| 【発明の名称】 |
コマンド説明文生成装置、コマンド実行装置、コマンド説明文生成方法、コマンド実行方法、ならびに、記録媒体 |
| 【発明者】 |
【氏名】平山 靖博
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| 【要約】 |
【課題】パラメータを有するコマンドから当該コマンドの説明文を生成するコマンド説明文生成装置等を提供する。
【解決手段】コマンド説明文生成装置301のコマンド入力受付部302は、1つ以上のパラメータが指定されたコマンドの入力を受け付け、説明文生成部304は、パラメータのそれぞれについて、当該コマンドと、当該パラメータと、の組合せから説明文を生成し、分別部305は、生成された説明文が複数ある場合、それらの共通部分と、相違部分と、を分別し、合成部306は、分別された相違部分を合成した文字列を生成し、結合部307は、合成された文字列と、分別された共通部分と、を結合して、これを入力を受け付けられたコマンドの説明文として出力する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】1つ以上のパラメータが指定されたコマンドの入力を受け付けるコマンド入力受付部と、前記指定されたパラメータのそれぞれについて、当該コマンドと、当該パラメータと、の組合せから説明文を生成する説明文生成部と、前記生成された説明文が複数ある場合、それらの共通部分と、相違部分と、を分別する分別部と、前記分別された相違部分を合成した文字列を生成する合成部と、前記合成された文字列と、前記分別された共通部分と、を結合して、これを前記入力を受け付けられたコマンドの説明文として出力する結合部と、を備えることを特徴とするコマンド説明文生成装置。 【請求項2】コマンドと、これに指定される1つのパラメータの種類と、の対のそれぞれに対して、生成すべき説明文と、必要があれば当該パラメータの説明を挿入すべき場所と、の情報を含むテンプレートを記憶する記憶部をさらに備え、前記説明文生成部は、前記記憶されたテンプレートにより、説明文を生成することを特徴とする請求項1に記載のコマンド説明文生成装置。 【請求項3】前記合成部は、前記相違部分に対応するパラメータの種類が同じ場合、当該相違部分の間に所定の文字を挿入して前記文字列を合成することを特徴とする請求項1に記載のコマンド説明文生成装置。 【請求項4】前記合成部は、前記相違部分に対応するパラメータの種類が異なる場合、当該相違部分を順に並べて前記文字列を合成することを特徴とする請求項1に記載のコマンド説明文生成装置。 【請求項5】文字列の入力を受け付ける文字列入力受付部と、前記入力を受け付けられた文字列を解析して、1つ以上のパラメータが指定されたコマンドを取得するコマンド取得部と、前記取得された1つ以上のパラメータが指定されたコマンドの入力を受け付けて、説明文を生成する請求項1から4のいずれか1項に記載のコマンド説明文生成装置と、前記生成された説明文を表示する表示部と、前記表示された説明文に対する実行指令もしくは停止指令の入力を受け付ける実行停止入力受付部と、前記実行停止入力受付部により実行指令が入力を受け付けられた場合、前記取得されたコマンドに対応する処理を実行するコマンド実行部と、を備えることを特徴とするコマンド実行装置。 【請求項6】1つ以上のパラメータが指定されたコマンドの入力を受け付けるコマンド入力受付工程と、前記指定されたパラメータのそれぞれについて、当該コマンドと、当該パラメータと、の組合せから説明文を生成する説明文生成工程と、前記生成された説明文が複数ある場合、それらの共通部分と、相違部分と、を分別する分別工程と、前記分別された相違部分を合成した文字列を生成する合成工程と、前記合成された文字列と、前記分別された共通部分と、を結合して、これを前記入力を受け付けられたコマンドの説明文として出力する結合工程と、を備えることを特徴とするコマンド説明文生成方法。 【請求項7】前記説明文生成工程では、あらかじめ記憶されたテンプレートであって、コマンドと、これに指定される1つのパラメータの種類と、の対のそれぞれに対して、生成すべき説明文と、必要があれば当該パラメータの説明を挿入すべき場所と、の情報を含むテンプレートにより、説明文を生成することを特徴とする請求項6に記載のコマンド説明文生成方法。 【請求項8】前記合成工程では、前記相違部分に対応するパラメータの種類が同じ場合、当該相違部分の間に所定の文字を挿入して前記文字列を合成することを特徴とする請求項6に記載のコマンド説明文生成方法。 【請求項9】前記合成工程では、前記相違部分に対応するパラメータの種類が異なる場合、当該相違部分を順に並べて前記文字列を合成することを特徴とする請求項6に記載のコマンド説明文生成方法。 