| 【発明の名称】 |
画像送信装置および画像送信方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】舟橋 毅
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| 【要約】 |
【課題】ネットワークを介する画像転送処理において、データベースのデータ管理構造に整合した付帯情報の編集、データ配送を可能としたシステムを提供する。
【解決手段】モダリティで撮影した画像をアーカイブ等の宛先装置に対して配送する処理において、データ送信側において、アーカイブのデータ管理構成をテーブル、またはアーカイブとの通信により取得し、送信画像の付帯情報との整合性確認処理を可能とした。また、表示手段にアーカイブのデータ管理構成に対応した表示を実行して編集可能としたので、データ転送前に、画像の付帯情報の整合性確認が実行でき、付帯情報の編集によるデータベース内の画像データに対する影響を把握することができ、誤った付帯情報の編集処理、および格納処理を未然に防止することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】画像データの画像保管装置に対する送信処理を実行する画像送信装置において、前記画像保管装置のデータ管理構造を取得するデータ管理構造取得手段と、前記データ管理構造取得手段の取得した画像保管装置のデータ管理構造と、送信予定画像の付帯情報とを比較し、整合性判定を実行する整合性判定処理手段と、を有することを特徴とする画像送信装置。 【請求項2】前記画像送信装置において、画像データの画像保管装置のデータ管理構造を記録したデータ管理構造テーブルを格納した記憶手段を有し、前記データ管理構造取得手段は、前記データ管理構造テーブルに基づいて画像保管装置のデータ管理構造を取得する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の画像送信装置。 【請求項3】前記データ管理構造取得手段は、画像保管装置の管理サーバとの通信処理により画像保管装置のデータ管理構造を取得する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の画像送信装置。 【請求項4】前記画像送信装置は、さらに、前記整合性判定処理手段の判定において検出された不整合の修正を実行する編集制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像送信装置。 【請求項5】前記整合性判定処理手段による整合性判定は、前記画像保管装置に対する送信予定画像の付帯情報と画像保管装置のデータ管理構造との対応、付帯情報の欠落の少なくともいずれかの検出処理を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像送信装置。 【請求項6】前記整合性判定処理手段による整合性判定は、前記画像保管装置に対する複数の送信予定画像各々に対応する付帯情報間の整合性判定処理を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像送信装置。 【請求項7】前記画像送信装置において、前記画像保管装置に対する送信予定画像に対応する付帯情報を、前記データ管理構造取得手段によって取得された前記画像保管装置のデータ管理構造に対応する態様の表示データを生成する表示制御手段と、前記表示制御手段において生成された表示データを表示する表示手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載の画像送信装置。 【請求項8】前記表示制御手段の生成する表示データは、各画像に対応して設定される付帯情報を、前記画像保管装置のデータ管理構造に対応した階層別に区分した表示データであることを特徴とする請求項7に記載の画像送信装置。 【請求項9】前記画像送信装置は、さらに、前記画像保管装置に対する送信予定画像の付帯情報の整合性を判定し、整合性のあるデータであることを条件として、データ配送処理に移行する制御を実行する通信制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像送信装置。 【請求項10】画像データの画像保管装置に対する送信処理を実行する画像送信方法において、前記画像保管装置のデータ管理構造を取得するデータ管理構造取得ステップと、前記データ管理構造取得ステップにおいて取得した画像保管装置のデータ管理構造と、送信予定画像の付帯情報とを比較し、整合性判定を実行する整合性判定処理ステップと、を有することを特徴とする画像送信方法。 【請求項11】前記画像送信方法において、前記データ管理構造取得ステップは、画像データの画像保管装置のデータ管理構造を記録したデータ管理構造テーブルに基づいて画像保管装置のデータ管理構造を取得する処理を実行することを特徴とする請求項10に記載の画像送信方法。 【請求項12】前記データ管理構造取得ステップは、画像保管装置の管理サーバとの通信処理により画像保管装置のデータ管理構造を取得する処理を実行することを特徴とする請求項10に記載の画像送信方法。 【請求項13】前記画像送信方法において、さらに、前記整合性判定処理ステップにおける判定において検出された不整合の修正を実行する編集制御ステップを有することを特徴とする請求項10に記載の画像送信方法。 【請求項14】前記整合性判定処理ステップにおける整合性判定は、前記画像保管装置に対する送信予定画像の付帯情報と画像保管装置のデータ管理構造との対応、付帯情報の欠落の少なくともいずれかの検出処理を含むことを特徴とする請求項10に記載の画像送信方法。 【請求項15】前記整合性判定処理ステップによる整合性判定は、前記画像保管装置に対する複数の送信予定画像各々に対応する付帯情報間の整合性判定処理を含むことを特徴とする請求項10に記載の画像送信方法。 【請求項16】前記画像送信方法において、前記画像保管装置に対する送信予定画像に対応する付帯情報を、前記データ管理構造取得手段によって取得された前記画像保管装置のデータ管理構造に対応する態様の表示データを生成する表示制御ステップと、前記表示制御ステップにおいて生成された表示データを表示する表示ステップと、を有することを特徴とする請求項10に記載の画像送信方法。 【請求項17】前記表示制御ステップにおいて生成する表示データは、各画像に対応して設定される付帯情報を、前記画像保管装置のデータ管理構造に対応した階層別に区分した表示データであることを特徴とする請求項16に記載の画像送信方法。 