| 【発明の名称】 |
収納式ペン |
| 【発明者】 |
【氏名】岡本 和雄
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| 【要約】 |
【課題】従来の電子機器では、使用する際には電子機器内に収納されているペンを手で引っ張り出し、使用を止める際にはペンに付けた紐を手で巻き取ってペンを電子機器内に収納する必要があり、手間のかかるものであった。
【解決手段】スタイラスに対する入力を行なうペンに紐を接続し、使用を止めると自動的に紐を巻き取って電子機器内にペンを収納することで操作性を向上させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】スタイラスと、前記スタイラスに対する入力を行なうペンと、前記ペンに接続された紐と、前記紐を巻き取る巻取り手段と、前記巻取り手段を回転させる回転手段と、前記回転手段に前記巻取り手段に前記紐を巻き取ることを指示する巻取り指示手段を有する電子機器。 【請求項2】紐には位置データが記録され、前記紐に記録された位置データを読取る位置データ読取り手段と、前記紐の巻取り位置を指定する巻取り位置指定手段と、前記位置データ読取り手段により読取られた位置データが前記巻取り位置指定手段で指定された位置になるまで回転手段に前記紐を巻き取ることを巻取り指示手段が指示する請求項1記載の電子機器。 【請求項3】スタイラスの下に位置する表示装置と、前記表示装置に表示されたスリープアイコンと、前記スリープアイコンが表示された前記表示装置の位置に対応したスタイラスの位置をペンで押した場合に巻取り指示手段が紐を巻き取ることを指示する請求項1ないし2記載の電子機器。 【請求項4】スリープ状態でペンを引き出した場合に動作状態に移行する請求項3記載の電子機器。 【請求項5】スタイラスの下に位置する表示装置と、前記表示装置に表示されたスタンバイアイコンと、前記スタンバイアイコンが表示された前記表示装置の位置に対応したスタイラスの位置をペンで押した場合に巻取り指示手段が紐を巻き取ることを指示し、前記巻取り指示手段の指示に応じて回転手段がペンに取り付けられた磁石が電子機器に取り付けられた磁石と引き合うところまで回転する請求項1ないし2記載の電子機器。 【請求項6】スタンバイ状態でペンを引き離した場合に動作状態に移行する請求項5記載の電子機器。 【請求項7】スリープタイマを有し、前記スリープタイマのタイムアウトによりスリープ状態に移行すると同時に巻取り指示手段が紐を巻き取ることを指示する請求項1ないし2記載の電子機器。 【請求項8】スタンバイタイマを有し、前記スタンバイタイマのタイムアウトによりスタンバイ状態に移行すると同時に巻取り指示手段が紐を巻き取ることを指示し、前記巻取り指示手段の指示に応じて回転手段がペンに取り付けられた磁石が電子機器に取り付けられた磁石と引き合うところまで回転する請求項1ないし2記載の電子機器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は電子機器、特に、PDA(パーソナルデジタルアシスタンス)、PIC(パーソナルインテリジェントコミュニケ−タ)、PWA(パーソナルワイヤレスアシスタンス)、PC(パーソナルコンピュータ)、ノートPC、ウェアラブルPC、入力ペンをもったDVC(デジタルビデオカメラ)、DSC(デジタルスチルカメラ)、MDカメラ、DVDカメラ、携帯電話、PHS、カーナビゲーションなどに搭載される収納式ペンに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の電子機器に搭載される収納式ペンは電子機器とは分離して使用されるものであり、また、プラスチック製の比較的安価なものであった。 【0003】そのため、ペンを電子機器から取り出したり電子機器に収納したりする際にペンを落としたり無くしたりすることで、電子機器が使えなくなったり使い難くなってしまうという問題があった。 【0004】また、ペンを持っている手で他のもの(例えば、電話の受話器など)を持とうとするとペンをどこかに置く必要があり、その際に、ペンを落としたり置いたところが分からなくなったりすることがよくあった。 【0005】そこで、上記問題を解決するために実開平4−28338号には、ペンに紐を付けてその紐を手動で巻き取ることでペンの紛失を防ぐことが記載されていた。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開平4−28338に記載された従来の電子機器では、電子機器を使用する際には電子機器内に収納されているペンを手で引っ張り出したり、使用を止める際にはペンに付けた紐を手で巻き取ってペンを電子機器内に収納しなければならず、手間のかかるものであった。 