【請求項10】文字列の入力を受け付ける文字列入力受付工程と、前記入力を受け付けられた文字列を解析して、1つ以上のパラメータが指定されたコマンドを取得するコマンド取得工程と、請求項6から9のいずれか1項に記載のコマンド説明文生成方法を実施して、前記取得された1つ以上のパラメータが指定されたコマンドの入力を受け付けて、説明文を生成する生成工程と、前記生成された説明文を表示する表示工程と、前記表示された説明文に対する実行指令もしくは停止指令の入力を受け付ける実行停止入力受付工程と、前記実行停止入力受付工程にて実行指令が入力を受け付けられた場合、前記取得されたコマンドに対応する処理を実行するコマンド実行工程と、を備えることを特徴とするコマンド実行方法。 【請求項11】コンピュータを、1つ以上のパラメータが指定されたコマンドの入力を受け付けるコマンド入力受付部、前記指定されたパラメータのそれぞれについて、当該コマンドと、当該パラメータと、の組合せから説明文を生成する説明文生成部、前記生成された説明文が複数ある場合、それらの共通部分と、相違部分と、を分別する分別部、前記分別された相違部分を合成した文字列を生成する合成部、および、前記合成された文字列と、前記分別された共通部分と、を結合して、これを前記入力を受け付けられたコマンドの説明文として出力する結合部として機能させることを特徴とするプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。 【請求項12】前記プログラムは、前記コンピュータを、コマンドと、これに指定される1つのパラメータの種類と、の対のそれぞれに対して、生成すべき説明文と、必要があれば当該パラメータの説明を挿入すべき場所と、の情報を含むテンプレートを記憶する記憶部としてさらに機能させ、前記プログラムは、前記コンピュータにおいて、前記説明文生成部は、前記記憶されたテンプレートにより、説明文を生成するように機能させることを特徴とする請求項11に記載の記録媒体。 【請求項13】前記プログラムは、前記コンピュータにおいて、前記合成部は、前記相違部分に対応するパラメータの種類が同じ場合、当該相違部分の間に所定の文字を挿入して前記文字列を合成するように機能させることを特徴とする請求項11に記載の記録媒体。 【請求項14】前記プログラムは、前記コンピュータにおいて、前記合成部は、前記相違部分に対応するパラメータの種類が異なる場合、当該相違部分を順に並べて前記文字列を合成するように機能させることを特徴とする請求項11に記載の記録媒体。 【請求項15】コンピュータを、文字列の入力を受け付ける文字列入力受付部、前記入力を受け付けられた文字列を解析して、1つ以上のパラメータが指定されたコマンドを取得するコマンド取得部、前記取得された1つ以上のパラメータが指定されたコマンドの入力を受け付けて、説明文を生成する請求項1から4のいずれか1項に記載のコマンド説明文生成装置、前記生成された説明文を表示する表示部、前記表示された説明文に対する実行指令もしくは停止指令の入力を受け付ける実行停止入力受付部、および、前記実行停止入力受付部により実行指令が入力を受け付けられた場合、前記取得されたコマンドに対応する処理を実行するコマンド実行部として機能させることを特徴とするプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータに実行させたい処理を自然文で入力した場合に、これに応じて実行される処理の説明文を表示してから実行の可否を問い合わせるのに好適なコマンド説明文生成装置、コマンド実行装置、コマンド説明文生成方法、コマンド実行方法、ならびに、これらを実現するためのプログラムを記録した記録媒体に関する。 【0002】 【従来の技術】従来から、コンピュータに実行させたい処理(コマンド)を音声やキー入力などにより自然文で入力してユーザからの指示を行う技術が提案されている。このような技術には、ユーザが入力した自然文をコンピュータが解釈して、実行する処理の説明を表示してからその処理を実行するか否かをユーザに問い合わせるものがある。 【0003】コンピュータに実行させる処理には、各種のパラメータが指定される。たとえば、「印刷」という処理では、「印刷対象となるファイル」や「印刷部数」などがパラメータに相当する。 【0004】一方で、ワードプロセッサや表計算ソフトウェアなど、コンピュータ上で実行されるアプリケーションの多様化が進んでおり、処理とそのパラメータとの組合せの種類が莫大になりつつある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】したがって、コンピュータに実行させる処理が多様になり、パラメータの種類や組合せの数が増えた場合であっても、効率良く自然文の解釈や自然文と実行すべき処理との対応関係を管理・拡張できるような技術が求められている。 【0006】本発明の目的は、コンピュータに実行させたい処理を自然文で入力した場合に、これに応じて実行される処理の説明文を表示してから実行の可否を問い合わせるのに好適な手法を実現することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るコマンド説明文生成装置は、コマンド入力受付部と、説明文生成部と、分別部と、合成部と、結合部と、を備えるように構成する。 