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【発明の名称】 ペン入力情報処理装置
【発明者】 【氏名】宮本 良雄

【氏名】原田 信浩

【要約】 【課題】ペンにより装置の操作及びデータの入力を行う情報処理装置におけるペン入力の調整方式とペンの入力状態の通知方式である。ペン入力の位置ずれを防止と、操作性の向上をすることにある。

【解決手段】表示装置に、定期的にペン入力の調整機能とペンにより入力された位置のマーク表示を設けたものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 装置を制御する制御基板と情報やデータの表示を行う表示装置とデータを記憶する記憶装置と装置の操作及びデータの入力を行うペンとペンの入力及び位置を検出するタッチパネルとペンの入力位置と表示装置に表示される出力位置のずれを調整する補正用基準点を表示する機能を有する情報処理装置において、前記ペンにより入力された位置を特別なペン入力の位置ずれ調整画面でなくても、装置の全ての操作画面において表示装置にペン入力の認識位置を表示し、ペン入力の位置ずれを通知することを特徴とした情報処理装置。
【請求項2】 請求項1において、ペン入力の位置ずれを調整する補正用基準点を任意の周期毎に前記表示装置に表示することを特徴とした情報処理装置。
【請求項3】 請求項1において、ペン入力の位置ずれ量と位置ずれ方向を通知することを特徴とした情報処理装置。
【請求項4】 請求項1において、容易に表示する形状を変更できることを特徴とした情報処理装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペンにより装置の操作及びデータの入力を行う情報処理装置におけるペン入力位置の補正方式と入力位置の通知方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の装置は、図1のように表示装置の表示面にタッチパネルが一体化されている。オペレータは、タッチパネルをペンで入力することで、装置の操作やデータの入力を行なうことができる。そのためには、装置を使用する前にペン入力の調整を行なう必要がある。一般的にペン入力の調整は、あらかじめメモリに用意してある複数の補正用基準点を表示装置に表示して、オペレータにその表示部を、ペンで入力させる。ペンの入力座標データは、タッチパネルにより検出され、メモリに調整データとして記憶する。その座標データと補正用基準点データの比較計算を行ない、オペレータがペンで入力した位置と表示装置上の位置の相関を取ることができるので、ペンでの操作が可能になる(例えば、手書き入力の位置を検出し、その情報を表示装置に表示を行なう、特公平5−31766号公報がある)。
【0003】ペン入力の調整は、前記説明した、装置をはじめて使用する場合の他に、メモリに記憶している調整データが、バックアップ電源の切断等により消失した場合または、オペレータが再調整機能を使用する場合に行なうことができる。
【0004】また、オペレータがペンで入力をした場合、ペンによる入力が正確に行なわれているかどうか、オペレータへの通知は、二つの方法で行われている。一つ目は、ペンによる入力を検出した時に音を鳴らす方法。二つ目は、あらかじめペンによる入力が可能な範囲が決められており、その範囲にペンによる入力を検出した時、その範囲部分の色を変化させる方法。一般的には、この二つの方法を併用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、ペンの入力した位置の座標データは、タッチパネルが検出しているため、タッチパネルが温度、湿度、ほこり等の影響で、特性が経年変化することにより、タッチパネルが検出する座標データに誤差が生じた場合、ペンの入力に位置ずれが発生する。位置ずれが発生すると、オペレータがペンの入力を行なった場合、ペンの入力を行なう毎に音が鳴りペンの入力を受け付けているのに、ペンの入力を受け付けた時に色が変化する場所に何の変化もなく装置が動作しない、つまり結果的にペンの入力を受け付けないという状態に成り、ペンによる装置の操作が不能になってしまう。オペレータは、ペンの入力位置ずれが発生していることを直感的に知る手段がないため、直に原因を特定することができず、適切な対応を取ることができない。また、ペンの入力位置ずれに気付いたとしても、どの方向にずれているか知る手段もないためこの現象を容易に回避することができないという問題があった。通常このようになった場合、オペレータは、ペン入力の再調整を行なうことで回避できる。しかし、ペンによる装置の操作が不能になっているため、普段使い慣れている、ペンの操作による、ペン入力の再調整機能を選択することができないので、キーボード等を使用することになる。キーボードによる、機能の選択等は使用することがほとんどなく、更にペン入力の再調整機能は、普段使用することがないため、オペレータは、キーボードによるペン入力の再調整機能も選択できない場合がほとんどである。取扱説明書を見るか、全てのデータを消去してはじめの状態に戻すことで回避することができるが、取扱説明書が近くない、大事なデータを入力した直後等の場合も考えられ、良い回避方法ではない。