【請求項18】前記画像送信方法において、さらに、前記画像保管装置に対する送信予定画像の付帯情報の整合性を判定し、整合性のあるデータであることを条件として、データ配送処理に移行する制御を実行する通信制御ステップを有することを特徴とする請求項10に記載の画像送信方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はネットワークに接続された画像撮影装置の撮影画像、画像処理装置の処理画像、または画像蓄積装置に蓄積された画像の転送処理を実行する画像送信装置および画像送信方法に関し、特に、医療用の画像診断装置によって得られる画像をネットワークを介してデータベース(アーカイブ)に送信する際に、送信側が画像に対して付加する画像情報構成と、データベース側でのデータ管理構成との不整合にによって発生するデータ保管の不具合を解消した画像送信装置および画像送信方法に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、医療用診断装置として様々な画像診断装置が使用されている。例えば、代表的な装置としては、超音波診断装置、MR(Magnetic Resonance)装置、CT(Computerized Tomography)装置、CR(Computed Radiography)装置等がある。これら画像診断装置はモダリティ機器と呼ばれる。これらの各種モダリティ機器によって撮影された画像データは、フィルム・プリンタによってプリントアウトされたり、ディスプレイにおいて表示されたり、あるいは磁気ディスク、光磁気ディスク等の記憶手段に格納されてデータ保管される等、様々な態様で処理がなされる。 【0003】例えば、CT装置による診断においては、検査技師により画像診断装置であるCT装置が操作され、患者の断層画像などが撮影される。この画像は装置のコンソールにあるビデオディスプレイに表示することも可能である。さらに、モダリティ(CT装置)に接続されたイメージャと呼ばれるフィルムレコーダを操作することで、診断に必要な画像を指示し、指示された画像がイメージャへ入力され、プリンタによって、例えば大判のフィルムにプリントアウトされる。このフィルムが診断画像として医師に渡され、患者の診断が行われる。 【0004】複数の各種モダリティ機器を扱う病院においては、様々なモダリティ機器と、プリンタ、ディスプレイ、画像蓄積装置としての画像保管用アーカイブなどが相互にネットワーク接続され、モダリティ機器の撮影画像、また画像蓄積手段に蓄積された画像データが病院内の様々な場所で必要に応じてディスプレイ表示、あるいはプリンタ出力が可能な構成となっている。 【0005】ネットワーク接続されたシステム環境においては、例えば超音波診断装置、MR(Magnetic Resonance)装置、CT(Computerized Tomography)装置、CR(Computed Radiography)装置等によって撮影された画像は、ユーザが、プリンタ、ディスプレイ、データベース等の様々な宛先装置を指定して転送し、画像の表示、出力、保管が行われる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このようなネットワーク環境において、モダリティにおいて撮影した画像をデータベース(アーカイブ)に保管する場合、モダリティ側で、様々な画像情報を付加して、画像とともにデータベースに送信する。画像情報とは、例えば、患者名、患者ID、検査日時、検査条件、患者の生年月日や担当医師名などの属性情報である。 【0007】一方、データベースのデータ管理形態は、データ管理アプリケーションによって設定されたあるデータ形式に沿った形態となる。診断・医療画像データベースにおける典型的なデータ管理構成を図11に示す。図11(a)に示すように最上位管理データとして、患者、検査情報群が管理される。これらは患者名、患者ID、性別、生年月日等の患者情報と、検査日時、撮影方法などの検査情報である。さらに、患者、検査情報群の下位データとして、シリーズ情報群が管理される。これらは胸部正面、側面など患者を部位毎に連続撮影した場合等の一連の画像を関連付けるための情報である。さらに、このシリーズ情報群の下位情報として、実際の撮影画像の情報としての画像情報群、すなわち画像の識別情報としての画像IDが管理される。 【0008】このようなデータ管理形態において、データベース検索を行なう場合は、例えば患者名を指定することにより、その患者に関連するすべてのシリーズ、すべての画像を選択することが可能であり、また、画像IDを指定すれば、特定の画像のみを取り出すことができる。 【0009】しかしながら、データベースから画像を取り出して、患者情報等を修正して再度データベースに送信保管する処理を実行する場合がある。その画像には、最初の画像保管時に画像IDが付与されており、その画像IDは、ある特定のシリーズ情報群に関連づけられ、また、さらに患者および検査情報群に関連づけられている。 【0010】このような本来、別の患者の画像IDが付与されていた画像に関する患者名を書き直して再度、データベースに保管しようとすると、データベース側の管理サーバは、新たな画像の画像IDに付与されていた患者名が最新の更新された患者名であると判断して、その画像IDの関連しているシリーズ情報群、患者および検査情報群に連なるすべての情報をその新たな患者名に関する情報として更新してしまうというエラーが発生したり、あるいは画像保管が拒否されてしまうという問題があった。 【0011】新たな患者名への誤ったデータ更新処理について、図11(b)に示す。画像じ用法群1101の画像情報中の患者名をAからBに変更する処理を行なった場合、患者名の情報は、最上位層で管理されているため、患者名の変更は、患者、検査情報群の情報の更新処理として処理され、その結果、変更された情報は、患者、検査情報群の下位層のすべてのシリーズ情報群、画像情報群に影響を及ぼし、結果としてこのグループに属する画像の情報は、患者Bのものとして保管されることになる。 【0012】このように、本来別の患者の画像が、すべて、新たな患者名に関連付けられて保管されてしまうことになる。その結果、元の正しい患者名が削除され、元の患者名での検索が不可能になってしまう。 【0013】本発明は、上述のような従来の画像転送ネットワークシステムにおける画像保管処理に伴う不具合を解消することを目的とするものであり、特に、属性情報を変更して画像を再保管する場合に発生しやすい旧データとのデータ不整合などの場合に、誤ったデータ保管、あるいはデータ保管不能状態を回避し、データベース側のデータ管理構成に合致した形態での正しいデータ保管を実行することを可能とした画像送信装置および画像送信方法を提供することを目的とする。 【0014】 【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を達成するためになされたものであり、その第1の側面は、画像データの画像保管装置に対する送信処理を実行する画像送信装置において、前記画像保管装置のデータ管理構造を取得するデータ管理構造取得手段と、前記データ管理構造取得手段の取得した画像保管装置のデータ管理構造と、送信予定画像の付帯情報とを比較し、整合性判定を実行する整合性判定処理手段と、を有することを特徴とする画像送信装置にある。 【0015】さらに、本発明の画像送信装置の一実施態様において、画像データの画像保管装置のデータ管理構造を記録したデータ管理構造テーブルを格納した記憶手段を有し、前記データ管理構造取得手段は、前記データ管理構造テーブルに基づいて画像保管装置のデータ管理構造を取得する処理を実行する構成であることを特徴とする。 