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【発明の名称】 画像形成装置
【発明者】 【氏名】東尾 奈美

【要約】 【課題】明確な印刷枚数を設定しなくても、ある程度の目分量の印刷を可能とする。

【解決手段】通常モード以外に、あるだけ印刷モードを設け、該モードに設定された時に(S1:No)、給紙部からの用紙供給が無くなるまで印刷を行った後に、印刷動作を終了させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 印刷画像を提供する画像入力手段と、印刷媒体を供給する供給手段と、前記供給された印刷媒体に前記印刷画像を印刷する印刷手段とを備えた画像形成装置であって、前記供給手段による前記印刷手段に対する前記印刷媒体の供給が無くなった時に、印刷動作を終了させることが可能なものであることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】 印刷枚数を設定する枚数設定手段と、印刷モードを設定するモード設定手段とを有し、前記モード設定手段が、前記供給手段による前記印刷手段に対する前記印刷媒体の供給が無くなった時に、印刷動作を終了させる印刷媒体枚数モードと、前記枚数設定手段により設定された枚数分の前記印刷画像を前記印刷媒体に印刷させた時に、印刷動作を終了させる通常モードとを備えたものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】 前記モード設定手段が、前記枚数設定手段により設定された枚数と、前記供給手段により前記印刷手段に供給される前記印刷媒体の枚数のうち、少ない方の枚数分を印刷した時に、印刷動作を終了させる比較モードを有するものであることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】 前記モード設定手段が、前記印刷媒体枚数モードにおいて印刷動作を行っている間に前記枚数設定手段により印刷枚数が設定された時、前記印刷モードを比較モードに切り替えるものであることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
【請求項5】 前記枚数設定手段およびモード設定手段が、前記画像形成装置の設定パネルに設けられていることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項記載の画像形成装置。
【請求項6】 前記枚数設定手段およびモード設定手段が、コンピュータにインストールされたプリンタドライバまたはプリンタドライバの一部であることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機などの画像形成装置に関し、より詳細には、印刷枚数を種々のモードで決定することができる画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリンタ或いは孔版印刷装置など、原稿画像をスキャナなどの原稿読取装置で読み取り、前記原稿画像をもとにして画像を複写して印刷出力する装置が広く普及している。
【0003】また、コンピュータの普及およびDTPソフトウェアの機能の充実に伴って、今日、印刷用のデータをコンピュータにより作成することも多くなっている。コンピュータにより作成された印刷データは、プリントコントローラなどのインタフェース機器により、印刷機に出力されて、製版印刷される。
【0004】これらの印刷機において印刷を行う際には、印刷枚数または印刷部数の指定をする必要があり、印刷機は指定された印刷枚数または印刷部数に相当する枚数分を印刷するのが普通である。
【0005】しかし、社内用様式類など、印刷枚数が明確に決まっておらず、ストックが無くなったら、ある程度の目分量で印刷したい場合がある。また、広告用のチラシや、マーケート調査用のアンケートなども、印刷枚数が明確ではない場合が多い。
【0006】このような場合には、使用者が、目分量の紙を給紙台または給紙トレーにセットし、設定パネルまたはコンピュータのプリンタドライバの設定画面で適当に印刷枚数を設定して、印刷を行うことで対応しているのが現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、使用者が設定した枚数が、セットした所望の目分量の枚数より少なければ、使用者が1回目の印刷が終了後に再度枚数を設定して印刷をしなければならない。再度設定した枚数が、既に印刷した枚数と合わせて、ちょうど所望の目分量の枚数になる可能性も低いため、使用者は何度も印刷枚数を適当に設定し、印刷を繰り返さなければならないため、作業の効率が悪い。
