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【発明の名称】 設定支援方式
【発明者】 【氏名】五十嵐 史生

【要約】 【課題】メッセージの出力形式を定義する定義ファイルに基づいてアプリケーションから出力されるメッセージの内、定義ファイルが未定義ののメッセージに定義ファイルの生成を支援し、作業の効率化を図る。

【解決手段】設定支援方式は、メッセージを出力するアプリケーション1から出力されるメッセージを抽出するメッセージ候補取得装置3と、メッセージ候補取得装置3で抽出したメッセージを入力し、入力したメッセージを解析し、解析した結果を用いて上記メッセージ定義を生成するメッセージ定義生成装置5と、メッセージ定義生成装置5で生成されたメッセージ定義を格納する定義ファイル6と、定義ファイル6に格納されるメッセージ定義に基づいて、メッセージの出力形式を制御するフィルタ装置8とを備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 アプリケーションから出力されるメッセージの出力形式を定義するメッセージ定義に基づいて、メッセージをフィルタリングして出力する装置にメッセージ定義を設定する設定支援方式において、アプリケーションを記憶するアプリケーション記憶部と、上記アプリケーション記憶部に記憶するアプリケーションを読みこみ、読みこんだアプリケーションを検索してメッセージを抽出するメッセージ候補取得部と、上記メッセージ候補取得部で抽出したメッセージを入力し、入力したメッセージを解析し、解析した結果を用いてメッセージ定義を生成するメッセージ定義生成部とを備えることを特徴とする設定支援方式。
【請求項2】 アプリケーションから出力されるメッセージの出力形式を定義するメッセージ定義に基づいて、メッセージをフィルタリングして出力する装置にメッセージ定義を設定する設定支援方式において、アプリケーションを記憶するアプリケーション記憶部と、上記アプリケーション記憶部に記憶するアプリケーションを起動し、アプリケーションにメッセージを出力させる試験を実行するテスト実行部と、上記テスト実行部が試験を実行することによってアプリケーションが出力したメッセージを入力し、入力したメッセージを解析し、解析した結果を用いてメッセージ定義を生成するメッセージ定義生成部とを備えることを特徴とする設定支援方式。
【請求項3】 アプリケーションから出力されるメッセージの出力形式を定義するメッセージ定義に基づいて、メッセージをフィルタリングして出力する装置にメッセージ定義を設定する設定支援方式において、アプリケーションを記憶するアプリケーション記憶部と、上記アプリケーションが実行中に出力するメッセージを入力し、入力したメッセージに対応するメッセージ定義が定義されていない未定義メッセージを判別する未定義メッセージ判別部と、上記未定義メッセージ判別部で判別された未定義メッセージを入力し、上記未定義メッセージを解析し、解析した結果を用いてメッセージ定義を生成するメッセージ定義生成部とを備えることを特徴とする設定支援方式。
【請求項4】 上記設定支援方式は、さらに、上記アプリケーション記憶部に記憶するアプリケーションを起動し、アプリケーションにメッセージを出力させる試験を実行するテスト実行部と、上記メッセージ候補取得部は、上記テスト実行部を起動し、上記メッセージ定義生成部は、上記テスト実行部が試験を実行することによってアプリケーションが出力したメッセージを入力し、入力したメッセージを解析し、解析した結果を用いてメッセージ定義を生成することを特徴とする請求項1記載の設定支援方式。
【請求項5】 上記設定支援方式は、さらに、上記アプリケーションが実行中に出力するメッセージを入力し、入力したメッセージに対応するメッセージ定義が定義されていない未定義メッセージを判別する未定義メッセージ判別部を備え、上記メッセージ定義生成部は、上記未定義メッセージ判別部で判別された未定義メッセージを入力し、上記未定義メッセージを解析し、解析した結果を用いてメッセージ定義を生成することを特徴とする請求項1,2,4いずれかに記載の設定支援方式。