【0016】さらに、本発明の画像送信装置の一実施態様において、前記データ管理構造取得手段は、画像保管装置の管理サーバとの通信処理により画像保管装置のデータ管理構造を取得する処理を実行する構成であることを特徴とする。 【0017】さらに、本発明の画像送信装置の一実施態様において、前記整合性判定処理手段の判定において検出された不整合の修正を実行する編集制御手段を有することを特徴とする。 【0018】さらに、本発明の画像送信装置の一実施態様において、前記整合性判定処理手段による整合性判定は、前記画像保管装置に対する送信予定画像の付帯情報と画像保管装置のデータ管理構造との対応、付帯情報の欠落の少なくともいずれかの検出処理を含むことを特徴とする。 【0019】さらに、本発明の画像送信装置の一実施態様において、前記整合性判定処理手段による整合性判定は、前記画像保管装置に対する複数の送信予定画像各々に対応する付帯情報間の整合性判定処理を含むことを特徴とする。 【0020】さらに、本発明の画像送信装置の一実施態様において、前記画像保管装置に対する送信予定画像に対応する付帯情報を、前記データ管理構造取得手段によって取得された前記画像保管装置のデータ管理構造に対応する態様の表示データを生成する表示制御手段と、前記表示制御手段において生成された表示データを表示する表示手段と、を有することを特徴とする。 【0021】さらに、本発明の画像送信装置の一実施態様において、前記表示制御手段の生成する表示データは、各画像に対応して設定される付帯情報を、前記画像保管装置のデータ管理構造に対応した階層別に区分した表示データであることを特徴とする。 【0022】さらに、本発明の画像送信装置の一実施態様において、前記画像保管装置に対する送信予定画像の付帯情報の整合性を判定し、整合性のあるデータであることを条件として、データ配送処理に移行する制御を実行する通信制御手段を有することを特徴とする。 【0023】さらに、本発明の第2の側面は、画像データの画像保管装置に対する送信処理を実行する画像送信方法において、前記画像保管装置のデータ管理構造を取得するデータ管理構造取得ステップと、前記データ管理構造取得ステップにおいて取得した画像保管装置のデータ管理構造と、送信予定画像の付帯情報とを比較し、整合性判定を実行する整合性判定処理ステップと、を有することを特徴とする画像送信方法にある。 【0024】さらに、本発明の画像送信方法の一実施態様において、前記データ管理構造取得ステップは、画像データの画像保管装置のデータ管理構造を記録したデータ管理構造テーブルに基づいて画像保管装置のデータ管理構造を取得する処理を実行することを特徴とする。 【0025】さらに、本発明の画像送信方法の一実施態様において、前記データ管理構造取得ステップは、画像保管装置の管理サーバとの通信処理により画像保管装置のデータ管理構造を取得する処理を実行することを特徴とする。 【0026】さらに、本発明の画像送信方法の一実施態様において、前記整合性判定処理ステップにおける判定において検出された不整合の修正を実行する編集制御ステップを有することを特徴とする。 【0027】さらに、本発明の画像送信方法の一実施態様において、前記整合性判定処理ステップにおける整合性判定は、前記画像保管装置に対する送信予定画像の付帯情報と画像保管装置のデータ管理構造との対応、付帯情報の欠落の少なくともいずれかの検出処理を含むことを特徴とする。 【0028】さらに、本発明の画像送信方法の一実施態様において、前記整合性判定処理ステップによる整合性判定は、前記画像保管装置に対する複数の送信予定画像各々に対応する付帯情報間の整合性判定処理を含むことを特徴とする。 【0029】さらに、本発明の画像送信方法の一実施態様において、前記画像保管装置に対する送信予定画像に対応する付帯情報を、前記データ管理構造取得手段によって取得された前記画像保管装置のデータ管理構造に対応する態様の表示データを生成する表示制御ステップと、前記表示制御ステップにおいて生成された表示データを表示する表示ステップと、を有することを特徴とする。 【0030】さらに、本発明の画像送信方法の一実施態様において、前記表示制御ステップにおいて生成する表示データは、各画像に対応して設定される付帯情報を、前記画像保管装置のデータ管理構造に対応した階層別に区分した表示データであることを特徴とする。 【0031】さらに、本発明の画像送信方法の一実施態様において、前記画像保管装置に対する送信予定画像の付帯情報の整合性を判定し、整合性のあるデータであることを条件として、データ配送処理に移行する制御を実行する通信制御ステップを有することを特徴とする。 【0032】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。 【0033】 【発明の実施の形態】以下、本発明の画像送信装置および画像送信方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、システムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。 【0034】[システム概要]図1に、本発明の画像送信装置の適用可能なネットワーク構成例を模式的に示す。ネットワーク上の超音波診断装置、MR(Magnetic Resonance)装置、CT(Computerized Tomography)装置、CR(Computed Radiography)装置等、様々なモダリティ機器50A,50B…において撮像された医療・診断画像は、確認配送装置としてのワークステーション70A,70B…において、画像の確認、転送宛先の確認を実行し、ネットワークを介して画像表示、プリント、保管を制御するワークステーション10A,10B,10Cに転送され、ディスプレイ表示、プリント出力、データベース保管等の各種処理が実行される。 【0035】ネットワーク接続された医療・診断画像を電子的に取り扱うプリンタ、ビューワ、アーカイブを制御するワークステーション10…、および各モダリティ機器に接続され確認配送処理を行なうワークステーション70…は、通常、ネットワーク・インターフェース・カード(NIC:Network Interface Card)によってネットワーク接続される。 【0036】図1において、ネットワークは、例えば単一の病院内に敷設されたLAN(Local Area Network)である。LANは、単一のLANセグメント20で構成されても、ルータ(若しくはゲートウェイ)30経由で相互接続された複数のLANセグメント20A,B…で構成されてもよい。さらに、ネットワークは、専用線等を介して遠隔の病院のLANどうしを接続して構成されるWAN(Wide AreaNetwork)や、あるいはインターネットのような広域ネットワークであってもよい。 【0037】ネットワーク上の各ワークステーション10…、ワークステーション70…は、所定の通信プロトコルに従うことによって透過的に接続されている。