【0007】そこで、本発明では、電子機器の使用状態/使用準備状態/不使用状態に連動してペンの状態を変えることで、操作性を向上させることを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、スタイラスと、スタイラスに対する入力を行なうペンと、ペンに接続された紐と、紐を巻き取る巻取り手段と、巻取り手段を回転させる回転手段と、回転手段に巻取り手段に紐を巻き取ることを指示する巻取り指示手段を有する電子機器で、ペンを使用しない時にペンを自動的に電子機器内に収納する作用を有する。 【0009】請求項2記載の発明は、紐には位置データが記録され、紐に記録された位置データを読取る位置データ読取り手段と、紐の巻取り位置を指定する巻取り位置指定手段と、位置データ読取り手段により読取られた位置データが巻取り位置指定手段で指定された位置になるまで回転手段に紐を巻き取ることを巻取り指示手段が指示する請求項1記載の電子機器で、ペンを使用しない時にペンを自動的に所定の位置まで電子機器内に収納する作用を有する。 【0010】請求項3記載の発明は、スタイラスの下に位置する表示装置と、表示装置に表示されたスリープアイコンと、スリープアイコンが表示された表示装置の位置に対応したスタイラスの位置をペンで押した場合に巻取り指示手段が紐を巻き取ることを指示する請求項1ないし2記載の電子機器で、スリープ状態になったときにペンを自動的に電子機器内のスリープ位置に収納する作用を有する。 【0011】請求項4記載の発明は、スリープ状態でペンを引き出した場合に動作状態に移行する請求項3記載の電子機器で、スリープ状態中にペンが引き出されると自動的にスリープ状態から動作状態へ移行する作用を有する。 【0012】請求項5記載の発明は、スタイラスの下に位置する表示装置と、表示装置に表示されたスタンバイアイコンと、スタンバイアイコンが表示された表示装置の位置に対応したスタイラスの位置をペンで押した場合に巻取り指示手段が紐を巻き取ることを指示し、巻取り指示手段の指示に応じて回転手段がペンに取り付けられた磁石が電子機器に取り付けられた磁石と引き合うところまで回転する請求項1ないし2記載の電子機器で、スタンバイ状態になったときにペンを自動的に電子機器内のスタンバイ位置に収納する作用を有する。 【0013】請求項6記載の発明は、スタンバイ状態でペンを引き離した場合に動作状態に移行する請求項5記載の電子機器で、スタンバイ状態中にペンが引き出されると自動的にスタンバイ状態から動作状態へ移行する作用を有する。 【0014】請求項7記載の発明は、スリープタイマを有し、スリープタイマのタイムアウトによりスリープ状態に移行すると同時に巻取り指示手段が紐を巻き取ることを指示する請求項1ないし2記載の電子機器で、スリープタイマのタイムアウトによりペンを電子機器内のスリープ位置に収納する作用を有する。 【0015】請求項8記載の発明は、スタンバイタイマを有し、スタンバイタイマのタイムアウトによりスタンバイ状態に移行すると同時に巻取り指示手段が紐を巻き取ることを指示し、巻取り指示手段の指示に応じて回転手段がペンに取り付けられた磁石が電子機器に取り付けられた磁石と引き合うところまで回転する請求項1ないし2記載の電子機器で、スタンバイタイマのタイムアウトによりペンを電子機器内のスタンバイ位置に収納する作用を有する。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、図1から図9を用いて説明する。 【0017】(実施の形態1)図1は、本実施の形態における収納式ペンの構成図である。 【0018】図1において、1は電子機器に対する入力を行うためのペン、2はペン1の上部に取り付けられた紐、3は紐2を巻き取るための巻取りドラム、4は巻取りドラム3を回転させるステップモータ、5はステップモータ4の電源のON/OFFと正回転/逆回転を制御するスイッチである。 【0019】次に、本実施の形態における収納式ペンの動作について説明する。 【0020】ペン1を電子機器に収納する際に、操作者がスイッチ5を押すとステップモータ4が回転して巻取りドラム3が紐2を巻き取る。 【0021】本実施の形態によって、操作中や携行中にペンを落とすことがなくなるとともに、簡単な操作によってペンが自動的に電子機器内に収納される。 【0022】(実施の形態2)図2は、本実施の形態における収納式ペンの構成図である。 【0023】図2において、1は電子機器に対する入力を行うためのペン、6はペン1の上部に取り付けられ位置データが記録された紐、3は紐6を巻き取る巻取りドラム、4は巻取りドラム3を回転させるステップモータ、7は紐6に記録された位置データを読取るセンサ(例えば、フォトカプラ)、8はステップモータ4の回転数及び回転角度をパルス制御するCPUである。 