【請求項6】 一つのメッセージは、複数の文字列から構成され、上記メッセージ定義生成部は、予め、一つのメッセージに含まれる上記複数の文字列それぞれに対応づけられる書式を定義するパターンを、複数の種類のメッセージにそれぞれについて定義し、定義した複数のパターンを記憶するパターンリスト記憶部と、上記未定義メッセージ判別部で判別された未定義メッセージを入力し、上記パターンリスト記憶部に記憶される複数のパターンを読みこみ、読みこんだ複数のパターンを用いて、上記未定義メッセージと一致するパターンを抽出するパターンマッチング部とを備え、上記メッセージ定義生成部は、上記パターンマッチング部で抽出されたパターンを用いてメッセージ定義を生成することを特徴とする請求項3記載の設定支援方式。
【請求項7】 上記メッセージ定義生成部は、上記パターンリスト記憶部に記憶される複数のパターンそれぞれに対応づけて、任意のパターンに一致するメッセージを複数の文字列に分離する分離基準を記憶する分離基準データベース部と、上記パターンマッチング部で抽出したパターンと上記メッセージとを入力し、上記分離基準データベース部から上記抽出されたパターンに対応づけられる分離基準を読み込み、読み込んだ分離基準に基づいて、入力したメッセージを複数の文字列に分離するメッセージ分離部とを備え、上記メッセージ定義生成部は、上記パターンマッチング部で抽出したパターンに加え、上記メッセージ分離部で分離した複数の文字列を用いてメッセージ定義を生成することを特徴とする請求項6記載の設定支援方式。
【請求項8】 上記一つのメッセージを構成する複数の文字列は、それぞれ意味を有し、上記分離基準データベース部は、さらに、上記分離基準によって分離される複数の文字列が有する意味を表す用語と、上記複数の文字列それぞれをキーワードとして採用するか否かを指定するキーワードフラグとを記憶し、上記メッセージ分離部は、分離した複数の文字列の内、キーワードフラグによって指定されるキーワードを含む文字列を検出し、上記メッセージ定義生成部は、キーワードを定義するキーワードデータベース部と、上記メッセージ分離部で検出した文字列を入力し、上記キーワードデータベース部からキーワードを読みこみ、読み込んだキーワードを用いて、上記分離された文字列からキーワードを検索するキーワード検索部とを備え、上記メッセージ定義生成部は、上記キーワード検索部によって検索されたキーワードをメッセージ定義の名称に用いてメッセージ定義を生成することを特徴とする請求項7記載の設定支援方式。
【請求項9】 上記パターンマッチング部は、一致するパターン抽出をできない場合に、入力したメッセージを用いて、メッセージ定義を生成することを特徴とする請求項6記載の設定支援方式。
【請求項10】 上記設定支援方式は、さらに、上記メッセージ定義に基づいて、メッセージの出力形式を制御するフィルタ部と、上記メッセージ定義生成部で定義されたメッセージ定義を上記フィルタ部へ設定する設定反映部とを備えることを特徴とする請求項3記載の設定支援方式。
【請求項11】 上記テスト実行部は、テストを実行する手順を定義した試験シナリオを有し、上記試験シナリオに従って試験を実行することを特徴とする請求項2または4記載の設定支援方式。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、メッセージ表示装置の出力メッセージに関する設定の自動設定に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、例えば、従来のメッセージ表示装置であり、101は様々なメッセージを出力するアプリケーション、102はアプリケーションが出力するメッセージから重要なメッセージを取捨選択するフィルタ装置、103はメッセージを表示するメッセージ表示装置、104はフィルタ装置でメッセージを取捨選択する基準の設定を定義する定義ファイル、105はメッセージである。