【0008】一方、使用者がとにかく多めに、例えば4桁の数値表示で設定可能な最大枚数9999枚の印刷枚数を設定して印刷をすれば、給紙台または給紙トレーにセットされた所望の目分量の枚数の印刷を行うことを一回で行うことができるが、給紙台にセットされた紙の枚数が、設定された印刷枚数より少ないため、印刷機が用紙無しエラー状態となり、ストップまたはクリアなどの設定ボタンを押すことにより、印刷を強制終了させなければ、印刷機は、紙が供給されるまで待機しつづける状態となり、他の使用者が知らずに用紙を補給した場合には、印刷機が前回の印刷内容の印刷を再開し、無駄な印刷をすることが起こる。
【0009】さらに、コンピュータからの画像データを、コントローラ経由で印刷する場合においては、前述の用紙なしエラーが起きた場合、コンピュータにおいて、プリンタドライバの設定画面で印刷をキャンセルする指示をする必要があるため、印刷作業の効率が悪い問題がある。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、印刷枚数を設定しなくても、所望の目分量の印刷を効率良く行うことを可能とし、使用者の使い勝手の良い画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置は、印刷画像を提供する画像入力手段と、印刷媒体を供給する供給手段と、前記供給された印刷媒体に前記印刷画像を印刷する印刷手段とを備え、前記供給手段による前記印刷手段に対する前記印刷媒体の供給が無くなった時に、印刷動作を終了させることが可能なものであることを特徴とするものである。
【0012】ここで、「画像入力手段」とは、前記印刷手段に印刷用の画像を提供する印刷機の画像読取部や、画像形成装置に設けられた記憶手段に予め記憶されている印刷画像データを読み出し前記印刷手段に提供するデータ読出部や、プリントコントローラからの画像データを受信して、前記印刷手段に提供するパラレルインタフェースなどのデータ受信部などを意味する。
【0013】また、「印刷媒体」とは、紙の場合が一番多いが、OHP用のフィルムや、布などを含むものとする。
【0014】「供給手段」とは、前記印刷画像を印刷する前記印刷手段に、紙などの前記印刷媒体を供給する給紙台や、給紙トレーなどを意味する。
【0015】また、前記供給手段により前記印刷手段に前記印刷媒体の供給が無くなった時に、印刷動作を終了させることを可能にすると共に、従来の印刷機などの画像形成装置のように設定された枚数分の印刷もできるように、本発明の画像形成装置は、印刷枚数を設定する枚数設定手段と、印刷モードを設定するモード設定手段を有し、前記モード設定手段が、前記供給手段により前記印刷手段に前記印刷媒体の供給が無くなった時に、印刷動作を終了させる印刷媒体枚数モード(言わば「あるだけ印刷モード」)と、前記枚数設定手段により設定された枚数分の前記印刷画像を前記印刷媒体に印刷させた時、印刷動作を終了させる通常モードとを備えるたものであることが好ましい。
【0016】さらに、前記モード設定手段は、前記枚数設定手段により設定された枚数と、前記供給手段により前記印刷手段に供給される前記印刷媒体の枚数のうち、少ない方の枚数分を印刷した後に、印刷動作を終了させる比較モードを有することがより好ましい。
【0017】ここで、「枚数設定手段」は、印刷枚数を設定するためのパネルや、入力画面などであるが、前記印刷画像が複数枚ある場合のために、間接的に印刷枚数を設定する印刷部数を設定する手段も含むこととする。なお、印刷枚数の設定がない、すなわち「無設定」も、該枚数設定手段の1つの設定とする。
【0018】「モード設定手段」は、枚数設定手段以外に、印刷枚数に影響を与える設定手段であり、枚数設定手段から独立した設定手段であってもよいし、枚数設定手段に複数の設定の組合わせ、特定の設定(例えば無設定、0または9999など)によって構成されたものであってよい。
【0019】また、「前記印刷手段に対する前記印刷媒体の供給が無くなった時」とは、給紙台などの前記供給手段に印刷媒体が無くなった時や、前記印刷手段が、印刷媒体の供給なしを検知した時などを意味する。