例えばOSI(Open Systems Interconnection )参照標準モデルで言えば、ネットワークの物理層及びデータリンク層はイーサネット(登録商標)で、トランスポート層及びネットワーク層はTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)で構成することができる。また、セッション層以上の上位層は、医用製品メーカ各社が専用のプロトコルを用意している。 【0038】当業界における上位層プロトコルの代表例の1つは、DICOM(Digital Imaging and Communication for Machine)である。DICOMは、米国のACR(American College of Radiology)およびNEMA(The National Electrical Manufacturers Association)により制定された医用画像の通信プロトコルである。DICOM以外にもネットワークに接続されたモダリティ機器製品メーカー固有のプロトコルを用いた通信が行われる。 【0039】ネットワーク上には、コンピュータ・トモグラフィ用の磁気共鳴用のMR(Magnetic Resonance)装置50A,RI装置50B,US装置50C,デジタル減法アンギオグラフィ用のDSA装置50D,CT(Computed Tomography)装置50E,コンピュータ・ラジオグラフィ用のCR(Computed Radiography)装置50Fなどの医療・診断画像の撮影、供給源である複数のモダリティ機器があり、これらのモダリティ機器は、確認配送装置としてのワークステーション70A,70Bを介してネットワーク接続される。 【0040】ワークステーション70A,70B…は、病院内の専用の診断室(図示しない)にそれぞれ配備されている1以上のモダリティ機器と接続され、接続されたモダリティ機器において取得した画像を確認するためのモニタを有し、また画像を一時保管するための磁気ディスク、DVD等の記憶媒体を備えている。ユーザは、確認配送装置としてのワークステーション70A,70Bにおいて、画像の転送宛先として、例えば画像表示を実行する画像ビューワ、プリント出力を実行するプリンタ、画像保管を実行するアーカイブを指定して画像転送を実行する。 【0041】ワークステーション10Aは、画像ビューワとして稼動し、例えばファイル・サーバに付設されたデータベースから過去の診断画像を取り出してディスプレイ・スクリーン上で確認する等のために使用される。 【0042】ワークステーション10Bは、プリント・サーバとして機能する。ワークステーション10Bは、ローカル接続された1以上のプリンタ、プリンタ#1,112、プリンタ#2,113を有し、画像データのプリントを行なう。 【0043】また、ワークステーション10Cはファイル・サーバとして機能し、ファイル・サーバに接続されたデータベースとしての画像保管用アーカイブ122に画像データを蓄積する。画像データは、画像データに関する付帯情報、例えば、患者名、患者ID、検査日時、検査条件、患者の生年月日や担当医師名などの属性情報に関連付けられて保管される。データ管理形態については、後段で詳細に説明する。なお、画像保管用アーカイブ122は、膨大量の診断画像ファイルを蓄積するための大容量記憶装置であり、多くの場合、画像データは圧縮されて格納される。 【0044】画像ビューワ、プリンタ、アーカイブは、超音波診断装置、MR(Magnetic resonance)装置、CT(Computerized Tomography)装置、CR(Computed Radiography)装置等の様々なモダリティ機器50A,50B…において撮像された医用画像の出力先、あるいは保管先として、すなわちネットワークを介した転送宛先としてユーザによって指定される。ユーザはモダリティ機器において取得した画像を確認配送装置としてのワークステーション70A,70Bにおいて、1以上の宛先として画像ビューワ、プリンタ、データベースを指定してネットワーク介して配送し、表示、出力、または保管する。 【0045】画像ビューワとして稼動するワークステーション10Aは、例えば各種モダリティの撮影画像をワークステーション70、ネットワークを介して受信して表示したり、ファイル・サーバに付設されたデータベースから過去の診断画像を取り出して、回復の経過若しくは病状の進行をディスプレイ・スクリーン上で確認するために使用可能であり、大画面且つ高解像度のCRT(Cathode Ray Tube)、液晶表示装置、その他のディスプレイを備えている。 【0046】ユーザは、画像ビューワにおいて画像を表示確認し、画像に付帯する情報の修正、例えば患者名を変えて再度、画像保管装置としてのアーカイブに対する画像転送処理を実行することができる。この再送処理の際には、アーカイブの管理サーバであるワークステーション10Cに対して、保管対象画像の付帯情報の整合性を確認する処理を実行する。この整合性確認処理については、後段で詳細に説明する。 【0047】プリント・サーバとして機能するワークステーション10Bをネットワーク上に配備することにより、フィルム印刷用の高価なプリンタを複数の各モダリティ機器間で共有することができる。すなわち、モダリティ機器上で撮像した画像ファイルを遠隔のプリント・サーバに転送してプリント・アウトすることができる。 【0048】ワークステーション10Bは、サーバに接続されたプリンタ#1、プリンタ#2を適宜選択して各モダリティ機器50A…、あるいはワークステーション10A等からネットワークを介して転送される画像データのプリント出力処理を実行する。 【0049】ワークステーション10Bには、アダプタ・カード(図示しない)経由でプリンタが装着される。ワークステーション10Bは、ネットワーク上の各モダリティ機器50…から転送されてくる画像データに対して、例えば受信画像データに応じた適切なγ曲線を適用した階調処理他、様々な画像処理を施し、さらに、フォーマット処理(所定サイズのフィルム上へのレイアウト処理を含む)、画像の拡大又は縮小処理などの各種の処理を施してから、プリンタで画像出力する。 【0050】また、ファイル・サーバとして機能するワークステーション10Cをネットワーク上に配備することにより、画像ファイルを共有のデータベースで管理することが可能となり、多数の患者の診断データを病院内で一括管理することができる。さらに、診断画像を後日ファイル・サーバから取り出すことで、最新の撮像画像と比較表示して治癒状況や病状の進行具合を判断することもできる。これらの画像表示は、上述の画像ビューワ、さらに、ネットワーク上のワークステーション70の付属モニタにおいて可能である。 【0051】各モダリティの画像の送信装置として機能するワークステーション70から、画像保管装置としてのアーカイブに画像転送処理を実行する場合は、ワークステーション70においてとアーカイブのデータ管理構造を確認する処理を実行する。このデータ管理構造確認処理により、格納画像の整合性が保証された画像データが、様々な付帯情報(患者情報、検査情報など)とともにワークステーション70からの画像送信処理を実行する。 