【0003】次に、動作について説明する。アプリケーション101は、正常動作を知らせるメッセージから緊急対策を要する事態を知らせるメッセージまで、様々メッセージを出力する。通常、緊急を要するメッセージは正常動作を知らせるメッセージよりも優先し、視認性を良くしてメッセージ表示装置103を操作するオペレータに告知する必要があるが、このための制御を行うのがフィルタ装置102である。フィルタ装置102は、緊急を要するメッセージに対しては、例えば、メッセージ表示装置103上の最も目立つ場所に表示させたり、例えば、最も目立つ色で表示させたりする。また、正常メッセージに対しては、メッセージ表示装置103の目立たない場所に表示させたり、また、表示自体を抑制したりする。こういったメッセージの緊急度に応じた表示の制御方法を記述したものが定義ファイル104である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】メッセージ表示装置103では、新規アプリケーションのメッセージを表示させるためには、新しい定義ファイル104を作成し、フィルタ装置102に適用しなければならないが、従来のメッセージ装置では、フィルタ装置102に設定を定義する定義ファイル104の作成を手作業で行うため、新規アプリケーションのメッセージに対応することが困難であるという問題点があった。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、未定義メッセージの定義を支援することによって作業の効率化を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る設定支援方式は、アプリケーションから出力されるメッセージの出力形式を定義するメッセージ定義に基づいて、メッセージをフィルタリングして出力する装置にメッセージ定義を設定する設定支援方式において、アプリケーションを記憶するアプリケーション記憶部と、上記アプリケーション記憶部に記憶するアプリケーションを読みこみ、読みこんだアプリケーションを検索してメッセージを抽出するメッセージ候補取得部と、上記メッセージ候補取得部で抽出したメッセージを入力し、入力したメッセージを解析し、解析した結果を用いてメッセージ定義を生成するメッセージ定義生成部とを備えることを特徴とする。
【0007】この発明に係る設定支援方式は、アプリケーションから出力されるメッセージの出力形式を定義するメッセージ定義に基づいて、メッセージをフィルタリングして出力する装置にメッセージ定義を設定する設定支援方式において、アプリケーションを記憶するアプリケーション記憶部と、上記アプリケーション記憶部に記憶するアプリケーションを起動し、アプリケーションにメッセージを出力させる試験を実行するテスト実行部と、上記テスト実行部が試験を実行することによってアプリケーションが出力したメッセージを入力し、入力したメッセージを解析し、解析した結果を用いてメッセージ定義を生成するメッセージ定義生成部とを備えることを特徴とする。
【0008】この発明に係る設定支援方式は、アプリケーションから出力されるメッセージの出力形式を定義するメッセージ定義に基づいて、メッセージをフィルタリングして出力する装置にメッセージ定義を設定する設定支援方式において、アプリケーションを記憶するアプリケーション記憶部と、上記アプリケーションが実行中に出力するメッセージを入力し、入力したメッセージに対応するメッセージ定義が定義されていない未定義メッセージを判別する未定義メッセージ判別部と、上記未定義メッセージ判別部で判別された未定義メッセージを入力し、上記未定義メッセージを解析し、解析した結果を用いてメッセージ定義を生成するメッセージ定義生成部とを備えることを特徴とする。
【0009】上記設定支援方式は、さらに、上記アプリケーション記憶部に記憶するアプリケーションを起動し、アプリケーションにメッセージを出力させる試験を実行するテスト実行部と、上記メッセージ候補取得部は、上記テスト実行部を起動し、上記メッセージ定義生成部は、上記テスト実行部が試験を実行することによってアプリケーションが出力したメッセージを入力し、入力したメッセージを解析し、解析した結果を用いてメッセージ定義を生成することを特徴とする。
【0010】上記設定支援方式は、さらに、上記アプリケーションが実行中に出力するメッセージを入力し、入力したメッセージに対応するメッセージ定義が定義されていない未定義メッセージを判別する未定義メッセージ判別部を備え、上記メッセージ定義生成部は、上記未定義メッセージ判別部で判別された未定義メッセージを入力し、上記未定義メッセージを解析し、解析した結果を用いてメッセージ定義を生成することを特徴とする。