【0020】また、「印刷動作を終了させる」とは、従来技術のように、用紙無しエラーなどを出して、前記印刷手段による印刷が一時的に停止することではなく、画像形成装置全体が正常終了し、印刷ジョブなしの待機状態に戻ることを意味する。
【0021】また、明確な枚数を設定しないが、給紙トレイのような前記供給手段にセットした印刷媒体の枚数が多すぎる可能性がある場合に、上限となる印刷枚数を設定すれば、供給手段にある印刷媒体の枚数がその上限の枚数より少ない時には供給手段にある印刷媒体の枚数分を、供給手段にある印刷媒体の枚数が上限の枚数より多い時には、設定された上限の枚数分だけを印刷することができるように、前記モード設定手段は、枚数設定手段により設定された枚数と、前記供給手段により前記印刷手段に供給される前記印刷媒体の枚数のうち、少ない方の枚数分を印刷した後に、印刷動作を終了させる「比較モード」を有するようにすることもできる。
【0022】ここで、「比較モード」は、独立した印刷モードであってもよいが、たとえば、前記印刷媒体枚数モードと、前記枚数設定手段による印刷枚数の設定の組み合わせによって構成されてもよい。すなわち、印刷媒体枚数モードに設定されると共に、枚数設定手段よりも印刷枚数が設定された場合には、画像形成装置が前述した比較モードにおいての動作と同様に印刷を行うような構成であってもよい。
【0023】さらに、印刷媒体枚数モードで印刷を行っている間にも、セットした前記印刷媒体の枚数が多すぎるかもしれないと気づいた時には、画像形成装置を停めることなく、上限となる印刷枚数を設定することを可能とし、使用者の使用勝手を一層良くし、印刷作業の効率を高めるために、前記モード設定手段は、前記印刷媒体枚数モードにおいて印刷を行っている間に前記枚数設定手段により印刷枚数が設定された時、前記印刷モードを比較モードに切り替えるものであることが一層好ましい。
【0024】前記枚数設定手段およびモード設定手段は、前記画像形成装置の設定パネルに設けられ、単体で使用する印刷機に供するものであることが好ましい。
【0025】また、前記枚数設定手段およびモード設定手段は、コンピュータにインストールされたプリンタドライバまたはプリンタドライバの一部であって、コンピュータからの印刷画像を印刷する印刷機に供するものであることが好ましい。
【0026】また、本発明の画像形成装置は、画像入力手段により提供された印刷画像を印刷媒体に印刷するものであり、孔版印刷機などの製版部を含む印刷機は勿論、複写機、プリンタなども含むものである。なお、本発明における「印刷」とは、紙、フィルムなどの印刷媒体に印刷画像を転写することを意味し、「複写」や、「プリントアウト」などを含む。
【0027】
【発明の効果】本発明の画像形成装置によれば、印刷画像を紙などの印刷媒体に印刷する際に、大よその目分量の印刷媒体を給紙台などの供給手段にセットすれば、その目分量だけの印刷を行って、画像形成装置を正常終了させるようにすることができるので、明確な枚数の設定がなくても、印刷を繰り返したり、印刷ジョブをクリアさせたり、プリンタドライバ設定画面から印刷をキャンセルするなどの操作をせず、画像形成装置が正常終了することができる。このようにして、印刷作業の効率向上だけではなく、用紙無しエラー時に、印刷ジョブをキャンセルしなかったなどのミスによる無駄な印刷を防ぐこともできる。
【0028】また、本発明の画像形成装置に、印刷枚数を設定する枚数設定手段と、印刷媒体枚数モードと通常モードを有するモード設定手段を設け、枚数設定手段の設定(無設定を含む)およびモード設定手段の設定に基づいて、印刷枚数を決定するようにすると、セットした印刷媒体の枚数分の印刷(あるだけ印刷)を可能にすると共に、従来の画像形成装置のように希望の枚数を設定し、設定された枚数分の印刷を行うこともできる。
【0029】また、モード設定手段に、印刷媒体枚数モードと通常モード以外に、比較モードを設け、該比較モードに設定された時には、枚数設定手段により設定された枚数と、前記供給手段により前記印刷手段に供給される前記印刷媒体の枚数のうち、少ない方の枚数分を印刷した後に、印刷動作を終了させるように、本発明の画像形成装置を構成すれば、前記供給手段にセットした印刷媒体の枚数が多すぎる可能性がある場合に、上限となる印刷枚数を設定すれば、供給手段にある印刷媒体の枚数が上限の枚数より少ない時には、印刷媒体の枚数分を、供給手段にある印刷媒体の枚数が多い時には、設定された上限の枚数分だけを印刷することができ、印刷作業の効率向上と共に、使用者側の使い勝手を良くすること実現することができる。
