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【発明の名称】 手書入力装置および方法、ならびに手書入力プログラムが記録されたコンピュータで読取可能な記録媒体
【発明者】 【氏名】鈴木 哲

【氏名】広瀬 斉志

【氏名】石塚 康司

【氏名】杉山 晃一

【要約】 【課題】手書で文字や図形のストローク情報を入力した場合にジェスチャによる編集情報の入力を容易とする。

【解決手段】表示部106の表示領域の一部もしくは全域に対応付けられた手書入力可能領域に文字列や図形を手書で筆記入力すると、入力された文字列や図形のストローク群は表示されながら記憶部104に記憶される。選択/修正部105により入力ストローク群上の所定ジェスチャによる編集情報の手書入力が可能な領域の境界と、手書入力されたストローク群との距離が所定値以下であった場合は、境界から所定距離以上離れるようにストローク群が縮小および移動させられて表示される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 画面と、前記画面の表示領域に対応して設けられた手書可能領域とを備えて、前記手書可能領域に手書される情報を前記表示領域に表示する手書入力装置であって、前記手書可能領域に手書される1つ以上のストロークからなるストローク群の情報を入力する手書入力手段と、前記手書入力手段により入力された前記ストローク群情報に対して所望内容に従う編集を指示するために、前記手書可能領域に手書される情報を入力する編集情報入力手段と、前記編集情報入力手段による情報入力の際に、前記手書可能領域内で該情報の手書入力が不可能な場合には可能となるように、前記手書可能領域において手書された前記ストローク群を修正するストローク群修正手段とをさらに備える、手書入力装置。
【請求項2】 画面と、前記画面の表示領域に対応して設けられた手書可能領域とを備えて、前記手書可能領域に手書される情報を前記表示領域に表示する手書入力装置であって、前記手書可能領域は、内側に設けられた内側手書可能領域と前記内側手書可能領域を内包する外側手書可能領域とを含み、前記内側手書可能領域に手書される1つ以上のストロークからなるストローク群の情報を入力する手書入力手段と、前記手書入力手段により前記内側手書可能領域に入力された前記ストローク群情報に対して所望内容に従う編集を指示するために、前記外側手書可能領域に手書される情報を入力する編集情報入力手段とをさらに備える、手書入力装置。
【請求項3】 画面と、前記画面の表示領域に対応して設けられた手書可能領域とを備えて、前記手書可能領域に手書される情報を前記表示領域に表示する手書入力装置であって、前記手書可能領域に手書される1つ以上のストロークからなるストローク群の情報を入力する手書入力手段と、前記手書入力手段により入力された前記ストローク群情報に対して所望内容に従う編集を指示するために、前記手書可能領域に手書される情報を入力する編集情報入力手段と、前記編集情報入力手段による手書入力の際に、前記手書可能領域の大きさを前記ストロークが手書入力される前記手書可能領域の大きさよりも大きくする領域拡大手段とをさらに備える、手書入力装置。
【請求項4】 前記手書入力手段により入力された前記ストローク群を複数単位に切出して、切出し単位ごとに認識する認識手段をさらに備えて、前記編集情報入力手段は、前記所望内容に従う編集として、前記切出し単位を修正するために前記手書可能領域に手書される切出し情報を入力する切出し情報入力手段を有して、前記認識手段は、前記切出し情報入力手段により入力された前記切出し情報に基づいて修正された前記切出し単位ごとに認識する再認識手段を有する、請求項1ないし3のいずれかに記載の手書入力装置。
【請求項5】 画面と、前記画面の表示領域に対応して設けられた手書可能領域とを備えて、前記手書可能領域に手書される情報は前記表示領域に表示される手書入力装置における手書入力方法であって、前記手書可能領域に手書される1つ以上のストロークからなるストローク群の情報を入力する手書入力ステップと、前記手書入力ステップにより前記手書可能領域に手書入力された前記ストローク群は所定領域に内包されるか否かを判定する内包判定ステップと、前記内包判定ステップにより内包されないと判定されたことに応じて、手書入力された前記ストローク群を前記所定領域に内包されるように修正する内包修正ステップと、手書された前記ストローク群情報に対して所望内容に従う編集を指示するために、前記手書可能領域に手書される情報を入力する編集情報入力ステップとを備えて、前記所定領域は、前記編集情報入力ステップによる情報入力の際に、前記手書可能領域内で該情報の手書入力が可能となるような位置およびサイズを有することを特徴とする、手書入力方法。
【請求項6】 画面と、前記画面の表示領域に対応して設けられた手書可能領域とを備えて、前記手書可能領域に手書される情報は前記表示領域に表示される手書入力装置における手書入力方法であって、手書入力モードおよび編集情報入力モードのいずれかを設定するモード設定ステップと、前記モード設定ステップにより前記手書入力モードが設定された場合に内側手書可能領域を設定し、前記編集情報入力モードが設定された場合に外側手書可能領域を設定する領域設定ステップと、前記モード設定ステップにより前記手書入力モードが設定された場合に、前記内側手書可能領域に手書される1つ以上のストロークからなるストローク群の情報を入力する手書入力ステップと、前記モード設定ステップにより前記編集情報入力モードが設定された場合に、前記手書入力ステップにより前記内側手書可能領域に入力された前記ストローク群情報に対して所望内容に従う編集を指示するために、前記外側手書可能領域に手書される情報を入力する編集情報入力ステップとを備えて、前記手書可能領域は、内側に設けられた前記内側手書可能領域と、前記内側手書可能領域を内包する前記外側手書可能領域とを含むことを特徴とする、手書入力方法。