【0011】また、一つのメッセージは、複数の文字列から構成され、上記メッセージ定義生成部は、予め、一つのメッセージに含まれる上記複数の文字列それぞれに対応づけられる書式を定義するパターンを、複数の種類のメッセージにそれぞれについて定義し、定義した複数のパターンを記憶するパターンリスト記憶部と、上記未定義メッセージ判別部で判別された未定義メッセージを入力し、上記パターンリスト記憶部に記憶される複数のパターンを読みこみ、読みこんだ複数のパターンを用いて、上記未定義メッセージと一致するパターンを抽出するパターンマッチング部とを備え、上記メッセージ定義生成部は、上記パターンマッチング部で抽出されたパターンを用いてメッセージ定義を生成することを特徴とする。
【0012】上記メッセージ定義生成部は、上記パターンリスト記憶部に記憶される複数のパターンそれぞれに対応づけて、任意のパターンに一致するメッセージを複数の文字列に分離する分離基準を記憶する分離基準データベース部と、上記パターンマッチング部で抽出したパターンと上記メッセージとを入力し、上記分離基準データベース部から上記抽出されたパターンに対応づけられる分離基準を読み込み、読み込んだ分離基準に基づいて、入力したメッセージを複数の文字列に分離するメッセージ分離部とを備え、上記メッセージ定義生成部は、上記パターンマッチング部で抽出したパターンに加え、上記メッセージ分離部で分離した複数の文字列を用いてメッセージ定義を生成することを特徴とする。
【0013】上記一つのメッセージを構成する複数の文字列は、それぞれ意味を有し、上記分離基準データベース部は、さらに、上記分離基準によって分離される複数の文字列が有する意味を表す用語と、上記複数の文字列それぞれをキーワードとして採用するか否かを指定するキーワードフラグとを記憶し、上記メッセージ分離部は、分離した複数の文字列の内、キーワードフラグによって指定されるキーワードを含む文字列を検出し、上記メッセージ定義生成部は、キーワードを定義するキーワードデータベース部と、上記メッセージ分離部で検出した文字列を入力し、上記キーワードデータベース部からキーワードを読みこみ、読み込んだキーワードを用いて、上記分離された文字列からキーワードを検索するキーワード検索部とを備え、上記メッセージ定義生成部は、上記キーワード検索部によって検索されたキーワードをメッセージ定義の名称に用いてメッセージ定義を生成することを特徴とする。
【0014】上記パターンマッチング部は、一致するパターン抽出をできない場合に、入力したメッセージを用いて、メッセージ定義を生成することを特徴とする。
【0015】上記設定支援方式は、さらに、上記メッセージ定義に基づいて、メッセージの出力形式を制御するフィルタ部と、上記メッセージ定義生成部で定義されたメッセージ定義を上記フィルタ部へ設定する設定反映部とを備えることを特徴とする。
【0016】上記テスト実行部は、テストを実行する手順を定義した試験シナリオを有し、上記試験シナリオに従って試験を実行することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明の第1の実施の形態を示すメッセージ定義の設定を支援する設定支援方式を示す。この設定支援方式は、メッセージ定義に基づいて、メッセージをフィルタリングして出力する監視装置に備えられる。メッセージ定義は、アプリケーションから出力されるメッセージの出力形式を定義する。メッセージ定義は、定義ファイル(メッセージ定義ファイル)として生成される。定義ファイルは、メッセージ定義を記録する記録領域を備える。
【0018】図において、1はメッセージ定義ファイルに定義されていないメッセージがあるアプリケーション、2はアプリケーション内でメッセージ候補が格納されている文字列部、3はアプリケーション1の文字列部2からメッセージの取得を行うメッセージ候補取得装置(メッセージ候補取得部)、4はメッセージ候補取得装置3が取得したメッセージ候補を格納するメッセージデータベース、5は定義ファイルの生成を行うメッセージ定義生成装置(メッセージ定義生成部)、6はメッセージ定義生成装置から出力された定義ファイル、7は生成された定義ファイル6をフィルタ装置に反映させる設定反映装置(設定反映部)、8はメッセージのフィルタリングを行うフィルタ装置(フィルタ部)である。