【0024】図3は、本実施の形態における紐に記録された位置データを示す図である。 【0025】図3に示したように、紐6には紐6の位置を示すデータ信号(1)31、(2)32、(3)33、・・、(n−1)34と位置を示すデータ信号を識別するための同期信号(1)41、(2)42、(3)43、(4)44、・・、(n)45が交互に記録されている。 【0026】位置を示すデータ信号の値は巻取りドラム3に近い側から順に1、2、3、・・、n(n:自然数)となっており、位置を示すデータ信号間には同期信号が少なくとも1つ存在している。 【0027】また、データ信号は単位長さ3mmで黒色表示され、同期信号は単位長さ1mmで黒色表示されている。データ信号間、同期信号間、隣接するデータ信号と同期信号間の間には1mmの白色部がある。 【0028】以下に、本実施の形態における収納式ペンの動作について説明する。 【0029】まず、紐6が巻取りドラム3に巻き取られてペン1が電子機器内に完全に収納されており、ステップモータ4は正/逆回転ともに電気トルクがかかっていないOFF状態を初期状態とする。 【0030】次に、操作者が初期状態からペン1を引き出す場合は、ステップモータ4がOFF状態であるのでペン1は容易に引き出すことができる。このとき、CPU8はセンサ7が検出したデータ信号、例えば、データ信号(3)33を読み取って紐6の位置を認識し、その後、センサ7が検出した同期信号(3)43を読み取るとステップモータ4に弱い停止トルクを与える。さらに、操作者がそれより強いトルクでペン1を引っ張ると紐6が移動してセンサ7は次のデータ信号(2)32を検出し、CPU8は停止トルクをOFFにする。 【0031】操作者がペン1を引っ張るのを止めるまで上記動作が繰り返され、必要としない紐6が巻取りドラム3の慣性力で出てこないようにしている。 【0032】図4に、本実施の形態における紐の引出し処理のフローチャートを示す。 【0033】まず、紐の移動がないことを1sec以上白と黒の反転なしで判別する(402)。 【0034】反転なしの場合は省電力のためにモータトルクをOFFし(408)、1sec以上白と黒の反転があった場合は初期状態が黒か白か判別する(403)。 【0035】黒の場合には、次に白色がくるので次の白色移動時間を計測し(406)、白色移動時間レジスタへストアし(407)、次の信号をチェックするために402に移る。 【0036】白色の場合は、次に黒色がくるので次の黒色移動時間を計測し(404)、黒色移動時間レジスタへストアし(405)、409に移る。 【0037】407および405でストアされた白色移動時間レジスタの値と黒色移動時間レジスタの値を比較し(409)、白色の移動時間が黒色の移動時間よりも長ければノイズと判断して403に移る。 【0038】黒色の移動時間が白色の移動時間以上の場合は正常と判断して、白色の移動時間の2倍と黒色の移動時間を比較する(410)。 【0039】黒色の移動時間が白色の移動時間の2倍以上の場合は、読取った黒信号をデータ信号と認定し(411)、同期信号でなかったので同期レジスタをリセットし(412)、データレジスタをインクリメントして(413)、モータ停止トルクをOFFにしてペンの紐がさらに引出されないようにする(414)。 【0040】黒色の移動時間が白色の移動時間の2倍より短い場合は、読取った黒信号を同期信号と認定し(415)、同期レジスタの値が1か2以上かを判定する(416)。 【0041】同期レジスタの値が2以上の場合は、紐が端に来ていると判断して強いモータ停止トルクをONにして紐がそれ以上引出されないようにする(421)。 【0042】同期レジスタの値が1の場合は、データ信号をストアしたデータレジスタの内容を保存用の位置レジスタへ保存し(417)、同期レジスタの内容をインクリメントし(418)、データレジスタをリセットし(419)、弱いモータ停止トルクをかけて惰力で引出されている紐を停止させる(420)。 【0043】次に、ペン1が完全に引き出されている時にペンを自動的に収納する場合は、CPU8がステップモータ4に巻取り信号を出すと巻取りドラム3は紐6の巻取りを開始し、CPU8はセンサ7が検出したデータ信号、例えば、データ信号(3)33を読み取って紐6の位置を認識し、その後、センサ7が検出した同期信号(n)45を読み取って紐6が完全に巻き取られたことを認識するとステップモータ4を停止させる。 【0044】また、CPU8はペン1が電子機器14の収納穴に完全に入り新たな同期信号が出てこなくなった時もその時点でステップモータ4を停止させる。 【0045】図5に、本実施の形態における紐の巻取り処理のフローチャートを示す。 【0046】まず、紐の移動がないことを1sec以上白と黒の反転なしで判別する(502)。 