【請求項7】 画面と、前記画面の表示領域に対応して設けられた手書可能領域とを備えて、前記手書可能領域に手書される情報は前記表示領域に表示される手書入力装置における手書入力方法であって、手書入力モードおよび編集情報入力モードのいずれかを設定するモード設定ステップと、前記モード設定ステップにより前記手書入力モードが設定された場合に所定サイズの前記手書可能領域を設定し、前記編集情報入力モードが設定された場合に前記所定サイズよりも大きいサイズの前記手書可能領域を設定する領域設定ステップと、前記モード設定ステップにより前記手書入力モードが設定された場合に、前記領域設定ステップにより設定された前記手書可能領域に手書される1つ以上のストロークからなるストローク群の情報を入力する手書入力ステップと、前記モード設定ステップにより前記編集情報入力モードが設定された場合に、前記領域設定ステップにより設定された前記手書可能領域に、前記手書入力ステップにより入力された前記ストローク群情報に対して所望内容に従う編集を指示するために、手書される情報を入力する編集情報入力ステップとを備える、手書入力方法。
【請求項8】 前記手書入力ステップにより入力された前記ストローク群を複数単位に切出して、切出し単位ごとに認識する認識ステップをさらに備えて、前記編集情報入力ステップは、前記所望内容に従う編集として、前記切出し単位を修正するために前記手書可能領域に手書される切出し情報を入力する切出し情報入力ステップを有して、前記認識ステップは、前記切出し情報入力ステップにより入力された前記切出し情報に基づいて修正された前記切出し単位ごとに認識する再認識ステップを有する、請求項5ないし7のいずれかに記載の手書入力方法。
【請求項9】 画面と、前記画面の表示領域に対応して設けられた手書可能領域とを備えて、前記手書可能領域に手書される情報は前記表示領域に表示される手書入力装置に適用される手書入力方法をコンピュータに実行させるための手書入力プログラムが記録された記録媒体であって、前記手書入力方法は、前記手書可能領域に手書される1つ以上のストロークからなるストローク群の情報を入力する手書入力ステップと、前記手書入力ステップにより前記手書可能領域に手書入力された前記ストローク群は所定領域に内包されるか否かを判定する内包判定ステップと、前記内包判定ステップにより内包されないと判定されたことに応じて、手書入力された前記ストローク群を前記所定領域に内包されるように修正する内包修正ステップと、手書された前記ストローク群情報に対して所望内容に従う編集を指示するために、前記手書可能領域に手書される情報を入力する編集情報入力ステップとを備えて、前記所定領域は、前記編集情報入力ステップによる情報入力の際に、前記手書可能領域内で該情報の手書入力が可能となるような位置およびサイズを有することを特徴とする、手書入力プログラムが記録されたコンピュータで読取可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は図形または文字列を手書入力するための手書入力装置および方法ならびに手書入力プログラムが記録されたコンピュータで読取可能な記録媒体に関し、特に、タブレットなどの座標入力部から入力された手書文字列や図形を画面上に表示するとともに、座標入力部から入力されたジェスチャにより手書文字列や図形の選択および修正が行なえ、また入力された手書文字列や図形の認識も可能とする手書入力装置および方法、ならびに手書入力プログラムが記録されたコンピュータで読取可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】手書で文字や図形のストロークを筆記入力する手書入力装置に関し、以下のような従来例がある。
【0003】特許公報第2984170号によれば筆記入力された手書文字列を文字単位に切出して文字認識を行ない切出しが誤っていた場合にはジェスチャ入力によって切出しの修正を行なう技術が記載される。
【0004】特開平7−295733号公報によれば、筆記入力されたストローク群の選択および編集をジェスチャによって行なう技術が記載される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図15(A)〜(C)は、従来技術を説明するための図であり、四角形の枠内はストローク群を手書入力可能な領域であり、枠外は入力不可能な領域である。従来技術においては、図15(A)は選択もしくは修正の対象であるストローク群が入力可能領域内に位置しているのでジェスチャ入力を正しく行なえるが、図15(B)または(C)では選択もしくは修正の対象であるストローク群が入力可能領域と不可能領域の境界付近にあるので、ジェスチャの入力が困難であり、最悪の場合ジェスチャ入力ができないという問題があった。
【0006】それゆえにこの発明の目的は、手書入力されたストローク群が手書入力可能領域境界付近にあった場合にも、ストローク群を編集するための編集情報の手書入力が容易にできる手書入力装置および方法、ならびに手書入力プログラムが記録されたコンピュータで読取可能な記録媒体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のある局面に係る手書入力装置は、画面と、画面の表示領域に対応して設けられた手書可能領域と、手書入力手段と、編集情報入力手段とストローク群修正手段を備えて、手書可能領域に手書される情報を表示領域に表示する。
【0008】手書入力手段は、手書可能領域に手書される1つ以上のストロークからなるストローク群の情報を入力する。編集情報入力手段は、手書入力手段により入力されたストローク群情報に対して所望内容に従う編集を指示するために、手書可能領域に手書される情報を入力する。ストローク群修正手段は、編集情報入力手段による情報入力の際に、手書可能領域内で該情報の手書入力が不可能な場合には可能となるように、手書可能領域において手書されたストローク群を修正する。
【0009】ストローク群修正手段は、手書可能領域内で編集情報の手書入力が可能なように手書されたストローク群を平行移動または縮小するようにしてもよい。
【0010】したがって、手書入力手段により手書可能領域にストローク群が手書されて表示され、続いて編集情報入力手段により編集情報が手書きされる際に、該手書可能領域において手書入力可能な余裕が残されてなく手書入力不可能な場合には、可能となるように手書可能領域において手書されたストローク群はストローク群修正手段により修正される。
【0011】それゆえに、手書入力可能な領域の境界近くまでストローク群が手書入力された場合でも、編集情報の手書入力時には境界から離れた位置に表示されるので、編集情報入力のための手書入力が容易となる。