【0019】図1には明記していないが、アプリケーション1は、アプリケーション記憶部に記憶されている。アプリケーションが出力するメッセージの文字列は、OS(Operation System)に備えられている機能によって抽出することができる。アプリケーション1は、プログラムによって生成され得る。
【0020】図2は、メッセージデータベース4に格納されるメッセージの一例を示している。図3は、定義ファイル6に格納されているメッセージ定義の一例を示している。メッセージ定義生成装置5は、図2に一例と示したメッセージを解析して、図3に一例と示すメッセージ定義を生成し、定義ファイル6を生成する。
【0021】次に、動作について図4のフローチャートを使用して説明する。まず、メッセージ候補取得装置3がアプリケーション1に接続する(S1)。メッセージ候補取得装置3は、アプリケーション1の文字列部2を参照し、メッセージ定義の候補となる文字列を取得し、メッセージデータベース4に蓄積する(S2)。メッセージ候補取得装置3は、アプリケーション1内の全てメッセージ候補を取得するまでS1,S2を繰り返す(S3)。全てのメッセージ候補を読み出したら、メッセージ候補取得装置3はメッセージ定義生成装置5に対し、メッセージデータベース4のメッセージを元に定義ファイル6を生成するよう指示する(S4)。指示を受けたメッセージ定義生成装置5は、メッセージデータベース4に格納されているメッセージを元に定義ファイル6を生成し(S5)、設定反映装置7に定義ファイル6のメッセージ定義を反映することを指示する。指示を受けた設定反映装置7は、フィルタ装置8に対して定義ファイル6のメッセージ定義を反映することを指示し、フィルタ装置8は、定義ファイル6を元にメッセージ定義の反映を行う(S6)。
【0022】以上のように、アプリケーション内部に用意されているメッセージ候補を元に定義データを自動生成するようにしているので、定義設定ミスが少なくまた迅速に生成が行え、効率よく定義をすることができる。
【0023】このように、この設定支援方式は、アプリケーションから出力されるメッセージを定義ファイルに設定されている定義情報に従ってフィルタリングして表示する監視装置において、アプリケーションの内部からメッセージ出力の対象となる文字列を取り出し、その文字列からメッセージ定義を自動生成する。
【0024】実施の形態2.上記の実施の形態1では、発生するメッセージが新規アプリケーションの特定できる場所に存在する場合に、設定を行えるようにしたものであるが、次に発生するメッセージを格納している場所特定できない新規アプリケーションのメッセージ監視設定を行いたいような場合に、設定ファイルを生成する実施の形態を示す。
【0025】図5は、このような場合の第2の実施の形態を示したもので、21はアプリケーションがメッセージを出力するようにアプリケーションを操作するテストプログラム(テスト実行部)、22はメッセージ表示装置に新規にメッセージ出力を行おうとしているアプリケーション、23はアプリケーションが出力したメッセージデータベース、24は出力メッセージからアプリケーション用の設定情報を定義するメッセージ定義生成装置(メッセージ定義生成部)、25はメッセージ定義生成装置が出力した定義ファイル、26は生成した定義ファイル25をフィルタ装置に反映させる設定反映装置(設定反映部)、27はメッセージのフィルタリングを行うフィルタ装置(フィルタ部)である。
【0026】図6は、テストプログラム21が有する試験シナリオの一例を示している。試験シナリオとは、テストプログラム単体で動作確認をするための試験手順を示したものである。テストプログラム21は、試験シナリオに従って、アプリケーション22を操作する。