【0008】ここで、コマンド入力受付部は、1つ以上のパラメータが指定されたコマンドの入力を受け付ける。 【0009】一方、説明文生成部は、前記指定されたパラメータのそれぞれについて、当該コマンドと、当該パラメータと、の組合せから説明文を生成する。 【0010】さらに、分別部は、前記生成された説明文が複数ある場合、それらの共通部分と、相違部分と、を分別する。 【0011】そして、合成部は、前記分別された相違部分を合成した文字列を生成する。 【0012】一方、結合部は、前記合成された文字列と、前記分別された共通部分と、を結合して、これを前記入力を受け付けられたコマンドの説明文として出力する。 【0013】本発明により、パラメータの組合せのすべてについて説明文生成用のデータ(テンプレート)を作成しなくても、処理に対応付けられたコマンドのパラメータのそれぞれについて説明文の生成を行うための設定をしておけば、これらから、パラメータが複数指定された場合についても説明文の生成ができるようになる。 【0014】また、本発明のコマンド説明文生成装置は、記憶部をさらに備え、以下のように構成することができる。 【0015】すなわち、記憶部は、コマンドと、これに指定される1つのパラメータの種類と、の対のそれぞれに対して、生成すべき説明文と、必要があれば当該パラメータの説明を挿入すべき場所と、の情報を含むテンプレートを記憶する。 【0016】一方、前記説明文生成部は、前記記憶されたテンプレートにより、説明文を生成する。 【0017】本発明により、コマンドと、そのコマンドに適用できるパラメータのそれぞれについてあらかじめテンプレートを用意しておけば、複数のパラメータが指定された場合であっても、説明文を生成できるようになる。 【0018】また、本発明のコマンド説明文生成装置において、前記合成部は、前記相違部分に対応するパラメータの種類が同じ場合、当該相違部分の間に所定の文字を挿入して前記文字列を合成するように構成することができる。 【0019】また、本発明のコマンド説明文生成装置において、前記合成部は、前記相違部分に対応するパラメータの種類が異なる場合、当該相違部分を順に並べて前記文字列を合成するように構成することができる。 【0020】これら2つの発明により、パラメータの種類に応じて自然な説明文を適切に生成することができるようになる。 【0021】本発明の第2の観点に係るコマンド実行装置は、文字列入力受付部と、コマンド取得部と、コマンド説明文生成装置と、表示部と、実行停止入力受付部と、コマンド実行部と、を備えるように構成する。 【0022】ここで、文字列入力受付部は、文字列の入力を受け付ける。 【0023】一方、コマンド取得部は、前記入力を受け付けられた文字列を解析して、1つ以上のパラメータが指定されたコマンドを取得する。 【0024】さらに、コマンド説明文生成装置は、上記のコマンド説明文生成装置であって、前記取得された1つ以上のパラメータが指定されたコマンドの入力を受け付けて、説明文を生成する。 【0025】そして、表示部は、前記生成された説明文を表示する。 【0026】一方、実行停止入力受付部は、前記表示された説明文に対する実行指令もしくは停止指令の入力を受け付ける。 【0027】さらに、コマンド実行部は、前記実行停止入力受付部により実行指令が入力を受け付けられた場合、前記取得されたコマンドに対応する処理を実行する。 【0028】本発明により、ユーザは、コマンドを自然文で入力し、これによって実行される処理の内容を自然文で確認してから処理を実行するか否かを決めることができるようになる。 【0029】本発明の第3の観点に係るコマンド説明文生成方法は、コマンド入力受付工程と、説明文生成工程と、分別工程と、合成工程と、結合工程と、を備えるように構成する。 【0030】ここで、コマンド入力受付工程では、1つ以上のパラメータが指定されたコマンドの入力を受け付ける。 【0031】一方、説明文生成工程では、前記指定されたパラメータのそれぞれについて、当該コマンドと、当該パラメータと、の組合せから説明文を生成する。 【0032】さらに、分別工程では、前記生成された説明文が複数ある場合、それらの共通部分と、相違部分と、を分別する。 【0033】そして、合成工程では、前記分別された相違部分を合成した文字列を生成する。 【0034】一方、結合工程では、前記合成された文字列と、前記分別された共通部分と、を結合して、これを前記入力を受け付けられたコマンドの説明文として出力する。 【0035】また、本発明のコマンド説明文生成方法において、前記説明文生成工程では、あらかじめ記憶されたテンプレートであって、コマンドと、これに指定される1つのパラメータの種類と、の対のそれぞれに対して、生成すべき説明文と、必要があれば当該パラメータの説明を挿入すべき場所と、の情報を含むテンプレートにより、説明文を生成するように構成することができる。 