【0052】また、ワークステーション70は、モダリティにおいて取得した画像の転送処理のみではなく、上述した画像ビューワにおける処理と同様、アーカイブの管理サーバであるワークステーション10Cをアクセスし、画像ID、患者名、医師名等を検索タームとした検索を行ない、様々な画像データを取り出してワークステーション70の付属モニタにおいて観察することが可能であり、観察画像の付帯情報の修正、例えば患者名を変えて再度、画像保管装置としてのアーカイブに画像転送処理を実行することができる。この再送処理の際も、アーカイブのデータ管理構造を確認する処理を実行する。このデータ管理構造の確認に基づく整合性確認処理については、後段で詳細に説明する。 【0053】図1に示したような医用画像通信システムによれば、病院内で取得されたあらゆる医用診断データをデジタイズすることで、ネットワーク上で複数の端末装置間で診断データを流通及び共有することができる。すなわち、ある1つの診断室で得られた診断データを別の診断室(あるいは遠隔の病院の診断室)で閲覧することができる。また、過去の診断画像を適宜データベースから取り出すことで、回復の経過や病状の進化を確認することができる。また、モダリティ機器50…で撮像した画像や、データベースから取り出した画像を出力するための高価なプリンタを、複数のモダリティ機器及びワークステーション間で共用することもできる。 【0054】[データ管理構成に基づく整合性確認]上述の図1を用いた説明中で簡単に述べたように、モダリティ機器において撮影された診断・医療画像は、モダリティ機器に接続された確認配送装置としてのワークステーション70…から、データ保管装置としてのアーカイブに転送しデータ保管することが可能である。また、一旦、アーカイブに保存された画像についても、ワークステーション70…、ワークステーション10Aから、ファイル・サーバ70Cをアクセスして、画像ID、患者名、医師名等を検索タームとした検索を行ない、様々な画像データを取り出して、付属のディスプレイにおいて取り出した画像を表示して、患者名などの様々な画像情報を変更、編集して再度アーカイブに対して格納することができる。 【0055】図2に各モダリティと確認配送装置(W/S:ワークステーション)、表示装置、および画像データ保管装置としてのアーカイブの接続構成を概略的に示す。 【0056】確認配送装置(W/S:ワークステーション)202aは、2台のモダリティ201a,201bに接続され、これら2台のモダリティ201a,201bにおいて撮影した診断・医療画像を受信し、ユーザが確認配送装置202aにおいて、画像転送先としての宛先装置としてアーカイブ203を指定してネットワークを介した画像転送、保管処理を実行する。 【0057】確認配送装置(W/S:ワークステーション)202bは、3台のモダリティ201c,201d,201eに接続され、これら3台のモダリティ201c,201d,201eにおいて撮影した診断・医療画像を受信し、ユーザが確認配送装置202bにおいて、画像転送先としてアーカイブ203を指定してネットワークを介した画像転送、保管処理を実行する。 【0058】また、確認配送装置(W/S:ワークステーション)202,203、あるいは画像ビューワ204から、アーカイブ203のファイル・サーバをアクセスして、画像ID、患者名、医師名等、様々な画像情報を検索タームとした検索を行ない、検索タームに適合する画像データを取り出して、付属のディスプレイにおいて取り出した画像を表示することができる。 【0059】確認配送装置(W/S:ワークステーション)202a,bは、各接続モダリティにおいて撮影された診断・医療画像の表示、あるいは画像転送宛先装置としてのアーカイブ203のファイル・サーバからのデータ管理構造の情報確認処理におけるメッセージ表示用として使用可能なモニタと、各接続モダリティにおいて撮影された診断・医療画像を一時保管するためのデータベースを有し、モダリティにおける撮影画像を逐次、あるいは所定の単位毎にまとめてアーカイブ他の宛先装置を指定してネットワークを介して転送する。 【0060】確認配送装置(W/S:ワークステーション)202a,b、表示装置204は、一旦、アーカイブ203に保存された画像について、アーカイブ203をアクセスして、画像ID、患者名、医師名等を検索タームとした検索を行ない、様々な画像データを取り出して、付属のディスプレイにおいて取り出した画像を表示することができる。さらに、画像ID、患者名、医師名等を修正する処理を行なって、再度アーカイブ203に対して転送し、保存処理を実行することができる。 【0061】アーカイブ203におけるデータ管理構成例を図3に示す。各モダリティで撮影された診断・医療画像は、各画像毎の付帯情報が図3に示すように構造化されて管理される。診断・医療画像は、患者情報、検査情報、シリーズ情報、画像情報が階層化されて管理される。 【0062】患者情報としては、例えば患者氏名、患者識別子、性別、生年月日など、診断・医療画像の撮影対象である患者情報が含まれる。検査情報としては、例えば撮影日時、撮影方法などの情報が含まれる。シリーズ情報は、撮影部位、例えば正面、側面などの情報である。画像情報は、画像識別子、画像パラメータなどである。個々の画像は、画像識別子によって識別、抽出可能であり、また、上位のシリーズ情報、検査情報、あるいは患者情報中の各情報を指定することによって、その情報を持つ1以上の画像を識別、抽出することが可能となっている。 【0063】各モダリティに接続された確認配送装置(W/S:ワークステーション)202a,b、または、表示装置204は、アーカイブに対する画像保管処理(付帯情報を修正した後の再補間処理も含む)の際に、アーカイブのデータ管理構成に基づく整合性確認を実行する。この処理は、アーカイブにおけるデータ管理構成(ex.図3)に整合した付帯情報を持つ画像が誤りなく、アーカイブに保管格納されることを確認する処理である。 【0064】アーカイブのデータ管理構成に基づく整合性確認を実行する確認配送装置(W/S:ワークステーション)202の構成を図4に示す。確認配送装置(W/S:ワークステーション)202は、モダリティの撮影画像を受信するインタフェース305、ネットワークを介した画像転送宛先装置としてのアーカイブ203との画像送受信を行なうインタフェース306、モダリティの撮影画像を一時保管する記憶手段303、モダリティの撮影画像を表示したり、あるいは後述する画像情報、および編集画面を表示する表示手段302、画像の処理態様指定、編集情報など、コマンド、あるいはデータ入力を実行する入力手段304、および制御手段301を有する。 【0065】制御手段301は、記憶手段303からのデータ取り出し制御、データ送受信の通信制御、画像保管装置のデータ管理構造の取得処理、取得した画像保管装置のデータ管理構造と送信予定画像の付帯情報とを比較し整合性判定を実行する整合性判定処理、検出された不整合の修正を実行する編集制御処理、表示手段304に対する表示データの表示制御等を実行する。 