【0027】次に、動作について図7のフローチャートを使用して説明する。まず、テストプログラム21は、アプリケーション22がメッセージを出力するような試験シナリオに従って、アプリケーション22を操作する(S21)。アプリケーション22が出力したメッセージは、メッセージデータベース23に蓄積される(S22)。テストプログラム21は、全ての試験シナリオが終了するまでこれを繰り返す(S23)。テストプログラム21は、全ての試験シナリオ(試験手順)が終了するとメッセージ定義生成装置24に対し、メッセージデータベース23のメッセージを元に定義ファイル25を生成するように指示する(S24)。指示を受けたメッセージ定義生成装置24は、メッセージデータベース23に格納しているメッセージを解析し、定義ファイル25の生成を行う(S25)。メッセージ定義生成装置24は、フィルタ装置27に対し、定義ファイル25のメッセージ定義の反映を指示する。指示を受けた設定反映装置26は、定義ファイル25を読み取り、フィルタ装置27の設定を行う(S26)。
【0028】以上のように、メッセージ内容をアプリケーション内から容易に取り出すことのできないアプリケーションに対しても、アプリケーションから自動的にメッセージを取得できるようにしているので、メッセージ定義情報を効率よく作成することができる。
【0029】このように、この設定支援方式は、アプリケーションから出力されるメッセージを定義ファイルに設定されている定義情報に従ってフィルタリングして表示する監視装置において、アプリケーションのメッセージ出力を行うテストプログラムを使用してメッセージ出力を行い、その出力結果を元に定義情報を生成する。
【0030】実施の形態3.以上の実施の形態では、メッセージ監視を開始する前に定義ファイルを設定するものであるが、次にメッセージ監視を開始しているような場合に、動的に未定義メッセージを定義する実施の形態を示す。
【0031】図8は、このような場合の第3の実施の形態を示したもので、31はフィルタ装置から出力される未定義メッセージを検出する未定義メッセージ検出装置(未定義メッセージ検出部)、32は検出された未定義メッセージの内容を解析する未定義メッセージ解析装置(未定義メッセージ解析部)、33は解析した未定義メッセージからフィルタ装置のメッセージ定義を定義し、定義したメッセージ定義を格納する設定ファイルを作成するメッセージ定義生成装置(メッセージ定義生成部)、34は作成した設定ファイルのメッセージ定義をフィルタ装置に自動的に反映する設定反映装置(設定反映部)、35はアプリケーションからのメッセージの出力を制御するフィルタ装置(フィルタ部)、36はメッセージを表示する表示装置(表示部)、37はメッセージを出力するアプリケーションである。また、38は、アプリケーション37を実行させることによって出力されるメッセージを入力し、入力したメッセージに対応づけられるメッセージ定義が定義されているか否かを判別する未定義メッセージ判別部である。
【0032】次に、動作について図9のフローチャートを使用して説明する。まず、アプリケーション37が出力するメッセージがフィルタ装置35に入力される(S31)。フィルタ装置35の未定義メッセージ判別部38は、そのメッセージが設定情報に定義されているものかどうか判断し(S32)、定義済みならフィルタ装置35は、表示装置36に出力するかどうかのフィルタリング制御を行う(S38)。未定義なメッセージであると判断した場合は、未定義メッセージの内容を未定義メッセージファイルに出力する(S33)。未定義メッセージ検出装置31は、この未定義メッセージファイルに出力されたメッセージを検出して未定義メッセージ解析装置32に渡す(S34)。未定義メッセージ解析装置32は、未定義メッセージを解析し、フィルタ装置35に必要な情報を取得し、その結果をメッセージ定義生成装置33に渡す(S35)。メッセージ定義生成装置33は、フィルタ装置への定義に必要な各種設定情報を未定義メッセージ解析装置32からの情報を元に、定義ファイルを自動的に生成する(S35)。生成された定義ファイルは、設定反映装置34により自動的にフィルタ装置35に設定され、未定義だったメッセージは、フィルタ装置35によりフィルタリング制御が可能になる(S38)。
【0033】以上のように、アプリケーションからのメッセージが未定義だったとしても、自動的に解析されてフィルタリング制御を行える状態にするようにしているので、重要な未定義メッセージも表示装置に出力することができる。