【0030】さらに、前記印刷媒体枚数モードにおいて印刷を行っている間に前記枚数設定手段により印刷枚数が設定された時、前記印刷モードを比較モードに切り替えるような構成にすれば、印刷媒体枚数モードで印刷を行っている間にも、使用者がセットした前記印刷媒体の枚数が多すぎるかもしれないと気づいた時には、画像形成装置を停めることなく、上限となる印刷枚数を設定して、前記比較モードにおける印刷を行うことが可能となるので、使用者の使用勝手を一層良くし、印刷作業の効率を高めることができる。
【0031】また、前記枚数設定手段およびモード設定手段は、前記画像形成装置の設定パネルに設けられれば、単体で使用する印刷機でも前述の使用効果を得ることができる。
【0032】また、前記枚数設定手段およびモード設定手段は、プリンタドライバに設けられれば、プリントコントローラ経由でコンピュータからの印刷画像を印刷する印刷機の場合でも、前述の使用効果を得ることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
【0034】図1は、本発明の実施形態による画像形成装置の1例を示す概略図である。
【0035】図1に示すように、本発明の画像形成装置100は、原稿画像をスキャナなどの原稿読取装置で読み取り、この原稿画像をもとにして画像を複写して印刷出力する、言わば単体で使用する複写式の印刷機である。図示のように、該印刷機100は、印刷原稿の編集、位置指定などを行うデジタイザ1と、スキャナからなる読取部3と、印刷原稿の編集条件および印刷条件などを設定するパネル2と、印刷原稿を読取部3により読みとって得た、デジタイザ1の編集内容を反映した印刷画像データを印刷用紙に印刷する印刷部4と、給紙トレー6にセットされた印刷用紙を印刷部4に供給する給紙部と、印刷済みの印刷用紙を排紙トレー8に排出する排紙部7とを備えてなるものである。給紙トレー6には、光反射型受発光部を有する用紙有無センサが設けられており、給紙トレーに載置された印刷用紙の有無を検出可能としている。
【0036】図2には、パネル2の詳細を示している。図2に示すように、パネル2には、デジタイザ1編集用のボタンA以外に、印刷枚数ボタンB1や、印刷モードボタンB2や、インク濃度などの印刷条件設定用の設定ボタンBと、ボタンAおよびボタンBの設定内容を表示するLED9とが設けられている。印刷枚数ボタンB1および印刷モードボタンB2のデフォルト設定は、夫々1枚と通常モードとなっている。
【0037】次いで、印刷機100の作用(構成の詳細と使用方法)について説明する。
【0038】印刷を行う時に、まず、印刷原稿をデジタイザ1に設置し、デジタイザ1に付属のポイントペンなどで編集場所を指定し、指定した編集場所の夫々に対する編集内容をパネル2の編集ボタンAを用いて設定した後に、印刷原稿を読み取部3にセットする。読取部3にセットされた印刷原稿を読み取って得たデータは、デジタイザ1により指定された編集場所と編集内容にしたがって編集処理を施された後、処理済みデータとして、印刷機の内部メモリに保存される。
【0039】次いで、処理済みデータを印刷部に印刷させるための印刷条件を設定する。印刷枚数のデフォルト値が1枚であるが、印刷枚数ボタンB1を押下し、ボタンB1に付属の▲、▼ボタンを押すことによって、所望の印刷枚数に設定することができる。また、印刷モードボタンB2により、「通常モード」、「あるだけ印刷モード」の設定ができ、デフォルトモードは、「通常モード」であるが、ボタンB2付属の▲、▼ボタンを押すことによって、印刷モードを「あるだけ印刷モード」に設定することができる。図3は、印刷枚数を5枚、印刷モードをデフォルトの「通常モード」に設定した際のLED9の表示の例を示している。
【0040】印刷条件の設定を終えて、スタートボタンを押下すると、印刷部4によって印刷が行われる。図4は、印刷部4が内部メモリに保存された編集済みの印刷データを、設定ボタンBによって設定された印刷条件に基づいて印刷を行うプロセスを示すフローチャートである。
【0041】図示のように、印刷モード設定ボタンB2によって、印刷モードが「通常モード」に設定された(またはボタンB2による設定操作が特になく、デフォルトの通常モードになっている)場合(S1:Yes)、印刷部4が、印刷枚数設定ボタンB1による枚数設定がある時には、設定された枚数分を印刷た後に(S2:Yes、S4)、印刷枚数設定ボタンB1による枚数設定が特に無い時には、デフォルトの1枚だけを印刷した後に(S3)、印刷動作を終了し、印刷機100を次の印刷ジョブ待機状態に戻す(S7)。