【0036】また、本発明のコマンド説明文生成方法において、前記合成工程では、前記相違部分に対応するパラメータの種類が同じ場合、当該相違部分の間に所定の文字を挿入して前記文字列を合成するように構成することができる。 【0037】また、本発明のコマンド説明文生成方法において、前記合成工程では、前記相違部分に対応するパラメータの種類が異なる場合、当該相違部分を順に並べて前記文字列を合成するように構成することができる。 【0038】本発明の第4の観点に係るコマンド実行方法は、文字列入力受付工程と、コマンド取得工程と、生成工程と、表示工程と、実行停止入力受付工程と、コマンド実行工程と、を備えるように構成する。 【0039】ここで、文字列入力受付工程では、文字列の入力を受け付ける。 【0040】一方、コマンド取得工程では、前記入力を受け付けられた文字列を解析して、1つ以上のパラメータが指定されたコマンドを取得する。 【0041】さらに、生成工程では、上記のコマンド説明文生成方法を実施して、前記取得された1つ以上のパラメータが指定されたコマンドの入力を受け付けて、説明文を生成する。 【0042】一方、表示工程では、前記生成された説明文を表示する。 【0043】さらに、実行停止入力受付工程では、前記表示された説明文に対する実行指令もしくは停止指令の入力を受け付ける。 【0044】そして、コマンド実行工程では、前記実行停止入力受付工程にて実行指令が入力を受け付けられた場合、前記取得されたコマンドに対応する処理を実行する。 【0045】本発明の第5の観点に係るコンピュータ読取可能な記録媒体は、コンピュータを、コマンド入力受付部、説明文生成部、分別部、合成部、および、結合部として機能させるプログラムを記録するように構成する。 【0046】ここで、コマンド入力受付部は、1つ以上のパラメータが指定されたコマンドの入力を受け付ける。 【0047】一方、説明文生成部は、前記指定されたパラメータのそれぞれについて、当該コマンドと、当該パラメータと、の組合せから説明文を生成する。 【0048】さらに、分別部は、前記生成された説明文が複数ある場合、それらの共通部分と、相違部分と、を分別する。 【0049】そして、合成部は、前記分別された相違部分を合成した文字列を生成する。 【0050】一方、結合部は、前記合成された文字列と、前記分別された共通部分と、を結合して、これを前記入力を受け付けられたコマンドの説明文として出力する。 【0051】また、本発明の記録媒体において、前記プログラムは、前記コンピュータを、記憶部としてさらに機能させるとともに、以下のように機能させるように構成することができる。 【0052】すなわち、記憶部は、コマンドと、これに指定される1つのパラメータの種類と、の対のそれぞれに対して、生成すべき説明文と、必要があれば当該パラメータの説明を挿入すべき場所と、の情報を含むテンプレートを記憶する。 【0053】一方、前記説明文生成部は、前記記憶されたテンプレートにより、説明文を生成する。 【0054】また、本発明の記録媒体において、前記プログラムは、前記コンピュータにおいて、前記合成部は、前記相違部分に対応するパラメータの種類が同じ場合、当該相違部分の間に所定の文字を挿入して前記文字列を合成するように機能させるように構成することができる。 【0055】また、本発明の記録媒体において、前記プログラムは、前記コンピュータにおいて、前記合成部は、前記相違部分に対応するパラメータの種類が異なる場合、当該相違部分を順に並べて前記文字列を合成するように機能させるように構成することができる。 【0056】本発明の第6の観点に係るコンピュータ読取可能な記録媒体は、コンピュータを、文字列入力受付部、コマンド取得部、コマンド説明文生成装置、表示部、実行停止入力受付部、および、コマンド実行部として機能させるように構成する。 【0057】ここで、文字列入力受付部は、文字列の入力を受け付ける。 【0058】一方、コマンド取得部は、前記入力を受け付けられた文字列を解析して、1つ以上のパラメータが指定されたコマンドを取得する。 【0059】さらに、コマンド説明文生成装置は、上記のコマンド説明文生成装置であって、前記取得された1つ以上のパラメータが指定されたコマンドの入力を受け付けて、説明文を生成する。 【0060】そして、表示部は、前記生成された説明文を表示する。 【0061】一方、実行停止入力受付部は、前記表示された説明文に対する実行指令もしくは停止指令の入力を受け付ける。 【0062】さらに、コマンド実行部は、前記実行停止入力受付部により実行指令が入力を受け付けられた場合、前記取得されたコマンドに対応する処理を実行する。 【0063】 【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。 【0064】(情報処理装置の概要構成)図1は、本発明のコマンド説明文生成装置、もしくは、コマンド実行装置として機能する典型的な情報処理装置(汎用のコンピュータ、各種端末、携帯端末、携帯電話、ゲーム装置などの専用機器を含む)の概要構成を示す模式図である。以下、図1を参照して説明する。 