【0012】この発明の他の局面に係る手書入力装置は画面と、画面の表示領域に対応して設けられた手書可能領域と、手書入力手段と、編集情報入力手段とを備えて、手書可能領域に手書される情報を表示領域に表示する。
【0013】手書可能領域は、内側に設けられた内側手書可能領域と内側手書可能領域を内包する外側手書可能領域とを含む。
【0014】手書入力手段は内側手書可能領域に手書される1つ以上のストロークからなるストローク群の情報を入力する。編集情報入力手段は、手書入力手段により内側手書可能領域に入力されたストローク群情報に対して所望内容に従う編集を指示するために、外側手書可能領域に手書される情報を入力する。
【0015】したがって、内側手書可能領域にストローク群の情報が手書されると、入力されたストローク群情報に対して所望内容に従う編集を指示するための情報が内側手書可能領域を内包する外側手書可能領域において手書される。
【0016】それゆえに、手書入力可能領域は内側と外側の二重とされて、ストローク群手書入力時には内側の領域が編集情報の手書入力時には外側の領域が使用されるので、ストローク群手書入力時に入力可能領域境界付近まで入力しても、編集情報の手書入力が容易になる。
【0017】この発明のさらなる他の局面に従う手書入力装置は画面と、画面の表示領域に対応して設けられた手書可能領域と、手書入力手段と、編集情報入力手段と領域拡大手段とを備えて、手書可能領域に手書される情報を表示領域に表示する。
【0018】手書入力手段は手書可能領域に手書される1つ以上のストロークからなるストローク群の情報を入力する。編集情報入力手段は手書入力手段により入力された前記ストローク群情報に対して所望内容に従う編集を指示するために、手書可能領域に手書される情報を入力する。領域拡大手段は編集情報入力手段による手書入力の際に、手書可能領域の大きさをストロークが手書入力される手書可能領域の大きさよりも大きくする。
【0019】したがって、領域拡大手段により、編集情報の手書入力時には対応の手書可能領域はストローク群の手書入力時の手書可能領域に比較して拡大される。
【0020】それゆえに、ストローク群が手書入力可能領域境界付近まで手書入力されていても、編集情報の手書入力が容易となる。
【0021】上述の手書入力装置は、手書入力手段により入力されたストローク群を複数単位に切出して、切出し単位ごとに認識する認識手段をさらに備えて、編集情報入力手段は切出し情報入力手段を有して、認識手段は再認識手段を有する。
【0022】切出し情報入力手段は所望内容に従う編集として、切出し単位を修正するために手書可能領域に手書される切出し情報を入力する。再認識手段は、切出し情報入力手段により入力された切出し情報に基づいて修正された切出し単位ごとに認識する。
【0023】したがって、手書入力されたストローク群について認識手段による切出しが誤ってなされて認識された場合には、切出し情報入力手段により切出しを修正して、修正された切出しに従い再認識が行なわれる。
【0024】それゆえに、手書入力されたストローク群について認識手段による誤った切出しを、正しい認識結果を得るための正しい切出しとなるように、切出し情報入力手段の手書入力により修正できる。
【0025】この発明のさらなる他の局面に係る手書入力方法は、画面と画面の表示領域に対応して設けられた手書可能領域とを備えて、手書可能領域に手書される情報は表示領域に表示される手書入力装置に適用される。
【0026】手書入力方法は手書可能領域に手書される1つ以上のストロークからなるストローク群の情報を入力する手書入力ステップと、手書入力ステップにより手書可能領域に手書入力されたストローク群は所定領域に内包されるか否かを判定する内包判定ステップと、内包判定ステップにより内包されないと判定されたことに応じて、手書入力されたストローク群を所定領域に内包されるように修正する内包修正ステップと、手書されたストローク群情報に対して所望内容に従う編集を指示するために、手書可能領域に手書される情報を入力する編集情報入力ステップとを備える。そして、所定領域は、編集情報入力ステップによる情報入力の際に、手書可能領域内で該情報の手書入力が可能となるような位置およびサイズを有することを特徴とする。
【0027】内包修正ステップは、手書可能領域内で編集情報の手書入力が可能なように手書されたストローク群を平行移動または縮小するようにしてもよい。
【0028】したがって、手書入力ステップにより手書可能領域にストローク群が手書されて表示され、続いて編集情報入力ステップにより編集情報が手書きされる際に、該手書可能領域において手書入力可能な余裕が残されてなく手書入力不可能であることが内包判定ステップにより判定された場合には、可能となるように手書可能領域において手書されたストローク群は内包修正ステップにより修正される。
【0029】それゆえに、手書入力可能な領域の境界近くまでストローク群が手書入力された場合でも、編集情報の手書入力時には境界から離れた位置に表示されるので、編集情報入力のための手書入力が容易となる。
【0030】この発明のさらなる他の局面に係る手書入力方法は、画面と画面の表示領域に対応して設けられた手書可能領域とを備えて、手書可能領域に手書される情報は表示領域に表示される手書入力装置に適用されて、手書入力モードおよび編集情報入力モードのいずれかを設定するモード設定ステップと領域設定ステップと手書入力ステップと編集情報入力ステップとを備える。
【0031】モード設定ステップにより手書入力モードが設定された場合に領域設定ステップにより内側手書可能領域が設定されて、編集情報入力モードが設定された場合に外側手書可能領域が設定される。モード設定ステップにより手書入力モードが設定された場合に、手書入力ステップにより内側手書可能領域に手書される1つ以上のストロークからなるストローク群の情報が入力される。モード設定ステップにより編集情報入力モードが設定された場合に、編集情報入力ステップでは手書入力ステップにより内側手書可能領域に入力されたストローク群情報に対して所望内容に従う編集を指示するために、外側手書可能領域に手書される情報が入力される。ここで手書可能領域は、内側に設けられた内側手書可能領域と、内側手書可能領域を内包する外側手書可能領域とを含む。