【0034】このように、この設定支援方式は、アプリケーションから出力されるメッセージを定義ファイルに設定されている定義情報に従ってフィルタリングして表示する監視装置において、実稼動中のアプリケーションからのメッセージを受信中に未定義メッセージを検出した場合、そのメッセージを解析して自動的にメッセージ定義を生成し、設定を反映することにより定義済みメッセージとして表示させる。
【0035】実施の形態4.以上の実施の形態では、定義ファイルを設定する方法を記載したが、次に定義ファイルに記述する設定情報をメッセージから抽出する設定支援についての実施の形態を示す。
【0036】図10は、このような場合の第4の実施の形態を示したもので、41はアプリケーションから出力されたメッセージ、42はメッセージ41を分離するためにパターンマッチングを行うパターンマッチング部、43はパターンマッチング部42のパターン(メッセージパターン)を定義するパターン定義、44はパターン定義43の一例、45はパターンマッチング部42でメッセージをマッチングさせた一例、46はパターンマッチング部42でのマッチングしたメッセージをそれぞれの情報ごとに分離するメッセージ分離部、47はメッセージ分離部46の分離情報を格納する分離基準DB(Data Base)、48は分離基準DBに格納されている情報の一例、49はメッセージ分離部46で分離された情報のうちキーワード変換を指定した情報に関してキーワード検索を行うキーワード検索部、50はキーワード検索部49のキーワード情報を格納するキーワードDB、51はキーワードDB50に格納されているキーワードの一例、52はキーワード検索部49によるキーワード変換の一例、53は最終的に出力される定義ファイル、54は定義ファイル53に格納されるメッセージ定義の一例である。
【0037】次に、動作について説明する。まず、メッセージ41がパターンマッチング部42に入力されるとパターンマッチング部42は、パターン定義43の中に複数記述されているパターンから最も適合するパターンを選び出す。パターンマッチング部42は、そのパターンに従ってメッセージを分解する。例えば、「2000/07/28 11:20Server1 App2:Connection failed:connection refused」というメッセージである時、44に示す「%s%s %s:%s」が最も適合するパターンとなり、45に示すように、「2000/07/28 11:20」「Server1」「App2」「:」「Connection failed:connection refused」と分解される。分解されたメッセージは、メッセージ分離部46にて、分離基準DB47の基準に従ってメッセージが意味付けられる。
【0038】例えば、48に示す分離基準に従えば、「Server1」は「ホスト名」、「App2」は「アプリ名」である。意味付されたメッセージのうち、キーワード変換指定のあるものはキーワード検索部49により変換が行われる。キーワード検索部49では、キーワードDB50の中に入っているキーワード変換テーブルに従って該当するメッセージからキーワードを抽出する。分離基準58によれば、キーワード変換指定のあるメッセージは「Connection failed:connection refused」であるので、これを変換テーブル51に当てはめると、変換例52のように、「failed」が検索され、結果緊急度が「Error」となる。
【0039】こうして、分離や変換されたメッセージデータを元に最終的に定義ファイル53にまとめられる。定義ファイル53にまとめる際に、定義名は、メッセージ分離部46で定義名に指定された文字列を組み合わせて使用する。例えば、分離基準58によれば、定義名は、緊急度とアプリ名を組み合わせて使用するよう指定がされているので、メッセージ定義54に記載されているように、「App2_Error」となる。
【0040】また、パターンマッチング部42で適合するパターンが見つからなかった場合、定義名は他の定義名に使用していない標準の名称を使用し、緊急度は予め決められた標準の値を使用する。例えば、定義名は「Application−xxxx」(xxxxは、数値で0001から順番に付加する)、緊急度は「Warning」など。