【0065】情報処理装置101は、CPU(Central Processing Unit;中央処理ユニット)102によって制御される。情報処理装置101に電源を投入すると、CPU102は、ROM(Read Only Memory;読出専用メモリ)103に記憶されたIPL(Initial Program Loader;初期プログラムローダ)を実行する。 【0066】IPLは、ハードディスク104、FD(Floppy(登録商標) Disk;フロッピー(登録商標)ディスク)ドライブ110に装着されたFD、CD−ROM(Compact Disk ROM)ドライブ111に装着されたCD−ROMなどの記録媒体に記憶されたOS(Operating System;オペレーティング・システム)プログラムを読み出して実行するプログラムである。 【0067】OSを起動した後、CPU102は、キーボード105やマウス106などにより入力されたユーザの指示にしたがって、あるいは、ハードディスクなどにあらかじめ記述された設定ファイルの内容にしたがって、ハードディスクなどに記憶されたアプリケーションプログラムを実行する。 【0068】なお、携帯端末などの小規模な情報処理装置では、IPL自体がOSやアプリケーションプログラムとしての機能を果たすような実施形態も採用することができる。 【0069】CPU102は、プログラムの実行の際に、RAM(Random Access Memory)107を一時的な作業用記憶領域として用いる。このほか、一時的な作業用記憶領域として、CPU102内に設けられたレジスタやキャッシュ(図示せず)が使われる。 【0070】プログラムの実行に伴ない、ユーザに結果を報告したり、途中経過を見せるため、CPU102は、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)などの表示装置108に当該情報を表示することができる。マウス106による指示操作では、マウス106を移動することにより、画面に表示されたカーソルが移動し、マウス106をクリックすることにより、カーソルが指すメニュー項目を選択することができる。 【0071】情報処理装置101は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどのインターフェース109を介してインターネットなどのコンピュータ通信網と通信を行うことができる。インターフェース109を介して受信した文書データを処理の対象としたり、処理した結果をインターフェース109を介して送信したり、インターフェース109を介して受信したプログラムを実行したり、などができる。 【0072】(パラメータの種類) 「印刷」というコマンドにおいては、以下のようなパラメータを指定することが考えられる。 ・印刷する部数。 ・印刷する際の線の種類(太線、細線、波線等)。 【0073】一方、「検索」というコマンドにおいては、以下のようなパラメータを指定することが考えられる。 ・検索を行う範囲。ファイル、メモ、メール、スケジュールなどのアイテムがある。 【0074】また、「検索送信」というコマンドでは、以下のようなパラメータを指定する。 ・検索を行う範囲。 ・送信の宛先。 ・重要度。 【0075】ここで、部数や線の種類、重要度は整数値で表現することができる択一的なパラメータである。 【0076】また、宛先は文字列値で表現できるパラメータである。 【0077】一方、アイテム(ファイル、メモ、メール、スケジュール等)は、これらを組み合わせて「ファイルとメモ」「ファイルとメールとスケジュール」などのように指定することができる。したがって、集合の一種と考えることができる。 【0078】このような場合、ファイル、メモ、メール、スケジュールのそれぞれに1ビットを割り当て、アイテムの集合全体を4ビットで表現し、いずれのビットが立っているかでいずれのアイテムが指定されているかを指定する手法がある。 【0079】たとえば、ファイルに1、メモに2、メールに4、スケジュールに8という整数値を割り当てる。これらは、いずれも4ビット中の1ビットのみが立っている整数値である。 【0080】たとえば、「ファイルとメモ」の場合は、1+2=3で、「ファイルとメールとスケジュール」の場合は、1+4+8=13で、それぞれ表現することができる。 【0081】このように、ビットが立っているか否かで表現される集合を、以下「ビットフラグ」と呼ぶこととする。 【0082】(テンプレートの構成)図2は、本発明において使用されるコマンド「検索」に対するテンプレートの構成を示す説明図である。以下、本図を参照して説明する。なお、本実施形態では、テンプレートは、コマンド説明文生成装置やコマンド実行装置を組み込んだアプリケーションプログラムの開発者があらかじめ用意しておく。したがって、テンプレートは、ハードディスクやCD−ROMなどに記録される。 【0083】図2に示すように、テンプレート表201の各行には、テンプレート202が記録されている。 【0084】各テンプレート202には、コマンド203、パラメータ204、型205、値206、確認文字列207という情報が用意されている。 