【0066】確認配送装置(W/S:ワークステーション)202は、新たな画像の配送実行前に、その配送予定画像に関連付けられた付帯情報が、アーカイブのデータ管理構成に対応したものであるか否かを、制御手段301において検証する。制御手段301は、画像保管装置のデータ管理構造を取得し、取得した画像保管装置のデータ管理構造と、送信予定画像の付帯情報とを比較し、整合性判定を実行する【0067】モダリティを接続したワークステーションがモダリティから取得する画像には、モダリティの機種によって独自の画像付帯情報、例えば撮影日時、撮影条件等を撮影画像に自動付与するものもあり、撮影画像のアーカイブに対する保管処理の際に、これらの画像情報が画像ともにアーカイブに送信されると、アーカイブ側の管理データとの不整合が発生する場合がある。 【0068】アーカイブのデータ管理構成は、先の図3に示す構成に限らず、例えば、図5に示すように、様々なデータ管理構成を持つものが存在し得る。図5(a)は、先の図3の階層構成と同様、患者情報、検査情報、シリーズ情報、画像情報が階層化された構成である。また、図5(b)は、患者情報、医師情報(医師の氏名、IDなど)、付帯情報が階層化された構成である。 【0069】画像保管を要求する画像送信装置としての、確認配送装置(W/S:ワークステーション)202、あるいは画像ビューワのワークステーションは、画像転送保管先のアーカイブにおけるデータ管理構成を確認し、そのデータ管理構成と整合する画像付帯情報を画像に対応付けて画像転送を行なうことにより、アーカイブでエラーのない画像保存処理が実行される。 【0070】この整合性確認処理について、説明する。以下では、モダリティに接続された確認配送装置(W/S:ワークステーション)202の処理として説明するが、この整合性確認処理は、画像ビューワのワークステーションにおいても同様に実行できる。 【0071】整合性確認処理の態様として2つの態様がある。第1の態様は、確認配送装置(W/S:ワークステーション)202が、画像配送保管先となるアーカイブのデータ管理構造を記録したデータ管理構造テーブルを記憶手段303に保有し、データ管理構造テーブルに基づいて整合性確認を実行する構成である。 【0072】データ管理構造テーブルのデータ構成例を図6に示す。テーブルは、データ保存先として指定可能なアーカイブ毎に管理され、各アーカイブに対する画像保存におけるデータ管理階層情報を有する。さらに、画像の付帯情報としての必須データとオプションデータとを識別する情報を保有した構成としてもよい。 【0073】図6のデータ管理構造テーブルのアーカイブ#1は、先に説明した図3のデータ管理構成と同じデータ管理を行なっているアーカイブであり、1.患者情報、2.検査情報、3.シリーズ情報、4.画像情報の順に階層構造が形成されていることを示す。各々に必須入力データと、オプション入力データとが記録されている。 【0074】画像データをアーカイブに対して送信して保存しようとするユーザは、確認配送装置(W/S:ワークステーション)202において、入力装置からアーカイブ識別子を入力して保存先となる宛先装置を指定する。その宛先指定データに基づいて、制御手段301は、記憶手段303から対応するデータ管理構造テーブルを選択し、選択されたアーカイブのデータ管理構造に基づいて、表示手段に画像情報を表示し、また画像情報の編集画面を表示する。 【0075】確認配送装置(W/S:ワークステーション)202がモダリティから画像を入力する場合、確認配送装置(W/S:ワークステーション)202の表示手段302には、制御手段301の制御により、例えば図7に示すような付帯情報と対応する画像(サムネイル)がモダリティからの入力順に順次表示される。制御手段301は、画像保存先であるアーカイブのデータ管理構造を記憶手段303に格納したデータ管理構造テーブルから取得してデータ管理構造に対応した表示画面を生成して表示手段302に表示する。 【0076】図7に示す表示の上段には、保存先としてのアーカイブ#1のデータ管理構成に従った付帯情報として、患者情報、検査情報、シリーズ情報、画像情報の各々が、入力画像とに対応して、入力順に各行に表示される。下段には、各画像のサムネイルがやはりモダリティからの入力順に表示される。上段に表示される付帯情報は、アーカイブ#1に対応する患者情報、検査情報、シリーズ情報、画像情報となっているが、これは、ユーザがデータ保存先としてアーカイブ#1を指定している場合の表示であり、例えばユーザがアーカイブ#2を指定したときには、上段に表示される付帯情報は、図5(b)に示す付帯情報、すなわち、患者情報、医師情報、画像情報となる。ユーザは、各画像情報に必要な付帯情報、すなわち保存先となるアーカイブのデータ管理構成に応じた情報が過不足なく入力されているかを確認することができる。 【0077】ユーザは、図7に示す表示の上段に示す各行、あるいは下段のサムネイルのいずれかを選択する処理、具体的には、マウス移動による矢印の移動により位置A,Bにおいてクリック動作の指定を行なうことにより、各画像の付帯情報の編集画面を表示して、付帯情報編集処理を行なうことができる。 【0078】図7に示す上段の付帯情報の表示欄は、保管対象となるアーカイブのデータ管理構造の階層毎に、順次表示された構成となっているので、ユーザは容易にアーカイブのデータ管理構成を把握できる。図7の例では、患者情報表示欄、検査情報表示欄、シリーズ情報表示欄、画像情報表示欄が区分けされて、左から順次表示された例である。 【0079】例えば1人の患者の画像を複数撮影してモダリティから順次入力し、これをアーカイブに送信しようとする場合、ユーザはすべての行の患者情報が同一であるか否かを容易に確認することができる。不一致の付帯情報が見つかった場合は、その行、あるいは画像ほ指定して編集画面に移行して編集処理を行なう。 【0080】付帯情報の編集画面の構成例を図8に示す。図8に示すように、付帯情報編集画面においても、画像保存先であるアーカイブのデータ管理構成に従った表示がなされる。表示例は、アーカイブ#1のデータ管理構造の各階層に対応する患者情報、検査情報、シリーズ情報、画像情報が、上段から表示され、ユーザは、アーカイブ#1のデータ管理構成を把握しながら、付帯情報の編集が実行できる。 【0081】なお、図8に示すデータ編集画面の各データ入力フィールドは、記憶手段303に格納されたデータ管理構造テーブルの定義している各階層の項目に基づいて生成される編集フィールドであり、データ保存対象アーカイブが異なれば、異なる階層構成、異なるフィールド構成の編集画面が表示される。 【0082】ユーザは、編集画面において、保存先となるアーカイブのデータ管理構成に対応した各付帯情報の入力が終わると、先の入力データ表示画面(図7)に戻り、データ送信を実行する。 【0083】このように、画像データ保存先のデータ管理構成に従って各画像の付帯情報の表示、編集が可能であるので、保存先のデータ管理構成に整合する必要情報が容易に入力可能となり、誤った付帯情報を持つデータの送信がなされることが防止される。 