【0032】したがって、内側手書可能領域にストローク群の情報が手書されると、入力されたストローク群情報に対して所望内容に従う編集を指示するための情報が内側手書可能領域を内包する外側手書可能領域において手書される。
【0033】それゆえに、手書入力可能領域は内側と外側の二重とされて、ストローク群手書入力時には内側の領域が編集情報の手書入力時には外側の領域が使用されるので、ストローク群手書入力時に入力可能領域境界付近まで入力しても、編集情報の手書入力が容易になる。
【0034】この発明のさらなる他の局面に係る手書入力方法は、画面と画面の表示領域に対応して設けられた手書可能領域とを備えて、手書可能領域に手書される情報は表示領域に表示される手書入力装置に適用されて、手書入力モードおよび編集情報入力モードのいずれかを設定するモード設定ステップと、領域設定ステップと、手書入力ステップと、編集情報入力ステップとを備える。
【0035】領域設定ステップでは、モード設定ステップにより手書入力モードが設定された場合に所定サイズの手書可能領域が設定されて、編集情報入力モードが設定された場合には所定サイズよりも大きいサイズの手書可能領域が設定される。手書入力ステップでは、モード設定ステップにより手書入力モードが設定された場合には、領域設定ステップにより設定された手書可能領域に手書される1つ以上のストロークからなるストローク群の情報が入力される。編集情報入力ステップでは、モード設定ステップにより編集情報入力モードが設定された場合に、領域設定ステップにより設定された手書可能領域に、手書入力ステップにより入力されたストローク群情報に対して所望内容に従う編集を指示するために、手書される情報が入力される。
【0036】したがって、領域設定ステップにより、編集情報の手書入力時には対応の手書可能領域はストローク群の手書入力時の手書可能領域に比較して拡大された領域として設定される。
【0037】それゆえに、ストローク群が手書入力可能領域境界付近まで手書入力されていても、編集情報の手書入力が容易となる。
【0038】上述の手書入力方法は手書入力ステップにより入力されたストローク群を複数単位に切出して、切出し単位ごとに認識する認識ステップをさらに備える。そして、編集情報入力ステップは、所望内容に従う編集として、切出し単位を修正するために手書可能領域に手書される切出し情報を入力する切出し情報入力ステップを有し、認識ステップは、切出し情報入力ステップにより入力された切出し情報に基づいて修正された切出し単位ごとに認識する再認識ステップを有する。
【0039】したがって、手書入力されたストローク群について認識ステップによる切出しが誤ってなされて認識された場合には、切出し情報入力ステップにより切出しを修正して、修正された切出しに従い再認識が行なわれる。
【0040】それゆえに、手書入力されたストローク群について認識ステップによる誤った切出しを、正しい認識結果を得るための正しい切出しとなるように切出し情報入力手段の手書入力により修正できる。
【0041】この発明のさらなる他の局面に係る記録媒体には、画面と画面の表示領域に対応して設けられた手書可能領域とを備えて、手書可能領域に手書される情報は表示領域に表示される手書入力装置に適用される手書入力方法をコンピュータに実行させるための手書入力プログラムが記録される。
【0042】この手書入力プログラムにより実行される手書入力方法は、手書可能領域に手書される1つ以上のストロークからなるストローク群の情報を入力する手書入力ステップと、手書入力ステップにより手書可能領域に手書入力されたストローク群は所定領域に内包されるか否かを判定する内包判定ステップと、内包判定ステップにより内包されないと判定されたことに応じて、手書入力されたストローク群を所定領域に内包されるように修正する内包修正ステップと、手書されたストローク群情報に対して所望内容に従う編集を指示するために、手書可能領域に手書される情報を入力する編集情報入力ステップとを備えて、所定領域は、編集情報入力ステップによる情報入力の際に、手書可能領域内で該情報の手書入力が可能となるような位置およびサイズを有する。
【0043】したがって記録媒体に記録された手書入力プログラムが実行された場合には、手書入力ステップにより手書可能領域にストローク群が手書されて表示され、続いて編集情報入力ステップにより編集情報が手書きされる際に、該手書可能領域において手書入力可能な余裕が残されてなく手書入力不可能であることが内包判定ステップにより判定された場合には、可能となるように手書可能領域において手書されたストローク群は内包修正ステップにより修正される。
【0044】それゆえに、手書入力可能な領域の境界近くまでストローク群が手書入力された場合でも、編集情報の手書入力時には境界から離れた位置に表示されるので、編集情報入力のための手書入力が容易となる。
【0045】この発明のさらなる他の局面に係る記録媒体には、画面と画面の表示領域に対応して設けられた手書可能領域とを備えて、手書可能領域に手書される情報は表示領域に表示される手書入力装置に適用される手書入力方法を実行するための手書入力プログラムが記録される。この手書入力プログラムにより実行される手書入力方法は、手書入力モードおよび編集情報入力モードのいずれかを設定するモード設定ステップと、モード設定ステップにより手書入力モードが設定された場合に内側手書可能領域を設定し、編集情報入力モードが設定された場合に外側手書可能領域を設定する領域設定ステップと、モード設定ステップにより手書入力モードが設定された場合に、内側手書可能領域に手書される1つ以上のストロークからなるストローク群の情報を入力する手書入力ステップと、モード設定ステップにより編集情報入力モードが設定された場合に、手書入力ステップにより内側手書可能領域に入力されたストローク群情報に対して所望内容に従う編集を指示するために、外側手書可能領域に手書される情報を入力する編集情報入力ステップとを備えて、手書可能領域は、内側に設けられた内側手書可能領域と、内側手書可能領域を内包する前記外側手書可能領域とを含む。
【0046】したがって記録媒体に記録された手書入力プログラムが実行された場合には、内側手書可能領域にストローク群の情報が手書されると、入力されたストローク群情報に対して所望内容に従う編集を指示するための情報が内側手書可能領域を内包する外側手書可能領域において手書入力される。