【0085】テンプレート表201には、以下のような情報が記録されている。 ・『印刷(部数=*)』(「*」は任意の整数)に対しては、「*部印刷する」という説明文が生成される。 ・『印刷(線種=1)』に対しては「太線で印刷する」という説明文が生成される。 ・『印刷(線種=2)』に対しては「細線で印刷する」という説明文が生成される。 ・『印刷(線種=3)』に対しては「波線で印刷する」という説明文が生成される。 ・「検索」というコマンドのパラメータ「アイテム」に値「1」が指定された(以下、このような処理を『検索(アイテム=1)』のように表記する。)場合、「ファイルを検索する」という説明文が生成される。 ・『検索(アイテム=2)』に対しては、「メモを検索する」という説明文が生成される。 ・『検索(アイテム=4)』に対しては、「メールを検索する」という説明文が生成される。 ・『検索(アイテム=8)』に対しては、「スケジュールを検索する」という説明文が生成される。 【0086】コマンド「検索送信」についても、同様のテンプレート202が記録されている。 【0087】各テンプレート202の型205には、それぞれ「bit」や「int」が記載されているが、前者は、当該パラメータの種類がビットフラグであることを、後者は、当該パラメータの種類が整数値であることを、それぞれ意味する。 【0088】以下、本実施形態のコマンド説明文生成装置の動作例について説明する。 【0089】(動作例1)処理『印刷(部数=3)』が入力された場合を考える。 【0090】(1)コマンドとして「印刷」が、パラメータとして「部数」が、それぞれ指定されているテンプレート202をテンプレート表201から探す。このようなテンプレート202は1つある。 【0091】(2)このテンプレート202から、当該テンプレート202のパラメータ「部数」の型205を調べると「int」であり、任意の整数値を指定できることがわかる。 【0092】(3)したがって、このテンプレート202の確認文字列207中の「[部数]」を、パラメータの値「3」に置換して、「3部印刷する」を生成する。 【0093】(動作例2)処理『印刷(線種=1)』が入力された場合を考える。 【0094】(1)コマンドとして「印刷」が、パラメータとして「線種」が、それぞれ指定されているテンプレート202をテンプレート表201から探す。このようなテンプレート202は3つある。 【0095】(2)3つのテンプレート202から、当該テンプレート202のパラメータ「線種」の値が「1」であるものは1つだけである。そこで、このテンプレート202を選択する。 【0096】(3)このテンプレート202の確認文字列207「太線で印刷する」を結果として得る。 【0097】(動作例3)さらに、処理『印刷(部数=3,線種=1)』が入力された場合を考える。ここでは、パラメータが2種類指定されている。 【0098】(1)コマンドとして「印刷」が、パラメータとして「部数」と「線種」が、それぞれ指定されているテンプレート202をテンプレート表201から探す。図2に示すテンプレート表201には、複数のパラメータを同時に指定しているテンプレートは存在しない。 【0099】(2)次に、パラメータを分解して、『印刷(部数=3)』と『印刷(線種=1)』とを作り、これらのそれぞれについて、テンプレート表201を照合して確認文字列の生成を試みる。 【0100】すると、上記のように「3部印刷する」と、「太線で印刷する」と、が得られる。 【0101】(3)得られた確認文字列の共通部分は「印刷する」であり、相違部分の後に配置される。また、相違部分は、それぞれ、異なるパラメータ「部数」と「線種」から発生したものである。そこで、相違部分を順に並べて、最後に共通部分を並べることにより、確認文字列「3部太線で印刷する」が得られる。 【0102】(動作例4)処理『検索(アイテム=12)』が入力された場合を考える。 【0103】(1)コマンドとして「検索」が、パラメータとして「アイテム」が指定されているテンプレート202をテンプレート表201から探す。このようなテンプレート202は4つある。 【0104】(2)当該テンプレート202において、パラメータ「アイテム」は、ビットフラグであるから、値「12」と、当該テンプレート202のそれぞれについて指定されている値206とのビット積を計算し、非零になるテンプレート202を選択すると、確認文字列207として「メールを検索する」「スケジュールを検索する」が得られる。 【0105】(3)得られた確認文字列の共通部分は「を検索する」であり、相違部分の後に配置される。また、相違部分は、同じパラメータ「アイテム」から発生したものである。 【0106】そこで、相違部分を接続助詞「と」で結び、その後に共通部分を並べることにより、確認文字列「メールとスケジュールを検索する」が得られる。 【0107】(テンプレートのマッチ)本実施形態では、「テンプレートのマッチ」という概念を導入して、上記の処理を整理する。