【0006】本発明の目的は、ペン入力により動作する情報処理装置のペン入力の位置ずれによる誤操作または操作不能を防止することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明は、ペンによる入力及びその出力表示ができるペン入力情報処理装置において、ペン入力の位置ずれを調整する補正用基準点を任意の周期毎に表示装置に表示する機能を備えるようにしたものである。また、本発明はペン入力の出力表示を前記表示装置上に任意の形をしたマークを表示する機能を備えることで、本問題を解決することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面により説明する。
【0009】図1は、ペン入力情報処理装置の外観図である。ペン入力情報処理装置10は、表示装置5、タッチパネル6、ペン8、により構成されている。表示装置5は、さまざまな情報やデータの表示を行なう。タッチパネル6は、ペン8より入力された座標位置情報をペン入力情報処理装置10に伝える。ペン8は、ペン入力情報処理装置10の操作を行なう。
【0010】図2は、ペン入力情報処理装置の内部構成を示すブロック図である。さまざまな情報の演算処理を行うCPU1、プログラムが記憶されているROM2、情報やデータを記憶するRAM3、情報やデータの表示を行う表示装置5、装置の操作及びデータの入力を行うペン8、ペン8より入力された座標位置情報入手するタッチパネル6、その情報の制御し正しい入力か判断を行うタッチ制御装置7、時間の情報を持っているタイマ9、及びROM2、RAM3、表示装置5、タッチパネル6、タイマ9からの情報やデータをCPU1の接続するバスライン4により構成される。オペレータが、ペン8により、入力を行うとタッチパネル6はその座標位置をタッチ制御装置7に伝える。タッチ制御装置7は、ペン8による入力が正しい入力であるか判断し、正しい入力のみをバスライン4を介して、CPU1に伝える。
【0011】CPU1はその情報をROM2内のプログラムにより処理を行い、RAM3に記憶させ、その情報を表示装置5により表示するという動作を繰し行っている。タイマ9は、時間の情報をバスライン4を介してCPU1に伝えている。
【0012】次に具体的な操作について図1と図2により説明する。オペレータが、ペン入力情報処理10をはじめて使用する時、ペン入力の調整を行なう。ペン入力の調整作業は、以下の手順よって行なわれる。表示装置5に補正用基準点11a、11b、11c、11d、11eが表示される、補正用基準点はあらかじめRAM2に設定されている。オペレータは、補正用基準点部分をペン8で入力することによりタッチパネル6、タッチ制御装置7、バスライン4により座標位置データがCPU1に伝わり、その座標データを、RAM3に記憶することで処理が終了する。本発明は、ペン入力の調整作業を、タイマ9の時間の情報をトリガにして、定期的に表示装置5に補正用基準点を表示するので、オペレータは、ペン入力の位置ずれが発生する前に、ペン入力の再調整を行なうことになるので、ペンの位置ずれの発生を事前に防止することができる。
【0013】次に、オペレータにペン入力の位置ずれを通知する方法について説明する。本発明は、ペン8の入力位置を表示装置5に四角のマーク12として常に表示を行なう。例えば、上方向にペン入力に位置ずれが発生した場合、ペン8の入力位置は表示装置5に四角のマーク13として表示される。オペレータはペン8で入力している位置より上方向にマーク13の位置がずれていることを目で確認することができるので、上方向にペン入力の位置ずれが発生していることに気付くことができる。
【0014】オペレータは、ペン入力の位置ずれの量と方向がわかり、その情報により装置を操作することが可能になるので、操作性に優れたペン入力情報処理装置を提供することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、オペレータがペンにより入力した位置を、表示装置に表示するので、オペレータは、ペンの入力位置にずれが発生していることを容易に知ることができる。オペレータは、ペンの入力位置ずれの情報を知ることにより、適切な次の操作に移行することができ、装置の誤操作を無くすことができるので、操作性の向上が図れる。また、定期的にペン入力の調整機能をオペレータが特別に意識することなく、表示装置に表示をしてペン入力の再調整を行なうことができるので、ペン入力の位置ずれを事前に防止することができる。
【0016】以上のことから、操作性に優れ、ペン入力の位置ずれを防止するペン入力情報処理装置を提供することができる。
【出願人】 【識別番号】000005108
【氏名又は名称】株式会社日立製作所
【出願日】 平成12年10月24日(2000.10.24)
【代理人】 【識別番号】100075096
【弁理士】
【氏名又は名称】作田 康夫
【公開番号】 特開2002−132451(P2002−132451A)
【公開日】 平成14年5月10日(2002.5.10)
【出願番号】 特願2000−329791(P2000−329791)