【0047】反転なしの場合は省電力のためにモータトルクをOFFし(508)、1sec以上白と黒の反転があった場合は初期状態が黒か白か判別する(503)。 【0048】黒の場合には、次に白色がくるので次の白色移動時間を計測し(506)、白色移動時間レジスタへストアし(507)、次の信号をチェックするために502に移る。 【0049】白色の場合は、次に黒色がくるので次の黒色移動時間を計測し(504)、黒色移動時間レジスタへストアし(505)、509に移る。 【0050】507および505でストアされた白色移動時間レジスタの値と黒色移動時間レジスタの値を比較し(509)、白色の移動時間が黒色の移動時間よりも長ければノイズと判断して503に移る。 【0051】黒色の移動時間が白色の移動時間以上の場合は正常と判断して、白色の移動時間の2倍と黒色の移動時間を比較する(510)。 【0052】黒色の移動時間が白色の移動時間の2倍以上の場合は、読取った黒信号をデータ信号と認定し(511)、同期信号でなかったので同期レジスタをリセットし(512)、データレジスタをインクリメントして(513)、モータ回転トルクをONにしてペンの紐がさらに引出され易いようにする(514)。 【0053】黒色の移動時間が白色の移動時間の2倍より短い場合は、読取った黒信号を同期信号と認定し(515)、同期レジスタの値が1か2以上かを判定する(516)。 【0054】同期レジスタの値が2以上の場合は、紐が端に来ていると判断してモータ回転トルクをOFFにし(521)、強いモータ停止トルクをONにする(522)ことで、紐の終わりの位置になると紐が自動的に引きこまれるのを止める。 【0055】同期レジスタの値が1の場合は、データ信号をストアしたデータレジスタの値を保存用の位置レジスタへ保存し(517)、同期レジスタの内容をインクリメントし(518)、データレジスタをリセットし(519)、同期信号が1回しかこないときはまだ回転が必要であるということでモータ回転トルクをONにする(520)。 【0056】このように、本実施の形態によって紐を最適な長さまで引き出せるとともに、紐の巻取りを自動的に行うことができる。 【0057】(実施の形態3)図6は、本実施の形態における電子機器の構成図である。 【0058】図6において、11は電子機器14の入力装置であるスタイラス、1はスタイラス11用のペン、6はペン1の上部に取り付けられ位置データが記録された紐、3は紐6を巻き取る巻取りドラム、4は巻取りドラム3を回転させるステップモータ、7は紐6に記録された位置データを読取るフォトセンサ、8はステップモータ4の回転数と回転角度をパルス制御など電子機器14を制御するCPU、9は表示装置、10は表示装置9を照らす照明装置、12は表示装置9上に表示されたスリープ仮想ボタン、13はペン1を収納するために電子機器14に設けられたペン収納穴であり、フォトセンサ7の信号線は紐6に記録された位置データを読取りによりシステム割り込みを発生させるためにCPU8に接続されている。 【0059】なお、紐6に記録された位置データの構造は実施の形態2で説明した図3のデータ構造と同じであるので説明は省略する。 【0060】まず、動作状態からスリープ状態に移行する場合の動作について説明する。 【0061】操作者がペン1によってスリープ仮想ボタン12を押すと、対応するスタイラス信号8sがCPU8に入り、CPU8は表示装置9、照明装置10およびスタイラス11への電源供給を止めスリープ状態に移行させる。 【0062】CPU8は、スタイラス11がスリープ状態になればペン1は使えないので、紐6を完全に巻き取ってペン1を電子機器14内に自動収納する。 【0063】なお、巻取り方法については、実施の形態2に記載したのと同様なので、説明を省略する。 【0064】次に、スリープ状態から動作状態に移行する場合の動作について説明する。 【0065】スリープ状態においてもフォトセンサ7には電源が入っているため、操作者がペン1を電子機器14内から引き出そうとすると紐6が引き出されてフォトセンサ7からのデータ検知信号によるシステム割り込み信号が発生し、CPU8がスリープ状態から動作状態に移行する。 【0066】CPU8は動作状態になると、表示装置9、照明装置10およびスタイラス11に電源を供給する。 【0067】図7に、スリープ仮想ボタンではなくタイムアウトによるスリープモードへの移行処理のフローチャートを示す。 【0068】まず、スリープタイマにユーザーが設定した値またはユーザーが設定していない場合にはシステムで予め決められた値をロードし(702)、スリープタイマレジスタをリセットする(703)。 【0069】次に、例えば1sec毎に発生する割り込みタイマによってスリープタイマレジスタをカウントアップし(704)、カウントアップされたスリープタイマレジスタの値とプリセットされたスリープタイマの値を比較し(705)、一致すればスリープモードに移り(706)、一致しなければ704に移る。 