すなわち、各テンプレート202は、以下の条件を満たす場合に、入力されたコマンドとマッチする。 【0108】(a)処理『…』中に指定されているコマンドと、テンプレート202中のコマンド203と、が同じであること。 【0109】(b)処理『…』中に指定されているパラメータの名称のいずれかと、テンプレート202中のパラメータ204の名称すべてと、が同じであること。すなわち、テンプレート202中のパラメータ204が、すべて、処理『…』中にパラメータとして指定されていること。 【0110】(c)当該パラメータ204の型205がビットフラグ(bit)である場合は、処理『…』中に指定されているパラメータの値とテンプレート202中の値206とのビット積が非零であること。 【0111】(d)当該パラメータ204の型205が整数(int)や文字列(char)であり、値206が「*」でない場合は、処理『…』中に指定されているパラメータの値と値206と、が同じであること。 【0112】(e)テンプレート202中に複数のパラメータ204が指定されている場合は、そのそれぞれのパラメータ204について、上記(b)〜(d)が成立すること。 【0113】図3は、本実施形態に係るコマンド説明文生成装置の概要構成を示す。図4は、本実施形態に係るコマンド説明文生成装置において実行されるコマンド説明文生成方法の流れを示すフローチャートである。以下、説明する。 【0114】コマンド説明文生成装置301は、情報処理装置101によって実現される。 【0115】まず、コマンド入力受付部302が、1つ以上のパラメータが指定されたコマンドの入力を受け付ける(ステップS401)。コマンドの入力は、キーボード105などの入力装置のほか、ハードディスク104やFDドライブ110に装着されたFDから受け付けることもできるし、ネットワークを介して接続された他の情報処理装置からのコマンドを、インターフェース109を用いて受け付けてもよい。 【0116】記憶部303は、コマンドと、これに指定される1つのパラメータの種類と、の対のそれぞれに対して、生成すべき説明文と、必要があれば当該パラメータの説明を挿入すべき場所と、の情報を含むテンプレートをあらかじめ記憶する。すなわち、ハードディスク104やRAM107、FDドライブ110に装着されたFD、CD−ROMドライバ111に装着されたCD−ROMなどにテンプレートを記憶させておく。他の情報処理装置にテンプレートを記憶させ、インターフェース109を用いて当該他の情報処理装置を記憶部303として機能させてもよい。 【0117】説明文生成部304は、指定されたコマンドに対して記憶部303に記憶されたテンプレートのそれぞれがマッチするか否かを調べ、マッチする当該テンプレートから説明文を生成する(ステップS402)。説明文の生成には、上述のように、テンプレート202の確認文字列207の情報を用いる。生成された説明文は、適宜RAM107などに記憶される。 【0118】したがって、CPU102が上記記憶部303と共働して、説明文生成部304として機能する。 【0119】次に、生成された説明文が1つであるか否かを調べ(ステップS403)、1つである場合(ステップS403;Yes)、当該説明文をコマンドの説明文として出力して(ステップS404)、本処理を終了する。 【0120】一方、複数である場合(ステップS403;No)、分別部305が生成された説明文の共通部分と、相違部分と、を分別する(ステップS405)。 【0121】したがって、CPU102が生成された説明文を記憶するRAM107と共働して、分別部305として機能する。 【0122】そして、合成部306は、相違部分のそれぞれについて、入力を受け付けられたコマンドがどのパラメータに由来する情報であるかを調べ(ステップS406)、同じパラメータに由来するものを集めて(ステップS407)、その間を所定の助詞「と」で接続して合成する(ステップS408)。同じパラメータに由来するものとしては、テンプレート202中の型205がビットフラグである場合が考えられる。この合成の結果、1つ以上の文字列が得られる。合成の結果もRAM107に記憶する。 【0123】したがって、CPU102が、RAM107と共働して、合成部306として機能する。 【0124】最後に、結合部307は、合成された文字列と、分別された共通部分と、を順に並べて結合して(ステップS409)、これを前記入力を受け付けられたコマンドの説明文として出力する(ステップS410)。並べる順は、たとえば、コマンドに指定されたパラメータの順にするなど、各種の手法を適用することができる。 【0125】本処理のステップS404、ステップS410における結果は、RAM107やハードディスク104に記憶させることによって出力してもよいし、表示装置108に表示することによって出力してもよい。 【0126】ここで、CPU102は、RAM107と共働して、結合部307として機能する。 