【0047】それゆえに、手書入力可能領域は内側と外側の二重とされて、ストローク群手書入力時には内側の領域が編集情報の手書入力時には外側の領域が使用されるので、ストローク群手書入力時に入力可能領域境界付近まで入力しても、編集情報の手書入力が容易になる。
【0048】この発明のさらなる他の局面に係る記録媒体には、画面と画面の表示領域に対応して設けられた手書可能領域とを備えて、手書可能領域に手書される情報は表示領域に表示される手書入力装置に適用される手書入力方法を実行するための手書入力プログラムが記録される。
【0049】手書入力プログラムにより実行される手書入力方法は、手書入力モードおよび編集情報入力モードのいずれかを設定するモード設定ステップと、モード設定ステップにより手書入力モードが設定された場合に所定サイズの手書可能領域を設定し、編集情報入力モードが設定された場合に所定サイズよりも大きいサイズの手書可能領域を設定する領域設定ステップと、モード設定ステップにより手書入力モードが設定された場合に、領域設定ステップにより設定された手書可能領域に手書される1つ以上のストロークからなるストローク群の情報を入力する手書入力ステップと、モード設定ステップにより編集情報入力モードが設定された場合に、領域設定ステップにより設定された手書可能領域に、手書入力ステップにより入力されたストローク群情報に対して所望内容に従う編集を指示するために、手書される情報を入力する編集情報入力ステップとを備える。
【0050】したがって記録媒体に記録された手書入力プログラムが実行されると、領域設定ステップにより、編集情報の手書入力時には対応の手書可能領域はストローク群の手書入力時の手書可能領域に比較して拡大された領域として設定される。
【0051】それゆえに、ストローク群が手書入力可能領域境界付近まで手書入力されていても、編集情報の手書入力が容易となる。
【0052】上述の記録媒体に記録された手書入力プログラムにより実行される手書入力方法は、手書入力ステップにより入力されたストローク群を複数単位に切出して、切出し単位ごとに認識する認識ステップをさらに備えて、編集情報入力ステップは、所望内容に従う編集として、切出し単位を修正するために手書可能領域に手書される切出し情報を入力する切出し情報入力ステップを有して、認識ステップは、切出し情報入力ステップにより入力された切出し情報に基づいて修正された切出し単位ごとに認識する再認識ステップを有するように構成されてもよい。
【0053】したがって記録媒体に記録された手書入力プログラムが実行されて、手書入力されたストローク群について認識ステップによる切出しが誤ってなされて認識された場合には、切出し情報入力ステップにより切出しを修正して、修正された切出しに従い再認識が行なわれる。
【0054】それゆえに、手書入力されたストローク群について認識ステップによる誤った切出しを、正しい認識結果を得るための正しい切出しとなるように切出し情報入力手段の手書入力により修正できる。
【0055】
【発明の実施の形態】以下、この発明の各実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0056】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1に適用される手書入力装置の機能構成を示す図である。図において手書入力装置は簡単なコンピュータ上に構成されて、タブレットなどの入力部101、文字/図形入力モードか、選択/修正モードかを指定するためのモード指定部102、現在のモードを管理するモード管理部103、文字/図形入力モード時に手書入力される文字もしくは図形の1つ以上のストロークからなるストローク群情報を記憶するための記憶部104、選択/修正モード時に手書入力されるジェスチャを認識し、文字/図形ストローク群に対する選択や修正を行なうための選択/修正部105および表示部106を含む。ここでジェスチャとは入力部101を操作して入力された座標情報または点列データを指す。
【0057】入力部101および表示部106は、表示装置上に透明のタブレットが積層配置された表示一体型タブレットとして提供されてもよい。
【0058】また、入力部101上の入力可能領域は表示部106上の一部もしくは全域に相当している。
【0059】図2には、この発明の実施の形態1に適用される手書入力装置のブロック構成が示される。手書入力装置は図示されるように、該装置自体を集中的に制御および管理するためのCPU(中央処理装置)201、後述する各種処理を実行するプログラムを含む各種プログラムを記憶するためのプログラムメモリ202、記憶部104において各種情報を記憶しておくためのデータメモリ203、入力部101およびモード指定部102に相当する入力装置204、表示部106に相当する表示装置205、外部のインターネットなどの通信ネットワーク207と該装置とを接続するための通信I/F(インターフェイス)206とFD(フレキシブルディスク)およびCD−ROM(compact disc read only memory)などの外部記憶媒体209がセットされてCPU201により外部記憶媒体209をアクセス可能とするために設けられる外部記憶媒体ドライバ208を含む。
【0060】図3は、本実施の形態1に係る手書入力装置の処理フローチャートである。上述のように構成された手書入力装置の動作について、図3のフローに従い以下に説明する。
【0061】操作者はモード指定部102により、文字/図形入力モードもしくは選択/修正モードのいずれかを指定できる(ステップS(以下、単にSと略す)1)。
【0062】まず、文字/図形入力モードが指定された場合の動作を説明する。操作者が入力部101に手書文字もしくは図形を筆記入力すると(S2)、入力された手書文字もしくは図形のストローク群情報は表示部106に送られて、リアルタイムに表示されるとともに、記憶部104に送られて記憶される(S3)。その後、手書入力の終了を指示する所定操作が行なわれれば一連の処理は終了するが、行なわれなければS1に戻る(S10)。
【0063】次に、操作者がモード指定部102により選択/修正モードに切換え指定した場合の動作について説明する。