【0042】一方、印刷モードが、印刷モード設定ボタンB2によって「あるだけ印刷モード」に設定された場合に(S1:No)、印刷部4が、給紙トレー6にセットされた用紙が無くなるまで印刷を行った後に(S5、S6)、印刷動作を終了し、印刷機100を次の印刷ジョブ待機状態に戻す(S7)。
【0043】本実施例の印刷機100は、印刷枚数を設定し、この設定された枚数分を印刷を行う従来の印刷機のように「通常モード」を有すると共に、印刷枚数を設定しなくても、給紙トレー6にセットされた用紙が無くなるまで印刷を行う「あるだけ印刷モード」を有することによって、大よその目分量の用紙を給紙台、給紙トレーなどにセットすれば、その目分量だけの印刷を行って、印刷機を正常終了させるようにすることができるので、明確な枚数の設定がなくても、所望の目分量になるまで印刷を繰り返したり、印刷ジョブをクリアさせたりなどの操作をする必要がなくなる。このようにして、印刷作業の効率向上だけではなく、用紙無しエラー時に、印刷ジョブをキャンセルしなかったなどのミスによる無駄な印刷を防ぐことも図ることができる。
【0044】図5は、使用者側の使い勝手をより良くするための印刷プロセスを示すフローチャートである。
【0045】すなわち、スタートボタンを押下することによって、印刷部4が内部メモリに保存された編集済みの印刷データを、設定ボタンBによって設定された印刷条件に基づいて印刷を行うが、図示のように、印刷モード設定ボタンB2によって、印刷モードが「通常モード」に設定された(またはボタンB2による設定操作が特になく、デフォルトの通常モードになっている)場合(S11:Yes)、印刷部4が、印刷枚数設定ボタンB1による枚数設定がある時には、設定された枚数分を印刷した後に(S12:Yes、S14)、印刷枚数設定ボタンB1による枚数設定が特に無い時には、デフォルトの1枚だけを印刷した後に(S13)、印刷動作を終了し、印刷機100を次の印刷ジョブ待機状態に戻す(S22)。
【0046】一方、印刷モードが、印刷モード設定ボタンB2によって「あるだけ印刷モード」に設定された場合に(S11:No)、印刷部4が、印刷枚数設定ボタンB1による設定(設定の有無も含む)に基づいて、印刷の枚数を決定し、印刷を行う。
【0047】すなわち、印刷モードが「あるだけ印刷モード」に設定されたと共に、印刷枚数設定ボタンB1よりも、印刷枚数が設定された場合(S11:No、S15:Yes)、印刷部4が、給紙トレー6にセットされた用紙の枚数と、枚数設定ボタンB1より設定された印刷枚数のうち、少ないほうの枚数分を印刷した後に(S19、S20、S21)、印刷動作を終了し、印刷機100を次の印刷ジョブ待機状態に戻す(S22)。一方、印刷モードが「あるだけ印刷モード」に設定され、印刷枚数ボタンB1より設定操作が無い場合には、印刷部4が、ボタンB1より枚数の設定がなければ、給紙トレー6にセットされた用紙の枚数が無くなるまで印刷を行って(S16、S17、S18:No)、印刷動作を終了するが(S22)、印刷の途中で、ボタンB1より印刷枚数の設定がある時には(S18:Yes)、給紙トレー6にセットされた用紙の枚数と、枚数設定ボタンB1より設定された印刷枚数のうち、少ないほうの枚数分を印刷した後に(S19、S20、S21)、印刷動作を終了して、印刷機100を次の印刷ジョブ待機状態に戻す。
【0048】このようにして「あるだけ印刷モード」を設け、目分量の用紙を給紙台または給紙トレー6にセットすれば、用紙が無くなるまで印刷を行うことを可能とすると共に、「あるだけ印刷モード」と印刷枚数設定ボタンB1により設定された印刷枚数との組み合わせを用いて、セットされた用紙の枚数と、設定された枚数の少ない方の枚数分の印刷を行うことも可能にしたので、セットした用紙の枚数が多すぎる可能性がある場合に、上限となる印刷枚数を設定すれば、セットされた用紙の枚数が設定された上限の印刷枚数より少ない時には、セットされた用紙の枚数分を、セットされた用紙の枚数が多い時には、設定された上限の枚数分だけを印刷することができ、印刷作業の効率向上と共に、使用者側の使い勝手を良くすること実現することができる。さらに、「あるだけ印刷モード」で印刷中でも、印刷枚数設定ボタンB1による設定を可能にし、印刷の途中で、上限となる印刷枚数の設定ができ、上限の枚数を超える無駄の印刷を防ぐことができるので、使用者側の使い勝手が一層良くなっている。