【0084】また、確認配送装置202の制御手段301は、記憶手段303に格納されたデータ管理構造テーブル(図5参照)に基づいて取得される画像保管装置のデータ管理構造と、送信予定画像の付帯情報とを比較し、整合性判定を実行する。整合性の判定は、送信予定画像の付帯情報と画像保管装置のデータ管理構造との対応の検出、さらに、送信予定画像の付帯情報の欠落の検出処理が含まれる。さらに、画像保管装置に対する送信予定画像が複数ある場合は、例えば同一患者名が付帯情報としてすべての画像に付与されているか否かの検証を実行する。 【0085】また、確認配送装置202の制御手段301は、上述した整合性判定に基づいて整合性のあるデータであることが確認されたことを条件として、データ配送処理への移行を実行する制御を行なう。すなわち、画像保管先として指定されたアーカイブのデータ管理構成との対応しない付帯情報の修正が行なわれている場合、例えば、上位階層の付帯情報として設定されている患者名を、その患者名に属するデータ管理されている画像データが存在する可能性があるにも関わらず、1つの画像データについてのみ、患者名を修正してアーカイブに送信しようとした場合には、制御手段301の取得したアーカイブのデータ管理構造に基づいて、患者名がアーカイブにおけるデータ管理構造の上位階層の付帯情報であることを検出して、データ配送処理への移行を停止し、ユーザに対して警告メッセージを表示手段302に表示して、ユーザの判断を促す処理を行なう。 【0086】なお、図6の各アーカイブのデータ管理構造を記録したデータ管理構造テーブルは、予め各ワークステーション内の記憶手段に格納しておく。新たなアーカイブがネットワークに接続された場合は、その新たな接続アーカイブのデータ管理構造を新規に登録する。 【0087】なお、上述した例は、データ管理構造テーブルに基づいて、各アーカイブのデータ管理構造に対応した階層構成を反映した付帯情報の表示、および編集画面表示を実行する例として説明したが、データ送信側の記憶手段にデータ管理構造テーブルを格納せず、データ送信側で、データ保管宛先としてのアーカイブを指定した段階で、アーカイブのファイル・サーバ(ワークステーション)からデータ管理構成を取得して、取得した情報に基づいて、各アーカイブのデータ管理構造に対応した階層構成を反映した付帯情報の表示、および編集画面表示を実行する構成としてもよい。 【0088】[付帯情報の変更、再保管処理]次に、付帯情報の変更、再保管処理について説明する。一度、アーカイブに対してデータ保存がなされた画像情報をアーカイブから取り出して、確認配送装置(W/S:ワークステーション)202または、画像ビューワ204において表示し、付帯情報を書き換えてアーカイブに再送して、再保管する場合、一部の付帯情報のみが変更され、その他の付帯情報が書き換えられない画像データが発生する場合がある。この付帯情報が書き換えられた画像の保管処理態様は、アーカイブ側のデータ管理構成によって異なる。 【0089】また、付帯情報の書き替えが、例えば患者名のように、図3を用いて説明したデータ管理構成の最上位の情報である場合には、その患者名のデータ、すなわち、その患者名を持つすべての保管済み画像データの付帯情報としての患者名を、新しい患者名に書き換えてしまう処理を実行するアーカイブ(ファイル・サーバ)もある。 【0090】このように、データ送信側で、アーカイブ側のデータ管理構成が把握できないと、予期しない処理がアーカイブ(ファイル・サーバ)側で実行されてしまう場合があり、ユーザの予期しないデータ消失が発生する可能性がある。以下では、データ保存がなされた画像情報をアーカイブから取り出して、確認配送装置(W/S:ワークステーション)202または、画像ビューワ204において表示し、付帯情報を書き換えてアーカイブに再送して、再保管する場合にユーザの意図するデータ保管処理を保証する処理について説明する。 【0091】この付帯情報変更処理においても、図6で説明したデータ管理構造テーブルに基づいて図7の付帯情報表示、図8の編集画面表示が実行される。なお、前述した例と同様、各アーカイブのデータ管理構造は、テーブルからではなく、アーカイブとの通信処理よって取得してもよい。 【0092】付帯情報を変更する場合、例えば画像情報のIDを指定してアーカイブから1つの画像データを取得する。この場合、確認配送装置(W/S:ワークステーション)202または、画像ビューワ204の表示手段には例えば、図9に示す表示が行なわれる。図9の表示は、図7と同様、上段には、保存先としてのアーカイブ#1のデータ管理構成の階層に従った付帯情報として、患者情報、検査情報、シリーズ情報、画像情報の各々が表示される。下段には、取得した画像のサムネイルが表示される。この場合、画像IDを指定しているので、指定画像IDに対応する1つの画像の付帯情報と、1つの画像のみが表示される。ユーザは、この表示により、データベースにおける階層化された付帯情報の管理構成を一目で認識できる。 【0093】なお、アーカイブからの画像取り出しの際、画像IDではなく、上位の付帯情報、例えば患者名を指定すれば、その患者の画像がすべて抽出され、図7と同様の画面表示がなされる。 【0094】ユーザは、図9に示す表示の上段の付帯情報を記入した各行、あるいは下段のサムネイルのいずれかを選択することにより、対応する画像の付帯情報の編集画面を表示して、付帯情報編集処理を行なうことができる。付帯情報の編集画面の構成は図8に示した通りであり、編集画面においても、やはり画像保存先のアーカイブの付帯情報データ管理構成の階層に応じた編集画面上で編集が可能である。 【0095】ユーザは、アーカイブの付帯情報データ管理構成の階層に応じた編集画面上で各付帯情報の修正ができるので、修正対象の付帯情報がどの階層に属するものであるのかを確認して情報の変更ができる。修正対象の付帯情報が、画像パラメータであれば、図8の編集画面の最下層の付帯情報であることが確認できるので、その1つの画像にのみ影響のある付帯情報であることが識別できる。この場合は、画像パラメータを変更入力して、個別編集(最下段)をクリックすれば、その付帯情報(画像パラメータ)が変更される。 【0096】また、ユーザが例えば患者名の変更をしたい場合は、患者名のフィールドがどの階層に記録されているかを確認する。図8の例では、最上位の階層に患者名フィールドが記録されており、最下層の階層でないので、このフィールドの修正により、アーカイブのデータ管理構成によって格納されている他の画像データに影響を及ぼすことが予測できる。 【0097】ユーザは、このフィールドのように上位階層の情報フィールドの修正を行なおうとする場合、上位階層のフィールドの例えば同一の患者名を持つ画像データを検索ワードとして、再度画像データをアーカイブから呼び出して、他の一連の画像データについての修正の必要性の有無を判断することができる。このように、ユーザは修正フィールドが、アーカイブのデータ管理構造のどの位置づけにあるかを把握できるので、誤った編集を行なうことが防止される。 