【0127】(第2の実施形態)本実施形態は、上記のコマンド説明文生成装置301を用いて、ユーザが自然文で入力した文字列をコマンドとして解析して、実行する処理を文字列で表示して、確認を促してから当該処理を実行するコマンド実行装置に係るものである。 【0128】図5は、本実施形態のコマンド実行装置の概要構成を示す模式図である。図6は、本実施形態のコマンド実行装置において実行されるコマンド実行方法の流れを示すフローチャートである。以下、本図を参照して説明する。なお、本図において、上述の図と同じ機能を果たす要素には、同じ符号を付してある。また、本実施形態のコマンド実行装置も、情報処理装置101上に実現される。 【0129】コマンド実行装置501は、文字列入力受付部502と、コマンド取得部503と、コマンド説明文生成装置301と、表示部504と、実行停止入力受付部505と、コマンド実行部506と、を備える。 【0130】まず、文字列入力受付部502が、文字列の入力を受け付ける(ステップS601)。ここで入力される文字列は、たとえば「ファイルとメモを検索してください。」などのような自然文である。本実施形態では、キーボード105を文字列入力受付部502として機能させる。 【0131】次に、コマンド取得部503は、入力を受け付けられた文字列を解析して、1つ以上のパラメータが指定されたコマンドを取得する(ステップS602)。自然文からコマンドを取得(生成)するには、公知の技術を用いることができる。上記の入力例の場合、得られるコマンドは、『検索(アイテム=3)』である。 【0132】本実施形態では、CPU102がハードディスク104やCD−ROMドライブ111に装着されたCD、ROM103などに記憶された自然言語辞書とその文法などを参照して、コマンド取得部503として機能する。 【0133】そして、上記のコマンド説明文生成装置301にこのコマンドを与え、説明文を生成させる(ステップS603)。上記の入力例の場合、得られる説明文は「ファイルとメモを検索する」である。 【0134】そして、表示部504は、生成された説明文を表示する(ステップS604)。 【0135】さらに、実行停止入力受付部505は、前記表示された説明文に対する実行指令もしくは停止指令の入力を受け付ける(ステップS605)。 【0136】たとえば、表示装置108の画面に説明文を表示するとともに、「実行」「キャンセル」のボタンを表示し、ユーザがマウス106でこれらのいずれかをクリックしたり、キーボード105を用いていずれかのボタンを選択・決定すれば、「実行指令」もしくは「停止指令」がコマンド実行装置501に与えられることになる。 【0137】そして、ユーザが「実行指令」を選択したのか、「停止指令」を選択したのかを調べ(ステップS606)、「停止指令」を選択した場合(ステップS606;停止)、本処理を終了する(ステップS607)。 【0138】一方、「実行指令」を選択した場合(ステップS606;実行)、コマンド実行部506は、取得されたコマンドに対応する処理を実行する。上記例の場合は、『検索(アイテム=3)』に対応する処理が実行されることになる。CPU102が、コマンド実行部506によって実行される処理の制御管理を司る。 【0139】本実施形態のコマンド実行装置では、ユーザは自然文で処理を指定することができるとともに、コンピュータが理解した処理の内容を平易な文章でユーザに示すことができるため、ユーザの処理に対する確認が容易になる。 【0140】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、コンピュータに実行させたい処理を自然文で入力した場合に、これに応じて実行される処理の説明文を表示してから実行の可否を問い合わせるのに好適なコマンド説明文生成装置、コマンド実行装置、コマンド説明文生成方法、コマンド実行方法、ならびに、これらを実現するためのプログラムを記録した記録媒体を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390024350 【氏名又は名称】株式会社ジャストシステム
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| 【出願日】 |
平成12年10月30日(2000.10.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100095407 【弁理士】 【氏名又は名称】木村 満 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−132421(P2002−132421A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月10日(2002.5.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−330098(P2000−330098) |
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