレームが操作されたときに音声属性の再生、テキスト属性の表示、画像属性の表示、または動作属性の実行を処理するステップと、 前記イメージオブジェクトとフレームとを一体のファイルとして記録するステップと、からなるイメージオブジェクトの処理方法。 (付記16) コンピュータに、イメージオブジェクトを処理させるプログラムであって、処理対象とするイメージオブジェクトを指定させるステップと、イメージオブジェクトに追加する付加情報を指定させるステップと、イメージオブジェクトに対し、当該イメージオブジェクトと一体として取り扱い可能であり、且つイメージオブジェクト自体の内容を改変しない状態で付加情報を追加するステップと、からなるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 (付記17) 前記付加情報は、前記イメージオブジェクトに対して着脱可能なフレームである付記16記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 (付記18) 前記付加情報は、付加状態において前記イメージオブジェクトの一部を構成する付記16記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 (付記19) 前記付加情報は、イメージオブジェクトの一部を構成するための画像属性とともに、音声属性、テキスト属性、または動作属性の少なくとも一つを有する付記18記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 (付記20) イメージオブジェクトに対する操作を検出するステップをさらに有し、その操作に連携して、前記付加情報の画像属性の表示、音声属性の再生、テキスト属性の表示、または動作属性の実行がなされる付記19記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 (付記21) イメージオブジェクトをファイルに記録するステップをさらに有し、前記付加情報はイメージオブジェクトとともに単一のファイルに構成される付記16記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 (付記22) コンピュータに、イメージオブジェクトを処理させるプログラムであって、ファイルに記録されたイメージオブジェクトおよび該イメージオブジェクトに含まれる制御データを検出するステップと、前記検出した制御データで示される付加情報を用いて前記イメージオブジェクトを修飾して表示部に表示するステップと、からなるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 (付記23) コンピュータに、イメージオブジェクトを処理させるプログラムであって、イメージオブジェクトに対して一体に扱われるフレームを指定させるステップと、前記フレームに画像属性、音声属性、テキスト属性、または動作属性の少なくとも一つを登録するステップと、前記フレームの追加されたイメージオブジェクトを表示するステップと、表示されたイメージオブジェクトまたはフレームが操作されたときに音声属性の再生、テキスト属性の表示、画像属性の表示、または動作属性の実行を処理するステップと、前記イメージオブジェクトとフレームとを一体のファイルとして記録するステップと、からなるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 (付記24) 前記制御部は、前記イメージオブジェクトにおける不可視領域部に前記付加情報を示す制御データを追加する付記1記載の画像処理装置。 (付記25) 前記イメージオブジェクトにおける不可視領域部に前記付加情報を示す制御データを追加する付記8記載のイメージオブジェクトの処理方法。 (付記26) 前記イメージオブジェクトにおける不可視領域部に前記付加情報を示す制御データを追加する付記16記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 (付記27) イメージオブジェクトを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記イメージオブジェクトは、可視データと当該イメージオブジェクトに対する制御データとからなり、前記制御データは、前記可視データを修飾する付加情報を示し、前記可視データが表示部に表示されるときに利用されることを特徴とするイメージオブジェクトを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 【0158】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、イメージファイルに対して、そのイメージに関連する付加情報を埋め込むことができる。 【0159】その際、イメージオブジェクトそのものに改変を加えることなく、イメージオブジェクトに対する付加情報の追加、変更、削除ができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005223 【氏名又は名称】富士通株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年8月7日(2001.8.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100089244 【弁理士】 【氏名又は名称】遠山 勉 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−132558(P2002−132558A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月10日(2002.5.10) |
| 【出願番号】 |
特願2001−239664(P2001−239664) |
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