【0064】選択/修正モードに切換え指定された場合(S1)、表示部106には文字/図形入力モードにおいて入力された文字/図形ストローク群情報が記憶部104から読出されて表示される(S5)。このときの表示方法については後述する。
【0065】次に操作者は表示内容を見て入力部101を介してジェスチャを筆記入力する(S6)。入力されたジェスチャの情報は表示部106に送られて、表示されている文字/図形ストローク群の上にリアルタイムに重ねて表示されるとともに、選択/修正部105に送られて認識される(S7)。
【0066】選択/修正部105は認識したジェスチャに応じて、表示されている文字/図形ストローク群の選択もしくは修正を行なう(S8)。その後、S10の処理に移行する。
【0067】選択/修正部105は入力されたジェスチャの点列データなどを予め登録しておいた点列データとパターンマッチングすることによりどのような編集操作を指示したかを示すコマンドデータを認識する。ここでは編集操作としてはストローク群または1ストロークの選択、修正、削除を挙げるがこれに限定されない。他には、ストロークの移動、拡大、縮小およびコピーなどが含まれてもよい。
【0068】本実施例ではストローク群またはストロークの選択のためのジェスチャとしては、ストローク群を囲む、ストロークと交差させる、ストローク上で所定時間静止などが想定される。また、修正(削除)のためのジェスチャとしては、対象ストローク群上に×印を筆記、対象ストローク群上でジグザグに往復する線を筆記、対象ストローク群を塗りつぶすなどが想定される。
【0069】次に、モード指定部102により選択/修正モードに切換えた場合の記憶部104に記憶される文字/図形ストローク群情報の図3のS5における表示方法について説明する。図4は、本実施の形態1に係る入力可能領域を説明する図である。
【0070】まず、図4に示されるように、入力部101によって入力可能な領域に相当する表示部106上での領域R0より所定距離Tだけ内側の領域R1を設ける。また領域R0は幅WR0および高さHR0を有し領域R1は幅WR1および高さHR1を有する。
【0071】図5は、本実施の形態1と2に係る表示処理のフローチャートである。図5に示すフローチャートを用いて動作を説明する。記憶部104に記憶される文字/図形ストローク群情報を受理して処理が開始される。まず対象となるすべてのストロークを包含する外接矩形R2が算出されて外接矩形R2の幅WR2および高さHR2が取得される(S401)。以降の説明のため外接矩形R2の左上点を(XLR2,YTR2)、右下点(XRR2,YBR2)とする。S401にて算出されたストローク外接矩形R2が領域R1に内包されるか否かがチェックされる(ステップS402)。
【0072】外接矩形R2が領域R1に内包される場合、すなわち[XLR1<XLR2<XRR1かつXLR1<XRR2<XRR1かつYTR1<YTR2<YBR1かつYTR1<YBR2<YBR1]となる場合は、S409に移行し、ストローク群が表示されて処理が終了する。
【0073】一方、ストローク外接矩形R2が領域R1に内包されない場合は以下の処理が行われる。まず[WR2≦WR1かつHR2≦HR1]であるか否かがチェックされる(S403)。[WR2≦WR1かつHR2≦HR1]である場合はS407に移行する。
【0074】[WR2≦WR1かつHR2≦HR1]でない場合は、まず、rw=WR2/WR1,rh=HR2/HR1が算出されてrwおよびrhの値の小さい方がrrとされる(S404)。次に、S404で算出されたrrを縮小率として縦横のアスペクト比は保たれたまま、縮小率rrに基づきストローク群が縮小される(S405)。そして、ストローク群の外接矩形R2を算出し直す(S406)。S404〜S406の処理によりWR2≦WR1かつHR2≦HR1となる。
【0075】S407では、Xm=XLR2−XLR1、Ym=YTR2−YTR1が算出される。次に、ストローク群は(Xm,Ym)分だけ平行移動される(S408)。S407およびS408により、ストローク群の外接矩形R2が領域R1に内包されるようになる。
【0076】最後に、S409においてストローク群が表示されて処理は終了する。図6(A)と(B)には、本実施の形態1の各モードにおける表示装置106の表示例が示される。図6(A)には文字/図形入力モード時の入力可能領域内に入力された手書文字列(’手書き’)の表示例が示されて、図6(B)には図6(A)で入力された文字列の選択/修正モード時の表示例が示される。図6(B)では、入力された手書文字列(’手書き’)が図5のフローチャートに従い縮小率rrに従い縮小される、または平行移動されて、文字(‘手’)がジェスチャにより囲まれた状態が示される。
【0077】本実施の形態によれば、入力可能な領域の境界近くまで手書文字が入力された場合でも、選択/修正モード時には該手書入力文字は縮小および移動させられて境界から離れた位置に表示されるので、図6(B)に示されるように選択/修正時のジェスチャの入力が容易となる。
【0078】(実施の形態2)次に、この発明の実施の形態2について説明する。
【0079】本実施の形態2における手書入力装置の機能構成が図7に示される。図8は、本実施の形態2に係る手書入力装置の処理フローチャートである。図7においては実施の形態1と同様の部分には同一の符号が使用される。本実施の形態2では、実施の形態1の機能に追加して認識部701が設けられる。認識部701は記憶部104に記憶される文字や図形のストローク群の情報を文字や図形単位に切出して認識を行なう。認識結果は記憶部104に記憶され、表示部106により表示可能とされる。また選択/修正部105は、認識部701における文字/図形の切出しが誤っていた場合にジェスチャ入力による切出し修正を可能とする。図7に対応のブロック構成は図2に示された実施の形態1と同様である。
【0080】次に本実施の形態における手書入力装置の動作について図8のフローに従い説明する。
【0081】操作者は、モード指定部102により文字/図形入力モードおよび選択/修正モードのいずれかを指定する(S1)。