【0070】本実施の形態により、電子機器が動作状態からスリープ状態へ移行するとペンが電子機器内に自動的に収納されると同時に、スリープ状態でペンを引出すと即座に動作状態へ移行させることができる。 【0071】(実施の形態4)図8は、本実施の形態における電子機器の構成図である。 【0072】1は頭部に磁石のS極16を有するペン、13はペン1を収納するために電子機器14に設けられたペン収納穴、14はペン収納穴13の付近に磁石のN極15を有する電子機器、6はペン1の上部に取り付けられ位置データが記録された紐、3は紐6を巻き取る巻取りドラム、4は巻取りドラム3を回転させるステップモータ、8はステップモータ4をパルス制御など電子機器14を制御するCPU、9は表示装置、10は表示装置9を照らす照明装置、11は入力装置としてのスタイラス、17は表示装置9上に表示されたスタンバイ仮想ボタンである。 【0073】まず、動作状態からスタンバイ状態に移行する場合の動作について説明する。 【0074】操作者がペン1でスタンバイ仮想ボタン17を押すと、対応するスタイラス信号8sがCPU8に入り、CPU8は表示装置9と照明装置10およびスタイラス11への電源供給を止めスタンバイ状態に移行させる。 【0075】CPU8は、スタイラス11がスタンバイ状態になればペン1は使えないので、紐6をペン1の頭部がペン収納穴13付近まで巻き取ることで、ペン1の頭部にある磁石S16と電子機器14のペン収納穴13付近にある磁石N15が引き合ってペン1がペン収納穴13付近で固定される。 【0076】次に、スタンバイ状態から動作状態へ移行する場合の動作について説明する。 【0077】スタンバイ状態においてもフォトセンサ7には電源が入っているため、操作者がペン1を磁力に逆らって電子機器14から引き離して引っ張り出そうとすると紐6が引き出されてフォトセンサ7からのデータ検知信号によるシステム割り込み信号が発生し、CPU8がスタンバイ状態から動作状態に移行する。 【0078】さらに、スタンバイ状態からスリープ状態に移行すると、実施の形態3に示したのと同様な処理でペン1が完全に電子機器14内に収納される。 【0079】CPU8は動作状態になると、表示装置9、照明装置10およびスタイラス11に電源を供給する。 【0080】図9に、スタンバイ仮想ボタンではなくタイムアウトによるスタンバイモードへの移行処理のフローチャートを示す。 【0081】まず、スタンバイタイマにユーザーが設定した値またはユーザーが設定していない場合にはシステムで予め決められた値をロードし(902)、スタンバイタイマレジスタをリセットする(903)。 【0082】次に、例えば1sec毎に発生する割り込みタイマによってスタンバイタイマレジスタをカウントアップし(904)、カウントアップされたスタンバイタイマレジスタの値とプリセットされたスタンバイタイマの値を比較し(905)、一致すればスタンバイモードに移り(906)、一致しなければ904に移る。 【0083】本実施の形態により、電子機器が動作状態からスタンバイ状態へ移行するとペンがペン収納穴付近で磁力によって電子機器に固定され、一方、この状態でペンを電子機器から離すことは容易であり、さらに、ペンを引き出すとスタンバイ状態から即座に動作状態へ移行させることができる。 【0084】 【発明の効果】以上のように、本発明によればペンに紐をつけて電子機器内に収納できるようにすることでペンを落としたり無くしたりすることがなくなるだけでなく、電子機器がスタンバイ状態になれば容易に引き離せる程度の密着度で電子機器のペン収納穴付近に自動的に密着し、さらに、スリープ状態になれば電子機器内に自動的に収納される。 【0085】また、ペンを使用するために電子機器内または電子機器のペン収納穴付近から引っ張り出すことで、電子機器をスリープ状態またはスタンバイ状態から自動的に動作状態にすることで操作性を向上することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年10月25日(2000.10.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−132433(P2002−132433A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月10日(2002.5.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−325306(P2000−325306) |
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