【0041】以上のように、メッセージを解析して定義ファイルに必要な設定情報を自動的に生成するので、メッセージ定義を効率的に行うことができる。
【0042】このように、この設定支援方式は、アプリケーションから出力されるメッセージを定義ファイルに設定されている定義情報に従ってフィルタリングして表示を行い、自動的にメッセージ定義を生成し、設定を反映する設定支援を持つ監視装置において、メッセージの定義方法は、予め複数のパターンリストを用意しておき、最もマッチするパターンを元にメッセージの種類、メッセージの重要度などの設定情報を抽出することにより定義を行う。また、定義ファイルにまとめる際に使用する定義名は、予め用意したパターンリストを用いてマッチさせたパターンのどこを使用するか予め指定しておき、それを組み合わせて決定する。
【0043】また、アプリケーションから出力されるメッセージを定義ファイルに設定されている定義情報に従ってフィルタリングして表示を行い、予め用意したパターンリストを用いてメッセージ定義を定義するような設定支援を持つ監視装置において、マッチさせたパターンを元にメッセージを分離し、一部の分離されたメッセージに対してキーワード変換する。
【0044】実施の形態5.実施の形態1と実施の形態2を組み合わせることにより、アプリケーション内からメッセージを取り出せる場合は、それを使用して定義ファイルを生成し、アプリケーション内からメッセージを取り出せない場合は、テストプログラムを使用することにより定義ファイルを生成することにより、より多様なアプリケーションに対して定義情報を効率よく作成することができる。
【0045】実施の形態6.実施の形態1や実施の形態2それぞれと実施の形態3とを組み合わせることにより、アプリケーション実行前に静的に定義ファイルを生成し、アプリケーション実行中に漏れのあったメッセージを動的に定義できるので、効率のよいシステム運用が可能になる。このように、静的、動的に未定義メッセージを設定反映でき、どのようなメッセージに対してもメッセージを表示することができる。
【0046】
【発明の効果】この発明にかかる設定支援方式によれば、アプリケーション内部に用意されているメッセージ候補に基づいてメッセージ定義を自動生成することができるので、定義設定ミスを少なくし、迅速に、効率よくメッセージ定義を生成することができる。
【0047】また、この発明によれば、アプリケーションからメッセージ候補を取り出せない場合においても、テストプログラム(テスト実行部)によって、効率よくメッセージ定義を生成することができる。
【0048】この発明によれば、さらに、未定義メッセージ判別部によってアプリケーション実行中に未定義メッセージを検出して解析する機能を備えるため、未定義メッセージを自動的に解析してフィルタリング制御を行うことができる。
【0049】また、アプリケーション実行前にメッセージを抽出してメッセージ定義を生成するとともに、アプリケーション実行中にもメッセージ定義を生成することができる。
【0050】また、メッセージ定義を生成する機能を組み合わせることにより、アプリケーション実行前に制的にメッセージ定義を生成し、アプリケーション実行中に未定義メッセージを検出して、動的にメッセージ定義を生成することができる。
【0051】また、パターンマッチング部よれば、予め決められたパターンに基づいて、メッセージ定義を生成することができる。
【0052】また、メッセージ分離部によれば、メッセージを複数の文字列に分離し、分離した複数の文字列から重要な文字列(部分)を検出して、検出した文字列を用いてメッセージ定義を生成することができる。
【0053】また、キーワード検索部によれば、メッセージからキーワードを検索することができる。
【出願人】 【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
【出願日】 平成12年10月30日(2000.10.30)
【代理人】 【識別番号】100099461
【弁理士】
【氏名又は名称】溝井 章司 (外2名)
【公開番号】 特開2002−132486(P2002−132486A)
【公開日】 平成14年5月10日(2002.5.10)
【出願番号】 特願2000−329942(P2000−329942)