【0082】まず、文字/図形入力モードが指定された場合の動作を説明する。操作者が入力部101に手書文字もしくは図形を筆記入力すると(S2)、入力された手書文字もしくは図形のストローク群情報は表示部106に送られてリアルタイムに表示されるとともに、記憶部104に送られて記憶される(S3)。
【0083】記憶部104において記憶されたストローク群情報は、所定のタイミングで認識部701に送られ、文字や図形単位で切出された後、それぞれの認識が行なわれ、認識結果は記憶部104に送られて記憶されるとともに表示される(S4a、S4b)。上述した認識のタイミングは本実施の形態では限定されないが、新たなストローク入力が所定時間なかった時点、または操作者による指示がなされた時点などが想定される。
【0084】その後、前述したS10の処理が行なわれて、一連の処理終了が指示されなければS1に戻るが、指示されれば処理は終了する。
【0085】次に、操作者がモード指定部102により選択/修正モードに切換え指定した場合の動作について説明する。
【0086】選択/修正モードに切換え指定された場合(S1)、表示部106には選択/修正の対象となる文字/図形入力モードにおいて入力された文字/図形ストローク群情報が記憶部104から読出されて表示される(S5)。このときの表示方法は、図5のフローチャートに示された実施の形態1と同様であるため、ここでの説明は省略する。
【0087】操作者は、入力部101にジェスチャを筆記入力する(S6)。入力されたジェスチャの情報は表示部106に送られて、表示されている文字/図形ストローク群の上にリアルタイムに重ねられて表示されるとともに、選択/修正部105に送られて認識される(S7)。選択/修正部105は認識したジェスチャに応じて、文字/図形ストローク群の選択もしくは削除や拡大・縮小などの修正および認識部701における文字/図形単位の切出しの修正を行なう(S8a)。各種修正が行なわれた場合は、その情報が認識部701に送られ、再認識が行われる(S4a)。
【0088】表示部106は、記憶部104から認識結果を読出して表示するが、表示位置、サイズおよびタイミングは、本実施の形態では限定されないが、たとえば次のようである。表示位置としては、相当する文字/図形ストローク群と同じ、もしくはその近辺の領域、または予め定められた所定領域、または操作者の指定した領域などが想定される。表示サイズは、相当する元のストローク群と同等のサイズ、または予め定められた所定サイズまたは操作者の指定したサイズなどが想定される。表示タイミングは認識直後、または操作者の指示した時点などが想定される。
【0089】図9(A)〜(D)には、本実施の形態2における表示部106における表示例と認識結果が示される。図9(A)には文字/図形入力モード時において手書入力された文字列(‘切出し’)が表示される。認識部701により図9(A)の手書入力文字列が文字単位で切出されて、切出された文字単位で認識された結果が図9(B)に示される。図9(B)では文字(‘切’)が文字(‘七’)と文字(‘刀’)の2文字に誤認識されていることがわかる。そこで、操作者は図9(C)に示されるように選択/修正モードを指定して実施の形態1に従うストローク群の縮小または平行移動が行なって手書文字(‘切’)について切出し修正のジェスチャ入力を行なうと、認識部701により再認識が行なわれる。その結果、文字(‘切’)について正しい切出しが行なわれて、図9(D)に示されるように切出し誤りは解消されて正しい認識結果が得られる。
【0090】本実施の形態によれば、切出し誤りに起因した誤認識があった場合には、切出し修正のジェスチャを入力することにより、認識部701により再認識を行なわせることができる。
【0091】(実施の形態3)次に、本実施の形態3について説明する。図10(A)〜(D)には本実施の形態3における表示装置106の表示例が示される。図11は、本実施の形態3に係る手書入力装置の処理フローチャートである。図11の処理フローは図8の処理フローにS1aとS1bの処理を追加して、S5の処理をS5aに代替えしている。図11の他の処理は図8のそれと同様であり説明は省略する。
【0092】本実施の形態3における機能構成およびブロック構成は、図1および図2に示す実施の形態1もしくは図6および図2に示す実施の形態2と同様である。
【0093】本実施の形態では、実施の形態1もしくは実施の形態2と同様に、入力部101上の入力可能領域は、表示部106上の一部もしくは全域に相当しているが、入力可能領域を二重とし、文字/図形入力モード時はそのうち内側の領域のみで入力可能とし(S1a)、選択/修正モード時はそのうち外側すなわち全ての入力可能領域で入力可能とする(S1b)。図10(A)に示されるように文字/図形入力モード時の入力可能領域である内側の領域を判別しやすいように、表示手段106は内側の領域を示す矩形などのガイドGDを表示したり、図10(C)に示されるように内側の領域外の部分を特定色(図においては斜線で示される)で塗りつぶしたりするとより好ましい。
【0094】また、本実施の形態は、実施の形態1もしくは実施の形態2と異なり、選択/修正モード時には、図5のフローチャートに示された処理は行なわれず、表示部106は単純に記憶部104から入力ストローク群情報を読出して表示する(S5a)。その結果、図10(A)で入力された手書文字に関しては、選択/修正モード時において図10(B)のようにジェスチャ入力される。同様に図10(C)で入力された手書文字に関しては、選択/修正モード時において図10(D)のようにジェスチャ入力される。
【0095】本実施の形態によれば、入力可能領域を二重として外側の入力可能領域、それに内包される内側の入力可能領域を設けて、文字/図形入力モード時には内側の領域を使用し選択/修正モード時には外側の領域を使用するので、文字/図形入力時に入力可能領域の境界付近まで、すなわち内側領域と外側領域の境界付近まで手書入力されていても、選択/修正モード時のジェスチャ入力を容易に行なうことができる。
【0096】(実施の形態4)次に、本発明における実施の形態4について説明する。図12(A)と(B)は、本実施の形態4に係る入力可能領域を説明する図である。図13は、本実施の形態4に係る手書入力装置の処理フローチャートである。図13の処理フローは図8の処理フローにS1cとS1dの処理を追加して、S5の処理をS5aに代替えしている。図13の他の処理は図8のそれと同様であり説明は省略する。本実施の形態4における機能構成およびブロック構成は図1および図2に示す実施の形態1もしくは図6および図2に示す実施の形態2と同様である。