【0049】ここで、「あるだけ印刷モード」と印刷枚数設定ボタンB1により設定された印刷枚数との組合わせにより、印刷枚数を決定しているが、「通常モード」、「あるだけ印刷モード」以外に、独立した「比較モード」を設け、「比較モード」に設定された時には、給紙トレー6にセットされた用紙の枚数と、印刷枚数設定ボタンB1により設定された枚数の少ない方の枚数分の印刷を行うようにしても良い。この場合、「あるだけ印刷モード」にて印刷を行っている時に、印刷枚数ボタンB1により印刷枚数が設定されれば、印刷モードを「比較モード」に切り替えるように上記の印刷機100を構成してもよい。
【0050】上述の印刷システムでは、画像読取部を有する単体使用の印刷機による実施形態について説明したが、図6を例にして、コンピュータのソフトウェアからの画像データを、プリントコントローラを経由して受信して印刷を行う印刷機に実施形態について説明する。
【0051】図示のように、印刷機13は、プリントコントローラ12を経由して、コンピュータ11からの印刷データを受信して、印刷部15により、この印刷データを給紙台14から供給される用紙に印刷して、排紙台16に排紙する。印刷枚数、印刷モードなどの設定は、コンピュータ11にインストールされたプリンタドライバにより行われる。なお、プリントコントローラ12は、印刷機13から独立したものであってもよいし、印刷機13と一体化されたものであってもよい。
【0052】図7は、本実施形態のプリンタドライバの設定画面の1例を示すものである。
【0053】図7に示すように、本実施形態による印刷機13のプリントドライバは、通常の印刷機(プリンタ)と同様な印刷部数の設定項目を有すると共に、「通常モード」と、「あるだけ印刷モード」と、「比較モード」との印刷モードを設定する印刷モード設定項目を有する。ここで、印刷部数の設定は、間接な印刷枚数設定となる。
【0054】コンピュータ11より、出力する印刷データ(ファイル)、印刷機13を指定し、印刷機13のプリンタドライバの設定画面により、印刷部数、印刷モードを設定して、印刷開始指示(OKボタン)を出せば、印刷機13は、プリントコントローラ12を経由して、印刷データを受信し、印刷部数(間接的な枚数)および印刷モードなどの印刷条件に基づいて、印刷を行う。図1の実施形態と比較して、印刷条件を設定する場所は、設定パネル2からプリンタドライバの設定画面に変わったが、印刷機13による印刷動作は、前述の図4、図5に示した印刷プロセスと同様であるため、ここで説明を省略する。
【0055】このように、単体で使用されるものではなく、プリントコントローラを経由して、コンピュータからの印刷データを受信して、印刷を行う印刷機の場合でも、プリンタドライバの設定画面にて、通常モード、あるだけ印刷モード、比較モードを設定する項目を設け、印刷部において、印刷モードと印刷部数(または枚数)の設定に基づいて、印刷枚数を決定し、決定された枚数分の印刷を行うことができるので、通常モードによる印刷の他に、給紙台または給紙トレーにセットされた用紙分だけを印刷(あるだけ印刷モード)を行うことと、セットされた用紙の枚数分と設定された印刷枚数分のうち少ないほうの枚数分を印刷を行うことができる。さらに、あるだけ印刷モードにおいて印刷を行っている間に、印刷部数(または枚数)を設定すれば、自動的に、印刷モードを比較モードに切り替え、セットされた用紙の枚数分と設定された印刷枚数分のうち少ないほうの枚数分を印刷を行うこともできる。これによって、明確な枚数の設定が無くても、ある程度の目分量の用紙をセットするだけで、印刷が可能となると共に、操作ミスによる無駄な印刷などを防ぐことができるため、印刷作業の効率が向上し、使用者側の使い勝手も良くなる。
【出願人】 【識別番号】000250502
【氏名又は名称】理想科学工業株式会社
【出願日】 平成12年10月19日(2000.10.19)
【代理人】 【識別番号】100073184
【弁理士】
【氏名又は名称】柳田 征史 (外1名)
【公開番号】 特開2002−132484(P2002−132484A)
【公開日】 平成14年5月10日(2002.5.10)
【出願番号】 特願2000−318864(P2000−318864)