【0098】呼び出したある特定の患者名の複数画像データについて、一括した患者名の修正を行なう場合は、呼び出した複数の画像データをサムネイル表示した図9の画面において、すべての付帯情報の行、あるいはすべてのサムネイル画像を選択して図8の編集画面に移動して、患者名を編集(変更)して、一括編集(図8の最下段)をクリックし、その後、図9の画面に戻り、上書き処理を行なえばよい。 【0099】このように、本発明のシステムにおいては、アーカイブにおけるデータ管理構成が識別可能な付帯情報の編集画面をユーザに提示するので、ユーザは、付帯情報の変更によるデータベース内の画像データに対する影響を把握することができ、誤った付帯情報の編集処理、および格納処理を未然に防止することができる。 【0100】また、確認配送装置202の制御手段301は、整合性判定処理の判定において検出されたアーカイブのデータ管理構造との不整合、あるいはデータ間の不整合について、付帯情報を自動修正して、アーカイブのデータ管理構造との不整合、あるいはデータ間の不整合を解消する編集制御を実行する構成としてもよい。例えば、アーカイブからの読み出し画像について、患者名を変更して再保管処理を実行しようとする場合、前述した図3のデータ管理構造のように、患者名が上位階層で管理されている場合、元の患者名の付与された他の保存画像についても新たな患者名に書き換えられてしまうことが発生し得る。このような事態を防止するため、患者名を変更した画像データについては、新たな画像情報、シリーズ情報、検査情報を自動付与、あるいはユーザに対して付与を求める表示を実行し、他の保管画像に対する影響のない付帯情報構成を持つ画像となったことを条件としてアーカイブに対する送信を実行可能とする制御を行なう構成とする。 【0101】このように、画像送信を行なう前に、保管先のアーカイブのデータ管理構造との整合性を判定し、整合性が確認されたことを条件として画像送信を実行する制御を行なえば、アーカイブでの保管画像の消失などのユーザの予期しない不測の事態が発生することが防止される。 【0102】確認配送装置202を介した画像転送における処理フローを図10に示す。まず、ステップS1001において、入力手段から画像の保管宛先としてのアーカイブを指定する。 【0103】次にステップS1002において、アーカイブの指定情報に基づいて指定アーカイブのデータ管理構成を取得する。このアーカイブのデータ管理構成の取得は、前述したように、図4に示す記憶手段303に格納されたデータ管理構造テーブル(図6参照)に基づいて実行するか、あるいは宛先として指定されたアーカイブとの通信処理により、宛先装置(アーカイブ)から取得する。ここで取得するデータ管理構成は、例えば図5(A),(B)に示すデータの管理構成である。 【0104】次に、ステップS1003において、モダリティからの入力画像、あるいはアーカイブから取得した画像の付帯情報とサムネイルとを表示手段302に表示する。表示態様は、図7、図9に示した態様であり、宛先として指定されたアーカイブのデータ管理構成の階層に対応した付帯情報表示がなされる。 【0105】つぎにステップS1004において、新たな付帯情報の入力、訂正など、編集が必要であるかを判定し、編集処理が必要であると判定すれば、編集対象の画像を選択して、編集画面(図8参照)に移行する。 【0106】編集が必要であると判定して編集画面表示を行なうと、ステップS1008において、アーカイブのデータ管理構成に対応するデータ(付帯情報)入力画面(図8)が表示される。ユーザは、保管先となるアーカイブのデータ管理構成を意識しながら、付帯情報の編集を実行(S1009)する。 【0107】編集処理が終了すると、再度、付帯情報表示(ex.図7の画面)を実行し、編集処理の必要がないと判定すると、整合性を確認する。整合性確認は、例えばモダリティから入力された一連の画像がすべて同一の患者名として設定されているか、あるいは検査情報が同一に付されているかなどを判定する処理である。整合性なし判定すると、再度編集画面に移動して、編集処理を実行する。整合性が確認されると、ステップS1007において、画像配送処理を実行する。なお、上述したように制御手段において自動的に不整合を解消する処理を実行してもよい。 【0108】上述したように、本発明の画像送信装置、画像送信方法、および画像転送システム並びに画像転送方法によれば、モダリティで撮影した画像をアーカイブに送信して保管する処理を実行する場合、アーカイブにおけるデータ管理構成が識別可能な付帯情報の編集画面をユーザに提示するので、ユーザは、付帯情報の変更によるデータベース内の画像データに対する影響を把握することができ、誤った付帯情報の編集処理、および格納処理を未然に防止することができる。 【0109】なお、上述した例では、モダリティに接続されたワークステーション70における処理として説明したが、例えば画像ビューワを制御するワークステーションにおいても同様のアーカイブにおけるデータ管理構成識別可能な付帯情報表示、および編集画面表示が実行可能であるので、例えばCRTに表示した画像に基づいて、様々な付帯情報を変更して、再格納する場合にも、アーカイブにおけるデータ管理構成と整合した編集を行なうことができる。 【0110】以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。 【0111】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像送信装置および画像送信方法によれば、モダリティで撮影した画像をアーカイブ等の宛先装置に対して配送する処理において、データ送信側で、アーカイブのデータ管理構成を把握可能であるので、アーカイブに対するデータ転送の前に、画像の付帯情報の整合性確認が容易に実行可能となる。また、アーカイブにおけるデータ管理構成が識別可能な付帯情報の編集画面をユーザに提示するので、ユーザは、付帯情報の変更によるデータベース内の画像データに対する影響を把握することができ、誤った付帯情報の編集処理、および格納処理を未然に防止することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005201 【氏名又は名称】富士写真フイルム株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年10月27日(2000.10.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100093241 【弁理士】 【氏名又は名称】宮田 正昭 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−132557(P2002−132557A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月10日(2002.5.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−328691(P2000−328691) |
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