【0097】図12(A)と(B)に示されるように、文字/図形入力モード時または選択/編集モード時には実施の形態1もしくは実施の形態2とは異なり、入力部101上の入力可能領域は表示部106上の全表示領域R0の一部領域R1もしくはR2に相当しており、表示部106は入力可能領域を判別するための矩形などのガイドGDを表示する。図12(A)の文字/図形入力モード時の入力可能領域R1は、図12(B)の選択/修正モード時の入力可能領域R2よりも上下左右とも所定サイズDだけ小さくなっている。
【0098】本実施の形態4では、実施の形態1と異なり、表示部106は選択/修正モード時には図5のフローチャートに示された処理は行なわず、文字/図形入力モードで領域R1内に入力されたストローク群を領域R1に相当する図12(B)の領域R3に表示する。
【0099】図14(A)と(B)には、本実施の形態4における表示装置106の表示例が示される。図14(A)の文字/図形入力モード時には手書入力可能領域R1が設定されて(S1c)、設定された領域R1に文字列が手書入力される。選択/編集モード時には図14(B)に示されるように手書入力可能領域R2が設定される(S1d)。手書入力可能領域R2は領域R1が拡大されたものである。手書入力された文字列は設定された手書入力可能領域R2において縮小・平行移動処理などされずに領域R1の大きさに対応した(同じ大きさの)領域R3に表示される(S5a)。領域R3は手書入力可能領域R1に対応しており、前述したように入力可能領域R2に内包される。
【0100】本実施の形態によれば、選択/修正モード時には、文字/図形入力モード時よりも手書入力可能領域が領域R2まで拡大されるので、文字/図形入力モード時に入力可能領域R1の境界付近まで入力しても、領域拡大がなされた分、選択/修正モード時のジェスチャ入力が容易となる。
【0101】(実施の形態5)本実施の形態5では上述した機能を実現するための処理プログラムを記録した記録媒体が示される。本実施の形態5では、このプログラムはコンピュータで読取可能な記録媒体に格納される。
【0102】本実施の形態では、この記録媒体として、図2に示されている装置で処理が行なわれるために必要なメモリ、たとえばプログラムメモリ202のようなそのものがプログラムメディアであってもよいし、また外部記憶媒体ドライバ208として磁気テープ装置およびCD−ROM装置などのプログラム読取装置が設けられ、そこに外部記憶媒体として磁気テープまたはCD−ROMが挿入されることで読取可能なプログラムメディアであってもよい。いずれの場合においても、格納されているプログラムはCPU201がアクセスして実行させる構成であってもよいし、あるいはいずれの場合もプログラムが一旦読出されて、読出されたプログラムは、図2の装置の所定のプログラム記憶エリア、たとえばプログラムメモリ202の所定プログラム記憶エリアにロードされて、CPU201により読出されて実行される方式であってもよい。このロード用のプログラムは、予め当該装置に格納されているものとする。
【0103】ここで、上述したプログラムメディアは装置本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープなどのテープ系、フレキシブルディスクやハードディスクなどの磁気ディスクやCD−ROM/MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カードなどのカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable and Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)、フラッシュROMなどによる半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
【0104】また、本実施の形態においては、装置はインターネットを含む通信ネットワーク207と通信I/F206を介して接続可能な構成が採用されているから、通信ネットワーク207からプログラムがダウンロードされるように流動的にプログラムを担持する媒体であってもよい。なお、このように通信ネットワーク207からプログラムがダウンロードされる場合には、ダウンロード用プログラムは予め当該装置本体に格納しておくか、あるいは別の外部記録媒体から予め当該装置本体にインストールされるものであってもよい。
【0105】なお記録媒体に格納されている内容としてはプログラムに限定されず、データであってもよい。
【0106】今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0107】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、手書入力可能な領域の境界近くまでストローク群が手書入力された場合でも、編集情報の手書入力時には境界から離れた位置に表示されるので、編集情報入力のための手書入力が容易となる。
【0108】また、手書入力可能領域は内側と外側の二重とされて、ストローク群手書入力時には内側の領域が編集情報の手書入力時には外側の領域が使用されるので、ストローク群手書入力時に入力可能領域境界付近まで入力しても、編集情報の手書入力が容易になる。
【0109】また、編集情報の手書入力時には対応の手書可能領域はストローク群の手書入力時の手書可能領域に比較して拡大されるので、ストローク群が手書入力可能領域境界付近まで手書入力されていても、編集情報の手書入力が容易となる。
【出願人】 【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
【出願日】 平成12年10月27日(2000.10.27)
【代理人】 【識別番号】100064746
【弁理士】
【氏名又は名称】深見 久郎
【公開番号】 特開2002−132438(P2002−132438A)
【公開日】 平成14年5月10日(2002.5.10)
【出願番号】 特願2000−328379(P2000−328379)